JP2019094364A - インクジェットインク - Google Patents
インクジェットインク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019094364A JP2019094364A JP2017222039A JP2017222039A JP2019094364A JP 2019094364 A JP2019094364 A JP 2019094364A JP 2017222039 A JP2017222039 A JP 2017222039A JP 2017222039 A JP2017222039 A JP 2017222039A JP 2019094364 A JP2019094364 A JP 2019094364A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surfactant
- ink
- mass
- inkjet ink
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
Description
固形の製剤の表面に印字をするためのインクジェットインクとしては、通常、食用色素等の着色剤と、水とを含む水性のインクジェットインクが用いられる。また、上記水性のインクジェットインクに、表面張力や濡れ性等を調整するために、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステルなどの、食品用等として使用可能な脂肪酸エステルを、界面活性剤として配合することも検討されている(特許文献1)。
デキャップタイムとは、オンデマンド型のインクジェットプリンタに複数設けられたノズルのうち、間欠印字時に、印字パターンに応じてインク滴が吐出されない待機状態とされたノズル内のインクジェットインクが、外気にさらされている時間を指す。
しかし、印字時にはキャップは解除されているため、とくに、間欠印字時に待機状態となるノズルは、次にインク滴が吐出されるまでの間、ノズルが閉じられていない状態(デキャップの状態)が続く。そして、その間、ノズル内のインクジェットインクは外気にさらされ続けることになるため、上記時間、つまりデキャップタイムが長いほど、ノズルの目詰まり等を生じやすくなる傾向がある。
また、特許文献1に記載のインクジェットインクは、パドリングを生じやすいという課題もある。
ノズルの出口の周囲にパドリングが発生すると、ノズルからのインク滴の吐出が妨げられて、吐出されたインク滴の軌道が変化したり、吐出されるべき所定の体積のインク滴が吐出されなかったり、インク滴が全く吐出されなかったりする吐出不良を生じやすい。そして、これらの吐出不良を生じる結果、良好な印字をすることができなくなる場合がある。
本発明の目的は、とくに、固形の製剤の表面等への印字に用いることができ、しかも、従来のものに比べて間欠印字性、および連続印字性に優れたインクジェットインクを提供することにある。
(A) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、および
(B) ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
の2種であるインクジェットインクである。
(A) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(以下「界面活性剤A」と略記する場合がある。)、および
(B) ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(以下「界面活性剤B」と略記する場合がある。)
の2種であるインクジェットインクである。
発明者の検討によると、このうち界面活性剤Bは、インクジェットインクの間欠印字性を向上する機能に優れている。
インク滴が吐出されない待機時に、インクジェットプリンタのノズル内では、インクジェットインクと外気との気液界面にメニスカスが形成されて、インクジェットインクは静止状態とされる。
また、デキャップタイムにインクジェットインクの乾燥が進行し、ノズル内で、メニスカスが形成される位置が徐々に後退して、印字の再開時にインクジェットインクの吐出が遅れることも、かすれ等を生じる原因となる。
しかも、界面活性剤Bは、食用色素等の着色剤や、インクジェットインクの吐出を繰り返した際に発生するヘッドカス等の、インクジェットインク中に含まれる固形分の周囲を囲んでミセルを形成して、これらの固形分がインクジェットインク中に析出するのを抑制する働きもする。
しかし、界面活性剤Bは、上述したように濡れ性が高いため、これを単独で使用した場合には、インクジェットインクが、ノズルプレートの、ノズルの出口の周囲に濡れ拡がってパドリングを生じやすくなる。そして、インクジェットインクの連続印字性が低下する場合がある。
しかも、界面活性剤Aは、界面活性剤Bとの相溶性にも優れている。
しかし、上述したように、界面活性剤Aは、界面活性剤Bとの相溶性に優れている。そのため、この両者を界面活性剤として併用することにより、貯蔵安定性を低下させることなく、また良好な間欠印字性を維持しながら、濡れ性を適度の範囲に調整し、表面張力によるパドリングの拡がりを調整して、連続印字性を向上することができる。
また、界面活性剤Bは、起泡性が高く、泡立ちやすい。そのため、とくに、インクジェットインクを加熱して気泡を発生させることで、その体積増加分のインクジェットインクをノズルからインク滴として吐出させる、いわゆるサーマル方式のインクジェットプリンタに使用した際に、泡噛みによる吐出不良を生じやすい。これに対し、界面活性剤Aは消泡性を有しているため、界面活性剤Aを界面活性剤Bと併用することにより、泡噛みによる吐出不良が発生するのを抑制することもできる。
界面活性剤Aとしては、たとえば、式(1):
HO(C2H4O)a−(C3H6O)b−(C2H4O)cH (1)
で表されるポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンの縮合物であって、前述した機能を有する種々の、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールが挙げられる。
上記の温度範囲で液状を呈するポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールとしては、たとえば、
・ 式(1)中のa+cで表されるE.O.(エチレンオキサイド)の繰り返し単位数が3以上、200以下、とくに170以下で、かつ
・ 式(1)中のbで表されるP.O.(プロピレンオキサイド)の繰り返し単位数が15以上、70以下、とくに40以下、
である化合物が挙げられる。
三洋化成工業(株)製のニューポール(登録商標)PEシリーズのうちPE−61〔a+c=5、b=30、a+b+c=35、曇点(1質量%水希釈液):24℃〕、PE−62〔a+c=10、b=30、a+b+c=40、曇点(1質量%水希釈液):30℃〕、PE−71〔a+c=5、b=35、a+b+c=40、曇点(1質量%水希釈液):20℃〕、PE−74〔a+c=30、b=35、a+b+c=65、曇点(1質量%水希釈液):56℃〕、PE−75〔a+c=48、b=35、a+b+c=83、曇点(1質量%水希釈液):69℃〕。
〈界面活性剤B〉
界面活性剤Bとしては、ソルビタンエステル・エチレンオキシド付加型の構造を有し、前述した機能を有する種々の、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを用いることができる。中でも、インクジェットインクの間欠印字性を向上する効果の点で、HLBが10以上、20以下であるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの具体例としては、これに限定されないが、たとえば、下記の各種化合物等の1種または2種以上が挙げられる。
日油(株)製のノニオン(商品名)シリーズのうちLT−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、HLB:16.7〕、LT−280〔ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、HLB:19.0〕、ST−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、HLB:15.7〕、OT−221〔ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、hlb:15.7〕、OT−521〔ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、HLB:10.8〕。
中でも、間欠印字性を向上する効果の点で、HLBが14以上、とくに15以上である化合物が好ましい。
〈含有量、含有比率〉
界面活性剤Aの含有量は、インクジェットインクの総量の0.01質量%以上、とくに0.08質量%以上であるのが好ましく、2質量%以下、中でも1.6質量%以下、とくに0.12質量%以下であるのが好ましい。
一方、界面活性剤Aの含有量が上記の範囲を超える場合には、インクジェットインクの表面張力が高く、濡れ性が低くなりすぎるため、インクジェットインクがインクジェットプリンタのノズルにスムースに供給されなくなって、吐出不良を生じる場合がある。
界面活性剤Bの含有量は、インクジェットインクの総量の0.01質量%以上、とくに0.08質量%以上であるのが好ましく、2質量%以下、中でも1.6質量%以下、とくに0.12質量%以下であるのが好ましい。
一方、界面活性剤Bの含有量が上記の範囲を超える場合には、インクジェットインクの表面張力が低く、濡れ性が高くなりすぎて、前述したように連続印字性が低下する場合がある。また、ノズル内にメニスカスが形成されずに、インクジェットインクがノズルの先端から漏れたりする場合もある。さらに、泡噛みによる吐出不良を生じやすくなる場合もある。
界面活性剤Aと界面活性剤Bの含有比率は、質量比A/Bで表して0.05以上、とくに0.25以上であるのが好ましく、20.0以下、とくに4.00以下であるのが好ましい。また、後述するようにインクジェットインクが水溶性有機溶剤と結着剤とを含む場合に、間欠印字性をより一層向上することを考慮すると、質量比A/Bは、上記の範囲でも、さらに1.30以下であるのが好ましい。
また、相対的に界面活性剤Bが多くなるため、インクジェットインクの表面張力が低く、濡れ性が高くなりすぎて、連続印字性が低下したり、ノズル内にメニスカスが形成されずに、インクジェットインクがノズルの先端から漏れたりする場合がある。また、泡噛みによる吐出不良を生じやすくなる場合もある。
また、相対的に界面活性剤Bが少なくなって、間欠印字性を向上する効果が十分に得られない場合もある。
界面活性剤Aと界面活性剤Bの合計の含有量A+Bは、インクジェットインクの総量の0.02質量%以上、とくに0.16質量%以上であるのが好ましく、4質量%以下、中でも3.2質量%以下、とくに0.24質量%以下であるのが好ましい。
また、合計の含有量が上記の範囲を超える場合には、2種の界面活性剤の相溶性が低下して、インクジェットインクの濃度上昇を生じたり、固形分が析出したりしやすくなるため、インクジェットインクの連続印字性や間欠印字性が低下したり、貯蔵安定性が低下したりする場合がある。
〈着色剤〉
着色剤としては、食品添加物もしくは医薬品添加物として使用が認められた各種の着色剤を用いることができる。着色剤としては、たとえば、合成あるいは天然の食用色素等の1種または2種以上が挙げられる。
〈水溶性有機溶剤〉
溶剤として水のみを用いたインクジェットインクは、印字後に加熱等することにより、短時間で乾燥させることができる。したがって、本発明のインクジェットインクは、溶剤として水のみを用いて構成してもよい。
水溶性有機溶剤としては、たとえば、エタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール等の炭素数3〜4のアルコールや、2−エトキシエタノール(エチレングリコールモノエチルエーテル)、2−メトキシエタノール(エチレングリコールモノメチルエーテル)等のエチレングリコールエーテルなどの1種または2種以上が挙げられる。とくに、エタノールが好ましい。
〈結着剤〉
水溶性有機溶剤を含むインクジェットインクは、速乾性が向上する分、インク滴が吐出されない待機時にも乾燥しやすくなって、間欠印字性が低下する場合がある。
多糖類は、水および水溶性有機溶剤の両方に対して、いずれも強すぎない適度の溶解性を有しており、最初から溶解性に余裕を持たせない状態で、インクジェットインク中に溶解している。
しかも、多糖類は、ほとんど造膜性のない硬脆い成分であるため、当該多糖類からなる薄い膜は、次の吐出時にノズル内のインクジェットインクに加わる吐出圧力によって簡単に破られる。そのため、待機状態の終了直後から、所定体積のインク滴を吐出させることができ、結果として、間欠印字性を向上することができる。
多糖類等の結着剤の含有量は、インクジェットインクの総量の0.1質量%以上、とくに0.3質量%以上であるのが好ましく、1質量%以下、とくに0.7質量%以下であるのが好ましい。
上記各成分を含む本発明のインクジェットインクは、先述したオンデマンド型のインクジェットプリンタに、好適に使用することができる。とくに、オンデマンド型のサーマル方式のインクジェットプリンタに使用して、錠剤、カプセル剤その他、固形の製剤の表面に、直接に、印字をすることが可能である。
〈実施例1〉
下記の各成分を配合したのち、5μmのメンブランフィルタを用いてろ過してインクジェットインクを調製した。
着色剤:食用赤色102号
界面活性剤A:式(1)中のa+c=5、b=30、a+b+c=35であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール〔前出の、三洋化成工業(株)製のニューポールPE−61、曇点(1質量%水希釈液):24℃〕
界面活性剤B:ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート〔前出の、花王(株)製のエマゾールL−120V、HLB:16.7〕
界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Bの含有量を1.0質量%、超純水の含有量を96.9質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=0.1、合計の含有量A+B=1.1質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aの含有量を1.5質量%、界面活性剤Bの含有量を1.5質量%、超純水の含有量を95.0質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=3.0質量%であった。
界面活性剤Aとして、式(1)中のa+c=5、b=35、a+b+c=40であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール〔前出の、三洋化成工業(株)製のニューポールPE−71、曇点(1質量%水希釈液):20℃〕を配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aの含有量は、インクジェットインクの総量中の0.1質量%とした。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
界面活性剤Bとして、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート〔前出の、花王(株)製のエマゾールS−120V、HLB:14.9〕を配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Bの含有量は、インクジェットインクの総量中の0.1質量%とした。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aの含有量を0.2質量%として、界面活性剤Bを配合しなかったこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。
〈比較例2〉
界面活性剤Aを配合せず、インクジェットインクの総量中の界面活性剤Bの含有量を0.2質量%としたこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。
界面活性剤Bに代えて、ソルビタン脂肪酸エステルであるソルビタンモノラウレート〔花王(株)製のエマゾールL−10V、HLB:8.6〕(以下、「界面活性剤C」とする)を配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Cの含有量は、インクジェットインクの総量中の0.1質量%とした。
界面活性剤Aおよび界面活性剤Bに代えて、比較例3で使用したのと同じ界面活性剤Cのみを配合したこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Cの含有量は、インクジェットインクの総量中0.2質量%とした。このものは、特許文献1に記載の従来のインクジェットインクを再現したものに該当する。
オンデマンド型のサーマル方式のインクジェットプリンタ〔ビデオジェット(株)製のPrint Mail Wide Array〕を使用して、実施例、比較例で調製したインクジェットインクにより、錠剤の表面に、2ポイントの半濁音「゜」を連続して印字した。
○:100万回以上
△:40万回以上、100万回未満
×:40万回未満
〈間欠印字性試験〉
連続印字性評価で使用したのと同じインクジェットプリンタを使用して、実施例、比較例で調製したインクジェットインクにより、錠剤の表面に、2ポイントの半濁音「゜」を印字し、所定の時間、デキャップの状態で静置した後に再び印字した。そして、かすれ等のない明瞭な印字が可能であった静置時間を記録して、下記の基準で間欠印字性を評価した。
○:65分間以上、100分間未満
△:30分間以上、65分間未満
×:30分間未満
以上の結果を表2、表3に示す。
実施例1、5の結果より、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(界面活性剤B)としては、間欠印字性を向上する効果の点で、HLBが14以上、とくに15以上である化合物が好ましいことが判った。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aおよび界面活性剤Bの含有量、および質量比A/Bを、それぞれ表4に示す値としたこと以外は実施例1と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの合計の含有量A+Bは、いずれも0.2質量%であった。
〈実施例10〉
下記の各成分を配合したのち、5μmのメンブランフィルタを用いてろ過してインクジェットインクを調製した。
着色剤:食用赤色102号
界面活性剤A:式(1)中のa+c=5、b=30、a+b+c=35であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール〔前出の、三洋化成工業(株)製のニューポールPE−61、曇点(1質量%水希釈液):24℃〕
界面活性剤B:ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート〔前出の、花王(株)製のエマゾールL−120V、HLB:16.7〕
多糖類:粉あめ〔昭和産業(株)製のK−SPD(登録商標)、DE値:25〜29〕
界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
インクジェットインクの総量中の多糖類の含有量を0.5質量%、超純水の含有量を79.3質量%としたこと以外は実施例10と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
インクジェットインクの総量中の多糖類の含有量を1.0質量%、超純水の含有量を78.8質量%としたこと以外は実施例10と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.2質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aの含有量を0.01質量%、界面活性剤Bの含有量を0.01質量%、超純水の含有量を79.48質量%としたこと以外は実施例11と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=0.02質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aの含有量を1.0質量%、界面活性剤Bの含有量を1.0質量%、超純水の含有量を77.5質量%としたこと以外は実施例11と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=1.0、合計の含有量A+B=2.0質量%であった。
インクジェットインクの総量中の界面活性剤Aの含有量を2.0質量%、界面活性剤Bの含有量を1.0質量%、超純水の含有量を76.5質量%としたこと以外は実施例11と同様にして、インクジェットインクを調製した。界面活性剤Aと界面活性剤Bの質量比A/B=2.0、合計の含有量A+B=3.0質量%であった。
Claims (2)
- 着色剤、界面活性剤、および水を含み、前記界面活性剤は、
(A) ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、および
(B) ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
の2種であるインクジェットインク。 - さらに、水溶性有機溶剤、および多糖類を含む請求項1に記載のインクジェットインク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017222039A JP7016244B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | インクジェットインク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017222039A JP7016244B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | インクジェットインク |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094364A true JP2019094364A (ja) | 2019-06-20 |
JP2019094364A5 JP2019094364A5 (ja) | 2020-12-10 |
JP7016244B2 JP7016244B2 (ja) | 2022-02-21 |
Family
ID=66972677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017222039A Active JP7016244B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | インクジェットインク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7016244B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021206067A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | 凸版印刷株式会社 | 可食性水系インクジェットインク及び錠剤 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345965A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-25 | Toshiba Corp | Fluorescent material slurry |
JPS63199781A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Canon Inc | インクジェット記録方法 |
JPH07331143A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-19 | Brother Ind Ltd | 記録用インク |
JPH08283633A (ja) * | 1995-04-10 | 1996-10-29 | Seiko Epson Corp | 画像形成用インク及びその製造方法 |
WO1998031755A1 (fr) * | 1997-01-20 | 1998-07-23 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Encre a base aqueuse permettant d'ecrire sur des ustensiles |
JP2005320528A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-11-17 | Nippon System Kiki Kk | 可食性インキ |
JP2010024287A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Sakura Color Prod Corp | 墨汁様組成物 |
JP2015081315A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | ユニオンケミカー株式会社 | 口腔内崩壊性錠剤用インクジェット黒色インク組成物 |
JP2016216625A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 株式会社Screenホールディングス | 顔料組成物及びインクジェット用水性インク組成物 |
-
2017
- 2017-11-17 JP JP2017222039A patent/JP7016244B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345965A (en) * | 1976-10-07 | 1978-04-25 | Toshiba Corp | Fluorescent material slurry |
JPS63199781A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Canon Inc | インクジェット記録方法 |
JPH07331143A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-19 | Brother Ind Ltd | 記録用インク |
JPH08283633A (ja) * | 1995-04-10 | 1996-10-29 | Seiko Epson Corp | 画像形成用インク及びその製造方法 |
WO1998031755A1 (fr) * | 1997-01-20 | 1998-07-23 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Encre a base aqueuse permettant d'ecrire sur des ustensiles |
JP2005320528A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-11-17 | Nippon System Kiki Kk | 可食性インキ |
JP2010024287A (ja) * | 2008-07-16 | 2010-02-04 | Sakura Color Prod Corp | 墨汁様組成物 |
JP2015081315A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | ユニオンケミカー株式会社 | 口腔内崩壊性錠剤用インクジェット黒色インク組成物 |
JP2016216625A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 株式会社Screenホールディングス | 顔料組成物及びインクジェット用水性インク組成物 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021206067A1 (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-14 | 凸版印刷株式会社 | 可食性水系インクジェットインク及び錠剤 |
JP2021167370A (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-21 | 凸版印刷株式会社 | 可食性水系インクジェットインク及び錠剤 |
JP7264101B2 (ja) | 2020-04-09 | 2023-04-25 | 凸版印刷株式会社 | 可食性水系インクジェットインク及び錠剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7016244B2 (ja) | 2022-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5222615B2 (ja) | インクジェット用水性インク | |
JPH05295310A (ja) | インクジェット用記録液 | |
JP5136406B2 (ja) | 非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP2012077188A (ja) | インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 | |
JP2009270043A (ja) | 非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP2004292817A (ja) | インクジェットインク用溶媒システム | |
JP6916094B2 (ja) | インクジェットインク | |
JP7016244B2 (ja) | インクジェットインク | |
JP2003096346A (ja) | インクジェット用水性顔料インク及びインクジェット記録方法 | |
JP5806814B2 (ja) | インクジェット記録用インクの製造方法、インクカートリッジの製造方法 | |
JP5298455B2 (ja) | 非水系インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP7246207B2 (ja) | インクジェットインク | |
JP2016165871A (ja) | メンテナンス液及びメンテナンス方法 | |
JPS6211781A (ja) | インクジエツト記録用インク | |
JP6574065B2 (ja) | インクジェット用水性インク組成物及び固体製剤 | |
JP6578594B2 (ja) | インクジェットインク | |
JP7091162B2 (ja) | インクジェットインク | |
JP6057074B2 (ja) | インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 | |
JP2007091846A (ja) | インク流路用洗浄液 | |
JPH0564666B2 (ja) | ||
JP2001152058A (ja) | インクジェット記録液 | |
JP2016069490A (ja) | インクジェット記録用水性インクセット、処理剤及びカートリッジ | |
JP2000178489A (ja) | 水性インク及びインクジェット記録装置 | |
US8932392B2 (en) | Water-based ink for ink-jet recording, ink cartridge, ink-jet recording apparatus and ink-jet recording method | |
JP6291678B2 (ja) | インクジェットインク |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201027 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210708 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7016244 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |