JP2007261378A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両に収納具として設けられたコンソールボックス11は、開口部12を有するボックス本体13と、開口部12を開閉する可動部材としての蓋体14とを備える。コンソールボックス11についての車両用乗員保護装置は、蓋体14を移動させるための電動モータ18と、蓋体14が開口部12を閉じる位置を退避位置とし、車両の衝突を予測するプリクラッシュ信号に応じて電動モータ18を作動させて蓋体14を退避位置に退避させる制御装置24とを備える。従って、プリクラッシュ信号に応じ車両が制動により急減速された場合には、ボックス本体13内の収納物が慣性により移動しようとするが、その移動が蓋体14によって規制され、収納物が開口部12から飛散する現象が抑制される。
【選択図】図1
Description
上記の構成によれば、可動部材の退避位置への退避が完了すると、その状態が保持される。そのため、一旦退避位置に退避させられた可動部材が、何らかの原因によりその退避位置とは異なる位置に移動する現象を防止することができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1を参照して説明する。
車室内の運転席と助手席との間には、収納具としてコンソールボックス11が設けられている。コンソールボックス11は、上端に開口部12を有するボックス本体13と、この開口部12を開閉する可動部材としての蓋体14とを備えている。この蓋体14の開閉動作をアクチュエータによって行うために、蓋体14の下面の一部にラック15が取り付けられている。
この場合、制御装置24は電磁ソレノイド21に対しては通電しない。この状態では、コイルが消磁され、プランジャ23がロック穴20から抜け出している。そのため、プランジャ23が蓋体14の移動の障害となることはない。また、制御装置24は、作動スイッチ19の操作位置に応じて電動モータ18への通電を制御する。作動スイッチ19が開位置に操作されると、制御装置24は、蓋体14が開口部12を開放する位置へ移動するように電動モータ18への通電を制御する。これとは逆に、作動スイッチ19が閉位置に操作されると、制御装置24は蓋体14が開口部12を閉鎖する位置へ移動するように電動モータ18への通電を制御する。
この場合、制御装置24は電動モータ18への通電を制御することにより同電動モータ18を作動させて、蓋体14を退避位置まで移動(退避)させる。この退避位置は、上述したように蓋体14がボックス本体13の開口部12を閉じる位置(閉鎖位置)である。
(1)開口部12を閉じる位置を退避位置とし、車両の衝突を予測するプリクラッシュ信号に応じて電動モータ18を作動させて、蓋体14を退避位置に退避させるようにしている。そのため、衝突に備え車両が制動により急減速されても、ボックス本体13内の収納物が慣性により開口部12から飛散する現象を、退避位置に退避した蓋体14によって抑制することができる。このようにして、衝突直前の制動による急減速時に、コンソールボックス11内の収納物から乗員を保護することができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図2及び図3を参照して説明する。
車室内に配置されたインストルメントパネルについて、運転席の前方又は助手席の前方に相当する箇所には、空調用レジスタ26が設けられている。空調用レジスタ26では、略四角筒状をなす送風ダクト27の開口部27aに、略四角板状をなす複数枚のフィン28,29がそれぞれ可動部材として配置されている。各フィン28,29は、送風ダクト27内において車幅方向(紙面と直交する方向)へ延びるように配置されており、それぞれ軸30により送風ダクト27の側壁31に回動可能に支持されている。なお、複数のフィン28,29は鉛直方向に延びるように配置されたものであってもよい。
この場合、制御装置41は電磁ソレノイド38に対しては通電しない。この状態では、コイルが消磁され、図2に示すようにプランジャ40が本体部39に没入しており、送風ダクト27内、より詳しくはフィン28の可動(回動)領域に入り込んでいない。そのため、プランジャ40がフィン28の回動の障害となることはない。従って、電動モータ35の制御によって各フィン29を所定の角度に調整して、風向きを上下方向に任意に変えることが可能である。
この場合、制御装置41は電動モータ35に対する通電を制御することにより同電動モータ35を作動させ、歯車36,34を介してフィン28を、図3に示すように、軸30を支点として上述した退避位置まで回動(退避)させる。この回動は、連結ロッド33を介して他のフィン29にも伝達され、全てのフィン28,29が一体的に退避位置まで回動(退避)させられる。この退避位置では、上述したように各フィン28,29の風向き変更面32の水平面Lに対しなす角度θが大きくなり、開口部27aが風向き変更面32によって実質的に閉じられた状態になる。このとき、フィン28,29において乗員に対向する面の多くは一方(車両後側)の風向き変更面32である。風向き変更面32は、板状のフィン28,29の表面において、相対向する面の組み合わせのうち最も大きな面積を有している組み合わせの面である。
(3)フィン28,29が風向き変更面32により開口部27aを閉じる位置を退避位置とし、車両の衝突を予測するプリクラッシュ信号に応じて電動モータ35を作動させ、空調用レジスタ26のフィン28,29を退避位置に退避させるようにしている。そのため、衝突に備え車両が制動により急減速され、慣性により乗員が姿勢を崩した場合には、フィン29における面積の大きな風向き変更面32に専ら接触することになる。風向き変更面32よりも面積の小さな面(端面28a,29a)に接触する場合よりも接触面積を大きくすることができる。
・コンソールボックス11は、第1実施形態とは異なる態様で蓋体14が作動してボックス本体13の開口部12を開閉するものであってもよい。例えば、蓋体14が軸によりボックス本体13に回動可能に支持され、この蓋体14の回動により開口部12が開閉されるタイプであってもよい。
・本発明の車両用乗員保護装置の適用対象となる収納具としては、第1実施形態で説明したコンソールボックス11のほかにも、カップホルダ、灰皿、グラブボックス等が挙げられる。
例えば、インストルメントパネルに設けられ、かつ空調用レジスタが組み込まれた収納凹部と、この収納凹部の開口部を開閉する可動部材としての蓋体とを備えたものである。この場合、空調用レジスタとしては、第1実施形態で説明したものと同様の構成を有するものを用いてもよいし、これとは異なる構成を有するものを用いてもよい。
なお、同様の効果は、上記空調用レジスタに代え、収納凹部にディスプレイやカーオーディオを組み込んで構成した収納具でも得られる。この場合、ディスプレイ自体、カーオーディオに用いられる各種記録媒体(コンパクトディスク、ミニディスク、メモリカード)等も飛散の対象となるが、この飛散についても退避位置に退避した蓋体によって抑制することができる。
・車両の通常運転時(プリクラッシュ信号の非受信時)における可動部材の作動領域から外れた位置を、可動部材の退避位置としてもよい。
Claims (4)
- 車両に設けられた収納具又は空調用レジスタの可動部材を作動させるためのアクチュエータと、
前記車両の衝突を予測するプリクラッシュ信号に応じて前記アクチュエータを作動させて前記可動部材を退避位置に退避させる制御手段と
を備えることを特徴とする車両用乗員保護装置。 - さらに、前記可動部材の退避位置への退避が完了すると、その状態を保持するようにした請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
- 前記収納具の可動部材は同収納具の開口部を開閉する蓋体であり、前記退避位置は前記蓋体が前記開口部を閉じる位置である請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
- 前記空調用レジスタの可動部材は、送風ダクトの開口部に角度調整可能に設けられるとともに、自身の表面のうち相対向し、かつ最も大きな面積を有する一対の面を風向き変更面とした板状のフィンであり、前記退避位置は前記フィンが前記風向き変更面により前記開口部を閉じる位置である請求項1又は2に記載の車両用乗員保護装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011083504A1 (ja) * | 2010-01-05 | 2011-07-14 | 三菱電機株式会社 | 車載情報機器 |
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2006
- 2006-03-28 JP JP2006087901A patent/JP4697002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4697002B2 (ja) | 2011-06-08 |
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