JP2003018907A - コンバインの走行装置 - Google Patents

コンバインの走行装置

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JP2003018907A
JP2003018907A JP2001207980A JP2001207980A JP2003018907A JP 2003018907 A JP2003018907 A JP 2003018907A JP 2001207980 A JP2001207980 A JP 2001207980A JP 2001207980 A JP2001207980 A JP 2001207980A JP 2003018907 A JP2003018907 A JP 2003018907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミッションケース内のオイルと油圧無段変速装
置のオイルを共用して油圧回路を簡素に構成し、部品点
数の削減とコストを低下させる。 【解決手段】 走行装置18を有する走行車体2の前方
には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取前処理
装置5と、該刈取前処理装置5から搬送されてきた穀稈
を受け継いでさらに後方に搬送する供給搬送装置5bを
設け、前記走行車体2上には供給搬送装置5bから搬送
されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀装置3と、該脱穀装
置3にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク
3aと、操縦座席8とを設けたコンバインにおいて、前
記走行装置18を駆動するミッションケース19内のオ
イルは、該ミッションケース19に動力を伝達する油圧
無段変速装置14の駆動オイルに使用するように構成し
たことを特徴とするコンバインの走行装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの走行
装置に関する発明であって、走行装置を駆動するミッシ
ョンケース,油圧無段変速装置,作業手段を構成する油
圧回路の簡素化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインの走行装置は、ミッ
ションケ−スの上部から右側部に油圧無段変速装置を搭
載して設け、この油圧無段変速装置を経由して変速され
た回転動力が、一度、ミッションケ−スに入力された
後、刈取装置(穀稈引起し装置、穀稈搬送装置を含む)
に伝動される伝動経路が構成されている。そして、ミッ
ションケ−ス内のオイルと油圧無段変速装置の駆動に使
用するオイルは、各々別々のものを使用していた。この
ため、油圧回路も別々に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ミッションケ−ス内の
オイルと油圧無段変速装置の駆動に使用するオイルは、
各々別々のものを使用していたので、油圧無段変速装置
に使用するオイルタンクを設ける必要があった。さら
に、油圧回路も2系統設けていたので、油圧回路が複雑
となり、多くの部品点数を必要とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、つぎの如き技術手段を講ずるもので
ある。即ち、請求項1記載の発明は、走行装置18を有
する走行車体2の前方には、植立穀稈を刈り取って後方
に搬送する刈取前処理装置5と、該刈取前処理装置5か
ら搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方に搬送す
る供給搬送装置5bを設け、前記走行車体2上には供給
搬送装置5bから搬送されてきた穀稈を脱穀選別する脱
穀装置3と、該脱穀装置3にて脱穀選別した穀粒を一時
貯溜するグレンタンク3aと、操縦座席8とを設けたコ
ンバインにおいて、前記走行装置18を駆動するミッシ
ョンケース19内のオイルは、該ミッションケース19
に動力を伝達する油圧無段変速装置14の駆動オイルに
使用するように構成したことを特徴とするコンバインの
走行装置としている。
【0005】請求項1の作用は、走行装置18を駆動す
るミッションケース19内のオイルを、油圧無段変速装
置14の駆動オイルに使用する。請求項2記載の発明
は、前記ミッションケース19内のオイルは、コンバイ
ンに搭載している作業手段に使用するように構成したこ
とを特徴とする請求項1記載のコンバインの走行装置と
している。
【0006】請求項2の作用は、走行装置18を駆動す
るミッションケース19内のオイルを、作業手段にも使
用する。請求項3記載の発明は、前記作業手段は、刈取
前処置装置5を昇降する油圧シリンダ5aであることを
特徴とする請求項2記載のコンバインの走行装置として
いる。
【0007】請求項3の作用は、走行装置18を駆動す
るミッションケース19内のオイルを、刈取前処置装置
5を昇降する油圧シリンダ5aに使用する。請求項4記
載の発明は、前記ミッションケース19内のオイルは、
1個の油圧ポンプ100で前記油圧無段変速装置14と
油圧シリンダ5aに送油するように構成したことを特徴
とする請求項3に記載のコンバインの走行装置としてい
る。
【0008】請求項4の作用は、走行装置18を駆動す
るミッションケース19内のオイルは、1個の油圧ポン
プ100で前記油圧無段変速装置14と油圧シリンダ5
aに送油する。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、油圧無
段変速装置に使用するオイルタンクが不要となり、ま
た、油圧回路も一系統となるので簡素に構成可能とな
る。従って、部品点数も削減できて保守管理も容易に実
行可能となる。
【0010】請求項2記載の発明においては、ミッショ
ンケース19内のオイルは、コンバインに搭載している
作業手段にも使用するので、さらに、油圧回路が簡素化
できる。請求項3記載の発明においては、ミッションケ
ース19内のオイルは、刈取前処理装置5を昇降する油
圧シリンダ5aとした。この油圧シリンダ5aは、ミッ
ションケース19の近傍に配置されているので、ミッシ
ョンケース19から油圧シリンダ5aまでの配管が短く
て済むようになる。
【0011】請求項4記載の発明においては、ミッショ
ンケース19内のオイルは、1個の油圧ポンプ100に
て前記油圧無段変速装置14と油圧シリンダ5aに送油
するので、コンバインに搭載する部品点数が削減できて
簡素に構成可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施例を具現
化したコンバインが示されている。走行装置18を有す
る走行車体2の前方には、植立穀稈を刈り取って後方に
搬送する刈取前処理装置5と、該刈取前処理装置5から
搬送されてきた穀稈を受け取ってさらに後方のフィード
チェン4い向けて搬送する供給搬送装置5bが設けられ
ている。前記走行車体2上には供給搬送装置5bから搬
送されてきた穀稈をフィードチェン4で搬送しながら脱
穀選別する脱穀装置3と、該脱穀装置3にて脱穀選別し
た穀粒を一時貯溜するグレンタンク3aと、操縦座席8
が載置されている。また、前記グレンタンク3a内の一
時貯溜していた穀粒を排出するために、縦オーガ101
と横オーガ102が設置されている。
【0013】そして、コンバインは、図3と図4に示す
ように、走行ミッション装置16を内装したミッション
ケ−ス19を走行車体2の前部に連結支持して設け、こ
のミッションケ−ス19の前側上部に刈取懸架台20を
設け、後側上部に油圧ポンプ14aと油圧モ−タ14b
からなる油圧無段変速装置14を載置して構成してい
る。
【0014】そして、刈取フレ−ム21は、図2と図3
に示すように、その基部を前記刈取懸架台20に上下回
動自由に枢着して前方下方に延長し、前部から分草杆2
2、穀稈引起し装置23、刈取装置24、穀稈搬送装置
6を設けて刈取穀稈を上記脱穀装置3まで搬送してフィ
−ドチエン4の始端部に供給する刈取前処理装置5を構
成している。
【0015】この実施例の場合、上記フィ−ドチエン4
は、図2に示すように、その始端部に、供給搬送装置5
bの穀稈搬送装置6の終端部を臨ませて設け、穀稈の受
け継ぎ搬送をする穀稈受継部7を構成している。そし
て、前記した操縦座席8は、図2と図3に示すように、
前側の低部に、オペレ−タが作業中に足を置いたり、又
立ち姿の状態で仕事をするためのステップフロア11を
配置し、その左側(走行車体2の中央側)に側部カバ−
25を開閉自由に設けて構成している。なお、この側部
カバ−25は、後述する油圧無段変速装置14の入力プ
−リ15や刈取入力プ−リ17、及び伝動ベルトのメン
テナンス作業を行なうときに、係止しているセットボル
ト26を緩めて開放する構成としている。
【0016】そして、本明細書に記載している左側、又
は右側の表現は、全てコンバインの前進方向に向かって
見た状態を基準にして判断したものである。このような
コンバインを前進させて刈取作業を実行すると、圃場面
に植立している穀稈は、分草杆22にて分草されて穀稈
引起装置23にて引き起こされて刈取装置24にて刈り
取られる。その後、穀稈搬送装置6にて搬送され、後側
の穀稈搬送装置である供給搬送装置5bへ引き継がれ
る。この供給搬送装置5bに引き継がれた穀稈は、さら
に後方へと搬送されていく。そして、脱穀装置3のフィ
ードチェン4へと引継ぎ搬送されて、後方へ搬送されな
がら穀稈は脱穀装置3にて脱穀選別される。
【0017】このように脱穀選別された穀粒は、一番揚
穀筒104を経由してグレンタンク3a内へと搬送され
て、一時貯留される。該グレンタンク3a内に貯留され
る穀粒量が満杯となると、操縦座席8の報知手段でオペ
レータに報知される。するとオペレータは刈取作業を中
断して、グレンタンク3a内の穀粒を機外へと排出する
作業を開始する。
【0018】まず、コンバインを任意の位置(トラック
近傍位置)へと移動させ、横オーガ102をオーガ受け
105から離脱させて穀粒排出口102aをトラックの
荷台等の位置へ移動させる。横オーガ102の旋回は、
縦オーガ101に設けられているモータ(図示せず)に
て実行されるので、横オーガ102は縦オーガ101と
共に旋回することとなる。そして、操縦座席8の穀粒排
出レバー106を入り状態として、グレンタンク3a内
の穀粒を機外へと排出する。グレンタンク3a内の穀粒
排出が終了すると、横オーガ102をオーガ受け105
内へと収納させて、再び、コンバインを植立穀稈に沿っ
て前進させて刈取作業を再開する。
【0019】このようなコンバインの走行ミッション装
置16の構成について説明する。走行ミッション装置1
6は、図4に示すように、ミッションケ−ス19に入力
軸27と変速軸28とを軸架し、更に、その伝動下手側
に、サイドクラッチ軸29、及び左右の走行出力軸30
L、30Rの順に軸架し、従来から公知の副変速装置1
03を設けた一連のミッション機構を構成している。そ
して、ミッションケ−ス19は、、既に説明した図3に
示すように、コンバインの前部において、エンジン9の
前側に配置して走行車体2に連結して搭載している。
【0020】そして、実施例の場合、エンジン9は、既
に図2と図3を参照して述べた操縦座席8の下側空間に
配置して走行車体2上に搭載し、図2から解るように、
外側の防塵網31の内側に、ラジエ−タ32と冷却ファ
ン33とを設けて構成している。
【0021】つぎに、油圧無段変速装置14は、図2か
ら図4に基づいて前述したように、油圧ポンプ14aと
油圧モ−タ14bとから構成し、図4で解るように、ミ
ッションケ−ス19の上部に装備している。そして、油
圧無段変速装置14は、図4に示すように、油圧モ−タ
14bの出力軸34に軸着している出力ギヤ35から中
間軸36の中間ギヤ37に伝動し、更に、下手側の入力
ギヤ38に伝動してミッションケ−ス19内の入力軸2
7に変速した回転動力を伝動する構成としている。
【0022】そして、上記各ギヤ35、37、38は、
図面から解るように、出力軸34、中間軸36、入力軸
27がミッションケ−ス4の左壁に軸受されて外側に延
長された部位にそれぞれ軸着され、迂回伝動ケ−ス39
の内部に迂回伝動装置39aが構成されている。そし
て、この迂回伝動ケ−ス39は、ミッションケ−ス19
で各軸34、36、27を片持状に軸架し、その外側か
ら伝動カバ−40によって着脱自由に覆う構成としてい
る。
【0023】そして、迂回伝動ケ−ス39は、図4と図
5に示すように、下部にミッションケ−ス19側に連通
する連通口44を開口し、ミッションケ−ス19との間
にオイルの循環経路を構成している。更に、迂回伝動ケ
−ス39は、図4と図5で解るように、上部に給油口4
5を開口し、給油時にも一連のギヤを潤滑できる構成と
している。
【0024】さらに、迂回伝動ケ−ス39は、図4と図
5に示すように、下端部にドレン46を設け、前述した
伝動カバ−40を取外して迂回伝動装置39aのメンテ
ナンスが、ミッションケ−ス19とは関係なく行なうこ
とができる構成としている。なお、ミッションケ−ス1
9は、従来から公知のとおり、図5で解るように、下端
部にドレン47を設け、オイル交換時にケ−ス内のオイ
ルの排油が自由にできる構成としている。
【0025】以上述べたミッションケ−ス19、及び迂
回伝動ケ−ス39は、一連の油圧機構のタンクの機能を
有し、ミッションケ−ス19内のオイルが油圧機構の作
動油であって、尚且つミッション機構の潤滑油を兼ねた
機能を持っている。そして、オイルは、通常、回転に伴
なって下部のギヤから順次汲み上げながら上部のギヤを
潤滑する、いわゆる、汲み上げ潤滑をしているが、本願
発明では、作動油が戻るときや上部の給油口45から給
油するときには強制潤滑が行われる構成としている。
【0026】この強制潤滑の構成について、図4から図
6に基づいて説明する。図6は、走行ミッション装置1
6を中心とした油圧回路図である。走行ミッション装置
16の下部からオイルが吸いだされる配管107が設け
られ、該配管107の他端には、フィルタ108を介し
て油圧ポンプ100が接続している。この油圧ポンプ1
00の下流側には、操縦座席8のパワステレバー109
によって切り換えられる切換弁60が接続していて、さ
らに、この切換弁60の下流には、刈取前処理装置5の
昇降をする油圧シリンダ5aと電磁切換弁111が接続
している構成である。
【0027】また、前記切換弁60の油圧シリンダ5a
からの戻り配管61は、フィルタ62を介して油圧無段
変速装置14に接続していて、この配管61と油圧ポン
プ100との間には、油圧シリンダ5aを作動させた場
合のリリーフ作動を実行するリリーフ弁63が設けられ
ている。
【0028】前記電磁切換弁11の下流側には、走行ミ
ッション装置16内の左右サイドクラッチ114L,1
14Rと、左右ブレーキ115L,115Rとを作動さ
せる左右の油圧シリンダ112L,112Rとが接続し
ている。即ち、左右サイドクラッチ114L,114R
を切り作動させ、その後、左右ブレーキ115L,11
5Rを入り作動させる左右のリンクアーム113L,1
13Rに、左右の油圧シリンダ112L,112Rの左
右のピストンアーム116L,116Rが接続している
構成である。
【0029】前記左右の油圧シリンダ112Lと112
Rは、各々配管66で接続されている。そして、右油圧
シリンダ112Rには、配管67が接続し、その他端は
前記配管61と接続している構成である。さらに、配管
67には、リリーフ弁68が設けられている構成であ
る。
【0030】また、電磁切換弁11からの戻り配管11
7は、前記切換弁60からの戻り配管61と接続してい
るので、配管61と配管117のオイルは、共に油圧無
段変速装置14内に流れる構成である。油圧無段変速装
置14内の油圧ポンプ14aは、エンジン9から伝動ベ
ルト57,油圧変速プーリ15、そして、回転軸64を
経由して回転する構成であり、さらに、回転軸64に
は、油圧無段変速装置14やその周辺の部材を冷却する
冷却ファン10が設けられている。
【0031】油圧無段変速装置14には、前記配管65
が接続していて、この配管65の他端は、迂回伝動ケ−
ス39の上部に接続している構成である。即ち、この配
管65は、前記配管61から油圧無段変速装置14内に
投入されたオイルを、走行ミッション装置16内に戻す
ためであり、また、配管61から油圧無段変速装置14
内に投入されたオイルは、該油圧無段変速装置14内の
閉回路のリークした分のオイルを補給するためのもので
ある。
【0032】この油圧回路の作用を説明する。エンジン
9を始動すると、動力は伝動ベルト57と油圧変速プー
リ15を介して回転軸64が回転する。回転軸64に
は、冷却ファン10が回転するので、油圧無段変速装置
14やその周辺の部材が冷却される。また、回転軸64
は、油圧ポンプ14aを回転させる。油圧ポンプ14a
の斜板118が中立であれば、油圧ポンプ14aの回転
力は、油圧モータ14bには伝達されない。また、斜板
118を正転側に傾斜させると油圧モータ14bが正転
し、斜板118を逆転側に傾斜させると油圧モータ14
bが逆転する。そして、油圧モータ14bに伝達された
動力は、前述した迂回伝動ケース39,走行ミッション
装置16内を通過して、走行出力軸30L,30Rに伝
達されていく。
【0033】また、エンジン9が始動すると、油圧回路
内にオイルを送油する油圧ポンプ100も作動する。す
ると、走行ミッション装置16内のオイルは、配管10
7から吸いだされて切換弁60に送油される。切換弁6
0が作動しないときは、切換弁60の60aから配管1
10を経由して電磁切換弁111に送油される。パワス
テレバー109を後方に傾動させると、切換弁60は6
0b側に切り換わり油圧シリンダ5aに送油される。こ
の場合、油圧ポンプ100と油圧シリンダ5aの間には
オイルが逃げる場所がないので、リリーフ弁63が作動
して、オイルは配管61から油圧無段変速装置14内へ
送油される。
【0034】パワステレバー109を前方に傾動させる
と、切換弁60は60c側に切り換わるので、刈取前処
理装置5は下方へと下がる。この場合、油圧シリンダ5
aからの戻りオイルは、配管61へと流れ、また、油圧
ポンプ100からのオイルは、配管110へと流れる。
そして、パワステレバー109を中立位置に戻すと、切
換弁60は60aの位置に戻る。
【0035】前記配管110から電磁切換弁111に流
れたオイルは、この電磁切換弁111が111aの位
置、即ち、切り換えられていない場合には、配管117
へと流れて、さらに、前述したように、配管61と合流
する。そして、配管61は油圧無段変速装置14内へと
入っていく。
【0036】前記パワステレバー109を左方向又は右
方向に傾動させると、電磁切換弁111が111c側又
は111b側に切り換わる作動をするので、オイルは左
の油圧シリンダ112L又は右の油圧シリンダ112R
内へと流れていく。パワステレバー109を左側に傾動
させると、左の油圧シリンダ112L内へとオイルが流
れていくので、左リンクアーム113L作動する。する
と、左移動体119Lの左サイドクラッチ114Lが切
り状態となる。この状態は、左の走行出力軸30Lに動
力が伝達されていない状態であるので、コンバインの自
動方向制御に用いられる。
【0037】さらに、左油圧シリンダ112L内へオイ
ルを送油すると、左移動体119Lは移動して前記左サ
イドクラッチ114Lの他端側に設けられている左ブレ
ーキ115Lが入り状態となる。この左ブレーキ115
Lは、複数枚のディスク板から構成されている。これに
より、コンバインは左旋回を実行する。右旋回の場合
は、前述の左旋回と左右対称なので説明は省略する。
【0038】前記左油圧シリンダ112L内への送油量
が多くなると、リリーフ弁68が作動するので、オイル
は配管66を通過して右油圧シリンダ112R内へと送
油され、さらに、配管67を通って配管61と合流す
る。そして、油圧無段変速装置14内へと入っていく。
【0039】配管61から油圧無段変速装置14内へ入
ってきたオイルは、この油圧無段変速装置14内の閉回
路のオイルのチャージを実行して、再び、配管65から
外に出ていく。配管65に流れ出たオイルは、迂回伝動
ケース39内へ上部から投入される。そして、迂回伝動
ケース39内の各ギヤ等を潤滑しながら下方に流れてい
くので、下側に連なる一連のギヤトレ−ン(ギヤ35、
37、38)に順次オイルが流下して潤滑でき耐久性を
高めることができる。
【0040】その後、オイルは走行ミッション装置16
内上部へと流れていき、再び、油圧ポンプ100により
配管107から吸いだされて油圧回路内を流れていく。
走行ミッション装置16内には、常時所定量のオイルが
溜っているので、走行ミッション装置16自体がオイル
タンクの役目を果たしている。従って、別部品としてオ
イルタンクを設ける必要がないので、部品点数の削減と
コストダウンとなる。また、コンバイン全体も軽量化さ
れる。
【0041】前述のように、走行ミッション装置16内
のオイルを、油圧無段変速装置14に使用するオイルと
共用したので、油圧無段変速装置に使用するオイルタン
クが不要となり、また、油圧回路も1系統となるので簡
素に構成可能となる。従って、部品点数も削減できて保
守管理も容易に実行可能となる。
【0042】特にコンバインにおいては、走行ミッショ
ン装置16は縦に長い構成であり、この縦長の走行ミッ
ション装置16の上部に油圧無段変速装置14を設ける
構成なので、油圧無段変速装置14からの戻りオイル
は、走行ミッション装置16内のオイル溜りの位置まで
到達するのに時間がかかる。このためその時間の間は、
冷却ファン10による作用等によりオイルが冷却される
ので、オイル温度の所定以上の上昇を抑えることができ
る。従って、油圧装置等に悪影響を与えるのを防止でき
るようになる。また、油圧無段変速装置14で発生した
熱は、走行ミッション装置16に伝わりにくくなるの
で、走行ミッション装置16の温度上昇を防止できる。
【0043】また、逆にオイルの温度が極端に低い場合
には、電磁切換弁111(ソレノイド)の作動が鈍くな
ってしまう。このような状況においては、コンバインの
左右旋回がスムーズに実行できないので、危険を生じる
ことがある。特に、本実施例のように、左右の油圧シリ
ンダ112L,112R(プッシュシリンダ)と左右の
サイドクラッチ114L,114R及び左右のブレーキ
115L,115Rのような場合には、サイドクラッチ
114L,114Rが切れるのに時間がかかるので、危
険である。
【0044】しかしながら、本願発明は、走行ミッショ
ン装置16内のオイルと油圧無段変速装置14のオイル
を共用する構成としているので、オイルが極端に冷えて
いても、オイルは油圧無段変速装置14を通過すること
により急速に温まる。油圧無段変速装置14の発熱量が
大きいので、オイルはいち早く温まるのである。これに
より、電磁切換弁111の作動がスムーズに実行される
ので、左右方向の旋回もスムーズに実行されることとな
り、危険を防止できるようになる。もちろん、冷却ファ
ン10は、オイル温度が所定以上になることを防止する
ためのものであって、オイル温度が極端に下がっていて
も、油圧無段変速装置14を通過することにより、オイ
ル温度は速やかに所定温度まで上昇するので問題はな
い。
【0045】前記の内容に加えて、走行ミッション装置
16内のオイルは、コンバインに搭載している作業手段
にも共用する構成とする。これにより、さらに、油圧回
路が簡素化できるようになる。この作業手段は何でもよ
いが、特に、刈取前処理装置5を昇降する油圧シリンダ
5aとした場合、コンバインにおいては走行ミッション
装置16の近傍に油圧シリンダ5aが設けられているの
で、ミッションケース19から油圧シリンダ5aまでの
配管が短くすむようになる。
【0046】さらに、油圧回路は、走行ミッション装置
16と油圧無段変速装置14と作業手段(刈取昇降の油
圧シリンダ)と共用する構成としているので、油圧ポン
プ100は、1個を設ける構成でよくなる。これによ
り、コンバインに搭載する部品点数が削減できて簡素に
構成可能となる。
【0047】図6にて説明した油圧回路において、油圧
無段変速装置14にオイルが流入する直前の配管61に
は、フィルタ62を設ける構成としている。このフィル
タ62により、油圧無段変速装置14内にはきれいなオ
イルが流れていくので、油圧無段変速装置14の故障が
少なくなると共に、寿命も長くなる。ところが、フィル
タ62はオイルにとって抵抗となるので、このフィルタ
62により背圧が発生してしまい、パワステレバー10
9を左右方向に傾動させていないにもかかわらず、この
背圧が左右の油圧シリンダ112L,112Rに作用し
て作動させてしまう不具合が発生することがある。
【0048】そこで、この背圧の発生する配管117と
左右の油圧シリンダ112L,112Rとの間に配管1
20,121を設けて連通させる構成とする。もちろ
ん、配管120,121を配置する位置は、左右の油圧
シリンダ112L,112Rがピストンに作用する位置
とは反対側のシリンダ室である。
【0049】これにより、背圧により左右の油圧シリン
ダ112L,112Rが作動して、不用意に左右のサイ
ドクラッチ114L,114Rが切れるのを防止できる
ようになり、安全性能が向上するようになる。次に、パ
ワステレバー109のリリーフ弁63は、図7で示して
いるように、走行ミッション装置16には設けず、この
走行ミッション装置16から離れた操縦座席8の近傍に
設置する構成としている。具体的には、パワステレバー
109の基部であって、操作ポスト75内に設けてい
る。操縦座席8の近傍は、走行ミッション装置16の近
傍と比べて周辺温度が低いので、リリーフ弁63を通過
するオイルが冷却される。冷却ファン10以外の場所に
おいても、このようにオイルが冷却されるので、油圧無
段変速装置14やその他の油圧機器に与える悪影響を防
止できるようになる。
【0050】次に、図8について説明する。図6の油圧
回路図で説明したように、配管61は油圧無段変速装置
14にオイルを投入する構成であるが、この配管61
は、油圧無段変速装置14の下部側に接続するように構
成する。そして、油圧無段変速装置14から出ていくオ
イルの配管65は、油圧無段変速装置14の上部側に接
続する構成とする。これにより、オイルハ、油圧無段変
速装置14の下部から流入して、油圧無段変速装置14
の上部から出ていく。即ち、油圧無段変速装置14内の
オイルは、下方から常時押し上げられた状態で油圧無段
変速装置14の上部から出ていくので、油圧無段変速装
置14内のオイル量はいつも満杯の状態である。これに
より、油圧無段変速装置14の温度上昇が抑制されると
共に、オイル不足による悪影響も防止できるようにな
る。
【0051】また、油圧ポンプ100の最も下流側に、
油圧無段変速装置14のチャージバルブ70を構成して
いるので、油圧ポンプ100にて油圧無段変速装置14
の閉回路からリークした分のオイルのチャージが可能と
なっている。即ち、従来の構成は、油圧無段変速装置1
4の閉回路からリークしたオイルを補給するために、別
のチャージポンプが油圧無段変速装置14自体に設けら
れていた。このため、油圧無段変速装置14の本体重量
が重くなると共に、コスト高となっていた。
【0052】しかし、前述のごくと構成したので、専用
のチャージポンプが不要となった。これいより、重量が
軽くなると共に、コストも下がった。さらに、図6の油
圧回路で示すように、リリーフ弁63が作動しても、配
管61から油圧無段変速装置14へオイルが送油可能な
構成となっている。従来は、リリーフ弁63が作動する
と、オイルは直接オイルタンク内に戻っていたが、前述
のような構成とすることにより、油圧無段変速装置14
内には常時オイルが送油されることとなるので、油圧無
段変速装置14の閉回路内でのオイル不足を防止できる
ようになる。これにより、キャビテーションの発生やオ
イル温度の上昇を防止できるので、耐久性が向上するよ
うになる。
【0053】オイルの冷却のために、さらに、次のよう
に構成する。即ち、フィルタ62の下手側においてオイ
ルクーラ69を設ける構成とする。しかも、このオイル
クーラ69は、図9に示すようにエンジン9のラジエー
タ32の外側方に配置する構成とする。前記ラジエータ
32のエンジン9側には、冷却ファン33が設けられて
いるので、この冷却ファン33の作用により、ラジエー
タ32,エンジン9及びその他の部材が冷却されるの
で、オイルクーラ69を通過するオイルも一緒に冷却さ
れる。これにより、高温のオイルが油圧無段変速装置1
4や走行ミッション装置16等に与える影響を防止でき
る。
【0054】そして、前述のごとく、油圧無段変速装置
114の回転軸64には、冷却ファン10を設けている
ので、ラジエータ32側の冷却ファン33と、油圧無段
変速装置14側の冷却ファン10との相互作用により、
冷却効率が向上するようになる。
【0055】油圧無段変速装置14側の冷却ファン10
を設けていない場合は、ラジエータ32側の冷却ファン
33により起風された風は、走行ミッション装置16付
近で弱くなってしまい、その結果、ラジエータ32やラ
ジエータ32の外側方に設けたオイルクーラ69の冷却
効率も下がってしまうが、前述のごとく、油圧無段変速
装置14側にも冷却ファン10を設ける構成としている
ので、風の通りが良くなり、従って、オイルクーラ69
の冷却効率も向上するようになる。
【0056】次に、図10と図11について説明する。
油圧無段変速装置14内へオイルを送油する配管61で
あって、油圧無段変速装置14の直前にはフィルタ62
を設けているが、このフィルタ62は所定時間毎に交換
する必要がある。従って、フィルタ62は交換しやすい
場所に設置する必要がある。そこで、刈取前処理装置5
が横方向にスライド可能なコンバインにおいては、フィ
ルタ62は刈取前処理装置5の後方に設ける構成とす
る。即ち、図10の正面視においては、フィルタ62は
刈取前処理装置5の後方に隠れているが、図11のよう
に刈取前処理装置5を左方向(正面視では右方向)に横
スライドさせると、フィルタ62が現れる構成である。
これにより、フィルタ62の保守管理や交換が容易に実
行できるよになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左側面図
【図2】平面図
【図3】右側面図
【図4】断面図
【図5】左側面図
【図6】油圧回路図
【図7】平面図
【図8】断面図
【図9】平面図
【図10】正面図
【図11】正面図
【符号の説明】
2…走行車体、3…脱穀装置、3a…グレンタンク、5
…刈取前処理装置、5a…油圧シリンダ、5b…供給搬
送装置、8…操縦座席、14…油圧無段変速装置、18
…走行装置、19…ミッションケース、100…油圧ポ
ンプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置18を有する走行車体2の前方
    には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取前処理
    装置5と、該刈取前処理装置5から搬送されてきた穀稈
    を受け継いでさらに後方に搬送する供給搬送装置5bを
    設け、前記走行車体2上には供給搬送装置5bから搬送
    されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀装置3と、該脱穀装
    置3にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク
    3aと、操縦座席8とを設けたコンバインにおいて、前
    記走行装置18を駆動するミッションケース19内のオ
    イルは、該ミッションケース19に動力を伝達する油圧
    無段変速装置14の駆動オイルに使用するように構成し
    たことを特徴とするコンバインの走行装置。
  2. 【請求項2】 前記ミッションケース19内のオイル
    は、コンバインに搭載している作業手段に使用するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン
    の走行装置。
  3. 【請求項3】 前記作業手段は、刈取前処置装置5を昇
    降する油圧シリンダ5aであることを特徴とする請求項
    2記載のコンバインの走行装置。
  4. 【請求項4】 前記ミッションケース19内のオイル
    は、1個の油圧ポンプ100にて前記油圧無段変速装置
    14と油圧シリンダ5aに送油するように構成したこと
    を特徴とする請求項3に記載のコンバインの走行装置。
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