JP2019097641A - 配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】配膳車を大きく減速させることなく、障害物の回避をすることができる。【解決手段】配膳車10は、配膳する食事を運搬する配膳車10であって、車体の左右に配され、前後方向に回転可能な一対の駆動輪56であって、各駆動輪56の回転差によって車体を旋回可能とする一対の駆動輪56と、車体側方にある物体との距離を検知する距離検知センサ(距離検知部)46と、一対の駆動輪56の回転速度を個別に制御することで、車体側方にある物体への衝突を回避する制御を行う側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)86を有する制御部70と、を備え、側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)86は、距離検知センサ(距離検知部)46から受信した距離情報データに基づいて、車体の旋回時に、車体側方にある物体に接近していることを検知した場合に、一対の駆動輪56のうち、回転速度の速い方の駆動輪56の回転速度を減速させる衝突回避処理を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、配膳車に関する。
従来、配膳車として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1の配膳車は、前面部及び後面部に障害物との距離を検知する距離検知手段が設けられており、走行中に障害物との距離が第1の制御距離内になったときに減速させ、また、障害物との距離が第2の制御距離内になったときに、配膳車を停止させる制御をしている。
特開2002−282057号公報
上記構成において、配膳車が障害物に接近すると、配膳車を減速、又は停止させているが、配膳車が大きく減速、又は停止してしまうと、障害物を回避するための方向転換がし難くなるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、配膳車が障害物に接近した際、配膳車を大きく減速させることなく、障害物との衝突が回避可能な配膳車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、配膳する食事を運搬する配膳車であって、車体の左右に配され、前後方向に回転可能な一対の駆動輪であって、各駆動輪の回転差によって前記車体を旋回可能とする一対の駆動輪と、車体側方にある物体との距離を検知する距離検知部と、前記一対の駆動輪の回転速度を個別に制御することで、前記車体側方にある物体への衝突を回避する制御を行う衝突回避制御手段を有する制御部と、を備え、前記衝突回避制御手段は、前記距離検知部から受信した距離情報データに基づいて、前記車体の旋回時に、前記車体側方にある物体に接近していることを検知した場合に、前記一対の駆動輪のうち、回転速度の速い方の前記駆動輪の回転速度を減速させる衝突回避処理を実行する。
配膳車の旋回時に、配膳車の車体側方にある物体(障害物)への接近を距離検知部が検知すると、制御部は、一対の駆動輪のうち、回転速度の速い方の駆動輪(旋回時の外側の駆動輪)の回転速度を減速させるため、配膳車の旋回方向への進行にブレーキがかかり、配膳車の障害物との衝突を回避することができる。このように、回転速度の速い方の駆動輪のみ、回転速度を減速させるため、配膳車を大きく減速させることなく、配膳車の障害物との衝突を回避することができる。
また、前記衝突回避処理において、前記一対の駆動輪のうち、減速させた前記駆動輪の回転速度は、減速させていない前記駆動輪の回転速度よりも速い回転速度とすることができる。
減速させた駆動輪(回転速度の速い方の駆動輪)の回転速度を、減速させていない駆動輪(回転速度の遅い方の駆動輪)の回転速度よりも速い回転速度とすることで、障害物との衝突を回避しつつも、旋回方向へ進行することが可能となり、特に、配膳車が狭い通路を通る場合、進行方向の微調整が可能となる。
また、前記衝突回避処理において、前記一対の駆動輪のうち、減速させた前記駆動輪の回転速度は、減速させていない前記駆動輪の回転速度と同じものとすることができる。
減速させた方の駆動輪(回転速度の速い方の駆動輪)の回転速度を、減速させていない方の駆動輪(回転速度の遅い方の駆動輪)の回転速度と同じとすることで、配膳車の旋回を阻止し、配膳車の障害物への衝突を回避するものとすることができる。
また、物体に衝突したことを検知する衝突検知部を備え、前記制御部は、物体に衝突した際の衝撃を軽減させる制御を行う衝撃軽減制御手段を備え、前記衝撃軽減制御手段は、前記衝突検知部から受信した衝突情報データより、前記車体の旋回時における物体への衝突を検知した場合に、前記一対の駆動輪のうち、回転速度の速い方の前記駆動輪の回転速度を、回転速度の遅い方の前記駆動輪の回転速度と同じ回転速度にさせる衝撃軽減処理を実行するものとすることができる。
配膳車の旋回時に障害物に衝突した際、回転速度の速い方の駆動輪の回転速度を、回転速度の遅い方の駆動輪の回転速度と同じ回転速度にさせることで、配膳車の旋回を阻止し、配膳車の衝突時の衝撃を軽減することができる。
本発明によれば、配膳車を大きく減速させることなく、障害物の回避をすることができる。
配膳車の斜視図 実施形態1における配膳車の電気的構成を示すブロック図 配膳車の左旋回時、距離検知センサが障害物を検知した際の配膳車の動きを示す概略図 配膳車の右旋回時、距離検知センサが右側の壁を検知した際の配膳車の動きを示す概略図 配膳車の左旋回時、衝突検知センサが障害物に衝突した際の配膳車の動きを示す概略図 側方衝突回避制御部における処理のフロー図 衝撃軽減制御部における処理のフロー図 実施形態2における配膳車の電気的構成を示すブロック図 配膳車の左旋回時、距離検知センサが障害物を検知した際の配膳車の動きを示す概略図 配膳車の左旋回時、距離検知センサが左側の壁を検知した際の配膳車の動きを示す概略図
<実施形態1>
本実施形態の配膳車10について、図1から図7を参照しつつ説明する。以降の説明では、図1のX方向を左方、Z方向を上方、Y方向を前方とする。
配膳車10は、食事を収容して配膳する目的で使用されるものであって、図1に示すように、方形状の車台12と、車台12の上面に設けられた貯蔵庫本体14と、貯蔵庫本体14の天井部に設けられた機械室24と、を備えている。また、図3に示すように、車体前方には、自由に向きを変更可能な左右一対の自在輪40が設けられており、車体後方には、前後方向に回転可能であって、互いの回転差によって配膳車10を旋回可能とする左右一対の駆動輪56が設けられている。
貯蔵庫本体14は、図1に示すように、左方が開口する箱状をなしており、2つの冷蔵庫16と、2つの温蔵庫18とから構成されている。2つの冷蔵庫16は、中央に並べて配されており、2つの温蔵庫18は、2つの冷蔵庫16を挟むように、両側にそれぞれ配されている。2つの冷蔵庫16の開口部、及び、2つの温蔵庫18の開口部には、開閉可能な扉20がそれぞれ設けられている。また、貯蔵庫本体14の前面には、運搬者が配膳車10を操作する際に使用される操作ハンドル22が設けられている。
機械室24には、図1に示すように、冷蔵庫16の庫内を冷却する冷凍機器類26、温蔵庫18の庫内を加熱する加熱機器類34、及び、各種装置を制御する制御部70が収容されたコントロールボックス36が設けられている。冷凍機器類26は、図1に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機28と、冷媒を凝縮する凝縮器30と、圧縮及び凝縮された冷媒を利用して冷蔵庫16の庫内を冷却する冷却器を収容した冷却器室32とを備えている。
車台12には、図3に示すように、6つの距離検知センサ(距離検知部)46、及び2つの衝突検知センサ(衝突検知部)54が設けられている。
距離検知センサ46は、超音波又はレーザを物体に照射し、照射波と物体からの反射波との位相差より、物体との距離を検知するセンサであって、車台12の左右両側部にそれぞれ1つずつ設けられており、また、車台12の後部に4つ設けられている。車台12の左側部に設けられた、左側の距離検知センサ46Aは、左側の自在輪40Aの付近に配されている。同様に、車台12の右側部に設けられた右側の距離検知センサ46Bは、右側の自在輪40Bの付近に配されている。
衝突検知センサ54は、衝撃を電気信号に変換するセンサであって、図3に示すように、車台12の左右両側部にそれぞれ設けられている。左側の衝突検知センサ54A、及び、右側の衝突検知センサ54Bは、側部の広い範囲に亘って設けられている。
制御部70は、所謂、マイクロコントローラであって、図2に示すように、演算を行うCPU(Central Processing Unit)72と、データの入出力を行うRAM(Random Access Memory)74と、各種装置を制御する制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)76と、回転制御部78と、衝突回避制御部84と、衝撃軽減制御部(衝撃軽減制御手段)90と、を備えている。
制御部70には、図2に示すように、駆動輪56(左側の駆動輪56A、右側の駆動輪56B)、距離検知センサ46(左側の距離検知センサ46A、右側の距離検知センサ46B、後方の距離検知センサ46C)、及び、衝突検知センサ54(左側の距離検知センサ54A、右側の距離検知センサ54B)が電気的に接続されている。
回転制御部78は、左側の駆動輪56A、及び、右側の駆動輪56Bの回転速度を、所定の回転速度で個別に回転させる制御を行う。回転制御部78により、左右の駆動輪56の回転速度に差を生じさせると、配膳車10は旋回をする。
衝突回避制御部84は、図2に示すように、側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)86と、後方衝突回避制御部88とから構成されている。側方衝突回避制御部86は、配膳車10の車体側方にある物体との衝突を回避する制御を行っており、側方衝突回避制御部86では、後述する衝突回避処理が実行される。衝突回避処理は、図6に示すステップ100からステップ104を実行する。
後方衝突回避制御部88は、後方の距離検知センサ46Cから受信した距離情報データに基づき、車体後方の物体への接近を検知し、駆動輪56の回転を停止又は減速させる制御を行う。
衝撃軽減制御部90は、配膳車10が車体側方にある物体と衝突した際に、衝突の衝撃を軽減する制御を行っており、衝撃軽減制御部90では、後述する衝突軽減処理が実行される。衝突軽減処理は、図7に示すステップ110からステップ114を実行する。
側方衝突回避制御部86の動作を、図3、図4、図6を用いて説明する。ここで、図3に示すように、配膳車10は、方向D1(左方向)に旋回しており、旋回方向に障害物202があることを想定する。
先ず、左側の距離検知センサ46Aから、配膳車10と障害物202との間の距離を表す距離情報データを取得し(ステップ100)、次に、取得した距離情報データの値が、閾値距離よりも小さいか判定する(ステップ102)。
取得した距離情報データの値が閾値距離よりも小さければ、配膳車10が障害物202に一定以上接近していると判定し、旋回方向外側(回転速度の速い方)の駆動輪56である、右側の駆動輪56Bの回転速度を減速させる(ステップ104)。ここで、減速させる右側の駆動輪56Bの回転速度は、左側の駆動輪56Aの回転速度よりも速い回転速度とさせる。これにより、配膳車10の進行方向は、図3に示すように、方向D2(斜め左前方向)となり、障害物202との衝突を回避することができる。このように、右側の駆動輪56Bの回転速度を、左側の駆動輪56Aの回転速度よりも速い回転速度となるように減速させることで、配膳車10が旋回できなくなることを防止している。また、配膳車10を大きく減速させることなく、配膳車10の障害物202との衝突を回避している。また、右側の駆動輪56Bの回転速度が減速されることで、配膳車10の運搬者が異変に気付き、障害物202が発見され易くなる。
次に、図4に示すように、左側の壁203及び右側の壁204により囲まれた通路に置かれた障害物202を配膳車10が回避する際に、右側の壁204に右側の距離検知センサ46Bが反応した場合の側方衝突回避制御部86の動作を説明する。
図4に示すように、配膳車10の左前方の障害物202を回避するため、配膳車10を方向D3(斜め右前方向)に旋回させると、右側の距離検知センサ46Bから取得した、配膳車10と右側の壁204との間の距離を表す距離情報データの値が閾値距離よりも小さくなり、配膳車10が右側の壁204に一定以上接近していると判定する(ステップ100、ステップ102)。
次に、旋回方向外側の駆動輪56である、左側の駆動輪56Aの回転速度を減速させる(ステップ104)。ここで、左側の駆動輪56Aの回転速度は、右側の駆動輪56Bの回転速度よりも速い回転速度とさせる。このようにすることで、配膳車10の進行方向は、方向D3よりも右側への旋回速度が遅い方向D4に変わり、配膳車10の右側の壁204への衝突が回避され易くなる。また、右側への旋回は可能であるため、配膳車10は障害物202を右に旋回して回避することができる。
衝撃軽減制御部90の動作を、図5、図7を用いて説明する。ここでは、図5に示すように、配膳車10が方向D5(左方向)に旋回時に、旋回方向にある障害物202に衝突した場合を想定する。
図7に示すように、衝撃軽減制御部90は、衝突検知センサ54からの衝突情報データを常時取得しており、配膳車10の衝突の有無を監視している(ステップ110)。配膳車10が、方向D5に旋回時に、車体左側方にある障害物202に衝突すると、衝撃軽減制御部90は、左側の衝突検知センサ54Aから取得した衝突情報データより衝突があったことを検知する(ステップ112)。
衝突を検知すると、旋回方向外側の駆動輪56である、右側の駆動輪56Bの回転速度を減速させる(ステップ114)。ここで、右側の駆動輪56Bの回転速度は、左側の駆動輪56Aの回転速度と同じ回転速度とさせる。これにより、配膳車10の進行方向は、図5に示すように、方向D6(前方向)に変わり、配膳車10が衝突により受ける衝撃が軽減される。
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施形態の配膳車10は、配膳する食事を運搬する配膳車10であって、車体の左右に配され、前後方向に回転可能な一対の駆動輪56であって、各駆動輪56の回転差によって車体を旋回可能とする一対の駆動輪56と、車体側方にある物体との距離を検知する距離検知センサ(距離検知部)46と、一対の駆動輪56の回転速度を個別に制御することで、車体側方にある物体への衝突を回避する制御を行う側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)86を有する制御部70と、を備え、側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)86は、距離検知センサ(距離検知部)46から受信した距離情報データに基づいて、車体の旋回時に、車体側方にある物体に接近していることを検知した場合に、一対の駆動輪56のうち、回転速度の速い方の駆動輪56の回転速度を減速させる衝突回避処理を実行する。
本実施形態によれば、配膳車10の旋回時に、配膳車10の車体側方にある物体(障害物)への接近を距離検知センサ(距離検知部)46が検知すると、制御部70は、一対の駆動輪56のうち、回転速度の速い方の駆動輪56(旋回時の外側の駆動輪56)の回転速度を減速させるため、配膳車10の旋回方向への進行にブレーキがかかり、配膳車10の障害物との衝突を回避することができる。このように、回転速度の速い方の駆動輪56のみ、回転速度を減速させるため、配膳車10を大きく減速させることなく、配膳車10の障害物との衝突を回避することができる。
また、衝突回避処理において、一対の駆動輪56のうち、減速させた駆動輪56の回転速度は、減速させていない駆動輪56の回転速度よりも速い回転速度とすることができる。
減速させた駆動輪56(回転速度の速い方の駆動輪56)の回転速度を、減速させていない駆動輪56(回転速度の遅い方の駆動輪56)の回転速度よりも速い回転速度とすることで、障害物との衝突を回避しつつも、旋回方向へ進行することが可能となり、特に、配膳車10が狭い通路を通る場合、進行方向の微調整が可能となる。
また、物体に衝突したことを検知する衝突検知センサ(衝突検知部)54を備え、制御部70は、物体に衝突した際の衝撃を軽減させる制御を行う衝撃軽減制御部(衝撃軽減制御手段)90を備え、衝撃軽減制御部(衝撃軽減制御手段)90は、衝突検知センサ(衝突検知部)54から受信した衝突情報データより、車体の旋回時における物体への衝突を検知した場合に、一対の駆動輪56のうち、回転速度の速い方の駆動輪56の回転速度を、回転速度の遅い方の駆動輪56の回転速度と同じ回転速度にさせる衝撃軽減処理を実行するものとすることができる。
配膳車10の旋回時に障害物に衝突した際、回転速度の速い方の駆動輪56の回転速度を、回転速度の遅い方の駆動輪の回転速度と同じ回転速度にさせることで、配膳車の旋回を阻止し、配膳車の衝突時の衝撃を軽減することができる。
<実施形態2>
本実施形態の配膳車10Aを、図8から図10を用いて説明する。配膳車10Aは、図8、図9に示すように、実施形態1の配膳車10と異なり、車体側部に衝突検知センサ54が設けられていない。また、制御部70Aには、実施形態1と異なり、衝撃軽減制御部90が設けられていない。
また、実施形態1の側方衝突回避制御部86では、図6のステップ104において、旋回方向外側の駆動輪56の回転速度を、旋回方向内側の駆動輪56の回転速度よりも速い回転速度に減速させることとしたが、本実施形態の側方衝突回避制御部86Aでは、ステップ104において、旋回方向外側の駆動輪56の回転速度を、旋回方向内側の駆動輪56の回転速度と同じ回転速度とさせる。その他の点は、実施形態1と同じ構成のため、説明を省略する。
側方衝突回避制御部86Aの動作を説明する。ここでは、図9に示すように、配膳車10Aが方向D7(左方向)に旋回しており、旋回方向に障害物202があることを想定する。
左側の距離検知センサ46Aから、配膳車10と障害物202との間の距離を表す距離情報データを取得し(ステップ100)、取得した距離情報データの値が、閾値距離よりも小さいか判定する(ステップ102)。
取得した距離情報データの値が、閾値よりも小さければ、旋回方向外側の駆動輪56である右側の駆動輪56Bの回転速度を、左側の駆動輪56Aの回転速度と同じ回転速度に減速させる(ステップ104)。これにより、配膳車10Aの進行方向は、図9に示す方向D8(前方向)となり、障害物202との衝突が回避できる。
次に、配膳車10Aが、図10に示すように、左側の壁203及び右側の壁204により囲まれた通路を通過する際に、左側の壁203に左側の距離検知センサ46Aが反応した場合の側方衝突回避制御部86の動作を説明する。
配膳車10が方向D3(斜め左前方向)に旋回した際、左側の距離検知センサ46から取得した、配膳車10Aと左側の壁203との間の距離を表す距離情報データの値が、閾値距離よりも小さいと判定した場合(ステップ100、ステップ102)、旋回方向外側の駆動輪56である、右側の駆動輪56Bの回転速度を、左側の駆動輪56Aの回転速度と同じ回転速度に減速させる(ステップ104)。これにより、配膳車10Aの進行方向は、方向D10(前方向)となり、配膳車10Aの左側の壁203との衝突が回避される。この状態においても、配膳車10Aは、前後方向に移動可能であるため、立ち往生することはない。
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施形態の衝突回避処理において、一対の駆動輪56のうち、減速させた駆動輪56の回転速度は、減速させていない駆動輪56の回転速度と同じものとすることができる。
本実施形態によれば、減速させた方の駆動輪56(回転速度の速い方の駆動輪56)の回転速度を、減速させていない方の駆動輪56(回転速度の遅い方の駆動輪56)の回転速度と同じとすることで、配膳車10の旋回を阻止し、配膳車10の障害物への衝突を回避するものとすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、車台12の左右両側部に距離検知センサ46をそれぞれ1つずつ配する構成としたが、複数の距離検知センサを左右両側部にそれぞれ配する構成としても良い。
(2)上記実施形態では、車台12に距離検知センサ46、及び、衝突検知センサ54をそれぞれ配する構成としたが、例えば、貯蔵庫本体等、他の部位に設ける構成としても良い。
10、10A…配膳車
46…距離検知センサ(距離検知部)
54…衝突検知センサ(衝突検知部)
56…駆動輪
70、70A…制御部
78…回転制御部(回転制御手段)
86、86A…側方衝突回避制御部(衝突回避制御手段)
90…衝撃軽減制御部(衝撃軽減制御手段)

Claims (4)

  1. 配膳する食事を運搬する配膳車であって、
    車体の左右に配され、前後方向に回転可能な一対の駆動輪であって、各駆動輪の回転差によって前記車体を旋回可能とする一対の駆動輪と、
    車体側方にある物体との距離を検知する距離検知部と、
    前記一対の駆動輪の回転速度を個別に制御することで、前記車体側方にある物体への衝突を回避する制御を行う衝突回避制御手段を有する制御部と、を備え、
    前記衝突回避制御手段は、
    前記距離検知部から受信した距離情報データに基づいて、前記車体の旋回時に、前記車体側方にある物体に接近していることを検知した場合に、前記一対の駆動輪のうち、回転速度の速い方の前記駆動輪の回転速度を減速させる衝突回避処理を実行する配膳車。
  2. 前記衝突回避処理において、前記一対の駆動輪のうち、減速させた前記駆動輪の回転速度は、減速させていない前記駆動輪の回転速度よりも速い回転速度とする請求項1に記載の配膳車。
  3. 前記衝突回避処理において、前記一対の駆動輪のうち、減速させた前記駆動輪の回転速度は、減速させていない前記駆動輪の回転速度と同じとする請求項1に記載の配膳車。
  4. 物体に衝突したことを検知する衝突検知部を備え、
    前記制御部は、物体に衝突した際の衝撃を軽減させる制御を行う衝撃軽減制御手段を備え、
    前記衝撃軽減制御手段は、
    前記衝突検知部から受信した衝突情報データより、前記車体の旋回時における物体への衝突を検知した場合に、前記一対の駆動輪のうち、回転速度の速い方の前記駆動輪の回転速度を、回転速度の遅い方の前記駆動輪の回転速度と同じ回転速度にさせる衝撃軽減処理を実行する請求項2に記載の配膳車。
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