JP2020156327A - 収穫機 - Google Patents
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Abstract
Description
又、例えば、橇体が圃場に残された作物の刈跡(残稈)などに乗り上げた場合には、橇体が接地していなくても、接触式刈高さセンサが、橇体の刈跡への乗り上げを橇体の接地として誤検出することになる。そして、その誤検出に基づく刈高さ制御装置の制御作動で刈取搬送部が不必要に上昇して、刈取搬送部の対地高さが所定の刈高さよりも高くなる不都合を招くことになる。
走行機体の前部に昇降可能に連結された刈取搬送部と、前記刈取搬送部の対地高さを検出する接地式の第1センサユニット及び第2センサユニットと、前記刈取搬送部の昇降を制御する昇降制御部とを備え、
前記第1センサユニットは、前記刈取搬送部の刈幅方向における第1所定位置に配置され、
前記第2センサユニットは、前記刈取搬送部の刈幅方向における前記第1所定位置とは異なる第2所定位置に配置され、
前記昇降制御部は、前記第1センサユニットからの検出値に基づいて前記刈取搬送部の対地高さを所定の刈高さに維持する第1刈高さ制御を実行し、かつ、前記第1刈高さ制御の実行中に、前記第1センサユニットからの検出値と前記第2センサユニットからの検出値とに基づいて前記第1センサユニットの異常を検知した場合に前記第1刈高さ制御を中断する点にある。
そして、第1刈高さ制御の実行中は、昇降制御部が、第1センサユニットからの検出値に基づいて刈取搬送部の対地高さを所定の刈高さに維持することから、第1センサユニットの接地部と第2センサユニットの接地部との双方が、圃場の溝や凹部に入り込んでいない場合や作物の刈跡などに乗り上げていない場合は、第1センサユニットからの検出値と第2センサユニットからの検出値との双方が所定の刈高さに対応する値又はその近似値になる。
これに対し、例えば、第1センサユニットの接地部が圃場の溝や凹部に入り込んだ場合は、第2センサユニットからの検出値が所定の刈高さに対応する値又はその近似値であるにもかかわらず、第1センサユニットからの検出値が第2センサユニットからの検出値よりも高い位置を示す値になる。又、例えば、第1センサユニットの接地部が作物の刈跡などに乗り上げた場合は、第2センサユニットからの検出値が所定の刈高さに対応する値又はその近似値であるにもかかわらず、第1センサユニットからの検出値が第2センサユニットからの検出値よりも低い位置を示す値になる。
つまり、昇降制御部は、第1センサユニットからの検出値と第2センサユニットからの検出値との乖離などに基づいて第1センサユニットの異常を検知することができ、この異常検知に基づいて第1刈高さ制御を中断することができる。
その結果、第1センサユニットに異常が生じた場合にも第1刈高さ制御が実行されることに起因して、刈取搬送部が不必要に下降して圃場に突入する虞や、刈取搬送部が不必要に上昇して刈取搬送部の対地高さが所定の刈高さよりも高くなる不都合の発生を回避することができる。
前記昇降制御部は、前記第1刈高さ制御の中断後に、前記第2センサユニットからの検出値に基づいて前記刈取搬送部の対地高さを前記所定の刈高さに維持する第2刈高さ制御を実行する点にある。
その結果、第1センサユニットに異常が生じていても、刈取搬送部の対地高さを所定の刈高さに維持することができ、収穫対象の作物を所定の刈高さで精度良く刈り取ることができる。
前記昇降制御部は、前記第2刈高さ制御の実行中に、前記第1センサユニットからの検出値と前記第2センサユニットからの検出値とに基づいて前記第1センサユニットでの異常の解消を検知した場合に、前記第2刈高さ制御を中断するとともに前記第1刈高さ制御を再開する点にある。
つまり、昇降制御部は、第1センサユニットからの検出値と第2センサユニットからの検出値との乖離などが解消された場合に第1センサユニットでの異常の解消を検知することができ、この異常解消の検知に基づいて第2刈高さ制御を中断するとともに第1刈高さ制御を再開することができる。
前記昇降制御部が前記第1センサユニットの異常を検知する条件には、第1センサユニットからの検出値と第2センサユニットからの検出値との所定値以上の乖離が含まれており、
前記昇降制御部は、前記所定値以上の乖離を検知した場合に、第2センサユニットからの検出値が第1センサユニットからの検出値よりも高い位置を示す値であれば、前記第1センサユニットの異常を検知せずに前記第1刈高さ制御を継続する点にある。
これにより、第1センサユニットが正常であれば、刈取搬送部の対地高さを所定の刈高さに維持することができる。又、第1センサユニットからの検出値と第2センサユニットからの検出値とに所定値以上の乖離が生じていても、低い位置を示す第1センサユニットからの検出値に基づく第1刈高さ制御が行われることから、刈取搬送部が不必要に大きく下降して圃場に突入する不都合を招き難くなる。
その結果、第2センサユニットの異常に起因して刈取搬送部が圃場に突入する不都合の発生を回避することができるとともに、第1センサユニットの異常に起因して刈取搬送部が圃場に突入する不都合の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、多条刈りコンバイン以外の、例えば普通型コンバイン、大豆収穫機、とうもろこし収穫機、などの収穫機に適用することができる。
逆に、電動モータ91にてネジ軸92Bを逆回転駆動させた場合には、移動部材92Cが前方にネジ送りされて連係ピン92bが第1アーム93Bから離れる方向に移動する。すると、第1接地体71の自重による下降揺動が許容されて、第1接地体71が、圃場の前下がり傾斜に沿った下降揺動が許容された状態で接地する使用位置まで下降させることができる。
昇降制御部9Bは、第1判定処理において閾値以内でない場合は、自動刈高さ制御を中断し(ステップ#3)、その後、ステップ#1に戻る。
昇降制御部9Bは、第2判定処理において第1センサユニット7に異常が生じていないと判定した場合は、第2センサユニット8において第2接地体81が圃場の側溝や凹部などに入り込む異常が生じている可能性があることからステップ#1に戻る。このように、第2判定処理において、第1条件と第2条件との両条件が成立しなければ、第1センサユニット7の異常を検知しないので、第2センサユニット8の異常などにより、第1条件が成立しても、第1刈高さ制御の中断、及び、第2刈高さ制御の実行が行われない。つまり、第1条件が成立しても、第1センサユニット7からの検出値が第2センサユニット8からの検出値よりも低い位置を示す値であり、第2条件が成立しなければ、第1刈高さ制御を継続することができる。
昇降制御部9Bは、第3判定処理において溝検知用の閾値未満に低下していない場合は、第1センサユニット7での異常が解消されていないと判断して、第2刈高さ制御を継続する。
又、第2センサユニット8の第2接地体81が圃場の溝や凹部などに入り込む異常が生じた場合に第2刈高さ制御が実行されることに起因して、刈取搬送部2が不必要に下降して圃場に突入する虞を回避することができる。
そして、第1刈高さ制御の中断後は、第2センサユニット8からの検出値に基づく第2刈高さ制御が実行されることから、第1センサユニット7に異常が生じていても、刈取搬送部2の対地高さを所定の刈高さに維持することができ、収穫対象の作物を所定の刈高さで精度良く刈り取ることができる。
更に、第2センサユニット8の第2接地体81が第3分草杆20Dの後方に配置されることにより、第2接地体81が圃場の刈跡に乗り上がる虞を回避することができ、この乗り上がり起因して前述した第1条件と第2条件とが成立した場合に、昇降制御部9Bが、第1刈高さ制御の実行中に第1センサユニット7の第1接地体71が圃場の側溝や凹部などに入り込む異常が生じたと誤検知する虞を回避することができる。
本発明の別実施形態について説明する。
なお、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
例えば、収穫機は、稲などの禾穀類のみを収穫対象とするもの、そばなどの擬禾穀類のみを収穫対象とするもの、大豆などの菽穀類のみを収穫対象とするもの、などであってもよい。
例えば、収穫機は、左右のクローラ14に代えて、左右の前輪と左右の後輪とを備えるホイール仕様に構成されていてもよい。
例えば、収穫機は、左右のクローラ14に代えて、左右の前輪と左右のクローラとを備えるセミクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、収穫機は、エンジン11の代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、収穫機は、エンジン11と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、収穫機は、電動式のリフトシリンダなどによって刈取搬送部2を昇降駆動する構成であってもよい。
例えば、収穫機は、自動走行システムを備えて自動走行可能に構成されていてもよい。
例えば、第1センサユニット7及び第2センサユニット8は、機体の前後方向において同じ位置に配置されていてもよい。
例えば、第2センサユニット8は、第1センサユニット7が下方に配置された第1分草杆20Dに隣接する刈取搬送部2における刈幅方向の左端から2番目に位置する第2分草杆20Dの後方に配置されていてもよい。
例えば、第1センサユニット7及び第2センサユニット8は、それらの接地圧の調節が可能に構成されていてもよい。
例えば、第1センサユニット7及び第2センサユニット8は、それらの接地体71,81に左右方向の外力が作用した場合に、接地体71,81の左右方向への変位量を検出するセンサが備えられていてもよい。
昇降制御部9Bは、第1判定処理において閾値以内でない場合は、自動刈高さ制御の実行を中断し(ステップ#12)、その後、ステップ#10に戻る。
昇降制御部9Bは、第3判定処理において乗り上げ検知用の閾値未満である場合は、第1接地体71が圃場の刈跡などに乗り上げる異常が生じていないと判断してステップ#10に戻る。
又、第1センサユニット7の第1接地体71が圃場の刈跡などに乗り上げる異常が生じた場合にも第1刈高さ制御が実行されることに起因して、刈取搬送部2が不必要に上昇して刈取搬送部2の対地高さが所定の刈高さよりも高くなる不都合の発生を回避することができる。
そして、第1刈高さ制御の中断後は、第2センサユニット8からの検出値に基づく第2刈高さ制御が実行されることから、第1センサユニット7に異常が生じていても、刈取搬送部2の対地高さを所定の刈高さに維持することができ、収穫対象の作物を所定の刈高さで精度良く刈り取ることができる。
2 刈取搬送部
7 第1センサユニット
8 第2センサユニット
9B 昇降制御部
Claims (4)
- 走行機体の前部に昇降可能に連結された刈取搬送部と、前記刈取搬送部の対地高さを検出する接地式の第1センサユニット及び第2センサユニットと、前記刈取搬送部の昇降を制御する昇降制御部とを備え、
前記第1センサユニットは、前記刈取搬送部の刈幅方向における第1所定位置に配置され、
前記第2センサユニットは、前記刈取搬送部の刈幅方向における前記第1所定位置とは異なる第2所定位置に配置され、
前記昇降制御部は、前記第1センサユニットからの検出値に基づいて前記刈取搬送部の対地高さを所定の刈高さに維持する第1刈高さ制御を実行し、かつ、前記第1刈高さ制御の実行中に、前記第1センサユニットからの検出値と前記第2センサユニットからの検出値とに基づいて前記第1センサユニットの異常を検知した場合に前記第1刈高さ制御を中断する収穫機。 - 前記昇降制御部は、前記第1刈高さ制御の中断後に、前記第2センサユニットからの検出値に基づいて前記刈取搬送部の対地高さを前記所定の刈高さに維持する第2刈高さ制御を実行する請求項1に記載の収穫機。
- 前記昇降制御部は、前記第2刈高さ制御の実行中に、前記第1センサユニットからの検出値と前記第2センサユニットからの検出値とに基づいて前記第1センサユニットでの異常の解消を検知した場合に、前記第2刈高さ制御を中断するとともに前記第1刈高さ制御を再開する請求項2に記載の収穫機。
- 前記昇降制御部が前記第1センサユニットの異常を検知する条件には、第1センサユニット7からの検出値と第2センサユニット8からの検出値との所定値以上の乖離が含まれており、
前記昇降制御部は、前記所定値以上の乖離を検知した場合に、第2センサユニット8からの検出値が第1センサユニット7からの検出値よりも高い位置を示す値であれば、前記第1センサユニットの異常を検知せずに前記第1刈高さ制御を継続する請求項1〜3のいずれか一項に記載の収穫機。
Priority Applications (1)
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JP2019056326A JP2020156327A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 収穫機 |
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JP2019056326A JP2020156327A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 収穫機 |
Publications (1)
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JP2020156327A true JP2020156327A (ja) | 2020-10-01 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2019056326A Pending JP2020156327A (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | 収穫機 |
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Citations (3)
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JP2004201588A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Kubota Corp | 刈取収穫機の刈取昇降制御装置 |
JP2011092095A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Kubota Corp | コンバイン |
US20180228080A1 (en) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | CNH Industrial America, LLC | Ground Height Gauge Assembly |
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