JP2019105929A - 管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の運転者に交通違反行為等の情報をリアルタイムに通知することができ、安全運転に即応的に貢献できる管理システムを提供する。【解決手段】管理システム5は、車両に搭載された車載器10と、車載器10から受信した運行データを所定の時間間隔で管轄官庁サーバ80に送信するセンター30とを備える。センター30は、受信した運行データを記憶するストレージ37と、ユーザPC50からの要求に従いストレージ37に記憶された運行データをユーザPC50に送信する通信部32と、ストレージ37に記憶された運行データが違反行為を判定するための条件を満たす場合には、違反行為情報を生成して運行データに対応付けるCPU31と、を備える。通信部32は、ユーザPC50から要求された運行データに違反行為情報が対応付けられている場合には、この運行データ及び違反行為情報をユーザPC50に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行データを用いる管理システムに関する。
従来、交通違反を管理する管理システムでは、車両に搭載された車載器は、車両の運行データを収集し、広域通信網を介してセンターに送信していた。センターは、車載器から運行データを受信すると、管轄官庁指定のデータフォーマットに則ってデータを編集し、管轄官庁サーバに編集後のデータを送信していた。管轄官庁は、受信したデータを基に、違反行為を確認し、後日、該当する運転者に違反通知を行っていた。
先行技術として、運送業者の車両に取り付けられたデジタルタコグラフとネットワークを介して接続された運行管理装置が特許文献1に開示されている。この運行管理装置は、デジタルタコグラフで取得した運行データを基に、労働状態データを算出し、運転者の労働が労働基準法で定める条件を満たしているか判定し、この判定結果を労働基準法に違反する前に表示して運転者に知らせる。
また、デジタルタコグラフやカーナビゲーション(車載端末)と通信網を介して接続される安全運転・省燃費運転診断サーバが特許文献2に開示されている。この安全運転・省燃費運転診断サーバは、デジタルタコグラフから取得される車両走行時の車両速度、車両位置、走行距離等の物理データと、カーナビゲーションから取得される労務データを管理する。安全運転・省燃費運転診断サーバは、物理データを統計的に分析し、労務データと関連付けてドライバに合致した格付けや帳票を提供する。
特許第4685964号公報 特許第4153798号公報
しかしながら、従来の交通違反を管理する管理システムでは、管轄官庁は、後日、ユーザに違反通知を行うようになっている。このため、運転者はこの違反通知が届くまで継続して違反行為を行うことが想定され、安全運転に即応的に貢献することができなかった。
また、特許文献1では、運転者の労働が労働基準法に違反する前に判定結果を運転者に知らせているが、交通違反に即応的に貢献することは難しかった。
また、特許文献2では、安全指導員が全運転・省燃費運転診断サーバにアクセスすることで、全運転・省燃費運転診断サーバは、対象となるドライバのある期間の物理データ、労務データを取り込み、診断項目毎に統計処理して安全運転、省燃費運転の傾向を示す帳票を生成する。したがって、安全指導員が運転者に対しリアルタイムに安全運転・省燃費運転を指導することはできなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の運転者に交通違反行為等の情報をリアルタイムに通知することができ、安全運転に即応的に貢献できる管理システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る管理システムは、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 車両に搭載され、前記車両の走行データを取得して外部に送信可能な車載器と、
前記車両の外部に設置され、前記車載器から前記走行データを受信し、受信した前記走行データを所定の時間間隔で特定サーバに送信する管理装置と、
を備えた管理システムにおいて、
前記管理装置は、受信した前記走行データを記憶する記憶部と、
ユーザ装置からの要求に従い前記記憶部に記憶された前記走行データを前記ユーザ装置に送信する送信部と、
前記記憶部に記憶された前記走行データが所定の条件を満たす場合には、当該条件が成立していることを表す成立情報を生成し当該走行データに対応付ける条件判定部と、を備え、
前記送信部は、前記ユーザ装置から要求された前記走行データに前記成立情報が対応付けられている場合には、当該走行データおよび当該成立情報を前記ユーザ装置に送信する、
ことを特徴とする管理システム。
上記(1)の構成の管理システムによれば、例えば車両の速度が法定速度を超えている場合など、車両の走行に関するデータが所定の条件を満たしていると判断した場合には、車両の走行データと併せて当該所定の条件が満たされている旨の情報をユーザ装置に送信できる。したがって、車両の運転者に交通違反行為等の情報をリアルタイムに通知することができ、安全運転に即応的に貢献できる。
(2) 前記所定の条件は、前記車両の走行地点で当該車両に適用される法規によって求められる閾値である、
ことを特徴とする上記(1)の構成の管理システム。
上記(2)の構成の管理システムによれば、車両の走行地点の交通規則に応じて閾値が変更されるので、例えば高速道や一般道など法定速度が異なる場合においてもそれぞれの法定速度を遵守できる。
本発明によれば、車両の運転者に交通違反行為等の情報をリアルタイムに通知することができ、安全運転に即応的に貢献できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態における管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、車両管理者が違反行為設定情報を入力する操作を行う際、表示部に表示される違反行為設定画面を示す図である。 図3は、違反行為があったことを通知するポップアップ画面を示す図である。 図4は、違反情報を含む運転日報の一部を示す図である。 図5は、センター及びユーザPCの動作手順を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
以下、本実施形態に係る管理システムについて図面を用いて説明する。本実施形態の管理システムは、車両に搭載された車載器のデータを用いて、車両の交通違反行為(以下、違反行為と称する)を速やかに車両管理者に通知するシステムである。
図1は、本実施形態における管理システム5の構成を示すブロック図である。管理システム5は、ネットワーク70を介して接続される、車載器10と、センター30と、ユーザPC(単に、PCとも称する)50と、管轄官庁サーバ80とを含んでいる。
車載器10は、車両に搭載され、運行データを記録可能な運行記録装置(デジタルタコグラフ)を含む。車載器10は、記録した運行データをセンター30に送信する。なお、車載器は、ドライブレコーダ、カーナビゲーションシステム、ETC(Electronic Toll Collection System)カード、パネルメータ等を含んでいてもよい。
センター30は、車載器10から送信される運行データを蓄積するデータセンターのコンピュータである。センター30は、ユーザPC50からの要求に応じて、蓄積した運行データをユーザPC50に送信する。センター30は、車載器10から運行データを受信すると、運行データを基に、違反行為があるか否かを判定する。センター30は、違反行為があると判定すると、違反行為情報を作成して運行データに対応付ける。センター30は、作成した違反行為情報及び運行データをユーザPC50にリアルタイムに送信する。ここでは、センター30は、ユーザPC50から要求されている運行データ、つまりユーザPC50が指定した車両に関する運行データに対し、違反行為情報及び運行データをユーザPC50に送信する。なお、センター30は、ユーザPC50から特に指定されていない場合、全ての運行データ及び違反行為情報を送信することも可能であり、また、運行データ及び違反行為情報を一切送信しないことも可能である。
また、センター30は、蓄積した運行データを基に、管轄官庁指定のデータフォーマットでデータを編集し、指定されたデータフォーマットのデータを管轄官庁サーバ80に所定の時間間隔(例えば5分毎)で送信する。このデータは、車両の識別情報、位置情報及び速度情報を含む。また、センター30は、管轄官庁サーバ80からデータを受信することも可能である。なお、センター30は、自動車メーカや自動車販売会社等の事業者が運営する事業所内のコンピュータであってもよいし、インターネット上でクラウドサービスを提供する事業者のサーバ等であってもよい。
ユーザPC50は、車両を管理する車両管理者が操作可能な汎用のコンピュータである。車両管理者は、ユーザPC50を使用してセンター30にアクセスし、運行データを取得可能である。また、ユーザPC50は、センター30に対し、違反行為の判定情報を登録可能である。また、ユーザPC50は、違反行為を受信すると、違反行為の有無を確認し、違反行為が発生したことを表示部53に表示するとともに、運転日報(レポート)に出力する。なお、ユーザPC50は、デスクトップ型のコンピュータであってもよいし、ユーザによって所持される、スマートフォン等の携帯端末であってもよい。
管轄官庁サーバ80は、違反行為を管轄する管轄官庁に設置されたサーバである。管轄官庁サーバ80は、センター30から管轄官庁指定のデータフォーマットで編集されたデータを受信する。管轄官庁サーバ80は、受信したデータに基づき、違反行為が所定時間(例えば法定速度オーバーの場合、2分間)以上継続して確認されると、違反行為を行った運転者に対し違反通知を行う。違反通知は、例えば違反行為が判定された翌日に行われる。違反通知は、メール、ウェブデータ、書面等で行うことが可能である。
ネットワーク70は、車載器10と広域通信を行う無線基地局8が接続されるインターネット等のパケット通信網であり、車載器10とセンター30とユーザPC50と管轄官庁サーバ80との間で行われるデータ通信を中継する。車載器10と無線基地局8との間の通信は、LTE(Long Term Evolution)/4G(4th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよいし、無線LAN(Local Area Network)で行われてもよい。なお、管轄官庁サーバ80及びユーザPC50は、ネットワーク70を介することなく、センター30と専用回線で接続されてもよい。
車載器10は、車両に搭載され、出入庫時刻、走行距離、走行時間、走行速度、速度オーバー、エンジン回転数オーバー、急発進、急加速、急減速等の運行データを記録する。車載器10は、CPU11、揮発メモリ26B、不揮発メモリ26A、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、SW入力部22及び表示部27を有する。
CPU11は、車載器10の各部を統括的に制御する。不揮発メモリ26Aは、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。カードI/F18には、運転者が所持するメモリカード18Aが挿抜自在に接続される。CPU11は、カードI/F18に接続されたメモリカード18Aに対し、運行情報(運行データ、映像等のデータを含む)を書き込む。音声I/F19には、内蔵スピーカ20が接続される。内蔵スピーカ20は、警報等の音声を発する。
RTC21(計時部)は、現在時刻を計時する。SW入力部22には、出庫ボタン、入庫ボタン等の各種ボタンのON/OFF信号が入力される。表示部27は、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され、通信や動作の状態の他、警報等を表示する。
また、車載器10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、アナログ入力I/F29、GPS受信部15、通信部24及び電源部25を有する。
速度I/F12Aには、車両の速度を検出する車速センサ12Cが接続され、車速センサ12Cからの速度パルスが入力される。車速センサ12Cは、車載器10にオプションとして設けられてもよいし、車載器10とは別の装置として設けられてもよい。エンジン回転I/F12Bには、エンジン回転数センサ(図示せず)からの回転パルスが入力される。外部入力I/F13には、外部機器(図示せず)が接続される。
センサ入力I/F14には、加速度(G値)を検知する(衝撃を感知する)加速度センサ(Gセンサ)28が接続され、Gセンサ28からの信号が入力される。アナログ入力I/F29には、燃料量を検知する燃料量センサ(図示せず)、エンジン温度(冷却水温)を検知する温度センサ(図示せず)等の信号が入力される。CPU11は、これらのI/Fを介して入力される情報を基に、各種の運転状態を検出する。
GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、GPS衛星から送信される信号を受信し、現在位置情報(GPS情報)を取得する。
通信部24は、広域通信を行い、携帯回線網(モバイル通信網)を介して無線基地局8に接続されると、無線基地局8と繋がるインターネット等のネットワーク70を介して、センター30と通信を行う。
電源部25は、バッテリ17に接続されたイグニッションスイッチ(IGN_SW)16がオンになると、車載器10の各部に電力を供給する。なお、電源部25は、二次電池を有し、イグニッションSWのオフ時にも、通信機能等の一部の機能が動作可能となるように僅かな電力を供給している。CPU11は、電源部25からの電力が供給されると、イグニッションSW16のオン状態を検知し、電源部25からの電力が遮断されると、イグニッションSW16のオフ状態を検知する。
センター30は、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、及びストレージ37を有する。
CPU31は、汎用のオペレーティングシステム等で動作し、センター30の各部を統括的に制御する。CPU31は、車載器10から送信される運行データをストレージ37に蓄積する。
通信部32は、ネットワーク70を介して車載器10と通信可能である。また、通信部32は、ネットワーク70に接続された各種データベース(図示せず)とも接続可能であり、必要なデータを取得可能である。
表示部33は、違反行為等の各種情報を表示する。記憶部34は、車載器10から送信された運行データを基に、管轄官庁指定のデータフォーマットでデータを編集するプログラムや、違反行為を判定するプログラム等を格納する。カードI/F35には、メモリカード18Aが挿抜自在に装着される。カードI/F35は、車載器10によって計測され、メモリカード18Aに記憶された運行データを入力する。
操作部36は、キーボードやマウス等を有し、センター30の管理者の操作を受け付ける。ストレージ37は、上記運行データの他、車両、車載器、運転者等の識別情報を含むマスタ情報、及び車載器10の運行データを基に得られる走行履歴情報等のデータを記憶する。マスタ情報に登録された各識別情報を基に、車両と車載器と運転者とが紐付けられる。
ユーザPC50は、CPU51、通信部52、表示部53、記憶部54、操作部56、及び出力部57を有する。
CPU51は、汎用のオペレーティングシステムで動作し、各部の動作を制御する。通信部52は、有線LANあるいは無線LANを介してネットワーク70に接続され、センター30と通信を行う。表示部53は、センター30から送信される違反行為を基にポップアップ画面を表示する。記憶部54は、各種プログラム等を記憶する。
操作部56は、キーボードやマウス等を有し、車両管理者の操作を受け付ける。車両管理者の操作として、例えばセンター30に対し、違反行為を判定するための違反行為設定情報を入力する操作が挙げられる。出力部57は、各種データをプリンタ等に出力して印刷可能である。
図2は、車両管理者が違反行為設定情報を入力する操作を行う際、表示部53に表示される違反行為設定画面90を示す図である。違反行為設定画面90は、無免許運転警告設定91、速度オーバー設定92、及び連続走行時間設定93の各項目を含む。無免許運転警告設定91では、無免許運転であった場合、警報音を出力させるか否かの設定が可能である。図2では、出力させないNOが設定される。
また、速度オーバー設定92では、法定速度及び法定速度オーバー期間の設定が可能である。図2では、一例として、法定速度が60km/hに設定され、法定速度オーバー期間は120秒に設定されている。また、無免許運転警告設定91と同様、警報音を出力させるか否かを設定可能である。図2では、出力させないNOが設定される。
また、連続走行時間設定93では、連続走行時間の上限値(法定連続走行時間)、及び法定連続走行時間の超過回数が設定可能である。図2では、法定連続走行時間が4時間に設定される。また、法定連続走行時間の超過回数が30回に設定される。また、無免許運転警告設定91と同様、警報音を出力させるか否かを設定可能である。図2では、出力させないNOが設定される。
違反行為の判定に用いられる、これらの閾値は、走行地点における地域の交通規則にしたがった(法規によって求められる)閾値であるので、任意に設定可能な運転評価に用いられる閾値とは異なる。なお、違反行為の判定に用いられる閾値を運転評価に用いられる閾値と同じ値にしてもよい。なお、速度オーバー設定は、高速道路走行時の法定速度と一般道路走行時の法定速度の両方を設定できるようにしてもよい。
図3は、違反行為があったことを通知するポップアップ画面を示す図である。ユーザPC50は、センター30から違反行為情報を受信すると、表示部53にポップアップ画面95を表示する。図3では、違反行為として法定速度オーバーが発生し、ユーザPC50の表示部53にポップアップ画面95が表示される。ポップアップ画面95には、「法定速度オーバーの交通違反行為が発生しました」のメッセージと共に、「発生日時:〇年〇月〇日 〇時〇分」、「速度:80km/h」及び「運転者:〇〇〇〇」の情報が表示される。
図4は、違反情報103を含む運転日報100の一部を示す図である。運転日報100は、例えば24時間単位の日報である。運転日報100は、複数の運転項目(最高速度、速度オーバー回数等)における安全運転評価を示すレーダチャート101及びテーブル102を含む。また、運転日報100は、違反情報103の項目を含んでいる。違反行為があった場合、違反情報103には、違反行為の発生情報が含まれる。図4では、違反行為の発生情報の一例として、「〇〇年3月1日 〇時〇分 法定速度オーバー発生 速度80km/h」が違反情報103に追加される。
上記構成を有する管理システム5の動作を示す。管理システムにおける違反行為通知動作は、センター30とユーザPC50の協働処理で行われる。
図5は、センター30及びユーザPC50の動作手順を示すフローチャートである。センター30のCPU31は、通信部32を介して、車両管理者が使用するユーザPC50から違反行為設定情報及び法定データを受信し、記憶部34に記憶する(S1)。
CPU31は、複数の車両に搭載された各車載器10からリアルタイムに送信される車両毎の運行データを収集する(S2)。CPU31は、収集した運行データに速度データが含まれるか否かを判別する(S3)。運行データに速度データが含まれない場合、つまり、車両が停車中である場合、例えば休憩場所においてエンジン停止中やアイドリング中である場合、CPU31は、停車時間を休憩時間に計時(カウント)する(S4)。そして、CPU31は、ステップS2の処理に戻る。なお、渋滞や信号待ち等において、停車中である場合、停車時間の長短や車両の位置情報等を基に、運行中であるとして、休憩時間に計測しないようにしてもよい。
ステップS3で運行データに速度データが含まれる場合、CPU31は、車両毎の連続走行時間が法定データに含まれる法定連続走行時間以内であるか、つまり法定休憩時間(第1閾値)を守っているか否かを判別する(S5)。法定休憩時間を守っていない場合、CPU31は、ステップS8の処理に進む。
一方、ステップS5で法定休憩時間を守っている場合、CPU31は、車両の速度が法定データに含まれる法定速度(第2閾値)を超えず、法定速度を守っているか否かを判別する(S6)。法定速度を守っている場合、CPU31は、ステップS2の処理に戻る。また、ステップS6で法定速度を守っていない場合、CPU31は、法定速度オーバーの連続時間が法定データに含まれる法定速度オーバー期間として一定時間(第3閾値)以内であるか否かを判別する(S7)。法定速度オーバーの連続時間が一定時間以内である場合、CPU31は、ステップS2の処理に戻る。
一方、法定速度オーバーの連続時間が一定時間を超える場合、または、ステップS5で法定休憩時間を守っていない場合、CPU31は、違反行為情報を生成し、通信部32を介して、ユーザPC50に違反行為情報及び運行データを送信する(S8)。さらに、CPU31は、通信部32を介して、交通違反を管轄する管轄官庁サーバ80に運行データを管轄官庁指定のデータフォーマットで送信する(S9)。この後、CPU31は、ステップS2の処理に戻る。
また、ユーザPC50のCPU51は、通信部52を介して、車両管理者によって入力された違反行為設定情報を登録し、また、法定データを設定する(S11)。車両管理者は、違反行為情報の登録及び法定データの設定を行う際、違反行為があった場合に違反行為情報及び運行データを受け取る、車両に関する情報を限定して設定できる。例えは、車両を扱う事業者である場合、車両管理者は、自社に登録されている車両に限定して違反行為情報及び運行データを受け取る設定が可能である。また、本実施形態では、違反行為設定情報は、速度オーバー及び連続走行時間を含む。なお、違反行為設定情報は、これらの項目に限られず、総走行距離、急発進回数、急ブレーキ回数等を含んでもよい。また、法定データは、法定休憩時間、法定速度、法定速度オーバー期間等を含む。
CPU51は、違反行為設定情報及び法定データをセンター30に送信する(S11)。この後、CPU51は、通信部52を介して、センター30から違反行為情報を受信するまで待つ(S13)。違反行為情報を受信すると、CPU51は、表示部53に違反行為があったことを表すポップアップ画面95を表示する(S14)。さらに、CPU51は、運転日報に違反行為情報を追記する(S15)。この後、CPU51は、ステップS13の処理に戻る。
このように、本実施形態の管理システム5は、例えば車両の速度が法定速度を超えている場合など、車両の走行に関するデータが所定の条件を満たしていると判断した場合には、車両の走行データと併せて当該所定の条件が満たされている旨の情報をユーザ装置に送信できる。したがって、車両の運転者に交通違反行為等の情報をリアルタイムに通知することができ、安全運転に即応的に貢献できる。
また、違反行為を判定するための条件は、車両の走行地点で車両に適用される法規によって求められる閾値である。したがって、車両の走行地点の地域における交通規則を遵守できる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、上記実施形態では、ユーザPC50のCPU51は、車両管理者によって入力された違反行為設定情報の登録及び法定データの設定を行い、通信部52を介してこれらのデータをセンター30に送信した。そして、センター30は、受信した違反行為設定情報及び法定データを記憶部34に記憶した。この登録・設定の方法に限らず、センター30の管理者が車両管理者に代わって、センター30において違反行為設定情報の登録及び法定データの設定を行ってもよい。
また、上記実施形態では、違反行為設定情報として速度オーバー及び連続走行時間を設定する場合を示したが、違反行為設定情報として、これらの他、信号無視等の危険運転、酒気帯び運転等を登録してもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る管理システムの特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両に搭載され、前記車両の走行データを取得して外部に送信可能な車載器(10)と、
前記車両の外部に設置され、前記車載器から前記走行データを受信し、受信した前記走行データを所定の時間間隔で特定サーバに送信する管理装置(センター30)と、
を備えた管理システム(5)において、
前記管理装置は、受信した前記走行データを記憶する記憶部(ストレージ37)と、
ユーザ装置からの要求に従い前記記憶部に記憶された前記走行データを前記ユーザ装置に送信する送信部(通信部32)と、
前記記憶部に記憶された前記走行データが所定の条件(違反行為を判定するための条件)を満たす場合には、当該条件が成立していることを表す成立情報(違反行為情報)を生成し当該走行データに対応付ける条件判定部(CPU31)と、
を備え、
前記送信部は、前記ユーザ装置から要求された前記走行データに前記成立情報が対応付けられている場合には、当該走行データおよび当該成立情報を前記ユーザ装置(ユーザPC50)に送信する、
ことを特徴とする管理システム。
[2] 前記所定の条件は、前記車両の走行地点で当該車両に適用される法規によって求められる閾値である、
ことを特徴とする[1]に記載の管理システム。
5 管理システム
8 無線基地局
10 車載器
11,31,51 CPU
12A 速度I/F
12B エンジン回転I/F
12C 車速センサ
13 外部入力I/F
14 センサ入力I/F
15 GPS受信部
15a GPSアンテナ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 カードI/F
18A メモリカード
19 音声I/F
20 スピーカ
21 RTC
22 SW入力部
24、32,52 通信部
25 電源部
26A 不揮発メモリ
26B 揮発メモリ
27,53 表示部
28 Gセンサ
29 アナログ入力I/F
30 センター
33 表示部
34,54 記憶部
35 カードI/F
36,56 操作部
37 ストレージ
50 PC
57 出力部
70 ネットワーク
80 管轄官庁サーバ
90 違反行為設定画面
95 ポップアップ画面
100 運転日報
101 レーダチャート
102 テーブル
103 違反情報

Claims (2)

  1. 車両に搭載され、前記車両の走行データを取得して外部に送信可能な車載器と、
    前記車両の外部に設置され、前記車載器から前記走行データを受信し、受信した前記走行データを所定の時間間隔で特定サーバに送信する管理装置と、
    を備えた管理システムにおいて、
    前記管理装置は、受信した前記走行データを記憶する記憶部と、
    ユーザ装置からの要求に従い前記記憶部に記憶された前記走行データを前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    前記記憶部に記憶された前記走行データが所定の条件を満たす場合には、当該条件が成立していることを表す成立情報を生成し当該走行データに対応付ける条件判定部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記ユーザ装置から要求された前記走行データに前記成立情報が対応付けられている場合には、当該走行データおよび当該成立情報を前記ユーザ装置に送信する、
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記所定の条件は、前記車両の走行地点で当該車両に適用される法規によって求められる閾値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
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