JP6487601B1 - 矯正パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】矯正パッドにおいて、長時間にわたって仙腸関節を圧迫し易くする。
【解決手段】矯正パッド1は、仙腸関節Cを矯正するための矯正パッド1であって、可撓性を有する本体部11と、本体部11における一端側に形成された第1凸部12と、を有し、本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されていない領域の長さが、第1凸部12が形成されている領域の長さよりも大きい。また、本体部11において第1凸部12が形成された領域の第1凸部12の長手方向における長さが、第1凸部12の長手方向の長さよりも大きい。
【選択図】図3

Description

本発明は、仙腸関節を矯正するための矯正パッドに関する。
従来、仙腸関節を矯正するための装置が知られている。特許文献1には、仙骨と腸骨とを繋ぐ仙腸関節を正しい位置に矯正するための仙腸関節矯正装置が開示されている。
特開2017−192511号公報
使用者は、特許文献1に開示された仙腸関節矯正装置を用いて仙腸関節を矯正する場合、床部に仰臥した状態で行う必要があった。したがって、従来の仙腸関節矯正装置は、人体の適切な位置において長時間にわたって仙腸関節を圧迫しづらいという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、長時間にわたって仙腸関節を圧迫し易い矯正パッドを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、仙腸関節を矯正するための矯正パッドであって、可撓性を有する本体部と、前記本体部における一端側に形成された第1凸部と、を有し、前記本体部の長手方向における前記第1凸部が形成されていない領域の長さが、前記第1凸部が形成されている領域の長さよりも大きい矯正パッドを提供する。
また、前記本体部において前記第1凸部が形成された領域の前記第1凸部の長手方向における長さが、前記第1凸部の長手方向の長さよりも大きくてもよい。また、前記本体部における前記第1凸部が形成された領域は、外力が加えられていない状態において、前記本体部の長手方向の中心位置における前記第1凸部が形成されている側の面と反対側の面よりも前記第1凸部の側に位置していてもよい。
また、前記本体部における前記第1凸部が形成されている側と反対側に、前記第1凸部よりも厚みが小さい第2凸部が形成されていてもよい。また、前記第2凸部は、一定の厚みの前記本体部が、前記本体部における前記第1凸部が形成されている側の面の側に曲げられることにより形成されていてもよい。
また、前記本体部は、前記第1凸部が形成された領域と、前記第2凸部が形成された領域との間に、前記第1凸部の長手方向の長さよりも小さな幅の領域を有していてもよい。
本発明によれば、矯正パッドが、長時間にわたって仙腸関節を圧迫し易くなるという効果を奏する。
仙腸関節の位置を示す。 本実施形態に係る矯正パッドが人体に装着されている状態の一例を示す。 本実施形態に係る矯正パッドの構造を示す。 本実施形態に係る矯正パッドの正面図である。 本実施形態に係る矯正パッドの背面図である。 本実施形態に係る矯正パッドの右側面図である。 本実施形態に係る矯正パッドの左側面図である。 本実施形態に係る矯正パッドの平面図である。 本実施形態に係る矯正パッドの底面図である。
[本実施形態に係る矯正パッド1の概要]
図1は、仙腸関節Cの位置を示す図である。なお、図1は、人体を背面側から見たときの仙腸関節C付近の骨格を示す図である。図2は、本実施形態に係る矯正パッド1が人体に装着されている状態の一例を示す図である。
図1に示すように、仙腸関節Cは、仙骨Aと腸骨Bとを繋ぐ関節である。仙骨Aは、脊椎の下部に位置する略逆三角形状の骨である。仙骨Aの大きさは、例えば、成人では、50mm〜60mmである。腸骨Bは、腰帯を構成する骨の一つである。腸骨Bは、人体の幅方向において、仙骨Aの両側に位置する。仙腸関節Cとして、仙骨Aと左側の腸骨Bとを繋ぐ関節と、仙骨Aと右側の腸骨Bとを繋ぐ関節とがある。
関節の中には、多数の神経が入り込んでいる。仙腸関節Cがずれて、噛み合わせが悪くなった状態で仙腸関節Cに負荷がかかると、神経は痛みの信号を脳に伝える。仙腸関節障害は、例えば、仙腸関節Cに痛みが生じる状態が含まれる。
仙腸関節障害のパターンとして、例えば、ニューテーション型、カウンターニューテーション型、及び不安定型がある。ニューテーション型の仙腸関節障害の原因は、仙骨Aが腸骨Bに対して前に倒れた状態でずれが生じることである。ニューテーション型の仙腸関節障害は、例えば、腰を必要以上に反らしてしまう「反り腰」で生活している人に起こり易い。ニューテーション型の仙腸関節障害に対しては、例えば、徒手による障害改善方法として、一方の手で上方から仙骨Aを押し下げるように力を加え、他方の手で腸骨Bを前方に向かって回旋させるように誘導する方法がある。
カウンターニューテーション型の仙腸関節障害の原因は、仙骨Aが腸骨Bに対して後ろに倒れた状態でずれが生じることである。カウンターニューテーション型の仙腸関節障害は、例えば、背中が丸まっている「前屈姿勢」で生活している人に起こり易い。カウンターニューテーション型の仙腸関節障害に対しては、例えば、徒手による障害改善方法として、一方の手で下方から仙骨Aを押し上げるように力を加え、他方の手で腸骨Bを後方に向かって回旋させるように誘導する方法がある。
不安定型の仙腸関節障害の原因は、例えば、仙腸関節Cが不安定になっているために、ずれが生じ易いことである。不安定型の仙腸関節障害は、例えば、生理や妊娠などの、腸骨Bの開閉が行われるタイミングで起こり易い。不安定型の仙腸関節障害に対しては、例えば、徒手による障害改善方法として、両手で左右の腸骨Bを両側から圧迫することで、仙腸関節Cの安定性を高める方法がある。
図2に示す矯正パッド1は、仙腸関節Cを矯正するための器具である。図2に示すように、本実施形態に係る矯正パッド1は、例えば、人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態で、外側からサポーターEによって巻き付けられることで、仙骨A又は仙腸関節C付近に向かって背面側から押し当てられる。この結果、本実施形態に係る矯正パッド1は、例えば、腰Dに当接した状態で、サポーターEで巻き付けられることで、仙骨A又は仙腸関節C付近を背面側から押圧する。
矯正パッド1は、例えば、弾性を有し、滑りづらい性質を有する材質で製造されている。具体的には、矯正パッド1は、例えば、ナイロン(PA:Polyamide)、又はエラストマー(TPE:Thermo Plastic Elastomer)で製造されている。
[矯正パッド1の構造]
図3は、本実施形態に係る矯正パッド1の構造を示す図である。図4は、本実施形態に係る矯正パッド1の正面図である。図5は、本実施形態に係る矯正パッド1の背面図である。図6は、本実施形態に係る矯正パッド1の右側面図である。図7は、本実施形態に係る矯正パッド1の左側面図である。図8は、本実施形態に係る矯正パッド1の平面図である。図9は、本実施形態に係る矯正パッド1の底面図である。
矯正パッド1は、本体部11、第1凸部12、及び第2凸部13を有する。本体部11は、例えば、板状の部材である。本体部11は、可撓性を有する。本体部11は、例えば、矯正パッド1が人体の腰Dに装着された状態において、仙骨Aにフィットするように、仙骨Aの大きさよりも若干大きい。
第1凸部12は、例えば、曲面形状を有する。第1凸部12は、本体部11における一端側に形成されている。第1凸部12は、矯正パッド1が人体の腰Dに装着された状態で、例えば、腰Dにおける仙骨A又は仙腸関節Cに相当する位置に当接する。
本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されていない領域の長さは、第1凸部12が形成されている領域の長さよりも大きい。本体部11における第1凸部12が形成されている領域とは、第1凸部12の表面が本体部11と交わる長円状の曲線で囲まれた領域である。言い換えれば、当該領域は、本体部11における第1凸部12の本体部11側の面が接している面を含む部位である。図4に示すように、本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されていない領域の長さはL2である。また、本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されている領域の長さはL1である。
よって、矯正パッド1は、第1凸部12を人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接させた状態で、例えば、本体部11における第1凸部12が形成されていない領域を腰Dに当接させることができる。
また、ユーザが、矯正パッド1を用いることで、例えばサポーターEを巻き付けて矯正パッド1を仙骨A又は仙腸関節Cに向かって押し当てる際に、本体部11における第1凸部12が形成されている領域に加えて、第1凸部12が形成されていない領域にもサポーターEを巻き付けることができる。この結果、例えば、矯正パッド1は、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態でサポーターEが巻き付けられた場合に、腰Dからずれづらくなる。
本体部11において第1凸部12が形成された領域の第1凸部12の長手方向における長さは、第1凸部12の長手方向の長さよりも大きい。よって、矯正パッド1は、第1凸部12を人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接させた状態で、例えば、本体部11の第1凸部12が形成されていない領域を腰Dに当接させることができる。また、ユーザが、矯正パッド1を用いることで、例えばサポーターEを巻き付けて矯正パッド1を仙骨A又は仙腸関節Cに向かって押し当てる際に、本体部11における第1凸部12が形成されている領域に加えて、第1凸部12が形成されていない領域にもサポーターEを巻き付けることができる。
この結果、例えば、矯正パッド1は、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態でサポーターEが巻き付けられた場合に、腰Dからずれづらくなる。
本体部11における第1凸部12が形成された領域は、外力が加えられていない状態において、本体部11の長手方向の中心位置における第1凸部12が形成されている側の面と反対側の面よりも第1凸部12の側に位置している。具体的には、図6及び図7に示すように、本体部11は、例えば、本体部11の長手方向における中心を挟んで両側が、本体部11の第1凸部12が形成されている側に向かって曲がっている弓形形状の領域を有する。第1凸部12の先端は、本体部11の長手方向と直交する高さ方向において、本体部11の長手方向の中心位置よりも、本体部11の第1凸部12が形成されている側に位置している。
矯正パッド1は、このように、本体部11における第1凸部12が形成された領域が、外力が加えられていない状態において、本体部11の長手方向の中心位置における第1凸部12が形成されている側の面と反対側の面よりも第1凸部12の側に位置している。よって、矯正パッド1は、例えば、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態で、本体部11にサポーターEが巻き付けられることで仙骨A又は仙腸関節Cを押圧し易くなる。
また、矯正パッド1は、このように弓形形状の領域を有する本体部11を有することで、矯正パッド1が人体の腰Dに装着された状態において、本体部11が人体の背面側に向かって突出した仙骨Aを抑えるようにすることもできる。
第2凸部13は、本体部11における第1凸部12が形成されている側と反対側に形成されている。具体的には、第2凸部13は、例えば、本体部11の長手方向において、本体部11における第1凸部12が形成されている側と反対側に形成されている。第2凸部13は、第1凸部12よりも厚みが小さい。第2凸部13の先端は、第1凸部12の先端よりも、本体部11の長手方向と直交する高さ方向において、本体部11の長手方向の中心位置に近い。
第2凸部13は、例えば、図6及び図7に示すように、本体部11の長手方向と直交する高さ方向において、本体部11の長手方向の中心から離れる向きに向かって突出する湾曲形状の領域を有する。第2凸部13の長手方向の長さは、例えば、本体部11において第2凸部13が形成された領域における第2凸部13の長手方向における長さと同じである。
矯正パッド1は、前述したように本体部11における第1凸部12が形成されている側と反対側に、第1凸部12よりも厚みが小さい第2凸部13が形成されている。よって、矯正パッド1は、第1凸部12を人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接させた状態で、第2凸部13を腰Dに当接させることができる。また、ユーザは、本体部11における第1凸部12が形成されている領域に加えて、第2凸部13が形成されている領域にもサポーターEを巻き付けることができる。
この結果、例えば、矯正パッド1は、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態でサポーターEが巻き付けられた場合に、腰Dからずれづらくなる。
第2凸部13は、一定の厚みの本体部11が、本体部11における第1凸部12が形成されている側の面の側に曲げられることにより形成されている。よって、矯正パッド1は、第2凸部13を形成するために新たな部材を付加することなく、第2凸部13を形成することができる。この結果、矯正パッド1は、第2凸部13を簡易に形成することができると共に軽量化が可能である。
本体部11は、第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に、第1凸部12の長手方向の長さよりも小さな幅の領域を有する。すなわち、本体部11は、第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に、くびれが形成されている。具体的には、図3〜図5に示すように、本体部11の長手方向における中心において、本体部11の長手方向と直交する短手方向における両側の縁が、当該短手方向における中心に向かって湾曲形状に凹んでいる。そして、本体部11の短手方向における両側の縁が、短手方向における中心に向かって湾曲形状に凹んでいる領域の短手方向の長さは、第1凸部12の長手方向の長さよりも短い。
矯正パッド1においては、このように、本体部11が、第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に、第1凸部12の長手方向の長さよりも小さな幅の領域(以下、くびれ領域という)を有する。
よって、矯正パッド1は、第1凸部12を人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接させた状態で、例えば、サポーターEを本体部11における第1凸部12が形成されている領域に加えて、第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に形成されているくびれ領域にも巻き付けることができる。この結果、例えば、矯正パッド1は、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態でサポーターEが巻き付けられた場合に、腰Dからずれづらくなる。
また、矯正パッド1は、このように第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に形成されているくびれ領域を有することで、矯正パッド1を、例えば、コルセット又はパンツ内に固定する場合においては固定し易くなる。また、矯正パッド1は、このように第1凸部12が形成された領域と、第2凸部13が形成された領域との間に形成されているくびれ領域を有することで、折り曲げ易くなる。矯正パッド1は、折り曲げ易くなることで、矯正パッド1の表面を凹凸が形成されている人体の表面に当接させ易くなる。
[実施例]
次に、本実施形態に係る矯正パッド1を仙腸関節障害に対して使用したときの、仙腸関節障害に対する効果を示す。
表1は、仙腸関節障害に対する矯正パッド1の効果を示す。
Figure 0006487601
表1に示すように、実施例1では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、徒手によって障害を改善した場合、痛レベルが10から0に減少した。痛レベルは、ユーザが感じる痛みの度合いである。また、実施例1では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、コルセットを使用することで、痛レベルが10から7に減少した。また、実施例1では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが10から4に減少した。このように、実施例1では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが、徒手によって改善したレベルまでには減少しないものの、コルセットを使用した場合よりも減少した。
実施例2では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが10から0に減少した。実施例3では、不安定型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが10から7に減少した。実施例4では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが10から3に減少した。実施例5では、ニューテーション型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが10から5に減少した。このように、実施例1から実施例5において、ニューテーション型の仙腸関節障害、及び不安定型の仙腸関節障害に対して、矯正パッド1を使用することで、痛レベルが減少した。
表2は、本実施形態に係る矯正パッド1の装着による前屈可動域の変化を示す。
表2では、矯正パッド1を装着した場合、及び矯正パッド1を装着しない場合において、前屈した状態における指床距離を測定した結果を示す。指床距離は、前屈した際の床と指の先端との間の距離である。表2に示す値は、指が床よりも下方に位置している状態における、床と指の先端との間の距離である。
Figure 0006487601
表2に示すように、実施例1では、矯正パッド1を上方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合に比べて、前屈した際における指床距離が3cmから10cmに増加した。また、実施例1では、矯正パッド1を下方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合と同じく、前屈した際における指床距離が3cmであって変化はしなかった。
実施例2では、矯正パッド1を上方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合に比べて、前屈した際における指床距離が9cmから12cmに増加した。また、実施例2では、矯正パッド1を下方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合に比べて、前屈した際における指床距離が9cmから4cmに減少した。
このように、実施例1及び実施例2において、矯正パッド1を上方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合に比べて、前屈した際における指床距離が増加した。すなわち、矯正パッド1を上方に第1凸部12が位置するようにして装着した場合、矯正パッド1を装着しない場合に比べて、前屈した際の可動域が増加した。また、カウンターニューテーション型の仙腸関節障害に対しては、矯正パッド1を上下反転させた使用方法、すなわち、矯正パッド1を下方に第1凸部12、上方に第2凸部13が位置するようにして装着する方法が疼痛改善効果を予想できる。
[本実施形態に係る矯正パッド1による効果]
本実施形態に係る矯正パッド1は、仙腸関節Cを矯正するための矯正パッド1であって、可撓性を有する本体部11と、本体部11における一端側に形成された第1凸部12と、を有する。そして、矯正パッド1は、本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されていない領域の長さが、第1凸部12が形成されている領域の長さよりも大きい。
本実施形態に係る矯正パッド1は、このように、本体部11の長手方向における第1凸部12が形成されていない領域の長さが、第1凸部12が形成されている領域の長さよりも大きい。よって、矯正パッド1は、第1凸部12を人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接させた状態で、例えば、本体部11における第1凸部12が形成されていない領域を腰Dに当接させることができる。また、ユーザが、矯正パッド1を用いることで、例えばサポーターEを巻き付けて矯正パッド1を仙骨A又は仙腸関節Cに向かって押し当てる際に、本体部11における第1凸部12が形成されている領域に加えて、第1凸部12が形成されていない領域にもサポーターEを巻き付けることができる。
よって、例えば、矯正パッド1は、第1凸部12が人体の仙骨A又は仙腸関節Cに相当する腰Dに当接した状態でサポーターEが巻き付けられた場合に、腰Dからずれづらくなる。この結果、矯正パッド1は、長時間にわたって仙腸関節Cを圧迫し易くなる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
A・・・仙骨
B・・・腸骨
C・・・仙腸関節
D・・・腰
E・・・サポーター
1・・・矯正パッド
11・・・本体部
12・・・第1凸部
13・・・第2凸部

Claims (6)

  1. 仙腸関節を矯正するための矯正パッドであって、
    可撓性を有する本体部と、
    前記本体部における一端側に形成された第1凸部と、
    を有し、
    前記本体部の長手方向における前記第1凸部が形成されていない領域の長さが、前記第1凸部が形成されている領域の長さよりも大きい矯正パッド。
  2. 前記本体部において前記第1凸部が形成された領域の前記第1凸部の長手方向における長さが、前記第1凸部の長手方向の長さよりも大きい、
    請求項1に記載の矯正パッド。
  3. 前記本体部における前記第1凸部が形成された領域は、外力が加えられていない状態において、前記本体部の長手方向の中心位置における前記第1凸部が形成されている側の面と反対側の面よりも前記第1凸部の側に位置している、
    請求項1又は2に記載の矯正パッド。
  4. 前記本体部における前記第1凸部が形成されている側と反対側に、前記第1凸部よりも厚みが小さい第2凸部が形成されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の矯正パッド。
  5. 前記第2凸部は、一定の厚みの前記本体部が、前記本体部における前記第1凸部が形成されている側の面の側に曲げられることにより形成されている、
    請求項4に記載の矯正パッド。
  6. 前記本体部は、前記第1凸部が形成された領域と、前記第2凸部が形成された領域との間に、前記第1凸部の長手方向の長さよりも小さな幅の領域を有する、
    請求項4又は5に記載の矯正パッド。
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