JP2019096672A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集積度が高い半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置1は、基板10と、前記基板の表面と交差した第1方向Zに沿ってエアギャップ13を介して配列された複数の電極膜12と、前記第1方向Zに延びる半導体部材16と、前記半導体部材16と各前記電極膜12との間に設けられた電荷蓄積部材22と、前記エアギャップ13の外面に沿って設けられ、比誘電率がシリコン酸化物の比誘電率よりも高い高誘電率膜25と、を備える。【選択図】図1

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
近年、メモリセルを3次元的に集積させた積層型の半導体記憶装置が提案されている。このような積層型の半導体記憶装置においては、半導体基板上に電極膜と絶縁膜が交互に積層された積層体が設けられており、積層体を貫く半導体ピラーが設けられている。そして、電極膜と半導体ピラーの交差部分毎にメモリセルトランジスタが形成される。このような積層型の半導体記憶装置においては、より一層の高集積化を実現するために、電極膜の間隔を可及的に短くすることが要求されている。
特開2009−212218号公報
実施形態の目的は、集積度が高い半導体記憶装置を提供することである。
実施形態に係る半導体記憶装置は、基板と、前記基板の表面と交差する第1方向に沿ってエアギャップを介して配列された複数の電極膜と、前記第1方向に延びる半導体部材と、前記半導体部材と各前記電極膜との間に設けられた電荷蓄積部材と、前記エアギャップの外面に沿って設けられ、比誘電率がシリコン酸化物の比誘電率よりも高い高誘電率膜と、を備える。
第1の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図であり、(a)は電極膜を含む断面を示し、(b)はエアギャップを含む断面を示す。
本実施形態に係る半導体記憶装置は、積層型のNANDフラッシュメモリである。
図1、図2(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置1においては、基板10が設けられている。基板10は、半導体性又は導電性のシリコン基板であってもよく、シリコン基板上に設けられた導電膜を有するものであってもよい。基板10がシリコン基板上に設けられた導電膜を有するものである場合は、シリコン基板と導電膜との間に層間絶縁膜が設けられており、シリコン基板の上層部内及び層間絶縁膜内に、トランジスタ及び配線等を含む回路(図示せず)が形成されていてもよい。基板10上には、シリコン酸化膜11が設けられている。
以下、本明細書においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を採用する。基板10の上面10aに対して平行で、且つ、相互に直交する2方向を「X方向」及び「Y方向」とし、基板10の上面10aに対して垂直な方向を「Z方向」とする。また、Z方向のうち、基板10からシリコン酸化膜11に向かう方向を「上」ともいい、その逆方向を「下」ともいうが、この表現も便宜的なものであり、重力の方向とは無関係である。
また、本明細書において、「シリコン酸化膜」とは、シリコン酸化物(SiO)を主成分とする膜をいい、シリコン(Si)及び酸素(O)を含む。他の構成要素についても同様であり、構成要素の名称に材料名が含まれている場合は、その構成要素の主成分はその材料である。また、一般にシリコン酸化物は絶縁材料であるため、特段の説明が無い限り、シリコン酸化膜は絶縁膜である。他の部材についても同様であり、原則として、その部材の特性は、主成分の特性を反映している。
シリコン酸化膜11上には、Z方向、すなわち、基板10の表面と交差する方向に沿って、複数の電極膜12が相互に離隔して配列されている。電極膜12は、導電性材料、例えば、タングステン(W)等の金属材料又は不純物を含有するポリシリコン等により形成されている。電極膜12の形状はX方向に延びる帯状である。複数の電極膜12のうち、上から1枚以上の電極膜12はドレイン側選択ゲート電極として機能し、下から1枚以上の電極膜12はソース側選択ゲート電極として機能し、ドレイン側選択ゲート電極とソース側選択ゲート電極との間に配置された電極膜12の少なくとも一部はメモリセルの制御電極として機能する。Z方向において隣り合う電極膜12間には、エアギャップ13が形成されている。
基板10上には、Z方向に延びるコア部材15が設けられている。コア部材15は、例えばシリコン酸化物等の絶縁材料により形成されている。コア部材15の形状は、Z方向を軸方向とした柱形であり、例えば、円柱形である。コア部材15は、Z方向に沿って配列された複数枚の電極膜12を貫通している。
コア部材15の側面上には、半導体部材としてのシリコンピラー16が設けられている。シリコンピラー16の形状は、Z方向を軸方向とした筒状であり、例えば、円筒形である。シリコンピラー16の下端は、基板10に接続されている。シリコンピラー16の上端(図示せず)は、上層配線(図示せず)に接続されている。
シリコンピラー16と各電極膜12、少なくとも制御電極として機能する電極膜12との間には、トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23が設けられている。トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23は、シリコンピラー16から電極膜12に向かって、この順に積層されている。トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23の形状は、シリコンピラー16を囲む円環状である。また、各電極膜12は、コア部材15、シリコンピラー16、トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23を囲んでいる。そして、制御電極として機能する1つの電極膜12と、この電極膜12とシリコンピラー16との間に設けられたトンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23により、セルゲート層17が構成されている。
トンネル絶縁膜21は、通常は絶縁性であるが、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す膜である。トンネル絶縁膜21においては、シリコンピラー16から電極膜12に向かって、シリコン酸化層21a、シリコン窒化層21b及びシリコン酸化層21cがこの順に積層されている。シリコン酸化層21aはシリコンピラー16に接し、シリコン酸化層21cは電荷蓄積膜22に接し、シリコン窒化層21bはシリコン酸化層21aとシリコン酸化層21cとの間に配置されている。なお、トンネル絶縁膜21は、シリコン酸化層とシリコン酸窒化層(SiON)が積層された二層膜、又は、単層のシリコン酸化膜であってもよい。
電荷蓄積膜22は電荷を蓄積する能力がある電荷蓄積部材であり、例えば電子のトラップサイトを含む材料からなり、例えば、シリコン窒化物(SiN)からなる。
ブロック絶縁膜23は、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内で電圧が印加されても実質的に電流を流さない膜である。ブロック絶縁膜23においては、シリコンピラー16から電極膜12に向かって、シリコン酸化層23a及び高誘電率層23bがこの順に積層されている。シリコン酸化層23aは電荷蓄積膜22に接し、高誘電率層23bは電極膜12に接している。高誘電率層23bは、比誘電率がシリコン酸化物の比誘電率よりも高い高誘電率材料からなり、例えば、アルミニウム酸化物(AlO)、ジルコニウム酸化物(ZrO)又はシリコン窒化物からなる。
Z方向において隣り合う2つのセルゲート層17とシリコンピラー16を含む構造体18の表面上には、高誘電率膜25が設けられている。高誘電率膜25は、構造体18の表面に沿って連続的に形成されている。すなわち、高誘電率膜25は、シリコンピラー16の側面上、トンネル絶縁膜21の上面上及び下面上、電荷蓄積膜22の上面上及び下面上、ブロック絶縁膜23の上面上及び下面上、並びに、電極膜12の上面上及び下面上に配置されている。高誘電率膜25は、比誘電率がシリコン酸化物の比誘電率よりも高い高誘電率材料からなり、例えば、アルミニウム酸化物又はハフニウム酸化物(HfO)からなる。
高誘電率膜25のうち、構造体18における上側のセルゲート層17の下面に沿った部分を第1部分25aとし、下側のセルゲート層17の上面に沿った部分を第2部分25bとし、シリコンピラー16の側面に沿った部分を第3部分25cとすると、エアギャップ13は、第1部分25aと第2部分25bとの間に配置されている。また、エアギャップ13は、第3部分25cの側方に配置されている。換言すれば、高誘電率膜25は、エアギャップ13の外面に沿って設けられている。第3部分25cの厚さは、第1部分25a及び第2部分25bと同じ厚さでもよく、厚くてもよく、薄くてもよい。
図1に示すように、高誘電率膜25は、電極膜12の上面及び下面の延長面とシリコンピラー16の側面とが交差する構造体18のコーナー部分19上において、他の部分よりも厚く設けられている。このため、図1に示すZ方向に沿った断面に関して、高誘電率膜25の第1部分25aと第3部分25cの間、及び第2部分25bと第3部分25cの間の位置で、高誘電率膜25がエアギャップ13に表出した表面部分であるエアギャップ表出面13aの曲率は、コーナー部分19の曲率よりも小さくなる。すなわち、コーナー部分19上に設けられた高誘電率膜25のエアギャップ表出面13aは、下地であるコーナー部分19よりも、緩やかにラウンドしている。
シリコンピラー16と高誘電率膜25との間には、トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23は配置されていない。すなわち、トンネル絶縁膜21、電荷蓄積膜22及びブロック絶縁膜23は、エアギャップ13により、Z方向に沿って分断されており、分断された各部分は、シリコンピラー16と電極膜12との間に配置されている。また、高誘電率膜25はシリコンピラー16に接している。
半導体記憶装置1においては、シリコンピラー16と電極膜12との交差部分毎に、シリコンピラー16をチャネルとし、電極膜12をゲートとし、トンネル絶縁膜21及びブロック絶縁膜23をゲート絶縁膜とし、電荷蓄積膜22を電荷蓄積部材としたメモリセルトランジスタが形成される。
シリコンピラー16の上端部及び下端部は、ドナー又はアクセプタとなる不純物を含有し、pn接合が形成される場合がある。一方、シリコンピラー16におけるメモリセルトランジスタを構成する部分、すなわち、シリコンピラー16における複数の電極膜12及び複数のエアギャップ13に対向した中央部分は、不純物を実質的に含有しないか、又は、ドナー若しくはアクセプタとなる不純物を均一な濃度で含有する。このため、シリコンピラー16の中央部分にはpn接合が形成されていない。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置1の製造方法について説明する。
先ず、基板10上にシリコン酸化膜11を形成し、その上に、電極膜12と犠牲膜(図示せず)を交互に積層させて、積層体を形成する。犠牲膜は電極膜12との間でエッチング選択比が取れる膜であればよく、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又は金属膜であってもよい。
次に、積層体にZ方向に延び基板10に到達するメモリホールを形成する。次に、メモリホールの内面上に、高誘電率層23b、シリコン酸化層23a、電荷蓄積膜22、シリコン酸化層21c、シリコン窒化層21b及びシリコン酸化層21aをこの順に形成する。次に、メモリホールの底面上からこれらの層及び膜を除去し、基板10を露出させる。次に、シリコン酸化層21aの側面上にシリコンを堆積させて、シリコンピラー16を形成する。次に、シリコン酸化物によりメモリホール内を埋め込んで、コア部材15を形成する。
次に、積層体にスリット(図示せず)を形成し、スリットを介して犠牲膜を除去する。これにより、犠牲膜が除去されたあとに、スペース40が形成される。更に、スペース40を介して、シリコンピラー16と電極膜12との間に位置した部分以外のブロック絶縁膜23、電荷蓄積膜22及びトンネル絶縁膜21を除去する。次に、スリットを介して、スペース40の内面上に高誘電率膜25を形成する。このとき、高誘電率膜25の形成条件によって、高誘電率膜25の表面をラウンドさせることができる。次に、スリット内を例えば絶縁性材料により埋め戻す。このとき、スペース40は埋め戻さない。この結果、スペース40内における高誘電率膜25によって埋め込まれなかった部分が、エアギャップ13となる。すなわち、高誘電率膜25は、エアギャップ13の外面に沿って形成される。このようにして、本実施形態に係る半導体記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置1の動作について説明する。
電極膜12にシリコンピラー16よりも高い電位を印加することにより、シリコンピラー16からトンネル絶縁膜21を介して電荷蓄積膜22内に電子を注入する。これにより、メモリセルトランジスタの閾値が上昇する。また、シリコンピラー16に電極膜12よりも高い電位を印加することにより、電荷蓄積膜22内に蓄積された電子をトンネル絶縁膜21を介して排出させるか、又は、シリコンピラー16からトンネル絶縁膜21を介して電荷蓄積膜22内に正孔を注入して、電荷蓄積膜22内に蓄積された電子を消滅させる。これにより、メモリセルトランジスタの閾値が低下する。このようにして、メモリセルトランジスタの閾値を変化させることにより、データを記憶する。そして、メモリセルトランジスタの閾値を評価することにより、記憶したデータを読み出す。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態においては、電極膜12間にエアギャップ13が形成されているため、電極膜12間の寄生容量C1が小さい。このため、電極膜12を配線として用いたときに、信号の遅延が少ない。この結果、Z方向における電極膜12の間隔を短くすることができ、半導体記憶装置1の集積度を向上させることができる。
また、本実施形態においては、エアギャップ13によって電荷蓄積膜22がメモリセルトランジスタ毎に分断されている。このため、あるメモリセルトランジスタの電荷蓄積膜22に蓄積された電子が、電荷蓄積膜22内を拡散して、隣のメモリセルトランジスタの電荷蓄積膜22に移動することを抑制できる。この結果、半導体記憶装置1はデータリテンションが良好である。また、これにより、Z方向における電荷蓄積膜22の間隔を短くすることができ、半導体記憶装置1の集積度を向上させることができる。
更に、本実施形態においては、エアギャップ13によってトンネル絶縁膜21がメモリセル毎に分断されている。このため、あるメモリセルトランジスタの電荷蓄積膜22と隣のメモリセルトランジスタのシリコンピラー16との間に、エアギャップ13が介在する。この結果、あるメモリセルトランジスタの電荷蓄積膜22に蓄積された電子に起因する電界が、隣のメモリセルトランジスタの閾値に影響を及ぼすことを抑制できる。このようにして、メモリセルトランジスタ間の干渉を抑制できる。これによっても、半導体記憶装置1の集積度を向上させることができる。
更にまた、本実施形態においては、エアギャップ13の外面に沿って高誘電率膜25が設けられている。このため、ある電極膜12と、シリコンピラー16におけるこの電極膜12の隣のエアギャップ13に囲まれた部分(以下、「セル間部分16a」という)との間に介在するエアギャップ13の体積が小さくなる。更に、構造体18のコーナー部分19上において、高誘電率膜25が特に厚く設けられてエアギャップ表出面13aが緩やかにラウンドしている。このようにして、図1に示すように、ある電極膜12とその隣のセル間部分16aとの間の容量C2が、高誘電率膜25が設けられていない場合よりも大きくなっている。これにより、電極膜12がセル間部分16aに及ぼすフリンジ電界が強く、エアギャップ13に囲まれた部分のシリコンピラー16にpn接合が形成されていなくてもセル間部分16aに確実に反転層を形成し、導通させることができる。この結果、シリコンピラー16の抵抗を低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図3は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図3に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置2においては、前述の第1の実施形態に係る半導体記憶装置1(図1、図2(a)及び(b)参照)の構成に加えて、バッファー膜26が設けられている。バッファー膜26は絶縁性である。バッファー膜26のエネルギー障壁は、高誘電率膜25のエネルギー障壁よりも高い。バッファー膜26は、例えば、シリコン酸化物により形成されている。
バッファー膜26は、スペース40の内面上に設けられており、高誘電率膜25はバッファー膜26の表面上に設けられている。すなわち、バッファー膜26は、シリコンピラー16と高誘電率膜25との間、トンネル絶縁膜21と高誘電率膜25との間、電荷蓄積膜22と高誘電率膜25との間、ブロック絶縁膜23と高誘電率膜25との間、及び、電極膜12と高誘電率膜25との間に設けられている。バッファー膜26は高誘電率膜25に接し、シリコンピラー16にも接している。
本実施形態によれば、電荷蓄積膜22の上面上及び下面上に、シリコン酸化物からなり、バリア障壁が高いバッファー膜26を設けることにより、電荷蓄積膜22に対して、上方又は下方からの電子の注入及び排出を抑制できる。この結果、電荷蓄積膜22の電荷保持特性が向上し、メモリセルトランジスタのデータリテンションが向上する。また、近傍のメモリセルトランジスタの動作に伴う誤書込を抑制できる。
また、本実施形態によれば、電極膜12とセル間部分16aとの間に、高誘電率膜25に加えてバッファー膜26も介在するため、第1の実施形態と比べて、バッファー膜26の厚みの分だけ、電極膜12とセル間部分16aとの間に介在するエアギャップ13の体積が小さくなり、容量C2(図1参照)がより大きくなる。これにより、セル間部分16aにより確実に反転層を形成することができる。
更に、本実施形態によれば、半導体記憶装置2を製造する際に、スペース40の内面上にシリコン酸化物からなるバッファー膜26を形成し、その後、バッファー膜26の表面上に高誘電率膜25を形成することにより、高誘電率膜25を安定して形成することができる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置3は、前述の第2の実施形態に係る半導体記憶装置2(図3参照)と比較して、トンネル絶縁膜21のシリコン酸化層21aが、シリコンピラー16とバッファー膜26との間にも配置されている点が異なっている。高誘電率膜25は、シリコン酸化層21a及びバッファー膜26を介してシリコンピラー16から離隔されている。
本実施形態によれば、電極膜12とセル間部分16aとの間に、高誘電率膜25及びバッファー膜26に加えて、シリコン酸化層21aも介在するため、第2の実施形態と比べて、シリコン酸化層21aの厚みの分だけ、電極膜12とセル間部分16aとの間に介在するエアギャップ13の体積が小さくなり、容量C2(図1参照)がより大きくなる。これにより、セル間部分16aにより確実に反転層を形成することができる。
また、本実施形態によれば、半導体記憶装置3を製造する際に、スペース40を形成するために犠牲膜を除去する工程において、シリコン酸化層21aを残留させることにより、シリコンピラー16が損傷することを防止できる。これにより、メモリセルトランジスタの特性が安定する。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第2の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置4は、前述の第3の実施形態に係る半導体記憶装置3(図4参照)と比較して、トンネル絶縁膜21のシリコン酸化層21a及びシリコン窒化層21bが、シリコンピラー16とバッファー膜26との間にも配置されている点が異なっている。高誘電率膜25は、シリコン酸化層21a、シリコン窒化層21b及びバッファー膜26を介して、シリコンピラー16から離隔されている。
本実施形態によれば、電極膜12とセル間部分16aとの間に、高誘電率膜25、バッファー膜26及びシリコン酸化層21aに加えて、シリコン窒化層21bも介在するため、第3の実施形態と比べて、シリコン窒化層21bの厚みの分だけ、電極膜12とセル間部分16aとの間に介在するエアギャップ13の体積が小さくなり、容量C2(図1参照)がより大きくなる。これにより、セル間部分16aにより確実に反転層を形成することができる。
また、本実施形態によれば、スペース40を形成する際のエッチングストッパとしてシリコン窒化層21bを用いることにより、犠牲膜として、例えば、シリコン酸化膜を使用することができる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置5は、前述の第4の実施形態に係る半導体記憶装置4(図5参照)と比較して、トンネル絶縁膜21のシリコン酸化層21a、シリコン窒化層21b及びシリコン酸化層21cが、シリコンピラー16とバッファー膜26との間にも配置されている点が異なっている。高誘電率膜25は、シリコン酸化層21a、シリコン窒化層21b、シリコン酸化層21c及びバッファー膜26を介して、シリコンピラー16から離隔されている。
本実施形態によれば、電極膜12とセル間部分16aとの間に、高誘電率膜25、バッファー膜26及びトンネル絶縁膜21が介在するため、第4の実施形態と比べて、シリコン酸化層21cの厚みの分だけ、電極膜12とセル間部分16aとの間に介在するエアギャップ13の体積が小さくなり、容量C2(図1参照)がより大きくなる。これにより、セル間部分16aにより確実に反転層を形成することができる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第4の実施形態と同様である。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る半導体記憶装置6においては、前述の第1の実施形態に係る半導体記憶装置1(図1、図2(a)及び(b)参照)の構成において、高誘電率膜25におけるシリコンピラー16の側面上に配置された第3部分25cに、正の固定電荷30が保持されている。これにより、シリコンピラー16のセル間部分16aに反転層を形成することがより容易になる。
本実施形態における上記以外の構成、製造方法、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以上説明した実施形態によれば、集積度が高い半導体記憶装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。
また、前述の実施形態は、相互に組み合わせて実施することもできる。例えば、前述の第1の実施形態に係る半導体記憶装置1において、前述の第3〜第5の実施形態のように、トンネル絶縁膜21の一部をシリコンピラー16と高誘電率膜25との間に介在させてもよい。更に、二層膜のトンネル絶縁膜21が形成された場合において、トンネル絶縁膜21の一部又は全部をシリコンピラー16と高誘電率膜25又はバッファー膜26との間に介在させることもでき、例えば、トンネル絶縁膜21としてのシリコン酸化層とシリコン酸窒化層の二層膜のうち、シリコンピラー16側に形成されたシリコン酸化層のみをシリコンピラー16と高誘電率膜25又はバッファー膜26との間に介在させるようにしてもよい。また、第2〜第5の実施形態において、第6の実施形態のように、高誘電率膜25の第3部分25cに、正の固定電荷30を保持させてもよい。
1〜6:半導体記憶装置
10:基板
10a:上面
11:シリコン酸化膜
12:電極膜
13:エアギャップ
13a:エアギャップ表出面
15:コア部材
16:シリコンピラー
16a:セル間部分
17:セルゲート層
18:構造体
19:コーナー部分
21:トンネル絶縁膜
21a:シリコン酸化層
21b:シリコン窒化層
21c:シリコン酸化層
22:電荷蓄積膜
23:ブロック絶縁膜
23a:シリコン酸化層
23b:高誘電率層
25:高誘電率膜
25a:第1部分
25b:第2部分
25c:第3部分
26:バッファー膜
30:固定電荷
40:スペース
C1、C2:容量

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の表面と交差する第1方向に沿ってエアギャップを介して配列された複数の電極膜と、
    前記第1方向に延びる半導体部材と、
    前記半導体部材と各前記電極膜との間に設けられた電荷蓄積部材と、
    前記エアギャップの外面に沿って設けられ、比誘電率がシリコン酸化物の比誘電率よりも高い高誘電率膜と、
    を備えた半導体記憶装置。
  2. 前記高誘電率膜は、前記複数の電極膜のうち前記第1方向に隣り合う2つの電極膜、前記半導体部材、及び、前記2つの電極膜のそれぞれと前記半導体部材との間に配置された2つの前記電荷蓄積部材を含む構造体の表面に沿って連続的に形成されている請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1方向に沿った断面に関して、前記高誘電率膜における前記2つの電極膜の表面に沿って形成された部分と前記半導体部材の側面に沿って形成された部分の間の位置で前記エアギャップに表出した高誘電率膜表面部分の曲率が、前記2つの電極膜の表面の延長面と前記半導体部材の側面とが交差するコーナー部分における曲率よりも小さい請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記電極膜と前記高誘電率膜との間、前記電荷蓄積部材と前記高誘電率膜との間、及び、前記半導体部材と前記高誘電率膜との間に設けられ、エネルギー障壁が前記高誘電率膜のエネルギー障壁よりも高い第1絶縁膜をさらに備えた請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 基板と、
    前記基板上に形成され、前記基板の表面と交差する第1方向に延びる半導体部材と、
    前記半導体部材の側面に対向して配置され、第1の制御電極、及び前記第1の制御電極と前記半導体部材の間に設けられた第1の電荷蓄積部を有する第1のセルゲート層と
    前記基板と前記第1のセルゲート層との間で前記半導体部材の側面に対向して配置され、第2の制御電極、及び前記第2の制御電極と前記半導体部材の間に設けられた第2の電荷蓄積部を有する第2のセルゲート層と、
    前記第1のセルゲート層と第2のセルゲート層の間に形成された高誘電率膜を含む絶縁膜とを備えた半導体記憶装置であって、
    前記絶縁膜は、前記第1のセルゲート層の下面に沿った第1の部分、第2のセルゲート層の上面に沿った第2の部分、及び前記半導体部材の側面に沿った第3の部分を有し、前記第1の部分と前記第2の部分の間にエアギャップが配置されている半導体記憶装置。
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