JP5750396B2 - 脊椎変形矯正装具 - Google Patents

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本発明は、変形性脊椎にともなう姿勢変形患者の日常生活を改善するための脊椎変形矯正装具に関する。
変形性脊椎症にともなう後彎変形のある患者は、立位バランス不安定性、歩行困難、嚥下障害、逆流性食道炎などといった障害を起こし、また、変形側彎、多発性脊椎圧迫骨折、骨粗鬆症を合併しており、圧迫骨折を繰り返すことが多い。保存療法として用いられる体幹装具は、腰腹部を全周性に支持することで腹腔内圧を上昇させ、腰背筋にかかる負担を軽減させる効果があるといわれている。軟性装具であるダーメンコルセットは、長時間装着時や食事時に腹痛をおこしたり、固定性が不十分であったりする。また、モールド型胸腰椎硬性装具は、変形の防止、矯正、体重の支持、不随運動の抑制(固定)に対応した装具として作成されるが、重圧感、装具装着時の煩雑さ、皮膚のむれがあり、患者に快適な状態をもたらすわけではない。半硬性装具(後方を硬性、前方を軟性)は、後彎変形の患者における、前方の固定性が不十分である。ジェット型硬性装具といった金属枠型硬性装具は、三点固定の原理に基づき、胸骨、恥骨、胸腰椎パッドにより圧迫することで脊椎を安定するといわれている。その一方で、金属枠にのみ応力が集中し、柔軟性の点で高齢者では適合性が難しく装着継続が困難であるといった問題点があげられている。また、近年、装具として用いられる素材の開発が進み、丸棒にしたポリカーボネイトの線状フレームを使用した側彎矯正装具が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特許第4747327号公報
本発明は、従来の軟性装具より安定した固定性を有し、且つ金属枠型硬性装具の柔軟性不足の問題点を解消して変形性脊椎症患者の日常生活動作を改善するための矯正装具を提供する事を目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、変形性脊椎にともなう変形を矯正する装具であって、該装具のフレームを板状の軟質合成樹脂からなり枠を形成する軟質フレーム本体と、ポリカーボネイトからなる可撓性の丸棒状芯体とから構成し、丸棒状芯体を軟質フレーム本体の枠の輪郭に沿って配置し、丸棒状芯体を前記軟質フレーム本体に固定したことを特徴とする。
また本発明は、前記丸棒状芯体を前記軟質フレーム本体に埋没させ、該埋没させた丸棒状芯体を取り付け用のプラスチックの薄い板状のパーツによりフレーム本体に固定し、フレーム本体と丸棒状芯体とを一体構造としたことを特徴とする。
また本発明は、前記丸棒状芯体は、端部が接続された無端形状としたことを特徴とする。
また本発明は、前記軟質フレーム本体をEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)により構成したことを特徴とする。
また本発明は、前記フレームが後彎変形矯正用の形状を備え、該フレームの枠を形成する空間部が装具装着者の腹部に位置するようにし、装具を後彎変形に対する矯正装具として使用するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記フレームにベルトを介して背部パッドを取り付け、該ベルトをゴム帯を介してフレームに脱着可能に連結したことを特徴とする。
また本発明は、前記背部パッド用のベルトの一方にフックを設け、該フックを前記フレーム側に設けた引掛具に脱着可能に係止できるようにしたことを特徴とするものである。
本発明は、ポリカーボネイトからなる可撓性の丸棒状芯体と軟質フレーム本体とを一体構造としてフレームを構成したので、軟性装具より安定した固定性があり、且つ硬性装具より柔軟性があるため圧迫感が少なく脊椎変形患者の日常生活動作を改善するための矯正装具として最適である。
本発明に係わる矯正装具の外観図である。 フレーム裏側から見た外観図である。 矯正装具の正面側から見た外観図である。 矯正装具の外観図である。 A−A線断面図である。 矯正装具の装着状態の正面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付した図面に示す後彎矯正装具を参照して詳細に説明する。
図1は、後彎矯正装具2のフレーム4を裏側から見た状態の外観図を示している。フレーム4は、EVA(Ethylence−Vinyl Acetate)即ちエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を素材とする板状の軟質性フレーム本体6と、該フレーム本体6に埋没させた弾力性と強度に富み、可撓性のあるポリカーボネイトからなる丸棒状芯体8とが一体構造となっている。
フレーム本体6は、装着者の胴部前面に当接配置される枠を形成する枠部分6aと、装着者の胴部の両側部に当接配置される側方部分6b,6cとから成る。枠部分6aを形成する空間部10は、装着者12の腹部14に位置して、フレーム4の圧迫力が腹部14にかかるのを防止している。側方部分6b,6cは、装具2の安定性のための骨盤支持部を構成している。
フレーム本体6の枠部分6aの上部16は、装具装着時、装着者の胸骨を圧迫する位置に形成され、下部18は、恥骨付近を圧迫する位置にそれぞれ形成されている。フレーム本体6の裏側には、フレーム4の枠の輪郭即ち装着者12の腹部14の全体をフレーム4から開放する空間部10の周囲に沿って、該空間部10の全周にわたって丸棒状芯体8が配置されている。丸棒状芯体8は、真空成型によって、図5に示すように、フレーム本体6の裏面に埋没されている。
丸棒状芯体8は、直径1cm程度の断面円形の1本の丸棒が加熱によって空間部10の輪郭に沿って曲げられており、両端がパイプ状の連結材11によって互いに連結されリングを形成している。丸棒状芯体8の埋没軌跡には、複数箇所に細長状の硬質ポリエチレンの薄板からなる取付具20が配置され、該各取付具20は、長手方向の両端近傍がリベット22によって、フレーム本体6に固定されている。フレーム本体6の表面側は丸棒状芯体8の埋没により凸曲面を有する凸条7が形成されている。
フレーム本体6に埋没成型された丸棒状芯体8は、取付具20によって、フレーム本体6側に一体的に固定されている。フレーム本体6の上部16の上縁のラインと下部18の下縁のラインは、なめらかなわん曲線を形成し、フレーム本体6の上部16と下部18の装着者の身体と接する部分に、平均的に圧力がかかるように構成されている。フレーム本体6の側方部分6bの上部には、ベルト24の一方が取り付けられ、該ベルト24に背部パッド26がスライド自在に取り付けられている。
前記ベルト24は、前記側方部分6bに連結された本体帯部24aと、ゴム帯部24bとから成り、ゴム帯部24bの一端側には、ベルト通し28が取り付けられ、他端側にフック29が取り付けられている。前記本体帯部24aは、ベルト通し28で折り曲げられることにより対向する面が互いに係着する面ファスナーとなっている。
フレーム本体6の側方部分6bの下部には、ベルト30の一方が連結し、他方の側方部分6cの下部には、ベルト通し32が固定されている。ベルト30は、ベルト通し32で折り曲げられることにより対向する面が互いに係着する面ファスナーとなっている。フレーム本体6の裏側には、ポリエチレンなどの発泡材から成るクッション材34が接着され、フレーム本体6の裏側に皮膚体幹にやさしいクッション層を形成している。
本装具2を後彎変形患者に装着する場合には、図6に示すように、フレーム4の空間部10を患者の腹部、フレーム4の上部を胸、フレーム4の下部を腹部14の下方部分、側方部分6b,6cを腰、背部パッド26を背中にそれぞれ位置させて、ベルト24,30で、フレーム4を患者の身体に装着する。本装具2を患者に装着した状態において、患者の胸骨は、フレーム4の上部によって圧迫され、患者の恥骨は、フレーム4の下部によって圧迫される。
また、患者の背側の胸腰移行部の周辺は、背部パッド26により圧迫される。これらの圧迫力は、丸棒芯体8の弾力によって付与され、この弾力は、任意の方向に対して柔軟に働く。そのため、患者の任意の姿勢に対応でき、患者の身体に集中的に不快な強い圧迫力が加わることがない。本装具2の装着時におけるベルト24のフレーム4への取り付けは、フック29を丸棒状芯体8の一部に引っ掛けることで簡単に行うことができる。尚、本発明は、丸棒状芯体8の一部をフック引掛部として利用する構造に特に限定されるのではなく、フレーム本体6に別途にフック引掛具を設けるようにしても良い。
ベルト24,30の長さの調整は、面ファスナーを脱着操作することにより簡単に行うことができる。ベルト24のゴム帯部24bは、その伸縮弾力性により、背部パッド26の患者の背中にかかる圧力が姿勢により強くなりすぎることを防ぎ、常に適度な圧迫が背部パッド26から患者の背中に加わるようにしている。
尚、本発明は、上記後彎装具の実施形態に特に限定されるものではなく、フレームによって脊椎変形の矯正を行う他の矯正装具に応用できることは言うまでもない。
2 後彎矯正装具
4 フレーム
6 フレーム本体
6a 枠部分
6b 側方部分
6c 側方部分
7 凸条
8 丸棒状芯体
10 空間部
12 装着者
14 腹部
16 上部
18 下部
20 取付金具
22 リベット
24 ベルト
24a 本体帯部
24b ゴム帯部
26 背部パッド
28 ベルト通し
29 フック
30 ベルト
32 ベルト通し
34 クッション材

Claims (3)

  1. 変形性脊椎にともなう変形を矯正する装具であって、該装具のフレーム(4)を、
    後彎変形矯正用の形状を備え、枠を形成する空間部(10)が装具装着者の腹部に位置するように形成された板状のEVA(エチレン一酢酸ビニル共重合体)樹脂から成る軟質フレーム本体(6)と、
    ポリカーボネイトから成り、端部を接続して無端形状とした可撓性の丸棒状芯体(8)と
    から構成し、該丸棒状芯体(8)を前記軟質フレーム本体(6)の枠の輪郭に沿って該軟質フレーム本体(6)の裏側に埋没させ、この埋没により、前記フレーム本体(6)の表面側に凸曲面を形成し、前記埋没させた丸棒状芯体(8)を取り付け金具(20)により前記フレーム本体(6)の裏側に固定し、前記フレーム本体(6)の裏側にクッション材(34)を接着したことを特徴とする脊椎変形矯正装具。
  2. 前記フレームにベルトを介して背部パッドを取り付け、該ベルトをゴム帯を介してフレームに脱着可能に連結したことを特徴とする請求項1に記載の脊椎変形矯正装具。
  3. 前記背部パッド用のベルトの一方にフックを設け、該フックを前記フレーム側に設けた引掛具に脱着可能に係止できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の脊椎変形矯正装具。
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