JP2019089525A - リフタ装置 - Google Patents

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Yusuke Kajino
佑介 梶野
康明 鈴木
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康明 鈴木
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Abstract

【課題】操作ハンドルを含む入力部材により送り爪を移動し、その送り爪により爪車を回転してシートの高さ調整を行うリフタ装置において、送り爪を爪車が結合された回転駆動機構に組み付けるに際し、シートを下降させるように入力部材を操作することにより送り爪を爪車から離れた位置に移動可能とすることにある。それにより、組み付け時に送り爪を別途保持することなく送り爪が爪車と干渉するのを回避可能として作業性を改善し、リフタ装置の生産性を高める。【解決手段】係合部材24cは、送り爪52を回転駆動機構(50)として組み付ける際に、入力部材41をシートが下降する方向へ操作することにより送り爪52が移動されると、噛合部52aが爪車51の爪から離れる方向へ送り爪52が揺動されるように形成されている。【選択図】図28

Description

本発明は、自動車等のシートの高さ調整に用いられるリフタ装置に関する。
自動車等のシートに用いられているリフタ装置は、操作ハンドルの操作によりフロアに対するシートクッションの高さを調整するもので、各種タイプのものが開発されている。特許文献1の発明は、操作ハンドルの一端を回転中心として他端を上下方向に揺動操作することによりシートの高さ調整を行うもので、操作ハンドルを中立位置から上方に操作すると、操作毎に操作量に応じて高さが高くされ、着座者が望む高さになるまで操作ハンドルの操作を繰り返す構成とされている。一方、操作ハンドルを中立位置から下方に操作すると、ロック機構がロック状態を解除されて連続的に高さが低くされるものである。
具体的には、シートの高さを高くするときは、図32のようにばねの付勢力により爪車151に噛合された状態の送り爪152を、操作ハンドルの操作により矢印のようにシート上昇方向に移動して爪車151を回転しシートを上昇させる。また、シートの高さを低くするときは、図33のように操作ハンドルの操作により送り爪152を矢印のようにシート下降方向へ移動して、送り爪152と爪車151との噛合を解除するとともに、別に設けられているロック機構(図示略)のロック状態を解除してシートを下降させる。
特開2017−65484号公報
操作ハンドルの操作により移動可能とされた送り爪152をリフタ装置の回転駆動機構の一部として組み付ける場合、図33のように送り爪152を爪車151から離れた位置に移動させる必要がある。なぜなら、図32のようにばねの付勢力により送り爪152が爪車151に噛合した状態にあると、送り爪152と爪車151とが互いに干渉して組み付け作業が困難となる。
そのため、組み付け時には、送り爪152を爪車151から離した位置に保持しながら組み付け作業を行う必要があり、作業性が悪い。
本発明の課題は、操作ハンドルを含む入力部材により送り爪を移動し、その送り爪により爪車を回転してシートの高さ調整を行うリフタ装置において、送り爪を爪車が結合された回転駆動機構に組み付けるに際し、シートを下降させるように入力部材を操作することにより送り爪を爪車から離れた位置に移動可能とすることにある。それにより、組み付け時に送り爪を別途保持することなく送り爪が爪車と干渉するのを回避可能として作業性を改善し、リフタ装置の生産性を高めることにある。
本発明の第1発明のリフタ装置は、シートを昇降動作させるリンク機構の入力ギヤに噛合するピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転を制御する回転制御装置とを備える。前記回転制御装置は、前記ピニオンギヤに同期して回転する回転軸と、前記回転軸を回転自在に支持する支持部材と、前記回転軸に設けられ、前記シートを昇降動作させるための操作ハンドルを含む入力部材が前記シートを上昇させるように操作されると前記回転軸を上昇方向に回転駆動し、前記入力部材が前記シートを下降させるように操作されると前記回転軸を回転駆動せず自由回転状態とする回転駆動機構と、前記回転軸に設けられ、前記入力部材が前記シートを上昇させるように操作されると前記入力部材の操作終了位置で前記回転軸の回転をロックし、前記入力部材が前記シートを下降させるように操作されると前記回転軸の回転をロックせず自由回転状態とするロック機構とを備える。前記回転駆動機構は、前記回転軸と一体に回転するように固定され、外周に複数の爪を連続して設けた爪車と、前記シートを上昇させるとき、ばね付勢により該爪車の爪と噛合部が噛み合った状態で前記入力部材の操作により移動されて前記爪車ととともに前記回転軸を回転駆動する送り爪と、前記シートを下降させるとき、前記入力部材の操作により前記送り爪が移動されると、前記送り爪の噛合部を前記爪車の爪から引き離す方向へ揺動させるように前記送り爪の係合部と係合する係合部材とを備える。前記係合部材は、前記送り爪を前記回転駆動機構として組み付ける際に、前記入力部材を前記シートが下降する方向へ操作することにより前記送り爪が移動されると、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動されるように形成されている。
第1発明によれば、係合部材は、送り爪を回転駆動機構として組み付ける際に、送り爪をシート下降方向へ移動させることにより、送り爪の噛合部が爪車の爪から離れる方向に揺動するようにされている。そのため、組み付け時に入力部材をシート下降方向に操作することにより送り爪と爪車とを離して互いに干渉しない状態として組付けることができる。従って、送り爪の組み付け作業が容易となり、リフタ装置の生産性を高めることができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記係合部材は、前記送り爪を前記回転駆動機構として組み付ける際に、前記送り爪の係合部が係合し得る全域に連続して設けられ、しかも、前記入力部材を前記シートが下降する方向へ操作することにより前記送り爪が移動されると、前記係合部の係合位置に係わらず、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動されるように形成されている。
第2発明によれば、係合部材は、送り爪を回転駆動機構として組み付ける際に、送り爪の係合部が係合し得る全域に連続して設けられている。しかも、組み付け時の送り爪の位置に係わらず、その位置から送り爪をシート下降方向へ移動させることにより、送り爪の噛合部が爪車の爪から離れる方向に揺動するようにされている。そのため、組み付け時に入力部材をシート下降方向に操作することにより確実に送り爪と爪車とを離して互いに干渉しない状態として組付けることができる。
本発明の第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記係合部材は、前記シートを下降させる方向へ前記入力部材を操作して、前記係合部に係合するとき、その係合位置における接線に対する法線が、前記送り爪の揺動中心と前記係合部側先端とを結ぶ直線に対して、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動する側に位置するように前記係合部と当接する全ての当接面が形成されている。
第3発明によれば、上記第1又は第2発明と同様の作用効果を達成することができる。
本発明の第4発明は、上記第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記回転駆動機構を覆うように前記支持部材に固定されるカバーを備え、前記入力部材は、前記カバーに回転自在に結合されており、前記送り爪は、前記入力部材に揺動自在に結合されており、前記係合部材は、前記カバーの一部を切り欠いて形成されている。
第4発明によれば、送り爪が入力部材に結合され、入力部材は係合部材を備えたカバーに結合されて、3者はサブアッシー化されている。そのため、送り爪の回転駆動機構への組み付けは、サブアッシー化されたカバーを回転駆動機構に組み付けることにより行うことができる。しかも、このとき、入力部材を回転して送り爪を移動させる操作は、カバーに結合された状態で行うため、操作を容易にすることができる。
本発明の第5発明は、上記第4発明において、前記送り爪を前記入力部材と共に前記回転駆動機構として組み付ける際、前記入力部材が、前記シートを下降させる方向に操作されている状態で、前記ロック機構がロックされた中立位置にある前記回転駆動機構に組付可能となるように、前記カバーが前記支持部材上の組み付け完了位置に対して前記入力部材の操作方向と逆方向に同じ角度だけ回転可能に構成されている。
送り爪の回転駆動機構への組み付けに際し、入力部材は、カバーに対しシート下降方向へ操作されている。一方、送り爪を回転駆動機構に組み付けるためには、入力部材と回転駆動機構のロック機構との操作方向での位相合わせが必要となる。第5発明によれば、入力部材とカバーとが相対移動された状態で、回転駆動機構に組み付けが可能となるように支持部材に対してカバーを相対回転した状態で組み付け可能とされている。そのため、送り爪と爪車とが干渉しない状態とし、しかも入力部材とロック機構との位相合わせを行った上で、送り爪の組み付けを行うことができる。そして、組み付け完了後には、支持部材に対してカバーを正規の位置へ戻して固定することができる。
本発明の一実施形態であるリフタ装置を適用したシートの側面図である。 上記シートのシート内側からの側面図である。 上記シートの主要部の分解斜視図である。 上記実施形態の回転制御装置の表面側斜視図である。 上記回転制御装置の裏面側斜視図である。 上記回転制御装置の正面図である。 図6のVII−VII線断面矢視図である。 図6のVIII−VIII線断面矢視図である。 上記回転制御装置の分解斜視図である。 図9と同様の分解斜視図であり、図9とは別角度からの斜視図である。 図8のXI−XI線断面矢視図である。 図8のXII−XII線断面矢視図である。 図8のXIII−XIII線断面矢視図である。 図11と同様の断面図であり、操作ハンドルが上昇側に第1角度だけ操作された状態を示す。 図12と同様の断面図であり、操作ハンドルが上昇側に第1角度だけ操作された状態を示す。 図13と同様の断面図であり、操作ハンドルが上昇側に第1角度だけ操作された状態を示す。 図11と同様の断面図であり、操作ハンドルが下降側に第2角度だけ操作された状態を示す。 図12と同様の断面図であり、操作ハンドルが下降側に第2角度だけ操作された状態を示す。 図13と同様の断面図であり、操作ハンドルが下降側に第2角度だけ操作された状態を示す。 図8のXX−XX線断面矢視図であり、操作ハンドルが上昇側に第1角度だけ操作された状態を示す。 図20と同様の断面図であり、シートが上限位置にある状態を示す。 図20と同様の断面図であり、シートが下限位置にある状態を示す。 送り爪を含むカバーを、爪車を含む支持部材に組み付ける様子を示す斜視図である。 図23と同様の斜視図であり、図23とは別角度からの斜視図である。 送り爪を含むカバーを、爪車を含む支持部材に組み付ける際の送り爪の様子を示すカバーの裏面図である。 図25と同様の図であり、入力部材(送り爪)が中立位置から第4角度だけ上昇側にある状態を示す。 図25と同様の図であり、入力部材が中立位置にある状態を示す。 図25と同様の図であり、入力部材が中立位置から第5角度だけ下降側にある状態を示す。 送り爪を含むカバーを、爪車を含む支持部材に組み付ける際のカバーと支持部材の関係を示す図13と同様の断面図である。 送り爪を含むカバーを、爪車を含む支持部材に組み付ける際のカバーと送り爪の関係を示す説明図である。 送り爪を含むカバーを、爪車を含む支持部材に組み付ける際のカバーと支持部材の関係を示す図6と同様の正面図である。 本発明の従来例を示す図11に対応する断面図であり、送り爪が上昇側に移動された状態を示す。 図32と同様の断面図であり、送り爪が下降側に移動された状態を示す。
<実施形態の全体構成>
図1〜3は、本発明の一実施形態であるリフタ装置を適用した自動車用シート(以下、単にシートという)1を示す。各図中、矢印によりシート1を自動車に搭載した状態における各部の方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1のように、シート1は、座部を成すシートクッション2の後部に背凭れを成すシートバック3が設けられ、シートバック3は、シートクッション2に対して前後方向に回転自在とされている。シートクッション2は、下部にリフタ装置10及びシートスライド装置8を備え、ブラケット7を介して車両のフロア4に固定されている。
図2のように、シートスライド装置8は、公知のものであり、前後方向に延びる左右一対のロアレール5に対して左右一対のアッパレール6が前後スライド自在に結合されている。左右のロアレール5は、フロア4に固定された前後一対のブラケット7にそれぞれ固定支持されている。左右のアッパレール6の上には、リフタ装置10が設けられている。
図2、3のように、リフタ装置10は、各アッパレール6上に固定されたベース部材14と、各アッパレール6の前後端部に回転自在に結合された複数のリンク部材11とを備え、シートクッション2の骨格部材であるサイドフレーム13、ベース部材14、及び各リンク部材11により4節リンクであるリンク機構12が構成されている。複数のリンク部材11のうち、右後側の後方リンク11bは、セクタギヤ(本発明の入力ギヤに相当)16を備えて構成されており、回転制御装置21のピニオンギヤ18により前後方向に回転されるように構成されている。右後側の後方リンク11bのサイドフレーム13に対する回転軸は、トルクロッド17により構成されており、このトルクロッド17を介して左後側の後方リンク(図示略)も後方リンク11bと同期して回転するように構成されている。
サイドフレーム13には、ピニオンギヤ18を挿入するための貫通孔13aが穿設されており、この貫通孔13aにピニオンギヤ18が挿入されるように回転制御装置21がサイドフレーム13の右側壁に固定されている。回転制御装置21は、シートクッション2の右側部に前後方向に延びて設けられた操作ハンドル20により正逆方向に回転操作可能とされている。操作ハンドル20は、後端部を中心として前端部を上下方向に揺動操作する構成とされている。操作ハンドル20を中立位置から上方に操作すると、回転制御装置21は、後方リンク11bをベース部材14から立ち上がるように回転し、操作ハンドル20を中立位置から下方に操作すると、回転制御装置21は、後方リンク11bをベース部材14上で伏せるように回転する。上述の4節リンクの構成により、後方リンク11bの回転に応じて前方リンク11aも回転し、シートクッション2のフロア4からの高さが操作ハンドル20の操作に応じて調整される。
<回転制御装置21の構成(回転軸22及び支持部材23)>
図4〜6は、回転制御装置21をシートクッション2から取り外した状態で示す。以下、回転制御装置21の構成を、図4〜13、20に基づいて説明する。
回転制御装置21は、ベース部材である支持部材23上に概ね円盤状の中間部材61を挟んだ状態で、キャップ状のカバー24が被せられて一体化されている。カバー24は、その2つの脚部24dが支持部材23上の貫通孔23aにリベット23bにより加締め結合されて、中間部材61と共に支持部材23に固定されている。支持部材23及び中間部材61の各中心を貫通して、回転軸22が設けられている。
回転軸22は、左端部にピニオンギヤ18が一体に形成されており、両端間に爪車31が一体に形成されている。また、回転軸22の爪車31より右側の端部には、スプライン22aが形成されている。ピニオンギヤ18は支持部材23から突出して組み付けられている。図8のように、ピニオンギヤ18よりも先端側の回転軸22には、ダンパ19が結合されている。ダンパ19は、公知のように、回転軸22の回転速度の急激な変化を抑制するものである。
<回転制御装置21の構成(回転駆動機構50)>
カバー24の右側中央部の上下部には円弧形状の開口部24a、24bが形成されている。この開口部24a、24bには、概ねT字形状で平板状の板体である入力部材41が挿入されている。従って、入力部材41は、支持部材23とカバー24によって形成される容器の内側から外側に亘って配置されている。その結果、カバー24の天板部24eと入力部材41の中央部とは互いに重なった状態とされ、天板部24eの貫通孔24fと入力部材41の貫通孔41dには、カシメピン25が挿入されて、入力部材41を天板部24eに対してカシメピン25を中心に回転自在に固定している。即ち、カシメピン25は、その右側端で天板部24eを加締め結合しており、カシメピン25の左側の段部と天板部24eとの間に入力部材41を回転自在に挟持している。カシメピン25は、回転軸22の回転中心線上に位置しており、回転軸22のスプライン22aの内側には、カシメピン25を嵌合状態で受け入れるように嵌合穴22bが形成されている。従って、回転軸22は、カシメピン25を介して支持部材23とカバー24との間で、回転自在に支持されている。
入力部材41は、各端部がカバー24の開口部24a、24bからはみ出しており、上側両端の結合部41aが操作ハンドル20に結合されている。従って、操作ハンドル20が上下いずれかの方向に操作されると、入力部材41は、その操作方向にカシメピン25を中心として回転される。このように開口部24a、24bに入力部材41が挿入されることにより操作ハンドル20の回転操作角度が制限されている。
入力部材41の回転中心となる貫通孔41dより外周側には、貫通孔である結合部41cが形成されている。そして、この結合部41cには、カシメピン42により送り爪52が結合され、送り爪52は、入力部材41の左側面でカシメピン42を中心として揺動自在に結合されている。
送り爪52に隣接して爪車51が設けられており、爪車51は、その内周側に形成されたスプライン穴51aにより回転軸22のスプライン22aに回転方向で結合されている。そのため、爪車51と回転軸22とは同期して回転される。
送り爪52の後側端部には爪車51の爪と噛合する噛合部52aが形成され、前側端部にはカバー24の開口部24aに形成された係合部材24cに係合する係合部52bが形成されている。そして、送り爪52には、カシメピン42との間にばね42aが掛けられて、噛合部52aが爪車51の爪と噛合する側に常時付勢されている。爪車51及び送り爪52は、本発明の回転駆動機構50を構成している。
<回転制御装置21の構成(ロック機構30)>
支持部材23の右側面上で爪車31の周りには、一対のメインポール32及びサブポール34が爪車31の外周の爪に係合可能に並列配置されている。一対のメインポール32は、回転軸22を挟んで両側の前後位置に配置され、サブポール34は、一対のメインポール32の中間部に配置されている。一対のメインポール32及びサブポール34は、それぞれ支持部材23上に設けられ、一対のガイド部33、35により挟まれている。一対のメインポール32及びサブポール34は、一対のガイド部33、35により回転軸22の回転方向には移動を阻止され、回転軸22の半径方向には移動可能に保持されている。従って、一対のメインポール32及びサブポール34は、爪車31の爪に係合する位置とその係合を解除された位置とに移動可能とされている。一対のメインポール32及びサブポール34の外周側には、環状のリングばね36が配置され、各ポール32、34を爪車31の爪に係合する方向に常時付勢している。また、一対のメインポール32及びサブポール34の右側面には、係合突起32a、34aが突出形成されている。
支持部材23と中間部材61との間で、一対のメインポール32及びサブポール34を右側から被う位置には、ポール操作部材37が設けられている。ポール操作部材37は、各ポール32、34に対応して、その係合突起32a、34aを受け入れる案内溝37c、37fが形成されている。また、ポール操作部材37において、回転軸22を挟んで案内溝37fの反対側には、突部37aが回転軸22の半径方向に延びて形成されている。この突部37aのポール操作部材37への付け根部には、貫通孔である結合部37bが形成されている。
入力部材41の下側端部は、左方向に突出する突出ピン43がカシメ部43aにより結合部41bに結合されている。突出ピン43の先端部43bは、中間部材61を貫通してポール操作部材37の結合部37bを成す貫通孔に貫通して結合されている。従って、入力部材41が回転されると、突出ピン43を介してポール操作部材37が回転され、各ポール32、34を爪車31の爪に係合する位置と係合解除された位置とに移動させる。ポール操作部材37の回転により各ポール32、34を移動するため、案内溝37c、37fには、係合突部37d、37e、37g、37hが案内溝37c、37fの内側に向けてそれぞれ突出形成されている。
爪車31、ポール32、34、リングばね36、及びポール操作部材37は、本発明のロック機構30を構成している。
<回転制御装置21の構成(ストッパ70)>
爪車31の左側で、ピニオンギヤ18の右側には、回転軸22と同軸で、爪車31より小径で、且つピニオンギヤ18より大径とされた外周面部22cが形成されている。そして、その外周面部22cと爪車31の左側壁面とに跨って一体に突部71が形成されている。
一方、支持部材23の右側面で、ガイド部33、35の内径側には、回転軸22の外周面部22cに沿って円形の案内凹部73が支持部材23を左側に打出し成形して形成されている。案内凹部73は、2つの異なる径の円で形成されており、下側が上側に比べて径が大きくされている。その結果として、径の異なる円の境界部に段差が形成され、その段差部に当接面部73aが形成されている。
案内凹部73内には、環状に形成されたリング72が案内凹部73内で回転自在に嵌合されている。リング72は、外周面部22cの外周側に位置している。リング72の円周上の一部には、半径方向内側に突出して第1係合部72aが一体に形成され、半径方向外側に突出して第2係合部72bが一体に形成されている。図20のように、第1係合部72aは、リング72が回転されると、外周面部22c上を摺動して突部71と回転方向で係合するようにされている。また、第2係合部72bは、リング72が回転されると、案内凹部73の径の大きい側の円に沿って摺動して当接面部73aと回転方向で係合するようにされている。
<回転制御装置21の構成(ポール操作部材37の位置合わせ)>
支持部材23の下側部で、ポール操作部材37の突部37aに対向する位置には、全体として突部37aに対応する大きさの突部38が支持部材23の板材を左側から打出し成形して形成されている。また、中間部材61の右側面上にはリングばね62が設けられている。リングばね62は、一部が切り離されて開放されたリング形状で、内径を縮める側にばね力を付与されている。中間部材61の右側面上には、回転軸22と同心円上に一対の円弧壁61aが形成されており、リングばね62は、それらの円弧壁61aの外周側に保持されている。リングばね62の切り離し部に位置する開放端部は、左側(支持部材23側)に延設されて、延設端部62aがそれぞれ形成されている。各延設端部62aは、その先端(左側端)が支持部材23表面上に当接して、各延設端部62aの間に突部38及び突部37aを挟み込むようにされている。そのため、突部37aは、リングばね62のばね力により突部38に対向する位置に位置合わせされるように付勢されている。即ち、ポール操作部材37は、操作ハンドル20により回転操作されていない状態で、その回転角度が突部38と一致されて基準位置とされている。このときの操作ハンドル20の位置が中立位置となる。
<回転制御装置21の作用>
以下、図11〜22に基づいて回転制御装置21によるシートクッション2の高さ調整作用について説明する。
図11〜13は、操作ハンドル20が操作されず、入力部材41及びポール操作部材37が回転されていない、中立位置の状態を示す。このとき、図11のように、送り爪52は、ばね42aにより付勢されて噛合部52aが爪車51の爪に噛合した状態とされている。また、図12、13のように、メインポール32は、リングばね36に押圧されて爪車31に係合した状態にあり、その状態で係合突起32aに係合突部37dが係合して爪車31に係合した状態に維持されている。また、サブポール34は、係合突起34aが係合突部37gにより爪車31方向に押圧され、爪車31に係合している。従って、ロック機構30はロック状態とされ、爪車31は回転されず、シート1の高さは変更されない。
このように操作ハンドル20が中立位置にある状態では、ポール操作部材37の回転角度は突部37aが突部38に位置合わせされることにより精度良く基準位置に位置合わせされている。
図14〜16は、操作ハンドル20がシート上昇方向に第1角度U1だけ操作された状態を示す。このとき、図14のように、送り爪52は、噛合部52aが爪車51の爪に噛合した状態で爪車51を第1角度U1だけ回転させる。また、図15のように、ポール操作部材37も、突出ピン43の先端部43bを介して第1角度U1だけ回転される。ポール操作部材37が回転された結果、メインポール32の係合突起32aは係合突部37dにより押圧されなくなる。サブポール34の係合突起34aも係合突部37gにより押圧されなくなる。そのため、メインポール32及びサブポール34は、図16のように、リングばね36により爪車31に係合する方向に付勢された状態にある。この状態では、爪車51と共に矢印U方向に回転される爪車31は、メインポール32及びサブポール34の爪と係合することなく回転することができる。その結果、ピニオンギヤ18が回転され、シート1を第1角度U1に相当する量だけ上昇させる。
操作ハンドル20のシート上昇方向への操作が終了すると、メインポール32及びサブポール34は、リングばね36の付勢により爪車31に係合する。また、ポール操作部材37が中立位置に復帰されるため、ポール操作部材37の係合突部37d及び係合突部37gがメインポール32の係合突起32a及びサブポール34の係合突起34aに係合して爪車31をロックする。
図17〜19は、操作ハンドル20が中立位置からシート下降方向に第2角度D2だけ操作され、入力部材41及びポール操作部材37が、中立位置からシート下降方向に第2角度D2だけ回転された状態を示す。入力部材41が第2角度D2だけ回転されると、図17のように、送り爪52の係合部52bがカバー24の係合部材24cに係合し、送り爪52は、ばね42aの付勢力に抗して回転され、噛合部52aが爪車51の爪に噛み合った状態から離れる。従って、爪車51は送り爪52に駆動されない状態となる。
一方、ポール操作部材37が回転された結果、図18のように、メインポール32の係合突起32aは、係合突部37dにより押圧されなくなり、係合突部37eと係合される。そのため、メインポール32は、爪車31との係合が解除される。また、サブポール34の係合突起34aは、係合突部37gにより押圧されなくなり、係合突部37hの傾斜面に沿って移動される。そのため、サブポール34の爪車31との係合も解除される。従って、この状態では、図19のように、爪車31のロック状態は解除され、爪車31は、自由に回転可能な状態となる。その結果、ピニオンギヤ18が回転され、シート1は自重により下降される。このとき、ピニオンギヤ18に接続されたダンパ19が機能して、シート1の下降速度は適宜抑制される。
操作ハンドル20のシート下降方向への操作が終了すると、ポール操作部材37が中立位置に復帰されるため、メインポール32及びサブポール34は、リングばね36の付勢により爪車31に係合する。また、ポール操作部材37の係合突部37d及び係合突部37gがメインポール32の係合突起32a及びサブポール34の係合突起34aに係合して爪車31をロックする。
以上のとおり、シート1を上昇させるときは、操作ハンドル20を上昇方向に回転操作することにより、その操作量に応じて爪車51が回転されて、シート1が上昇される。上昇量が不足するときは、更に操作ハンドル20の回転操作を繰り返すことにより、追加でシート1を上昇させることができる。
爪車31及び回転軸22が回転されると、図20のように、突部71も回転される。その回転方向に対してリング72の第1係合部72aが後方に位置する間はリング72は回転されない。しかし、爪車31及び回転軸22の回転角度が大きくなって、第1係合部72aが突部71の前方にあって突部71に押圧される状態となると、リング72は爪車31及び回転軸22と共に回転されるようになる。やがて、シート1の高さが上限位置に達すると、図21のように、リング72の第2係合部72bが前側の当接面部73aに当接してリング72の回転は制限される。そのため、突部71も第1係合部72aによって回転できなくなり、爪車31及び回転軸22の回転が制限される。従って、ピニオンギヤ18が回転できなくなり、シート1の上昇が停止される。
シートを下降させるときは、操作ハンドル20を下降方向に回転操作することにより、メインポール32及びサブポール34による爪車31のロック状態が解除されて、シート1が下降される。
図22は、シート1の高さが下限位置に達した状態を示す。その直前まで、リング72は、その第1係合部72aが突部71に押圧されて図22にて時計廻りに回転されて、第2係合部72bが後側の当接面部73aに当接して回転を制限される。そのため、爪車31及び回転軸22の回転が制限され、ピニオンギヤ18が回転できなくなり、シート1の下降が停止される。
<回転制御装置21の組み付け>
図23、24は、回転制御装置21の組み付けの様子を示している。回転制御装置21の組み付けに際しては、図23、24のように、支持部材23に回転軸22、中間部材61、ロック機構30、爪車51等を組み付けて一つのサブアッシーとし、カバー24に入力部材41、送り爪52等を組み付けて更に一つのサブアッシーとする。その後、両サブアッシーを互いに組み付けて回転制御装置21の組み付けが行われる。
両サブアッシーの組み付けに際しては、支持部材23側のサブアッシーにカバー24側のサブアッシーが被せられて組み付けが行われるが、何もしないで、そのまま組み付けようとすると、送り爪52の噛合部52aが爪車51の爪に干渉して、組み付けを行うことができない。
そのため、図28のように、カバー24側のサブアッシーにおいて、入力部材41をシート下降方向に第5角度D5だけ回転操作して、送り爪52の噛合部52aを爪車51の爪に干渉しない位置まで移動させた状態で、支持部材23側のサブアッシーにカバー24側のサブアッシーを被せて組み付けを行う。このとき、送り爪52にはばね42aの付勢力が作用して、入力部材41を中立位置に戻す力が働いているが、ばね42aの付勢力は送り爪52を移動させるだけの付勢力で弱いものであるため、入力部材41をシート下降方向に回転操作して、その状態を維持する力は僅かで済む。そのため、支持部材23側のサブアッシーにカバー24側のサブアッシーを組み付ける作業は、送り爪52の噛合部52aが爪車51の爪に干渉しない状態で容易に行うことができる。
送り爪52にはばね42aの付勢力が作用しているため、サブアッシー状態で、送り爪52の係合部52bが係合部材24cに係合した状態では、入力部材41は、シート上昇方向に移動され易くなっている。また、入力部材41は、カバー24に対して回転自在とされているため、入力部材41の回転位置は特定できない。そのため、カバー24の係合部材24cは、送り爪52の係合部52bがどの位置で係合していても、入力部材41をシート下降方向へ操作すれば、必ず、係合部材24cに係合した送り爪52が、その噛合部52aを爪車51から離れる方向へ移動するように設定されている。図25〜27は、その様子を示しており、各図のように入力部材41の回転位置に係わらず、その位置からシート下降方向へ入力部材41を回転操作することにより、図28の位置へ移行することができる。即ち、係合部材24cは、シート下降方向へ入力部材41が操作されて、係合部52bが係合するとき、係合部52bの係合位置における接線xに対する法線yが、送り爪52の揺動中心と係合部52b側先端とを結ぶ直線zに対して、噛合部52aが爪車51の爪から離れる方向へ送り爪52が揺動する側に位置するように係合部52bと当接する全ての当接面が形成されている。
図28のように、入力部材41をシート下降方向へ回転操作した状態で、カバー24側のサブアッシーを支持部材23側のサブアッシーに組み付けるとき、支持部材23側のサブアッシーのロック機構30は、リングばね62の付勢力により中立位置とされ、ロック状態とされている。そのため、入力部材41の突出ピン43をポール操作部材37の結合部37bに結合するためには、カバー24を組み付け完了時の正規の固定位置からずらして、突出ピン43と結合部37bとの位相合わせを行って、支持部材23側のサブアッシーに被せる必要がある。図29〜31は、そのときの様子を示しており、入力部材41をシート下降方向へ回転操作した状態を維持したまま、カバー24の脚部24dの位置を仮想線で示す正規の位置から実線で示す位置に角度D6だけずらしてカバー24側のサブアッシーを支持部材23側のサブアッシーに被せている。このとき、突出ピン43が結合部37bに結合される。このことが可能となるように、カバー24の脚部24dが嵌る中間部材61の切欠部61bが角度D6だけ幅広に形成されている。
このようにしてカバー24側のサブアッシーを支持部材23側のサブアッシーに被せた後、入力部材41をシート下降方向へ操作している力を解除してカバー24の脚部24dが正規の位置(図29に仮想線で示す位置)となるように回転させて支持部材23に対して結合する。
<他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシート、若しくは映画館等に設置のシートに適用しても良い。
また、上記実施形態では、カバー24内での入力部材41の回転位置に係わらず、入力部材41をシート下降方向へ操作すれば、送り爪52の噛合部52aが爪車51から離れる方向に揺動するように、係合部材24cの送り爪52との当接面を形成した。しかし、送り爪52の噛合部52aが爪車51から離れる方向への送り爪52の揺動角度を規制することにより、入力部材41の回転位置に係わらず、入力部材41をシート下降方向へ操作すれば、噛合部52aが爪車51から離れる方向に送り爪52を揺動させることもできる。即ち、送り爪52の噛合部52aが爪車51側に大きく揺動するように係合部材24cが形成されていたとしても、そのような送り爪52の揺動が規制され、且つ図28の位置で送り爪52の係合部52bが係合部材24cと当接する構成とされていれば、入力部材41の回転位置に係わらず、入力部材41をシート下降方向へ操作することに応じて、噛合部52aが爪車51から離れる方向に送り爪52を揺動させることができる。なお、その場合において、規制される送り爪52の揺動角度は、送り爪52の噛合部52aが爪車51の爪に噛み合う位置まで揺動される角度とされ、それより更に爪車51側へ揺動することが規制されればよい。
上記実施形態では、係合部材24cは、カバー24の一部により形成されているが、カバー24と別部材により構成してもよい。
更に、上記実施形態では、入力部材41はカバー24と結合されてサブアッシー化されているが、サブアッシー化されず、個別に組み付けられる構成としてもよい。
1 自動車用シート(シート)
2 シートクッション
3 シートバック
4 フロア
5 ロアレール
6 アッパレール
7 ブラケット
8 シートスライド装置
10 リフタ装置
11 リンク部材
11a 前方リンク
11b 後方リンク
12 リンク機構
13 サイドフレーム
13a 貫通孔
14 ベース部材
16 セクタギヤ(入力ギヤ)
17 トルクロッド
18 ピニオンギヤ
19 ダンパ
20 操作ハンドル
21 回転制御装置
22 回転軸
22a スプライン
22b 嵌合穴
22c 外周面部
23 支持部材
23a 貫通孔
23b リベット
24 カバー
24a、24b 開口部
24c 係合部材
24d 脚部
24e 天板部
24f 貫通孔
25 カシメピン
30 ロック機構
31 爪車
32 メインポール(ポール)
32a 係合突起
33、35 ガイド部
34 サブポール(ポール)
34a 係合突起
36 リングばね
37 ポール操作部材
37a 突部
37b 結合部
37c 案内溝
37d、37e 係合突部
37f 案内溝
37g、37h 係合突部
38 突部
41 入力部材
41a、41b、41c 結合部
41d 貫通孔
42 カシメピン
42a ばね
43 突出ピン
43a カシメ部
43b 先端部
50 回転駆動機構
51 爪車
51a スプライン穴
52 送り爪
52a 噛合部
52b 係合部
61 中間部材
61a 円弧壁
61b 切欠部
62 リングばね
62a 延設端部
70 ストッパ
71 突部
72 リング
72a 第1係合部
72b 第2係合部
73 案内凹部
73a 当接面部

Claims (5)

  1. シートを昇降動作させるリンク機構の入力ギヤに噛合するピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤの回転を制御する回転制御装置とを備え、
    前記回転制御装置は、
    前記ピニオンギヤに同期して回転する回転軸と、
    前記回転軸を回転自在に支持する支持部材と、
    前記回転軸に設けられ、前記シートを昇降動作させるための操作ハンドルを含む入力部材が前記シートを上昇させるように操作されると前記回転軸を上昇方向に回転駆動し、前記入力部材が前記シートを下降させるように操作されると前記回転軸を回転駆動せず自由回転状態とする回転駆動機構と、
    前記回転軸に設けられ、前記入力部材が前記シートを上昇させるように操作されると前記入力部材の操作終了位置で前記回転軸の回転をロックし、前記入力部材が前記シートを下降させるように操作されると前記回転軸の回転をロックせず自由回転状態とするロック機構とを備え、
    前記回転駆動機構は、
    前記回転軸と一体に回転するように固定され、外周に複数の爪を連続して設けた爪車と、
    前記シートを上昇させるとき、ばね付勢により該爪車の爪と噛合部が噛み合った状態で前記入力部材の操作により移動されて前記爪車ととともに前記回転軸を回転駆動する送り爪と、
    前記シートを下降させるとき、前記入力部材の操作により前記送り爪が移動されると、前記送り爪の噛合部を前記爪車の爪から引き離す方向へ揺動させるように前記送り爪の係合部と係合する係合部材とを備え、
    前記係合部材は、
    前記送り爪を前記回転駆動機構として組み付ける際に、前記入力部材を前記シートが下降する方向へ操作することにより前記送り爪が移動されると、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動されるように形成されているリフタ装置。
  2. 請求項1において、
    前記係合部材は、
    前記送り爪を前記回転駆動機構として組み付ける際に、前記送り爪の係合部が係合し得る全域に連続して設けられ、
    しかも、前記入力部材を前記シートが下降する方向へ操作することにより前記送り爪が移動されると、前記係合部の係合位置に係わらず、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動されるように形成されているリフタ装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記係合部材は、
    前記シートを下降させる方向へ前記入力部材を操作して、前記係合部に係合するとき、その係合位置における接線に対する法線が、前記送り爪の揺動中心と前記係合部側先端とを結ぶ直線に対して、前記噛合部が前記爪車の爪から離れる方向へ前記送り爪が揺動する側に位置するように前記係合部と当接する全ての当接面が形成されているリフタ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記回転駆動機構を覆うように前記支持部材に固定されるカバーを備え、
    前記入力部材は、前記カバーに回転自在に結合されており、
    前記送り爪は、前記入力部材に揺動自在に結合されており、
    前記係合部材は、前記カバーの一部を切り欠いて形成されているリフタ装置。
  5. 請求項4において、
    前記送り爪を前記入力部材と共に前記回転駆動機構として組み付ける際、前記入力部材が、前記シートを下降させる方向に操作されている状態で、前記ロック機構がロックされた中立位置にある前記回転駆動機構に組付可能となるように、前記カバーが前記支持部材上の組み付け完了位置に対して前記入力部材の操作方向と逆方向に同じ角度だけ回転可能に構成されているリフタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021035844A1 (zh) * 2019-08-30 2021-03-04 湖北航嘉麦格纳座椅系统有限公司 一种汽车座椅及其高度调节器

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