JP2019083758A - 汎用コンバイン - Google Patents

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【課題】刈取穀稈がトウモロコシ等のように折れ難い長手状の作物の刈取作業を行う場合であっても、刈取穀稈を詰まらせることなくスムーズにフィーダ側に後方搬送させることのできる汎用コンバインを提供することを課題としている。【解決手段】走行機体2と、該走行機体2の前部に昇降可能に連結され且つ穀稈を刈取って後方に搬送する刈取部3とを備え、前記走行機体2は、該刈取部3により刈取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4を有し、前記刈取部3は、穀稈を後方に掻込むリール13と、該リール13の後ろ側に配置され且つ穀稈を刈取る刈刃16Aと、該刈刃16Aによって刈取られた刈取穀稈を脱穀装置4に向けて後方搬送するフィーダ9と、平面視で刈刃16Aの後方に配置され且つ刈取穀稈をフィーダ9に送る掻込オーガ14とを有し、前記掻込オーガ14の前方側には、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段21を配置した。【選択図】図3

Description

本発明は、作物を収穫可能な汎用コンバインに関する。
走行機体と、該走行機体の前部に昇降可能に連結された刈取部と、該刈取部により刈取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀装置とを備え、前記刈取部は、穀稈を掻込むリールと、穀稈を刈取る刈刃と、刈取穀稈を前記脱穀装置に後方搬送するフィーダに送る掻込オーガとを有し、特に、前記刈刃に沿って刈取穀稈を受け止めるガイド部材を設けた特許文献1に示す汎用コンバインが従来公知になっている。
上記文献の汎用コンバインによれば、前記ガイド部材により刈取穀稈を受け止めることによって、穀稈が刈取られた後から掻込オーガ側に送られる前に圃場側に落下することを防止することができる。
しかし、該構成の汎用コンバインでは、例えば刈取穀稈がトウモロコシ等のように折れ難い長手状の作物であった場合に、該刈取穀稈が前記掻込オーガ側に寄りかかることによってフィーダ側にスムーズに後方搬送されずにフィーダの入口付近で詰まってしまう場合があり得た。
特開2016−178925号公報
本発明は、刈取穀稈がトウモロコシ等のように折れ難い長手状の作物の刈取作業を行う場合であっても、刈取穀稈を詰まらせることなくスムーズにフィーダ側に後方搬送させることのできる汎用コンバインを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、第1に、走行機体2と、該走行機体2の前部に昇降可能に連結され且つ穀稈を刈取って後方に搬送する刈取部3とを備え、前記走行機体2は、該刈取部3により刈取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4を有し、前記刈取部3は、穀稈を後方に掻込むリール13と、該リール13の後ろ側に配置され且つ穀稈を刈取る刈刃16Aと、該刈刃16Aによって刈取られた刈取穀稈を脱穀装置4に向けて後方搬送するフィーダ9と、平面視で刈刃16Aの後方に配置され且つ刈取穀稈をフィーダ9に送る掻込オーガ14とを有し、前記掻込オーガ14の前方側には、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段21を配置したことを特徴としている。
第2に、前記倒伏手段21は、前記刈刃16Aの前側に配置したことを特徴としている。
第3に、前記倒伏手段21は、穀稈の下部側を保持するとともに、該穀稈の保持位置よりも上方側を左右方向に押倒すことによって、穀稈を倒伏させるように構成されたことを特徴としている。
第4に、前記倒伏手段21は、前記刈取部3の左右内側に向けて穀稈を倒伏させるように構成されたことを特徴としている。
前記倒伏手段によれば、圃場の穀稈を左右方向に倒伏させた状態で刈取ることができるため、刈取穀稈が前記掻込オーガに寄りかかるように真後ろに倒れることによって、掻込オーガが空回りして刈取穀稈の後方搬送が滞る事態を回避することができる。これにより、刈取穀稈の後方搬送がスムーズになり、刈取作業の効率も向上する。
また、前記倒伏手段は、前記刈刃の前側に配置したものによれば、圃場の穀稈が刈刃によって刈取られる前に穀稈を左右方向に倒伏させることができるため、穀稈が刈取られる際には確実に倒伏させた状態にすることができる。
また、前記倒伏手段は、穀稈の下部側を保持するとともに、該穀稈の保持位置よりも上方側を左右方向に押倒すことによって、穀稈を倒伏させるように構成されたものによれば、穀稈の株元側の左右方向への倒伏が梃の原理によってスムーズ且つ確実に行われる。
なお、前記倒伏手段は、前記刈取部の左右内側に向けて穀稈を倒伏させるように構成されたものによれば、倒伏手段によって左右方向に倒伏される穀稈が刈取部の左右方向外側にこぼれることを防止できる。
本発明を適用した汎用コンバインの全体側面図である。 刈取部を示した要部側面図である。 刈取部を示した要部平面図である。 刈取部を示した要部斜視図である。 倒伏ガイドを示した側面図である。 (A)は、倒伏ガイドの取付状態を示した要部斜視図であり、(B)は、倒伏ガイドの取付状態を示した分解図である。 倒伏ガイドの作用を示したモデル図である。
図1は、本発明を適用した汎用コンバインの全体側面図であり、図2乃至4は、刈取部を示した要部側面図、要部平面図、要部斜視図である。図示する汎用コンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1,1を有する走行機体2と、該走行機体2の前方に昇降自在に連結された刈取部3とを備えている。
前記走行機体2は、その左側半部には、前記刈取部3で刈取られた圃場の穀稈の脱穀処理を行うとともに脱穀処理された処理物から穀粒を選別する脱穀装置4が設置され、その右側半部には、脱穀装置4で選別された穀粒が貯留されるグレンタンク6が設置され、該グレンタンク6の前方には、オペレータが乗込む操縦部7が設置されている。
前記刈取部3は、刈取った作物を脱穀装置4側に搬送するフィーダ8と、該フィーダ8の前端側に連結された前面及び上面が開放された箱状の刈取フレーム9と、該刈取フレーム9を構成する左右の側壁9aの前端側に取付けられた分草体11と、該刈取フレーム9の上方に支持された前後方向の支持アーム12の前端側に回転可能に架設支持されたリール13と、該刈取フレーム9の左右の側壁9a,9a間に形成された底板9b上に軸回転可能に支持された左右方向の掻込オーガ14と、該掻込オーガ14の前方に配置されて刈刃16Aが左右方向に往復駆動する(レシプロ式の)刈取装置16とを備えている。
上記掻込オーガ14は、左右方向に延びる円筒状に形成されて軸回転する本体部17と、該本体部17の外周面に沿って螺旋状に取付けられた搬送板18と、本体部17の軸方向外側に向かって突設された搬送棒19とを有し、該搬送板18及び搬送棒19によって、前記刈取装置16によって株元が刈取られた刈取穀稈をスムーズに前記フィーダ9側まで後方搬送することができる(図3及び図4参照)。
ちなみに、該掻込オーガ14の前方には、刈取装置16によって刈取られる穀稈を左右方向に倒伏するための倒伏ガイド(倒伏手段)21が設けられている。該倒伏ガイド21の具体的な構成については後述する。
上記フィーダ9は、刈取った穀稈を後方搬送する前後方向のフィーダコンベア22を備え、全体が走行機体2の前記操縦部7の側方に位置するとともに、該フィーダ9の後端部が走行機体2の前部に支持されている。
また、該刈取部3と、走行機体2の前部との間には、該刈取部3を走行機体2に対して昇降作動させる油圧式のリフトシリンダ10が設けられている。これにより、該リフトシリンダ10の伸長作動によって刈取部3全体が走行機体2に対して上昇作動する一方で、該リフトシリンダ10の縮小作動によって刈取部3全体が走行機体に対して下降作動するように構成されている。
前記リール13は、支持アーム12側に取付けられた昇降シリンダ15の伸縮作動によって、刈取フレーム9に対して昇降作動するように構成されている。また、該リール13は、軸回転する側面視多角形状(図示する例では6角形状)の左右一対のサイドフレーム23,23を有し、互いに離間した状態で平行に対向配置されたサイドフレーム23の頂点部分同士をそれぞれ左右方向の横フレーム24によって連結固定することによって、周囲及び左右両側が内外で連通し且つ内部が空洞となる角柱状に成型されており、該横フレーム24には、下降突出するリールタイン26が所定間隔毎に複数設置されている(図4参照)。
該構成によれば、回転するリール13によって掻込まれた圃場の作物の穀稈は、後述する倒伏ガイド21によって左方向又は右方向に倒伏されながら、左右に往復スライド駆動される刈刃16Aによって刈取られ、刈取られた刈取穀稈が前記掻込オーガ13によってフィーダ9側に掻込まれる。フィーダ9側に導入された作物の穀稈は、フィーダコンベア22によって前記脱穀装置4側まで後方搬送される。
前記脱穀装置4は、該脱穀装置4の上側であって前記フィーダ9から搬送される刈取穀稈の脱穀作業を行う脱穀部27と、脱穀装置4の下側であって前記脱穀部27により脱穀された処理物を穀粒と藁屑等の排塵物とに選別する選別部28とから構成されている。
前記脱穀部27は、前記フィーダ9の後端側から刈取穀稈の全部が投入される扱室29と、該扱室29内で前後方向の軸回りに回転駆動可能に支持された円筒状の扱胴31と、該扱胴31の下方で該扱胴の形状に沿って背面視で中央が窪んだ円弧状の受網(図示しない)とを備えている。
該構成により、フィーダ9によって扱室29に全稈投入された刈取穀稈は、回転駆動される扱胴31によって扱降し処理(脱穀処理)されることによって排藁となり、該排藁は扱室29の後方の排出部32から機外へと排出される。その一方で、扱胴31によって扱降ろされた処理物は、籾などの穀粒と藁屑等とを含んでおり、該処理物は、受網で受け止められるとともに下方側に漏下することで選別部28側に導入される。
前記選別部28は、前記受網から漏下した処理物を揺動選別する揺動選別体33と、該揺動選別体33の前方下方側に配置されて後方上側に向けて選別風を送風する唐箕ファン34と、選別後の排塵物を機外へ排出する二番選別ファン36と、唐箕ファン34によって選別された1番物である穀粒を回収する1番ラセン37と、2番物を回収する2番ラセン38とを備えている。
該構成により、揺動選別体33で選別されて漏下した処理物は、唐箕ファン34によって起風された選別風の影響を殆ど受けずに選別部28の前後方向中央(1番ラセン37)よりも前方に落下して前記1番ラセン37により回収される1番物と、選別風の影響を若干受けて1番ラセン37よりも後方に落下して前記2番ラセン38によって回収される2番物とに風選され、藁屑等は上記選別風によって排出部32から機外に飛ばされる。
該1番ラセン37によって回収された穀粒は、該一番ラセン37の搬送端側に設けた穀粒搬送装置(図示しない)によって上方搬送されることによって、前記グレンタンク6の上部側からグレンタンク6内へと投入される。なお、該グレンタンク6内に貯留された穀粒はオーガ39を介して機外へと排出される。
次に、図2乃至7に基づいて、前記倒伏ガイドの構成について説明する。図5は、倒伏ガイドを示した側面図であり、図6(A)は、倒伏ガイドの取付状態を示した要部斜視図であり、図6(B)は、倒伏ガイドの取付状態を示した分解図であり、図7は、倒伏ガイドの作用を示したモデル図である。
前記倒伏ガイド21は、前記刈取装置の下面側に突出するように取付けられる取付部材41と、該取付部材の前部側に着脱可能にボルト固定されて且つ前記刈取装置16の前側から前方上側に向かって傾斜するように延設されたガイド部材42と、該ガイド部材42の左右一方側に着脱可能にボルト固定される断面アングル状に形成された倒伏部材43とを備えている。
前記取付部材41は、基端側に刈取装置16の基端部下面側にボルト固定されるガイド支持部44が形成され、該ガイド支持部44から刈取装置16に沿って前方に延設され、その中途部が上方に向かって屈曲形成されている(図5参照)。
また、該取付部材41の先端側は、刈取装置の先端の前方上側まで延設されるとともに、その先端部分が水平(下方)方向に若干屈曲形成され、前記ガイド部材42が着脱可能に取付けられる一対の取付孔46,46が穿設されている(図6(B)参照)。
該構成によれば、前記取付部材41は、前記ガイド支持部44を介して、左右方向の前記刈取装置16の下面側に着脱可能にボルト固定することができるため、前記ガイド部材42(倒伏ガイド21)が必要な位置に取付けられる。
前記ガイド部材42は、前記取付部材41の前部上面側と前記刈取装置16の上面側との間に架け渡されるように載置される前後方向の支持部47と、該支持部47の前端側から前方上方に向けて延設された株元ガイド部48とが形成されている。該ガイド部材42は、該株元ガイド部48の基端側に穿設された取付孔48aと、前記取付部材41側のガイド取付孔46とを介して、刈取装置16の前側に着脱可能にボルト固定される(図6(B)参照)。
上記株元ガイド部48は、その前部側は前後方向中途部から先端に向かって徐々に幅狭となって先端が鋭角状に形成された板状部材であって、該株元ガイド部48の中央上面側には、前後方向に延設された棒状の補強部材49が溶着等されている。
また、該株元ガイド部48の基端側は、その左右両側を上方に屈曲することにより前側固定部51が形成されており、該前側固定部51には、前記倒伏部材43の前側が取付支持するための前後一対の取付孔51a,51aが左右にそれぞれ穿設されている。
該構成によれば、前記ガイド部材42は、前記刈取装置16側から前方上方に向かって延設され、その先端側が徐々に幅狭となる鋭角状に形成されたことによって、前記刈取装置16によって刈取られる圃場の穀稈は、隣接するガイド部材42,42の間に順次案内されるため、前記倒伏部材43による穀稈の倒伏と、前記刈取装置16による穀稈の刈取とを詰まらせることなくスムーズに行うことができる。
また、前記ガイド部材42は、前記刈取部3が前記リフトシリンダ10によって最下降位置から前方上方に向けて押上げるようにして上昇作動するように構成されているため、前記刈取部3が最下降位置まで下降された状態では、ガイド部材42が側面視で略水平な水平姿勢となる一方で、前記刈取部3が刈取作業を行う刈高さまで上昇作動された状態では、ガイド部材42が側面視で前高後低の傾斜姿勢となるように構成されている。なお、該ガイド部材42の取付角度はこれに限られず、刈取部3が刈取高さまで上昇された場合に、前記水平姿勢となるように構成しても良い。
上記支持部47は、後端側には左右中央に前方に向かって凹設された凹設部47aが形成されている。また、該支持部47の左右両側にはアングル状部材であって前記倒伏部材43の後側が取付支持される一対の後側固定部52,52が取付固定されており、該後側固定部51には前記倒伏部材43が取付けるための取付孔51aが穿設されている(図6等参照)。
該構成によれば、前記前側固定部51と後側固定部52とは、前記ガイド部材42の左右両側に設けられているため、前記倒伏部材43は、ガイド部材42の左右両端のどちらにも取付けることができるように構成されている。
すなわち、倒伏ガイド21の左側に倒伏部材43を取付ける場合と、倒伏ガイド21の右側に倒伏部材43を取付ける場合とで、同一形状のガイド部材42を兼用して用いることができるため、部品点数の種類を削減して製造コストを低く抑えることができる。
前記倒伏部材43は、前記ガイド部材42の左右側方側に取付けられる板状部材であって、前側固定部51及び後側固定部52に取付固定するための取付孔43a,43b,43cが前後方向に複数(図示する例では3カ所)並べて穿設されており、該倒伏部材43の上端側には、左右一方側、具体的には取付けられるガイド部材42と反対側に向けて屈曲形成された屈曲部53が形成されている。
上記取付孔43a,43b,43cは、上下方向に長い溝状に形成されることによって、前記ガイド部材42に取付けられる倒伏部材43の上下位置を調整することができるように構成されている。このため、刈取対象の作物の大きさに応じて倒伏するために左右一方側に折り曲げる穀稈の高さ位置を調整することができる(図6(B)参照)。
上記屈曲部53は、後方に向かって徐々に幅広となるように形成されており、平面視で直角三角形状となるように構成されている(図3及び図6参照)。このとき、該屈曲部53の左右幅は、隣接して配置される倒伏ガイド21,21同士の間の距離よりも短く、より具体的には、刈取装置16の刈刃16Aの歯幅の半分程度となるように形成されている。
ちなみに、該屈曲部53の左右幅は、隣接する倒伏ガイド21に到達する範囲まで広く形成することにより、平面視で屈曲部53の後端側が隣接する倒伏ガイド21のガイド部材42とラップするように構成しても良い。該構成によれば、ガイド部材42によって刈取装置16の前方まで案内された穀稈の株元側をより確実に左右一方側へ倒伏させることができる。
上述の倒伏ガイド21は、刈取フレーム9(刈取装置16)の左右幅全体に亘って左右方向に複数並べて設けられるとともに、左右方向に並べて配置される各倒伏ガイド21,21同士の間は、前記刈取装置16の刈刃16Aの歯幅程度の間隔を空けて取付けられている(図2等参照)。
また、該倒伏ガイド21は、刈取装置16の右側半部に取付けられた前記倒伏部材43は、前記屈曲部53が左右左側に延設される方向に取付けられ、刈取装置16の左側半部に取付けられた前記倒伏部材43は、前記屈曲部53が左右右側に延設される方向に取付けられるように構成されている。言い換えると、前記倒伏部材43は、刈取られる圃場の穀稈を刈取部3の中心に向かう左右内側に倒伏させるように構成されている(図3及び図7参照)。
具体的には、刈幅の略中心で、且つフィーダ入口寄りに配置された前記倒伏ガイド21を中心ガイド21Cとして設定し、各倒伏ガイド21(倒伏部材33)は、刈取穀稈を中心ガイド21Cに向けて倒伏させるように設定されて(取付けられて)いる(図3参照)。このとき、中心ガイド21Cの位置は、前記ガイド部材42に取付けられる倒伏部材43を組み替えることによって容易に変更することができるように構成されている。
なお、前記中心ガイド21Cは、刈幅の中心に配置された倒伏ガイド21や、フィーダの左右中心に配置された倒伏ガイド21を選択しても良い。ちなみに、図示する例では、左から5番目に配置された前記倒伏ガイド21が左右方向の中心に配置された中心ガイド21Cとして設定されている。
すなわち、上述の構成の倒伏ガイド21によれば、隣接する倒伏ガイド21の間に案内された圃場の穀稈は、前記株元ガイド48(さらに具体的には前側固定部51の上端側)によって左右内側を支点として株元側を押さえられながら、該支点の上方且つ株元の左右外側を前記屈曲部53によって左右内側に向けて徐々に押出されるように構成されて。このため、該倒伏ガイド21は、穀稈の株元側を左右一方側に折曲げて穀稈を倒伏させることができる(図7参照)。
このとき、倒伏ガイド21によって左右方向一方側に倒伏される穀稈(収穫物)は、必ず刈取部3の左右方向中心側に向かって倒伏されるため、穀稈が刈取部3の左右外側方向に倒伏されて刈取部3側から圃場に零れ落ちる事態を確実に防止できる。
上述の構成によれば、圃場の穀稈は、前記倒伏ガイド21によって左右方向一方側に倒伏された状態で刈取られることにより、前記掻込オーガ14側に供給される刈取穀稈が必ず左右方向に傾いた状態となる。
これにより、例えば、刈取対象がトウモロコシ等のように比較的長手状で折れ難く(又は撓り難く)且つ枝葉等が少ない穀稈の場合、該刈取穀稈が、掻込オーガ14の搬送棒19の移動方向に対して略平行となるように真後ろに寄りかかるように倒れると、搬送棒19等への引っ掛かりが少なくなって刈取穀稈が十分に掻込めない虞があるところ、本発明では、刈取穀稈が左右方向に傾けられるため、搬送棒19等が刈取穀稈に引っ掛かり易くなる。
2 走行機体
3 刈取部
4 脱穀装置
9 フィーダ
13 リール
14 掻込オーガ
16A 刈刃
21 倒伏ガイド(倒伏手段)

Claims (4)

  1. 走行機体(2)と、
    該走行機体(2)の前部に昇降可能に連結され且つ穀稈を刈取って後方に搬送する刈取部(3)とを備え、
    前記走行機体(2)は、該刈取部(3)により刈取られた刈取穀稈を脱穀する脱穀装置(4)を有し、
    前記刈取部(3)は、穀稈を後方に掻込むリール(13)と、該リール(13)の後ろ側に配置され且つ穀稈を刈取る刈刃(16A)と、該刈刃(16A)によって刈取られた刈取穀稈を脱穀装置(4)に向けて後方搬送するフィーダ(9)と、平面視で刈刃(16A)の後方に配置され且つ刈取穀稈をフィーダ(9)に送る掻込オーガ(14)とを有し、
    前記掻込オーガ(14)の前方側には、穀稈を左右方向に倒伏させる倒伏手段(21)を配置した
    ことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 前記倒伏手段(21)は、前記刈刃(16A)の前側に配置した
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  3. 前記倒伏手段(21)は、穀稈の下部側を保持するとともに、該穀稈の保持位置よりも上方側を左右方向に押倒すことによって、穀稈を倒伏させるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
  4. 前記倒伏手段(21)は、前記刈取部(3)の左右内側に向けて穀稈を倒伏させるように構成された
    請求項1に記載の汎用コンバイン。
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