JPH04197754A - インクジェット記録装置の温度制御装置 - Google Patents

インクジェット記録装置の温度制御装置

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JPH04197754A
JPH04197754A JP32593590A JP32593590A JPH04197754A JP H04197754 A JPH04197754 A JP H04197754A JP 32593590 A JP32593590 A JP 32593590A JP 32593590 A JP32593590 A JP 32593590A JP H04197754 A JPH04197754 A JP H04197754A
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print head
temperature
mounting member
heating element
temperature control
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JP32593590A
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Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Jun Isozaki
準 磯崎
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インクジェット記録装置の温度制御装置に
関し、特に、インクを少なくとも加熱して画像情報に応
じて吐出させることにより、画像の記録を行うインクシ
ェツト記録装置に使用される温度制御装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、上記インクジェット記録装置においては、画像の
記録をインク滴によって行うため、インクの物性によっ
て記録ドツト径などの特性が大きく変化することが知ら
れている。また、一般にインクは、その温度によって粘
度等の物性値が大きく変化する。従って、インクシェド
記録装置の記録特性は、インクの温度すなわちインクを
収容した印字ヘッドの温度に大きく依存することは明ら
かである。
このため、従来のインクジェット記録装置においては、
印字ヘッドの温度を一定に保ち安定した記録を可能とす
るため、温度制御装置が使用されている。このインクジ
ェット記録装置に使用される温度制御装置のうち最も一
般的なものとしては、第8図及び第9図に示すように、
先端に印字ヘッドlOOが取り付けられた印字ヘッド取
付部材101の基端部に、温度検出手段102と加熱子
1段103とを設け、温度検出手段102によって検出
される温度が一定となるように加熱手段103に与える
エネルギを電力制御回路104によって制御するように
構成したものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、上記温度制御装置の場合には、
温度検出手段102によって検出される温度が一定とな
るように、加熱手段103に与えるエネルギを電力制御
回路104によって制御するものであるため、制御が簡
易である。しかし、印字ヘッド100がインクを加熱し
て画像情報に応じてインク滴として吐出させることによ
り画像の記録を行う方式である場合には、画像の記録動
作に伴ってインクが加熱されるため、印字ヘッド100
の温度か上昇する。そして、印字へ、レド100の温度
上昇を、印字ヘッド100から離れた温度検出手段10
2によって検出するものであるため、温度検出手段10
2による温度の検出には、1印字ヘッド100の温度上
昇に対して時間的遅れが生じる。そのため、印字へ・ソ
ド100は、第10図に示すように、その内部の温度と
温度検出手段102によって検出される温度との間に温
度差が生じ、印字ヘッド100を一定温度に制御するこ
とは難しいという問題があった。
この問題点を解決するためには、印字l\・ノド100
内部の温度と温度検出手段102によって検出される温
度との間の温度差を小さくする必要がある。そのため、
温度検出手段102を印字へ、ンド100の内部に設け
る等の手段も考えられる。
しかしながら、かかる手段においては、印字ヘラI” 
l OO内部の温度を温度検出手段102によって正し
く検出することができるものの、加熱手段103から印
字ヘッド100までの熱伝導に遅れが生じる。そのため
、温度検出手段102が温度変化を検出してから加熱手
段103による加熱の制御を行っても、第11図に示す
ように加熱の制御が間に合わず、場合によっては熱的に
発振してしまうこともあり、十分な制御が不可能となる
という問題点が新たに生じる。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、印字
ヘッドの温度を温度差を生じることなく検出することが
できるとともに、印字ヘッドを熱の伝導遅れを可能な限
り生ぜずに加熱することができ、印字ヘッドを一定温度
に保持することが可能となり、高画質の画像記録が可能
なインクジェット記録装置の温度制御装置を提供するこ
とにある。
すなわち、この発明は、インクに少なくとも熱エネルギ
を画像情報に応じて印加することにより、インク滴を吐
出させて画像の記録を行う印字ヘッドを備えたインクン
エツト記録装置の温度制御装置において、上記印字ヘッ
ド近傍の温度を検出する温度検出手段と、上記印字ヘッ
ドを取付けるとともに当該印字ヘッドを構成する基板材
料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料からなる
印字ヘッド取付部材と、この印字ヘッド取付部材の印字
5ツド近傍に固着された温度制御用の発熱素子と、上記
温度検出手段からの出力に基ついて発熱素子に印加する
エネルギを制御する制御手段とを有するように構成され
ている。
上記発熱素子の取付位置は、例えば印字ヘッド取付部材
の印字ヘッドが取付けられた面と反対側の面に設定され
る。しかし、これに限定される訳ではなく、発熱素子を
印字ヘッド取付部材の印字ヘッドが取付けられた面と同
じ面に取り付けるようにしても勿論よい。しかしながら
、一般に印字ヘッドの形状は、平板状の形状をしており
、印字ヘッドと温度制御用発熱素子の距離をできるだけ
短く設定し、両者の温度差を小さくするためには、印字
ヘッド取付部材を挟んだ両側に配置するのか好ましい。
また、上記印字ヘッドを構成する基板材料としては、例
えばシリコンが使用されるとともに、印字ヘッド取付部
材を構成する材料としては、例えば銅が使用される。し
かし、これに限定されるものではなく、印字ヘッド取付
部材の材料としては、印字ヘッドの基板材料よりも熱伝
導性の高い材料であれば良く、例えば熱伝導性の最も優
れた材料である銀を用いても良いことはいうまでもない
さらに、上記印字ヘッドを印字ヘッド取付部材に取付け
るには、例えば高熱伝導性の接着剤(例えば、銀粒子分
散エポキシ系の接着剤)を用いて接着固定されるが、両
者を固定する方法は、両者間の熱伝導を阻害しない方法
であれば、これに限定されるものではなく、例えば低融
点のクリーム半田を用いてもよく、あるいは両者を密着
させて圧着しても良い。
また更に、上記印字ヘッド取付部材を印字ヘッドを駆動
するキャリアに取り付ける際に、例えば両者間にPUT
フィルムを介在させ、印字ヘッド取付部材からキャリア
への熱の逃げを阻害して、印字ヘッドの予熱に必要なエ
ネルギを小さくすることが行われるが、この熱の逃げを
阻害する部材は特に設けなくてもよく、キャリアの形状
や材質を適宜選定するごとによってPETフィルムを設
けた場合と同様の効果を得ることができることは勿論で
ある。
〔作用〕
この発明においては、温度検出手段が印字へ、ット近傍
の温度を検出するように構成されているので、印字ヘッ
ドの温度を時間的な遅れを生じることなく検出すること
ができる。また、印字ヘッドは、当該印字ヘッドを構成
する基板材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材
料からなる印字ヘッド取付部材に取り付けられていると
ともに、印字ヘッド取付部材の印字ヘッド近傍に温度制
御用の発熱素子が固着されているので、印字ヘッドから
放8される熱は、直ちに印字ヘッド取付部材に伝わり、
印字ヘッドと印字ヘッド取付部材とは殆ど同一温度とな
る。そして、上記温度検出手段からの出力に基ついて発
熱素子に印加するエネルギを制御手段によって制御する
ことにより、印字ヘッドを構成する基板材料の熱伝導率
より高い熱伝導率を有する印字ヘッド取付部材を介して
、良好な熱伝導特性により印字ヘッドの温度を時間的な
遅れか生じることなく制御することかでき、印字ヘッド
を略一定温度に精度良く保持することができる。
〔実施例〕
以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第2図はこの発明に係るインクジェット記録装置の温度
制御装置を適用したインクジェット記録装置を示す概略
構成図である。
図において、1は印字ヘッドであり、この印字ヘッドl
は、第3図及び第4図に示すように、S1ウエハ2上に
蓄熱層3、発熱層4、保護層5の順に積層形成された発
熱体基板6と、Siウニ/S7にノズル8.8・・・を
構成する溝を形成した対向基板9とを接合して構成され
ている。上記Siウェハ2としては、例えば厚さ086
〜1mm程度のものが用いられる。
上記印字ヘッド1は、第2図に示すように、印字ヘッド
取付部材10の一側面に取付けられており、この印字ヘ
ッド取付部材lOは、印字ヘッド1と路間等の厚さを有
しかつこれより大きい側面矩形状に形成されている。ま
た、上記印字ヘッド取付部材10は、第1図に示すよう
に、印字ヘッド1から離れた位置でキャリッジ11の上
面に突設された凸部12先端に、ピン13.13て位置
決めした状態でネジ止めにより固着されている。
上記キャリッジ11は、例えばアルミニウムやグラファ
イト等によって形成され、当該キャリッジ11は、水平
方向に2本固定配置されたロッド14.14に摺動自在
に保持されている。なお、上記キャリッジ11には、放
熱効果を高めるために多数のフィン15、I5・・・か
設けられている。
また、上記印字ヘッド1には、PWB (プリント基板
)16を介して電気信号が印加されるようになっており
、PWB 16は、印字ヘッド取付部材lOの印字ヘッ
ド1と同一側の側面に固着されている。上記印字ヘッド
1とPWB 16との間は、ワイヤボンディング17に
より、PWB l 6と駆動回路(図示せず)との間は
フレキシブルケーブル18によってそれぞれ接続されて
いる。上記印字へラド1へのインクの供給は、図示しな
いインク溜カマらフレキシブルチューブ19によって行
われる。
そして、上記インクジェット記録装置は、第2図に示す
ように、印字ヘッド1にフレキシブルケーブル18等を
介して画像信号を印加し、印字ヘッド1内のインクを画
像信号に応じて加熱してノズル8.8・・・からインク
滴を吐出するとともに、印字ヘッド1をキャリッジ11
によって水平方向に移動させることにより、背面側がプ
ラテン2゜によって支持された記録紙21上に画像を記
録するように構成されている。
ところで、この実施例では、上記印字ヘッド近傍の温度
を検出する温度検出手段と、上記印字ヘッドを取付ける
とともに当該印字ヘッドを構成する基板材料の熱伝導率
よりも高い熱伝導率を有する材料からなる印字ヘッド取
付部材と、この印字ヘッド取付部材の印字ヘッド近傍に
固着された温度制御用の発熱素子と、上記温度検出手段
からの出力に基づいて発熱素子に印加するエネルギを制
御する制御手段とを有するように構成されている。
すなわち、上記印字ヘッドl li、第1図に示すよう
に、上述したように、印字ヘッド1と路間等の厚さを有
しかつひと回り大きい側面長方形状に形成された印字ヘ
ッド取付部材工0の先端に取付けられているが、この印
字ヘッド1の取付けは、高熱伝導性の接着剤(例えば、
銀粒子分散エポキシ系の接着剤)によって接着固定する
ことによって行われる。
この印字ヘッド取付部材10を構成する材料としては、
印字ヘッド1を構成するシリコン基板の熱伝導率よりも
熱伝導率が高い材料か用いられ、例えば銀、銅等の金属
材料が使用される。
しかし、上記印字ヘッド取付部材10は、印字ヘッドl
を取り付ける機械部品としての役割をも有するため、あ
る程度機械的強度が高く加工性か良いこと、コストが低
いこと、熱伝導率か高いことを考慮すると、印字ヘッド
取付部材10の材料としては、銅が最も適している。そ
の結果、上記印字ヘッド取付部材lOは、例えば厚さ2
mmの銅板によって形成される。
また、1印字ヘッド取付部材IOの印字ヘッド1と反対
側の側面には、温度制御用発熱素子としてのシリコンラ
バーヒーター22がネジ止めによって固定されている。
上記シリコンラバーヒーター22への通電は、図示しな
しケーブルを介して行われる。しかし、上記温度制御用
発熱素子としては、シリコンラバーヒーター以外に絶縁
層によって被覆された発熱抵抗体等からなるものを用い
ても勿論よい。
さらに、上記印字ヘッド取付部材10には、第1図に示
すように、印字ヘッドlの中央部直下に対応した位置に
、印字ヘッドlの背面に近接してサーミスタからなる温
度検出手段25か埋設されている。このサーミスタ25
を埋設する材料としては、例えば、銀粒子分散エポキシ
系の接着剤等の高熱伝導性接着剤などが用いられる。
さらに、上記印字ヘッド取付部材IOは、印字ヘッド1
及びシリコンラバーヒーター22から少し離れた位置で
、第1図に示すように、厚さ25μmのPETフィルム
(マイラーフィルム)26を介してキャリッジ11の上
面に突、設された凸部12の先端に、ピン13.13で
位置決めした状態でネジ止めにより固着されている。
上記温度検出手段25は、第5図に示すように、電力制
御回路27に接続されており、電力制御回路27は、温
度検出手段25からの信号に応じてシリコンラバーヒー
ター22に供給する電力を制御するようになっている。
なお、上記印字ヘッド1及びシリコンラバーヒーター2
2から発生した熱の大半は、キャリッジ11の上面に突
設された凸部12を介してキャリッジ11に流入し大気
中に放熱されていく。このキャリッジ11の凸部12は
、印字ヘラl” 1及びシリコンラバーヒーター22か
ら発生した熱を流すだけの熱伝導性があれば良く、印字
ヘッド取付部材10はど熱伝導率が高い材料は必要とし
ない。
むしろ、シリコンラバーヒーター22の発熱によって印
字ヘッドlを所定の温度に予熱しておく場合には、キャ
リッジ11の凸部12の熱伝導性が高すぎると、予熱に
必要なエネルギが大きい、っまり1所定の温度に予熱さ
れるまでの時間が長いなどの問題が生じることがある。
そのため、印字ヘッド取付部材10からキャリッジII
の凸部12を介しての熱の流れは、必要最小限であるこ
とが望ましい。
以上の構成において、この実施例に係るインクジェット
記録装置の温度制御装置では、次のようにして印字ヘッ
ドの温度が制御される。すなわち、上記インクジェット
記録装置は、第5図に示すように、非印字時にサーミス
タ25の出力が所定の値となるように、電力制御回路2
7によって設定された一定電力(例えば10W)がシリ
コンラバーヒーター22に供給され、印字ヘッド1の温
度は、一定の温度たとえば40°Cに制御される。上記
電力制御回路27は、温度検圧手段25の出力と設定温
度とを比較し、シ+)コンラバーヒーター22への通電
時間を変化させて制御を行うものか用いられる。しかし
、これに限定されるものではなく、上記電力制御回路2
7は、温度検出手段25の出力と設定温度との差に基づ
いてシリコンラバーヒーター22への印加電圧を変化さ
せて制御を行うものであっても勿論よい。さらに、上記
電力制御回路27は、周辺環境温度を第2のサーミスタ
によって測定し、該周辺環境温度に応じてシリコンラバ
ーヒーター22への通電時間等を制御するようなものを
用いても良い。
その結果、印字ヘッド1の温度は、非印字時に略一定に
予熱され、十分予熱された後は、シリコンラバーヒータ
ー22に供給される電力がほぼ一定となる。
そして、上記インクジェット記録装置によって画像の記
録を行うには、第2図に示すように、印字ヘッド1にフ
レキシブルケーブル18等を介して画像信号を印加する
ことにより、印字ヘッド1内のインクを画像信号に応じ
て加熱してノズル8.8・・・からインク滴として吐出
するとともに、印字ヘッドlをキャリッジIfによって
水平方向に移動させることにより、背面側がプラテン2
0によって支持された記録紙21上に画像を記録する。
このように、印字ヘッドlには、印字時に印字データに
対応したエネルギが印加される。すなわち、1ラインの
キャリッジ走査時間内に印字ヘッドIには、印字データ
のドツト数と1個のドツトを印字するのに必要なエネル
ギの積に対応した熱エネルギが印加される。この熱エネ
ルギは、その20〜30%が印字に際してインク滴とと
もに失われるが、70〜80%は印字ヘッドlに残留し
、第6図に示すように、印字ヘッド1の温度を変化させ
る主な要因となる。
その際、上記印字ヘッド1は、第1図に示すように、熱
伝導性が比較的高いシリコン基板によって形成されてお
り、且つシリコン基板の厚さも0゜6〜]、mmと薄い
ため、印字ヘッド1の内部は、はぼ一定温度となってい
る。さらに、上記印字ヘッド】は、当該印字ヘッド1を
構成するシリコン基板よりも熱伝導性の高い銅からなる
印字ヘッド取付部材IOに密着して取付けられているた
め、印字ヘッド取付部材lOも印字ヘッド1とほぼ同一
の一定温度となっている。
この実施例では、第1図に示すように、印字ヘッド取付
部材10の印字ヘッド1取付1位置の直下にサーミスタ
25が埋設されているため、サーミスタ25によって検
出された温度はS印字ヘッド1内部の温度とほぼ等しい
そして、電力制御回路27は、サーミスタ25によって
検出された温度が規定されたレベルに等しくなるように
、温度制御用のシリコンラバーヒーター22への電力供
給を制御する。
その際、上記シリコンラバーヒーター22に通電するこ
とにより発熱した熱エネルギは、速やがに印字ヘッド取
付部材IOを介して印字へ1.ド1に伝達される。上記
印字ヘッド取付部材10は、熱伝導率が高いので、シリ
コンラバーヒーター22の通電によって印字ヘッドlが
取付けられた部位の温度が変化するまでの時間は極めて
わずかである。
従って、印字ヘッド1によって印字を開始し、印字ヘッ
ドlに熱エネルギが与えられて内部の温度が上昇しはじ
めてから、サーミスタ25の出力が変化し、サーミスタ
25の出力変化に応じて温度制御用のシリコンラバーヒ
ーター22に印加する電力を、電力制御回路27によっ
て制御し、印字ヘッドlが取付けられた部位の温度が制
御されるまでにほとんど時間遅れがなく、印字ヘッドl
の温度は安定に保たれる。
その結果、印字ヘッド1の温度は、第7図に示すように
、設定温度から大きく外れることがなく、略一定の温度
に保持することができる。そのため、印字ヘッド1の温
度変化は、従来より十分小さく押さえることが可能とな
る。
ところで、本実施例の印字ヘッドlては、印字ヘッド1
の温度力月0C増す毎に印字ドツトの大きさが直径で約
1%太き(なることが実験的に知られており、特にグラ
フィック画像において良好な記録を行うには、印字ヘッ
ドlの温度変動を=50C以下に制御することが望まし
い。
そこで、本発明者は、この実施例の効果を確認する実験
を行った。
比較例として、従来の装置を用いてA3サイズの幅でベ
タ黒の画像を印字した場合、印字へ1.ト1の温度は、
その蓄熱によって約2010C上昇し、印字ドツトの大
きさが走査終了直前で通常より約20%大きくなってお
り、濃度変化の原因となった。
これに対して、この実施例の装置を使用した場合には、
印字ドツトの大きさの変動が±5%以下になり、濃度変
化の小さい良好な記録が行われた。
このように、温度検出手段25が印字へ1.ド1近傍の
温度を検出するように構成されているので、印字ヘッド
lの温度を時間的な遅れを生しることなく検出すること
かできる。また、印字ヘッドlは、当該印字ヘッドlを
構成する基板材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有す
る材料からなる印字ヘッド取付部材10に取り付けられ
ているとともに、印字ヘッド取付部材10の印字ヘッド
近傍にシリコンラバーヒーター22が固着されているの
で、印字ヘッドlから放出される熱は、直ちに印字ヘッ
ド取付部材10に伝わり、印字ヘッド1と印字ヘッド取
付部材10とは殆ど同一温度となる。そして、上記温度
検出手段25からの出力に基づいてシリコンラバーヒー
ター22に印加する電力を電力制御回路27によって制
御することにより、印字ベツドlを構成する基板材料の
熱伝導率より高い熱伝導率を有する印字ヘッド取付部材
lOを介して、良好な熱伝導特性により印字ヘッド1の
温度を時間的な遅れが生じることなく制御することがで
き、印字ヘッドlを略一定温度に精度良く保持すること
ができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上の構成及び作用よりなるもので、印字ヘ
ッドの温度を温度差を生しることなく検出することがで
きるとともに、印字ヘッドを熱の伝導遅れを可能な限り
生ぜずに加熱することができ、印字ヘッドを一定温度に
保持することか可能となり、高画質の画像記録か可能な
インクジェット記録装置の温度制御装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るインクジェット記録装置の温度
制御装置の一実施例を示す断面図、第2図は同インクジ
ェット記録装置を示す斜視図、第3図は印字ヘッドの取
り付は部を示す斜視図、第4図は印字ヘッドの基板を示
す断面図、第5図はインクジェット記録装置を示す側面
構成図、第6図及び第7図は印字ヘッドの温度変化をそ
れぞれ示すグラフ、第8図及び第9図は従来の温度制御
装置を適用したインクジェット記録装置をそれぞれ示す
構成図、第1O図及び第11図は従来の装置の動作をそ
れぞれ示すグラフである。 〔符号の説明〕 ■・・・印字ヘッド 10・・・印字ヘッド取付部材 22・・・シリコンラバーヒーター 25・・・温度検出手段 27・・・電力制御回路 特 許 出 願 人  富士セロックス株式会社代 理
 人 弁理士  中村 智廣(外人名)第1図   1
.□7.7、 第2図 22  シリコンラバーヒーター 第3図 第4図 第5図 ■   第6図 第7図 温度                     電力
第8図 第9図 第10図 第11図 時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクに少なくとも熱エネルギを画像情報に応じ
    て印加することにより、インク滴を吐出させて画像の記
    録を行う印字ヘッドを備えたインクジェット記録装置の
    温度制御装置において、上記印字ヘッド近傍の温度を検
    出する温度検出手段と、上記印字ヘッドを取付けるとと
    もに当該印字ヘッドを構成する基板材料の熱伝導率より
    も高い熱伝導率を有する材料からなる印字ヘッド取付部
    材と、この印字ヘッド取付部材の印字ヘッド近傍に固着
    された温度制御用の発熱素子と、上記温度検出手段から
    の出力に基づいて発熱素子に印加するエネルギを制御す
    る制御手段とを有することを特徴とするインクジェット
    記録装置の温度制御装置。
  2. (2)前記発熱素子の取付位置が印字ヘッド取付部材の
    印字ヘッドが取付けられた面と反対側の面であることを
    特徴する請求項第1項記載のインクジェット記録装置の
    温度制御装置。
  3. (3)前記印字ヘッドを構成する基板材料がシリコンで
    あり、前記印字ヘッド取付部材を構成する材料が銅であ
    ることを特徴する請求項第1項又は第2項記載のインク
    ジェット記録装置の温度制御装置。
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