JPS63199781A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JPS63199781A
JPS63199781A JP62033711A JP3371187A JPS63199781A JP S63199781 A JPS63199781 A JP S63199781A JP 62033711 A JP62033711 A JP 62033711A JP 3371187 A JP3371187 A JP 3371187A JP S63199781 A JPS63199781 A JP S63199781A
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inkjet
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cyclodextrin
inkjet recording
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Yasuko Tomita
康子 富田
Shoji Koike
祥司 小池
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット用に特別に調整された指定紙
はもちろん、それ以外のコピー紙、レポート用紙、ボン
ド紙、連続伝票用紙等のオフィスや家庭で一般に使用さ
れている紙及び各種布帛類に対し、高速でしかも定着性
が速(、印字品位の優れた記録を行うインクジェット用
インク及びそれを用いたインクジェット記録方法に関す
る。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方式は、種々のインク吐出方式によ
り、インク小滴(droplet)を形成し、それらの
1部若しくは全部を紙、加工紙、プラスチックフィルム
、織布等の被記録材に付着させて記録を行うものであり
、このようなインクジェット記録方式に使用するインク
としては、各種の染料または顔料を、水又は水と水溶性
有機溶剤から成る液媒体に溶解又は分散させたものが知
られ、且つ使用されている。
このようなインクには被記録材との関係も含めて一般的
に下記の如き性能が要求されている。
(1)滲みがなく、品位の良好な記録画像が得られるこ
と。
(2)インクの定着速度が速いこと。
(3)印字をしばらく中断した場合でも、プリンターの
ノズルを目詰まりさせないこと。
(4)プリンターの印字速度に合せたインクの吐出が可
能な周波数応答性が良好なこと。
(5)インクの保存安定性が高いこと。
(6)安全性が高いこと。
(7)耐水性、耐光性等の印字物の耐久性が優れている
こと等。
上記の要求の一部、或いは全てを満足させるためにイン
ク及び装置の両面からの精力的な検討がなされており、
要求性能によってはかなりの効果が認められてきている
〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら現
在までの多(の研究にも係らず、前記の要求性能の中で
特に現在強く要求されている性能として、 (1)繊維の露呈した被記録材に対して滲みがな(、且
つ定着性が優れていること、 (2)高速記録に対応し、周波数応答性が良好であるこ
と、 等が挙げられ、未だ充分には解決されていないというの
が現状である。
まず第1に、繊維が露呈している被記録材での滲みや定
着性に関しては、特に被記録材とじてコピー紙、レポー
ト用紙、ボンド紙、連続伝票用紙等の一般の普通紙に印
字した場合、インクが紙の繊維に沿って滲んだり、又普
通紙に含有されているサイズ剤の影響で定着性が不充分
であるという問題である。
そこで、滲みと定着性を改善する目的で、pHを強アル
カリ性にしたインクを用いて記録を行う方法(特開昭5
6−57862号報)、多量の界面活性剤を添加したイ
ンクを用いて記録を行う方法(特開昭55−29546
号報)、常温で固体のインクを加熱して液状として記録
する方法(特開昭58−10827108271号報試
みられている。しかし、インクのpHを強アルカリ性に
して記録する方法は、インクを手で触れた場合に危険で
あり、またある種のサイズ剤を用いた紙に対しては、滲
み、定着性とも良好でない場合がある等の欠点がある。
また、多量の界面活性剤を添加する方法では、紙によっ
ては滲みが非常に多(発生したり、プリンタヘッドの条
件によってはインクがオリフィス面より後退してしまい
インクが吐出しなかったり、逆にオリフィス面全体が濡
れてしまいインクが吐出しない等のトラブルが見られる
。さらに、常温で固体のインクを加熱して液状として記
録する方法では、滲み、印字の定着性について、ある程
度の効果が見られるが、プリンタを設計する際、インク
を溶解させながら供給する装置やプリンタヘッド内に加
熱装置が必要となるため、プリンタが大型化する点やコ
スト高という問題が見られる。
第2の問題点である高速記録に対応した周波数応答性向
上に関しては、その検討の大部分がヘッド構成等のメカ
ニックの面から行われており、インクによる吐出応答周
波数の向上については、あまり検討されていないのが実
状である。
一般にインクの粘度が小さくなるにつれて周波数応答性
は向上していくが、しかしながらそれに伴い、吐出の安
定性は低下していく。従って吐出安定性を保持したまま
で、周波数応答性を向上させるようなインクの開発は難
しい。とりわけオンデマンド型インクジェット方式では
、I K Hz以上の周波数の駆動条件に於て、周波数
応答性や吐出安定性が劣るといった問題が生じており、
この傾向は2KHz、4KHzと駆動周波数が高くなる
と一層顕著であり、圧電素子や熱エネルギーを利用した
インクジェット方式において特に深刻な問題である。
そこで、本発明の主たる目的はインクジェット用に特別
に調整された指定紙はもちろん、被記録面に繊維が露呈
し、さらにはサイジングされているコピー紙、レポート
紙、ボンド紙、連続伝票用紙等の一般の普通紙に対して
も定着速度が速く、しかも滲みの少ない印字が得られ、
安全でインクの操作性に優れたインクジェット用インク
及びそれを用いたインクジェット記録方法を提供するこ
とにある。
又、本発明の他の目的は、駆動周波数が高くとも周波数
応答性の良好なイνりを提供し、印字スピードの速いイ
ンクジェット記録方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的は、以下の本発明によって達成される。
即ち本発明は、像を形成する成分である色素と該色素を
溶解又は分散する液媒体を必須成分とするインクジェッ
ト用インクに於いて、複数のピラノース環を有する環状
化合物を含有することを特徴とするインクジェット用イ
ンクであり、更に前記インクを用いて、被記録面に繊維
が露呈して成る被記録材に記録を行うことを特徴とする
インクジェット記録方法である。
〔作 用〕 本発明を更に詳細に説明すると、本発明は、被記録面に
繊維が露呈しているような被記録材でのインクの定着性
や印字品位の向上、並びにプリンタの高速化に伴いイン
クを安定吐出する周波数応答性の向上のために、種々の
添加剤、特に界面活性剤及び各種糖類について鋭意研究
した結果、インク中への複数のピラノース環を有する環
状化合物の添加が非常に効果的であることを知見し、成
されたものである。
本発明に係る複数のピラノース環を有する環状化合物と
しては、例えばグルコース、フルクトース、ガラクトー
ス等の単糖類、及びサッカロース、マルトース、ラクト
ース等の三糖類等が、l、4及び1.6結合して環状化
合物を形成したもの等が挙げられるが、これらの物質に
限定されるものではない。
中でも特に好ましい物質としては、6個以上のα−D−
グルコビラノース基がα−1,4結合して環状化合物を
形成したシクロデキストリンが挙げられ、その効果は顕
著である。
シクロデキストリンの中でもグルコース分子が6個結合
して環状となったα−シクロデキストリン及び8個結合
したγ−シクロデキストリン、さらには前記シクロデキ
ストリンに溶解性向上の目的でマルトースを結合させた
マルトシルシクロデキストリンなどが良好である。
これら複数のピラノース環を有する環状化合物は単独で
用いることも、又、複数組み合わせて用いることも、さ
らには他の界面活性剤と併用することも可能である。
複数のピラノース環を有する環状化合物の添加、特にシ
クロデキストリン及び/又はその誘導体の添加が被記録
材での定着性や印字品位及び周波数応答性の点で優れて
いる理由は未だ定かではないが、推定される理由として
はその構造が環状となっているため、その環中に染料母
体やその一部分等を取り込み、包接化合物を形成してい
るからではないかと考えられる。包接化合物の形成によ
って、本来は被記録材やノズルの構造材料とは親和性の
小さかった物質に対してもその親和性を向上させて、被
記録材、特にその被記録面に繊維が露呈し、さらにはサ
イジングされているような一般の普通紙においても定着
性が良好となったり、又ノズル中へのインク供給性が改
善されてインクの周波数応答性が向上したりするのでは
ないかと推定される。さらに複数のピラノース環を有す
る環状化合物の添加は、各種の界面活性剤の添加とは異
なり、インクの表面張力低下がほとんどみられず、逆に
若干の表面張力の上昇がみられることもあるため、被記
録材での定着が速いばかりではな(、その印字品位も滲
みがなく優れたものとなるものと思われる。
又、前記環状化合物は、グルコース、サッカロース等の
各種単糖類や三糖類と比較して、分子量が大きいにもか
かわらず、インク中に添加した場合の粘度上昇は小さい
従って、インクジェット記録に要求されている各性能を
低下させることな(、定着性や印字品位及び周波数応答
性の向上が可能となる。
前記環状化合物の含有量は、基本的には染料とのモル比
(環状化合物/染料)で1以上になることが好ましく、
インク全重量に対して0.1〜20重量%、好ましくは
0.2〜15重量%、より好ましくは0.5〜10重量
%の範囲である。
前記環状化合物の含有量が0.1重量%未満のときは、
定着性や印字品位、周波数応答性の向上に対する効果が
顕著ではなく、又前記環状化合物の含有量が20重量%
を越える場合には、インクの粘度上昇や目詰りの点から
インクジェット用インクとしては好ましくない。
本発明のインクを構成する他の成分としては、まず色素
として、直接染料、酸性染料、塩基性染料、食用染料、
反応染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応
分散染料、油溶染料、各種顔料が挙げられるが、中でも
水溶性の染料はインクの性能上特に好ましいものである
これら色素の含有量は液媒体成分の種類、インクに要求
される特性等に依存して決定されるが、一般にはインク
全重量に対して0.2〜20重量%、好ましくは0.5
〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%の範囲とさ
れる。
本発明において上記の如き色素を溶解又は分散させる液
媒体としては、従来の一般的なインクジェット記録用イ
ンクの媒体に使用されている媒体はいずれも使用でき、
例えば水および/または有機溶剤が好ましいものであり
、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−
プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブ
チルアルコール、5ec−ブチルアルコール、tert
 −ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペ
ンタノール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミ
ド類; アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンま
たはケトアルコール類; テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類; ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類
; エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1,2.6
−ヘキサンドリオール、チオジグリコール、ヘキシレン
グリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が
2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類; 
グリセリン; エチレングリコールモノメチル(または
エチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(
またはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ
メチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコールの
低級モノアルキルエーテル類; トリエチレングリコー
ルジメチル(またはエチル)エーテル、テトラエチレン
グリコールジメチル(またはエチル)エーテル等の多価
アルコールの低級ジアルキルエーチル類; スルフオラ
ン、N−メチル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
上記の如き媒体は単独でも混合物として使用できるが、
最も好ましい媒体組成は、水と1種以上の有機溶剤から
なり、該溶剤が少な(とも1種の水溶性高沸点有機溶剤
、例えば、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコールを含有するものであ
る。
本発明のインクの必須成分は上記の通りであるが、その
他従来公知の各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、
表面張力調整剤、蛍光増白剤等を必要に応じて添加する
ことができる。
例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶性
樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオンあるいはノニ
オン系の各種界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン類等の表面張力調整剤;緩衝液によるp
H調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
また、インクを帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用されるインクを調合する為には、塩化リチウム
、塩化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類等の比
抵抗調整剤が添加される。尚、熱エネルギーの作用によ
ってインクを吐出させるタイプのインクジェット方法に
適用する場合には、熱的な物性値(例えば、比熱、熱膨
張係数、熱伝導率等)が調整されることもある。
以上の如き本発明のインクジェット用インクは、プリン
タヘッドから安定して吐出するための性能、特に1KH
z以上の駆動周波数にて安定吐出するための性能が要求
されることが多いため、物性的には好ましくは25℃に
おける粘度が15cP以下、表面張力が35〜65 d
 y n e / c m 、より好ましくは粘度がさ
らに3cP以下の低粘度タイプに調整されることが望ま
しい。
以上の如(して得られる本発明の及び本発明に用いるイ
ンクは被記録材、とりわけその被記録面に繊維が露呈し
、さらにはサイジングされたコピー紙、レポート用紙、
ポンド紙、連続伝票用紙等のオブイスや家庭で一般に使
用されている普通紙での定着性及び印字品位に好適なイ
ンクについて鋭意研究した結果得られたものであり、各
種方式のインクジェット用インクとして有効であり、優
れた記録を行うことができる。
又、1KHz、2KHz、4KHzとますます要求性能
が高まっている高速記録のための駆動周波数に対して適
確に応答可能であり、とりわけオンデマンド型方式一般
、中でも圧電素子や熱エネルギーを使用するタイプのイ
ンクジェット方式においても長期間にわたる良好な記録
が可能となる。
〔実施例〕
次に、実施例、比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。尚文中、部及び%とあるのは全て重量基準である
実施例1 上記成分中、まずα−シクロデキストリンを水に溶解さ
せ、次いで染料C0!、フードブラック2を加え1時間
撹拌し、さらにグリセリン、エチレングリコール、エチ
レングリコールモノフェニルエーテルを加えて40℃に
て3時間撹拌した。その後、水酸化ナトリウムの0.1
%水溶液でpHが7.5になるよう調整した後、ポアサ
イズ1μのフロロボアフィルター(商品名;住友電工■
製)にて加圧濾過して本発明のインクジェット用インク
(A)を得た。
次に、このインクを用いて、インクジェット記録装置と
してインクの吐出エネルギー源として発熱素子を利用し
たインクジェットプリンター(オリフィスサイズ40X
50μm1ヒーターサイズ30X 150 p m1ノ
ズル数24本、駆動電圧24.5V。
周波数2KHz)を使用して、市販のコピー紙、ボンド
紙に印字し、得られた印字物の定着性及び印字品位を評
価した。インク物性及び評価結果を第1表に示す。
実施例2 上記成分中、まずα−シクロデキストリンを水に溶解さ
せ、次いで染料C,1,アシッドレッド35を加えて撹
拌し、さらにグリセリン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンを加えて40℃にて3時間撹拌した。その
後、水酸化ナトリウムの0.1%水溶液でp)(が7.
5になるよう調整した後、ポアサイズ1μのフロロボア
フィルター(商品名;住友電工■製)にて加圧濾過して
本発明のインクジェット用インク(B)を得た。
実施例3(インクCの調整) 上記成分中、まずγ−シクロデキストリンを水に溶解さ
せ、次いで染料C,1,ダイレクトブルー86を加えて
撹拌し、さらにジエチレングリコール、エチレングリコ
ール、エチレングリコールモノフェニルエーテル加えて
40℃にて3時間撹拌した。
その後、水酸化ナトリウムの0.1%水溶液でpHが7
.5になるよう調整した後、ポアサイズlμのフロロボ
アフィルター(商品名;住友電工■製)にて加圧濾過し
て本発明のインクジェット用インク(C)を得た。
実施例4 上記成分中、まずマルトシルシクロデキストリンを水に
溶解させ、次いで染料C,1,フードブラック154を
加えて撹拌し、さらにジエチレングリコール、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ノニオン系界面活性剤を加えて4
0℃にて3時間撹拌した。その後、水酸化ナトリウムの
0.1%水溶液でpHが7.5になるよう調整した後、
ポアサイズ1μのフロロボアフィルター(商品名;住友
電工■製)にて加圧濾過して本発明のインクジェット用
インク(D)を得た。
実施例5(インクEの調整) 上記成分中、まずα及びγ−シクロデキストリンを水に
溶解させ、次いで染料C,1,ダイレクトイエロー86
を加えて撹拌し、さらにトリエチレングリコール、エチ
レングリコール、l、3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン加えて40℃にて3時間撹拌した。その後、水酸化
ナトリウムの0.1%水溶液でpHが7.5になるよう
調整した後、ポアサイズ1μのフロロボアフィルター(
商品名;住友電工■製)にて加圧濾過して本発明のイン
クジェット用インク(E)を得た。
比較例1 実施例1における成分中、α−シクロデキストリンを除
いた成分を3時間撹拌後、実施例1と同様に水酸化ナト
リウムの011%水溶液でpHが7.5になるよう調整
した後、ポアサイズ1μのフロロポアフィルター(商品
名;住友電工■製)にて加圧濾過して比較用インク(F
)を得た。
比較例2 実施例2における成分中、a−シクロデキストリンを除
いた成分を比較例1と同様に処理して比較用インク(G
)を得た。
比較例3 実施例3における成分中、γ−シクロデキストリンを除
いた成分を比較例1と同様に処理して比較用インク(H
)を得た。
比較例4(インクIの調整) 実施例1におけるα−シクロデキストリンの代わりにサ
ッカロースを用いた以外は実施例1と全(同様に処理し
て比較用インク(1)を得た。
比較例5 実施例4において、マルトシルシクロデキストリンを除
き、その代わりにノニオン系界面活性剤にツサンノニオ
ンP223 (商品名)1日本油脂■製)を0.5部加
えて、比較例1と同様に処理して比較用インク(J)を
得た。
実施例2〜5、比較例1〜5のインク(B−J)につい
ても実施例1と同様の記録を行った。インク物性及び評
価結果を第1表に示す。
第   l   表 *l粘度測定 東京計器製ビスコニック(VISCONIC) E I
、 D*2表面張力測定 協和科学型キヨーワCBVPサーフイステンジオメータ
ー(SURFACE  TENSIOMETER)A−
1部3定着性評価 市販のコピー紙及びボンド紙に印字して10秒後、30
秒後に印字部を濾紙(商品名=NO15C,東洋科学産
業■製)にて擦った。
(25℃、60%RHの環境条件にて評価)◎・・・・
・・・・・10秒でカスレ なしO・・・・・・・・・
10秒でカスレ 小Δ・・・・・・・・・30秒でカス
レ 小X・・・・・・・・・30秒でカスレ 大*4 
印字品位評価 前述のコピー用紙及びボンド紙に印字した後、1時間以
上放置し、その後ドツトレベルでの滲み、エッチのシャ
ープさを評価した。
(25℃、60%RHの環境条件にて評価)4◎・・・
・・・滲みがなく、エッヂは極めてシャープである。
○・・・・・・滲みは多少みられるが、ドツトのエッヂ
はシャープである。
△・・・・・・はぼ全ドツトに滲みがみられ、ドツトの
エッチも少しぼやけている。
X・・・・・・全ドツトに滲みがみられ、ドツトのエッ
ヂもはっきりしない。
実施例6〜20及び比較例6〜20 実施例1〜5及び比較例1〜5によって得られたインク
A−Jを用い、下記プリンター〇、■を使用して、周波
数を1〜6KHzの範囲内に設定して、15X4cnf
の面積のベタ印字及びアルファベット130文字のキャ
ラクタ−印字を市販のコピー紙に対して行い、得られた
印字物のインク追従性及び着弾点精度を調べ、インクの
周波数応答性を評価し、その評価結果を第2表に示す。
(プリンターの) インクの吐出エネルギー源として発熱素子を利用しくヒ
ーターサイズ30X150μtrr)、オリフィスサイ
ズ40 X 50μ−のノズルを24本有するインクジ
ェットプリンター(駆動電圧24.5V)。
(プリンター■) インクに加える圧力手段としてピエゾ素子を利用し、電
気信号によりピエゾ素子に機械的変位を生じさせてイン
クを吐出させる。オリフィス径50μm1流路長40m
mのノズル8本を有するインクジェットプリンター(駆
動電圧60v)。
**第第2ネ* *2表つづき *5周波数応答性の評価 得られた印字物の印字状態すなわちカスレや白抜は状態
及びスプラッシュやヨレ等の着弾点不良状態を肉眼で観
察し、評価した。
◎・・・・・・周波数に対するインクの追従性は良好で
あり、ベタ印字及びキャラクタ印字共にカスレや白抜け
、着弾点不良がみられ ない。
O・・・・・・周波数に対するインクの追従性は、はぼ
良好であり、キャラクタ印字ではカスレや白抜け、着弾
点不良がみられないが、ベタ印字においてわずかにカス
レがみられる。
△・・・・・・キャラクタ印字でカスレ、白抜けはみら
れないが、一部着弾点不良がみられる。
又、ベタ印字ではカスレ、白抜けかへり全体のA程度み
られる。
X・・・・・・ベタ印字においてカスレ、白抜けが多く
、又キャラクタ印字においてもカスレや 着弾点不良かた(さんみられる。
〔効 果〕
以上説明したとおり、本発明によれば、インクジェット
用に′特別に調整された指定紙はもちろんのこと、被記
録面に繊維が露呈し、更にはサイジングされている一般
の普通紙、例えばコピー用紙、レポート用紙、ボンド紙
、連続伝票用紙等に対しても定着速度が速(、しかも滲
みの少ない印字が得られ、安全でインクの操作性に優れ
たインクジェット記録が可能となる。
更に、インクの周波数応答性が良好であるため、高駆動
周波数による高速・安定記録が可能となる。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)像を形成する成分である色素と、該色素を溶解又
    は分散する液媒体を必須成分とするインクジェット用イ
    ンクに於いて、複数のピラノース環を有する環状化合物
    を含有することを特徴とするインクジェット用インク。
  2. (2)前記環状化合物が、シクロデキストリン又はその
    誘導体である特許請求の範囲第1項記載のインクジェッ
    ト用インク。
  3. (3)前記環状化合物の含有量が、インク全重量に対し
    て0.1〜20重量%の範囲にある特許請求の範囲第1
    項記載のインクジェット用インク。
  4. (4)前記インクの25℃における粘度が15cP以下
    であり、表面張力が35〜65dyne/cmの範囲に
    ある特許請求の範囲第1項記載のインクジェット用イン
    ク。
  5. (5)インクの液滴をノズルより吐出し、該液滴を被記
    録材に付着させて記録を行うインクジェット記録方法に
    於いて、該インクが複数のピラノース環を有する環状化
    合物を含有し、且つ被記録材がその被記録面に繊維が露
    呈して成ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  6. (6)前記被記録材が、サイジングされた紙である特許
    請求の範囲第5項記載のインクジェット記録方法。
  7. (7)前記インク中に含まれる環状化合物が、シクロデ
    キストリン又はその誘導体である特許請求の範囲第5項
    記載のインクジェット記録方法。
  8. (8)前記インク中に含まれる環状化合物の含有量が、
    インク全重量に対して0.1〜20重量%の範囲にある
    特許請求の範囲第5項記載のインクジェット記録方法。
  9. (9)前記インクの25℃における粘度が15cP以下
    であり、表面張力が35〜65dyne/cmの範囲に
    ある特許請求の範囲第5項記載のインクジェット記録方
    法。
  10. (10)インク液滴をノズルより吐出させる駆動周波数
    が、1KHz以上である特許請求の範囲第5項記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  11. (11)インク液滴の吐出方式がオンデマンド型である
    特許請求の範囲第5項記載のインクジェット記録方法。
  12. (12)インク液滴の吐出方法が圧電素子を利用したも
    のである特許請求の範囲第5項記載のインクジェット記
    録方法。
  13. (13)インク液滴の吐出方式が熱エネルギーを利用し
    たものである特許請求の範囲第5項記載のインクジェッ
    ト記録方法。
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