JP2019091312A - 授業支援装置、授業支援方法、及びプログラム - Google Patents

授業支援装置、授業支援方法、及びプログラム Download PDF

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孝江 平山
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Abstract

【課題】質問に対して回答者がどのような意見を持っているかの把握を容易にする。【解決手段】授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信する送信部と、複数の参加者のうち、質問に回答する回答者の、質問に対する記述を含む回答を回答者の端末から受信する受信部と、回答者の記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得して、単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成する制御部とを含み、前記分析結果の情報は、その受信先である、前記質問者の端末及び前記複数の参加者の端末のうちの少なくとも一つへ送信される。【選択図】図2

Description

本発明は、授業支援装置、授業支援方法、及びプログラムに関する。
近年、学校ICT(情報通信技術)環境整備事業などが推進され、日本全国の小中学校に電子黒板、プロジェクタ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、及び校内LAN(Local Area Network)などの機器(設備)が導入されている。
特開2014−127033号公報
学校の授業において、生徒(児童や学生も含む)にタブレット型端末を配布し、教師がタブレット型端末を介して提供した情報に基づく質問を生徒に提供し、意見等を求めることがある。従来では、回答を希望する生徒が挙手をし、教師の指名を受けて自己の意見を発表する形式で意見を求める。
ところが、教師が予め用意したシナリオに従って授業を進行しようとしても、シナリオ通りに授業が進行するかは、発表の意欲のある生徒がどのような意見を持っているかに依存する。例えば、教師が、ある質問について生徒から様々な意見を出してもらい、それについて議論することで授業の活性化を図るシナリオをもっていたとする。これに対し、実際に生徒から出た意見が偏っている場合、教師自らが、他の観点からの意見を出して軌道修正を図ることになる。しかし、この場合は、生徒と教師との議論になりがちなため、生徒同士が意見を交換するといった、教師の期待からはずれたものとなる。
シナリオ通りにいかない理由の一つに、発表者以外の生徒がどのような意見を持っているのかを教師が生徒の外観から知り得ないことにある。生徒によっては、内心で意見を持っており、その意見が教師の期待するものであっても、生徒が発表しない限り、教師はその存在を拾い上げることができなかった。
本発明は、上述した問題に鑑みなされたものであり、質問に対して回答者がどのような意見を持っているかの把握を容易にすることのできる授業支援装置、授業支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の要旨は、質問者が授業の参加者に発した質問に対する回答の記述に含まれる単語を表示するとともに、その単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を質問者や回答者の端末に送信することにある。
本発明によれば、参加者の端末から記述を含む回答を受信するようにすることで、参加者が挙手及び発表をせずとも、自身の意見等を反映した記述を質問者側に送ることができる。これにより、挙手及び発表の場合に比べて、参加者から回答を得やすくなり、様々な意見に係る記述を収集できる可能性が高まる。質問者側では、上記した図形の集合の表示によって、質問に対する記述に含まれる単語と、単語の出現頻度とを質問者が直感的に把握することができる。回答者がどのような単語に関心を持っているのか、関心の多い単語
は何か、関心の少ない単語は何かなど、を以て、回答者がどのような意見を持っているかを推測可能となる。よって、回答者の意見の把握が容易となり、質問者の所望する授業の進行を行い、授業を活性化させることができる。
本発明の態様の一つは、授業支援装置である。この授業支援装置は、授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信する送信部と、前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信する受信部と、前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得して、前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成する制御部とを含み、前記分析結果の情報は、その受信先である、前記質問者の端末及び前記複数の参加者の端末のうちの少なくとも一つへ送信されることを特徴とする。
本発明において、「授業」は、質問者が参加者に質問を提供し、質問に対する回答を得る場であればよい。このため、「授業」は、各種学校(小中学校、高等学校、大学、高専、大学校、専門学校等)や塾などでの授業に限られず、講義、講習、セミナーなどの場も「授業」に含まれる。「質問者」は、上記した「授業」において、質問を発する者であり、各種学校の教員又は教師(教諭、教授、講師など)の他、講義、講習、セミナーなどで質問を発する者も含まれ得る。本明細書において、参加者は、質問者が発した質問に回答する権利を有する者(回答予定者)であり、質問に実際に回答する者を「回答者」と呼ぶ。参加者は、例えば、児童、生徒、学生、受講者、受講生などを含む。「記述」は、回答者の質問に対する意見、コメント、所感、感想など、回答者の意思が反映された記述であればよい。分析結果の情報は、質問者の端末だけでなく、各回答者の端末にも送信されるようにしてもよい。この場合、各回答者の手元(端末)で、分析結果を参照できる。
本発明に係る授業支援装置において、前記制御部は、前記回答者の前記記述に対するデータマイニング形態素解析の依頼を前記送信部に送信させ、前記データマイニング形態素解析により得られる前記記述に含まれる各単語と、前記各単語の出現頻度を示す情報を前記依頼先から前記受信部を通じて受け取るように構成してもよい。もっとも、本発明に係る授業支援装置において、前記制御部は、前記回答者の前記記述に対するデータマイニング形態素解析を行い、前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報とを生成するように構成してもよい。
本発明に係る授業支援装置において、前記受信先にて表示された前記分析結果を表示する画面にある単語を指定する操作が行われた場合に、前記受信部は、前記操作により指定された単語を示す情報を前記受信先から受信し、前記送信部は、前記回答者の端末から受信された前記記述のうち、前記指定された単語を含む前記記述を前記受信先に送信するようにしてもよい。このようにすれば、指定された単語が含まれる記述を質問者が参照して、その単語を含む記述の内容把握により、授業の進行に利用するかを判断することができる。
本発明に係る授業支援装置において、前記質問情報は、前記質問に対する複数の回答の類型をさらに含み、前記回答は、前記回答者が選択した前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報と前記記述とを含み、前記送信部は、前記複数の回答の類型の夫々に対する前記回答者の数(回答数)を示す情報を前記受信先に送信するようにしてもよい。このようにすれば、回答の類型毎に、単語と記述とを質問者が参照可能となるため、各類型についての議論を所望する場合に、他の類型による影響の少ない情報を用いることが可能となる。
本発明に係る授業支援装置において、前記質問情報は、前記質問に対する複数の回答の
類型をさらに含み、前記回答は、前記回答者が選択した前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報と前記記述とを含み、前記複数の回答の類型の夫々に対応する前記分析結果の情報を前記受信先に送信するようにしてもよい。このようにすれば、複数の回答の類型のいずれを各回答者が選択したかを把握でき、多数意見や少数意見の把握の手掛かりとすることができる。
本発明に係る授業支援装置において、前記受信先が表示した前記複数の回答の類型の夫々に対する前記回答者の数(回答数)を表示する画面にある前記複数の回答の類型のいずれかを指定する操作が行われた場合に、前記受信部は、前記操作により指定された前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報を前記受信先から受信し、前記送信部は、前記受信先から受信された前記回答のうち、前記指定された前記複数の回答の類型のいずれかに対応する前記記述を前記受信先に送信するようにしてもよい。このようにすれば、回答の類型から対応する記述を参照して、質問に対する具体的な意見等を質問者が知ることができる。
本発明に係る授業支援装置において、前記複数の参加者に対して複数の質問が提供される場合において、前記送信部は、前記複数の質問中の第1の質問に対する複数の回答の類型に対する前記回答者の数(回答数)と、前記複数の質問中の第2の質問に対する複数の回答の類型に対する前記回答者の数(回答数)とを対比可能な情報を前記受信先に送信するようにしてもよい。このようにすれば、第1の質問と第2の質問における回答数の対比を以て、回答者の意見の変化を捉えることが可能となる。
本発明に係る授業支援装置において、前記送信部は、前記記述の文字数が所定値を超える回答者を示す情報を前記受信先へ送信するようにしてもよい。記述の文字数を以て、回答者の質問に対する関心の高さの目安とすることができる。
本発明に係る授業支援装置において、前記送信部は、前記複数の参加者のうち、自己の意見の発表を所望する参加者の端末から送信された意見発表の意思を示す情報を、前記受信先へ送信する、ようにしてもよい。参加者が意見発表の意思はあるが、挙手を拒む場合に、そのような意思が質問者に伝わるようにして、質問者が意見を拾い上げるようにすることができる。
本発明の他の態様は、複数の参加者が参加する授業を支援する装置が、授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信し、前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信し、前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得し、前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成し、前記分析結果の情報の受信先である、前記質問者の端末及び前記参加者の端末の少なくとも一つへ前記分析結果の情報を送信することを含む授業支援方法である。
また、本発明の他の態様は、授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信するステップと、前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信するステップと、前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得するステップと、前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成するステップと、前記分析結果の情報の受信先である、前記質問者の端末及び前記参加者の端末の少なくとも一つへ前記分析結果の情報を送信するステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、質問に対して回答者がどのような意見を持っているかの把握を容易にすることが可能となる。
図1は、実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す。 図2は、サーバ、端末のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、端末にて実行される処理例を示すフローチャートである。 図4は、サーバにて実行される処理例を示すフローチャートである。 図5は、教師の端末4における処理のフローを例示する図である。 図6は、生徒の端末3における処理のフローを例示する図である。 図7は、質問入力画面の表示例を示す。 図8は、教師用の授業用画面の表示例を示す。 図9は、教師用の質問画面の表示例を示す。 図10は、生徒用の授業用画面の表示例を示す。 図11は、生徒用の質問画面の表示例を示す。 図12は、分析結果画面の表示例を示す。 図13は、意見分類画面の表示例を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<ネットワークシステム>
一例として、中学校又は高等学校の授業で使用される授業支援装置について説明する。授業に出席している複数の生徒は「複数の参加者」の一例であり、教師は「質問者」の一例である。図1は、実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す。図1において、ネットワークシステムは、ネットワーク1に夫々接続されたサーバ2と、生徒用の複数の端末3と、教師用の端末4とを含む。ネットワーク1は、例えばインターネットである。サーバ2は、「授業支援装置」の一例である。
ネットワーク1は、有線区間だけでなく、無線区間を含む場合もある。サーバ2として、クラウドサーバ、サーバマシン,パーソナルコンピュータ(PC),ワークステーション(WS)などの汎用又は専用の情報処理装置が適用される。端末3及び端末4のそれぞれには、PC,WS,タブレット端末、スマートフォン等のスマートデバイスなどの通信端末が適用される。
サーバ2は、学習支援システムに係るWebサイトの情報を管理している。端末3及び端末4は、Webサイトにアクセスし、授業を支援するWebページの情報を受信して表示する。例えば、端末4から教師が作成した質問がサーバ2に送信され、サーバ2は、生徒の端末3に質問を配信する。端末3から送信される生徒の回答は、サーバ2を介して他の生徒の端末3や教師の端末4に配信される。
<サーバ、端末の構成>
図2は、サーバ2、端末3(端末4)のハードウェア構成例を示す図である。図2において、サーバ2は、バスを介して相互に接続された、CPU(Central Processing Unit
)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、通信インタフェース(通信IF)15と、入力装置16と、出力装置17とを備える。
主記憶装置12は、データやプログラムの記憶領域、プログラムの展開領域(ワークエ
リア)、及び通信データのバッファ領域などとして使用される。主記憶装置12は、例えばRAM(Random Access Memory)やRAM及びROM(Read Only Memory)の組み合わせによって形成される。
補助記憶装置13は、データやプログラムの記憶領域として使用される。補助記憶装置13は、例えばハードディスク,SSD(Solid State Drive),フラッシュメモリ,EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などである。
通信IF15は、通信端末(端末3,端末4など)との通信処理を司る。通信IF15
には、例えばネットワークインタフェースカード(NIC)を適用できる。通信IF15は、無線通信を行うための無線通信回路及びアンテナであってもよい。通信IF15は、「送信部」及び「受信部」に相当する。入力装置16は、情報の入力に使用される。入力装置16は、例えば、キー,ボタン,ポインティングデバイス(マウスなど),タッチパネ
ル等を含む。出力装置17は、情報の出力に使用される。出力装置17は、例えばディスプレイ,プリンタ、プロジェクタ、電子黒板などである。なお、入力装置16は、マイク
ロフォンなどの音声入力装置を含み、出力装置17はスピーカなどの音声出力装置を含み得る。
CPU11は、主記憶装置12及び補助記憶装置13(区別しない場合はメモリ12Aと称する)に記憶されたプログラムをロードして実行する。これによって、サーバ2は、教師(端末4)からの質問の受信及び保存、各生徒(端末3)への質問の送信、生徒(端末3)からの質問に対する回答の受信、回答の分析、教師(端末4)や生徒(端末3)への分析結果の送信など処理を行う。CPU11は、「取得手段」に相当する。
端末3と端末4とは同じ構成を有するので、端末3を代表として説明する。端末3は、CPU31、上述した主記憶装置と補助記憶装置とを含むメモリ32、通信インタフェース35、入力装置36及びディスプレイ37を含む。さらに、音声出力装置を端末3は含んでも良い。
<端末における処理例>
図3は、端末3及び4にて実行される処理例を示すフローチャートである。端末3及び端末4のCPU31は、メモリ32に記憶されたプログラムをロードして実行することにより、サーバ2によって提供される学習支援システムのWebサイトにアクセスする(S01)。
S02にて、CPU31は、サーバ2から提供される情報を受信し、受信された情報を示す画面をディスプレイ37に表示する(S03)。端末3及び4の夫々は、サーバ2からの情報の閲覧に、Webブラウザを用いてもよく、メモリ32にインストールされた専用のアプリケーションを用いてもよい。
S04では、ディスプレイ37に表示された情報を用いて、入力装置36から入力される情報をCPU31は受け付ける。CPU31は、情報の入力が完了するのを待ち、入力が完了すると(S05のY)、入力された情報をサーバ2へ送信する(S06)。S07では、CPU31はサーバ2とのやりとりを終了するか否かを判定し、継続する場合(S07のN)には、処理をS02に戻し、終了する場合(S07のY)には、サーバ2との通信を終了する。
<サーバにおける処理例>
図4は、サーバ2にて実行される処理例を示すフローチャートである。S11にて、サーバ2のCPU11は、Webサイトにアクセスし、ログインに成功した端末3又は端末
4からの情報を受信し、必要に応じて情報をメモリ12Aに保存する(S12)。メモリ12Aに保存される情報は、生徒の識別情報(生徒ID)、教師の識別情報(教師ID)、授業コード(授業のID)などで紐づけされて記憶される。また、授業コードと関連づけられた生徒IDや教師IDは、端末3のアドレスや端末4のアドレスと紐づけされ、サーバ2からの情報の宛先を特定する処理に使用される。生徒IDとして、例えば、出席番号を使用できる。但し、出席番号以外の番号や文字列を使用してもよい。
S13では、CPU11は、S11で受信した情報の分析を要するか否かを判定する。分析が必要な場合、分析処理を行い、分析の結果をメモリ12Aに保存する(S14)。なお、分析処理は、サーバ2内で行ってもよく、サーバ2以外の他の情報処理装置にて行われてもよい。
S15では、CPU11は、S11にて受信された情報に応じた情報、例えば、端末3や端末4のディスプレイ37に表示するWebページ(画面)の情報を生成する。S14で得られる分析結果は、画面の情報に組み込まれ、画面内で表示される。
S16では、CPU11は、送信対象の情報の内容、上述した授業コード、生徒のID、教師のID、端末3及び4の各アドレスに基づいて、情報の宛先に該当する端末(端末3及び端末4の少なくとも一方)へ情報を送信する。
<質問の作成・登録>
図5は、教師の端末4における処理のフローを例示する図である。図6は、生徒の端末3における処理のフローを例示する図である。端末4の情報入手は、図4に示したサーバ2とのやりとりによって行われる。端末4は、サーバ2(Webサイト)へのログイン(S01、S31)に成功すると、サーバ2から提供されるメニュー画面のデータを受信し(S02)、メニュー画面をディスプレイ37に表示する(S03、S32)。
メニューは、例えば、生徒への質問及びその回答の選択肢を作成する「質問作成」と、作成した質問を活用する「質問活用」とがある。「質問作成」の選択入力が行われると(S04、S05)、選択入力がサーバ2へ送信され(S06)、選択入力に応じてサーバ2から提供された情報を受信し(S02)、受信した情報に基づき、端末4は基本情報入力画面をディスプレイ37に表示する(S03)。教師は、入力装置36を用い、基本情報として、学年、教科、単元などを入力する(S33:基本情報入力)。
基本情報の入力が完了すると(S04、S05)、基本情報(教師IDを含む)は端末4からサーバ2へ送信される(S06)。サーバ2は基本情報を受信し(S11)、教師IDと関連づけてメモリ12Aに保存する(S12)。サーバ2は、質問入力画面の情報を生成して端末4へ送信し(S15、S16)、端末4は、質問入力画面の情報を受信し(S02)、これに基づく質問入力画面をディスプレイ37に表示する(S03)。教師は、質問入力画面及び入力装置36を用いて質問及び選択肢を作成する。
図7は、質問入力画面の表示例を示す。質問入力画面を用いて、教師は、質問のタイトル、質問に基づく話合いの回数、質問内容、回答の選択肢を、夫々の入力欄に入力する。質問の作成可能数は、1又は2以上の所定数である。図7では図示していないが、画面のスクロールにより、質問2に係る入力欄を画面に呼び出すことができる。
質問入力画面への情報入力が完了すると(S05のY)、入力された情報(質問関連情報)は教師IDとともにサーバ2に送信され(S06)、教師IDや基本情報と関連づけてメモリ12Aに保存される(S12,S33:質問保存)。このような作業を経て、質問完成に至る。
<質問の授業での利用>
作成した質問を授業で利用する場合には、教師は、端末4を用いてWebサイトにログインしてメニュー画面を呼び出し(S01〜S03、S31、S32)、「質問活用」の選択入力とともに、質問の検索条件データを作成する(S04、S05、S36:質問検索)。検索条件は、例えば、学年、教科、単元名、質問のタイトルなどに基づいて作成される。
検索条件データはサーバ2に送信され(S06)、サーバ2は、検索条件データを受信し(S12)、受信した検索条件データに従って検索した質問のリストを端末4へ送信する(S15、S16)。教師は、サーバ2から受信され、端末4に表示されたリストから質問を選択し(S02〜S05)、選択結果をサーバ2へ送信する(S06)。選択結果を受信したサーバ2は、選択した質問と紐づけた授業コードを端末4に送信する(S16)。授業コードは、授業を識別する識別情報である。授業コードが端末4に受信されると(S02)、端末4のCPU31は、授業用画面をディスプレイ37に表示する(S03)。
図8は、端末4のディスプレイ37に表示される、教師用の授業用画面37Aの表示例を示す。授業用画面37Aには、「質問1」のボタン371と、「質問2」のボタン372と、「分析実行」のボタン373と、「分析結果」のボタン374と、「意見分類」のボタン375と、ウィンドウ377とが表示される。ボタン371〜375が押されることによって、ボタン371〜375に対応する情報がウィンドウ377に表示される。
「質問1」のボタン371は、第1の質問(質問1)をウィンドウ377に呼び出すボタンであり、「質問2」のボタン372は、第2の質問(質問2)をウィンドウ377に呼び出すボタンである。この実施形態では、授業中の質問は2つと決められており、2つの質問に応じたボタン371及び372が設けられている。質問数が2より多い場合又は少ない場合には各質問に応じた数のボタンが設けられる。但し、1つの送りボタンを設けて、質問が順次選択されるようにしても良い。
「分析実行」のボタン373は、質問に対する生徒の回答(意見)の分析実行の指示をサーバ2へ送るボタンである。「分析結果」のボタン374は、分析結果をウィンドウ377へ呼び出すボタンである。「意見分類」のボタン375は、意見の分類結果をウィンドウ377へ呼び出すボタンである。
ウィンドウ377の下方には、質問者用(教師用)領域380が設けられている。質問者用領域380は、授業用画面37Aがプロジェクタに出力される場合であっても、表示されない(参加者(生徒)に見えない)領域である。質問者用領域380には、「意見一覧」のボタン381と、「挙手有効/無効」のボタン382と、ウィンドウ383とが表示される。「意見一覧」のボタン381は、生徒の回答(意見)のリストをウィンドウ377へ呼び出すボタンである。「挙手有効/無効」のボタン382は、生徒の端末3に提供される挙手ボタン41(図13)の有効/無効の制御ボタンであり、一回押すごとに挙手ボタン41の有効・無効が切り替わる。「意見一覧」のボタン381が押されると、ウィンドウ383には、生徒が入力した意見が表示される。意見は、生徒ID(例えば出席番号)との並記状態で表示してもよい。この場合、その意見を出した生徒を特定できる。また、ウィンドウ383には、挙手有効/無効のボタン382が押されて挙手ボタン41が有効である間に挙手ボタン41を押した生徒の生徒ID(例えば出席番号)と氏名との少なくとも一方が表示される。
ウィンドウ377には、表示当初の内容として、授業コードが表示される。教師は、授
業の参加者(生徒)に対し、授業コードを教える。授業コードは、口頭にて生徒に伝えてもよいが、端末4の授業用画面37Aをプロジェクタでスクリーンに投影し、生徒に見せることで伝達する。
教師が授業用画面37Aの質問1のボタン371を押すと(S04、S05)、質問1の呼び出し指示がサーバ2に送信され(S06)、サーバ2が質問1の質問画面の情報を端末4へ送信する(S16)。端末4のCPU11は質問画面の情報に基づいて、質問画面をウィンドウ377に表示する(S02、S03、S38:質問表示)。質問画面は、プロジェクタで生徒に見せる。
図9は、教師用の質問画面の表示例を示す。質問画面37Bは、押されたボタンに対応する質問と、質問に対する回答選択肢とが表示される領域378を有する。図9では、ボタン371の押し下げにより、対応する質問1とその回答選択肢とがウィンドウ377に表示された様子が例示されている。これに対し、ボタン372が押された場合には、対応する質問2とその回答選択肢とがウィンドウ377に表示される。
ここに、回答選択肢は、回答の内容そのものではなく、質問に対する答えの分類や類型を示す。回答選択肢は「複数の回答の類型」の一例である。実施形態では、回答選択肢として、4つの選択肢A〜Dが表示される。但し、選択肢の数は適宜設定可能である。なお、回答選択肢の存在は必須ではない。すなわち、回答選択肢がなく、意見の記述のみを求める質問が作成され、生徒に提供されてもよい。すなわち、回答選択肢の存在は必須でない。
また、質問画面37Bは質問毎のタブ379を有し、タブ379のクリック等によって、ウィンドウ377に表示される質問及び回答選択肢を切り替えることができる。但し、タブ379による切り替えは、質問2の画面情報がサーバ2から受信された後に有効となる。なお、質問のタイトルの入力欄、話合い回数の入力欄は、タイトル不要、回数固定の場合に省略可能である。また、質問に対する回答を記名式にするか否かを設定するラジオボタンを設けてもよい。
教師は、授業に出席している複数の生徒に対し、自身の端末3への質問1の呼び出しを促す。図6に示すように、生徒は、端末3を操作して、サーバ2にアクセスし(S01)、Webサイトにログインする。すると、端末3のCPU31が、サーバ2から得た情報に基づき、授業コードの入力を促す画面を端末3のディスプレイ37に表示する(S02、S03)。生徒は、入力装置36を用いて教師から伝えられた授業コードを入力する(S04、S05、S51)。授業コードは、生徒のIDとともにサーバ2に送信される(S06)。サーバ2は、授業コードと紐付いている質問と、生徒IDを関連づける。
授業コードを受信したサーバ2は、生徒用の授業用画面の情報を端末3へ送信し(S16)、端末3のCPU31は、サーバ2からの情報に基づく授業用画面をディスプレイ37に表示する。図10は、生徒用の授業用画面の表示例を示す。図10において、生徒用の授業用画面37Cは、教師用の授業用画面37A(図8)のうち、分析実行のボタン373、分析結果のボタン374のない状態となっている。その他は授業用画面37Aと同じである。
各生徒は、自身が持つ端末3のディスプレイ37に表示された授業用画面37Cを用いて、ボタン371を押す(質問1の呼び出し指示を入力する)と(S04,S05)、質問1の呼び出し指示(生徒ID、端末IDを含む)が端末3からサーバ2に送信される(S06)。サーバ2のCPU11は、生徒ID及び授業コードと紐づけられた質問画面の情報を、端末IDに対応する端末3へ送信する(S16)。端末3のCPU31は質問画
面の情報を受信し(S02)、この情報に基づく質問画面37Dを端末3のディスプレイ37(ウィンドウ377)に表示する(S03、S39:生徒のデータ取得、S52:質問1取得)。
図11は、生徒用の質問画面の表示例を示す。生徒用の質問画面37Dは、教師用の質問画面37Bの領域378に表示される質問及び回答選択肢と、意見回答欄とが表示される。授業に参加している複数の参加者である複数の生徒のうち、質問に実際に回答する生徒(「回答者」に相当)は、質問画面37Dを用いて、回答選択肢を選択することで質問に回答するとともに、意見回答欄に自由な意見やコメント(以下、単に意見という)を記述することができる(S53:意見1入力)。意見は「記述」の一例である。
生徒が回答選択肢の選択及び意見の記入の完了を入力すると(S05のY)、端末4は、質問1の回答(回答選択肢の選択結果及び意見)のデータをサーバ2へ送信する(S06)。サーバ2は、回答のデータを受信してメモリ12Aに記憶する(S11、S12)。
教師は、各生徒の回答作業が終了すると、分析実行のボタン373を押して、回答の分析の指示をサーバ2に送る(S06、S40)。サーバ2は、分析の指示を受け取ると、メモリ12Aに記憶した各生徒の回答に対する分析が必要と判定する(S13のY)。分析が必要な場合、分析主体(サーバ2又はサーバ2から依頼を受けた他の情報処理装置)は、分析処理(S14)として、回答中の意見に対するテキストマイニング形態素解析を行い、回答中の意見を名詞、動詞、形容詞、形容動詞に分類し、各単語(キーワード)の出現頻度を算出する。分析結果のデータは、メモリ12Aに保存される。サーバ2は、分析結果のデータに基づき、単語が表示され、その単語の出現頻度を大きさで示す図形の集合を表示する分析結果画面の情報を生成し、授業コードなどと紐づけてメモリ12Aに保存する(S15)。また、サーバ2は、質問1に対する各回答選択肢の選択数を集計し、集計結果を含む意見分類画面の情報を生成し、授業コードなどと紐づけてメモリ12Aに保存する(S15)。
教師は、意見の分析結果表示を所望する場合、授業用画面37Aの「分析結果」のボタン374を押す。すると、端末4のCPU31は、分析結果表示の指示(「分析結果の情報の要求)に相当)をサーバ2へ送信する(S06)。サーバ2のCPU11は、分析結果表示の指示に含まれる授業コードに対応する分析結果画面の情報をメモリ12Aから読み出し、通信IF13から端末4へ送信する(S16)。このように、送信部としての通信IF13は、分析結果画面の情報(「分析結果の情報」に相当)の要求元である端末4(「質問者の端末」に相当)へ分析結果画面の情報を送信する。端末4は、分析結果画面の情報に基づく分析結果画面をウィンドウ377に表示する(S03、S41)。
図12は、分析結果画面の表示例を示す。質問に対して生徒から出された意見に含まれた各単語は、その出現頻度を大きさで示す図形(図12の例では円)で表示される。各図形には単語が表示される。図形の数は単語数を示し、大きい円が中心に集まり小さい円が大きい円の周辺に表示される。円をクリックすると、円に対応する単語が使われている文章(意見の内容)がサーバ2から提供されて表示される。意見の内容は、教師による設定に応じて記名式(回答者の氏名を意見の内容とともに表示)となったり回答者非公表となったりする。また、回答者自身が希望するにのみ、回答者の氏名が公表される場合もあり得る。氏名の代わりに、頭文字や出席番号などの回答者個人を特定し得る情報が表示される場合もあり得る。
単語を示す図形は、円の代わりに三角形、四角形以上の多角形を用いてもよい。各単語は、円グラフで表示されてもよく、棒グラフで単語の頻度が多い順にロングテール状態で
表示されてもよい。要は、単語数と各単語の頻度が直感的にわかる表示態様となっていれば良い。また、回答選択肢毎に、単語の多寡を示す円の集合が表示されるようにしても良い。
生徒は、端末3の操作により「分析結果」のボタン374を押すことで、端末3が分析結果表示の指示をサーバ2へ送信する(S06、S53)。端末3は、分析結果画面の情報をサーバ2から受信し(S02、S54)、受信した情報に基づく分析結果画面(図10)をディスプレイ37に表示する(S03、S55)。このように、生徒は、手持ちの端末3にて、分析結果画面を参照し、分析結果や単語に対する意見を参照することができる。
教師は、意見分類の結果表示を所望する場合、授業用画面37Aの「意見分類」のボタン375を押す。すると、端末4のCPU31は、意見分類の結果表示の指示をサーバ2へ送信する(S06)。サーバ2のCPU11は、意見分類の結果表示の指示に含まれる授業コードに対応する意見分類画面の情報をメモリ12Aから読み出して端末4へ送信する(S16)。端末4は、意見分類画面の情報を受信し(S02)、その情報に基づく意見分類画面をウィンドウ377に表示する(S03、S42)。
図13は、ウィンドウ377に表示される意見分類画面の表示例を示す。意見分類画面では、生徒の全体回答数と、各回答選択肢に対する回答数とが表示される。回答選択肢をクリックすると、回答選択肢に対応する意見の内容がサーバ2から提供されて表示される。
生徒は、端末3の操作により「意見分類」のボタン375を押すことで、端末3が意見分類の結果表示の指示をサーバ2へ送信する(S06、S53)。端末3は、意見分類画面の情報をサーバ2から受信し(S02、S54)、受信した情報に基づく意見分類画面をディスプレイ37に表示する(S03、S56)。このように、生徒は、手持ちの端末3にて意見分類画面を参照し、意見分類の結果や各回答選択肢に対する意見を参照することができる。
また、生徒用の授業用画面には、図13に示すような挙手ボタン41が設けられる。挙手ボタン41を押すと、生徒ID及び端末IDの少なくとも一方がサーバ2に送信され、サーバ2が、生徒ID及び端末IDの少なくとも一方と、生徒の氏名との対応関係(メモリ12Aに予め記憶されている)から割り出した生徒の氏名を端末4に送信する。端末4はディスプレイ37のウィンドウ383に、挙手ボタン41を押した生徒の氏名を表示する。但し、氏名の代わりに、生徒ID(出席番号)が表示されてもよい。
挙手ボタン41の有効・無効は、教師が挙手有効/無効ボタン382(図8)の押し下げ操作により、サーバ2を介して行うことができる。例えば、教師は、分析結果画面や意見分類画面を参照しながら生徒に意見を求める場合に、挙手有効/無効ボタン382を押して挙手ボタン41を有効にする。挙手有効/無効ボタン382が押されると、挙手ボタン41の有効にする指示がサーバ2に送信され、サーバ2は、挙手ボタン41の押し下げ(例えばタッチ)操作を受け付ける状態となる。例えば、サーバ2は、挙手ボタン41の色を有効を示す色に変更する。サーバ2は、挙手ボタン41が押されたことを示す通知(例えば授業コードや生徒IDを含む)を受信した場合には、CPU11は、生徒IDに対応する生徒の氏名がメモリ12Aから読み出さし、授業コードと紐づけされた教師の端末4へ生徒の氏名(又は生徒ID(例えば出席番号))を送信する。教師の端末4はウィンドウ383に生徒の氏名(又は生徒ID(例えば出席番号)を表示する。これによって、意見は言いたいが挙手が苦手な生徒からの意見発表の意思を、他の生徒に知られることなく受け取ることができる。教師は、例えば、自身が回答者を選んだかのごとく、挙手ボタ
ン41を押した生徒を回答者として指名することができる。
質問1についての議論及び授業が終わると、教師は、質問2についての議論及び授業を行うため、質問2のボタン372を押して、端末4に質問2を表示させるとともに、生徒に端末3に質問2を表示するように促す。その後、質問1に係るS38〜S43の処理と同様の処理が行われる。生徒側では、質問2を取得し(S57)、質問1について行ったS52〜S56と同様の処理(S58〜S62)が行われる。ここでの重ねての説明は省略する。
質問2についての議論及び授業が終わると、振り返り入力(S63)として、サーバ2から端末3に対して、授業の感想などの記入画面の情報が送信され、端末3が記入画面を表示する。生徒は、記入画面を用いて授業の感想などを記入する。授業の感想は、サーバ2を介して教師の端末4に送信される(S64)。サーバ2にて、授業の感想は、授業コード、生徒のID、端末IDなどを用いて生徒の意見と紐づけされ、サーバ2は、授業の感想と質問1及び質問2の意見と対比可能な状態の画面情報を生成し、端末4に送信する。端末4を用いて、教師は、質問1及び質問2の意見と授業の感想とを対比しながら閲覧することができる。
また、教師は、意見一覧のボタン381を押して、サーバ2から各質問に帯する意見のリストを受け取り、端末4のディスプレイ37にて閲覧することもできる(S43)。また、分析処理において、サーバ2が各意見の文字数をカウントし、意見の文字数の統計情報や、文字数が所定値以上の意見を回答した生徒(例えば意見の送信元の端末IDや生徒IDから割り出される)を示す情報などを、教師の端末4に送り、教師が閲覧できるようにしても良い。
<実施形態の作用効果>
上述した学習支援システムによれば、教師は、授業で使用する質問及び質問に対する複数の回答選択肢(回答の類型)を予め作成し、サーバ2に登録しておくことができる。教師は、授業において、生徒に対し、質問1や質問2の質問画面37Dを端末3のディスプレイ37に表示させ、回答選択肢及び意見の入力を求める。
生徒は、端末3を用いて回答を記入し、サーバ2を介して教師の端末4へ伝達できるので、自己の意見を述べるための挙手及び発表というプロセスが不要となり、回答したことは、他の生徒には知られない。このため、教師は、挙手や発表に抵抗のある生徒からも、回答を得やすくなる。また、挙手及び発表による場合よりも多くの回答を得やすくなる。また、回答選択肢(回答の類型)を設けていることで、生徒が回答選択肢に基づいて意見を述べれば良いようになることから、意見を出しやすくなる。
また、回答選択肢を設けることで、質問の回答に或る程度の指向性を持たせることができるので、予め議論したい意見のグループ分けがなされるように回答選択肢を作成しておき、回答選択肢のグループで議論ができるように、各生徒を誘導することができる。また、回答選択肢の存在により、生徒がどのような意見を支持するかを、意見分類の結果から教師が判断できるので、具体的な意見がでないことで授業が進まなくなることを回避し得る。
実施形態では、以下のような分析用表示1〜4が、教師による生徒の意見の分析用に用意されている。
(分析用表示1)
意見の分析結果として、生徒の意見中の単語が頻出頻度に応じた大きさで示された円の集合で示される。このため、教師は、生徒の潜在意思を顕在化(可視化)することができ
る。また、円の大きさにより生徒の関心の高い単語(キーワード)を直感的に知ることができ、そのキーワードを用いて授業を展開することで、多くの生徒が興味を持つ内容で授業を進めることができる一方、円の小さい単語の意見(少数意見)を取り上げて、それについての議論を求めることもできる。換言すれば、円の集合を参照することで、教師は、生徒の意見とその多寡を大まかに知ることができ、それを手掛かりに意見を閲覧し、教師から伝えたい意見や、生徒間で議論して欲しい意見を採り上げて、授業を展開することができる。また、回答の類型が採用されていることで、生徒が出す意見は、教師の想定した意見の方向に沿った形式となるので、全く自由に意見を述べさせる場合よりも、キーワードとなる単語が結果として集まりやすくなり、コントラストを有する分析結果を得ることができる。
(分析用表示2)
全体の回答数や回答選択肢に対する回答数を参照することで、どのくらいの生徒が回答しており、回答選択肢に対する生徒の回答数(支持数)や選択肢間の分布、回答の傾向を知ることができる。このような、回答選択肢に対する回答数の多寡を以て、授業を掘り下げることもできる。
(分析用表示3)
また、実施形態では、質問1及び質問2に対する回答選択肢(意見の類型)を共通化して、生徒に回答を求めることができる。この場合、各回答選択肢に対する回答数が、質問1と質問2とで異なる場合が出てくる。これをクラス全体の意見の傾向の変化と捉えることができる。回答数は、回答選択肢毎に出るため、傾向の変化は、回答選択肢(類型)毎に見出すことができる。
(分析用表示4)
また、実施形態では、教師は、生徒の意見一覧を参照できる。
教師は、分析用表示1〜4の表示を参照しながら、授業を進める。教師は、生徒毎の回答の有無、回答の種類、回答の希少性、個々の回答の内容を把握できるので、生徒全体の状況を把握しつつ、状況に応じた授業展開をすることができる。
最後に、授業を振り返って、各生徒が意見や感想を入力する。
以上により、生徒の意見や価値観の可視化が可能となる。少数意見・多様な意見を見出すことが可能となり、教師がそれに気付くことによって、これまで目の届かなかった始点での授業展開が可能となる。
積極的な生徒ばかりの発言が目立つ従来の方式と比較して、多様な意見を探索的に探ることができるので、クラス全体で主体的、対話的な学びを深めることができる。
1・・・ネットワーク
2・・・サーバ
3、4・・・端末
11,31・・・CPU
12A,32・・・メモリ

Claims (12)

  1. 授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信する送信部と、
    前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信する受信部と、
    前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得して、前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成する制御部とを含み、前記分析結果の情報は、その受信先である、前記質問者の端末及び前記複数の参加者の端末のうちの少なくとも一つへ送信される
    授業支援装置。
  2. 前記制御部は、前記回答者の前記記述に対するデータマイニング形態素解析の依頼を前記送信部に送信させ、前記データマイニング形態素解析により得られる前記記述に含まれる各単語と、前記各単語の出現頻度を示す情報を前記依頼先から前記受信部を通じて受け取る
    請求項1に記載の授業支援装置。
  3. 前記制御部は、前記回答者の前記記述に対するデータマイニング形態素解析を行い、前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報とを生成する
    請求項1に記載の授業支援装置。
  4. 前記受信先にて表示された前記分析結果を表示する画面にある単語を指定する操作が行われた場合に、前記受信部は、前記操作により指定された単語を示す情報を前記受信先から受信し、
    前記送信部は、前記回答者の端末から受信された前記記述のうち、前記指定された単語を含む前記記述を前記受信先に送信する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  5. 前記質問情報は、前記質問に対する複数の回答の類型をさらに含み、
    前記回答は、前記回答者が選択した前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報と前記記述とを含み、
    前記送信部は、前記複数の回答の類型の夫々に対する前記回答者の数を示す情報を前記受信先に送信する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  6. 前記質問情報は、前記質問に対する複数の回答の類型をさらに含み、
    前記回答は、前記回答者が選択した前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報と前記記述とを含み、
    前記送信部は、前記複数の回答の類型の夫々に対応する前記分析結果の情報を前記受信先に送信する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  7. 前記受信先にて表示された前記複数の回答の類型の夫々に対する前記回答者の数を表示する画面にある前記複数の回答の類型のいずれかを指定する操作が行われた場合に、前記受信部は、前記操作により指定された前記複数の回答の類型のいずれかを示す情報を前記受信先から受信し、
    前記送信部は、前記受信先から受信された前記回答のうち、前記指定された前記複数の回答の類型のいずれかに対応する前記記述を前記受信先に送信する
    請求項5又は6に記載の授業支援装置。
  8. 前記複数の参加者に対して複数の質問が提供される場合において、前記送信部は、前記複数の質問中の第1の質問に対する複数の回答の類型に対する前記回答者の数と、前記複数の質問中の第2の質問に対する複数の回答の類型に対する前記回答者の数とを対比可能な情報を前記質問者の端末に送信する
    請求項5から7のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  9. 前記送信部は、前記記述の文字数が所定値を超える回答者を示す情報を前記質問者の端末へ送信する
    請求項1から8のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  10. 前記送信部は、前記複数の参加者のうち、自己の意見の発表を所望する参加者の端末から送信された意見発表の意思を示す情報を、前記質問者の端末へ送信する
    請求項1から9のいずれか1項に記載の授業支援装置。
  11. 複数の参加者が参加する授業を支援する装置が、
    授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信し、
    前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信し、
    前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得し、
    前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成し、
    前記分析結果の情報の受信先である、前記質問者の端末及び前記参加者の端末の少なくとも一つへ前記分析結果の情報を送信する
    ことを含む授業支援方法。
  12. 授業に参加している複数の参加者の端末に対し、質問者が作成した質問を含む質問情報を送信するステップと、
    前記複数の参加者のうち、前記質問に回答する回答者の、前記質問に対する記述を含む回答を前記回答者の端末から受信するステップと、
    前記回答者の前記記述に含まれる単語と、その単語の出現頻度を示す情報を取得するステップと、
    前記単語を表示するともにその単語の出現頻度をその大きさで示す図形の集合を表示する分析結果の情報を生成するステップと、
    前記分析結果の情報の受信先である、前記質問者の端末及び前記参加者の端末の少なくとも一つへ前記分析結果の情報を送信するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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