JP6492764B2 - 議論支援プログラム、議論支援方法および議論支援装置 - Google Patents

議論支援プログラム、議論支援方法および議論支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、議論支援プログラム、議論支援方法および議論支援装置に関する。
教師が出題した課題に対して生徒が回答を行い、生徒が行った回答に基づいて、生徒が議論を行う授業形態がある。この授業形態で、教師および生徒が端末を用いて情報の交換を行うことで、生徒の議論を支援するシステムが提案されている。
このシステムでは、教師により操作される教師端末が生徒により操作される生徒端末に課題を送信する。そして、生徒端末は生徒が入力した回答を送信し、教師端末は生徒端末が送信した回答を受信する。
教師端末は、大型の表示装置に各生徒の回答を送信し、表示装置は、各生徒端末からの回答を一覧表示する。各生徒は、表示装置に表示されている他の生徒の回答を参考にして、議論を行う。
関連する技術として、複数人が携帯端末を持って学習を行う学習システムが提案されている(特許文献1参照)。この技術では、先生が生徒に課題を与えて位置情報を検出する携帯端末を持たせて調べ学習を行わせている。
特開2002−108194号公報
各生徒端末が教師端末に回答を送信するタイミングはそれぞれ異なる。課題に設定された制限時間よりも前に回答を送信した生徒端末を操作する生徒は、制限時間に達するまで待つことになる。従って、無駄な待ち時間が生じる。同様の問題は、企業等の会議における議論を支援するシステムでも生じる。
1つの側面として、本発明は、議論の議題に対する回答が制限時間よりも早く提出されることにより生じる待ち時間を有効活用することを目的とする。
1つの態様では、議論支援プログラムは、複数の端末に議題データを送信し、前記端末から前記議題データに対する回答データを制限時間に達する前に受信した場合、前記回答データを送信した端末に対して電子会議に誘導する通知を送信し、記憶部のうち前記電子会議に割り当てられる記憶領域に記憶された情報を前記電子会議に参加する応答を送信した端末に共有させる制御を行う、処理をコンピュータに実行させる。
1つの側面によれば、議論の議題に対する回答が制限時間よりも早く提出されることにより生じる待ち時間の有効活用が図られる。
システムの一例を示す図である。 教師端末の一例を示す機能ブロック図である。 生徒端末の一例を示す機能ブロック図である。 生徒データベースの一例を示す図である。 課題データベースの一例を示す図である。 回答データベースの一例を示す図である。 チャットデータベースの一例を示す図である。 評価データベースの一例を示す図である。 条件データベースの一例を示す図である。 表示装置に表示される画面例である。 課題選択画面の一例を示す図である。 回答画面の一例を示す図(その1)である。 回答画面の一例を示す図(その2)である。 生徒端末画面の一例を示す図である。 回答処理の一例を示すフローチャートである。 チャット誘導処理の一例を示すフローチャートである。 チャット管理処理の一例を示すフローチャートである。 第1応用例における回答画面の一例を示す図(その1)である。 第1応用例における回答画面の一例を示す図(その2)である。 第1応用例における生徒端末画面の一例を示す図である。 第1応用例における処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 第1応用例における処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 第2応用例の一例を示す図である。 第3応用例の一例を示す図である。 第4応用例の一例を示す図である。 教師端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 生徒端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
<実施形態のシステムの一例>
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、実施形態における議論を支援するシステム1を示している。実施形態のシステム1は、学校等の教育機関における授業において、生徒同士が議論を行うときに、議論を支援するシステムである。
システム1において、教師端末2と8台の生徒端末3A〜3H(以下、生徒端末3と総称することもある)と表示装置4とがネットワーク5を介して接続されている。図1は、生徒端末3の数が8台の例を示しているが、生徒端末3の数は8台には限定されない。
教師端末2は、教師が操作するコンピュータである。教師端末2は、教師が教師端末2に対して行う操作を受け付ける。生徒端末3は、生徒が操作する端末である。1つの生徒端末3は1人の生徒に対して割り当てられている。生徒端末3は、該生徒端末3に割り当てられた生徒の操作を受け付ける。表示装置4は、教師端末2が収集した各生徒端末3の回答を一覧形式で表示したり、拡大表示する。表示装置4は、電子黒板とも称される。
ネットワーク5は、教師端末2と各生徒端末3と表示装置4とを相互に接続する。ネットワーク5は、例えば、Local Area Network(LAN)である。ただし、ネットワーク5はLANには限定されない。実施形態では、ネットワーク5は、無線通信を行うネットワークであるものとするが、ネットワーク5は有線で通信を行うネットワークであってもよい。
教師端末2は、議論の対象となる課題データを、ネットワーク5を介して、各生徒端末3に送信する。各生徒端末3は、課題データを受信する。各生徒は、割り当てられた生徒端末3に対して課題データが示す課題に対する回答を入力する。各生徒端末3は、生徒が入力する回答データを受け付ける。
各生徒端末3は、課題に対する回答データを、ネットワーク5を介して、教師端末2に送信する。教師端末2が回答データを受信することで、課題データに対する回答データの提出が行われたことになる。課題は、議論の対象となる議題の一例である。
教師端末2は、各生徒端末3から受信した回答データを記憶する。教師端末2は、記憶した回答データを、ネットワーク5を介して、表示装置4に送信する。表示装置4は、教師端末2から受信した各生徒端末3の回答データを一覧形式で表示する。
実施形態のシステム1は、例えば、企業等の会議に適用されてもよい。実施形態のシステム1が企業等の会議に適用される場合、教師端末2は、会議を統括する統括者が操作する端末になる。また、生徒端末3は、会議に参加する参加者が操作する端末になる。
各生徒端末3が回答データを教師端末2に送信するタイミングは一定ではない。教師端末2は、予め課題データを送信してから回答データを受信するまでの制限時間を設定している。従って、教師端末2は、制限時間に達する前に、生徒端末3から回答データを受信することがある。
このため、制限時間に達する前に回答データを送信した生徒端末3を操作する生徒は、制限時間に達するまで待つことになる。このため、待ち時間が生じる。実施形態では、この待ち時間の有効活用を図るため、教師端末2は、制限時間前に生徒端末3から回答データを受信した場合、該回答データを送信した生徒端末3に対して、チャットに誘導する通知を送信する。
このチャットは、電子会議の一例である。チャットに参加する応答を送信した生徒端末3を操作する生徒は、チャットを用いて、議論の対象となる課題についての意見交換を行うことができる。
この意見交換により、制限時間前に回答データを送信した複数の生徒端末3を操作する各生徒は、他の生徒の課題に対する思考を得る。各生徒は、他の生徒の思考を得ることで、自身の課題に対する思考を深めることができる。
チャットを用いた意見交換は、制限時間に達するまでの間に行われる。待ち時間の間に意見交換がされることで、生徒の思考が深まり、後に行われる議論において、より活発な議論が行われる。従って、上記の待ち時間の有効活用が図られる。
また、上記の待ち時間が生じると、回答データを送信した生徒が、回答データを入力中の生徒の回答作業を邪魔することがある。実施形態では、回答データを送信した生徒はチャットで意見交換を行うことから、他の生徒の回答作業を邪魔しなくなる。
<教師端末および生徒端末の一例>
図2は、教師端末2の機能ブロックの一例を示している。教師端末2は、教師端末制御部11と教師端末通信部12と教師端末画面13と教師端末記憶部14とを備えている。教師端末制御部11は、教師端末2が実行する各種処理の制御を行う。教師端末制御部11は、制御部の一例である。
教師端末通信部12は、ネットワーク5と通信を行う。教師端末通信部12は、通信部の一例である。教師端末画面13は、教師端末2に備えられる画面であり、種々の情報を表示する。実施形態では、教師端末2はタブレット端末であるとする。ただし、教師端末2は、タブレット端末には限定されない。
この場合、教師端末画面13は、タッチパネルディスプレイになる。従って、教師端末画面13は、表示機能と入力機能とを併せ持つ。なお、教師端末2は、例えば、表示機能と入力機能とが別個に備えられる端末であってもよい。
教師端末記憶部14は、生徒データベース21と課題データベース22と回答データベース23とチャットデータベース24と評価データベース25と条件データベース26と教師端末プログラム27とを記憶する。教師端末記憶部14は他の情報を記憶してもよい。なお、図2において、データベースはDBと表記している。
生徒データベース21は、生徒を識別する生徒IDと生徒端末3とを対応付けたデータベースである。IDはIdentificationの略称である。課題データベース22は、1以上の課題データを記憶するデータベースである。回答データベース23は、各生徒端末3から受信した回答データを生徒端末3ごとに記憶するデータベースである。
チャットデータベース24は、チャットの内容を記憶するデータベースである。1つのチャットには複数の生徒端末3が参加する。チャットデータベース24のうち所定の記憶領域が1つのチャットに割り当てられる。チャットデータベース24は、記憶部の一例である。
チャットに参加した生徒端末3は、この記憶領域の情報を共有する。以下、1つのチャットに割り当てられるチャットデータベース24の記憶領域をチャットルームと称することもある。
教師端末制御部11は、チャットに参加する応答を行った生徒端末3を1つのチャットルームに振り分ける。チャットに参加した生徒端末3は、意見データを教師端末2に送信する。
意見データは、生徒端末3が該生徒端末3を操作する生徒から入力を受け付けた文字情報である。教師端末制御部11は、意見データを受信すると、意見データを送信した生徒端末3に対応するチャットIDに割り当てられた記憶領域に意見データを記憶する。
これにより、チャットルームの内容が更新される。教師端末通信部12は、チャットルームの内容が更新されたとき、同じチャットIDに参加している各生徒端末3に対して、更新された意見データを送信する。
従って、1つのチャットIDに対応する複数の生徒端末3のうち何れかの生徒端末3が教師端末2に送信した意見データを、同じチャットIDに対応する複数の生徒端末3が共有する。
教師端末制御部11は、複数のチャットIDを生成する場合がある。この場合、教師端末制御部11は、チャットIDごとに、チャットデータベース24の異なる記憶領域を割り当てる。
1つのチャットは、1つのチャットルームに対応している。教師端末制御部11が複数のチャットIDを生成した場合、教師端末制御部11は、各チャットIDに、チャットデータベース24の異なる記憶領域を割り当てる。
評価データベース25は、生徒端末3に割り当てられている生徒IDの評価を記憶する。上述したように、生徒IDと生徒端末3とは1対1で対応している。評価データベース25は、生徒IDごとの評価を記憶する。評価は、属性情報の一例である。
条件データベース26は、チャットに参加する応答(以下、参加応答と称することもある)を送信した生徒端末3を何れのチャットIDに振り分けるかの条件を記憶する。条件データベース26は、複数の条件を記憶してもよい。
教師端末プログラム27は、教師端末2が行う処理の内容を記述したプログラムである。教師端末制御部11は、教師端末プログラム27の内容に基づいて、各種の処理を行う。このため、教師端末プログラム27は各機能の処理の内容を含んでいる。
次に、図3を参照して、生徒端末3の一例について説明する。生徒端末3は、生徒端末制御部31と生徒端末通信部32と生徒端末画面33と生徒端末記憶部34とを備えている。
生徒端末制御部31は、生徒端末3が行う各種処理の制御を行う。生徒端末通信部32は、ネットワーク5を介して、教師端末2と通信を行う。生徒端末画面33は、生徒端末3に備えられる画面であり、種々の情報を表示する。
実施形態では、生徒端末3は、タブレット端末であるとする。ただし、生徒端末3は、タブレット端末には限定されない。この場合、生徒端末画面33は、タッチパネルディスプレイになる。従って、生徒端末画面33は、表示機能と入力機能とを併せ持つ。なお、生徒端末3は、表示機能と入力機能とを別個に備える端末であってもよい。
生徒端末記憶部34は、生徒端末プログラム35を記憶する。生徒端末プログラム35は、生徒端末3が行う処理の内容を記述したプログラムである。生徒端末制御部31は、生徒端末プログラム35の内容に基づいて、各種の処理を行う。このため、生徒端末プログラム35は各機能の処理の内容を含んでいる。
<各種データベースの一例>
次に、教師端末2の教師端末記憶部14の各種データベースの一例について説明する。図4は、生徒データベース21の一例を示している。生徒データベース21は、生徒IDと生徒名とIPアドレスとの項目を有している。IPはInternet Protocolの略称である。
生徒IDは生徒を識別する識別子である。生徒名は生徒の名前を示す文字データである。IPアドレスは、生徒IDごとに割り当てられた生徒端末3のIPアドレスである。図4の例に示されるように、生徒IDとIPアドレスとは1対1で対応付けられている。
図5は、課題データベース22の一例を示している。実施形態の課題データベース22は、例えば教師端末2を操作する教師等により予め登録される。課題データベース22は、課題IDと課題データと選択肢と制限時間と進捗チェック時間と進捗チェック文字数との項目を有している。課題IDは、課題を特定する識別子である。課題データと制限時間選択肢と進捗チェック時間と進捗チェック文字数とは、課題IDごとに設定される。
課題データは、課題の内容を示す文字データである。課題データは、議題データの一例である。課題データは、実際に生徒に示す課題のテキストデータである。選択肢は課題データに対して賛否等を選択できる選択肢である。制限時間は、課題に対して回答を行う制限時間である。生徒は、与えられた制限時間内に生徒端末3に回答データを入力する。生徒端末3は、回答データの入力を受け付け、受け付けた回答データを教師端末2に送信する。
実施形態では、教師端末2が課題データを各生徒端末3に送信した時間から、教師端末2が生徒端末3から回答データを受信するまでの時間を回答時間とする。教師端末制御部11は、この回答時間に制限時間を設定する。制限時間は、任意に設定されてよい。
進捗チェック時間および進捗チェック文字数は、教師端末2が、生徒端末3に入力されている回答データの進捗状況をチェックするための情報である。進捗チェック時間は、教師端末2が進捗状況をチェックする時間を示す。進捗チェック時間は所定時間の一例である。
進捗チェック文字数は、進捗チェック時間に達したときの生徒端末3の進捗状況が遅いか否かを判定する指標となる文字数である。進捗チェック文字数は、所定数の一例である。進捗チェック時間は制限時間よりも短い時間で任意の時間に設定されてよい。また、進捗チェック文字数は、任意の文字数に設定されてよい。
進捗チェック時間および制限時間を計測するための開始時刻は、教師端末2が課題データを送信した時刻である。従って、教師端末2は、課題データを送信した時刻から進捗チェック時間に達した時点で、各生徒端末3から回答データを収集する。
教師端末2は、進捗チェック時間に達した時点における各生徒端末3からの回答データの文字数が進捗チェック文字数未満の生徒端末3の進捗状況が遅いと判定する。一方、教師端末2は、回答データの文字数が進捗チェック文字数以上の生徒端末3の進捗状況は遅くないと判定する。
図6は、回答データベース23の一例を示している。回答データベース23は、課題IDと生徒IDと賛否と回答データと提出フラグと提出時刻との項目を有している。課題IDおよび生徒IDは、上述した課題IDおよび生徒IDと同じである。
実施形態では、課題データは選択肢を含んでいる。賛否は回答データに含まれる情報であり、課題データに含まれる選択肢に対して「賛成」が選択されたか、または「反対」が選択されたかを示す情報である。
実施形態では、課題データに含まれる選択肢に対して、生徒端末3に入力された選択結果を示す情報を選択結果情報と称する。生徒端末3が教師端末2に送信する回答データは、選択結果情報を含む。
課題データに含まれる選択肢は3つ以上の選択肢を含んでもよい。この場合、回答データに含まれる選択結果情報は、3種類以上の選択結果を示す。例えば、選択結果情報は、「賛成」と「やや賛成」と「やや反対」と「反対」との4つの選択肢のうち何れか1つの選択結果を示してもよい。
回答データは、上述した回答データである。教師端末2は各生徒端末3から受信した回答データを表示装置4に送信し、表示装置4は各回答データを一覧表示する。このため、例えば、回答データの入力文字数には上限が設けられていてもよい。
提出フラグは、教師端末2が回答データを受信したか否かを示す情報である。提出フラグは生徒IDごとに設定される。教師端末2が生徒端末3から回答データを受信した場合、教師端末制御部11は、回答データを送信した生徒端末3の生徒IDの提出フラグをオンにする。
教師端末制御部11は、回答データを送信した生徒端末3のIPアドレスに基づいて、生徒IDを特定してもよい。従って、回答データを送信していない生徒端末3の生徒IDの提出フラグはオフになっている。
提出時刻は、教師端末2が生徒端末3から回答データを受信した時刻である。図6の例の場合、教師端末2は、生徒IDが001〜007までの生徒端末3から回答データを受信している。一方、教師端末2は、生徒IDが008の生徒端末3から回答データを受信していない。
図7は、チャットデータベース24の一例を示している。チャットデータベース24は、課題IDとチャットIDと生徒IDと意見データと時刻との項目を有している。課題IDは、上述した課題IDである。
課題IDは、上述した課題IDである。チャットIDは、上述したチャットを識別する識別子である。生徒IDは、上述した生徒IDである。意見データは、チャットIDに対応する生徒IDの生徒端末3が送信した文字情報である。時刻は、教師端末2が生徒端末3から意見データを受信した時刻である。
生徒端末3は、該生徒端末3を操作する生徒から意見データの入力を受け付ける。生徒端末3は、入力された意見データを生徒端末3に送信する。生徒端末3は、生徒端末3が送信した意見データを受信する。
教師端末制御部11は、受信した意見データの送信元のIPアドレスに基づいて、意見データを送信した生徒端末3に対応する生徒IDを特定する。また、教師端末制御部11は、意見データを受信した時刻を認識する。
そして、教師端末制御部11は、チャットデータベース24のうち、特定された生徒IDが振り分けられたチャットIDの記憶領域に生徒IDと意見データと時刻とを記憶する。これにより、教師端末2が意見データを受信するごとに、チャットデータベース24の内容が更新される。
次に、図8を参照して、評価データベース25の一例について説明する。評価データベース25は、生徒IDと生徒名と複数の科目との項目を有している。図8の例に示すように、評価データベース25は、科目ごとに、各生徒IDの評価を記憶する。科目は、図8の例には限定されない。
図8の例では、科目は、国語と数学と社会とを示している。図8の例では、生徒IDと科目とで特定される評価が「1」の場合、得意であることを示している。また、評価が「2」の場合、不得意であることを示している。
評価データベース25の各評価は、予め該評価データベース25に記憶されているものとする。例えば、生徒IDで特定される生徒の過去の試験の成績等に基づいて、生徒IDと科目とで特定される評価の値が決定され、決定された値が評価データベース25に記憶されてもよい。
次に、図9を参照して、条件データベース26の一例について説明する。教師端末制御部11は、条件データベース26のうち何れかの条件に基づいて、チャットに参加する参加応答を送信した生徒端末3を何れのチャットIDに振り分けるかの条件を記憶する。
図9(A)は、提出時間順に生徒端末3をチャットIDに振り分ける条件の例を示している。図9(A)の例では、1つのチャットIDに振り分けられる生徒端末3の最大値が3つである場合を示している。この最大数は3つ以外の値であってもよい。
教師端末制御部11は、回答データを受信した生徒端末3を時間順に1つのチャットIDに振り分ける。教師端末制御部11は、1つのチャットIDに振り分けた生徒端末3の数が最大値(定員)に達した時点で、新たにチャットIDを生成する。
このとき、教師端末制御部11は、チャットデータベース24のうち、既に生成したチャットIDに割り当てた記憶領域とは異なる記憶領域に新たなチャットIDを割り当てる。そして、教師端末制御部11は、新たなチャットIDを生成した場合、参加応答を送信した生徒端末3を新たに生成したチャットIDに振り分ける。
図9(B)は、選択結果情報ごとに生徒端末3をチャットIDに振り分ける条件の例を示している。上述したように、選択結果情報は、賛成または反対の何れかを示す。教師端末制御部11は、選択結果情報に基づいて、参加応答を送信した生徒端末3をチャットIDに振り分ける。従って、選択結果情報が条件になる。
図9(B)の例では、条件データベース26は、課題IDとカテゴリと最大値との項目を有している。このうち、カテゴリは、選択結果情報を示している。また、最大値は、チャットルームに振り分ける生徒端末3の最大値(定員)を示している。
例えば、「賛成」のチャットIDに振り分けられている生徒端末3の数が最大値(定員)に達した場合、教師端末制御部11は、新たにチャットIDを生成する。そして、教師端末制御部11は、選択結果情報が「賛成」の回答データを送信した生徒端末3からチャットに参加する応答を受信した場合、新たに生成したチャットIDに該生徒端末3を振り分ける。
図9(C)は、評価ごとに生徒端末3をチャットIDに振り分ける条件の例を示している。教師端末制御部11は、参加応答を送信した生徒端末3のIPアドレスに基づいて、生徒IDを特定する。
教師端末制御部11は、特定された生徒IDと課題データに対応する科目とに基づいて、評価データベース25から評価を抽出する。教師端末制御部11は、評価ごとに、チャットIDを生成する。
教師端末制御部11は、参加応答を生徒端末3から受信した場合、該生徒端末3の生徒IDを特定し、特定された生徒IDと課題データに対応する科目とにより特定される評価に基づいて、生徒端末3を何れかのチャットIDに振り分ける。
図9(C)の例では、条件データベース26は、課題IDとカテゴリと最大値との項目を有している。上述したように、最大値は、1つのチャットIDに振り分ける生徒端末3の最大値(定員)である。
教師端末制御部11は、評価ごとのチャットIDに振り分ける生徒端末3の数が最大値に達したときに、新たにチャットIDを生成する。例えば、評価が「得意」のチャットIDに振りけられている生徒端末3の数が最大値(定員)に達した場合、教師端末制御部11は、チャットデータベース24に新たにチャットIDを生成する。
そして、教師端末制御部11は、評価が「得意」の生徒端末3から参加応答を新たに受信したとき、該生徒端末3を新たに生成されたチャットIDに振り分ける。評価が「不得意」の場合も同様である。
教師端末制御部11は、条件データベース26が記憶している何れかの条件に基づいて、参加応答を送信した生徒端末3を何れかのチャットIDに振り分ける。条件データベース26が記憶する条件は、図9の例には限定されない。
<表示装置に表示される画面例>
図10は、表示装置4に表示される画面例を示している。教師端末2は、各生徒端末3から回答データを受信する。教師端末2は、課題データを送信してから制限時間に達した後、受信した各回答データを表示装置4に送信する。
表示装置4は、受信した各回答データを画面にマトリクス状に表示する。各生徒は、表示装置4に表示されている他の生徒の回答を参考にして、自身の回答についての意見を発表し、他の生徒と議論を行う。
なお、制限時間内に教師端末2が回答データを受信しなかった生徒端末3の回答データは表示装置4に表示されない。また、表示装置4の各回答データの表示態様は、図10の例には限定されない。
<各種画面例>
図11を参照して、課題選択画面の一例について説明する。課題選択画面は、教師端末画面13に表示される画面である。課題選択画面は、課題データベース22に記憶されている課題データの一覧を表示する画面である。
課題選択画面は、課題IDごとに、課題データの概要を表示する領域と選択を受け付ける領域とを有している。実施形態では、教師端末画面13は、タッチパネルディスプレイである。
教師端末画面13のうち、選択を受け付ける領域を教師がタッチされると、教師端末制御部11は、タッチされた領域に対応する課題IDの選択を受け付ける。教師により「課題送信」がタッチされると、教師端末通信部12は、教師端末制御部11が選択を受け付けた課題IDの課題データを各生徒端末3に送信する。
次に、回答画面について説明する。図12は、生徒端末画面33の一部に表示される回答画面33Aの一例を示している。生徒端末通信部32は、教師端末2が送信した課題データを受信する。生徒端末制御部31は、受信した課題データに基づいて、生徒端末画面33に図12の例のような回答画面33Aを表示する制御を行う。
回答画面33Aには、受信した課題データに関する情報が表示されている。図12の例では、回答画面33Aに、課題データである「瓦礫受け入れについてどう思うか?」という文字情報が表示されている。また、回答画面33Aは選択決定部33Bを含む。
図12の例では、選択決定部33Bは、「賛成」と「反対」との選択肢を含む。この選択肢の情報は、課題データに含まれている。生徒端末画面33は、タッチパネルディスプレイである。生徒は、選択決定部33Bの2つの選択肢のうち何れかをタッチする。生徒端末制御部31は、選択肢に対する選択結果を受け付ける。
回答画面33Aは、回答欄33Cを含む。生徒は回答欄33Cに対して回答を行う。生徒端末制御部31は、入力された回答を受け付ける。生徒端末制御部31は、回答欄33Cに入力された回答データを認識する。
回答画面33Aの「回答送信」が生徒によりタッチされたことを生徒端末3が認識すると、生徒端末制御部31は、選択結果情報を含む回答データを教師端末2に送信する制御を行う。生徒端末通信部32は、選択結果情報を含む回答データを教師端末2に送信する。
図13は、生徒ID「001」の回答画面33Aおよび生徒ID「002」の回答画面33Aの例を示している。2つの生徒端末3は、教師端末2に回答データを送信したとする。
教師端末制御部11は、回答データを送信した生徒端末3に対して、チャットに誘導する通知(以下、誘導通知と称することもある)を送信する。生徒端末通信部32は、この誘導通知を受信する。
生徒端末通信部32が誘導通知を教師端末2から受信すると、生徒端末制御部31は、回答画面33Aにチャットへの誘導を通知するポップアップPを表示する制御を行う。これにより、回答画面33AにポップアップPが表示される。
生徒端末制御部31は、ポップアップPがタッチされたことを検出すると、チャットに参加する旨を認識する。生徒端末制御部31は、参加応答を教師端末2に送信する制御を行う。生徒端末通信部32は、参加応答を教師端末2に送信する。
教師端末制御部11は、条件データベース26の何れかの条件に基づいて、参加応答を送信した生徒端末3を何れかのチャットルームに振り分ける。教師端末制御部11は、生徒端末3を振り分けたチャットIDに割り当てられている記憶領域の情報をチャットデータベース24から取得する。
チャットデータベース24は、チャットIDごとに割り当てられた記憶領域に1以上の意見データを記憶している。教師端末制御部11は、参加応答を送信した生徒端末3に対して、過去の意見データ、該意見データに対応する生徒名および時刻を含むチャットデータを送信する。
教師端末制御部11は、チャットIDに割り当てられた記憶領域に記憶されているチャットデータのうち、全部または一部の意見データを含むチャットデータを送信する。例えば、教師端末2は、参加応答を送信した生徒端末3に対して、最新の意見データから遡って一定の数の意見データを含むチャットデータを送信してもよい。
生徒端末通信部32は、チャットデータを受信する。生徒端末制御部31は、チャットデータを生徒端末画面33に表示する制御を行う。図14の例では、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33の一部にチャットデータを表示するチャット画面33Dを表示する制御を行う。
チャットデータは、意見データごとに生徒名および時刻の情報を含んでいる。生徒端末制御部31は、意見データごとに、対応する生徒名および時刻の情報がチャット画面33Dに表示されるように生徒端末画面33を制御する。
チャット画面33Dは、入力欄33Eと送信ボタン33Fとを含む。入力欄33Eは、生徒端末3を操作する生徒から意見データの入力を受け付ける欄である。生徒端末制御部31は、送信ボタン33Fがタッチされたことを認識すると、入力欄33Eに入力された意見データを教師端末2に送信する制御を行う。
生徒端末通信部32は、意見データを教師端末2に送信する。教師端末通信部12は、意見データを受信する。教師端末制御部11は、意見データを送信した生徒端末3の生徒IDをIPアドレスに基づいて、特定する。
そして、教師端末制御部11は、特定した生徒IDの生徒端末3を振り分けたチャットIDの記憶領域に意見データを追加して記憶する。このとき、教師端末制御部11は、意見データと生徒IDと時刻とを対応付けて記憶する。これにより、チャットデータベース24のうち、チャットIDに対応するチャットルームの内容が更新される。
教師端末制御部11は、チャットIDに対応するチャットルームの内容が更新されると、チャットIDに対応する全ての生徒端末3に対して、更新された意見データを送信する。これにより、教師端末制御部11が同じチャットIDに振り分けた全ての生徒端末3のチャット画面33Dが更新される。
従って、同じチャットIDのチャットに参加している全ての生徒端末3は、更新されたチャットルームの情報を共有する。以降、同じチャットIDのチャットに参加している何れかの生徒端末3が意見データを教師端末2に送信するごとに、各生徒端末3は更新された意見データを共有する。
<実施形態の各種処理の一例>
次に、実施形態の各種処理の一例について説明する。以下の各種処理の内容は、教師端末プログラム27に記述されているものとする。また、以下の各種処理は、それぞれ並行して行われるものとする。
図15は、教師端末2が各生徒端末3に課題データを送信し、回答データを受信したときの教師端末2の処理のフローチャートの一例を示している。この処理を回答処理と称する。
教師端末制御部11は、課題選択画面を教師端末画面13に表示する制御を行う(ステップS1)。課題選択画面において、選択を受け付ける領域がタッチされると、教師端末制御部11は、選択された課題IDを認識する(ステップS2)。
教師端末制御部11は、選択された課題IDに対応する課題データを課題データベース22から取得する。教師端末通信部12は、教師端末制御部11が取得した課題データを各生徒端末3に対して送信する(ステップS3)。教師端末通信部12が課題データを送信したときに、教師端末制御部11は、時間の計測を開始する(ステップS4)。
教師端末制御部11は、生徒端末3から回答データを受信したか否かを判定する(ステップS5)。教師端末2が生徒端末3から回答データを受信した場合(ステップS5でYES)、教師端末制御部11は、受信した回答データの送信元のIPアドレスに基づいて、生徒IDを特定する。
教師端末制御部11は、課題IDおよび生徒IDに対応して、受信した回答データ、賛否および提出時刻を回答データベース23に記憶し、提出フラグをオンにする(ステップS6)。教師端末2が生徒端末3から回答データを受信しない場合(ステップS5でNO)、ステップS6の処理は行われない。
教師端末制御部11は、計測している時間(以下、計測時間と称する)が制限時間に達したか否かを判定する(ステップS7)。計測時間が制限時間に達していない場合(ステップS7でNO)、処理はステップS5に戻る。計測時間が制限時間に達している場合(ステップS7でYES)、回答処理は終了する。
次に、図16を参照して、教師端末2が生徒端末3に対してチャットに誘導する通知を送信する処理について説明する。この処理をチャット誘導処理と称する。教師端末制御部11は、回答データベース23を参照する(ステップS11)。
教師端末制御部11は、回答データベース23のうち、送信した課題データの課題IDについて、提出フラグがオンの生徒IDがあるか否かを判定する(ステップS12)。つまり、教師端末制御部11は、回答データを送信済みの生徒端末3があるか否かを判定する。
提出フラグがオンの生徒IDがある場合(ステップS12でYES)、教師端末制御部11は、送信した課題データの課題IDについて、チャットデータベース24にチャットIDがあるか否かを判定する(ステップS13)。
チャットデータベース24にチャットIDがある場合(ステップS13でYES)、教師端末制御部11は、条件データベース26の条件を参照する(ステップS14)。教師端末制御部11は、提出フラグがオンの生徒IDの条件に合致したチャットIDがチャットデータベース24にあるか否かを判定する(ステップS15)。
例えば、教師端末制御部11は、教師端末制御部11が計測している計測時間、評価データベース25または条件データベース26に基づいて、条件に合致したチャットルームがチャットデータベース24にあるか否かを判定してもよい。
生徒IDの条件に合致したチャットIDがチャットデータベース24にある場合(ステップS15でYES)、教師端末制御部11は、条件に合致したチャットIDを取得する(ステップS16)。
ステップS13において、チャットIDがないと教師端末制御部11が判定した場合(ステップS13でNO)、教師端末制御部11は、新たにチャットIDを生成して、該チャットIDに対して、チャットデータベース24の所定の記憶領域を割り当てる。これにより、チャットIDにチャットルームが割り当てられる(ステップS17)。
また、ステップS15において、教師端末制御部11は、条件に合致したチャットIDがチャットデータベース24にないと判定した場合(ステップS15でNO)、処理は、ステップS17に進む。
教師端末制御部11は、提出フラグがオンの生徒IDの生徒端末3を何れかのチャットIDに振り分ける(ステップS18)。教師端末制御部11は、ステップS16で、条件に合致したチャットIDを取得した場合、該チャットIDに提出フラグがオンの生徒IDを振り分ける。教師端末制御部11は、ステップS17で、新たにチャットIDを生成した場合、生成したチャットIDに提出フラグがオンの生徒IDを振り分ける。
そして、教師端末制御部11は、提出フラグがオンの生徒IDの生徒端末3に対して、チャットへの誘導通知を送信する制御を行う(ステップS19)。教師端末通信部12は、誘導通知を提出フラグがオンの生徒端末3に送信する。
ステップS12で、提出フラグがオンの生徒IDがない場合(ステップS12でNO)、チャットに誘導する生徒端末3がないため、ステップS13〜S19の処理は行われない。
教師端末制御部11は、計測時間が制限時間に達したか否かを判定する(ステップS20)。計測時間が制限時間に達していなければ(ステップS20でNO)、処理は、ステップS11に戻る。計測時間が制限時間に達していれば(ステップS20でYES)、チャット誘導処理は終了する。
次に、図17の例のフローチャートを参照して、教師端末2が行うチャット管理処理について説明する。図16のステップS19で、教師端末制御部11は、提出フラグがオンの生徒IDの生徒端末3に対して、チャットに対して誘導通知を送信している。
誘導通知に応じて、生徒端末3がポップアップPのタッチを検出した場合、生徒端末通信部32は、参加応答を教師端末2に送信する。この場合、教師端末2の教師端末通信部12は、参加応答を受信する。
教師端末制御部11は、参加応答を送信した生徒端末3の生徒端末画面33にチャット画面33Dを表示させる制御を行う(ステップS31)。教師端末制御部11は、参加応答を送信した生徒端末3をIPアドレスに基づいて認識する。
実施形態では、教師端末制御部11が、参加応答を送信した生徒端末3にチャット画面33Dを表示させる指示(以下、表示制御指示と称することもある)を送信する。生徒端末3が表示制御指示を受信すると、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33にチャット画面33Dを表示する制御を行う。
図16のステップS18において、教師端末制御部11は、生徒端末3を何れかのチャットIDに振り分けている。教師端末制御部11は、チャットデータベース24のうち、生徒端末3を振り分けたチャットIDに対応するチャットルームのチャットデータを取得する。
教師端末制御部11は、参加応答を送信した生徒端末3に対して、取得したチャットデータを送信する制御を行う。教師端末通信部12は、チャットデータを送信する(ステップS32)。
以上により、参加応答を送信した生徒端末3はチャットデータを受信する。生徒端末制御部11は、生徒端末画面33のチャット画面33Dにチャットデータを表示する制御を行う。これにより、チャット画面33Dには、参加応答を送信した生徒端末3が参加応答を送信するまでの過去のチャットデータが存在すれば表示される。
教師端末制御部11は、1つのチャットIDに複数の生徒端末3を振り分ける。教師端末制御部11は、複数の生徒端末3のうち、何れかの生徒端末3から意見データを教師端末通信部12が受信したか否かを判定する(ステップS33)。教師端末通信部12が意見データを受信していない場合(ステップS33でNO)、処理は次のステップに進まない。
教師端末通信部12が意見データを受信した場合(ステップS33でYES)、教師端末通信部12は、意見データの送信元のIPアドレスに基づいて、生徒IDを特定する。そして、教師端末通信部12は、受信した意見データをチャットデータベース24のうち、生徒端末を振り分けたチャットルームのチャットデータに追加する更新を行う(ステップS34)。
教師端末制御部11は、チャットデータベース24を参照して、更新された意見データを、同じチャットIDに参加する各生徒端末3に送信する制御を行う(ステップS35)。教師端末通信部12は、各生徒端末3に更新された意見データを送信する。
更新された意見データを受信した生徒端末3の生徒端末制御部31は、生徒端末画面33のチャット画面33Dに受信した意見データを表示する制御を行う。これにより、生徒端末画面33には、更新された意見データが表示される。
従って、同じチャットIDに参加する各生徒端末3のうち何れかが意見データを送信すると、該意見データはチャットデータベース24に記憶され、該意見データは、同じチャットIDに振り分けられた各生徒端末3に送信される。
このため、同じチャットIDに参加する各生徒端末3で意見データが共有される。生徒端末3が意見データを教師端末2に送信するごとに、同じチャットIDに参加する各生徒端末3は意見データを受信する。これにより、意見データの更新がされるごとに、更新された意見データが共有される。
教師端末制御部11は、計測時間が制限時間に達したか否かを判定する(ステップS36)。計測時間が制限時間に達していない場合(ステップS36でNO)、処理はステップS33に戻る。計測時間が制限時間に達した場合(ステップS36でYES)、チャット管理処理は終了する。
従って、実施形態では、教師端末2が制限時間に達する前に生徒端末3から回答データを受信すると、教師端末2は生徒端末3にチャットへ誘導する。参加応答を送信した生徒端末3は、同じチャットIDに割り振られた各生徒端末3とチャットにより意見データを共有する。
従って、制限時間に達する前に回答データを送信した生徒は、チャットにより意見交換を行うことで、課題に対する思考をより深めることができる。このため、回答データを送信してから制限時間に達するまでの間に生じる待ち時間の有効活用が図られる。
また、制限時間に達する前に回答データを送信した生徒は、制限時間に達するまで、チャットにより意見交換を行う。このため、回答データを送信していない生徒の作業を邪魔することがなくなる。
<第1応用例>
次に、第1応用例について説明する。上述したように、課題データベース22は、課題IDごとに、進捗チェック時間と進捗チェック文字数とを記憶している(例えば、図5を参照)。
教師端末制御部11は、計測時間が進捗チェック時間に達したときに、各生徒端末3から回答データを収集する制御を行う。例えば、教師端末通信部12は、回答データを収集するための収集制御指示を各生徒端末3に送信する。
各生徒端末3の生徒端末通信部32は、収集制御指示を受信する。生徒端末制御部31は、回答画面33Aの回答欄33Cに入力されている回答データを取得する。各生徒端末3の生徒端末通信部32は、回答データを教師端末2に送信する。これにより、教師端末制御部11は、各生徒端末3の進捗チェック時間における回答データを認識する。
例えば、進捗チェック時間が15分であり、進捗チェック文字数が5であるとする。図18は、生徒ID「004」の生徒端末3の回答画面33Aの一例を示している。回答画面33Aの回答欄33Cに入力されている回答データの文字数は14文字である。
回答欄33Cに入力されている回答データの文字数は、進捗チェック文字数より多い。従って、教師端末制御部11は、回答データの文字数に基づいて、生徒ID「004」の生徒端末3の進捗状況は遅くないと判定する。
図19は、生徒ID「010」の生徒端末3の回答画面33Aの一例を示している。回答画面33Aの回答欄33Cに入力されている回答データの文字数は2文字であり、進捗チェック文字数の5文字未満である。教師端末制御部11は、この回答データに基づいて、生徒ID「010」の生徒端末3の進捗状況は遅いと判定する。
教師端末制御部11は、進捗状況が遅いと判定した生徒IDの生徒端末3に対して、条件データベースに基づいて、この生徒端末3が振り分けられるチャットIDを特定し、該当するチャットデータを表示させる表示制御指示を送信する制御を行う。また、教師端末制御部11は、上記のチャットIDのチャットデータを送信する制御を行う。
進捗状況が遅いと判定された生徒ID「010」の生徒端末3の生徒端末通信部32が表示制御指示を受信すると、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33の一部にチャット画面33Dを表示する制御を行う。
また、該生徒端末3の生徒端末通信部32がチャットデータを受信すると、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33のチャット画面33Dにチャットデータを表示する制御を行う。
これにより、図20の例に示されるように、生徒端末画面33には回答画面33Aとチャット画面33Dとが表示される。進捗状況が遅いと判定された生徒IDの生徒端末3を操作する生徒は、チャット画面33Dを参照することで、課題に対する回答のヒントを得ることができる。
従って、生徒端末画面33に表示されるチャットデータは、進捗状況が遅いと判定された生徒に対して、ヒントを与える。このチャットデータは、教師端末2が予め用意したヒントではない。
つまり、チャットデータは生徒端末3が送信する意見データにより生成されるデータであり、このチャットデータを利用することで、教師端末2は、進捗状況が遅い生徒のためのヒントを用意しなくてもよい。なお、図20の例に示すように、チャット画面33Dは、図14の例に示すような入力欄33Eおよび送信ボタン33Fを含まない。進捗状況が遅いと判定された生徒は、回答データを教師端末2に送信していないためである。
進捗状況が遅い生徒の中には、生徒端末画面33にチャットデータが表示されることを望まない生徒もある。例えば、他の生徒の意見交換を参考にすることなく、課題に対する回答を行うことを望む生徒もいる。
図20の例のチャット画面33Dの一部に、非表示ボタン33Gが表示されている。生徒端末3を操作する生徒により、非表示ボタン33Gがタッチされると、教師端末制御部11は非表示要求を教師端末2に送信する制御を行う。教師端末制御部11は、非表示要求を教師端末2に送信する。
教師端末通信部12が非表示要求を受信すると、教師端末制御部11は、非表示要求を送信した生徒端末3にチャット画面33Dを表示しない制御を行う。教師端末通信部12は、非表示要求を送信した生徒端末3に対して、チャット画面33Dを表示させない制御を行うための非表示制御指示を送信する。
生徒端末3の生徒端末通信部32は、非表示制御指示を受信する。非表示制御指示を受信すると、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33のチャット画面33Dを非表示にする制御を行う。
次に、図21および図22のフローチャートを参照して、第1応用例の処理の流れの一例を説明する。教師端末制御部11は、計測時間が進捗チェック時間に達したか否かを判定する(ステップS41)。
計測時間が進捗チェック時間に達しなければ(ステップS41でNO)、処理は次のステップに進まない。計測時間が進捗時間に達したとき(ステップS41でYES)、教師端末制御部11は、回答データベース23から提出フラグがオフの生徒IDを検索する(ステップS42)。
教師端末制御部11は、提出フラグがオフの生徒IDを取得したか否かを判定する(ステップS43)。提出フラグがオフの生徒IDを取得した場合(ステップS43でYES)、教師端末制御部11は、回答データを送信していない生徒端末3があることを認識する。
教師端末制御部11は、提出フラグがオフの生徒IDの生徒端末3から回答データを収集する(ステップS44)。教師端末制御部11は、収集した回答データのうち、回答データの文字数が進捗チェック文字数未満の回答データの生徒IDを検索する(ステップS45)。
教師端末制御部11は、回答データの文字数が進捗チェック文字数未満の回答データの生徒IDを取得したか否かを判定する(ステップS46)。生徒IDを取得した場合(ステップS46でYES)、教師端末制御部11は、進捗状況が遅い生徒がいると判定する。
この場合、教師端末制御部11は、条件データベース26の条件を参照して、取得した生徒端末3をチャットIDに振り分ける(ステップS47)。そして、教師端末制御部11は、進捗状況が遅いと判定した生徒IDの生徒端末3の生徒端末画面33の一部にチャットIDのチャットデータが表示される制御を行う(ステップS48)。
その後、処理は「B」に進む。図22を参照して、「B」以降の処理について説明する。教師端末制御部11は、チャットデータの非表示要求を教師端末通信部12が受信したか否かを判定する(ステップS49)。
非表示要求を受信した場合(ステップS49でYES)、教師端末制御部11は、非表示要求を送信した生徒端末3に対して、チャット画面33Dを表示させない制御を行う(ステップS50)。教師端末通信部12は、非表示要求を送信した生徒端末3に対して非表示制御指示を送信する。
非表示要求を送信した生徒端末3が非表示制御指示を受信すると、生徒端末制御部31は、生徒端末画面33にチャット画面33Dを表示しない制御を行う。初期的に、生徒端末3がチャット画面33Dを表示する設定になっている場合、生徒端末制御部31は、表示されているチャット画面33Dを非表示にする。
一方、初期的に、生徒端末3がチャット画面33Dを表示しない設定になっている場合、生徒端末制御部31は、表示制御指示を受信するまで、チャット画面33Dの非表示状態を維持する。
教師端末制御部11は、チャットデータの非表示要求を受信しない場合(ステップS49でNO)、進捗状況が遅いと判定された生徒端末3に対して、チャットデータベース24のチャットデータを送信する制御を行う(ステップS51)。
また、意見データにより、チャットデータベース24のチャットデータが更新されるごとに、教師端末制御部11は、進捗状況が遅いと判定された生徒端末3に対して、更新された意見データを送信する制御を行う(ステップS52)。
教師端末制御部11は、進捗状況が遅いと判定された生徒端末3から回答データを受信したか否かを判定する(ステップS53)。回答データを受信した場合(ステップS53でYES)、教師端末制御部11は、回答データを送信した生徒端末3のチャット画面33Dを非表示にする制御を行う(ステップS54)。
進捗状況が遅いと判定された生徒端末3から回答データを教師端末2が受信しない場合(ステップS53でNO)、ステップS54の処理は行われない。教師端末制御部11は、全ての生徒端末3から回答データを受信したか否かを判定する(ステップS55)。
教師端末2が全ての生徒端末3から回答データを受信した場合(ステップS55でYES)、制限時間に達する前に、第1応用例の処理は終了する。教師端末2が全ての生徒端末3から回答データを受信していない場合(ステップS55でNO)、教師端末制御部11は、計測時間が制限時間に達したか否かを判定する(ステップS56)。
計測時間が制限時間に達した場合(ステップS56でYES)、第1応用例の処理は終了する。計測時間が制限時間に達していない場合(ステップS56でNO)、処理は「C」から、図21のステップS42に進む。
ステップS43で教師端末制御部11が生徒IDを取得しない場合(ステップS43でNO)、処理は「A」から図22の「A」に進み、第1応用例の処理は終了する。同様に、ステップS46で教師端末制御部11が生徒IDを取得しない場合(ステップS46でNO)、処理は「A」から図22の「A」に進み、第1応用例の処理は終了する。
<第2応用例>
次に、第2応用例について説明する。第2応用例は、教師端末2が回答データを受信した時間順にチャットIDを生成する例である。図23は、第2応用例の一例を示している。教師端末制御部11は、条件データベース26のうち、課題IDごとの最大値を参照して、チャットIDに振り分ける生徒端末3の数の最大値(定員)に基づいて、チャットルームを生成する。
課題ID「001」の最大値が3であるとする(例えば、図9(A)を参照)。回答時間が制限時間に達する前に、教師端末2は順次回答データを受信する。教師端末制御部11は、回答データを受信するごとに、回答データの送信元のIPアドレスに基づいて、回答データを送信した生徒端末3の生徒IDを特定する。
そして、教師端末制御部11は、特定した生徒IDの数をカウントする。教師端末制御部11がカウントする生徒IDの数が条件データベース26の最大値に達したときに、教師端末制御部11は、新たなチャットIDを生成する。
そして、教師端末制御部11は、チャットIDを生成するごとに、チャットデータベース24の異なる記憶領域を生成したチャットIDに割り当てる。これにより、チャットデータベース24に新たにチャットルームが生成される。
図23の例では、チャットID「C01」に振り分けられた生徒IDは、「001」、「003」および「006」である。生徒IDの数は最大値に達しているため、これらの生徒IDの生徒端末3により、チャットID「C01」のチャットルームの意見データが共有される。
チャットID「C01」の生徒IDの数は最大値に達している。よって、教師端末制御部11は、新たなチャットID「C02」のチャットルームを生成する。
図23の例では、チャットID「C02」に振り分けられた生徒IDは、「007」、「004」および「005」である。生徒IDの数は最大値に達しているため、これらの生徒IDの生徒端末3により、チャットID「C02」のチャットルームの意見データが共有される。
従って、教師端末制御部11は、一定の数の生徒IDを1つのチャットIDに振り分ける。これにより、多数の生徒IDが1つのチャットIDに振り分けられることがなくなるため、多数の意見データが1つのチャットIDのチャットルームで混在することがなくなる。
<第3応用例>
次に、第3応用例について説明する。第3応用例は、回答データに含まれる選択結果情報ごとにチャットIDを生成する例である。図24は、第3応用例の一例を示している。教師端末制御部11は、選択結果情報によって、生徒端末3を異なるチャットIDに振り分ける。
図24の例では、教師端末制御部11は、選択結果情報が「賛成」の回答データを送信した生徒端末3をチャットID「C01」に振り分ける。また、教師端末制御部11は、選択結果情報が「反対」の回答データを送信した生徒端末3をチャットID「C02」に振り分ける。
図24の例では、教師端末制御部11は、条件データベース26を参照して、選択結果情報が「賛成」である回答データを送信した生徒ID「001」および「003」をチャットID「C01」に振り分ける。
また、教師端末制御部11は、条件データベース26を参照して、選択結果情報が「反対」である回答データを送信した生徒ID「006」および「007」をチャットID「C02」に振り分ける。
従って、チャットID「C01」のチャットルームでは、選択結果情報が「賛成」の回答データを送信した生徒端末3により意見データが共有される。チャットID「C02」のチャットルームでは、選択結果情報が「反対」の回答データを送信した生徒端末3により意見データが共有される。従って、同じ意見を持つ生徒同士で議論が行われることから、議論の活発化が図られる。
第3応用例においても、1つのチャットIDに振り分けられる生徒端末3の数に上限が設けられてもよい。例えば、図9(B)の例では、選択結果情報ごとに振り分けられる生徒端末3の数は3つであることが条件になっている。
教師端末制御部11は、受信した回答データの送信元の生徒端末3を同じ選択結果情報のチャットIDに振り分けるときに、該チャットIDに振り分けられた生徒端末3の数が最大値に達している場合、新たにチャットルームを生成する。
そして、受信した回答データの送信元の生徒端末3を新たに生成されたチャットルームに振り分ける。これにより、多数の意見データが1つのチャットIDのチャットルームで混在することがなくなる。
<第4応用例>
次に、第4応用例について説明する。第4応用例は、回答データを送信した生徒端末3の評価ごとにチャットIDを生成する例である。図25は、第4応用例の一例を示している。教師端末制御部11は、評価データベース25の評価ごとにチャットルームを生成する。
図25の例では、教師端末制御部11は、条件データベース26に基づいて、評価が「得意」である生徒端末3を振り分けるチャットID「C01」を生成する。また、教師端末制御部11は、条件データベース26に基づいて、評価が「不得意」である生徒端末3を振り分けるチャットID「C02」を生成する。
例えば、評価データベース25は、課題ID「001」の場合、生徒ID「001」および「006」の生徒端末3の評価が「得意」であることを示しているものとする。また、評価データベース25は、課題ID「001」の場合、生徒ID「003」および「007」の生徒端末3の評価が「不得意」であることを示しているものとする。
従って、教師端末制御部11は、条件データベース26を参照して、生徒ID「001」および「006」の生徒端末3をチャットID「C01」に振り分ける。また、教師端末制御部11は、条件データベース26を参照して、生徒ID「003」および「007」の生徒端末3をチャットID「C02」に振り分ける。
従って、評価が「得意」の生徒端末3により、チャットID「C01」のチャットルームの意見データが共有される。また、評価が「不得意」の生徒端末3により、チャットID「C02」のチャットルームの意見データが共有される。従って、課題データの科目に関して同じレベルの生徒同士で議論が行われることから、議論の活発化が図られる。
第4応用例においても、1つのチャットIDに振り分けられる生徒端末3の数に上限が設けられてもよい。例えば、図9(C)の例では、選択結果情報ごとに振り分けられる生徒端末3の数は5つであることが条件になっている。
従って、教師端末制御部11は、1つのチャットIDに振り分ける生徒端末の数が最大値(定員)に達したときに、新たにチャットルームを生成するため、多数の意見データが1つのチャットIDのチャットルームで混在することがなくなる。
<教師端末のハードウェア構成の一例>
次に、図26の例を参照して、教師端末2のハードウェア構成の一例を説明する。図26の例に示すように、バス100に対して、プロセッサ111とRandom Access Memory(RAM)112とRead Only Memory(ROM)113と補助記憶装置114と媒体接続部115とタッチパネルディスプレイ116とが接続されている。
プロセッサ111は、Central Processing Unit(CPU)のような任意の処理回路である。プロセッサ111はRAM112に展開された教師端末プログラムを実行する。ROM113はRAM112に展開される教師端末プログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。教師端末制御部11は、プロセッサ111により実現されてもよい。
補助記憶装置114は、種々の情報を記憶する記憶装置であり、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等を補助記憶装置114に適用してもよい。教師端末記憶部14は、補助記憶装置114により実現されてもよい。媒体接続部115は、可搬型記録媒体118と接続可能に設けられている。教師端末画面13は、タッチパネルディスプレイ116により実現されてもよい。
可搬型記録媒体118としては、可搬型のメモリや光学式ディスク(例えば、Compact Disk(CD)やDigital Versatile Disk(DVD)等)を適用してもよい。この可搬型記録媒体118に教師端末プログラムが記録されていてもよい。
RAM112、ROM113および補助記憶装置114は、何れもコンピュータ読み取り可能な有形の記憶媒体の一例である。これらの有形な記憶媒体は、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<生徒端末のハードウェア構成の一例>
次に、図27の例を参照して、生徒端末3のハードウェア構成の一例を説明する。図27の例に示すように、バス200に対して、プロセッサ211とRAM212とROM213と補助記憶装置214と媒体接続部215とタッチパネルディスプレイ216とが接続されている。
プロセッサ211はRAM212に展開された生徒端末プログラムを実行する。ROM213はRAM212に展開される教師端末プログラムを記憶する不揮発性の記憶装置である。生徒端末制御部31は、プロセッサ211により実現されてもよい。
補助記憶装置214は、種々の情報を記憶する記憶装置である。生徒端末記憶部34は、補助記憶装置214により実現されてもよい。媒体接続部215は、可搬型記録媒体218と接続可能に設けられている。生徒端末画面33は、タッチパネルディスプレイ216により実現されてもよい。
可搬型記録媒体218としては、可搬型のメモリや光学式ディスクを適用してもよい。この可搬型記録媒体218に生徒端末プログラムが記録されていてもよい。RAM212、ROM213および補助記憶装置214は、何れもコンピュータ読み取り可能な有形の記憶媒体の一例である。これらの有形な記憶媒体は、信号搬送波のような一時的な媒体ではない。
<その他>
第3応用例、第4応用例では、教師端末制御部11は、生徒IDの選択結果情報や評価ごとに、生徒端末3を異なるチャットルームに振り分けている。例えば、教師端末制御部11は、1つのチャットIDに異なる選択結果の生徒IDの生徒端末3を振り分けてもよい。
例えば、教師端末制御部11は、1つのチャットIDに対して、選択結果が「賛成」の生徒IDの生徒端末3と選択結果が「反対」の生徒IDの生徒端末3とを半分ずつ振り分けてもよい。
これにより、1つのチャットIDに、選択結果が「賛成」の生徒端末3と「反対」の生徒端末3とが振り分けられるため、このチャットIDに割り当てられたチャットデータベース24の記憶領域に様々な意見データが記憶される。これにより、このチャットIDに振り分けられた生徒端末3は、様々な意見データを共有する。
また、複数のチャットIDが教師端末制御部11により生成される場合、教師端末制御部11は、1つのチャットIDに、評価が「得意」の生徒IDの生徒端末3を少なくとも1つ振り分けるようにしてもよい。
これにより、各チャットIDには、評価が「得意」の生徒IDの生徒端末3が少なくとも1つは振り分けられる。このため、評価が「不得意」の生徒IDの生徒端末3を操作する生徒は、評価が「得意」の生徒IDの生徒端末3が送信する意見データを参考に議論が活発化することができる。
生徒データベース23は、生徒の座席情報を含んでいてもよい。座席情報は、生徒IDで特定される生徒が複数の座席のうち何れの座席に割り当てられているかの情報である。教師端末制御部11は、生徒データベース23の座席情報を参照して、座席情報が近い所定範囲の生徒IDの生徒端末3を1つのチャットIDに振り分けてもよい。
これにより、各チャットIDには、座席が近い生徒IDの生徒端末3が振り分けられる。このため、回答データを送信した座席が近い生徒同士が待ち時間に会話し、他の生徒の回答作業を邪魔することを防ぐことができる。
実施形態では、電子会議はチャットであるものとして説明したが、電子会議はチャットには限定されない。各生徒端末3が意見データを共有できれば、電子会議はチャット以外のシステムであってもよい。
本実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1 システム
2 教師端末
3 生徒端末
4 表示装置
5 ネットワーク
11 教師端末制御部
12 教師端末通信部
13 教師端末画面
14 教師端末記憶部
21 生徒データベース
22 課題データベース
23 回答データベース
24 チャットデータベース
25 評価データベース
26 条件データベース
27 教師端末プログラム
31 生徒端末制御部
32 生徒端末通信部
33 生徒端末画面
34 生徒端末記憶部
35 生徒端末プログラム
111 プロセッサ
112 RAM
113 ROM

Claims (7)

  1. 複数の端末に議題データを送信し、
    前記端末から前記議題データに対する回答データを制限時間に達する前に受信した場合、前記回答データを送信した端末に対して電子会議に誘導する通知を送信し、
    記憶部のうち前記電子会議に割り当てられる記憶領域に記憶された情報を前記電子会議に参加する応答を送信した端末に共有させる制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させるための議論支援プログラム。
  2. 前記電子会議に割り当てられる記憶領域の情報を共有する端末の数が所定数に達した場合に、前記記憶部のうち前記記憶領域以外の記憶領域を新たな電子会議に割り当てる、
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1記載の議論支援プログラム。
  3. 前記回答データは選択肢に対する選択結果情報を含み、該選択結果情報ごとに異なる電子会議を生成して、それぞれの電子会議に前記記憶部の異なる記憶領域を割り当てる、
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1または2記載の議論支援プログラム。
  4. 前記記憶部は前記端末の属性情報を記憶し、該属性情報ごとに異なる電子会議を生成して、それぞれの電子会議に前記記憶部の異なる記憶領域を割り当てる、
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1または2記載の議論支援プログラム。
  5. 前記制限時間よりも短い所定時間に達した場合に、前記複数の端末から回答データを収集し、
    前記回答データの文字数が所定数未満の端末に対して、前記電子会議に割り当てられている記憶領域の情報を表示させる、
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の議論支援プログラム。
  6. 複数の端末に議題データを送信し、
    前記端末から前記議題データに対する回答データを制限時間に達する前に受信した場合、前記回答データを送信した端末に対して電子会議に誘導する通知を送信し、
    記憶部のうち前記電子会議に割り当てられる記憶領域に記憶された情報を前記電子会議に参加する応答を送信した端末に共有させる制御を行う、
    処理をコンピュータが実行する議論支援方法。
  7. 複数の端末に議題データを送信し、前記端末から前記議題データに対する回答データを制限時間に達する前に受信した場合、前記回答データを送信した端末に対して電子会議に誘導する通知を送信する通信部と、
    記憶部のうち前記電子会議に割り当てられる記憶領域に記憶された情報を前記電子会議に参加する応答を送信した端末に共有させる制御を行う制御部と、
    を備える議論支援装置。
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