JP2019080817A - 装着具 - Google Patents

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竹善 井口
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Abstract

【課題】人体の臀部のみを支えて吊る方式とすることで、構成、及び、使用者への装着作業を簡単にできる装着具を提供する。【解決手段】本発明に係る装着具1は、人体の臀部下側に宛がわれて人体を支持するための支持部材2と、支持部材の左右両側の端部から延長して人体の前側で連結される装着ベルト3と、支持部材の各端部にそれぞれ設けられて歩行支援装置と連結される連結部4,4とで構成されたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行支援装置用の装着具に関する。
図11に従来の体重免荷式の歩行支援装置の一例を示す。当該体重免荷式の歩行支援装置100は、支柱101、吊棒102、体重免荷装置103、調整ロープ104、巻取機構105、吊手段としての吊りロープ107、連結ロープ108を備え、吊棒102から吊り下げられた吊りロープ107の下端に装着具110が吊り下げられることにより、連結ロープ108、吊棒102、吊りロープ107を介して、体重免荷装置103による吊り上げ力が装着具1に加わる。従って、装着具1を装着した使用者Aは、体重免荷装置103により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
上述した装着具110として、股下が痛くならず、長時間の使用に耐えられるように構成された装着具が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−202946号公報
しかしながら、特許文献1の装着具では、帯及びベルトによって使用者の尻と腰とを強固に拘束するために、帯部の表面側に、尻腰支持ベルト、尻支持ベルト、腰巻ベルト、股下ベルトといった多数のベルトが複雑に交錯した状態に設けられた複雑な構成となっているため、見栄えが悪いといった点や、尻と腰とを強固に拘束できるように各ベルトの長さを使用者に適合した長さに調節する作業が複雑になって、使用者に対する装着具の装着作業が大変であるといった点があった。
本発明は、上述した課題を解消すべく、人体の臀部のみを支えて吊る方式とすることで、構成、及び、使用者への装着作業を簡単にできる装着具を提供するものである。
本発明に係る装着具は、人体の臀部下側に宛がわれて人体を支持するための支持部材と、支持部材の左右両側の端部から延長して人体の前側で連結される装着ベルトと、支持部材の各端部にそれぞれ設けられて歩行支援装置と連結される連結部とで構成されたので、人体の臀部のみを支えて吊る方式となって、構成、及び、使用者への装着作業を簡単にできる装着具となる。
また、支持部材は、人体の臀部下側と対向して人体を支持する板面を有した可撓性板状部材を備えたので、可撓性板状部材の板面で人体の臀部下側を確実に支持できるようになる。
また、臀部下側は、人体の臀部と脚との境界である臀溝を中心として臀溝近傍の臀部側及び脚側に跨った範囲であり、可撓性板状部材は、臀部下側の全体を覆うように当該臀部下側に宛がわれるために、上下方向の長さが、臀溝を中心として臀溝近傍の臀部側及び脚側に跨った範囲の長さに対応した長さに形成されたので、可撓性板状部材が臀部下側に食い込み難くなり、長時間使用しても臀部が痛くならない装着具を実現できる。
また、支持部材は、支持部材の外形を形成するとともに可撓性板状部材を覆うカバーを備え、カバーは、左右方向の中央部に、人体の臀部下側を覆う衣服と接触して人体の臀部下側に宛がわれた支持部材の上下方向へのずれを抑制するための滑止部を備えたので、支持部材が臀部下側から外れてしまうことを防止でき、支持部材で臀部下側を安定に支持できるようになる。
また、支持部材の左右の両端側に連結されるとともに、人体の胴部に巻き回されて装着される落下防止用装着ベルトを備えたので、装着具が下方に落下してしまうことを防止できるようになる。
(a)は装着具を外面側から見た図、(b)は装着具を内面側から見た図(実施形態1)。 支持部材の断面図(実施形態1)。 人が装着具を装着した状態を示す背面図(実施形態1)。 人が装着具を装着した状態を示す側面図(実施形態1)。 人が装着具を装着した状態を示す前面図(実施形態1)。 人が装着具を装着した状態を示す斜視図(実施形態1)。 人が装着具を装着した状態を示す前面図(実施形態2)。 人が装着具を装着した状態を示す斜視図(実施形態2)。 人が装着具を装着した状態を示す側面図(実施形態2)。 人が装着具を装着した状態を示す背面図(実施形態2)。 従来の歩行支援装置の一例を示す図。
実施形態1
図1に示すように、実施形態1に係る歩行支援装置用の装着具1は、人体Hの臀部H2のみを支えて吊る方式(図4参照)の装着具1であって、人体Hの臀部下側H1(図3参照)に宛がわれて人体Hを斜め下方から支持するための支持部材2と、支持部材2の左右両側(長手方向両側)の端部21,21から延長して人体Hの前側で連結される装着ベルト3と、支持部材2の各端部21,21にそれぞれ設けられて歩行支援装置100(図11参照)と連結される連結部4,4とで構成される。
図3に示すように、臀部下側H1とは、人体Hの臀部H2と脚H3との境界である臀溝H4を中心として臀溝H4近傍の臀部H2側及び脚H3側に跨った範囲を言い、支持部材2は、当該臀部下側H1の全体を覆うように当該臀部下側H1に宛がわれて人体Hを斜め下方から支持するものである(図4参照)。
臀部下側H1とは、例えば、具体的には、臀部H2と脚H3との境界である臀溝H4から臀部H2側に約7cmだけ離れた位置と臀溝H4から脚H3側に約5cmだけ離れた位置との間の領域を言う。
支持部材2は、臀部H2の左右方向に沿って長く、臀部H2の上下方向に沿って短い、帯状の可撓性板状部材22と、支持部材2の外形を形成するとともに可撓性板状部材22を覆うカバー23と、を備えて構成される。
即ち、支持部材2は、カバー23内に可撓性板状部材22を内蔵した構成である。
帯状の可撓性板状部材22は、カバー23の大きさよりも一回り小さい大きさに形成された例えば厚さ1.0〜1.5mm程度の合成樹脂製等の板により形成され、板の板面が臀部下側H1に向かい合って当該臀部下側H1斜め下方から支えることができるように、カバー23内に内蔵されている。
即ち、支持部材2は、人体Hの臀部下側H1と対向して人体Hを斜め下方から支持する板面を有した可撓性板状部材22を備えている。
図3に示すように、帯状の可撓性板状部材22は、臀部下側H1の全体を覆うように当該臀部下側H1に宛がわれるために、帯の幅方向の長さ(臀部H2の上下方向に対応する長さ)が、臀溝H4を中心として臀溝H4の近傍の臀部H2側及び脚H3側に跨った範囲の長さに対応した長さ10cm程度に形成されるとともに、帯の長さ方向の長さ(臀部H2の左右方向に対応する長さ)が、人体Hの左の脚H3の付け根における左側部H5から臀部下側H1を経由して右の脚H3の付け根における右側部H6に至る長さに対応した長さに形成される。
カバー23は、例えば、臀部下側H1に宛がわれる内面24側が柔らかい材料で形成されており、内面24とは反対側の外面25側が内面24側より硬い材料で形成されている。
即ち、内面24側と外面25側との間の内側空間である収容部に可撓性板状部材22が収容され、外面25側が外側から可撓性板状部材22の外側の板面を支えることができるように内面24側より硬い材料で形成され、かつ、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と接触する内面24側が緩衝部となって、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と可撓性板状部材22の内側の板面22fとが直接接触しないように、内面24側は、厚みのある比較的柔らかい生地で構成されている。
また、図1(b)に示すように、臀部下側H1に宛がわれるカバー23の内面24における左右方向(可撓性板状部材22の帯の長さ方向に対応した方向)の中央部が、エチレン・プロロピレン系ゴム、発砲ウレタンゴム等の滑り難い材料による滑止部26に形成され、カバー23の内面24における当該中央部の左右側が、メッシュ生地等の通気性の良い材料による通気部26a,26bに形成されている。
即ち、臀部下側H1に宛がわれるカバー23の内面24は、中央部には、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と接触して人体Hの臀部下側H1に宛がわれた支持部材2の上下方向へのずれを抑制するための滑止部26を備えるとともに、中央部を境界とした左右両側には、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と接触した状態で通気性を確保するための通気部26a,26bを備えている。
例えば、図2に示すように、臀部下側H1に宛がわれるカバー23の内側部が比較的厚みのある柔らかいメッシュ生地等の通気性の良い材料により形成され、このカバー23の内側部の左右方向の中央部の表面に、エチレン・プロロピレン系ゴム、発砲ウレタンゴム等の滑り難い材料による滑止部26が形成されていることにより、カバー23の内面24における左右方向の中央部に滑止部26が設けられるとともに、当該中央部の左右側に通気部26a,26bが設けられた構成となっている。
また、カバー23の外面25には、装着ベルト3を通すためのベルト通し部27が、カバー23の左右方向に沿って所定の間隔を隔てて複数設けられている。
装着ベルト3は、留め具付きの長さ調整可能なベルトにより構成される。
装着ベルト3は、例えば、上述した支持部材2の外面25に設けられた複数のベルト通し部27,27…に通されることによって支持部材2の両方の端部21,21から延長するように設けられたベルト本体31と、当該ベルト本体31の一端32に設けられて係止爪33を備えた雄部材34と当該ベルト本体31の他端35に設けられて係止爪33が係止する係止部36を備えた雌部材37とで構成された留め具としてのバックル38と、ベルト本体31の長さを調整するためのアジャスター(移動カン)39とを備えた構成である。
装着ベルト3は、例えば、ベルト本体31の一端部を雄部材34のベルト通孔に通して折り返してベルト本体31の一端側を重合させて縫い合わせて固定することにより、雄部材34をベルト本体31の一端部に固定し、ベルト本体31の他端側を支持部材2の外面25に設けられた複数のベルト通し部27及び後述する連結部4の連結部材42のベルト通し部44に通した後、アジャスター39のベルト通孔に通し、さらに雌部材37のベルト通孔に通して折り返して、再び、アジャスター39のベルト通孔に通して構成されることで、複数のベルト通し部27及び後述する連結部4の連結部材42のベルト通し部44に通されたベルト本体31の一端に雄部材34を備え、当該ベルト本体31の他端に雌部材37を備えるように構成される。
そして、当該ベルト本体31の雌部材37のベルト通孔から折り返された部分の長さが長くなるように調整することで装着ベルト3の長さを短くでき、かつ、ベルト本体31の雌部材37のベルト通孔から折り返された部分の長さ短くなるように調整することで装着ベルト3の長さを長くできるようになっており、人体Hの前側における下腹部の位置にてバックル38の雄部材34と雌部材37とを連結することによって、当該装着具1が人体Hに装着されるようになっている。
図1(a)に示すように、帯状のカバー23の外面25に設けられたベルト通し部27は、例えば4つ設けられる。例えば、カバー23の左右方向(帯の長さ方向)の両端部21,21側にそれぞれベルト通し部27が設けられるとともに、両端部に設けられた各ベルト通し部27,27間をほぼ三等分する2つの位置にそれぞれベルト通し部27,27が設けられる。
図4に示すように、連結部4は、体重免荷装置103に連結された吊手段としての吊りロープ107の下端に取付けられたフックなどの連結具112が連結される連結用リング41と、当該連結用リング41を支持部材2の端部21に連結するための連結部材42とを備える。
連結用リング41に取付けられた取付片43が連結部材42に取付けられている。
連結部材42には、装着ベルト3のベルト本体31が通されるベルト通し部(通し孔)44が形成されている。
図1(a)に示すように、一方の連結部材42を、カバー23の外面25における一方の端部21に設けられた一端部側ベルト通し部27と当該一端部側ベルト通し部27と隣り合う一端側中央寄りベルト通し部27との間に配置するとともに、他方の連結部材42を、カバー23の外面25における他方の端部21に設けられた他端部側ベルト通し部27と当該他端部側ベルト通し部27と隣り合う他端側中央寄りベルト通し部27との間に配置した状態で、装着ベルト3のベルト本体31が、カバー23の外面25に設けられた複数のベルト通し部27及び連結部4の連結部材42のベルト通し部27に通されることによって、左右の連結部4,4が、支持部材2の左右両側の端部21,21にそれぞれ設けられる。
実施形態1の装着具1によれば、支持部材2の内面24を臀部下側H1に宛がった状態で、図5,図6に示すように、装着ベルト3の両端に設けられたバックル38の雄部材34と雌部材37とを人体Hの前側における下腹部の位置で連結することによって、装着具1を人体Hに装着する。
そして、左右の連結部4,4と歩行支援装置100の体重免荷装置103とが連結されることにより、当該歩行支援装置100を使用する使用者A(図11参照)は、体重免荷装置103により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
実施形態1の装着具1によれば、人体Hの臀部H2のみを支えて吊る方式としたので、構成、及び、使用者への装着作業が簡単な装着具1を提供できる。
また、実施形態1の装着具1によれば、支持部材2が、人体Hの臀部下側H1と対向して人体Hを支持する板面を有した可撓性板状部材22を備えたので、可撓性板状部材22の板面で人体Hの臀部下側H1を確実に支持できるようになる。
また、実施形態1の装着具1によれば、支持部材2の内面24が臀部下側H1に宛がわれた状態で当該支持部材2が吊られた場合、支持部材2の柔らかい内面24側が臀部下側H1の形状に追従して変形することによって支持部材2の内面24と臀部下側H1全体とが全面接触した状態となり、かつ、可撓性板状部材22の板面が臀部下側H1に対向して当該臀部下側H1全体を板面で支える状態となるので、可撓性板状部材22が臀部H2に食い込んでしまう現象を防止できるようになり、長時間使用しても臀部H2が痛くならないようになる。
即ち、臀部下側H1に宛がわれる帯状の可撓性板状部材22として、帯の幅の長さが、5cm未満程度の細幅の可撓性板状部材を用いた場合、支持部材2が臀部下側H1に宛がわれた状態で当該支持部材2が吊られた際に、当該可撓性板状部材22が臀部下側H1に食い込んでしまって、使用に際して臀部H2が痛くなってしまう可能性が高いが、実施形態1では、可撓性板状部材22は、臀部下側H1の全体を覆うように当該臀部下側H1に宛がわれるために、上下方向の長さが、臀溝H4を中心として臀溝H4近傍の臀部H2側及び脚H3側に跨った範囲の長さに対応した長さに形成されている。
つまり、実施形態1では、臀部下側H1に宛がわれる帯状の可撓性板状部材22として、帯の幅の長さが太い、例えば10cm程度の太幅の可撓性板状部材22を用いたことによって、可撓性板状部材22が臀部下側H1に食い込み難くなり、長時間使用しても臀部H2が痛くならない装着具1を実現できる。
また、実施形態1の装着具1によれば、支持部材2の外形を形成するとともに可撓性板状部材22を覆うカバー23が、左右方向の中央部に、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と接触して人体Hの臀部下側H1に宛がわれた支持部材2の上下方向へのずれを抑制するための滑止部26を備えているので、支持部材2が臀部下側H1から外れてしまうことを防止でき、支持部材2で臀部下側H1を安定に支持できるようになる。
尚、実施形態1では、支持部材2の外面25に設けられたベルト通し部27に通されることで、支持部材2の左右両側の端部21,21から延長して人体Hの前側で連結される装着ベルト3を例示したが、装着ベルトは、支持部材2の左の端部21に固定されて当該左の端部21から延長するように設けられた左ベルトと、支持部材2の左の端部21に固定されて当該左の端部21から延長するように設けられた右ベルトとを備えた構成であってもよい。
また、実施形態1では、可撓性板状部材22がカバー23内に内蔵された構成の支持部材2を例示したが、支持部材は、可撓性板状部材22の内側の板面22fに、人体Hの臀部下側H1を覆う衣服と接触する厚みのある比較的柔らかい生地等の緩衝部を設けた構成の支持部材であってもよい。
また、実施形態1では、可撓性板状部材22を備えた構成の支持部材2を例示したが、本発明の装着具1における支持部材は、可撓性板状部材22を備えずに、例えば、比較的硬い生地等を使用して、上下方向の長さ(帯の幅方向の長さ)が、臀溝H4を中心として臀溝H4近傍の臀部H2側及び脚H3側に跨った範囲の長さに対応した長さの帯状に形成されたものであってもよい。
実施形態2
実施形態1の装着具1では、装着具1の支持部材2が臀部下側H1に位置されて装着ベルト3が下腹部の位置で連結されるため、装着具1を人体Hに装着した後、左右の連結部4,4と歩行支援装置100の体重免荷装置103とを連結する前に、装着具1が下方に落下する可能性がある。
そこで、図7乃至図10に示すように、装着具1の落下を防止するために、支持部材2の左右の両端側に連結されるとともに、人体Hの胴部H7に巻き回されて装着される落下防止用装着ベルト6と、当該落下防止用装着ベルト6と支持部材2とを連結する伸縮性メッシュ生地や伸縮性生地等の連結材7とを備えた構成、即ち、実施形態1で説明した装着具1と落下防止用装着ベルト6と連結材7とを備えた構成の装着具1Aとしてもよい。
落下防止用装着ベルト6は、人体Hの胴部H7の後ろ側に宛がわれる後側ベルト部61と、後側ベルト部61の一端及び他端にそれぞれ固定されたアジャスター(移動カン)62,63と、一端が支持部材2の一端部21aに連結されて他端側がバックル64の一方の部材としての例えば雄部材65のベルト通し孔に通された後折り返されて後側ベルト部61の一端に固定されたアジャスター62のベルト通し孔に通された後に折り返された左側ベルト部66と、一端が支持部材2の他端部21bに連結されて他端側がバックル64の他方の部材としての例えば雌部材67のベルト通し孔に通された後折り返されて後側ベルト部61の他端に固定されたアジャスター63のベルト通し孔に通された後に折り返された右側ベルト部68とを備えた構成である。
尚、例えば、左側ベルト部66の一端は支持部材2の一端部21aに設けられたベルト通し部69a(図1(a)参照)に通された後固定され(図8参照)、また、右側ベルト部68の一端は支持部材2の他端部21bに設けられたベルト通し部69b(図1(a)参照)に通された後固定されている。
実施形態2の装着具1Aによれば、落下防止用装着ベルト6の後側ベルト部61を胴部H7の後側に回して、左側ベルト部66に取付けられた雄部材65と右側ベルト部68に取付けられた雌部材67とを胴部H7の腹側で連結することにより、装着具1の下方への落下が防止される。この場合、落下防止用装着ベルト6の胴回りの長さを、左側ベルト部66のアジャスター62のベルト通孔から折り返された部分の長さ、及び、右側ベルト部68のアジャスター63のベルト通孔から折り返された部分の長さを調整することによって変更でき、人体Hの胴部H7の寸法に合わせて落下防止用装着ベルト6の長さを調整した後、落下防止用装着ベルト6の前側に設けられたバックル64の雄部材65と雌部材67とを人体Hの前側における腹部の位置で連結する。その後、装着具1の支持部材2の内面24を臀部下側H1に宛がった状態で、装着ベルト3の両端に設けられたバックル38の雄部材34と雌部材37とを人体Hの前側における下腹部の位置で連結することによって、装着具1を人体Hに装着する。
実施形態2の装着具1Aによれば、落下防止用装着ベルト6を備えたので、装着具1が下方に落下してしまうことを防止できる。
また、装着具1と落下防止用装着ベルト6とが連結材7で連結されているので、装着具1と落下防止用装着ベルト6とがばらばらになって装着具1と落下防止用装着ベルト6との関係がわからなくなるような事態を抑制できるようになる。
また、各実施形態においては、装着具1,1Aを体重免荷式の歩行支援装置100の装着具として使用する場合を説明したが、本発明の装着具1,1Aは、体重免荷機能を備えない歩行支援装置、例えば、所謂一般的な歩行器を使用する際の装着具としても使用可能である。この場合でも、歩行支援装置の支持力を連結手段及び力伝達部位を介して人の下半身に伝達することができるので、歩行支援装置を使用している人が膝落ち等で体勢を崩した場合でも、体重が支えられ、転倒を防止できるようになる。
1,1A 装着具、2 支持部材、3 装着ベルト、4 連結部、
6 落下防止用装着ベルト、21 支持部材の端部、22 可撓性板状部材、
23 カバー、26 滑止部、100 歩行支援装置、H 人体、H1 臀部下側、
H2 臀部、H3 脚、H4 臀溝、H7 胴部。

Claims (5)

  1. 人体の臀部下側に宛がわれて人体を支持するための支持部材と、支持部材の左右両側の端部から延長して人体の前側で連結される装着ベルトと、支持部材の各端部にそれぞれ設けられて歩行支援装置と連結される連結部とで構成されたことを特徴とする装着具。
  2. 支持部材は、人体の臀部下側と対向して人体を支持する板面を有した可撓性板状部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の装着具。
  3. 臀部下側は、人体の臀部と脚との境界である臀溝を中心として臀溝近傍の臀部側及び脚側に跨った範囲であり、
    可撓性板状部材は、臀部下側の全体を覆うように当該臀部下側に宛がわれるために、上下方向の長さが、臀溝を中心として臀溝近傍の臀部側及び脚側に跨った範囲の長さに対応した長さに形成されたことを特徴とする請求項2に記載の装着具。
  4. 支持部材は、支持部材の外形を形成するとともに可撓性板状部材を覆うカバーを備え、
    カバーは、左右方向の中央部に、人体の臀部下側を覆う衣服と接触して人体の臀部下側に宛がわれた支持部材の上下方向へのずれを抑制するための滑止部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか一項に記載の装着具。
  5. 支持部材の左右の両端側に連結されるとともに、人体の胴部に巻き回されて装着される落下防止用装着ベルトを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の装着具。
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