JP2019099476A - エアゾール製品および待ち伏せ害虫駆除方法 - Google Patents

エアゾール製品および待ち伏せ害虫駆除方法 Download PDF

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【課題】少ない薬剤量で床や壁面への付着率をより向上させ、優れた待ち伏せ駆除効果を発揮させることができるエアゾール製品および待ち伏せ害虫駆除方法を提供すること。【解決手段】本発明に係る待ち伏せ害虫駆除方法は、殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液、ならびに噴射剤として圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するためのメカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタンとを含むエアゾール製品を、床面または壁面に処理する。【選択図】なし

Description

本発明は、エアゾール製品および待ち伏せ害虫駆除方法に関する。
ゴキブリなどの害虫を駆除する方法として、殺虫成分を含む薬剤を害虫に直接噴霧する方法、殺虫成分を含む毒餌を摂取させる方法などが知られている。近年、これらの方法に加えて、待ち伏せによる駆除方法も提案されている。すなわち、床や壁などに予め殺虫成分を含む薬剤を塗布しておき、塗布した薬剤に害虫が接触すると、ノックダウンや致死するというものである。待ち伏せによる駆除方法は、害虫を見失い直接噴霧できないような場合に有効な方法である。このような待ち伏せによる駆除に関して、例えば特許文献1および2には、残留噴霧に適したゴキブリ用エアゾール剤や、残留噴霧によるトコジラミ防除方法が記載されている。
特開2010−163378号公報 特開2013−170140号公報
しかし、特許文献1および2に記載のような待ち伏せによる駆除では、一定の効果が発揮されるものの実用面では不十分であり、より効率よく駆除効果を発揮させる方法が望まれている。
本発明の課題は、少ない薬剤量で床や壁面への付着率をより向上させ、優れた待ち伏せ駆除効果を発揮させることができるエアゾール製品および待ち伏せ害虫駆除方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液、ならびに噴射剤として圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するためのメカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタンとを含むエアゾール製品を、床面または壁面に処理することを特徴とする待ち伏せ害虫駆除方法。
(2)殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液、ならびに噴射剤として圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するための噴射ボタンとを含み、噴射ボタンが、メカニカルブレークアップ機構を有するボタンであることを特徴とするエアゾール製品。
本発明に係るエアゾール製品によれば、少ない薬剤量で床や壁面への付着率をより向上させ、優れた待ち伏せ駆除効果を発揮させることができる。
実施例2および比較例4において、薬剤の広がり性を検証するために行った試験方法を説明するための説明図であり、図1(A)はろ紙に対してエアゾール製品を噴射する方法を示し、図1(B)は薬剤が付着したろ紙を示す。 実施例3〜6において、待ち伏せ駆除効果を検証するために行った試験方法を説明するための説明図である。
本発明に係るエアゾール製品は、殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液ならびに圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するための噴射ボタンとを含む。
本発明の一実施形態に係るエアゾール製品において、原液に含まれる殺虫成分としては、特に限定されず、例えばピレスロイド系化合物、有機リン系化合物、オキサジアゾール系化合物、カーバメイト系化合物、ネオニコチノイド系化合物、幼若ホルモン様化合物、キチン合成阻害化合物などが挙げられる。
ピレスロイド系化合物としては、具体的には、メトフルトリン、トランスフルトリン、プロフルトリン、アレスリン、フタルスリン、レスメトリン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、プラレトリン、テフルスリン、シペルメトリン、シフェノトリン、シフルトリン、フェンプロパトリン、フェンフルスリン、エムペントリン、テラレスリン、エトフェンプロックス、イミプロトリン、ビフェントリンなどが挙げられる。有機リン系化合物としては、具体的には、ジクロルボス、フェニトロチオンなどが挙げられる。オキサジアゾール系化合物としては、具体的には、メトキサジアゾンなどが挙げられる。カーバメイト系化合物としては、プロポクスル、カルバリル、フェノブカルブなどが挙げられる。ネオニコチノイド系化合物としては、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサムなどが挙げられる。幼若ホルモン様化合物としては、ピリプロキシフェン、ハイドロプレンなどが挙げられる。キチン合成阻害化合物としては、ジフルベンズロン、ヘキサフルムロンなどが挙げられる。これらの殺虫成分の中でも、フタルスリン、ペルメトリン、イミプロトリン、シフェノトリン、フェノトリンが好ましい。
原液に含まれる溶媒としては、40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒であれば、特に限定されない。このような溶媒としては、例えば、イソパラフィン、ノルマルパラフィン、ナフテンなどが挙げられる。40℃における動粘度が1cSt未満の溶媒を使用すると、付着率が低くなる。一方、40℃における動粘度が3cStを超える溶媒を使用すると、処理面上での広がりが悪くなる。これらの溶媒の中でも、イソパラフィンが好ましい。
原液に含まれる殺虫成分と溶媒との割合は特に限定されず、使用する殺虫成分と溶媒とに応じて適宜設計される。通常、殺虫成分は原液中に好ましくは0.01〜10w/v%、より好ましくは0.1〜5w/v%、さらに好ましくは0.1〜3w/v%の濃度で含まれ、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
一実施形態に係るエアゾール製品において、原液を噴射させるための噴射剤としては、圧縮ガスであれば特に限定されず、例えば、炭酸ガス、窒素ガス、亜酸化窒素、圧縮空気などが挙げられる。圧縮ガスは、後述のエアゾール容器に、好ましくは0.3〜0.8MPa、より好ましくは0.4〜0.7MPa、さらに好ましくは0.5〜0.7MPaの圧力で存在するようにすればよい。
上記の原液と圧縮ガスとを含むエアゾール内容物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要に応じて各種の添加される添加剤が含まれていてもよい。このような添加剤としては、例えば、香料、酸化防止剤、消臭剤、色素、キレート剤、保留剤、pH調整剤、殺菌剤、防カビ剤、増粘剤などが挙げられる。
一実施形態に係るエアゾール製品において、エアゾール内容物を収容するエアゾール容器は特に限定されず、一般のエアゾール製品に使用されているエアゾール容器が採用される。
一実施形態に係るエアゾール製品において、エアゾール内容物を噴射するための噴射ボタンとしては、メカニカルブレークアップ機構を有するボタンが採用される。メカニカルブレークアップ機構を有するボタンには、通常のボタン(ストレートタイプのボタン)と異なり、ボタンの噴口裏側に狭い通路(溝)が形成されている。このような溝によって、エアゾール内容物が噴射される際に機械的に旋回し、ストレートタイプよりも微細化されたミストが噴射される。メカニカルブレークアップ機構を有するボタンを用いることによって、ストレートタイプのボタンを用いる場合よりも、少ない薬剤量で均一に広範囲に処理することができる。
メカニカルブレークアップ機構を有するボタンであれば特に限定されず、噴口径は0.2〜0.6mm程度が好ましい。さらに、エアゾール内容物を旋回させるための溝は、3〜6本程度が好ましい。ミスト状に噴霧された液滴の平均粒子径は特に限定されない。例えば、噴口から30cm離れた位置における50%平均粒子径は50〜100μm程度である。
次に、本発明の待ち伏せ害虫駆除方法について説明する。本発明の一実施形態に係る害虫駆除方法は、上述の一実施形態に係るエアゾール製品を、床面または壁面に処理することによって行われる。具体的には、予め床面や壁面に一実施形態に係るエアゾール製品を処理しておくことによって、処理された薬剤と接触した害虫がノックダウンあるいは致死し駆除される。
一実施形態に係る害虫駆除方法において、エアゾール製品の処理量は特に限定されない。処理面1m2あたり好ましくは1〜100mL、より好ましくは10〜75mL、さらに好ましくは20〜60mLの原液が付着するように処理すればよい。
一実施形態に係るエアゾール製品および害虫駆除方法により駆除し得る害虫としては、例えば、各種の衛生害虫、不快害虫などが挙げられる。これらの害虫としては、例えば、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリ、トビイロゴキブリなどのゴキブリ類;マダニ、イエダニ、ヒョウヒダニ、コナダニ、ツメダニなどのダニ類;コクゾウムシ、コクヌストモドキ、タバコシバンムシ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシなどの貯穀害虫類;オオズアリ、クロヤマアリ、トビイロシワアリ、アミメアリなどのアリ類;ヒトスジシマカ(ヤブカ)、アカイエカ、シナハマダラカ、コガタアカイエカ、ネッタイシマカ、トウゴウヤブカなどの蚊類;イエバエ、サシバエなどのハエ類;シクロアブ、ウシアブ、メクラアブ、ゴマフアブなどのアブ類;クロオオブユ、キアシオオブユ、アオキツメトゲブユなどのブユ類;トクナガクロヌカカ、オオシマヌカカ、ニワトリヌカカなどのヌカカ類;キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、ミツバチなどのハチ類などが挙げられる。
一実施形態に係るエアゾール製品および害虫駆除方法は、少ない薬剤量で床や壁面への付着率をより向上させ、優れた待ち伏せ駆除効果を発揮させることができる。一実施形態に係るエアゾール製品および害虫駆除方法は、害虫に薬剤を直接噴霧できないような場合に有用である。さらに、一実施形態に係るエアゾール製品および害虫駆除方法は、屋内および屋外のいずれでも使用でき、例えば、居間の壁面、台所や厨房の床面、廊下の床面や壁面、玄関の床面や壁面、庭や軒先などに好適に適用される。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(参考例1:薬剤広がり試験)
下記に示す溶媒1mLを、処理板(15cm×15cm)のほぼ中心に滴下した。処理板としては、FRP処理板(強化プラスチック)および石膏タイルの2種類を用いた。溶媒を滴下してから1分間静置し、処理板の滴下面にろ紙を貼り付けて、ろ紙に溶媒を吸収させた。処理板の滴下面に残っている溶媒の直径を測定した。10cm以上の直径を有する場合、床面や壁面に対する広がり性が優れていると評価した。結果を表1に示す。
<溶媒>
イソパラフィン(IPクリーンLX(1.37cSt(40℃))、出光興産(株)製)
エタノール(0.834cSt(40℃))
ミリスチン酸イソプロピル(IPM(3.9cSt(40℃))
Figure 2019099476
表1に示すように、イソパラフィンおよびエタノールが、いずれの処理板においても10cm以上の直径を有していた。一方、動粘度が3cStを超えるミリスチン酸イソプロピルは、広がり性に乏しいことがわかる。優れた広がり性を有するイソパラフィン(IPクリーンLX)およびエタノールを用いて、下記の実施例1および比較例1〜3に示すように、付着率の検証を行った。
(実施例1)
0.75gのフタルスリンおよび0.75gのペルメトリンに、イソパラフィン(IPクリーンLX)を添加して溶解し、総量を300mL(原液)とした。得られた原液250mLと圧縮ガスとしてCO2(0.6MPa)とをエアゾール容器(AE380、大和製罐(株)製)に収容し、メカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタン(φ0.35、(株)三谷バルブ製)をエアゾール容器に取り付けた。このようにしてエアゾール製品Aを得た。
得られたエアゾール製品について、床面または壁面に向かって噴射した際の付着率を下記の手順で測定した。まず、壁面に直径40cmのろ紙を貼り付けた。次いで、エアゾール製品をろ紙に向かって5秒間噴射した。ろ紙とエアゾール製品との距離は50cmとした。噴射直後(30秒以内)、噴射量(原液吐出量)とろ紙に付着した量とを測定し、下記の式(I)を用いて付着率を算出した。50%以上の場合、付着率が高いと評価した。結果を表2に示す。
付着率(%)=(付着量/原液吐出量)×100 (I)
(比較例1)
圧縮ガスの代わりに、液化石油ガス(LPG、0.49MPa(25℃))を100mL用いた以外は、実施例1と同様の手順で比較エアゾール製品Aを得た。得られた比較エアゾール製品Aを用いた以外は、実施例1と同様の手順で付着率を算出した。結果を表2に示す。
(比較例2)
溶媒としてイソパラフィンの代わりにエタノールを用いた以外は、実施例1と同様の手順で比較エアゾール製品Bを得た。得られた比較エアゾール製品Bを用いた以外は、実施例1と同様の手順で付着率を算出した。結果を表2に示す。
(比較例3)
圧縮ガスの代わりに、液化石油ガス(LPG、0.49MPa(25℃))を100mL用いた以外は、比較例2と同様の手順で比較エアゾール製品Cを得た。得られた比較エアゾール製品Cを用いた以外は、実施例1と同様の手順で付着率を算出した。結果を表2に示す。
Figure 2019099476
表2に示すように、1〜3cSt(40℃)の動粘度を有する溶媒を用い、噴射剤として圧縮ガスを用いた実施例1は、優れた付着率を有していることがわかる。一方、比較例1から明らかなように、1〜3cSt(40℃)の動粘度を有する溶媒を用いても、噴射剤として圧縮ガスではなくLPGを用いた場合、付着率が低いことがわかる。さらに、比較例2および3から明らかなように、溶媒として動粘度が1cSt未満であるエタノールを用いた場合、優れた広がり性を有していたとしても、付着率が低いことがわかる。
(実施例2)
薬剤の広がり性について検証した。図1(A)に示すように、直径40cmのろ紙1を、ろ紙1の中心が床面から150cmの高さとなるように、壁面に貼り付けた。次いで、エアゾール製品2(実施例1で得られたエアゾール製品A)をろ紙1に向かって5秒間噴射した。ろ紙1とエアゾール製品2との距離は50cmとした。5秒間後に処理された領域1’において、床面と水平方向における最大径dを測定したところ、約17cmであった。
(比較例4)
メカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタンの代わりに、ストレート噴射ボタン(φ0.8、(株)丸一製)をエアゾール容器に取り付けた以外は、実施例1と同様の手順で比較エアゾール製品Dを得た。得られた比較エアゾール製品Dを用いた以外は、実施例2と同様の手順で処理された領域1’における最大径dを測定したところ、約9cmであった。この結果から、ストレート噴射ボタンを用いると、メカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタンを用いた場合と比べて、薬剤の広がり性が乏しくなることがわかる。
(実施例3)
実施例1で得られた原液を用いて、待ち伏せ駆除効果を検証した。図2に示すようにまず、化粧板3(15cm×15cm)のほぼ中心部に、実施例1で得られた原液0.9mL(40mL/m2)を滴下した。原液を処理した化粧板3を室温で保管した。保管から0日後(処理直後)、7日後、14日後および28日後に、10頭の供試虫4(チャバネゴキブリ)を化粧板3の処理面に1時間接触させた。チャバネゴキブリを囲うように、化粧板3の処理面にプラスチックカップ5を置いた。プラスチックカップ5の内壁面には、チャバネゴキブリが登ってこないようにするために炭酸カルシウムを塗布した。1時間接触させた後、10頭のチャバネゴキブリを別の清潔な容器に移し、餌および水を自由に摂取させて、72時間後に致死(瀕死も含む)しているチャバネゴキブリをカウントした。保管から0日後、7日後、14日後および28日後において、それぞれ異なるチャバネゴキブリ10頭を用いた。同様の試験を3回繰り返し行い、ノックダウン率(KD率)および致死率の平均値を求めた。結果を表3に示す。
(実施例4)
供試虫4としてチャバネゴキブリの代わりにクロゴキブリを用いた以外は、実施例3と同様の手順でノックダウン率(KD率)および致死率の平均値を求めた。結果を表3に示す。
(実施例5)
化粧板3の代わりに塩ビ板3(15cm×15cm)を用いた以外は、実施例3と同様の手順でノックダウン率(KD率)および致死率の平均値を求めた。結果を表3に示す。
(実施例6)
供試虫4としてチャバネゴキブリの代わりにクロゴキブリを用いた以外は、実施例5と同様の手順でノックダウン率(KD率)および致死率の平均値を求めた。結果を表3に示す。
Figure 2019099476
表3に示すように、実施例3〜6のいずれも、薬剤を処理してから28日後であっても致死率がほぼ100%であることがわかる。したがって、本発明のエアゾール製品は、予め床面や壁面に処理しておくことで、薬剤に接触した害虫を効率よく駆除できることがわかる。すなわち、本発明のエアゾール製品は、優れた待ち伏せ駆除効果を発揮することがわかる。
1 ろ紙
1’ 処理された領域
2 エアゾール製品
3 化粧板または塩ビ板
4 供試虫
5 プラスチックカップ

Claims (2)

  1. 殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液、ならびに噴射剤として圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、
    エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、
    エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するためのメカニカルブレークアップ機構を有する噴射ボタンと、
    を含むエアゾール製品を、床面または壁面に処理することを特徴とする待ち伏せ害虫駆除方法。
  2. 殺虫成分および40℃で1〜3cStの動粘度を有する溶媒を含む原液、ならびに噴射剤として圧縮ガスを含むエアゾール内容物と、
    エアゾール内容物を収容するエアゾール容器と、
    エアゾール容器に取り付けられ、エアゾール内容物を噴射するための噴射ボタンと、
    を含み、
    噴射ボタンが、メカニカルブレークアップ機構を有するボタンであることを特徴とするエアゾール製品。
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