JP2019104611A - ドア装置及びエレベーター - Google Patents

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黒木 大輔
Daisuke Kuroki
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Abstract

【課題】施工が容易であり、かつ、ドア装置を開閉するための駆動モーターの型式に関係なく、乗り場側のドアの開閉を可能にするドア装置、及び、そのドア装置を備えるエレベーターを提供する提供する。【解決手段】乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置のうち、少なくとも乗り場側ドア装置が、一対の乗り場ドアと、乗り場ドアの上部に設けられ、水平方向に延びる乗り場側ドアレールと、一対の乗り場ドアのそれぞれに設けられ、駆動モーターによって乗り場側ドアレールに対して自走可能に設けられた乗り場側ハンガーローラーを備える乗り場側ドアハンガーとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ドア装置及びそのドア装置を備えたエレベーターに関する。
エレベーターが設置される建築構造物の各階には、エレベーターに人や物が乗り降りするための出入口が設けられている。また、エレベーターの乗りかごにも人や物が出入りするための開口部が設けられている。そして、建築構造物の出入口や乗りかごの開口部には、それぞれ開閉可能なドア装置が設けられている。
図5A及び図5Bを用いて、従来のエレベーターに用いられているドア装置の構成について説明する。図5Aは、乗り場側ドア装置240を示す概略構成図である。また、図5Bは、かご側ドア装置230を示す概略構成図である。
図5Aに示すように、乗り場側ドア装置240は、出入口の上方に設けられたベース部材201と、ベース部材201に設けられた水平方向に伸びるドアレール202と、一対のドアユニット206a、206bとを備える。一対のドアユニット206a、206bは、それぞれハンガーローラー203と、ドアハンガー204と、乗り場ドア201a、201bとを備える。
ベース部材201は、ドアレール202の上部に設けられ、ドアレール202の延在方向において、ベース部材201の一方の端部に設けられた従動ローラー212aと、ベース部材201の他方に端部に設けられた従動ローラー212bとを備える。そして、一対の従動ローラー212a、212bには、無端状のベルト213が巻き架けられている。ベルト213は、後述するドアモーター215(図5B)により、一対の従動ローラー212a、212bの間を循環移動する。
ドアハンガー204は、それぞれの乗り場ドア201a、201bの上部に1つずつ設けられており、ハンガーローラー203は、それぞれのドアハンガー204に回転可能に取り付けられている。また、それぞれのハンガーローラー203が、ドアレール202上に回転移動可能に係合している。
また、一対のドアユニット206a、206bのうち、一方のドアユニット206aではドアハンガー204とベルト213の復路側である上部とが、第1連結部材206により連結されている。また、他方のドアユニット206bでは、ドアハンガー204とベルト213の往路側である下部とが第2連結部材205により連結されている。これにより、一方のドアユニット206aが一方向に移動するとき、他方のドアユニット206bは他方向に移動し、一方のドアユニット206aが他方向に移動するとき、他方のドアユニット206bは一方向に移動する。さらに、ドアユニット206a、206bの一方のドアハンガー204には、乗り場側係合部214が設けられている。
一方、図5Bに示すように、かご側ドア装置230は、乗りかごの出入口の上方に設けられたベース部材231と、ベース部材231に設けられた水平方向に延びるドアレール232と、一対のドアユニット220a、220bとを備える。一対のドアユニット220a、220bは、それぞれ、ハンガーローラー236と、ドアハンガー235と、かごドア221a、221bとを備える。
ベース部材231は、ドアレール232の上部に設けられている。ベース部材231は、ドアレール232の延在方向において、ベース部材231の一方の端部に設けられた従動ローラー216と、ベース部材231の他方の端部に設けられ、ドアモーター215により回転駆動される駆動ローラー233とを備える。そして、駆動ローラー233及び従動ローラー216には、無端状のベルト234が巻き架けられている。ベルト234は、駆動ローラー233がドアモーター215により回転駆動されることにより、駆動ローラー233と従動ローラー216との間を循環移動する。
それぞれのかごドア221a、221bの上部には、ドアハンガー235が1つずつ設けられており、ハンガーローラー236は、それぞれのドアハンガー235に回転可能に取り付けられている。また、それぞれのハンガーローラー236が、ドアレール232上に回転移動可能に係合している。
また、一対のドアユニット220a、220bのうち、一方のドアユニット220aでは、ドアハンガー235とベルト234の往路側である下部と、第1連結部材237により連結されている。また、他方のドアユニット220bでは、ドアハンガー235とベルト234の復路側である上部とが第2連結部材238により連結されている。さらに、一方のドアユニット220aのドアハンガー235には、乗り場側係合部214に係合可能なかご側係合部239が設けられている。
図5A及び図5Bに示すドア装置では、乗りかごが所定の乗り場に到着した後、乗り場側係合部214とかご側係合部239とが係合する。その後、かご側ドア装置230の駆動ローラー233が回転駆動されることにより、ベルト234が駆動ローラー233と従動ローラー216との間を循環移動する。この循環移動によって、一対のかごドア221a、221bは、第1連結部材237及び第2連結部材238を介して互いに接近する戸開方向、又は離間する戸開方向に移動する。
そして、このとき、かご側ドア装置230は、かご側係合部239により乗り場側係合部214に係合している。したがって、かご側ドア装置230におけるかごドア221a、221bの移動に伴い、乗り場側ドア装置240における一対の乗り場ドア201a、201bも、戸閉方向、又は、戸開方向に移動する。
このように、従来のドア装置では、かご側ドア装置230と乗り場側ドア装置240とは互いに係合することで、かご側ドア装置230の移動に基づいて乗り場側ドア装置240も左右反対方向に移動し、乗り場の出入り口を開閉する。
このようなドア装置に対し、特許文献1には、かご側のドア装置に設けられるドアモーターの設置位置をベース部の上面とは異なる位置に設置し、高さ方向の設置スペースを削減する技術が開示されている。
特開2004−217338号公報
ところで、特許文献1に記載されたドア装置では、かご側ドア装置に設けられるドアモーターの高さ方向のスペースは削減される。しかしながら、乗り場側ドア装置は、かご側ドア装置と係合し、かご側ドア装置の移動に基づいて開閉する構造のため、かご側ドア装置に取り付けられるドアモーターの形式が変われば、ドアマシンの高さや、係合位置も変わる。このため、かご側ドア装置におけるドアマシンを一式新製し変更する場合、ドアマシン型式に合わせ、乗り場側を一式新製するか、大幅な改造をする必要があり、施工が困難であり、工事に時間を要する。
そこで、本発明の目的は、施工が容易であり、かつ、ドア装置を開閉するための駆動モーターの型式に関係なく、乗り場側のドアの開閉を可能にするドア装置、及び、そのドア装置を備えるエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のドア装置は、乗り場側ドア装置と、かご側ドア装置とを備え、乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置のうち、少なくとも乗り場側ドア装置は、一対の乗り場ドアと、乗り場側ドアレールとを備える。さらに、乗り場側ドア装置は、乗り場側ドアハンガーを備える。乗り場側ドアレールは、乗り場ドアの上部に設けられ、水平方向に延びる。また、乗り場側ドアハンガーは、一対の乗り場ドアのそれぞれに設けられ、駆動モーターによって乗り場側ドアレールに対して自走可能に設けられた乗り場側ハンガーローラーを備える。
また、本発明のエレベーターは、上述のドア装置を備える。
本発明によれば、施工が容易であり、かつ、ドアを開閉するための駆動モーターの型式に関係なく、乗り場側のドアの開閉が可能なドア装置が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーターの全体構成を説明するための概略構成図である。 図2Aは、第1の実施形態に係る乗り場側ドア装置の概略構成図である。図2Bは、第1の実施形態に係るかご側ドア装置の概略構成図である。 図3Aは、乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置の要部の拡大構成図である。図3Bは、図3Aを図3Aに示すX方向から見た側面図である。 図4Aは、第2の実施形態に係る乗り場側ドア装置の概略構成図である。図4Bは、第2の実施形態に係るかご側ドア装置の概略構成図である。 図5Aは、従来例に係る乗り場側ドア装置の概略構成図である。図5Bは、従来例に係るかご側ドア装置の概略構成図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るエレベーター装置及びエレベーター装置の制御方法の一例を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。なお、各図において、共通の部材には同一の符号を付している。また、本実施形態は、以下の順で説明する。
1.第1の実施形態(乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置が自走式である例)
1−1.エレベーターの全体構成
1−2.ドア装置の構成
2.第2の実施形態(乗り場側ドア装置のみが自走式である例)
1.第1の実施形態(乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置が自走式である例)
1−1.エレベーターの全体構成
図1は、本実施形態のエレベーター1の全体構成を説明するための概略構成図である。図1に示すエレベーター1は、昇降路100及び昇降路100の上部に設けられた機械室110を備えている。また、エレベーター1は、昇降路100内に収容された乗りかご3及び釣合おもり4を備え、機械室110内に収容された巻上機7、及び制御部50を備える。さらに、エレベーター1の昇降路100内には、乗りかご3を昇降させるための主ロープ5が配置されている。
[昇降路]
昇降路100は、乗りかご3が昇降するための通路となる空間であり、建物内部の各階を上下方向に貫いて設けられている。昇降路100の内壁面には、乗りかご3や釣合おもり4の昇降を案内するガイドレール(図示を省略する)が取り付けられている。また、昇降路100の壁面における各階に相当する高さ位置には、各階に通じる乗り場側ドア装置40が設けられている。
[機械室]
機械室110は、昇降路100の上部に設けられた空間であり、主として乗りかご3を昇降動作させるための巻上機7及び制御部50等の駆動制御機器が収容されている。
[乗りかご]
乗りかご3は、人や荷物を載せるためのものであり、昇降路100内において、主ロープ5の一端に吊り下げられた状態で収容されている。この乗りかご3は、昇降路100の内壁面に設けられたガイドレールに案内された状態で、昇降路100内の上下方向に昇降する。乗りかご3の側面には、乗り場側ドア装置40に対応する位置に、かご側ドア装置30が設けられている。乗りかご3が、各階に停止した際には、乗り場ドア45a、45b(図2A参照)及びかごドア35a、35b(図2B参照)が開くことで、乗りかご3への人や荷物の乗り降りが行われる。
[釣合おもり]
釣合おもり4は、乗りかご3との釣り合いを取るために設けられたものであり、昇降路100内において、乗りかご3と逆側の主ロープ5の他端に吊り下げられた状態で収容されている。
[巻上機]
巻上機7は、シーブ6を有しており、シーブ6は機械室110に収容されている。シーブ6には、主ロープ5が巻掛けられている。また、シーブ6の近傍にはそらせ車8が配置されており、そらせ車8には主ロープ5が装架されている。巻上機7は制御部50による制御の下、主ロープ5を介して乗りかご3及び釣合おもり4をつるべ式に昇降させる。
[制御部]
制御部50は、エレベーター1を構成するシステム全体を制御するものであり、巻上機7や、後述するかご側ドア装置30及び乗り場側ドア装置40の開閉を駆動制御する。また、制御部50は、実行するプログラムや、各部で得られたデータを記憶するための記憶部(図示を省略する)を有している。
[主ロープ]
主ロープ5は、乗りかご3を吊り下げるためのものであり、その一端が乗りかご3の上部に固定され、他端が釣合おもり4に固定されている。この主ロープ5は、中間部分が機械室110内に設けられた巻上機7のシーブ6及びそらせ車8に巻掛けられることにより、昇降路100内において乗りかご3を昇降可能に支持する。
1−2.ドア装置の構成
図2Aは、乗り場側ドア装置40の概略構成図であり、図2Bは、かご側ドア装置30の概略構成図である。また、図3Aは、乗り場側ドア装置40及びかご側ドア装置30の要部の拡大構成図であり、図3Bは、図3Aを図3Aに示すX方向から見た側面図である。以下の説明では、乗り場側ドア装置40及びかご側ドア装置30の開閉方向を左右方向、エレベーター1の昇降方向を上下方向として説明する。また、本実施形態では、乗り場ドア45a、45b及びかごドア35a、35bが左右両側に開く、両開きのドア装置について説明する。
[乗り場側ドア装置]
図2Aに示すように、乗り場側ドア装置40は、出入口の上方に設けられたベース部材41と、ベース部材41に設けられた左右方向に伸びる乗り場側ドアレール42と、一対のドアユニット40a、40bとを備える。また、乗り場側ドア装置40は、ドアシュー49と、ドアシル47と、乗り場側ドア制御部51とを備える。
ベース部材41は、乗り場の出入口の上方に固定されており、左右方向に延在して設けられている。乗り場側ドアレール42は、ベース部材41の上下方向における下端部に固定されており、乗り場ドア45a、45bの開閉方向に沿って左右方向に延在して設けられている。
一対のドアユニット40a、40bは、乗り場の出入口において左右方向に並んで配置されている。一対のドアユニット40a、40bは、それぞれ、乗り場ドア45a、45bと、乗り場側ドアハンガー44a、44bと、乗り場側ハンガーローラー43a、43bとを有する。乗り場ドア45a、45bは、左右方向及び上下方向に平行な平面を有する長方形の板状部材で構成されている。
乗り場側ドアハンガー44aは乗り場ドア45aの上辺に固定され、乗り場側ドアハンガー44bは乗り場ドア45bの上辺に固定されている。乗り場側ドアハンガー44a、44bは、図3Bに示すように、側面形状がL字形状に形成されており、乗りかご4の床面に平行な板状部材で形成され、乗り場ドア45a、45bに固定される固定部64と、固定部64に連続して上方に延びる支持片63とを備える。
乗り場側ハンガーローラー43aは、ドアハンガー44aの支持片63における上部において、左右方向に離間する位置に1つずつ設けられている。同様に、乗り場側ハンガーローラー43bは、乗り場側ドアハンガー44bの支持片63における上部において、左右方向に離間する位置に1つずつ設けられている。
また、乗り場側ハンガーローラー43a、43bは、図3Bに示すように、駆動モーター62が内蔵されたローラーである。乗り場側ハンガーローラー43a、43bは、それぞれ、乗り場側ドアハンガー44a、44bの支持片63に回転可能に支持されると共に、乗り場側ドアレール42に回転可能に係合している。一対のドアユニット40a、40bのそれぞれの乗り場側ハンガーローラー43a、43bを回転駆動する駆動モーター62は、配線52を介して乗り場側ドア制御部51に接続されている。乗り場側ドア制御部51は、制御部50の制御の下、それぞれの駆動モーター62を駆動制御することで、乗り場側ハンガーローラー43a、43bを乗り場側ドアレール42上において左右方向に移動させる。
本実施形態では、乗り場側ドア制御部51の制御の下、乗り場側ハンガーローラー43a、43bをそれぞれ、所定の方向に回転駆動させる。これにより、乗り場ドア45a、45bを、それぞれ戸開方向、又は戸閉方向に移動させることができる。例えば、一方の乗り場ドア45aを図2Aの矢印D1に示す方向に移動させると共に、他方の乗り場ドア45bを図2Aの矢印D2に示す方向に移動させることで、乗り場ドア45a、45bを開くことができる。また、一方の乗り場ドア45aを図2Aの矢印D2に示す方向に移動させると共に、他方の乗り場ドア45bを図2Aの矢印D1に示す方向に移動させることで、乗り場ドア45a、45bを閉じることができる。
また、図2Aでは図示を省略するが、図3Bに示すように、乗り場側ドアハンガー44a(44b)の支持片63の、乗り場側ドアレール42を乗り場側ハンガーローラー43a(43b)とで挟む位置に、振れ止めローラー65が軸部41により回転可能に設けられている。乗り場側ハンガーローラー43a(43b)と振れ止めローラー65とで乗り場側ドアレール42を挟むことで、乗り場ドア45a、45bの乗り場側ドアレール42に沿った移動が安定して行われる。
ドアシル47は、乗り場の出入口の下方に設けられており、左右方向に延在するガイド溝(図示を省略する)を有する。一方、ドアシュー49は、一対の乗り場ドア45a、45bのそれぞれの下端面に設けられており、ガイド溝に嵌合する部材で構成されている。ドアシュー49がドアシル47のガイド溝に嵌合することで、一対の乗り場ドア45a、45bの開閉が左右方向に案内される。
[かご側ドア装置]
一方、図2Bに示すように、かご側ドア装置30は、出入口の上方に設けられたベース部材31と、ベース部材31に設けられた水平方向に延びるかご側ドアレール32と、一対のドアユニット30a、30bと、ドアシル37と、ドアシュー39とを備える。一対のドアユニット30a、30bは、それぞれ、かごドア35a、35bと、かご側ハンガーローラー33a、33bと、かご側ドアハンガー34a、34bとを備える。
かご側ドア装置30において、ベース部材31及びかご側ドアレール32は、それぞれ、乗り場側ドア装置40のベース部材41及び乗り場側ドアレール42と同様の構成であるため、重複説明を省略する。さらに、かごドア35a、35b、かご側ハンガーローラー33a、33b、及び、かご側ドアハンガー34a、34bの構成は、それぞれ、乗り場ドア45a、45b、乗り場側ハンガーローラー43a、43b、及び、乗り場側ドアハンガー44a、44bの構成と同様であるため、重複説明を省略する。
かご側ドア装置30においても、それぞれのかご側ハンガーローラー33a、33bは、図3Bに示すように、駆動モーター62により回転駆動される。また、駆動モーター62は、配線53を介してかご側ドア制御部54に接続されている。かご側ドア制御部54は、制御部50の制御の下、それぞれの駆動モーター62を駆動制御することで、かご側ハンガーローラー33a、33bをかご側ドアレール32上において左右方向に移動させる。
本実施形態では、かご側ドア制御部54の制御の下、かご側ハンガーローラー33a、33bを所定の方向に回転駆動させることで、かごドア35a、35bを戸開方向又は戸閉方向に移動させることができる。例えば、一方のかごドア35aを図2Bの矢印D1に示す方向に移動させると共に、他方のかごドア35bを図2Bの矢印D2に示す方向に移動させることにより、かごドア35a、35bを開けることができる。また、一方のかごドア35aを図2Bの矢印D2に示す方向に移動させると共に、他方のかごドア35bを図2Bの矢印D1に示す方向に移動させることにより、かごドア35a、35bを閉じることができる。
ドアシル37は、乗りかご3の出入口の下方に設けられおり、左右方向に延在するガイド溝(図示を省略する)を有する。一方、ドアシュー39は、一対のかごドア35a、35bのそれぞれの下端面に設けられており、ガイド溝に嵌合する部材で構成されている。ドアシュー39がドアシル37のガイド溝に嵌合することで、一対のかごドア35a、35bの開閉が左右方向に案内される。
本実施形態では、乗り場側ドア装置40の乗り場ドア45a、45bは、駆動モーター62により回転駆動される乗り場側ハンガーローラー43a、43bによって乗り場側ドアレール42上を自走する。一方、かご側ドア装置30のかごドア35a、35bも、駆動モーター62により回転駆動されるかご側ハンガーローラー33a、33bによってかご側ドアレール32上を自走する。したがって、乗りかご3が、所定の乗り場階に到着した際には、乗り場側ドア制御部51、及び、かご側ドア制御部54が制御部50によって制御され、乗り場ドア45a,45b及びかごドア35a,35bは、それぞれに開閉動作が為される。
乗り場ドア45a、45b及びかごドア35a、35bの開閉動作は、制御部50により乗り場側ドア制御部51及びかご側ドア制御部54を制御することで、それぞれが連動して開閉動作するように構成されている。これにより、乗り場ドア45a、45b及びかごドア35a、35bのどちらか一方のみが開閉動作するのを防ぎ、乗り場ドア45a、45b及びかごドア35a、35bの開閉時における安全性を確保する。
本実施形態では、乗り場ドア45a、45b及びかごドア35a、35bがそれぞれ自走可能であるため、従来のドア装置のように、互いに係合させて連動させる必要がない。これにより、例えば、乗りかご3の改変により、かご側ドア装置30の構成が変更された場合においても、乗り場側ドア装置40の変更は必要無い。また、従来のハンガーローラーから、本実施形態のような駆動モーターが内蔵されたハンガーローラーに変更する施工は、比較的容易に行うことができる。したがって、従来のドア装置における乗り場側ドア装置から、図2Aに示す乗り場側ドア装置40への変更も比較的容易に行うことができる。
また、本実施形態では、乗り場側ハンガーローラー43a、43b及びかご側ハンガーローラー33a、33bに駆動モーター62を内蔵していることにより、例えば図5A、図5Bに示す従動ローラー212、242、駆動ローラー233、ベルト213、234が必要無い。このため、従動ローラー212、242、駆動ローラー233、ベルト213、234の設置に要していたスペースが必要無く、高さ方向の設置スペースを削減することができる。
また、本実施形態では、乗り場側ドア装置40及びかご側ドア装置30がどちらも自走可能に構成されているため、図5A、図5Bに示すような乗り場側係合部214や、かご側係合部239が必要ない。
2.第2の実施形態(乗り場側ドア装置のみが自走式である例)
次に、本発明の第2の実施形態に係るドア装置について説明する。本実施形態のドア装置も、第1の実施形態と同様、図1に示すエレベーター1に適用されるものである。図4Aは、乗り場側ドア装置140の概略構成図であり、図4Bは、かご側ドア装置130の概略構成図である。図4A及び図4Bにおいて、図3A及び図3Bに対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
本実施形態の乗り場側ドア装置140は、乗り場側係合部141を備える点で、第1の実施形態に係る乗り場側ドア装置40と異なる。乗り場側係合部141は、一対のドアユニット140a、140bのうちの一方のドアユニット140bに設けられた乗り場側ドアハンガー44aに固定されている。乗り場側係合部141は、後述するかご側係合部131に係合可能な構成である。
かご側ドア装置130は、一対の従動ローラー132a、132b、ベルト133及びかご側係合部131を備え、かご側ハンガーローラー136a、136bに駆動モーターが内蔵されていない点で第1の実施形態に係るかご側ドア装置30と異なる。
一対の従動ローラー132a、132bのうち一方の従動ローラー132aは、ベース部材31の一方の端部に設けられ、他方の従動ローラー132bは、ベース部材31の他方に端部に設けられている。そして、一対の従動ローラー132a、132bには、無端状のベルト133が巻き架けられている。ベルト133は、乗り場側ドア装置140の開閉動作に応じて、一対の従動ローラー132a、132bの間を循環移動する。
かご側ハンガーローラー136aは、一方のかご側ドアハンガー34aの支持片における上部において、左右方向に離間する位置に1つずつ設けられている。また、かご側ハンガーローラー136bは、他方のかご側ドアハンガー34bの支持片における上部において、左右方向に離間する位置に1つずつ設けられている。そして、これらのかご側ハンガーローラー136a、136bは、かご側ドアレール32上を回転移動可能に、それぞれ、かご側ドアハンガー34a、34bに取り付けられている。本実施形態では、かご側ハンガーローラー136a、136bには駆動モーターは内蔵されていない。したがって、かご側ハンガーローラー136a、136bはそれ自身でかご側ドアレール32上を移動することはない。
かご側係合部131は、一対のかご側ドアハンガー34a、34bのうち一方のかご側ドアハンガー34aに設けられており、乗り場側ドア装置140に設けられた乗り場側係合部141に係合可能に構成されている。
また、一対のドアユニット130a、130bのうち、一方のドアユニット130aでは、かご側ドアハンガー34aとベルト133の復路側である上部とが第1連結部材134により連結されている。また、他方のドアユニット130bでは、かご側ドアハンガー34bとベルト133の往路側である下部と第2連結部材135により連結されている。これにより、一方のドアユニット130aが矢印D1に示す方向に移動するとき、他方のドアユニット130bが矢印D2に示す方向に移動する。また、一方のドアユニット130aが矢印D2に示す方向に移動するとき、他方のドアユニット130bは矢印D1に示す方向に移動する。
本実施形態のドア装置では、乗りかご3が所望の乗り場に到着した後、制御部50の制御の下、乗り場側係合部141とかご側係合部131とが係合する。そして、制御部50の制御の下、乗り場側ドア装置140の乗り場側ドア制御部51を制御することで、乗り場側ハンガーローラー43a、43bに内蔵された駆動モーター62を駆動し、それぞれの乗り場側ハンガーローラー43a、43bを所定の方向に回転移動させる。これにより、乗り場ドア45a、45bを戸開方向に移動させることができる。
そして、本実施形態では、乗り場側係合部141及びかご側係合部131によって、乗り場ドア45a、45bとかごドア35a、35bとが係合されている。これにより、乗り場ドア45a、45bが戸開方向に移動した際には、かごドア35a、35bも戸開方向に移動する。また、乗り場ドア45a、45bが戸閉方向に移動する際も、かごドア35a、35bが乗り場ドア45a、45bの移動に連動するため、かごドア35a、35bも戸閉方向に移動する。
本実施形態では、乗り場側ドア装置140のみが自走式であり、かご側ドア装置130は、乗り場側ドア装置140に連動する構成である。この場合にも、乗りかご3側を改変する際に、乗り場側ドア装置140の構成をかご側ドア装置130に合わせて変更する必要がないため施工が容易になる。また、本実施形態では、かご側ドア装置130に、駆動モーターを設ける必要がないため、駆動モーターの設置スペースを削減することができる。
また、かご側ドア装置130に駆動モーターを設ける必要がないため、ドア装置の開閉に必要な電力源を削減することができる。その他、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。例えば、第1の実施形態において、乗り場側ドア装置とかご側ドア装置を係合する係合部を設ける構成としてもよい。また、第1及び第2の実施形態において、乗り場側ドア装置とかご側ドア装置にロック機構を設けても良い。
また、上述した実施形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…エレベーター、3…乗りかご、4…釣合おもり、5…主ロープ、6…シーブ、7…巻上機、30…かご側ドア装置、30a(30b)…ドアユニット、31…ベース部材、32…かご側ドアレール、33a(33b)…かご側ハンガーローラー、34a(34b)…かご側ドアハンガー、35a(35b)…かごドア、40…乗り場側ドア装置、40a(40b)…ドアユニット、41…ベース部材、42…乗り場側ドアレール、43a(43b)…乗り場側ハンガーローラー、44a(44b)…乗り場側ドアハンガー、45a(45b)…乗り場ドア、62…駆動モーター、63…支持片、64…固定部

Claims (6)

  1. 乗り場側ドア装置と、
    前記乗り場側ドア装置に対向する位置に設けられるかご側ドア装置とを備え、
    乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置のうち、少なくとも乗り場側ドア装置は、
    一対の乗り場ドアと、
    前記乗り場ドアの上部に設けられ、水平方向に延びる乗り場側ドアレールと、
    一対の乗り場ドアのそれぞれに設けられ、駆動モーターによって前記乗り場側ドアレールに対して自走可能に設けられた乗り場側ハンガーローラーを備える乗り場側ドアハンガーと、
    を備えるドア装置。
  2. 前記かご側ドア装置は、
    一対のかごドアと
    前記かごドアの上部に設けられ、水平方向に延びるかご側ドアレールと、
    一対のかごドアのそれぞれに設けられ、駆動モーターによって前記かご側ドアレールに対して自走可能に設けられたかご側ハンガーローラーを備えるかご側ドアハンガーと、
    を備える請求項1に記載のドア装置。
  3. 前記乗り場側ドアハンガーは、乗り場側係合部を備え、
    前記かご側ドアハンガーは、前記乗り場側係合部に係合可能に設けられたかご側係合部を備える
    請求項1に記載のドア装置。
  4. 前記乗り場側ドア装置は、前記乗り場側ドアハンガーの、前記乗り場側ドアレールを前記乗り場側ハンガーローラーとで挟む位置に、振れ止めローラーを備える
    請求項1に記載のドア装置。
  5. 前記かご側ドア装置は、前記かご側ドアハンガーの、前記かご側ドアレールを前記かご側ハンガーローラーとで挟む位置に、振れ止めローラーを備える
    請求項2に記載のドア装置。
  6. 乗り場側ドア装置及びかご側ドア装置のうち、少なくとも乗り場側ドア装置が、
    一対の乗り場ドアと、
    前記乗り場ドアの上部に設けられ、水平方向に延びる乗り場側ドアレールと、
    一対の乗り場ドアのそれぞれに設けられ、駆動モーターによって前記乗り場側ドアレールに対して自走可能に設けられた乗り場側ハンガーローラーを備える乗り場側ドアハンガーと、
    を備えるエレベーター。

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