JP2019106956A - 収穫機 - Google Patents

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圭介 佐嶋
Keisuke Sajima
圭介 佐嶋
達也 北野
Tatsuya Kitano
達也 北野
穏 宮城
Yasuki Miyagi
穏 宮城
宮崎 誠
Makoto Miyazaki
誠 宮崎
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Abstract

【課題】エンジンのオイルパンからオイルを排出し易くする。【解決手段】オイルパン25に接続され、オイルパン25のオイルを排出可能な排油管27が備えられている。排油管27は、トランスミッション15の横側方を通過して、トランスミッション15の前部に対応する箇所まで延ばされている。【選択図】図3

Description

本発明は、収穫機、詳しくは、機体前後方向に沿って延びる主フレームを有する機体フレームと、機体前部に設けられ、圃場の作物を収穫する収穫部と、前記収穫部の後方に設けられた運転部と、前記運転部の下方において前記主フレームよりも機体中央側に位置する状態で前記機体フレームに支持され、下部にオイルパンを有するエンジンと、前記エンジンの前方に設けられ、前記エンジンの動力が入力されると共に入力された動力を変速して走行装置に出力するトランスミッションと、が備えられた収穫機に関する。
トランスミッションがエンジンの前方に位置する状態でエンジン及びトランスミッションを備えられた収穫機として、例えば特許文献1に示されるコンバインがある。特許文献1に示されるコンバインでは、トランスミッションとしての変速伝動装置及び走行伝動装置が備えられている。
特開2015−67092号公報
従来、一般に、エンジンのオイルパンに備えられている排出部を開けて、オイルパンのオイルを排出するようになっている。上記した収穫機では、エンジンが運転部の下方において主フレームよりも機体中央側に位置する状態で機体フレームに支持されており、エンジンのオイルパンに機体横外方側からも機体上方側からも手が届かない。また、エンジンの前方にトランスミッションが設けられていて、オイルパンに機体前方側から手が届かないので、機体を整備場所に入れてピットからオイルパンのオイル排出作業を行なうか、あるいは、機体をジャッキアップしてオイルパンのオイル排出作業を行なわねばならず、手間が掛かる。
本発明は、エンジンのオイルパンからオイルを排出し易い収穫機を提供する。
本発明による収穫機は、
機体前後方向に沿って延びる主フレームを有する機体フレームと、
機体前部に設けられ、圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記収穫部の後方に設けられた運転部と、
前記運転部の下方において前記主フレームよりも機体中央側に位置する状態で前記機体フレームに支持され、下部にオイルパンを有するエンジンと、
前記エンジンの前方に設けられ、前記エンジンの動力が入力されると共に入力された動力を変速して走行装置に出力するトランスミッションと、
前記オイルパンに接続され、前記オイルパンのオイルを排出可能な排油管と、が備えられ、
前記排油管は、前記トランスミッションの横側方を通過して、前記トランスミッションの前部に対応する箇所まで延ばされている。
本構成によると、収穫部を下降作業状態から上昇させることにより、トランスミッションの前方に作業用スペースを現出でき、現出できた作業用スペースから排油管の延出端部に手を容易に届かせてオイルパンのオイルを排油管によって排出できる。排油管がトランスミッションの横側方を通過するので、トランスミッションの最低地上高さより高い箇所を通る状態で排油管を配管することが可能である。
従って、排油管に土砂などを当たりにくくしつつ、機体を特別な整備場所に入れなくても容易にオイルパンからオイルを排出できる。
本発明においては、前記排油管は、前記トランスミッションの前端部に対応する箇所まで延ばされていると好適である。
本構成によると、トランスミッションの前方に現出できた作業用スペースから排油管の延出端部に手がより届きやすいので、オイルパンのオイル排出をより行いやすい。
本発明においては、前記トランスミッションの前面部に、前記トランスミッションの内部のオイルを排油する排油部が備えられていると好適である。
本構成によると、トランスミッションの排油とオイルパンの排油とを同時に行う場合、トランスミッションの排油部とオイルパンの排油管とが近いので排油作業を行ないやすい。
本発明においては、前記運転部の横側方を通る状態で前下がりに延出され、前記収穫部を支持する支持フレームが備えられ、前記排油管は、機体平面視において、前記トランスミッションと前記支持フレームとの間を通っていると好適である。
本構成によると、トランスミッション及び支持フレームを排油管の保護部材に活用できる。
本発明においては、前記オイルパンの底部に、下向きに膨出する膨出部が備えられ、前記膨出部は、前記主フレームの上端よりも下側まで膨出され、前記オイルパンのうち前記排油管が接続される排油ポートは、前記膨出部における周壁部に設けられていると好適である。
本構成によると、オイルパンの膨出部によってオイルパンの容量を多くできる。膨出部における周壁部に排油ポートが設けられ、排油管が周壁部から延びるので、膨出部の底部に排油ポートが設けられ、排油管がオイルパンの底部から延びるのに比べ、地上高さが高い箇所に排油管を配管できる。すなわち、エンジンオイルを多く貯留できながら、排油管を土砂などによって汚れにくいように、かつ破損されにくいようにできる。
コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 エンジン、トランスミッション及び排油管を示す側面図である。 エンジン及び排油管を示す正面図である。 エンジン、トランスミッション及び排油管を示す平面図である。 トランスミッションを示す正面図である。 動力伝達を示す線図である。 燃料タンクを示す正面図である。 燃料タンクのドレン構造を示す正面図である。 燃料タンクを示す側面図である。 ラジエータを示す説明図である。 ラジエータのタンク素材を示す正面図である 別の実施形態を備える燃料タンクのドレン構造を示す正面図である。
以下、本発明に係る収穫機の実施の形態をコンバインに適用した場合について、図面に基づいて説明する。図1は、コンバインの全体を示す左側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示す[F]の方向が走行機体1の前方向、[B]の方向が走行機体1の後方向、図2に示す[L]の方向が走行機体1の左方向、[R]の方向が走行機体1の右方向と定義する。
〔コンバインの全体〕
図1,2に示すように、コンバインは、バー形の鋼材などを組わせて構成された機体フレーム2を有し、かつ、機体フレーム2の左右両横側に装備されたクローラ式の走行装置3を有する走行機体1を備えている。走行機体1の前部に運転部4及び収穫部5が設けられている。運転部4は、走行機体1の右横側部に設けられている。運転部4には、操縦空間を覆うキャビン4aが備えられている。収穫部5は、運転部4の前方から運転部4の横側方に亘って設けられ、運転部4は、収穫部5の横一端側部分の後方に位置する。収穫部5は、運転部4の横側方を通ると共に機体前後方向に延びる支持フレーム6に支持されている。支持フレーム6は、機体フレーム2の前部に設けられた支持部7から前下がりに、かつ、上下揺動可能に延出されている。収穫部5は、支持部7の走行車体横幅方向に延びる軸芯Pを揺動支点にして、デバイダ5aが地面の近くまで下降した下降作業状態と、デバイダ5aが地面から高位置まで離れた上昇非作業状態とに亘って昇降可能な状態で走行機体1に支持されている。支持フレーム6と機体フレーム2とに昇降シリンダ8が連結されている。収穫部5は、昇降シリンダ8の伸縮作動による支持フレーム6の揺動操作によって昇降操作される。機体フレーム2の後部に、脱穀装置9及び穀粒タンク10が設けられている。脱穀装置9と穀粒タンク10は、脱穀装置9が収穫部5の後方に位置し、穀粒タンク10が運転部4の後方に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置9の後部に排ワラ細断装置11が連結されている。穀粒タンク10に穀粒排出装置12が装備されている。
収穫部5を下降作業状態に下降させ、この状態で走行機体1を走行させることにより、稲、麦などの収穫作業を行なえる。すなわち、収穫部5において、圃場の作物としての植立穀稈がデバイダ5aによって引起装置5bに案内されて引起装置5bによって引起し処理され、引起し状態の植立穀稈の株元が刈取装置5cによって切断されて刈取りが行われる。刈取穀稈が供給搬送装置5dによって脱穀装置9の前部に供給される。脱穀装置9において、供給搬送装置5dによって供給された刈取穀稈の株元が脱穀フィードチェーン(図示せず)によって挟持搬送され、刈取穀稈の穂先側が扱室(図示せず)に供給されて回動する扱胴9a(図7参照)によって脱穀処理される。脱穀処理によって得られた脱穀粒がワラ屑などの塵埃と選別された後に揚穀装置13によって穀粒タンク10に搬送されて貯留される。貯留された脱穀粒は、穀粒排出装置12によって穀粒タンク10から排出される。脱穀装置9から排出された脱穀ワラが排ワラ細断装置11に供給されて回転刃11aによって細断処理され、細断状態で圃場に排出される。
〔動力伝達〕
図1,2,3に示すように、運転部4の下方において、エンジン14が機体フレーム2に支持されている。図3,4,5に示すように、機体フレーム2には、機体前後方向に延びる左右一対の主フレーム2aが備えられている。エンジン14は、左右の主フレーム2aのうちの右の主フレーム2aの上方に位置し、かつ、エンジン14の機体横幅方向での中心14cが左右の主フレーム2aの間に位置している。エンジン14の下部にオイルパン25が備えられている。右の主フレーム2aの上部に、オイルパン25が入り込む凹入部2bが形成されている。凹入部2bに補強部材2cが設けられている。エンジン14は、左右の主フレーム2aのうちの運転部4に近い方の主フレーム2aよりも機体中央側に位置する状態で機体フレーム2に支持されている。エンジン14の機体中央側の側部に出力軸14aが突設されている。
図3,5に示すように、エンジン14の前方に、トランスミッション15が設けられている。トランスミッション15の上部に入力軸15aが備えられている。入力軸15aとエンジン14の出力軸14aとに亘ってベルト伝動機構16が設けられている。トランスミッション15の下部に左右一対の出力軸15bが備えられている。左の出力軸15bに左の走行装置3の駆動輪体3aが相対回転不能に設けられ、右の出力軸15bに右の走行装置3の駆動輪体3aが相対回転不能に設けられている。トランスミッション15に、入力軸15aの動力が入力される静油圧式の無段変速部15c、及び、無段変速部15cの出力が入力される副変速部(図示せず)が備えられている。
トランスミッション15においては、エンジン14の動力がベルト伝動機構16によって入力され、入力された動力が無段変速部15cによって前進動力と後進動力とに変速され、かつ、前進動力及び後進動力の回転速度が無段階に変速される。無段変速部15cよって変速された動力が副変速部によって高速と低速とに副変速され、副変速後の動力が左右の出力軸15bによって左右の走行装置3に出力される。
図7に示すように、支持フレーム6を支持する支持部7に収穫入力軸18が回転可能に備えられている。エンジン14の出力軸14aの動力がベルト連動機構19、扱胴駆動ケース20、ベルト伝動機構21、収穫用の静油圧式無段変速装置22及びベルト伝動機構23を介して収穫入力軸18に伝達される。図1,7に示すように、収穫入力軸18に連動連結された回転軸24が支持フレーム6に回転可能に内装されている。回転軸24は、収穫入力軸18によって伝達された動力を支持フレーム6の途中から供給搬送装置5dに出力する。回転軸24は、収穫入力軸18によって伝達された動力を支持フレーム6の先端部から引起装置5b及び刈取装置5cに出力する。エンジン14から静油圧式無段変速装置22に入力され、静油圧式無段変速装置22によって回転速度が無段階に変速された収穫用の動力が支持フレーム6によって収穫部5の引起装置5b、刈取装置5c及び供給搬送装置5dに伝達される。
図3,4に示すように、エンジン14の下部に、エンジン潤滑用のオイルを貯留するオイルパン25が備えられている。オイルパン25の底部に下向きに膨出する膨出部25aが備えられている。膨出部25aがない場合よりも多量のオイルを貯留することが可能になっている。膨出部25aは、主フレーム2aの上端2uよりも下側まで膨出されている。本実施形態では、膨出部25aは、主フレーム2aの上端2uよりも下側のうち、主フレーム2aの下端2dよりも高い位置まで膨出されている。
図3,4に示すように、オイルパン25の膨出部25aにおける周壁部25bに排油ポート26が形成されている。本実施形態では、周壁部25bのうち、右の主フレーム2aに対向する側と反対側の横壁部分(左横壁部分)に形成されている。図3,4,5に示すように、排油ポート26に接続された排油管27がオイルパン25から機体前方向きに延出されている。排油管27は、トランスミッション15の前端部15fに対応する箇所まで延ばされている。詳述すると、排油管27は、トランスミッション15のミッションケースのうちの走行装置3への出力軸15bが位置する出力ケース部分15kにおける前端部15fに対応する箇所まで延びている。排油管27を延ばす箇所としては、トランスミッション15の前端部15fに対応する箇所の他、トランスミッション15の前端部15fよりも少し後側に位置するトランスミッション15の部位に対応する箇所を設定してもよい。すなわち、本発明における「排油管27は、トランスミッション15の前部に対応する箇所まで延ばされている」には、「トランスミッション15のうち、前端部15fよりも少し後側における部位に対応する箇所まで延ばされる」ことも含まれる。排油管27は、トランスミッション15の横側方を通過して延びている。トランスミッション15の最低地上高よりも高い箇所を通る状態で排油管27を配管できる。図5に示すように、排油管27は、機体平面視において、トランスミッション15と支持フレーム6との間を通過し、かつ、油圧シリンダ28よりもエンジン側を通過して延びている。トランスミッション15、支持フレーム6及び油圧シリンダ28が排油管27の保護部材になる。油圧シリンダ28は、走行装置3のトラックフレームを昇降操作し、走行機体1のローリング操作をするものである。排油管27の延出端部に排出口29が形成されている。排出口29は、ドレンプラグ(図示せず)などの栓部材によって開閉可能に構成されている。
図6に示すように、トランスミッション15の前面部に排油部30、及び、排油部30を開閉する脱着可能なドレンプラグ31が備えられている。詳述すると、排油部30は、トランスミッション15の前面部のうち、走行装置3への出力軸15bと同じ地上高さの部位に備えられている。ドレンプラグ31の開閉は、トランスミッション15の補強部材15gに設けられた開口15hを介して行なう。補強部材15gは、トランスミッション15のミッショケースのうち、左右の出力ケース部分15kを連結している。
図3,4,5に示すように、エンジン14の前部に給油部32が備えられている。給油部32に接続された給油管33がトランスミッション15の上方箇所まで延ばされている。給油管33の延出端部に、給油口、及び、給油口を開閉する脱着可能なキャップ34が備えられている。
収穫部5を上昇非作業状態の側へ上昇させることにより、トランスミッション15の前方に作業用スペースを現出でき、現出できた作業用スペースから排油管27の延出端部に手を容易に届かせてオイルパン25のオイルを排油管27によって排出できる。すなわち、排油管27の排出口29を開けることにより、オイルパン25のオイルが排油ポート26から排油管27に流入して排油管27を流れ、排出口29から流出する。
また、現出できた作業スペースからトランスミッション15の排油部30に手を容易に届かせてトランスミッション15のオイルを排油部30によって排出できる。すなわち、ドレンプラグ31を取り外して排油部30を開けることにより、トランスミッション15のオイルが排油部30から流出する。
また、現出できた作業用スペースから給油管33の延出端部に手を容易に届かせてエンジン14にオイルを給油管33によって供給できる。すなわち、キャップ34を取り外して給油口を開け、オイルを給油口に流入させると、流入したオイルが給油管33によってエンジン14に供給される。
〔燃料タンク〕
図1,2に示すように、走行機体1の後部における排ワラ細断装置11の下方に燃料タンク40が設けられている。図8に示すように、燃料タンク40の底部に備えられた供給部41に供給管42及び接続管43を介してサクションホース44が接続されている。エンジン用の燃料が燃料タンク40に貯留され、貯留された燃料が供給部41から供給管42、接続管43及びサクションホース44を介してエンジン14に供給される。
図9に示すように、接続管43は、二つの分岐管43a,43bを有するT字管によって構成されている。二つの分岐管43a,43bのうちの一方の分岐管43aにサクションホース44が接続されている。二つの分岐管43a,43bのうちの他方の分岐管43bにドレン管45が接続されている。ドレン管45は、燃料タンク40を下方から覆っている下カバー49(図1参照)の内部に延出されている。ドレン管45の延出端部に、排出口47を開閉する蓋部材48が設けられている。下カバー49の底部に開口49aが形成されている。
図9に二点鎖線で示すように、ドレン管45の延出端側を開口49aを介して下カバー49の外部に取出し、排出口47を開くことによってドレン作業を行なえる。燃料タンク40の燃料が供給部41から接続管43に流入し、接続管43の分岐管43bからドレン管45に流入して排出口47から流出する。サクションホース44を燃料タンク40に接続したままで、燃料タンク40の燃料をドレン管45によって排出できる。
図10に示すように、燃料タンク40の上壁部のうち、燃料計(図示せず)の取付け箇所を含む頂上部位40Tでの上面がほぼ水平な平坦面に形成されている。上壁部のうち、頂上部位40Tよりも機体後方側の後側部位40Rでの上面が後下がりの傾斜面に形成されている。ワラ屑などの塵埃が燃料タンク40の上に落ちても、後側部位40Rの上面の傾斜によって滑り落ちやすくて、塵埃が燃料タンク40に堆積しにくい。脱穀装置9における揺動選別装置9bの後端部からスクレーパ部材60が燃料タンク40に向けて吊り下げられている。スクレーパ部材60は、帆布などの弾性シートによって構成されている。揺動選別装置9bの動きによってスクレーパ部材60が燃料タンク40の上側を前後方向に往復移動し、燃料タンク40の上に落下した塵埃がスクレーパ部材60によって掻き落される。
〔ラジエータ〕
図11に示すように、エンジン冷却用のラジエータ50において、アッパータンク51に、エンジン14からラジエータ50に冷却水を戻すアッパーホースが接続される冷却水戻し口52、及び、ラジエータ50に冷却水を補給する給水ホースが接続される給水口53が備えられている。ロアータンク55に、ラジエータ50からエンジン14に冷却水を供給するホースが接続される冷却水供給口56、及び、ドレンホースが接続されるドレン口57が備えられている。アッパータンク51及びロアータンク55は、次の製作方法に基づいて製作されている。
すなわち、図12に示すように、三箇所にボス部B1,B2,B3を備えるタンク素材50Aが樹脂材の成型によって製作される。一つの成形型によってアッパータンク51の作製とロアータンク55の作製とに共通の一種類のタンク素材が作製される。三箇所のボス部B1,B2,B3のうちの第1のボス部B1に冷却水戻し口52を形成する筒体を取り付け、三箇所のボス部B1,B2,B3のうちの第3のボス部B3に給水口53を形成する筒体を取り付けて、アッパータンク51が作製される。三箇所のボス部B1,B2,B3のうちの第1のボス部B1に冷却水供給口56を形成する筒体を取り付け、三箇所のボス部B1,B2,B3のうちの第2のボス部B2にドレン口57を形成する筒体を取り付け、三箇所のボス部B1,B2,B3のうちの第3のボス部B3にボス部埋め部材58を取り付けて、ロアータンク55が作製される。
つまり、アッパータンク51は、アッパータンク51及びロアータンク55の作製に共通の一種類のタンク素材にアッパータンク51に対応する筒体を取付けることによって作製されている。ロアータンク55は、アッパータンク51及びロアータンク55の作製に共通の一種類のタンク素材にロアータンク55に対応する筒体及びボス部埋め部材58を取付けることによって作製されている。
〔別実施形態〕
(1)図13は、別の実施形態を備える燃料タンク40のドレン構造を示す正面図である。別の実施形態を備える燃料タンク40のドレン構造では、ドレン管45は、下カバー49の開口を通して下カバー49の外部まで延ばされている。
(2)上記した実施形態では、膨出部25aが主フレーム2aの上端2uよりも下側のうち、主フレーム2aの下端2dよりも高い位置まで膨出している例を示したが、主フレーム2aの下端2dと同じ高さの位置まで膨出させる構成、主フレーム2aの下端2dよりも低い位置まで膨出させる構成を採用してもよい。
(3)上記した実施形態では、エンジン14が右の主フレーム2aよりも機体中央側に位置する例を示しているが、運転部4を走行機体1の左横側部に設ける場合、エンジン14が左の主フレーム2aよりも機体中央側に位置する構成を採用してもよい。
(4)上記した実施形態では、オイルパン25の排油ポート26が膨出部25aの周壁部25bのうち、右の主フレーム2aに対向する側と反対側の横壁部分(左横壁部分)に形成された例を示したが、周壁部25bのうち、右の主フレーム2aに対向する横壁部分(右横壁部分)、あるいは、周壁部25bのうち、機体前方向きの前壁部分に形成してもよい。
(5)上記した実施形態では、排油管27がトランスミッション15の支持フレーム6側の横側方を通過する配管例を示したが、排油ポート26を周壁部25bの左横壁部分に形成するなど、排油ポート26の形成する箇所によっては、排油管27をトランスミッション15の支持フレーム6側と反対の横側方を通過するよう配管してもよい。
本発明は、自脱型に限らず、普通型のコンバインに適用できる。また、稲、麦の他、蕎麦、大豆、トウモロコシなど各種の作物を収穫対象とする各種の収穫機に適用できる。また、クローラ式の走行装置の他、車輪式の走行装置、あるいは、車輪とミニクローラとを組み合わせた走行装置が備えられた収穫機に適用できる。
2 機体フレーム
2a 主フレーム
2u 上端
4 運転部
5 収穫部
6 支持フレーム
14 エンジン
15 トランスミッション
15f 前端部
25 オイルパン
25a 膨出部
25b 周壁部
26 排油ポート
27 排油管
30 排油部

Claims (5)

  1. 機体前後方向に沿って延びる主フレームを有する機体フレームと、
    機体前部に設けられ、圃場の作物を収穫する収穫部と、
    前記収穫部の後方に設けられた運転部と、
    前記運転部の下方において前記主フレームよりも機体中央側に位置する状態で前記機体フレームに支持され、下部にオイルパンを有するエンジンと、
    前記エンジンの前方に設けられ、前記エンジンの動力が入力されると共に入力された動力を変速して走行装置に出力するトランスミッションと、
    前記オイルパンに接続され、前記オイルパンのオイルを排出可能な排油管と、が備えられ、
    前記排油管は、前記トランスミッションの横側方を通過して、前記トランスミッションの前部に対応する箇所まで延ばされている収穫機。
  2. 前記排油管は、前記トランスミッションの前端部に対応する箇所まで延ばされている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記トランスミッションの前面部に、前記トランスミッションの内部のオイルを排油する排油部が備えられている請求項1または2に記載の収穫機。
  4. 前記運転部の横側方を通る状態で前下がりに延出され、前記収穫部を支持する支持フレームが備えられ、
    前記排油管は、機体平面視において、前記トランスミッションと前記支持フレームとの間を通っている請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫機。
  5. 前記オイルパンの底部に、下向きに膨出する膨出部が備えられ、
    前記膨出部は、前記主フレームの上端よりも下側まで膨出され、
    前記オイルパンのうち前記排油管が接続される排油ポートは、前記膨出部における周壁部に設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の収穫機。
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