JP2019090132A - 腰用サポーター - Google Patents

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【課題】使用者の骨格や症状に即した適切なサポートを容易に実現することが可能な腰用サポーターを提供する。【解決手段】人体の腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターにおいて、ベルト状のサポーター本体10と、サポーター本体10に取り付けられるパッドであって、仙骨部分を押圧するための第1のパッド41、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド42、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッド43とを備え、パッド41〜43は、サポーター本体10に対する取付位置を調整可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、人体の腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターに関する。
腰椎、骨盤、仙骨に付随するインナーマッスル(深層筋)として、大殿筋、中殿筋、小殿筋の殿筋群がある。歩行や坐位における殿筋群の疲労の原因は、骨盤の不安定要素が強く現れるトレンデレンブルグ兆候やドゥシャンヌ兆候にあると多くの臨床で判明している。トレンデレンブルグ兆候は、患側での片側立位において反対側の骨盤が下がる兆候である。ドゥシャンヌ兆候は、患側での片側立位において体幹を立位側に傾けると反対側の骨盤が上がる兆候である。これらの兆候が発生する要因として、立位や歩行の片足時や坐位の左右の変化により、骨盤が傾いて不安定な状況となる現象が挙げられる。このような不安定な状況が続くと、仙腸関節に影響が出て腰椎の歪みや変形が発生し、腰部と骨盤を繋ぐ靭帯や筋肉の大きな負担となり、身体のバランスが崩れて腰痛の原因となる。
腰痛の対策として、立位や坐位の姿勢を保持するのに重要なインナーマッスルである殿筋群のリハビリが大切ではあるが、このようなリハビリを個人が日常生活で実施することは難しい。また、この部位のコントロールには、人体の骨格に即した各部位の固定が必要であることは、多くの腰用サポート具が製作されている事実が物語っている。例えば、特許文献1,2には、ベルトのように腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターが開示されている。
特開2004−277936号公報 特開2013−136854号公報
腰用サポーターは、使用者の腰部を締め付けることで骨盤をサポートし、骨盤を安定させるとともに腹筋や背筋の働きを補助することで、腰痛を軽減させる仕組みとなっている。しかしながら、従来の腰用サポーターは、骨格に個人差があることをあまり考慮されておらず、その人の骨格に即した部位を適切にサポートすることが困難であった。また、その人の骨格に合わせてオーダーメイドの腰用サポーターを製作する場合もあるが、高価である上、身体のバランスが変化すると使用効果が落ちてしまうという問題があった。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、使用者の骨格や症状に即した適切なサポートを容易に実現することが可能な腰用サポーターを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る腰用サポーターは、以下のような特徴を備えている。
(1) 人体の腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターにおいて、ベルト状のサポーター本体と、前記サポーター本体に取り付けられるパッドであって、仙骨部分を押圧するための第1のパッド、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッドとを備え、前記第1〜第3のパッドは、前記サポーター本体に対する取付位置を調整可能であることを特徴とする。
(2) 上記(1)に記載の腰用サポータにおいて、前記サポーター本体は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域、前記第1のパッド取付領域の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域、及び前記第1のパッド取付領域の右側に前記所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域を有するとともに、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、及び前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間に位置ズレ防止部材を有し、前記第1〜第3のパッド取付領域及び前記位置ズレ防止部材は、上下方向に延びた縦長形状であることを特徴とする。
(3) 上記(1)に記載の腰用サポータにおいて、前記サポーター本体は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域、前記第1のパッド取付領域の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域、及び前記第1のパッド取付領域の右側に前記所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域を有するとともに、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間、前記第2のパッド取付領域の左側、及び前記第3のパッド取付領域の右側に補強部材を有し、前記第1〜第3のパッド取付領域及び前記補強部材は、上下方向に延びた縦長形状であることを特徴とする。
(4) 上記(1)〜(3)に記載の腰用サポータにおいて、前記サポーター本体は、前記第1〜第3のパッドが取り付けられる背面部と、前記背面部の左右に設けられて人体側面にあたる側面部とを有し、前記側面部は、前記背面部より高い伸縮性を有することを特徴とする。
(5) 上記(1)〜(4)に記載の腰用サポータにおいて、前記サポーター本体は、腹部上方に掛け回される第1の補助ベルトと、腹部下方に掛け回される第2の補助ベルトとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、各パッドのサポーター本体に対する取付位置を任意に調整できるので、使用者の骨格や症状に即した適切なサポートを容易に実現することが可能な腰用サポーターを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る腰用サポーターの正面図である。 図1の腰用サポーターの背面図である。 骨盤の左右の歪みに合わせたパッド配置例を示す背面透視図である。 反り腰の骨格の全体像を示す側面図である。 反り腰に合わせたパッド配置例を示す背面透視図である。 反り腰に合わせたパッド配置例を示す側面透視図である。 曲り腰の骨格の全体像を示す側面図である。 曲り腰に合わせたパッド配置例を示す背面透視図である。 曲り腰に合わせたパッド配置例を示す側面透視図である。 横向きのパッド配置例を示す側面透視図である。 図1の腰用サポーターの装着手順を示す図である。 図1の腰用サポーターの装着手順を示す図である。
本発明に係る腰用サポーターは、骨盤の左右の動き及び前後の動きに対し、その人物の骨格や症状に合わせてサポート位置(パッドの取付位置)を任意に調整可能にして、インナーマッスルである殿筋群(大殿筋、中殿筋、小殿筋)及び腰椎に繋がる仙腸関節の各部位を的確に押圧して安定させることで、崩れた体バランスを整え、腰部の不安定な状況を改善できるように設計されている。
以下、本発明に係る腰用サポーターについて、一実施形態を挙げつつ具体的に説明する。なお、本明細書では、腰用サポーターの人体にあたる側の面を内面とし、その裏側の面を外面として説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る腰用サポーターの正面図を示してあり、図2には、その背面図を示してある。
本例の腰用サポーターは、人体の腰部に巻き付けられるベルト状のサポーター本体10と、サポーター本体10に取り付けられる複数のパッド41〜43とを備える。図3に示すように、第1のパッド41は、人体の仙骨51に対応して配置され、第2のパッド42は、人体右側の殿筋群(大殿筋52、中殿筋53、小殿筋54)における上部又はその近傍に対して配置され、第3のパッド43は、人体左側の殿筋群における上部又はその近傍に対して配置される。殿筋群の上部又はその近傍は、腰痛の原因となるトリガーポイントが発生し易い部位であり、これらの部位と仙骨部分をパッド41〜43でバランス良くサポートすることが好ましい。
サポーター本体10は、パッド41〜43が取り付けられる背面部11、内面から見て背面部11の左側に延びる側面部12と前面部13、及び背面部11の右側に延びる側面部14と前面部15で構成される。サポーター本体10を使用者の腰部に巻き付けると、背面部11が腰部背面にあたり、側面部12,14が腰部側面にあたり、前面部13,15が腰部前面にあたることになる。前面部13,15には面ファスナーを設けてあるので、使用者は、腰部前面で面ファスナー同士を貼り合わせることで、腰用サポーターを安定的に装着することができる。本例では、左右にある前面部13,15の外面全体に面ファスナーのループ面を設け、一方の前面部13の端部内面に面ファスナーのフック面を設けてある。また、本例のサポーター本体10は、メッシュ状の布地をベースにして形成されており、側面部12,14を背面部11や前面部13,15より高い伸縮性を持つ素材にして、側面部12,14を縦横上下に延ばせるようにしてある。
サポーター本体10の背面部11の内面には、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域21と、中央パッド取付領域21の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域22と、中央パッド取付領域の右側に所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域23とを設けてある。また、第1のパッド取付領域21と第2のパッド取付領域22の間に第1の位置ズレ防止部材24及び第1の補強部材26を重ねて設けるとともに、第1のパッド取付領域21と第3のパッド取付領域23の間に第2の位置ズレ防止部材25及び第2の補強部材27を重ねて設けてある。更に、第2のパッド取付領域22の左側に第3の補強部材28を設けるとともに、第3のパッド取付領域23の右側に第4の補強部材29を設けてある。なお、ここでいう右側及び左側は、内面から見た場合の右側及び左側を意味しており、人体の右側及び左側とは逆になる。
第1のパッド取付領域21には、仙骨部分を押圧するための第1のパッド41が取り付けられる。第2のパッド取付領域22には、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド42が取り付けられる。第3のパッド取付領域23には、人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッド43が取り付けられる。なお、上述したパッド取付領域21〜23とパッド41〜43の対応関係は、説明の便宜のために特定しているに過ぎず、実際には、任意のパッドを任意のパッド取付領域に取り付けることができる。
パッド取付領域21〜23は、上下方向に延びた縦長形状であり、本例では、サポーター本体10の上下方向の略全体にわたって形成してある。また、位置ズレ防止部材24〜25及び補強部材26〜29も、パッド取付領域21〜24と同様に上下方向に延びた縦長形状であり、サポーター本体10の上下方向の略全体にわたって形成してある。本例では、パッド取付領域21〜23の幅を約3cmとし、互いの間隔を約8cmとしてある。また、位置ズレ防止部材24〜25の幅を約5cmとし、補強部材26〜29の幅を約2cmとしてある。
パッド取付領域21〜23及びパッド41〜43には面ファスナーを設けてあるので、パッド41〜43をパッド取付領域21〜23の任意の位置に取り付けることができる。すなわち、パッド41〜43のサポーター本体10に対する取付位置を、使用者の骨格や症状に即して調整することができる。本例では、パッド取付領域21〜23に面ファスナーのループ面を形成し、パッド41〜43に面ファスナーのフック面を形成してある。
本例のパッド41〜43は、左右方向の長さが7〜9cm程度、上下方向の長さが9〜10cm程度の卵型形状としているが、これに限定されないことは言うまでもない。また、本例では、パッド41〜43を人体の肉組織に近い特性を持つ粘弾性化合物ウレタンで形成することで、使用者の各部をあたかも人の手で押さえつけたような感覚が得られるようにしてある。なお、使用者の各部を適度な圧力で押圧できればよいため、ある程度の粘弾性を有する他の素材(例えば、合成ゴムやシリコンなど)を用いてパッド41〜43を形成しても構わない。
位置ズレ防止部材24,25は、歩行時にサポーター本体10が上下に移動してしまう位置ズレを防止するものであり、人体の腰椎の左右部分にあたるように設けられる。位置ズレ防止部材24,25は、人体の動きに追従して変形できるように、例えば、パッド41〜43と同様に弾性化合物ウレタンで形成される。なお、合成ゴムやシリコンなどの他の素材で位置ズレ防止部材24,25を形成してもよい。
補強部材26〜29は、サポーター本体10を構造的に補強するものであり、ある程度の強度を持つ素材で形成される。本例では、補強部材26〜29として、軟質プラスチックバーを取り付けてあるが、アルミやウレタン等の他の素材で補強部材26〜29を形成してもよい。また、補強部材26〜29の取付部の表面にはゴム等の滑り止め部材を設けてあり、上下及び左右の位置ズレをより効果的に防止できるようにしている。
更に、サポーター本体10には、図2に示すように、腹部上方に掛け回される第1の補助ベルトと、腹部下方に掛け回される第2の補助ベルトとが取り付けられている(図1では省略)。第1の補助ベルトは、サポーター本体10の外面の中央上部から右側に延びる部位21と、サポーター本体10の外面の中央上部から左側に延びる部位22とで構成される。第2の補助ベルトは、サポーター本体10の外面の中央下部から右側に延びる部位23と、サポーター本体10の外面の中央下部から左側に延びる部位24とで構成される。
第1の補助ベルト及び第2の補助ベルトは、サポーター本体10よりも短くしてある。また、第1の補助ベルトと第2の補助ベルトは長さを異ならせており、本例では、第2の補助ベルトを第1の補助ベルトよりも若干長くしてある。なお、第1の補助ベルトを第2の補助ベルトよりも長くした構造や、これらの長さを同じにした構造であってもよい。第1の補助ベルト及び第2の補助ベルトの端部内面には面ファスナーのフック面を形成してあり、サポーター本体10の前面部13,15の外面に設けた面ファスナーのループ面に貼着させることができる。なお、第2の補助ベルトの端部外面に面ファスナーのループ面を形成して、第2の補助ベルトに対して第1の補助ベルトを貼着できるようにしてもよい。或いは逆に、第1の補助ベルトの端部外面に面ファスナーのループ面を形成して、第1の補助ベルトに対して第2の補助ベルトを貼着できるようにしてもよい。
次に、図3〜図8を参照して、パッドの配置位置について説明する。
図3は、人体の左右方向における骨格の歪みに合わせたパッド配置例を示す背面透視図である。図3の例では、骨盤の右側が上がって左側が下がっている人物に合うように、人体右側にあてられる第2のパッド42を、人体左側にあてられる第3のパッド43よりも上方の位置に取り付けてある。
図4には、人体の前後方向における骨格の歪みの例として、反り腰の骨格の全体像を側面図で示してある。図5A及び図5Bは、反り腰の場合のパッド配置例を示す背面透視図及び側面透視図である。
反り腰の場合には、図4に示すように、正常な場合に比べて腰椎及び骨盤が前方に傾斜した姿勢となる。その結果、第1のパッド41をあてるべき仙骨部分と、第2及び第3のパッド42,43をあてるべき殿筋群の上部付近とは、上下方向(人体の高さ方向)における位置関係が正常な場合よりも離れることになる。そこで、反り腰の場合には、第1のパッド41と第2及び第3のパッド42,43とを、上下方向の位置を比較的離して配置すればよい。
図6には、人体の前後方向における骨格の歪みの別の例として、曲り腰の骨格の全体像を側面図で示してある。図7A及び図7Bは、曲り腰の場合のパッド配置例を示す背面透視図及び側面透視図である。
曲り腰の場合には、図6に示すように、正常な場合に比べて腰椎及び骨盤が後方に傾斜した姿勢となる。その結果、第1のパッド41をあてるべき仙骨部分と、第2及び第3のパッド42,43をあてるべき殿筋群の上部付近とは、上下方向(人体の高さ方向)における位置関係が正常な場合よりも近づくことになる。そこで、曲り腰の場合には、第1のパッド41と第2及び第3のパッド42,43とを、上下方向の位置を比較的近づけて配置すればよい。
図8は、横向きのパッド配置例を示す側面透視図である。同図では、人体右側の第2のパッド42を右向きにしてある。このように、本例の腰用サポーターは、パッドの取付位置だけでなくパッドの向きも自由に調整することができる。従って、左右の殿筋群において押圧すべき位置がパッド取付領域から若干外れている場合にも、パッドの向きを調整することで押圧できるようになる。これにより、想定している骨盤サイズよりも骨盤が大きい人や小さい人であっても、本例の腰用サポーターを使用することができる。
次に、図9A及び図9Bを参照して、本例の腰用サポーターの装着手順について説明する。なお、サポーター本体10にパッド41〜43が取り付けられているものとする。
まず、サポーター本体10を使用者の腰部に巻き付け、サポーター本体10の端部(前面部13,15)同士を腰部前面で面ファスナーで貼り合わせる。次に、図9Aに示すように、第2の補助ベルト(23,24)を腹部下方に掛け回し、腰部前面でサポーター本体10の端部に面ファスナーで貼り合わせる。次に、図9Bに示すように、第1の補助ベルト(21,22)を腹部上方に掛け回し、腰部前面でサポーター本体10の端部に面ファスナーで貼り合わせる。これにより、使用者の腰部に腰用サポーターを安定的に取り付けることができる。
以上のように、本例の腰用サポーターは、ベルト状のサポーター本体10と、サポーター本体10に取り付けられるパッドであって、仙骨部分を押圧するための第1のパッド41、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド42、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッド43とを備え、パッド41〜43は、サポーター本体10に対する取付位置を調整可能である。従って、骨盤部分の3次元的な動きに対して適切なサポートを提供することができ、反り腰、曲り腰、骨盤の左右の捻じれ等による胸腰筋膜、大殿筋、中殿筋、小殿筋への負担を軽減することが可能となる。
また、本例の腰用サポーターにおけるサポーター本体10は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域21と、第1のパッド取付領域21の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域22と、第1のパッド取付領域21の右側に所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域23とを有しており、パッド取付領域21〜23は上下方向に延びた縦長形状となっている。従って、各パッドを上下方向の任意の位置に取り付けることができ、使用者の骨格や症状に応じた適切な位置を押圧して腰部の負担を軽減することができる。
また、本例の腰用サポーターにおけるサポーター本体10は、第1のパッド取付領域21と第2のパッド取付領域22の間、及び第1のパッド取付領域21と第3のパッド取付領域23の間に位置ズレ防止部材24〜25を有しており、位置ズレ防止部材24〜25はパッド取付領域21〜23と同様に上下方向に延びた縦長形状となっている。従って、腰用サポーターが人体に対して上下方向に移動することを抑制でき、歩行時などに各パッドの位置がずれてサポート能力が低下してしまうことを防止することができる。
また、本例の腰用サポーターにおけるサポーター本体10は、第1のパッド取付領域21と第2のパッド取付領域22の間、第1のパッド取付領域21と第3のパッド取付領域23の間、第2のパッド取付領域22の左側、及び第3のパッド取付領域23の右側に補強部材26〜29を有しており、補強部材26〜29はパッド取付領域21〜23と同様に上下方向に延びた縦長形状となっている。従って、腰用サポーターを構造的に補強することができる。
また、本例の腰用サポーターにおけるサポーター本体10は、パッド41〜43が取り付けられる背面部11と、背面部11の左右に設けられて人体側面にあたる側面部12,14とを有しており、側面部12,14は背面部11より高い伸縮性を有する構造となっている。従って、使用者の体型に沿って腰用サポーターをフィットさせることができ、腰回りの大きい人や小さい人、曲り腰や反り腰の人など、様々な体型や症状の人に対して効果的なサポートを提供することが可能となる。
また、本例の腰用サポーターにおけるサポーター本体10は、腹部上方に掛け回される第1の補助ベルト(31,32)と、腹部下方に掛け回される第2の補助ベルトとを備えた構造となっている。従って、使用者の腹部の圧迫を防ぎつつ、各パッドの固定力を高めることができる。
以上、一実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明は上述した内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更することが可能である。
本発明は、人体の腰部に巻き付けて使用される種々の形態の腰用サポーターに利用することができる。
10:サポーター本体、 11:背面部、 12,14:側面部、 13,15:前面部、 21〜23:パッド取付領域、 24〜25:位置ズレ防止部材、 26〜29:補強部材、 31〜34:補助ベルト、 41〜43:パッド、 51:仙骨、 52:大殿筋、 53:中殿筋、 54:小殿筋
上記目的を達成するために、本発明に係る腰用サポーターは、以下のような特徴を備えている。
(1) 人体の腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターにおいて、ベルト状のサポーター本体と、人体左右の殿筋群及び腰椎に繋がる仙腸関節の3つの部位のバランスを整えるために前記サポーター本体に取り付けられるパッドであって、仙骨部分を押圧するための第1のパッド、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッドとを備え、前記サポーター本体は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域、前記第1のパッド取付領域の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域、及び前記第1のパッド取付領域の右側に所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域を有し、前記第1〜第3のパッドは、前記第1〜第3のパッド取付領域のそれぞれの範囲内で取付位置を調整可能であることを特徴とする。
(2) 上記(1)に記載の腰用サポータにおいて、前記第1〜第3のパッドで、仙骨部分、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍のそれぞれを覆うようにして押圧することを特徴とする。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の腰用サポータにおいて、前記サポーター本体は、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、及び前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間に位置ズレ防止部材を有するとともに、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間、前記第2のパッド取付領域の左側、及び前記第3のパッド取付領域の右側に補強部材を有し、前記第1〜第3のパッド取付領域、前記位置ズレ防止部材及び前記補強部材は、上下方向に延びた縦長形状であることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 人体の腰部に巻き付けて使用される腰用サポーターにおいて、
    ベルト状のサポーター本体と、
    前記サポーター本体に取り付けられるパッドであって、仙骨部分を押圧するための第1のパッド、人体右側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第2のパッド、及び人体左側の殿筋群における上部又はその近傍を押圧するための第3のパッドとを備え、
    前記第1〜第3のパッドは、前記サポーター本体に対する取付位置を調整可能であることを特徴とする腰用サポーター。
  2. 請求項1に記載の腰用サポーターにおいて、
    前記サポーター本体は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域、前記第1のパッド取付領域の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域、及び前記第1のパッド取付領域の右側に前記所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域を有するとともに、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、及び前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間に位置ズレ防止部材を有し、
    前記第1〜第3のパッド取付領域及び前記位置ズレ防止部材は、上下方向に延びた縦長形状であることを特徴とする腰用サポーター。
  3. 請求項1に記載の腰用サポーターにおいて、
    前記サポーター本体は、左右方向の中央の位置に形成された第1のパッド取付領域、前記第1のパッド取付領域の左側に所定の間隔を置いて形成された第2のパッド取付領域、及び前記第1のパッド取付領域の右側に前記所定の間隔を置いて形成された第3のパッド取付領域を有するとともに、前記第1のパッド取付領域と前記第2のパッド取付領域の間、前記第1のパッド取付領域と前記第3のパッド取付領域の間、前記第2のパッド取付領域の左側、及び前記第3のパッド取付領域の右側に補強部材を有し、
    前記第1〜第3のパッド取付領域及び前記補強部材は、上下方向に延びた縦長形状であることを特徴とする腰用サポーター。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の腰用サポーターにおいて、
    前記サポーター本体は、前記第1〜第3のパッドが取り付けられる背面部と、前記背面部の左右に設けられて人体側面にあたる側面部とを有し、
    前記側面部は、前記背面部より高い伸縮性を有することを特徴とする腰用サポーター。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の腰用サポーターにおいて、
    前記サポーター本体は、腹部上方に掛け回される第1の補助ベルトと、腹部下方に掛け回される第2の補助ベルトとを備えることを特徴とする腰用サポーター。
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