JP2019080499A - スピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体に収容された棒状部材が当該筐体の前部に設けた貫通孔から抜け出ることを防止する抜け止め専用部材が不要のスピニングリールを提供する。【解決手段】抜け止め163Fは、当接部材本体の後端部かつ左右方向の中央から、スプールの径方向内側に突出した半円板状部分である。抜け止めは、当接部材本体163Bとともに、第1筐体部材115の第1貫通孔115Bを覆う位置に設けられている。第1貫通孔115Bには、第1ガイドピン114Cが挿入され、当該第1ガイドピン114Cの前端は、第1貫通孔115Bにより支持されているので、抜け止め163F及び当接部材本体163Bにおける抜け止め163Fの近傍部分は、当該第1ガイドピン114Cが第1貫通孔115Bから抜け出ることを防止する(第1ガイドピン114Cを抜け止めする)。【選択図】図3

Description

本発明は魚釣りに使用されるスピニングリールに関する。
従来から知られているスピニングリールとして、特許文献1には、ハンドルが連結されたドライブギア(特許文献1では、駆動ギア7)を収容した筐体(特許文献1では、筐体部10、第1蓋部材11及び第2蓋部材12)と、筐体に対して回転するロータ及びベールアーム(特許文献1では、ロータ3)と、当該筐体に対して前後方向に移動するスプール(特許文献1では、スプール4)と、を備えるスピニングリールが開示されている。当該スピニングリールの筐体には、スプールを前後方向に移動させるオシレーティング機構(特許文献1では、オシレーティング機構6)も収容されている。当該オシレーティング機構は、ウォームシャフト(特許文献1では、螺軸21)と、ウォームシャフトの回転により前後方向に移動する摺動子(特許文献1では、スライダ22)と、摺動子の移動を案内するガイドピン(特許文献1では、第1ガイド軸23a及び第2ガイド軸23b)と、を備えている。
特開2015−35986号公報
特許文献1に記載されたスピニングリールでは、ウォームシャフト(棒状部材)が通ることが可能な貫通孔、及び、2つのガイドピン(棒状部材)それぞれが通ることが可能な2つの貫通孔を、筐体の後部に設け、各貫通孔から各棒状部材を筐体内に挿入している。各棒状部材は、筐体の後部に取り付けられる抜け止めにより抜け止めされる。しかしながら、新たなスピニングリールの開発過程において、スピニングリールの仕様、デザインなどを変更する際に、棒状部材が通ることが可能な貫通孔を筐体の前部に設ける必要性が生じた。このような場合、当該棒状部材が前記の貫通孔から抜けてしまうことを防止する抜け止め専用の部材が新たに必要になってしまう。
本発明は、筐体に収容された棒状部材が当該筐体の前部に設けた貫通孔から抜け出ることを防止する抜け止め専用部材が不要のスピニングリールを提供することを目的とする。
本発明に係るスピニングリールは、
前方に釣り糸を繰り出す魚釣用のスピニングリール(例えば、スピニングリール100)であって、
ハンドル(例えば、ハンドル120)が連結されたドライブギア(例えば、ドライブギア111)を収容する筐体(例えば、リール本体110の筐体K)と、
前記ハンドルの回転に応じて、前記筐体に対して、回転可能に設けられたロータ(例えば、ロータ140)と、
前記ロータに取り付けられ、前記釣り糸をスプールに巻き取る第1姿勢(例えば、糸巻取姿勢)と、前記釣り糸を前記スプールから繰り出す第2姿勢(例えば、糸開放姿勢)とに揺動するベールアーム(例えば、ベールアーム150)と、
前記ベールアームが前記第1姿勢のときに第1位置に位置し、前記ベールアームが前記第2姿勢のときに前記第1位置よりも後方の第2位置に位置し、前記ロータとともに回転する移動部材(例えば、移動部材161)と、
前記筐体に取り付けられ、前記第2位置で前記ロータとともに回転する前記移動部材と当接し、当該移動部材を前記第1位置に向けて移動させる当接部材(例えば、当接部材163)と、
前記移動部材が前記第1位置に向けて移動したときに、前記ベールアームを前記第2姿勢から前記第1姿勢に戻すリターン装置(例えば、トグルバネ装置162)と、を備え、
前記筐体は、
棒状部材(例えば、第1ガイドピン114C)をさらに収容し、
前記筐体の前部(例えば、平面部K10)に設けられ、前記棒状部材が通ることが可能で、前記棒状部材の前端を支持する貫通孔(例えば、第1貫通孔115B)を備え、
前記当接部材は、前記貫通孔の少なくとも一部を塞ぐ塞ぎ部(例えば、抜け止め163F、及び、当接部材本体163Bの抜け止め163F近傍部分)を備える。
上記構成によれば、当接部材が筐体の前部に設けられた貫通孔の少なくとも一部を塞ぐので、当接部材により棒状部材が貫通孔から抜け出ることを防止できる。従って、当接部材が棒状部材の抜け止めを兼ねることができ、筐体の前部に設けられた貫通孔から棒状部材が抜け出ることを防止する抜け止め専用の部材が不要になっている。
前記当接部材は、前記ロータの回転に伴い、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて移動させる傾斜面(例えば、傾斜面163A)を備える、
ようにしてもよい。
上記構成により、移動部材は傾斜面を登るので、移動部材の回転をスムーズに行える。
前記筐体は、前記ドライブギアの一端部を支持する第1筐体部材(例えば、第1筐体部材115)と、前記ドライブギアの他端部を支持する第2筐体部材(例えば、第2筐体部材116)と、を備え、
前記第1筐体部材は、前記ドライブギアと連動しており前記ロータを回転させるピニオンギア(例えば、ピニオンギア113)を回転可能に支持する支持部(例えば、支持部115G及び115H)を備えるとともに、当該支持部よりも上方に前記貫通孔(例えば、図4参照)を備える、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、一方の筐体部材に、貫通孔と支持部とを集約できたので、スピニングリールを容易に組み立てできる。
前記筐体は、前記ドライブギアの一端部を支持する第1筐体部材(例えば、第1筐体部材115)と、前記ドライブギアの他端部を支持する第2筐体部材(例えば、第2筐体部材116)と、を備え、
前記当接部材は、前記第1筐体部材(例えば、第1筐体部材115)及び前記第2筐体部材(例えば、第2筐体部材116)の少なくともいずれか一方と係合する係合部(例えば、突出部163C、又は、回り止め163D及び/又は回り止め163E)を備え、
前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記係合部と係合する被係合部(例えば、孔116A、又は、突出部K21及び/又はK22)を備える、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、係合部と被係合部との係合により、当接部材と筐体を係わり合わせることでき、例えば、当接部材が動いてしまうことを防ぐことができる。
前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記当接部材が配置される平面(例えば、前方を向く前壁)を有する平面部(例えば、平面部K11及び/又はK12)を備え、
前記係合部は、第1方向に延びている第1係合部(例えば、第2部分163CB)と、当該第1係合部から前記第1方向とは異なる方向に延びている第2係合部(例えば、第3部分163CC)とを備え、
前記被係合部は、前記係合部を収容する前記平面部に設けられた孔(例えば、孔116A)である、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、当接部材が筐体から抜け出ることを防止できる。
前記係合部及び前記被係合部は、L字状の形状である(例えば、図7参照)、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、当接部材が筐体から抜け出ることを簡易な構成で防止できる。
前記被係合部は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材のいずれか一方に設けられ、他方の筐体部材と当接する当接端面(例えば、合わせ面116B)に設けられた切欠部(例えば、孔116A)であり、
前記係合部は、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とにより挟持された(例えば、図5及び6参照)、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、当接部材を筐体に簡易な構成で固定できる。
前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記当接部材が配置される平面(例えば、前方を向く前壁)を有する平面部(例えば、平面部K11及び/又はK12)を備え、
前記被係合部は、前記平面部から前方に突出した突出部(例えば、突出部K21及び/又はK22)であり、
前記係合部は、前記突出部に当接している(例えば、回り止め163D及び/又は回り止め163E)、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、係合部が被係合部に当接することで、当接部材が回ってしまうことを防止できる。
前記棒状部材は、前記スプールを前記ロータの前後方向に移動させるオシレーティング機構(例えば、オシレーティング機構114)の構成部材であり、摺動子(例えば、114B)の前記前後方向への移動を案内するガイドピン(例えば、第1ガイドピン114C)である、
ようにしてもよい。
上記構成によれば、上記貫通孔からガイドピンが抜け出ることの防止を当接部材で行うことができる。
本発明によれば、筐体に収容された棒状部材が当該筐体の前部に設けた貫通孔から抜け出ることを防止する抜け止め専用部材が不要のスピニングリールを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るスピニングリールの斜視図。 本発明の実施の形態に係るスピニングリールを、上下左右方向に延び、ハンドル軸を通る平面で切った断面図。 本発明の実施の形態に係るスピニングリールを、前後上下方向に延び、第1ガイドピンを通る平面で切った断面図。 本発明の実施の形態に係るスピニングリールの一部の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るスピニングリールの一部の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るスピニングリールのトグルバネ装置を説明するための、スピニングリールの一部の部材を省略した斜視図。 (A)は、当接部材の斜視図。(B)は、当接部材を(A)とは異なる角度から見た斜視図。 当接部材と第1筐体部材との位置関係などを示す斜視図。 当接部材、第1筐体部材、及び、第2筐体部材を組みあわせたときの斜視図。
以下、本発明の一実施の形態に係る魚釣り用のスピニングリール100を、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、スピニングリール100を釣竿に取り付けた際の、釣り竿の先端方向(スピニングリール100から釣り糸を繰り出す方向)を「前」、釣竿の後端方向を「後」、スピニングリール100から見て釣竿の方向を「上」、その逆方向を「下」、釣竿を持つユーザの「右」及び「左」をそのまま「右」及び「左」という。図面においては、ギアの歯を適宜省略している。さらに、図面においては、各部材の位置関係等が明瞭になるよう、適宜部材を省略している。
(スピニングリール100の概略構成)
スピニングリール100は、図1などに示すように、リール本体110と、ハンドル120と、スプール130と、ロータ140と、ベールアーム150と、を備える。リール本体110は、ハンドル120の回転を受けて、ロータ140をリール本体110に対して回転させるとともにスプール130をリール本体110に対して前後に移動させる駆動機構を備える。スプール130には、釣り糸が巻かれる。ベールアーム150は、釣り糸をスプール130に巻き取る糸巻取姿勢と、釣り糸をスプール130から開放する(繰り出す)糸開放姿勢と、に揺動可能に、ロータ140に取り付けられている。ベールアーム150は、ロータ140とともにリール本体110に対して回転する。
(リール本体110)
リール本体110は、スピニングリール100の本体を構成している。リール本体110は、図1〜図5などに示すように、ドライブギア111と、ボールベアリング112A〜112Dと、ピニオンギア113と、オシレーティング機構114と、第1筐体部材115と、第2筐体部材116と、後方カバー117と、板状蓋118と、ボルトB1と、図示しない複数のギアと、を備える。ドライブギア111、ピニオンギア113、オシレーティング機構114、及び、前記複数のギア(図示せず)は、前記駆動機構を構成する。リール本体110には、ハンドル120が取り付けられている。ハンドル120は、当該ハンドル120を左手で回転させたい場合に図1のように第2筐体部材116側からリール本体110に取り付けられる。ハンドル120は、当該ハンドル120を右手で回転させたい場合に第1筐体部材115側からリール本体110に取り付けられる(図2及び図6の取付部P参照)。図2及び図6等では、省略されているが、ハンドル120の左右の取付部のうち、ハンドル120が取り付けられていない方の取付部(図2及び図6では、取付部P)には、カバーが取り付けられる。
ドライブギア111は、ギア軸111A及びギア部111Bを備える。ギア軸111Aは、円筒形状であり、ハンドル120の回転シャフトであるハンドル軸121と螺合している。これにより、ドライブギア111にハンドル120が取り付けられている。ギア部111Bは、ギア軸111Aと一体的に形成されており、円板形状で、周縁部にドライブギア111の歯(右側を向いている)が設けられた部分である。ドライブギア111は、ハンドル120とともに回転する。ドライブギア111の一端部(ギア軸111Aの一端部)は、ボールベアリング112Aを介して第2筐体部材116により回転可能に支持されている(図2)。ドライブギア111の他端部(ギア軸111Aの他端部)は、ボールベアリング112Bを介して第1筐体部材115により回転可能に支持されている(図2)。ドライブギア111は、ピニオンギア113(図3)とかみ合い連動している。ピニオンギア113には、ロータ140が取り付けられている。従って、ハンドル120の回転は、ドライブギア111及びピニオンギア113を回転させ、ロータ140を回転させる。
オシレーティング機構114は、スプール130を前後方向に移動させる。オシレーティング機構114は、図3〜図5に示すように、ウォームシャフト(クロスギアとも呼ばれる。)114Aと、摺動子114Bと、第1ガイドピン114Cと、第2ガイドピン114Dと、スプール軸114Eと、を備える。
ウォームシャフト114Aには、前記複数のギアを介して、ピニオンギア113の回転が伝達される。従って、ウォームシャフト114Aは、ハンドル120の回転に連動して回転する。前記複数のギアは、例えば、ピニオンギア113にかみ合った第1ギアと、第1ギアにかみ合う第2ギアと、第2ギアにかみ合い、ウォームシャフト113Aに取り付けられ、ウォームシャフト113Aとともに回転する第3ギアと、からなる。
摺動子114Bは、係合部114BAによりウォームシャフト114Aと係合しており、ウォームシャフト114Aの回転により前後方向に往復移動する。摺動子第1ガイドピン114Cは、前後方向に延びており、摺動子114Bの貫通孔114BCを通っている。第2ガイドピン114Dは、前後方向に延びており、摺動子114Bの貫通孔114BDを通っている。第1ガイドピン114C及び第2ガイドピン114Dは、摺動子114Bの前後方向への移動を案内する。
スプール軸114Eは、前後方向に延び、摺動子114Bの貫通孔114BEを通り、摺動子114Bに固定されている。スプール軸114Eは、摺動子114Bとともに前後方向に移動する。スプール軸114Eは、ピニオンギア113を当該ピニオンギア113に対して摺動可能に貫いており、ピニオンギア113が回転してもスプール軸114Eは回転せず、スプール軸114Eが前後方向に移動してもピニオンギア113は前後方向に移動しない。スプール軸114Eの中心軸とピニオンギア113の回転軸(ロータ140の回転軸でもある)とは、一致している。スプール軸114Eには、スプール130が取り付けられている。従って、スプール軸114Eの前後方向の移動により、スプール130が前後方向に移動する。
以上のような構成により、オシレーティング機構114及び前記複数のギアは、ハンドル120の回転を、スプール130の前後方向への移動に変換する。オシレーティング機構114は、ハンドル120の回転に応じて、スプール130を前後方向に移動させる。オシレーティング機構114の、ウォームシャフト114Aと、摺動子114Bの大部分と、第1ガイドピン114Cとは、スプール軸114Eの中心軸(ロータ140の回転軸と一致する)よりも上方に位置している。これにより、スピニングリール100の重心を竿側に近づけることができる(例えば、キャスティング時に有利となる)。
第1筐体部材115は、釣竿に取りつけられるリールフット115Aを備える。第1筐体部材115には、図3等では図示しないボルトにより、第2筐体部材116が固定されている。第1筐体部材115と、第2筐体部材116とは、ドライブギア111と、ボールベアリング112A〜112Dと、ピニオンギア113と、オシレーティング機構114と、前記複数のギアと、を収容するリール本体110の筐体Kを構成する。
筐体Kは、その前部(前側の部分)として、前側に向いた平面(前面又は前壁とも言う)を有する平面部K10及び当該平面部K10の平面から前方に突出した突出部K20を備える(図8、図9も参照)。第1筐体部材115における平面部K10を構成する部分を平面部K11といい、第2筐体部材116における平面部K10を構成する部分を平面部K12という。第1筐体部材115における突出部K20を構成する部分を突出部K21といい、第2筐体部材116における突出部K20を構成する部分を突出部K22という。
第1筐体部材115は、図4、図5などに示すように、筐体Kの平面部K11に第1貫通孔115Bを備え、第1筐体部材115の後部に第2貫通孔115C及び第3貫通孔115Dを備える。また、第1筐体部材115は、後部の内面に有底孔115Eを備え、さらに、スプール軸114Eをボールベアリング112C及び112Dを介して回転可能に支持する支持部115G、115Hを備える。なお、支持部115Hは、第1筐体部材115の前端に位置しており、スプール軸114Eが通る貫通孔を形成している。第1貫通孔115Bは、支持部115G及び支持部115Hよりも上方に位置している。第1貫通孔115Bは、スプール軸114Eの中心軸ないしロータ140の回転軸よりも上方に位置している。
スピニングリール100を組み立てる際、第1ガイドピン114Cは、第1貫通孔115Bから(つまり前方から)第1筐体部材115内に挿入され、第1筐体部材115内部に組み付けられる。具体的には、第1ガイドピン114Cの後端は、有底孔115Eに支持され、第1ガイドピン114Cの前端は、第1貫通孔115Bにより支持される(図3)。第1筐体部材115は、第1筐体部材115に後方から挿入することはできない。第1ガイドピン114Cの前端は、第1貫通孔115Bにより支持される(図3)。
スピニングリール100を組み立てる際、ウォームシャフト114Aは、第2貫通孔115Cから(つまり後方から)第1筐体部材115内に挿入され、第1筐体部材115内部に組み付けられる。第2ガイドピン114Dは、第3貫通孔115Dから(つまり後方から)第1筐体部材115内に挿入され、第1筐体部材115内部に組み付けられる。なお、ウォームシャフト114Aは、ボールベアリングにより回転可能に支持される。第2貫通孔115Cは、板状蓋118によりふさがれる。板状蓋118は、ボルトB1により、第1筐体部材115に固定される。
第2筐体部材116は、後述の当接部材163を固定するための孔116A等を備える(詳細は後述)。
後方カバー117は、第1筐体部材115と第2筐体部材116とを組合せた筐体Kの下後方部分に図示しないボルトにより取り付けられ、筐体Kの下後方部分を覆う。特に、後方カバー117は、板状蓋118(第2貫通孔115C)、第3貫通孔115D等を覆うが、第1筐体部材115の有底孔115Eが設けられた部分は、覆わない。従って、後方カバー117は、その分小さい。
(ロータ140)
ロータ140は、スプール130の中心軸(スプール軸114Eの中心軸)と一致する軸(ピニオンギア113の回転軸)を回転軸として回転可能である。ロータ140は、図1などに示すように、ロータ本体141と、第1カバー142と、第2カバー143(図6も参照)と、を備える。ロータ本体141は、両端に前後方向に延びている第1アーム141A及び第2アーム141Bを備える。第1カバー142は、第1アーム141Aを覆っており、第2カバー143は、第2アーム141Bを覆っている。第2カバー143と第2アーム141Bとの間には、後述のベール反転機構160(図6)が配置されている。
(ベールアーム150)
ベールアーム150は、図1などに示すように、ベール151と、ベール151を支持する第1ベール支持部材152及び第2ベール支持部材153と、を有する。第1ベール支持部材152及び第2ベール支持部材153は、それぞれ、ベールアーム150が糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動可能となるように、ロータ140の第1アーム141A及び第2アーム141Bに揺動可能に取り付けられている。第1ベール支持部材152は、釣り糸を案内するラインローラ152Aを有する。
(ベール反転機構160)
スピニングリール100は、ベールアーム150を、糸開放姿勢から糸巻取姿勢に復帰(反転)させるベール反転機構160(図6など)も有する。ベール反転機構160は、ベールアーム150の姿勢を保持する機能も有する。ベール反転機構160は、図6などに示すように、移動部材161と、トグルバネ装置(リターン装置)162と、当接部材163と、を有する。移動部材161及びトグルバネ装置162は、第2アーム141Bと第2カバー143との間に収容されている。
移動部材161は、金属製の線材を折り曲げることにより形成されている。移動部材161は、第2ベール支持部材153に設けられている。具体的には、移動部材161の一端部161Aが、第2ベール支持部材153が有する円弧状の溝153Aと係合している。移動部材161は、第2アーム141Bに設けられた前後方向に延びている溝(不図示)により案内され、前後方向に移動可能となっている。
このような移動部材161は、ベールアーム150の揺動に応じて一端部161Aが溝153Aに案内され、第1位置(前方)と、第2位置(後方)とに、位置することができる。ベールアーム150が糸巻取姿勢にあるとき(図1及び図6の状態のとき)、移動部材161は、第1位置(図6の位置)に位置する。一方、ベールアーム150が糸開放姿勢にあるとき、移動部材161は、第2位置(図6の位置よりも後方)に位置する。移動部材161は、ロータ140の回転により、ロータ140とともに第1位置又は第2位置で回転する。
移動部材161が第2位置にあるときには、移動部材161の他端部161Cが制動部材SBの凹凸と係合し、ロータ140の回転が制動される。さらに、移動部材161が第2位置にあるときに、ロータ140を、釣糸をスプール130に巻き取る方向R1(以下、釣糸巻取方向という)に回転させた場合、移動部材161の中間部161B(径方向に延びている後端部分)が、当接部材163に当接する。
トグルバネ装置162の一端は、第2ベール支持部材153と係合し、その他端は、第2カバー143に揺動可能に固定されている。トグルバネ装置162の一端は、ベールアーム150(特に、第2ベール支持部材153)の揺動により移動し、それに伴って、トグルバネ装置162は前記他端の軸162Aを中心に揺動する(矢印R2参照)。トグルバネ装置162は、バネの付勢力を利用し、ベールアーム150を、死点を挟んで糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢し、かつ、ベールアーム150を糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに保持する。
当接部材163は、第1筐体部材115と第2筐体部材116とから構成される筐体Kの平面部K11に固定されている。当接部材163は、その前面に傾斜面163Aを有する。
移動部材161(ベールアーム150が糸開放姿勢にあるときの移動部材161)の中間部161Bは、移動部材161が第2位置で釣糸巻取方向R1に回転すると、当接部材163の傾斜面163Aに当接し、当接しながら当該傾斜面163Aを登っていく。これにより、移動部材161が第1位置に向けて(前方)に移動する。このように、当接部材163は、第2位置で回転する移動部材161と当接して当該移動部材を第1位置に向けて移動させる。中間部161Bが、当該傾斜面163Aをある程度登り、死点位置を超えると、それまで糸開放姿勢に付勢していたトグルバネ装置162は、その付勢方向を糸巻取姿勢側に切り換え、これにより、ベールアーム150を揺動させ、ベールアーム150を糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻す。このように、トグルバネ装置162は、移動部材161が第1位置に向けて移動したときに、ベールアーム150を糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻す(リターンさせる)。
(当接部材163)
当接部材163は、図7〜図9などに示すように、当接部材本体163B、突出部163C、回り止め163D、回り止め163E、及び、抜け止め163Fを備える。これらは、合成樹脂等により一体的に形成されている。
当接部材本体163Bは、前方から見た場合に円弧形状を有する板状部分である(図4、図5も参照)。傾斜面163Aは、当接部材本体163Bの前面を構成している。
突出部163Cは、当接部材本体163Bから後方に突出しており、L字状の形状を有する部分である。突出部163Cは、当接部材本体163Bの後端部からスプール130の径方向内側(スプール軸114E側)に突出した第1部分163CAと、第1部分163CAから後方に突出し、当接部材本体163Bの後端よりも後方に位置する第2部分163CBと、第2部分163CBから径方向外側に突出した第3部分163CCと、を有する。
当接部材163は、突出部163Cが第1筐体部材115と第2筐体部材116とにより左右方向から挟まれることで、第1筐体部材115と第2筐体部材116とからなる筐体Kに固定されている。ここでは、突出部163Cは、第2筐体部材116に設けられたL字状の形状の孔116A(図4)に挿入され、当該孔116Aが第1筐体部材115により右側からフタされることで(図4)、第1筐体部材115と第2筐体部材116とにより挟まれ保持される(狭持される)。これにより、当接部材163が、筐体Kの平面部K10の前面に配置される。特に、当接部材本体163Bは、筐体Kの平面部K10の前面上に置かれる。孔116Aは、第2筐体部材116における第1筐体部材115と合わさる合わせ面116Bと第2筐体部材116の平面部K12とを切り欠いた形状を有し、突出部163Cは、合わせ面116B側から孔116Aに挿入される。第1筐体部材115の、前記孔116Aをフタする部分、つまり、第2筐体部材116と合わされる合わせ面115Fは、平面となっている(図8)。
孔116A(図4)は、第2筐体部材116ががたつかないよう、突出部163Cに合わせた形状に形成されている。孔116Aは、突出部163Cのうちの、当接部材本体163Bよりも後方に突出した部分(第2部分163CB及び第3部分163CC)すべてを収容する。これにより、当接部材163は、第2筐体部材116により安定的に保持される。突出部163Cが上方向に突出する第3部分163CCを備えることで、第3部分163CCが孔116Aの内面に引っかかるので、筐体Kに対して当接部材163は抜け止めされている。
この実施の形態では、ラインローラ152Aを有さない第2ベール支持部材153側に、移動部材161及びトグルバネ装置162を設けているため、ベールアーム150の第1ベール支持部材152の重量と第2ベール支持部材153の重量とを均等に近づけ、ロータ140の回転バランスが良好となっている。ベールアーム150は、ラインローラ152Aを有する第1ベール支持部材152が釣竿側(上側)に位置し、第2ベール支持部材153がその反対側(下側)に位置する状態(移動部材161が下側に位置する状態)で、ユーザの左手で糸開放姿勢に揺動させられる。仮に、当接部材163を下方に位置させたとすると、糸開放姿勢にベールアーム150を揺動させた直後に移動部材161が当接部材163に意図せず当接してしまう(意図せずにベールアームが糸巻取姿勢に復帰してしまう)恐れがある。この実施の形態では、孔116Aを、第2筐体部材116において、スプール130の中心軸ないしロータ140の回転軸よりも上方に位置させ、従って、当接部材163を、スプール130の中心軸ないしロータ140の回転軸よりも上方に位置させていることで、上記不都合を解消している。
回り止め163D及び回り止め163Eは、当接部材本体163Bの後端部かつ左右両端部から、スプール130の径方向内側に突出した2つの板状部分である。回り止め163D及び回り止め163Eは、平面部K10の前面に配置され、突出部K20の側面に突き当たっている。具体的には、回り止め163Dは、平面部K11の前面に配置され、突出部K21の側面に突き当たっている。回り止め163Eは、平面部K12の前面に配置され、突出部K22の側面に突き当たっている。これにより、例えば、移動部材161の中間部161Bが傾斜面163Aを登るときに当該傾斜面163Aが受ける力により、当接部材163が回転してしまうことを防止できる。
抜け止め163Fは、当接部材本体163Bの後端部かつ左右方向の中央から、スプール130の径方向内側に突出した半円板状部分である。抜け止め163Fは、当接部材本体163Bとともに、第1筐体部材115の第1貫通孔115Bを覆う位置に設けられている。このような構成により、抜け止め163F及び当接部材本体163Bにおける抜け止め163Fの近傍部分は、第1貫通孔115Bを前方から覆うことで当該第1貫通孔115Bを塞ぐ塞ぎ部を構成している。第1貫通孔115Bには、第1ガイドピン114Cが挿入され、当該第1ガイドピン114Cの前端は、第1貫通孔115Bにより支持されるので、当該塞ぎ部は、当該第1ガイドピン114Cが第1貫通孔115Bから抜け出ることを防止している、つまり、第1ガイドピン114Cを抜け止めしている。
(実施の形態上の効果)
この実施の形態では、第1ガイドピン114Cが筐体Kの前部(平面部K11)に設けられた第1貫通孔115Bから前方に抜けてしまうことを、当接部材163が第1貫通孔115Bを塞ぐにことにより実現している。つまり、当接部材163は、移動部材を第1位置に向けて移動させる本来の役割の他に、第1ガイドピン114Cの抜け止めの役割も兼ねている。従って、第1ガイドピン114Cが第1貫通孔115Bから抜けてしまうことを防止する抜け止め専用の部材が不要となっている(その分、リール本体110の前部に配置する部品の数を少なくできる)。また、後方カバー117は、板状蓋118(第2貫通孔115C)、第3貫通孔115D等を覆うが、第1筐体部材115の有底孔115Eが設けられた部分は、覆わない。従って、後方カバー117をその分小さくでき、良好な意匠性を得ることができる。また、上記実施の形態では、上述のように第1ガイドピン114C、当接部材163がロータ140の回転軸よりも上方に位置している。従って、両者の位置を近づけることができ、これにより、当接部材163が大きくなりすぎず、効率的な抜け止めが可能となっている。特に、第1ガイドピン114Cを支持する第1貫通孔115Bは、当接部材163の近傍、つまり、当接部材163が配置される部分である筐体Kの平面部K10(当接部材163が配置されるのと同じ前面)に設けられており、これにより、当接部材163が大きくなりすぎず、効率的な抜け止めが可能となっている。なお、ウォームシャフト(クロスギアとも呼ばれる。)114Aと、摺動子114Bと、第1ガイドピン114Cと、当接部材163と、は、図4に示すように、スプール軸114Eよりも上方にあるとよい(これらのいずれのみが上方にあってもよい)。第2ガイドピン114Dも、スプール軸114E(又はその中心軸)よりも上方に設けてもよい。
第1ガイドピン114Cを支持する第1貫通孔115Bと、スプール軸114Eを回転可能に支持する支持部115G及び支持部115Hと、を第1筐体部材115に設けることで、これらを第1筐体部材115に集約できる。これにより、スピニングリール100の組み立てが容易となっている。さらに、第1貫通孔115B、孔116Aを支持部115G及び支持部115Hよりも上方に設けることで、第1ガイドピン114Cを支持する第1貫通孔115Bと当接部材163を固定するための孔116Aとを近づけることができ、これにより、第1貫通孔115Bを塞ぎ抜け止めを兼ねる当接部材163が大きくなりすぎず、効率的な抜け止めが可能となっている。
当接部材163の上面を、移動部材161(第2中間部161B)が登る傾斜面163Aとしたことで、移動部材161が当接部材163に当たったあとも、移動部材161の回転(つまり、ロータ140の回転)をスムーズに行える。
上記実施の形態では、突出部163Cを第1筐体部材115及び第2筐体部材116で左右方向から狭持することで、当接部材163を固定しているので、ボルトなどを使用せず、簡単に当接部材163を筐体Kに固定できる。さらに、突出部163CをL字状の形状に形成し、第2筐体部材116に突出部163Cに対応したL字状の形状の孔116Aを設けたので、突出部163Cの第3部分163CCが孔116Aの内壁に引っかかり、当接部材163が筐体Kから抜けてしまうことを簡易な構成で効果的に防止できる。また、第1筐体部材115の合わせ面115Fを平面とし、当該合わせ面115Fにより孔116Aを塞ぐようにしたので、孔116Aに挿入した突出部163Cが第2筐体部材116から左右方向にはみ出さないので、突出部163Cを挟んで、第2筐体部材を第1筐体部材に組み付ける際の組み付け(位置決め等)が容易となる。また、孔116Aは、突出部163Cのうちの、当接部材本体163Bよりも後方に突出した部分(第2部分163CB及び第3部分163CC)すべてを収容するので、当接部材163は、第2筐体部材116により安定的に保持される。
また、突出部K20の側面に突き当たった回り止め163D及び/又は回り止め163Eにより、移動部材161の中間部161Bが傾斜面163Aを登るときに当該傾斜面163Aが受ける力により当接部材163が回転してしまうことを防止できる。これにより、当接部材163を強固に固定できる。
(変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、上記実施の形態を変更したものも本発明の範囲に含まれる。特に、各部材の形状、配置等は、適宜変更可能である。
リール本体110の筐体Kを構成する筐体部材は、第1筐体部材115及び第2筐体部材116に限らず、3つ以上の筐体部材により構成されてもよい。
当接部材163の前面は、傾斜面163Aの代わりに、移動部材161が乗り上げる段差を有してもよい。この場合、ベール反転機構160は、移動部材161が当接部材163の前面に当接し、当該段差を乗り上げたときに、ベールアーム150の姿勢を糸巻取姿勢に復帰させる。
当接部材163の塞ぎ部は、第1貫通孔115Bの少なくとも一部を覆うものであればよい。これにより、第1ガイドピン114Cを抜け止めできる。抜け止め163Fを小さくする、又は、抜け止め163Fを設けないとすることにより、第1貫通孔115Bの一部を塞いでもよい。当接部材163の塞ぎ部は、当接部材本体163Bから後方に突出して第1貫通孔115B内に入り込み、第1貫通孔115Bを塞ぐ突出部により構成されてもよい。
突出部163Cは、例えば、第1方向(前後方向)に延びる部分(上記では第1部分163CA及び第2部分163CB)と、当該部分から第1方向とは異なる方向に延びる部分(上記では第3部分163CC)と、を有するものであればよい。従って、突出部163Cは、L字状に限らず、他の形状であってもよい。例えば、第3部分163CCの代わりに、第2部分163CBから左右両方向又は上下両方向に突出した突出部を設けたT字状であってもよい。孔116Aは、前記突出部163Cを収容するものであればよい。そして、孔116Aも当該突出部163Cを収容できるものであればよい。このような構成により、当接部材163を筐体Kから抜け止めできる。なお、当接部材163は、ネジ等により筐体Kに締め付けられて固定されてもよい。
当接部材163は、第1筐体部材115と第2筐体部材116との少なくともいずれか一方と係合する、突出部163C、又は、回り止め163D及び/又は回り止め163Eなどの係合部を備え、第1筐体部材115と第2筐体部材116との少なくともいずれか一方は、その係合部と係合する、孔116A、又は、突出部K21及び/又はK22などの被係合部を設けることで、係合部と被係合部との係合により、当接部材と筐体を係わり合わせることでき、例えば、当接部材が動いてしまうことを防ぐことができる。係合部及び被係合部は、他のものであってもよい。例えば、棒状部材と当該棒状部材が挿入される孔との組み合わせでもよい。
突出部163Cの第2部分163CB及び第3部分163CCを収容する孔116Aは、第1筐体部材115に設けられてもよい。この場合、第2筐体部材116側の合わせ面は、平面とするとよい。なお、第1筐体部材115及び第2筐体部材116それぞれに孔を設け、2つの孔により、第2部分163CB及び第3部分163CCを収容してもよい。
筐体Kに突出部を設け、当接部材163に孔を設け、当接部材163の孔に、筐体Kの突出部を挿入することで、当接部材163が筐体Kに固定されてもよい。
当接部材163(抜け止め163F)等により抜け止めされる部材は、棒状部材であればよく、ウォームシャフト114A又は第2ガイドピン114Dなどであってもよい。当接部材163(抜け止め163F)等により抜け止めされる部材は、オシレーティング機構114の構成部材でなくてもよい。前記抜け止めされる部材は、第2筐体部材116に収容されてもよい。この場合、前記抜け止めされる部材が挿入される孔は第2筐体部材116の前部(平面部K12など)に設けられる。抜け止めされない部材(上記実施の形態における、ウォームシャフト114A又は第2ガイドピン114Dなど)は、第2筐体部材116に収容されてもよい。第1貫通孔115Bの大きさ等によっては、抜け止め163Fを設けず、当接部材163の後面により抜け止めを行ってもよい。
突出部K21と突出部K22とのうちのいずれかを省略し、対応する回り止め163Dと回り止め163Eとのうちのいずれかを省略してもよい。
100 スピニングリール
110 リール本体
111 ドライブギア
113 ピニオンギア
114 オシレーティング機構
114A ウォームシャフト
114B 摺動子
114C 第1ガイドピン
114D 第2ガイドピン
114E スプール軸
115 第1筐体部材
115B 第1貫通孔
115C 第2貫通孔
115D 第3貫通孔
115E 有底孔
115F 合わせ面
115G 支持部
115H 支持部
116 第2筐体部材
116A 孔
117 後方カバー
120 ハンドル
130 スプール
140 ロータ
150 ベールアーム
160 ベール反転機構
161 移動部材
162 トグルバネ装置
163 当接部材
163A 傾斜面
163B 当接部材本体
163C 突出部
163CA 第1部分
163CB 第2部分
163CC 第3部分
163D 回り止め
163E 回り止め
163F 抜け止め
K 筐体
K10 平面部
K11 第1筐体部材の平面部
K12 第2筐体部材の平面部
K20 突出部
K21 第1筐体部材の突出部
K22 第2筐体部材の突出部

Claims (9)

  1. 前方に釣り糸を繰り出す魚釣用のスピニングリールであって、
    ハンドルが連結されたドライブギアを収容する筐体と、
    前記ハンドルの回転に応じて、前記筐体に対して回転可能に設けられたロータと、
    前記ロータに取り付けられ、前記釣り糸をスプールに巻き取る第1姿勢と、前記釣り糸を前記スプールから繰り出す第2姿勢とに揺動するベールアームと、
    前記ベールアームが前記第1姿勢のときに第1位置に位置し、前記ベールアームが前記第2姿勢のときに前記第1位置よりも後方の第2位置に位置し、前記ロータとともに回転する移動部材と、
    前記筐体に取り付けられ、前記第2位置で前記ロータとともに回転する前記移動部材と当接し、当該移動部材を前記第1位置に向けて移動させる当接部材と、
    前記移動部材が前記第1位置に向けて移動したときに、前記ベールアームを前記第2姿勢から前記第1姿勢に戻すリターン装置と、を備え、
    前記筐体は、
    棒状部材をさらに収容し、
    前記筐体の前部に設けられ、前記棒状部材が通ることが可能で、前記棒状部材の前端を支持する貫通孔を備え、
    前記当接部材は、前記貫通孔の少なくとも一部を塞ぐ塞ぎ部を備える、
    スピニングリール。
  2. 前記当接部材は、前記ロータの回転に伴い、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置に向けて移動させる傾斜面を備える、
    請求項1に記載のスピニングリール。
  3. 前記筐体は、前記ドライブギアの一端部を支持する第1筐体部材と、前記ドライブギアの他端部を支持する第2筐体部材と、を備え、
    前記第1筐体部材は、前記ドライブギアと連動しており前記ロータを回転させるピニオンギアを回転可能に支持する支持部を備えるとともに、当該支持部よりも上方に前記貫通孔を備える、
    請求項1又は2に記載のスピニングリール。
  4. 前記筐体は、前記ドライブギアの一端部を支持する第1筐体部材と、前記ドライブギアの他端部を支持する第2筐体部材と、を備え、
    前記当接部材は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方と係合する係合部を備え、
    前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記係合部と係合する被係合部を備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリール。
  5. 前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記当接部材が配置される平面を有する平面部を備え、
    前記係合部は、第1方向に延びている第1係合部と、当該第1係合部から前記第1方向とは異なる方向に延びている第2係合部とを備え、
    前記被係合部は、前記係合部を収容する前記平面部に設けられた孔である、
    請求項4に記載のスピニングリール。
  6. 前記係合部及び前記被係合部は、L字状の形状である、
    請求項5に記載のスピニングリール。
  7. 前記被係合部は、前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材のいずれか一方に設けられ、他方の筐体部材と当接する当接端面に設けられた切欠部であり、
    前記係合部は、前記第1筐体部材と前記第2筐体部材とにより挟持された、
    請求項4から6のいずれか1項に記載のスピニングリール。
  8. 前記第1筐体部材及び前記第2筐体部材の少なくともいずれか一方は、前記当接部材が配置される平面を有する平面部を備え、
    前記被係合部は、前記平面部から前方に突出した突出部であり、
    前記係合部は、前記突出部に当接している、
    請求項4に記載のスピニングリール。
  9. 前記棒状部材は、前記スプールを前記ロータの前後方向に移動させるオシレーティング機構の構成部材であり、摺動子の前記前後方向への移動を案内するガイドピンである、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のスピニングリール。
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