JP2019084702A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 Download PDF

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祐樹 山村
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直弘 冨田
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俊輔 山▲崎▼
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Abstract

【課題】精確にインクの温度を検出することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体の流路が設けられ、前記流路の内側を流れる前記液体に接触可能に設けられた高熱伝導部と、前記高熱伝導部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低熱伝導部とを有する流路部材と、前記流路の外側に設けられ、前記高熱伝導部に取り付けられた温度検知素子と、前記液体が噴射される液体噴射部とを備えている。【選択図】図8

Description

本開示は、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置に関する。
液体噴射記録装置の1つとして、記録紙等の被記録媒体にインク(液体)を吐出(噴射)して画像や文字等の記録を行う、インクジェット方式の記録装置が提供されている。この方式の液体噴射記録装置では、インクタンクからインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)へインクを供給し、このインクジェットヘッドのノズル孔から被記録媒体に対してインクを吐出することで、画像や文字等の記録が行われるようになっている。
インクジェット方式の記録装置では、ノズル孔から吐出されるインクの温度制御がなされている(例えば、特許文献1参照)。インクの粘度が温度によって変化するためである。インクの粘度が吐出速度に影響を及ぼす。
特開昭62−193835号公報
このようなインクジェット方式の記録装置では、ノズル孔から吐出されるインクの温度を精確に検出することが求められている。したがって、精確にインクの温度を検出することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体の流路が設けられ、流路の内側を流れる液体に接触可能に設けられた高熱伝導部と、高熱伝導部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低熱伝導部とを有する流路部材と、流路の外側に設けられ、高熱伝導部に取り付けられた温度検知素子と、液体が噴射される液体噴射部とを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置は、上記本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置によれば、精確にインクの温度を検出することが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 図1に示した循環機構を模式的に表すブロック図である。 図1に示したインクジェットヘッドの構成を表す模式側面図である。 図3に示したノズルプレート、アクチュエータプレートおよびカバープレートのそれぞれの構成を表す斜視図である。 図4に示したアクチュエータプレートの構成を表す平面図である。 図3に示した流路プレートの構成を表す平面図である。 図3に示した流路部材の構成を模式的に表す斜視図である。 図7に示した流路部材の構成を模式的に表す背面図である。 図7に示した流路部材の構成を模式的に表す側面図である。 図7に示したX−X’線に沿った断面構成を模式的に表す図である。 図7に示した流路部材に温度検知素子を取り付ける工程を表す斜視図である。 図11Aに続く工程を表す斜視図である。 図11Bに続く工程を表す斜視図である。 図11Cに続く工程を表す斜視図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.実施の形態>
[プリンタ1の全体構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ1の概略構成例を、模式的に斜視図にて表したものである。このプリンタ1は、後述するインク9を利用して、被記録媒体としての記録紙Pに対して、画像や文字等の記録(印刷)を行うインクジェットプリンタである。
プリンタ1は、図1に示したように、一対の搬送機構2a,2bと、インクタンク3と、インクジェットヘッド4と、循環機構5と、走査機構6とを備えている。これらの各部材は、所定形状を有する筺体10内に収容されている。なお、本明細書の説明に用いられる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
ここで、プリンタ1は、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例に対応し、インクジェットヘッド4(後述するインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4B)は、本開示における「液体噴射ヘッド」の一具体例に対応している。また、インク9は、本開示における「液体」の一具体例に対応している。
搬送機構2a,2bはそれぞれ、図1に示したように、記録紙Pを搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送する機構である。これらの搬送機構2a,2bはそれぞれ、グリッドローラ21、ピンチローラ22および駆動機構(不図示)を有している。グリッドローラ21およびピンチローラ22はそれぞれ、Y軸方向(記録紙Pの幅方向)に沿って延設されている。駆動機構は、グリッドローラ21を軸周りに回転させる(Z−X面内で回転させる)機構であり、例えばモータ等によって構成されている。
(インクタンク3)
インクタンク3は、インク9を内部に収容するタンクである。このインクタンク3としては、この例では図1に示したように、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(B)の4色のインク9を個別に収容する、4種類のタンクが設けられている。すなわち、イエローのインク9を収容するインクタンク3Yと、マゼンダのインク9を収容するインクタンク3Mと、シアンのインク9を収容するインクタンク3Cと、ブラックのインク9を収容するインクタンク3Bとが設けられている。これらのインクタンク3Y,3M,3C,3Bは、筺体10内において、X軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクタンク3Y,3M,3C,3Bはそれぞれ、収容するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクタンク3と総称して説明する。
(インクジェットヘッド4)
インクジェットヘッド4は、後述する複数のノズル(ノズル孔H1)から記録紙Pに対して液滴状のインク9を噴射(吐出)して、画像や文字等の記録を行うヘッドである。このインクジェットヘッド4としても、この例では図1に示したように、上記したインクタンク3Y,3M,3C,3Bにそれぞれ収容されている4色のインク9を個別に噴射する、4種類のヘッドが設けられている。すなわち、イエローのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Yと、マゼンダのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Mと、シアンのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Cと、ブラックのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Bとが設けられている。これらのインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bは、筺体10内において、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bはそれぞれ、利用するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクジェットヘッド4と総称して説明する。また、このインクジェットヘッド4の詳細構成については、後述する(図3)。
(循環機構5)
循環機構5は、インクタンク3内とインクジェットヘッド4内との間でインク9を循環させるための機構であり、インク9の循環流路50を含んで構成されている。
図2は、循環機構5の構成を模式的に表している。循環機構5の循環流路50は、例えば、インクタンク3からインクジェットヘッド4へと至る部分である流路50aと、インクジェットヘッド4からインクタンク3へと至る部分である流路50bとを有している。言い換えると、流路50aは、インクタンク3からインクジェットヘッド4へと向かって、インク9が流れる流路である。また、流路50bは、インクジェットヘッド4からインクタンク3へと向かって、インク9が流れる流路である。流路50aは、インクジェットヘッド4の導入口51aに連通しており、流路50aを流れるインク9は導入口51aを介してインクジェットヘッド4に導入されるようになっている。流路50bは、インクジェットヘッド4の排出口51bに連通しており、インクジェットヘッド4から排出口51bを介してインク9は流路50bに排出されるようになっている。流路50a,50b(インク9の供給チューブ)はそれぞれ、可撓性を有するフレキシブルホースにより構成されている。
循環機構5は、加圧ポンプ52aおよび吸引ポンプ52bを有している。加圧ポンプ52aは流路50aに設けられ、流路50a内を加圧してインク9をインクジェットヘッド4に送りだすものである。吸引ポンプ52bは流路50bに設けられ、流路50b内を減圧してインク9をインクジェットヘッド4から吸引している。
(走査機構6)
走査機構6は、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って、インクジェットヘッド4を走査させる機構である。この走査機構6は、図1に示したように、Y軸方向に沿って延設された一対のガイドレール61a,61bと、これらのガイドレール61a,61bに移動可能に支持されたキャリッジ62と、このキャリッジ62をY軸方向に沿って移動させる駆動機構63と、を有している。また、駆動機構63は、ガイドレール61a,61bの間に配置された一対のプーリ631a,631bと、これらのプーリ631a,631b間に巻回された無端ベルト632と、プーリ631aを回転駆動させる駆動モータ633と、を有している。
プーリ631a,631bはそれぞれ、Y軸方向に沿って、各ガイドレール61a,61bにおける両端付近に対応する領域に配置されている。無端ベルト632には、キャリッジ62が連結されている。このキャリッジ62は、前述した4種類のインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bを載置する平板状の基台62aと、この基台62aから垂直(Z軸方向)に立ち上げられた壁部62bとを有している。基台62a上には、インクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bが、Y軸方向に沿って並んで載置されている。
なお、このような走査機構6と前述した搬送機構2a,2bとにより、インクジェットヘッド4と記録紙Pとを相対的に移動させる、移動機構が構成されるようになっている。
[インクジェットヘッド4の詳細構成]
次に、図1に加えて図3を参照して、インクジェットヘッド4の詳細構成例について説明する。図3は、インクジェットヘッド4の断面構成例(Z−X断面図)を、模式的に表したものである。
本実施の形態のインクジェットヘッド4は、例えば、後述する複数のチャネル(チャネルC1)の延在方向(Y軸方向)の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドである。また、このインクジェットヘッド4は、前述した循環機構5(循環流路50)を用いることで、インクタンク3との間でインク9を循環させて利用する、循環式のインクジェットヘッドである。
インクジェットヘッド4は、ヘッドチップ41、流路部材42a,42b、温度検知素子43および流路プレート44を備えている。なお、ヘッドチップ41および流路プレート44が、本開示における「液体噴射部」の一具体例に対応する。
(ヘッドチップ41)
ヘッドチップ41は、インク9をZ軸方向に沿って噴射する部材であり、以下で説明する各種のプレートを用いて構成されている。
図4は、図3に示したヘッドチップ41の分解斜視図であり、図5は、図4に示したノズルプレート411(後出)を取り外した状態におけるインクジェットヘッド4の構成例を、模式的に底面図(X−Y底面図)で表したものである。ヘッドチップ41は、ノズルプレート(噴射孔プレート)411、アクチュエータプレート412およびカバープレート413を主に備えている。このヘッドチップ41は、流路プレート44に積層されており、流路プレート44から遠い順に、ノズルプレート411、アクチュエータプレート412およびカバープレート413の順に配置されている。これらノズルプレート411、アクチュエータプレート412およびカバープレート413は、例えば接着剤等を用いて互いに貼り合わされており、Z軸方向に沿ってこの順に積層されている。
(ノズルプレート411)
ノズルプレート411は、例えば金属材料により構成されており、50μm程度の厚みを有している。このノズルプレート411は、図3に示したように、アクチュエータプレート412の下面に接着層(図示せず)により接着されている。また、図4に示したように、このノズルプレート411には、X軸方向に沿ってそれぞれ延在する、2列のノズル列410が設けられている。これらの2列のノズル列410同士は、Y軸方向に沿って所定の間隔をおいて配置されている。このように、本実施の形態のインクジェットヘッド4は、2列タイプのインクジェットヘッドとなっている。
ノズル列410の一方は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて一直線上に並んで形成された、複数のノズル孔H1を有している。これらのノズル孔H1はそれぞれ、ノズルプレート411をその厚み方向(Z軸方向)に沿って貫通しており、例えば後述するアクチュエータプレート412における吐出チャネルC1e内に連通している。具体的には図4に示したように、各ノズル孔H1は、吐出チャネルC1e上においてY軸方向に沿った中央部に位置するように形成されている。また、ノズル孔H1におけるX軸方向に沿った形成ピッチは、吐出チャネルC1eにおけるX軸方向に沿った形成ピッチと同一(同一ピッチ)となっている。このようなノズル列410内のノズル孔H1からは、詳細は後述するが、吐出チャネルC1e内から供給されるインク9が吐出(噴射)されるようになっている。
ノズル列410の他方も同様に、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて一直線上に並んで形成された、複数のノズル孔H2を有している。これらのノズル孔H2もそれぞれ、ノズルプレート411をその厚み方向に沿って貫通しており、後述するアクチュエータプレート412における吐出チャネルC2e内に連通している。具体的には図4に示したように、各ノズル孔H2は、吐出チャネルC2e上においてY軸方向に沿った中央部に位置するように形成されている。また、ノズル孔H2におけるX軸方向に沿った形成ピッチは、吐出チャネルC2eにおけるX軸方向に沿った形成ピッチと同一となっている。このようなノズル列410内のノズル孔H2からも、詳細は後述するが、吐出チャネルC2e内から供給されるインク9が吐出されるようになっている。
なお、これらのノズル孔H1,H2はそれぞれ、下方に向かうに従って漸次縮径するテーパ状の貫通孔となっている。
(アクチュエータプレート412)
アクチュエータプレート412は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により構成されたプレートである。アクチュエータプレート412は、例えば、分極方向がZ方向で異なる2つの圧電基板を積層して形成されている(いわゆるシェブロンタイプ)。アクチュエータプレート412は、分極方向が厚み方向(Z方向)に沿って一方向に設定されている1つの圧電基板により形成されていてもよい(いわゆるカンチレバータイプ)。また、図5に示したように、アクチュエータプレート412には、X軸方向に沿ってそれぞれ延在する、2列のチャネル列(チャネル列4121,4122)が設けられている。これらのチャネル列4121,4122同士は、Y軸方向に沿って所定の間隔をおいて配置されている。
このようなアクチュエータプレート412では、図5に示したように、X軸方向に沿った中央部(チャネル列4121,4122の形成領域)に、インク9の吐出領域(噴射領域)A1が設けられている。一方、アクチュエータプレート412において、X軸方向に沿った両端部(チャネル列4121,4122の非形成領域)には、インク9の非吐出領域(非噴射領域)A2が設けられている。この非吐出領域A2は、吐出領域A1に対して、X軸方向に沿った外側に位置している。なお、アクチュエータプレート42におけるY軸方向に沿った両端部はそれぞれ、尾部420を構成している。
上記したチャネル列4121は、図4および図5に示したように、Y軸方向に沿って延在する複数のチャネルC1を有している。これらのチャネルC1は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、並んで配置されている。各チャネルC1は、圧電体(アクチュエータプレート412)からなる駆動壁Wdによってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている(図4参照)。
チャネル列4122も同様に、Y軸方向に沿って延在する複数のチャネルC2を有している。これらのチャネルC2は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、並んで配置されている。各チャネルC2もまた、上記した駆動壁Wdによってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている。
ここで、図4および図5に示したように、チャネルC1には、インク9を吐出させるための吐出チャネルC1eと、インク9を吐出させないダミーチャネルC1dとが存在している。チャネル列4121において、これらの吐出チャネルC1eとダミーチャネルC1dとは、X軸方向に沿って交互に配置されている。各吐出チャネルC1eは、ノズルプレート411におけるノズル孔H1と連通している一方、各ダミーチャネルC1dはノズル孔H1には連通しておらず、ノズルプレート411の上面によって下方から覆われている。
同様に、チャネルC2には、インク9を吐出させるための吐出チャネルC2eと、インク9を吐出させないダミーチャネルC2dとが存在している。チャネル列4122において、これらの吐出チャネルC2eとダミーチャネルC2dとは、X軸方向に沿って交互に配置されている。各吐出チャネルC2eは、ノズルプレート411におけるノズル孔H2と連通している一方、各ダミーチャネルC2dはノズル孔H2には連通しておらず、ノズルプレート411の上面によって下方から覆われている。
また、図5に示したように、チャネルC1における吐出チャネルC1eおよびダミーチャネルC1dは、チャネルC2における吐出チャネルC2eおよびダミーチャネルC2dに対し、互い違いとなるように配置されている。したがって、本実施の形態のインクジェットヘッド4では、チャネルC1における吐出チャネルC1eと、チャネルC2における吐出チャネルC2eとが、千鳥状に配置されている。なお、図4に示したように、アクチュエータプレート412において、ダミーチャネルC1d,C2dに対応する部分には、ダミーチャネルC1d,C2dにおけるY軸方向に沿った外側端部に連通する、浅溝部Ddが形成されている。
ここで、図4に示したように、上記した駆動壁Wdにおける対向する内側面にはそれぞれ、Y軸方向に沿って延在する駆動電極Edが設けられている。この駆動電極Edには、吐出チャネルC1e,C2eに面する内側面に設けられたコモン電極Edcと、ダミーチャネルC1d,C2dに面する内側面に設けられたアクティブ電極Edaとが存在している。なお、このような駆動電極Ed(コモン電極Edcおよびアクティブ電極Eda)は、駆動壁の内側面上において、深さ方向(Z軸方向)の全体にわたって形成されている。
同一の吐出チャネルC1e(または吐出チャネルC2e)内で対向する一対のコモン電極Edc同士は、コモン端子(不図示)において互いに電気的に接続されている。また、同一のダミーチャネルC1d(またはダミーチャネルC2d)内で対向する一対のアクティブ電極Eda同士は、互いに電気的に分離されている。一方、吐出チャネルC1e(または吐出チャネルC2e)を介して対向する一対のアクティブ電極Eda同士は、アクティブ端子(不図示)において互いに電気的に接続されている。
ここで、前述した尾部420においては、図4に示したように、駆動電極Edとインクジェットヘッド4における制御部(不図示)との間を電気的に接続する、フレキシブルプリント基板414が実装されている。このフレキシブルプリント基板414に形成された配線パターン(不図示)は、上記したコモン端子およびアクティブ端子に対して電気的に接続されている。これにより、フレキシブルプリント基板414を介して、制御部から各駆動電極Edに対して、駆動電圧が印加されるようになっている。
(カバープレート413)
カバープレート413は、アクチュエータプレート412における各チャネルC1,C2(各チャネル列4121,4122)を閉塞するように配置されている。具体的には、このカバープレート413は、アクチュエータプレート412の上面に接着されており、板状構造となっている。
カバープレート413には、図4に示したように、一対の入口側共通インク室431a,432aと、一対の出口側共通インク室431b,432bとが、それぞれ形成されている。具体的には、入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bはそれぞれ、アクチュエータプレート412におけるチャネル列4121(複数のチャネルC1)に対応する領域に形成されている。また、入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bはそれぞれ、アクチュエータプレート412におけるチャネル列4122(複数のチャネルC2)に対応する領域に形成されている。
入口側共通インク室431aは、各チャネルC1におけるY軸方向に沿った内側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この入口側共通インク室431aにおいて、各吐出チャネルC1eに対応する領域には、カバープレート413をその厚み方向(Z軸方向)に沿って貫通する、供給スリットSaが形成されている。同様に、入口側共通インク室432aは、各チャネルC2におけるY軸方向に沿った内側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この入口側共通インク室432aにおいて、各吐出チャネルC2eに対応する領域にも、上記した供給スリットSaが形成されている。
出口側共通インク室431bは、図4に示したように、各チャネルC1におけるY軸方向に沿った外側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この出口側共通インク室431bにおいて、各吐出チャネルC1eに対応する領域には、カバープレート413をその厚み方向に沿って貫通する、排出スリットSbが形成されている。同様に、出口側共通インク室432bは、各チャネルC2におけるY軸方向に沿った外側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この出口側共通インク室432bにおいて、各吐出チャネルC2eに対応する領域にも、上記した排出スリットSbが形成されている。
このようにして、入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bはそれぞれ、供給スリットSaおよび排出スリットSbを介して各吐出チャネルC1eに連通する一方、各ダミーチャネルC1dには連通していない。すなわち、各ダミーチャネルC1dは、これら入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bにおける底部によって、閉塞されるようになっている。
同様に、入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bはそれぞれ、供給スリットSaおよび排出スリットSbを介して各吐出チャネルC2eに連通する一方、各ダミーチャネルC2dには連通していない。すなわち、各ダミーチャネルC2dは、これら入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bにおける底部によって、閉塞されるようになっている。
(流路プレート44)
図6は、図3に示した流路プレート44の平面構成を表している。
ただし、図6では、ノズルプレート411と流路プレート44との位置関係を分かりやすくするために、複数のノズル孔H(H1,H2)、2列のノズル列410、複数のチャネルC(C1,C2)およびチャネル列(4121,4122)を破線で示している。
流路プレート44は、例えば、図6に示したように、複数のチャネルCに供給されるインク9の流路440を有している。この流路440は、インク9を通過させるための貫通溝であり、各チャネル列4121,4122の延在方向と同様の方向(X軸方向)に延在している。
特に、流路440は、例えば、インク9を通過させる複数の導入流路441および複数の排出流路442を有している。具体的には、流路440は、例えば、チャネル列4121に対応する位置に設けられた導入流路441aおよび排出流路442aと、チャネル列4122に対応する位置に設けられた導入流路441bおよび排出流路442bとを含んでいる。チャネル列4121に含まれている複数のチャネルC1においてインク9の噴射に起因して圧力波が発生しても、その圧力波がチャネル列4122に含まれている複数のチャネルC2に及びにくくなるからである。これにより、複数のノズル孔Hからインク9が安定に噴射される。また、流路440におけるインク9の総流量(循環量)が大きくなるからである。これにより、高粘度のインク9も十分かつ安定に循環される。
導入流路441aおよび排出流路442aは、一方のノズル列410およびチャネル列4121のそれぞれと重なるように配置されている。導入流路441aは、複数のチャネルC1にインク9を導入する導入口であると共に、排出流路442aは、複数のチャネルC1からインク9を排出させる排出口である。すなわち、インク9は、導入流路441aを経由して複数のチャネルC1に導入されたのち、その複数のチャネルC1から排出流路442aを経由して排出される。
一方のノズル列410は、導入流路441aと排出流路442aとの間に配置されているため、導入流路441aと排出流路442aとは、Y軸方向においてノズル列410を介して互いに離間されている。導入流路441aは、例えば、Y軸方向において排出流路442aよりも内側に配置されている。
導入流路441bおよび排出流路442bは、他方のノズル列410およびチャネル列4122のそれぞれと重なるように配置されている。導入流路441bは、複数のチャネルC2にインク9を導入する導入口であると共に、排出流路442bは、複数のチャネルC2からインク9を排出させる排出口である。すなわち、インク9は、導入流路441bを経由して複数のチャネルC2に導入されたのち、その複数のチャネルC2から排出流路442bを経由して排出される。
他方のノズル列410は、導入流路441bと排出流路442bとの間に配置されているため、導入流路441bと排出流路442bとは、Y軸方向においてノズル列410を介して互いに離間されている。導入流路441bは、例えば、Y軸方向において排出流路442bよりも内側に配置されている。
このような流路プレート44に設けられた流路440には、前述した循環機構5における導入口51a,排出口51bが接続されている。具体的には、導入流路441a,441bに導入口51aが接続され、排出流路442a,442bに排出口51bが接続されている。
(流路部材42a,42b)
流路部材42a,42bは、例えば屈曲したパイプ状の部品であり、流路プレート44上に設けられている。流路部材42aには導入口51aおよび、導入口51aと流路プレート44(導入流路441a,441b)との間のインク9の流路が設けられている。流路部材42bには流路プレート44(排出流路442a,442b)と排出口51bとの間のインク9の流路および、排出口51bが設けられている。即ち、流路部材42aは、流路50aから流路プレート44に至る間の流路の接続部分であり、流路部材42bは、流路プレート44から流路50bに至る間の流路の接続部分である。パイプ状の流路部材42a,42bの内側(流路の内側)をインク9が流れるようになっている。流路部材42aには、温度検知素子43が取り付けられている。
図7〜図9では、温度検知素子43の設置箇所(図8の破線)を示しつつ、流路部材42aの構成を表している。図7は流路部材42aの構成を表す斜視図である。ここでは、流路部材42aの導入口51aが設けられた面(Y−Z平面)を正面、正面と対向する面を背面、正面および背面をつなぐ面(X-Z平面)を側面とする。図8は流路部材42aの背面図(Y−Z背面図)であり、図9は流路部材42aの側面図(X-Z側面図)である。インク9は、例えば、流路部材42aの導入口51aにX軸方向に沿って流入し、流路部材42aに設けられた流路の内側(流路部材42aの内側)を流れた後、流路部材42aからZ軸方向に沿って流出する。
流路部材42aは、低熱伝導部421および高熱伝導部422を含んでいる。
低熱伝導部421は、流路部材42aの大部分を構成している。例えば、流路部材42aは、背面の一部(高熱伝導部422)を除き、低熱伝導部421により構成されている。この低熱伝導部421は、高熱伝導部422の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有している。これにより、流路部材42aの内側を、低熱伝導部421に接触して流れるインク9の熱放出を抑え、インク9の温度を維持することができる。低熱伝導部421を構成する材料は、加工性に優れていることが好ましい。低熱伝導部421を構成する材料として、例えばPPS(Poly Phenylene Sulfide)などの樹脂材料が挙げられる。
低熱伝導部421は、流路部材42aの背面に所定の高さ(X軸方向の大きさ)で立設された壁部分423を有している。壁部分423は、高熱伝導部422を囲むように略U字状に設けられている。このような壁部分423は、温度検知素子43が配置されるポケット状の収容部を構成している。この収容部の底面が高熱伝導部422である。
高熱伝導部422は、低熱伝導部421の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、流路部材42aの背面の一部を構成している。インク9の熱放出を抑えるため、高熱伝導部422はできるだけ小さくすることが好ましい。高熱伝導部422は、低熱伝導部421の壁部分423で囲まれている。この高熱伝導部422の内側の面は、流路部材42aの内側を流れるインク9に接触する。本実施の形態では、高熱伝導部422のインク9に接する面と反対の面に温度検知素子43が取り付けられている。即ち、高熱伝導部422の内側の面(流路の内側)がインク9に接し、高熱伝導部422の外側の面(流路の外側)に温度検知素子43が取り付けられている。したがって、温度検知素子43は、高熱伝導部422を介してインク9の温度を検出する。詳細は後述するが、これにより、流路部材42aの内側を流れるインク9の温度を精確に検出することが可能となる。
高熱伝導部422を構成する材料は、インク9に接するため、耐食性を有することが好ましい。高熱伝導部422を構成する材料として、例えばステンレス鋼(SUS:Steel Use Stainless)材およびチタン(Ti)などの金属材料が挙げられる。高熱伝導部422は、ナイロン等の樹脂材料を用いて構成するようにしてもよい。高熱伝導部422は、低熱伝導部421と一体成形されていることが好ましい。高熱伝導部422の構成材料が低熱伝導部421の構成材料と異なるとき、例えば、高熱伝導部422および低熱伝導部421は2色成形されている。これにより、高熱伝導部422と低熱伝導部421との接合部の耐圧性および耐久性を向上させることが可能となる。
(温度検知素子43)
温度検知素子43は、壁部分423で囲まれたポケット状の収容部に配置され、高熱伝導部422の外側の面に取り付けられている。壁部分423で囲まれた部分に温度検知素子43を設けることにより、温度検知素子43が安定して固定される。壁部分423は低熱伝導部421により構成されているので、温度検知素子43の検知温度は、壁部分423の外側の温度の影響を受けにくくなる。温度検知素子43は、例えば、サーミスタにより構成されている。インク9の粘度は温度によって変化する。このため、温度検知素子43を用いて、インク9の温度管理を行うことにより、インク9の粘度が調整され、吐出速度を安定化させることができる。
図10は、図7に示したX−X’線に沿った断面(X−Z断面)構成を模式的に表している。温度検知素子43は、高熱伝導部422に第1接着剤45により固定されており、温度検知素子43の高熱伝導部422との接着面以外の部分は第2接着剤46により覆われている。第1接着剤45は、インク9から高熱伝導部422を介した温度検知素子43への熱伝導を妨げない程度の熱伝導性を有している。第1接着剤45は、壁部分423で囲まれたポケット状の収容部に設けられているので、壁部分423の外側に漏れ出しにくい。温度検知素子43と高熱伝導部422との間には、第1接着剤45のみが設けられ、他の部品等が存在しないことが好ましい。
第2接着剤46は、周囲の環境温度が温度検知素子43に影響を及ぼすのを抑えるためのものであり、第2接着剤46の熱伝導率は、第1接着剤45の熱伝導率よりも低いことが好ましい。第2接着剤46は、温度検知素子43の高熱伝導部422との接着面以外の少なくとも一部に接していればよい。第1接着剤45には、例えば高熱伝導性シリコン系接着剤等を用いることができ、第2接着剤46には、例えばエポキシ樹脂系接着剤等を用いることができる。
図11A〜図11Dは、温度検知素子43の流路部材42aへの取り付け方法を順に表したものである。
まず、図11Aに示したように、低熱伝導部421および高熱伝導部422を一体成形した流路部材42aを形成する。流路部材42aの背面には、高熱伝導部422を囲む壁部分423を形成しておく。
次に、図11Bに示したように、高熱伝導部422の外側の面に第1接着剤45を塗布する。このとき、第1接着剤45を、壁部分423で囲まれた領域内に塗布するので、壁部分423の外側への第1接着剤45の漏れが抑えられる。流路部材42aの導入口51aには、流路50aと接続するための接続部材47を取り付ける。
第1接着剤45を塗布した後、図11Cに示したように、第1接着剤45により温度検知素子43を高熱伝導部422に固定する。その後、図11Dに示したように、温度検知素子43を第2接着剤46で覆う。このようにして、温度検知素子43が流路部材42aに取り付けられる。
[動作および作用・効果]
(A.プリンタ1の基本動作)
このプリンタ1では、以下のようにして、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。なお、初期状態として、図1に示した4種類のインクタンク3(3Y,3M,3C,3B)にはそれぞれ、対応する色(4色)のインク9が十分に封入されているものとする。また、インクタンク3内のインク9は、循環機構5を介してインクジェットヘッド4内に充填された状態となっている。
このような初期状態において、プリンタ1を作動させると、搬送機構2a,2bにおけるグリッドローラ21がそれぞれ回転することで、グリッドローラ21とピンチローラ22と間に、記録紙Pが搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送される。また、このような搬送動作と同時に、駆動機構63における駆動モータ633が、プーリ631a,631bをそれぞれ回転させることで、無端ベルト632を動作させる。これにより、キャリッジ62がガイドレール61a,61bにガイドされながら、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って往復移動する。そしてこの際に、各インクジェットヘッド4(4Y,4M,4C,4B)によって、4色のインク9を記録紙Pに適宜吐出させることで、この記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作がなされる。
(B.インクジェットヘッド4における詳細動作)
続いて、図1および図3を参照して、インクジェットヘッド4における詳細動作(インク9の噴射動作)について説明する。すなわち、本実施の形態のインクジェットヘッド4では、以下のようにして、せん断(シェア)モードを用いたインク9の噴射動作が行われる。
まず、上記したキャリッジ62(図1参照)の往復移動が開始されると、駆動回路は、インクジェットヘッド4内(ヘッドチップ41)における駆動電極Edに対し、駆動電圧を印加する。具体的には、駆動回路は、吐出チャネルC1eを画成する一対の駆動壁Wdに配置された各駆動電極Edに対し、駆動電圧を印加する。これにより、これら一対の駆動壁Wdがそれぞれ、その吐出チャネルC1eに隣接するダミーチャネルC1d側へ、突出するように変形する(図3参照)。
ここで、前述したように、アクチュエータプレート412では、分極方向が厚み方向に沿って異なっている(前述した2つの圧電基板が積層されている)と共に、駆動電極Edが、駆動壁Wdにおける内側面上の深さ方向の全体にわたって形成されている。このため、上記した駆動回路によって駆動電圧を印加することで、駆動壁Wdにおける深さ方向の中間位置を中心として、駆動壁WdがV字状に屈曲変形することになる。そして、このような駆動壁Wdの屈曲変形により、吐出チャネルC1e,C2eがあたかも膨らむように変形する。
アクチュエータプレート412の構成が、シェブロンタイプではなく、前述したカンチレバータイプである場合には、以下のようにして、駆動壁WdがV字状に屈曲変形する。すなわち、このカンチレバータイプの場合、駆動電極Edが深さ方向の上半分まで斜め蒸着によって取り付けられることになるため、この駆動電極Edが形成されている部分のみに駆動力が及ぶことによって、駆動壁Wdが(駆動電極Edの深さ方向端部において)屈曲変形する。その結果、この場合においても、駆動壁WdがV字状に屈曲変形するため、吐出チャネルC1e,C2eがあたかも膨らむように変形することになる。
このように、一対の駆動壁Wdでの圧電厚み滑り効果による屈曲変形によって、吐出チャネルC1eの容積が増大する。そして、吐出チャネルC1eの容積が増大することにより、前述したカバープレート413におけるインク導入孔内のインク9が、スリットを介して吐出チャネルC1e内へ誘導されることになる(図4参照)。
次いで、このようにして吐出チャネルC1e内へ誘導されたインク9は、圧力波となって吐出チャネルC1eの内部に伝播する。そして、ノズルプレート411のノズル孔H1にこの圧力波が到達したタイミングで、駆動電極Edに印加される駆動電圧が、0(ゼロ)Vとなる。これにより、上記した屈曲変形の状態から駆動壁が復元する結果、一旦増大した吐出チャネルC1eの容積が、再び元に戻ることになる。
このようにして、吐出チャネルC1eの容積が元に戻ると、吐出チャネルC1e内部の圧力が増加し、吐出チャネルC1e内のインク9が加圧される。その結果、液滴状のインク9が、ノズル孔H1を通って外部へと(記録紙Pへ向けて)吐出される。このようにしてインクジェットヘッド4におけるインク9の噴射動作(吐出動作)がなされ、その結果、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作が行われることになる。
(C.作用・効果)
本実施の形態では、流路部材42aに高熱伝導部422を設け、この高熱伝導部422の外側の面に温度検知素子43が取り付けられている。これにより、流路部材42aの内側を流れるインク9の温度が高熱伝導部422を介して検出される。したがって、流路部材42aの内側を流れるインク9の温度を精確に検出することができる。以下、これについて詳細に説明する。
例えば、温度検知素子をインクの流路の内側に配置して、直接インクに接触させる方法も考え得る。しかし、インクの成分によっては、温度検知素子を腐食させる場合があるので、この方法には、特別な温度検知素子が必要となる。特別な温度検知素子とは、高い耐腐食性を有する温度検知素子である。このため、温度検知素子に要するコストが高くなる。また、特別な温度検知素子を用いたとしても、インクに含まれる成分によっては、インクに直接接した温度検知素子が、腐食するおそれがある。
一方、内側に流路が設けられた部品の外側に温度検知素子を配置する場合には、部品の構成材料や厚み等によって、温度検知素子の感度が鈍化し、精確にインクの温度を検知できないおそれがある。また、部品の構成材料が大きく制限され、あるいは、温度検出のために特殊なパターンを形成する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
これに対して本実施の形態のインクジェットヘッド4では、内側にインク9の流路を有する流路部材42aに高熱伝導部422を設け、この高熱伝導部422の外側の面に温度検知素子43が取り付けられている。即ち、高熱伝導部422の内側の面はインク9に接し、高熱伝導部422の外側の面に温度検知素子43が設けられているので、温度検知素子43は、インク9に直接触れることなく、高熱伝導部422を介してインク9の温度を検知する。したがって、温度検知素子43には特別なものを用いる必要はなく、温度検知素子43に要するコストの増加を抑えることができる。また、温度検知素子43の腐食も抑えられる。更に、高熱伝導部422の構成材料は、より自由に選択でき、また、特殊なパターンの形成も不要である。
加えて、高熱伝導部422の熱伝導率は、低熱伝導部421の熱伝導率よりも高いので、温度検知素子43はより高い感度でインク9の温度を検知する。このように、温度検知素子43は、インク9に直接触れることなく、流路部材42aの内側を流れるインク9の温度を精確に検出することができる。
以上のように本実施の形態のインクジェットヘッド4では、流路部材42aに高熱伝導部422を設け、この高熱伝導部422の外側に温度検知素子43を取り付けるようにしたので、コストの増加を抑えるとともに、流路部材42aの内側を流れるインク9の温度を精確に検出することが可能となる。ヘッドチップ41に導入されるインク9の温度を精確に検出することにより、緻密なインク9の温度管理ができるので、ノズル孔H1,H2から吐出されるインク9の速度を制御して吐出品質を向上させることが可能となる。
また、温度検知素子43の高熱伝導部422との接着面以外の部分は、第2接着剤46に覆われているので、周囲の環境温度が温度検知素子43の検知温度へ及ぼす影響を小さくすることができる。
更に、温度検知素子43は、壁部分423で囲まれたポケット状の収容部に配置されているので、安定して流路部材42aに固定される。また、温度検知素子43を高熱伝導部422に固定するための第1接着剤45の漏れ出しも抑えられる。加えて、壁部分423は低熱伝導部421により構成されているので、周囲の環境温度が温度検知素子43の検知温度へ及ぼす影響をより小さくすることができる。
また、温度検知素子43が取り付けられた流路部材42aは、インク9の導入口51a側に設けられているので、ヘッドチップ41でのインク9の温度変化の影響を受けずに、より精確にインク9の温度を検出することができる。ヘッドチップ41は、駆動することによって発熱するので、ヘッドチップ41内を流れたインク9の温度は、この発熱による影響を受けやすい。したがって、排出口51b側に温度検知素子43を設ける場合に比べて、導入口51a側に温度検知素子43を設けることにより、より精確にインク9の温度が検出される。
<2.変形例>
以上、実施の形態を用いて本開示を説明したが、本開示はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、プリンタ、インクジェットヘッドおよびヘッドチップにおける各部材の構成例(形状、配置、個数等)を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の形状や配置、個数等であってもよい。また、上記実施の形態で説明した各種パラメータの値や範囲、大小関係等についても、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の値や範囲、大小関係等であってもよい。
具体的には、上記実施の形態で説明した流路部材42aの形状および構成等は、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の形状および構成等であってもよい。例えば、上記実施の形態では、低熱伝導部421の構成材料と高熱伝導部422の構成材料とが異なる例を説明したが、低熱伝導部421の構成材料および高熱伝導部422の構成材料が同じであり、互いの厚みを異ならせるようにしてもよい。
また、温度検知素子43は、壁部分423で囲まれた領域に配置されていなくてもよく、流路部材42aに壁部分423を設けなくてもよい。温度検知素子43は、接着(第1接着剤45)以外の方法で、流路部材42aに固定するようにしてもよい。温度検知素子43を覆う第2接着剤46を省略することも可能である。
また、上記実施の形態では、流路部材42aに導入口51aが設けられている場合について説明したが、流路部材42aは、導入口51aから液体噴射部までの間の流路に設けられていればよい。具体的には、流路部材42aは、導入口51aと流路プレート44の導入流路441a,441bとの間に設けられていればよい。
更に、流路部材42bに低熱伝導部および高熱伝導部を設けて、流路部材42bの高熱伝導部に温度検知素子43を取り付けることも可能である。この温度検知素子43が取り付けられた流路部材42bを、流路プレート44(排出流路442a,442b)から排出口51bまでの間のインク9の流路に設けるようにしてもよい。
更に、例えば、上記実施の形態では、ノズル孔H1,H2の断面形状についても、上記実施の形態で説明したような円形状には限られず、例えば、楕円形状や、三角形状等の多角形状、星型形状などであってもよい。
更に、上記実施の形態では、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例として、プリンタ1(インクジェットプリンタ)を挙げて説明したが、この例には限られず、インクジェットプリンタ以外の他の装置にも、本開示を適用することが可能である。換言すると、本開示の「液体噴射ヘッド」(インクジェットヘッド4)を、インクジェットプリンタ以外の他の装置に適用するようにしてもよい。具体的には、例えば、ファクシミリやオンデマンド印刷機などの装置に、本開示の「液体噴射ヘッド」を適用するようにしてもよい。
加えて、これまでに説明した各種の例を、任意の組み合わせで適用させるようにしてもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
また、本開示は、以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
液体の流路が設けられ、前記流路の内側を流れる前記液体に接触可能に設けられた高熱伝導部と、前記高熱伝導部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低熱伝導部とを有する流路部材と、
前記流路の外側に設けられ、前記高熱伝導部に取り付けられた温度検知素子と、
前記液体が噴射される液体噴射部と
を備えた液体噴射ヘッド。
(2)
更に、前記流路に連通して設けられ、前記液体を前記液体噴射部に供給する導入口を有し、
前記流路部材は、前記導入口から前記液体噴射部までの間に配置されている
前記(1)に記載の液体噴射ヘッド。
(3)
更に、前記温度検知素子を前記高熱伝導部に固定する第1接着剤と、
前記第1接着剤の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有し、前記温度検知素子のうちの前記高熱伝導部に接着された部分以外の少なくとも一部に接する第2接着剤とを含む
前記(1)または(2)に記載の液体噴射ヘッド。
(4)
前記低熱伝導部は、前記高熱伝導部を囲んで立設する壁部分を含む
前記(1)ないし(3)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(5)
前記低熱伝導部は樹脂材料を含み、前記高熱伝導部は金属材料を含む
前記(1)ないし(4)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(6)
前記低熱伝導部はPPS(Poly Phenylene Sulfide)により構成され、前記高熱伝導部はステンレス鋼材により構成されている
前記(1)ないし(5)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(7)
前記低熱伝導部および前記高熱伝導部が一体成形されている
前記(1)ないし(6)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(8)
前記(1)ないし(7)のいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド
を備えた液体噴射記録装置。
1…プリンタ、10…筺体、2a,2b…搬送機構、21…グリッドローラ、22…ピンチローラ、3(3Y,3M,3C,3B)…インクタンク、4(4Y,4M,4C,4B),4A…インクジェットヘッド、41…ヘッドチップ、411…ノズルプレート、412…アクチュエータプレート、413…カバープレート、42a,42b…流路部材、421…低熱伝導部、422…高熱伝導部、423…壁部分、43…温度検知素子、44…流路プレート、45…第1接着剤、46…第2接着剤、47…接続部材、5…循環機構、50…循環流路、50a,50b…流路(供給チューブ)、51a…導入口、51b…排出口、52a…加圧ポンプ、52b…吸引ポンプ、6…走査機構、61a,61b…ガイドレール、62…キャリッジ、62a…基台、62b…壁部、63…駆動機構、631a,631b…プーリ、632…無端ベルト、633…駆動モータ、9…インク、P…記録紙、d…搬送方向、H1…ノズル孔、C1…チャネル、C1e…吐出チャネル、C1d…ダミーチャネル。

Claims (8)

  1. 液体の流路が設けられ、前記流路の内側を流れる前記液体に接触可能に設けられた高熱伝導部と、前記高熱伝導部の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する低熱伝導部とを有する流路部材と、
    前記流路の外側に設けられ、前記高熱伝導部に取り付けられた温度検知素子と、
    前記液体が噴射される液体噴射部と
    を備えた液体噴射ヘッド。
  2. 更に、前記流路に連通して設けられ、前記液体を前記液体噴射部に供給する導入口を有し、
    前記流路部材は、前記導入口から前記液体噴射部までの間に配置されている
    請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 更に、前記温度検知素子を前記高熱伝導部に固定する第1接着剤と、
    前記第1接着剤の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有し、前記温度検知素子のうちの前記高熱伝導部に接着された部分以外の少なくとも一部に接する第2接着剤とを含む
    請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記低熱伝導部は、前記高熱伝導部を囲んで立設する壁部分を含む
    請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記低熱伝導部は樹脂材料を含み、前記高熱伝導部は金属材料を含む
    請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記低熱伝導部はPPS(Poly Phenylene Sulfide)により構成され、前記高熱伝導部はステンレス鋼材により構成されている
    請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記低熱伝導部および前記高熱伝導部が一体成形されている
    請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド
    を備えた液体噴射記録装置。
JP2017212879A 2017-11-02 2017-11-02 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 Withdrawn JP2019084702A (ja)

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