JP2019076824A - 塗工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストライプ塗工した第1塗工部の両側に第2塗工部を隙間なく、かつ、重なり過ぎず塗工することができる塗工装置を提供する。【解決手段】ウエブWに2個の第1塗工部Sをストライプ塗工する大型ダイ14と、第1塗工部Sの一側部又は両側部の外側に第2塗工部Pを塗工する小型ダイ16と、小型ダイ16をウエブWの幅方向に移動させる横モータ68と、制御部100を有し、制御部100は、小型ダイ16に関して、小型16を第1塗工部Sの側部の位置に、横モータ68によって移動させて、小型ダイ16が、第1塗工部Sの側部に第2塗工部Pを、一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工させる。【選択図】 図2

Description

本発明は、基材の塗工装置に関するものである。
従来、長尺状のウエブに塗工液を塗工する場合に、幅方向に沿って未塗工部、塗工部とを交互に形成するストライプ塗工を行うことがある。
特開2017−29945号公報
例えば、電池などに用いられる金属箔(ウエブ)に導電層をストライプ塗工し、このストライプ塗工した導電層の両側の外側に非導電層を塗工する場合がある。しかし、非導電層を塗工するときに、導電層と非導電層に隙間ができるという問題点があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、ストライプ塗工した第1塗工部の両側に第2塗工部を隙間なく、かつ、重なり過ぎず塗工できる塗工装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、ウエブを搬送するバックアップロールと、前記ウエブにn個の第1塗工部をストライプ塗工する主塗工装置と、前記ウエブのn個の前記第1塗工部の一側部又は両側部の外側に第2塗工部をそれぞれ塗工するn個又は2n個の小型ダイと、n個又は2n個の前記小型ダイを前記ウエブの幅方向にそれぞれ移動させるn個又は2n個の横移動手段と、n個の前記第1塗工部の前記両側部の位置をそれぞれ検出するセンサと、制御部と、を有し、前記制御部は、前記センサが検出した前記第1塗工部の前記側部の位置に前記小型ダイが位置するように、前記横移動手段によって前記小型ダイを幅方向にフィードバック制御で移動させ、前記小型ダイによって前記第2塗工部を、前記第1塗工部の前記側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工させる、塗工装置である。
本発明によれば、ストライプ塗工した第1塗工部の両側の外側に第2塗工部を隙間なく、かつ、重なり過ぎず塗工できる。
実施形態1の塗工装置の説明図である。 ウエブに第1塗工部と第2塗工部を塗工する状態の平面図である。 小型ダイの固定構造の側面図である。 小型ダイの固定構造の正面図である。 小型ダイの固定構造の底面図である。 小型ダイの縦断面図である。 小型ダイの第1本体の側面から見た図である。 小型ダイの底面図である。 塗工装置のブロック図である。 実施形態2の塗工装置におけるウエブに第1塗工部と第2塗工部を塗工する状態の平面図である。 実施形態3の塗工装置の説明図である。
以下、本発明の実施形態のウエブWの塗工装置10について図面を参照して説明する。
実施形態1
本発明の実施形態1のウエブWの塗工装置10について図1〜図9を参照して説明する。長尺状のウエブWは、例えば、フィルム、紙、布帛、金属箔、金属メッシュなどである。
(1)塗工装置10
塗工装置10の全体的な構造について図1を参照して説明する。塗工装置10は、バックアップロール12と、ストライプ塗工を行うための1個の大型ダイ(主塗工装置)14と、4個の小型ダイ16とを有する。本願発明において「ストライプ塗工」とは、ウエブWの幅方向に沿って、塗工部と非塗工部を交互に塗工することをいう。
バックアップロール12は、図1において時計回りの方向に一定の搬送速度Vで搬送モータ18によって回転し、ウエブWを抱きかかえるようにして搬送している。
大型ダイ14は、バックアップロール12の側方に水平に配されている。大型ダイ14は、水平に配置され、ウエブWの幅方向の全てにわたり設けられている。大型ダイ14は、上部材20と下部材22とより構成されている。上部材20と下部材22を組み合わせた場合に、先端が三角状に形成され、その先端にバックアップロール12によって搬送されるウエブWが存在する。
下部材22の上面には液溜め部24が形成され、その幅方向の中心下面に塗工液の供給口26が形成されている。供給口26には、主ポンプ40が接続され、主ポンプ40には主タンク42が接続されている。主タンク42には、例えば、導電性を有する第1塗工液が溜められている。主ポンプ40は、主タンク42から大型ダイ14に第1塗工液を一定の圧力で圧送する。
上部材20と下部材22の間であって、液溜め部24からその先端に向かって液通路36が水平に形成され、その先端が第1塗工液の吐出口38となっている。また、上部材20と下部材22の間には、図2に示すように櫛歯状のシム28が設けられている。櫛歯状のシム28は、幅方向に延びた基板30の両端部から左右一対の側板32,32が突出し、左右一対の側板32,32の間に1枚の閉塞板34が突出し、液通路36を閉塞している。大型ダイ14は、第1塗工液によって2個の第1塗工部S−1,S−2をストライプ塗工するため、第1塗工液が吐出されるのは、図2に示すように側板32と閉塞板34との間に形成されたスリット状の2個の吐出口38からのみである。
バックアップロール12の外周面上方であって、大型ダイ14の位置から垂直軸の間に4個の小型ダイ16が配されている。図2に示すように、各小型ダイ16−1〜16−4は、大型ダイ14によってストライプ塗工された第1塗工部S−1,S−2のそれぞれの両側部の外側に第2塗工液を塗工し、第2塗工部P−1〜P−4を形成する。第2塗工液は、非導電性である。4個の小型ダイ16−1〜16−4には、それぞれ第1小型ポンプ44−1〜第4小型ポンプ44−4と第1小型タンク46−1〜第4小型タンク46−4が接続されている。第1小型−1〜第4小型ポンプ44−4は、第1小型タンク46−1〜第4小型タンク46−4から小型ダイ16−1〜16−4に第2塗工液を一定の圧力で圧送する。小型ダイ16については後から詳しく説明する。
バックアップロール12を経たウエブWの搬送路の下方には、ガイドロール48が設けられ、ガイドロール48を通過するウエブWの上方には、4個の第1カメラ50−1〜第4カメラ50−4が設けられている。4個の第1カメラ50−1〜50−4は、小型ダイ16の後方に水平に配された棒状のカメラ支持部材96に、下方が撮影できるように吊り下げられている。
なお、4個の小型ダイ16−1〜16−4を総称して呼ぶ場合は、「小型ダイ16」という。4個の第1小型ポンプ44−1〜第4小型ポンプ44−4を総称して呼ぶ場合は「小型ポンプ44」という。4個の第1カメラ50−1〜第4カメラ50−4を総称して呼ぶ場合は「カメラ50」という。
(2)小型ダイ16
次に、小型ダイ16について図3〜図8を参照して説明する。
まず、小型ダイ16の取り付け構造について説明する。バックアップロール12の上方には、ウエブWの幅方向に沿って棒状の支持部材52が水平に架け渡されている。図2に示すように、この支持部材52には、所定間隔毎に4個の小型ダイ16が取り付けられている。図3に示すように、支持部材52の前面には、L字状の縦固定部54が固定されている。縦固定部54は、金属板をL字状に折曲したものであり、縦部分は支持部材52にボルトで固定され、横部分には縦モータ56が設けられている。
図3に示すように、縦モータ56は、アクチュエーターの役割を果たし、縦モータ56から下方に突出した縦ロッド58を上下動させる。縦モータ56の側部には上下方向に縦レール部60が設けられている。縦レール部60には、縦移動部62が係合し、縦移動部62が縦レール部60に沿って上下動する。縦移動部62は、L字状に設けられ、L字状の縦部分が前記したように縦レール部60に係合し、L字状の横部分には縦ロッド58が固定されている。これにより、縦モータ56を駆動すると、縦ロッド58が上下動し、縦移動部62が縦レール部60に沿って上下動する。
図3に示すように、縦固定部54の下面には取り付け部57が設けられ、その下端に縦センサ59が水平方向に設けられている。この縦センサ59は、縦移動部62の位置を検出して小型ダイ16の下部にある先端94の高さを検出すると共に、縦移動部62(小型ダイ16の下部にある先端94)の高さの縦初期位置を設定する。
図3に示すように、縦移動部62には、連結部64が固定され、縦移動部62よりも下方に突出している。この突出した連結部64には、図5に示すように、L字状の横固定部66が設けられている。L字状の一辺には上記した連結部64がボルトで設けられ、L字状の他辺には横モータ68が水平方向に設けられている。横モータ68は、アクチュエーターの役割を果たし、横モータ68からは横ロッド70が突出し、横モータ68の駆動によって横方向に移動する。図4、図5に示すように、横モータ68の側部には水平方向に横レール部72が設けられている。図5に示すように、この横レール部72には、水平方向に移動する横移動部74が係合している。図5に示すように、横移動部74はL字状であり、L字状の一辺には前記したように横レール部72が係合し、L字状の他辺には横ロッド70が固定されている。これにより、横モータ68が駆動すると、横ロッド70が水平移動し、横移動部74が横レール部72に沿って水平移動する。
図5に示すように、横固定部66には取り付け部69が設けられ、その先端に横センサ71が水平方向に設けられている。この横センサ71は、横移動部74を検出して小型ダイ16の下部にある先端94の横方向の位置を検出すると共に、横移動部74(小型ダイ16の下部にある先端94)の横方向の横初期位置を設定する。
横移動部74の一辺には、図4、図5に示すように、小型ダイ16が固定されている。この固定位置は、図5に示すように横モータ68とは反対の位置である。小型ダイ16の構造について図6〜図8を参照して説明する。
小型ダイ16は、図6に示すように、縦方向に組み合わさる全体が長方形の第1本体76と第2本体78を有する。図6、図7に示すように、第1本体76の縦面には、液溜め部80が設けられ、図7に示すように、液溜め部80の側方から供給口82が水平方向に開口している。液溜め部80の形状は、図6における側方から見た場合には、下方ほど容積が縮まるように三角状に形成され、正面から見た場合には図7に示すように長方形となっている。液溜め部80の下端から、液溜め部80の幅よりも小さい幅の液通路84が下方に延びている。
第1本体76の下面からは、図6に示すように断面三角状の第1塗工突部86が突出している。第2本体78の下面からは、図6に示すように断面三角状の第2塗工突部88が突出している。第1塗工突部86と第2塗工突部88が組み合わさって塗工突部90が縦断面二等辺三角状になる。図6、図7に示すように、第1本体76の液溜め部80から延びている液通路84は、この第1塗工突部86の下端まで延び、下端部分がスリット状の吐出口92を形成している。図7に示すように、第1塗工突部86と第2塗工突部88の先端部において、幅方向のみ段部を形成して先端94を細く形成している。液溜め部80の幅方向の寸法をL0、吐出口92の幅方向の寸法をL1、先端94の幅方向の寸法をL2、第1塗工突部86と第2塗工突部88の幅方向の寸法をL3とした場合に、液通路84の幅方向の寸法はL1となり、L0>L3>L2>L1となる。このように段部を設けたのは、吐出口92の幅方向の寸法L1に併せて、先端形状を形成した場合には幅寸法が細くなり強度が弱くなるからである。そのため、第1本体76と第2本体78から突出した部分は幅広の塗工突部90として強度を保持し、その先端部はさらに段部を形成して細くし、吐出口92の幅寸法に一致されている。これにより、細い先端94のみが吐出口92の幅方向の寸法に合致し、他の部分は広くなって強度的に強い塗工突部90となっているため、小型ダイ16の先端部分の強度を強くできる。
また、本実施形態では大型ダイ14は、ウエブWの幅方向全体にわたって塗工できるような大きさの吐出口38を有しているが、小型ダイ16は、第2塗工部Pしか塗工できない小型の吐出口92となっている。
(3)塗工装置10の電気的構成
塗工装置10の電気的構成について図9のブロック図に基づいて説明する。塗工装置10の制御部100は、コンピュータより構成されている。
制御部100には、搬送モータ18、主ポンプ40、第1カメラ50−1〜第4カメラ50−4、第1小型ポンプ44−1〜第4小型ポンプ44−4、第1横モータ68−1〜第4横モータ68−4、第1縦モータ56−1〜第4縦モータ56−4が接続されている。また、第1縦センサ59−1〜第4縦センサ59−4、第1横センサ71−1〜第4横センサ71−4が接続されている。
制御部100は、図3に示すように、上記で説明した小型ダイ16の高さの縦初期位置から、小型ダイ16をどの程度下方に下げられているかを、縦センサ59で検出する。
制御部100は、図5に示すように、上記で説明した小型ダイ16の横方向の横初期位置から、小型ダイ16をどの程度移動させているかを、横センサ71で検出する。
(4)塗工装置10の制御状態
塗工装置10が、搬送されるウエブWにストライプ塗工を行う制御方法について図2を参照して説明する。
大型ダイ14が、図2に示すように、ウエブWに2個の第1塗工部S−1,S−2を、所定間隔を開けて第1塗工液によってストライプ塗工する。第1塗工部S−1,S−2は、導電層である。なお、2個の第1塗工部S−1,S−2を総称して呼ぶ場合は、「第1塗工部S」という。
4個の小型ダイ16−1〜16−4は、図2に示すように、ウエブWの第1塗工部S−1,S−2の両側部の外側に第2塗工部P−1〜P−4を塗工する。第2塗工部P−1〜P−4は、非導電層であり、第2塗工部Pの幅は、第1塗工部Sの幅よりも狭い。なお、4個の第2塗工部P−1〜P−4を総称して呼ぶ場合は、「第2塗工部P」という。
小型ダイ16は、第1塗工部Sの側部外側に第2塗工部Pを塗工する場合には、第1塗工部Sと第2塗工部Pが接触、又は一部のみが重なるように塗工する。
4個のカメラ50は、第1塗工部Sの各側部の真上に配置され、第2塗工部Pと第1塗工部Sの隙間、接触、重なり状態が判別できるように画像を撮影する。この場合の判別方法としては、制御部100は、カメラ50が撮影した画像を白黒で二値化し、黒の部分が第1塗工部Sと第2塗工部Pと判別し、隙間が白の部分と判別する。これにより、制御部100は、第1塗工部Sと第2塗工部Pの間に隙間があるか、接触しているか、又は、どの程度重なっているかを判別できる。また、他の判別方法としては、制御部100は、カメラ50が撮影した画像における白色から黒色までの濃淡情報を三値化(白色、銀色、黒色)し、銀色はウエブW、黒色は第1塗工部S、白色は第2塗工部Pと判別し、黒色と白色の重なる部分は黒色(第1塗工部S)と判別されるので白色(第2塗工部P)の塗工幅が一定になるように制御する。
最初に実験によって次のことを、4個の小型ダイ16−1〜16−4と4個のカメラ50−1〜50−4でそれぞれ設定する。
第1設定は、制御部100が、図3に示すように、縦センサ59を確認しつつ縦モータ56を駆動させて小型ダイ16を下降させ、小型ダイ16の先端94が、ウエブWに対し塗工高さになるように設定する。この高さは、第2塗工部Pの塗工厚さによって決定され、この高さが、第2塗工部Pの塗工高さとなる。
第2設定は、制御部100が、図2、図5に示すように、カメラ50の画像と横センサ71を確認しつつ横モータ68を駆動させて小型ダイ16を移動させ、第1塗工部Sの側部よりも外側、すなわち若干の隙間を空けて、小型ダイ16が第2塗工部Pを塗工するように、小型ダイ16の吐出口92の位置を決定する。ここで、吐出口92の幅L1によって、第2塗工部Pの幅が決定される。この位置が、第2塗工部Pの塗工開始位置となる。
制御部100は、ウエブWに2個の第1塗工部Sと4個の第2塗工部Pを形成する制御の場合に、4個の小型ダイ16−1〜16−4に関して次の工程をそれぞれ行う。
第1工程において、制御部100は、バックアップロール12を搬送モータ18によって一定の搬送速度Vで搬送させ、ウエブWの表面に大型ダイ14によって2個の第1塗工部Sを塗工する。
第2工程において、第1塗工部Sが塗工されたウエブWは、小型ダイ16の下方に搬送される。この搬送位置で、小型ダイ16を塗工高さに位置しているため、小型ダイ16は、塗工開始位置から第2塗工部Pを塗工開始し、第2塗工部Pが、第1塗工部Sの側部の外側に若干の隙間を開けて塗工される。
第3工程において、制御部100は、二値化画像から、第1塗工部Sと第2塗工部P及びその隙間を検出する。上記したように最初は隙間が存在するように設定しているため、この隙間がなくなるように制御部100は、カメラ50の二値化画像を確認しながら、横モータ68を駆動させて小型ダイ16を移動させ、第1塗工部Sに第2塗工部Pを接近させる。そして、第1塗工部Sと第2塗工部Pが接触し隙間がなくなった場合、又は、第1塗工部Sが第2塗工部Pに一部重なった場合に制御部100は、横モータ68を停止させる。ここで、一部重なる幅については、予め設定しておく。
第3工程において、制御部100は、二値化画像から第1塗工部Sと第2塗工部Pを検出し、第1塗工部Sと第2塗工部Pが常に接触、又は一部重なるように、横モータ68を駆動させて小型ダイ16を移動させてフィードバック制御する。これにより、4個の小型ダイ16は、2個の第1塗工部Sの両側部の外側に第2塗工部Pを塗工できる。
(5)効果
本実施形態によれば、制御部100は、4個の小型ダイ16を横モータ68で移動させて、第1塗工部Sと第2塗工部Pが接触、又は一部重なるようにフィードバック制御するため、第1塗工部Sの両側に第2塗工部Pを隙間なく、かつ、重なり過ぎず塗工できる。
また、カメラ50からの二値化画像を用いて第1塗工部Sと第2塗工部Pと隙間の位置を検出するため、横モータ68を正確に駆動できる。
(6)変更例
上記実施形態では、2個の第1塗工部S−1,S−2の両側部の外側に、第2塗工部P−1〜P−4をそれぞれ塗工したが、これに代えて3本以上の第1塗工部Sの両側部の外側に第2塗工部Pをそれぞれ塗工してもよい。この場合には、その第2塗工部Pの数に対応して小型ダイ16とカメラ50を増加させる。
実施形態2
次に、実施形態2の塗工装置10について図10を参照して説明する。上記実施形態では、支持部材52の前部に小型ダイ16を4個並んで取り付けた。
本実施形態では、隣接する小型ダイ16の間隔が短く並んで取り付けできない場合に、図10に示すように、支持部材52に小型ダイ16を前部、後部、前部、後部の交互に取り付ける。
実施形態3
次に、実施形態3の塗工装置10について図11を参照して説明する。実施形態1の塗工装置10は、バックアップロール12の側方に大型ダイ14を配した。
本実施形態ではこれに代えてバックアップロール12の上方に傾斜板102を設け、この傾斜板102の前方で、かつ、バックアップロール12と接触するようにコンマ型の塗工ロール104を設ける。また、傾斜板102によって形成された液ダムを幅方向に複数に区切り、塗工区間を形成するために区切られた部分に第1塗工液を溜める。このダム式の塗工装置であると、区切られた液ダムから第1塗工液が、塗工ロール104によってバックアップロール12上のウエブWにストライプ塗工される。
ストライプ塗工された第1塗工部Sを有するウエブWは、搬送路上にあるガイドロール106を通過する。このガイドロール106の上方には、実施形態1と同様に4個の小型ダイ16が配置されている。このガイドロール106の後にはさらにガイドロール48が設けられ、その上方に4個のカメラ50が設けられている。
変更例
上記実施形態では、第1塗工部Sと第2塗工部Pの位置を検出するために4個のカメラを設けたが、これに限らずウエブWの幅方向全体を撮影する1台のカメラで画像を撮影し、それに基づいて第1塗工部Sと第2塗工部Pの位置を検出してもよい。また、センサとしては、カメラ以外のセンサ、例えば画像センサでもよい。
また、上記実施形態では、小型ダイ16に関して、液通路84と吐出口92の幅方向の寸法は、第1本体76と塗工突部90とによって決定されていたが、これに代えて小型ダイ16にも、大型ダイ14と同様にシムを挟み、小型ダイ16の吐出口92から吐出される第2塗工部Pの幅を決定してもよい。
また、上記実施形態では、第2塗工部Pを第1塗工部Sの側部に接触、又は、一部重なるように塗工させたが、これに代えて、一定の間隔が開くように塗工させてもよい。
また、上記実施形態では、大型ダイ14は、バックアップロール12の側方に水平に配したが、これに代えてバックアップロール12の下方に垂直に配してもよい。
また、上記実施形態では、一定の隙間を開けた状態から第2塗工部Pを、第1塗工部Sの側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工したが、これに代えて、第2塗工部Pと前記第1塗工部Sの側部とが一部重なるように第2塗工部Pを塗工させ、その後にこの一部重ねた状態から第1塗工部Sの側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて第2塗工部Pを塗工させてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・塗工装置、12・・・バックアップロール、14・・・大型ダイ、16・・・小型ダイ、18・・・搬送モータ、50・・・カメラ、52・・・支持部材、56・・・縦モータ、68・・・横モータ、100・・・制御部

Claims (13)

  1. ウエブを搬送するバックアップロールと、
    前記ウエブにn個の第1塗工部をストライプ塗工する主塗工装置と、
    前記ウエブのn個の前記第1塗工部の一側部又は両側部の外側に第2塗工部をそれぞれ塗工するn個又は2n個の小型ダイと、
    n個又は2n個の前記小型ダイを前記ウエブの幅方向にそれぞれ移動させるn個又は2n個の横移動手段と、
    n個の前記第1塗工部の前記両側部の位置をそれぞれ検出するセンサと、
    制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記センサが検出した前記第1塗工部の前記側部の位置に前記小型ダイが位置するように、前記横移動手段によって前記小型ダイを幅方向にフィードバック制御で移動させ、前記小型ダイによって前記第2塗工部を、前記第1塗工部の前記側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工させる、
    塗工装置。
  2. 前記制御部が、前記第2塗工部を前記ウエブに最初に塗工する場合に、
    第1に、前記制御部は、前記第2塗工部と前記第1塗工部の前記側部とが一定の隙間が予め開くように、前記小型ダイによって前記第2塗工部を塗工させ、
    第2に、前記センサが検出した前記側部の位置に対応して前記小型ダイを前記幅方向に移動させて、前記小型ダイによって前記第2塗工部を、前記隙間を開けた状態から前記第1塗工部の前記側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工させる、
    請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記ウエブの搬送路の上方に支持部材が前記幅方向に配され、
    前記支持部材にn個又は2n個の前記横移動手段が設けられ、
    n個又は2n個の前記横移動手段にn個又は2n個の前記小型ダイの吐出口が下向きにそれぞれ設けられている、
    請求項1に記載の塗工装置。
  4. 前記横移動手段は、
    前記小型ダイが固定された横移動部と、
    前記横移動部が前記幅方向に移動するための横レール部と、
    前記横移動部を、前記横レール部に沿って移動させる横モータと、
    を有する請求項3に記載の塗工装置。
  5. 前記横移動手段は、
    前記横移動部の初期位置を検出するための横センサが設けられ、
    前記制御部は、前記横センサが検出した横初期位置を基準として前記小型ダイを前記幅方向に移動させる、
    請求項4に記載の塗工装置。
  6. 前記支持部材に、n個又は2n個の前記横移動手段を上下動させるn個又は2n個の縦移動手段がそれぞれ設けられている、
    請求項3に記載の塗工装置。
  7. 前記縦移動手段は、
    前記横移動手段が固定された縦移動部と、
    前記縦移動部が前記上下方向に移動するための縦レール部と、
    前記縦移動部を、前記縦レール部に沿って上下動させる縦モータと、
    を有する請求項6に記載の塗工装置。
  8. 前記縦移動手段は、
    前記縦移動部の縦初期位置を検出するための縦センサが設けられ、
    前記制御部は、前記縦センサが検出した縦初期位置を基準として前記小型ダイを下方に移動させて、前記ウエブに塗工を行う、
    請求項7に記載の塗工装置。
  9. 前記主塗工装置は、前記バックアップロールの外周に配され、前記バックアップロールの周面上の前記ウエブに塗工液をストライプ塗工する大型ダイである、
    請求項1に記載の塗工装置。
  10. 前記主塗工装置は、前記バックアップロールの外周の上方に大型ダムと塗工ロールが配され、前記ダムに塗工液が溜められた塗工装置である、
    請求項1に記載の塗工装置。
  11. 前記センサは、カメラ又は画像センサである、
    請求項1に記載の塗工装置。
  12. 前記第1塗工部は導電層であり、前記第2塗工部は非導電層である、
    請求項1に記載の塗工装置。
  13. 前記制御部が、前記第2塗工部を前記ウエブに最初に塗工する場合に、
    第1に、前記制御部は、前記第2塗工部と前記第1塗工部の前記側部とが一部重なるように、前記小型ダイによって前記第2塗工部を塗工させ、
    第2に、前記センサが検出した前記側部の位置に対応して前記小型ダイを前記幅方向に移動させて、前記小型ダイによって前記第2塗工部を、一部重ねた状態から前記第1塗工部の前記側部に一定の間隔を開けるか接触させるか、又は一部重ねて塗工させる、
    請求項1に記載の塗工装置。
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