JP2019098022A5 - 液体状医薬品入り蓋付き容器 - Google Patents

Claims (20)

1. 開口部を有する容器と、前記容器中に収納された液体状医薬品と、前記容器の前記開口部を密封する栓と、前記栓を覆う蓋材とを有する液体状医薬品入り蓋付き容器であって、
   前記蓋材は、白化樹脂層と、前記白化樹脂層の片面又は両面上の補強層と、を有する針刺検知用シートから成り、
   前記白化樹脂層は、注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記針刺孔の周囲が白化する樹脂層である、
   液体状医薬品入り蓋付き容器。
2. 前記白化樹脂層は、直径０．８０ｍｍ、刃型Ｒ・Ｂの注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記針刺孔の周囲が０．２ｍｍ以上の幅で白化する樹脂層である、
   請求項１に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
3. 前記白化樹脂層は、ハードセグメントを含む連続相と、ソフトセグメントを含む分散相とから構成される海島型ミクロ相分離構造を有する樹脂の層である、
   請求項１又は２に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
4. 前記ハードセグメントは、ポリスチレン、結晶性ポリオレフィン、及びアクリロニトリル−スチレン共重合体より成る群から選択される１種以上を含み、かつ
   前記ソフトセグメントは、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、及び非晶性ポリオレフィンより成る群から選択される１種以上を含む、請求項３に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
5. 前記白化樹脂層は、耐衝撃性ポリスチレン、ブロックコポリマータイプのポリプロピレン、及びアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体より成る群から選択される１種以上の樹脂の層である、
   請求項１〜４のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
6. 前記白化樹脂層は、ブロックコポリマータイプのポリプロピレンの層である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
7. 前記補強層は、針を刺したときに白化を生じない熱可塑性樹脂の層である、請求項１〜６のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
8. 前記針刺検知用シートは、更に着色樹脂層を有し、
   前記補強層、前記白化樹脂層、及び前記着色樹脂層の順、
   前記白化樹脂層、前記補強層、及び前記着色樹脂層の順、又は
   前記補強層、前記白化樹脂層、前記補強層、及び前記着色樹脂層の順
   に積層されている、請求項１〜７のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
9. 前記針刺検知用シートは、更に外部接着層又は外部シーラント層を有し、
   前記補強層、前記白化樹脂層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順、
   前記白化樹脂層、前記補強層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順、又は
   前記補強層、前記白化樹脂層、前記補強層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順
   に積層されている、請求項１〜７のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
10. 前記針刺検知用シートは、更に着色樹脂層と、外部接着層又は外部シーラント層とを有し、
    前記補強層、前記白化樹脂層、前記着色樹脂層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順、
    前記白化樹脂層、前記補強層、前記着色樹脂層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順、又は
    前記補強層、前記白化樹脂層、前記補強層、前記着色樹脂層、及び前記外部接着層又は外部シーラント層の順
    に積層されている、請求項１〜７のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
11. 前記着色樹脂層のＬ値が７５以下である、請求項８又は１０に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
12. 前記針刺検知用シートは、前記白化樹脂層の片面上に、直接又は前記補強層を介して、層間接着層又は層間シーラント層、及び剥離樹脂層を、この順に更に有し、
    前記針刺検知用シートに、注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記白化樹脂層又は前記補強層と前記剥離樹脂層との間の前記針刺孔の周囲が剥離する、
    請求項１〜１１のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
13. 前記針刺検知用シートに、直径０．８０ｍｍ、刃型Ｒ・Ｂの注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記白化樹脂層又は前記補強層と前記剥離樹脂層との間の前記針刺孔の周囲が０．２ｍｍ以上の幅で剥離する、請求項１２に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
14. 前記剥離樹脂層は、ＪＩＳ Ｚ ０２３７に準拠して、試験速度３００ｍｍ／分にて測定した伸び率が１００％以上であり、かつ、
    前記白化樹脂層又は前記補強層と前記剥離樹脂層との間の粘着強さは、ＪＩＳ Ｚ ０２３７に準拠して、引きはがし角度１８０°にて測定したときに、１．０Ｎ／１０ｍｍ以上１０．０Ｎ／１０ｍｍ以下である、
    請求項１２又は１３に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
15. 前記剥離樹脂層は、熱可塑性樹脂、天然ゴム、及び合成ゴムから選択される重合体の層である、請求項１２〜１４のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
16. 前記剥離樹脂層が着色されている、請求項１２〜１５のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
17. 前記剥離樹脂層のＬ値が７５以下である、請求項１６に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器。
18. 請求項１〜１７のいずれか一項に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器に用いられる、液体状医薬品入り蓋付き容器用針刺検知用シートであって、
    前記液体状医薬品入り蓋付き容器用針刺検知用シートは、
    白化樹脂層と、前記白化樹脂層の片面又は両面上の補強層と、を有し、
    前記白化樹脂層は、注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記針刺孔の周囲が白化する樹脂層である、
    液体状医薬品入り蓋付き容器用針刺検知用シート。
19. 前記白化樹脂層は、直径０．８０ｍｍ、刃型Ｒ・Ｂの注射針を刺して針刺孔を形成したときに、前記針刺孔の周囲が０．２ｍｍ以上の幅で白化する樹脂層である、請求項１８に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器用針刺検知用シート。
20. 前記液体状医薬品入り蓋付き容器の蓋材である、請求項１８又は１９に記載の液体状医薬品入り蓋付き容器用針刺検知用シート。