JP2017201959A - 脱穀装置 - Google Patents

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石田 健之
Takeyuki Ishida
健之 石田
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【課題】脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置と、該排稈搬送装置により搬送された排稈が排出される排出口とを備えた脱穀装置において、前記排出口から排出される排稈を、よりスムーズ且つ確実に既刈側となる左右一方側に案内した状態で排出できる脱穀装置を提供することを課題としている。
【解決手段】穀稈の株元側を挟持して後方搬送するフィードチェーン12と、該フィードチェーン12により後方搬送される穀稈を脱穀処理する脱穀部と、脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置17と、該排稈搬送装置17により搬送された排稈が排出される排出口21とを備えた脱穀装置において、前記排稈搬送装置17の後端から搬送方向後方に向かって延設され、排出口21から排出された排稈を、穂先側と交差した状態で押さえるように、該排稈搬送装置17の搬送方向に沿って形成された抵抗体22を設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、脱穀処理された排稈を既刈側に寄せて排出できる脱穀装置に関する。
穀稈の株元側を挟持して後方搬送するフィードチェーンと、該フィードチェーンにより後方搬送される穀稈を脱穀処理する脱穀部と、脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置と、該排稈搬送装置により搬送された排稈が排出される排出口とを備え、排出口から排出された排稈を左右右側の既刈側へと案内するガイド体を設けた特許文献1に記載の脱穀装置が従来公知である。
特開2001−120043号公報
上記文献の脱穀装置によれば、排稈搬送装置によって後方搬送された排稈は、脱穀装置の後端の排出口に排稈の排出先をガイドするガイド体を設けたことにより、排稈を既刈側となる左右一方側に寄せて排出できるものであるが、排稈の排出量や種類によっては排稈の十分なガイドがされず、該脱穀装置を備えた機体が、隣接する条列の刈取作業を行う際に圃場に排出された排稈上を走行してしまう場合があり得るという課題があった。
本発明では、脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置と、該排稈搬送装置により搬送された排稈が排出される排出口とを備えた脱穀装置において、前記排出口から排出される排稈を、よりスムーズ且つ確実に既刈側となる左右一方側に案内した状態で排出できる脱穀装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、第1に、穀稈の株元側を挟持して後方搬送するフィードチェーン12と、該フィードチェーン12により後方搬送される穀稈を脱穀処理する脱穀部と、脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置17と、該排稈搬送装置17により搬送された排稈が排出される排出口21とを備えた脱穀装置において、前記排稈搬送装置17の後端から搬送方向後方に向かって延設され、排出口21から排出された排稈を、穂先側と交差した状態で押さえるように、該排稈搬送装置17の搬送方向に沿って形成された抵抗体22を設けたことを特徴としている。
第2に、前記抵抗体22は、基端側が回動可能に支持された棒状部材によって構成されたことを特徴としている。
第3に、前記抵抗体22の後方に、排稈を所定量溜めてから圃場側へ排出するドロッパ装置26を設けたことを特徴としている。
第4に、前記ドロッパ装置26は、排稈を左右方向右側にガイドして排出するように構成されたことを特徴としている。
前記排稈搬送装置によって排出口側に排出された排稈を、穂先側と交差した状態で押さえるように形成された抵抗体を設けたことにより、排出された排稈が、穂先側を支点に回動しつつ株元側を大きく先行させて落下させることができるため、圃場側に排出される排稈を、既刈側となる左右一方側へスムーズ且つ確実にガイドすることができる。これにより、該脱穀装置を備えた機体が隣接する条列を刈取作業する際に、圃場に排出された排稈上を走行する事態をより確実に回避できる。
また、前記抵抗体を、基端側が回動可能に支持された棒状部材によって構成されたものによれば、排稈の搬送量に応じて、排出される排稈を押さえる長さを調整することができるため、搬送される排稈の長さや量によらず、排出される排稈の左右方向を、スムーズに既刈側へ案内することができる。
また、前記抵抗体の後方に、排稈を所定量溜めてから圃場側へ排出するドロッパ装置を設けたものによれば、前記抵抗体によって案内されて排出口側から圃場へ排出される排稈を、所定間隔毎の束にすることができるため、排稈の回収作業がより容易になる。
なお、前記ドロッパ装置は、排稈を左右方向右側にガイドして排出するように構成されたものによれば、前記抵抗体によって既刈側にガイドされた排稈を、さらに左右方向右側の既刈側へ確実に排出することができる。
本発明を適用した脱穀装置を備えたコンバインの平面図である。 コンバインの背面図である。 排出部を示した要部側面図である。 抵抗体を示した要部背面図である。 抵抗体を示した要部斜視図である。 抵抗体を示した要部平面図である。
図1は、本発明を適用した脱穀装置を備えたコンバインの平面図である。図より、本コンバインは、走行部である左右一対のクローラ式走行装置1,1に支持された走行機体2と、該走行機体2の前方に昇降可能に連結されて圃場の穀稈の刈取作業を行う前処理部3とを備えている。
前記走行機体2は、前処理部3の真後ろの右寄り位置にオペレータが乗込んで操向操作を行う操縦部4が設けられ、該操縦部4の後方斜め左側に前処理部3で刈取られた穀稈の脱穀作業等を行う脱穀装置6が設置され、操縦部4の後方且つ脱穀装置6の右側に脱穀された処理物である穀粒を収容するグレンタンク7が配置されている。
前記前処理部3は、引起装置8によって引起されるとともに前処理部3側に掻込まれた圃場の穀稈を、刈刃(図示しない)によって刈取る刈取作業を行うとともに、搬送装置11によって刈取った穀稈を脱穀装置6側に搬送する。
前記脱穀装置6は、左右左側に配置されて前処理部3側の搬送装置11から受渡された刈取穀稈の株元側を挟持して真っ直ぐに後方搬送するフィードチェーン12と、該フィードチェーン12により後方搬送中の刈取穀稈の脱穀作業を行う脱穀部(図示しない)と、該脱穀部の下側に配置されて脱穀された処理物を穀粒と藁屑等の排塵物とに選別する選別部(図示しない)と、脱穀された穀稈(排藁)を後端右寄り側から排出する排出部16と、該フィードチェーン12の後端側から脱穀処理された排藁を排出部16側へと搬送する排藁搬送装置(排稈搬送体)17とを備えている。
このとき、図1に示されるように、前記排藁搬送装置17は、前記フィードチェーン12の後端側から、脱穀装置後端右側の排出部16側に向けて延設されることにより、平面視で左端側から後方右側に向けて斜めに配置されており、フィードチェーン12の後端側で受渡された排藁を脱穀装置6の右寄りに形成された前記排出部16へと搬送(排出)することができる。
該構成により、フィードチェーン12によって穂先側が脱穀装置6に導入された穀稈は、後方搬送される間に脱穀部によって脱穀処理され、該脱穀部によって脱穀処理された脱穀物は、前記選別部によって穀粒と排塵物とに選別され、該選別部によって選別された穀粒は、揚穀ラセンによって穀粒を貯蔵するグレンタンク7側に搬送される。グレンタンク7内に収容された穀粒は、走行機体2の上面後方側から延設された排出オーガ19を介して機外へと排出される。
また、前記脱穀部によって脱穀処理された穀稈(排藁)は、前記フィードチェーン12によって脱穀装置6の後方側に搬送され、該フィードチェーン12の後端から前記排藁搬送装置17に受渡される。該排藁搬送装置17に受渡された排藁の株元側は、脱穀装置6の左端側より、左右中央側に寄せられながら脱穀装置6後端の前記排出部16側に搬送される。該排藁搬送装置17によって搬送された排藁は、排出部16を介して走行機体2後方の左右右側にさらに寄せられて圃場側へと排出される。
すなわち、排藁搬送装置17により搬送された排藁が、排出部16を介して走行機体2の左右右側に排出されることによって、圃場を外周から内周に向かって反時計回りに走行しながら刈取作業を行う場合に、既刈側となる方向に排藁を排出することができるため、隣接する条列の刈取作業中に圃場に排出した排藁をクローラ式走行装置1,1で踏んでしまうことを効率的に防止することができる。排出部16の具体的な構成については後述する。
次に、図2乃至図6に基づき、前記排出部について説明する。図2は、コンバインの背面図であり、図3は、排出部を示した要部側面図であり、図4乃至図6は、抵抗体を示した要部背面図、要部斜視図及び要部平面図である。
前記排出部16は、左右方向に長い方形状に開口形成されて前記排藁搬送装置17の後端側まで搬送された排藁を機外へと排出する排出口21と、該排出口21側から排藁搬送装置17に沿うように後方に延設された抵抗体22と、該排出口21の後方真下側に配置されて排出口21から落下した排藁を切刻むカッターを有する後処理部23と、該後処理部23の後端側から後方に向かって延設されて排藁を左右方向右側へとガイドするガイド板24と、該ガイド板24の後端側に設けたドロッパ装置26とが設けられている。
前記後処理部23は、図3に示されるように、排出口21の真下に配置されて上下が開放されたボックス体27であって、排出口21から落下してきた排藁を切断するカッター(図示しない)が収容されている。該ボックス体27の上面側は、後方に向かって下方傾斜する切換板28が設けられており、該切換板28は、後端側の開閉軸29を軸に前後(上下)回動操作することによって、後処理部23の上面側を開閉作動可能に構成されている。
すなわち、該切換板28を開閉操作することによって、排出口21から排出される排藁を、切断した状態で排出する切断排出状態と、切断処理せずにそのまま排出する非切断排出状態とに切換えられる。以下、具体的に説明する。
該構成の後処理部23は、切換板28が上方回動操作された(切断排出状態に切換えられた)場合には、排出口21から落下した排藁が、後処理部23の上面側が開放されてボックス体27の中に落下し、カッターによって切断処理されてそのまま圃場側に排出される。
このとき、前記排藁搬送装置17は、その後端側が側面視で後処理部23の後端側に収まる範囲で、排出口21から若干後方側に突出する位置まで延設されるように構成されている(図3参照)。そのため、前記切換板28が開操作されると、該切換板28は、ボックス体27の後端側から上方の排藁搬送装置17の後端側までの間をカバーするように立上げられる(図3の点線参照)。これにより、排藁搬送装置17によって後方搬送された排藁は、開操作された切換板28によって、すべて確実にボックス部27内にガイドされて切断処理することができる。
その一方で、該後処理部23は、前記切換板28が閉操作された(非切断排出状態に切換えられた)場合には、該切換板28によってボックス体27の上面側が閉じられて排出口21から落下される排藁が、ボックス体27の内部に落ちることなく切換板28の上面側に落下し、後方に向かって下方傾斜した切換板28によって、さらに後方に配置された前記ガイド板24側にスムーズに案内される。この場合、排藁は切断処理されることなく、前記ドロッパ装置26を介して圃場側に排出される。
前記ガイド板24は、前記後処理部23の後端側であって、平面視で前記排藁搬送装置17の搬送方向に沿うようにして、左右方向中央から後方右側に向けて斜め方向に延設されている。また該ガイド板24は、下方に向かって比較的緩く傾斜するように形成された第1ガイド部24aと、該第1ガイド部24aの左端側から上側に向かって屈曲形成された第2ガイド部24bと、第1ガイド部24aの延設方向の端部側を傾斜が急になるように下方に向って屈曲形成された第3ガイド部24cとが形成されている。
該構成により、前記ガイド板24は、排藁が排藁搬送装置17による搬送方向である、後方右側に向けて延設されているため、排藁搬送装置17の後端から落下された排藁を、スムーズに前記ドロッパ装置26側へガイドできる。
また、前記ガイド板24は、前記第2ガイド部を立上げ形成したことにより、排出口21から落下した排藁が、ドロッパ装置26側にガイドされずに、真後ろ側へと滑り落ちてきた場合であっても、排藁をより確実にドロッパ装置26側にガイドすることができる。言い換えると、排出口21から真後ろ側へ滑り落ちてきた排藁が、ガイド板24を乗越えて走行機体2の真後ろ側に落下することを防止することができる。
前記抵抗体22は、排出口21における排藁搬送装置17の搬送端側の左右右側から排藁搬送装置17の搬送方向に沿って後方側に延設された部材であって、脱穀装置6のフレーム側に上下回動可能に取付けられている。
具体的に説明すると、該抵抗体22は、排出口21の右上側から排藁搬送装置17側に延設される支持部材31と、該支持部材31の端部側に設けたL字状に屈曲形成されたアンクル部材32と、該アンクル部材32に取付固定された取付板33と、該取付板33に突出形成された回動軸34と、該回動軸34に外装される筒状のスリーブ36と、該スリーブ36から後方に向かって延設される棒状の抵抗棒37とから構成されている(図4及び図5参照)。これにより、抵抗棒37の基端部は、排藁搬送装置17と略同程度の高さ位置に取付けらえるとともに、搬送される排藁の穂先側となる排藁搬送装置17の左右右側に設けられている。
また、該抵抗棒37は、その中途部が下方に向ってクランク状に屈曲形成されており、抵抗棒37の屈曲部から先端側が閉操作された切換板28の傾斜面に沿って延設されて、落下する排藁と係合する係合部37aが形成されている(図3等参照)。
具体的には、該抵抗棒37(抵抗体22)は、排出口21の上側に支持されて排藁搬送装置17の搬送方向に沿って、後方に向かって延設されている。特に、前記係合部37aは、該排藁搬送装置17の後端から搬送方向後方に向って延設され、該係合部37aが、排藁搬送装置17によって搬送された排藁の穂先側を前記切換板28と挟むことができる長さHに形成されている(図3及び図6参照)。
さらに、該抵抗棒37の中途部と、前記取付板33との間には、引張りスプリング(図示しない)が設けられており、抵抗棒37が下方(切換板28)側に向って付勢されるように構成されている。該引張りスプリングは、取付板33側に複数個所穿設された係止孔の係止箇所が変更されることにより、前記抵抗棒37によって排藁の穂先側を押さえる力を調整できるように構成されている。
該構成により、前記後処理部23を用いずに排出する非切断排出状態の場合、排藁搬送装置17の後端側まで搬送されて排出口21から落下する排藁は、その穂先側が、抵抗棒37と切換板28の上面側との間に挟まれて抵抗を受けるように構成されるため、排出口21から落下した排藁は、株元側が穂先側よりも先行して落下するように構成されている。
言い換えると、排出口21から排出された排藁は、前記抵抗体22によって、穂先側を支点にして株元側が左右右側へ向けて回動するようして落下する(図2及び図3参照)。これにより、前記排藁搬送装置17によって中央から左右右寄りに排出された排藁は、排藁の株元側がより脱穀装置6の右方向に寄せられた状態で前記ガイド板24側に落下する。
これにより、排出口から落下した排藁は、後方斜め右側に延設された前記ガイド板24側のガイド(延設)方向に沿った状態で落下するため、ガイド板24(ドロッパ装置26)側によりスムーズにガイドされる。
ちなみに、前記抵抗棒37は、前記切換板28が開操作されている切断排出状態の場合には、抵抗棒37を切換板28に合わせて上方回動させ、上方を向いた切換板28の先端側に載置することによって、退避状態に切換えることができる(図3参照)。これにより、抵抗棒37がボックス内のカッター側に接触する事態をより確実に防止できるため、安全性が向上する。
前記ドロッパ装置26は、前記ガイド板24(第3ガイド板24c)の後端側に設けられており、走行機体2の後方右側に向かって延設された複数の棒状部材からなる受け杆27と、該受け杆27を上下回動可能に支持するドロッパ軸28と、脱穀装置6の枠体上面側に支持されて受け杆側に延接されるように吊下げ支持されるガイド杆29とを備えている。
前記受け杆27は、ドロッパ軸28を軸に水平方向より若干上方回動された状態で保持されることによって、ガイド板24側から案内されてきた排藁を受止める受止姿勢と、受け杆27がドロッパ軸28を軸に下方回動作動することによって、受け杆27上に積上げられた排藁を圃場側に排出する(落下させる)排出姿勢とに切換えることができるように構成されている。
該受け杆27は、所定時間、前記受止姿勢で保持されて、受け杆27上に排藁がある程度貯められた状態で、排出姿勢に切換えられることにより、排藁を所定の束としてまとめて圃場に排出することができる。また、該受け杆27は、排出姿勢によって受け杆27上の排藁が落下されると、素早く受止姿勢に戻される。
ちなみに、前記ドロッパ装置26による上記受け杆27の姿勢切換は、前記排藁搬送装置17の駆動中、所定時間によって自動的に姿勢切換される構成の他、受け杆27上に載置された排藁の重さを検出するセンサを設け、受け杆上に所定以上の重さの排藁が検出された場合に、排出姿勢に切換えられるように構成しても良い。
前記ガイド杆29は、一端側が排出口21上方の脱穀装置6の天板側に支持された支持部30に支持されて、他(自由)端側が受け杆27側に向けて後方右側に向かって延設された棒状の第1ガイド杆29Aと、同様に一端側が支持部30側に支持されて他端側が受け杆27側に向けて後方右側に向かって延設されるとともに、その中途部が走行機体2の真後ろ方向に向けて屈曲形成された第2ガイド杆29Bとを有している(図1参照)。
また、各ガイド杆29A,29Bは、平面視で支持部からドロップ装置(受け杆)側まで延設されるとともに、自由端側がドロップ装置26の受け杆27側に向かって下方に屈曲形成されている。これにより、受け杆27上に積上げられていく排藁を後側から支えることができるように形成されている(図2及び図3参照)。
該構成により、排出口21から落下してガイド板24によってガイドされた排藁は、第1ガイド板24aから第3ガイド板24cに落下する際に、一対の前記ガイド杆29A,29Bによって受け杆27側にガイドされるため、排出口21から排出された排藁が受け杆27上にスムーズに積上げられる。
また、前記第1ガイド杆29Aによって、受け杆上の排藁の中央右寄りの位置を押さえ、前記第2ガイド杆29Bによって、受け杆27上の中央左寄りの位置を押さえることで、ドロッパ装置26による排出作動によらずに排藁が受け杆27から落下することを効率的に防止することができる。
該構成のドロッパ装置26によれば、前記抵抗体22及びガイド板24によって左右方向右側に寄せて案内された排藁を、より走行機体2の右端側に寄せた状態で圃場に排出することができるため、刈取作業時にクローラ式走行装置1が隣接する既刈側に排出された排藁上を走行する事態をより確実に防止できる。
12 フィードチェーン
17 排藁搬送装置(排稈搬送装置)
21 排出口
22 抵抗体
26 ドロッパ装置

Claims (4)

  1. 穀稈の株元側を挟持して後方搬送するフィードチェーン(12)と、
    該フィードチェーン(12)により後方搬送される穀稈を脱穀処理する脱穀部と、
    脱穀処理された排稈を後方搬送する排稈搬送装置(17)と、
    該排稈搬送装置(17)により搬送された排稈が排出される排出口(21)とを備えた脱穀装置において、
    前記排稈搬送装置(17)の後端から搬送方向後方に向かって延設され、排出口(21)から排出された排稈を、穂先側と交差した状態で押さえるように、排稈搬送装置(17)の搬送方向に沿って形成された抵抗体(22)を設けた
    ことを特徴とする脱穀装置。
  2. 前記抵抗体(22)は、基端側が回動可能に支持された棒状部材によって構成された
    請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記抵抗体(22)の後方に、排稈を所定量溜めてから圃場側へ排出するドロッパ装置(26)を設けた
    請求項1又は2の何れかに記載の脱穀装置。
  4. 前記ドロッパ装置(26)は、排稈を左右方向右側にガイドして排出するように構成された
    請求項3に記載の脱穀装置。
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