JP2019076303A - 加熱調理器 - Google Patents

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Toshikatsu Maeda
敏克 前田
平田 由美子
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由美子 平田
矢野 一也
Kazuya Yano
一也 矢野
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Abstract

【課題】短時間で、又は、異なる電源周波数であっても、食品に対して適度な焼き色を付けることができる加熱調理器を提供する。【解決手段】本発明に係る加熱調理器は、食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、食品を加熱する加熱部と、回転軸及び加熱部の駆動を制御する制御部と、を備え、制御部は、加熱部を駆動すると共に、回転軸を間欠的に駆動して食品において加熱部で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御するか、又は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも加熱部の駆動時間が長くなるように制御する。【選択図】図9

Description

本発明は、食品を回転させて加熱する加熱調理器に関する。
従来、この種の加熱調理器として種々の構造のものが知られている。例えば、食品を保持する保持部と、保持部を加熱する加熱部とを備え、保持部を低速回転させながら加熱部により加熱を行っているものが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−360442号公報
しかしながら、従来の加熱調理器においては、短時間で、又は、異なる電源周波数であっても、食品に対して適度な焼き色を付けるという観点において未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、短時間で、又は、異なる電源周波数であっても、食品に対して適度な焼き色を付けることができる加熱調理器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る加熱調理器は、食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
前記食品を加熱する加熱部と、
前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記加熱部を駆動すると共に、前記回転軸を間欠的に駆動して前記食品において前記加熱部で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御する。
また、本発明に係る加熱調理器は、食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
前記食品を加熱する加熱部と、
前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも前記加熱部の駆動時間が長くなるように制御する。
本発明に係る加熱調理器によれば、短時間で、又は、異なる電源周波数であっても、食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器の斜視図 図1の加熱調理器において、筐体を除く部分の斜視図 図1の加熱調理器が備えるトレイの斜視図 図1の加熱調理器が備える軸支持体の斜視図 図1の加熱調理器が備える回転軸及び保持部の分解斜視図 図1の加熱調理器が備える回転軸及び保持部を回転軸の方向から見た図 図6Aとは異なる向きに蓋体を取り付けた保持部を回転軸の方向から見た図 回転軸が取り付けられる前における筐体の内側面の回転機構の近傍の構成を示す側面図 図7Aの回転機構に回転軸が噛み合った状態を示す側面図 図5の回転軸の駆動の停止位置の一例を示す図 図5の回転軸の動作パターンを示す図
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、短時間で、又は、異なる電源周波数であっても、食品に対して適度な焼き色を付けるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
従来の加熱調理器において、回転軸を有する保持部と、保持部を加熱する加熱部とを備え、保持部が設けられた回転軸を低速回転させることで保持部を回転させている。食品は保持部に保持され、回転しながら加熱部により加熱される。
しかしながら、加熱中、保持部は静止していないため、保持部を静止させて加熱させた場合と比較して、保持部に保持された食品に焼き色が付きにくい。このため、食品に対して適度な焼き色を付けるために食品を長時間加熱することによって、食品が水分等を失い易くなる。
これに対して、本発明者らは、保持部が設けられた回転軸を間欠的に駆動回転させることによって、食品を一時的に静止させて加熱することができ、短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができることを見出した。
また、従来の加熱調理器においては、異なる電源周波数であっても、一定の時間で加熱部により食品を加熱している。例えば業務用の大型の調理器の場合、強い火力で食品を加熱することができるため、食品において加熱部から離れた部分においても加熱し続けることができる。これにより、電源周波数の違いにより食品の回転速度が異なっていても、食品が受け取る実質的な熱量の変化は少ないため、加熱時間を変えることなく一定の加熱時間で食品を加熱しても、食品の焼き色に対して与える影響は少ない。
しかしながら、例えば家庭用の小型の調理器の場合、大型の調理器と比較して、通常、火力が弱くなるため、食品において加熱部から離れた部分に対する加熱量は小さくなりやすい。さらに、電源周波数の違いにより食品の回転速度が速くなった場合、食品は加熱部から熱量を受け取りにくくなる。このため、電源周波数の違いにより食品の回転速度が異なる場合、食品が受け取る実質的な熱量が変化しやすくなるため、加熱時間を変えることなく一定の時間で食品を加熱すると、食品の焼き色にばらつきが生じやすくなる。
これに対して、本発明者らは、電源周波数に応じて、回転速度や加熱温度ではなく、加熱部の駆動時間を調整するように制御を行うことを見出した。これにより本発明者らは、異なる電源周波数であっても、新たな機構を設けることなく、また、複雑な制御を行うことなく、食品に対して同様に適度な焼き色を付けることができることを見出した。
これらの新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
本発明の第1態様によれば、食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
前記食品を加熱する加熱部と、
前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記加熱部を駆動すると共に、前記回転軸を間欠的に駆動して前記食品において前記加熱部で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御する、
加熱調理器を提供する。
これにより、回転軸は間欠的に駆動されるため、制御部が回転軸の駆動を停止している間に、加熱部が食品を加熱し続けることができ、短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第2態様によれば、前記制御部は、前記回転軸が周方向に1回転する間に、前記回転軸の駆動を複数回停止するように制御する、
第1態様に記載の加熱調理器を提供する。
これにより、回転軸は複数回、駆動を停止されるため、食品に対して均一に適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第3態様によれば、前記制御部は、前記回転軸が周方向に1回転する間に、前記回転軸の駆動を4回以上停止するように制御する、
第2態様に記載の加熱調理器を提供する。
これにより、回転軸は4回以上、駆動を停止されるため、食品に対してより均一に適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第4態様によれば、前記制御部は、1分間あたりの前記回転軸の回転数が2以上3以下となるように制御する、
第1〜3態様のいずれか1つに記載の加熱調理器を提供する。
これにより、回転軸の回転速度が適度な速度であるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第5態様によれば、前記制御部は、前記回転軸の駆動を停止した停止位置から前記回転軸が複数回転する間、前記停止位置を通過して前記停止位置とは異なる位置で前記回転軸の駆動を停止するように制御する、
第1〜4態様のいずれか1つに記載の加熱調理器を提供する。
これにより、加熱部が同じ場所を加熱し過ぎるのを防ぐことができ、食品に対してより均一に適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第6態様によれば、前記制御部は、前記回転軸の駆動と駆動の停止とをそれぞれ一定間隔で周期的に行うように制御する、
第1〜5態様のいずれか1つに記載の加熱調理器を提供する。
これにより、回転軸の駆動と駆動の停止とを無作為に行うよりも、食品において加熱が過剰な部分や加熱が不足している部分が生じるのを防ぐことができ、食品に対してより均一に焼き色を付けることができる。
本発明の第7態様によれば、前記制御部は、各周期において、前記回転軸を駆動する時間が駆動を停止する時間よりも長くなるように制御する、
第6態様に記載の加熱調理器を提供する。
これにより、加熱部が同じ場所を加熱し過ぎるのを防ぐことができるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第8態様によれば、前記制御部は、各周期において、前記回転軸の駆動を停止する時間が0.2秒以上1.0秒未満になるように制御する、
第6又は7態様に記載の加熱調理器を提供する。
これにより、加熱部が同じ場所を加熱し続ける時間が適度であるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第9態様によれば、前記制御部は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも前記加熱部の駆動時間が長くなるように制御する、
第1〜8態様に記載の加熱調理器を提供する。
これにより、電源周波数が60Hzで50Hzよりも回転軸の回転速度が速い場合でも、加熱部の駆動時間を長くすることで、食品が受け取る実質的な熱量を同程度にすることができる。このため、異なる電源周波数であっても、食品に対して同様に適度な焼き色を付けることができる。
本発明の第10態様によれば、食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
前記食品を加熱する加熱部と、
前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも前記加熱部の駆動時間が長くなるように制御する、
加熱調理器を提供する。
これにより、電源周波数が60Hzで50Hzよりも回転軸の回転速度が速い場合でも、加熱部の駆動時間を長くすることで、食品が受け取る実質的な熱量を同程度にすることができる。このため、異なる電源周波数であっても、食品に対して同様に適度な焼き色を付けることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
また、以下の図面において、X、Y、Z方向は、それぞれ加熱調理器の前後方向、左右方向、高さ方向を示す。
(実施形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態1に係る加熱調理器の斜視図である。図2は、図1の加熱調理器において、筐体1を除く部分の斜視図である。実施形態1において、加熱調理器は、オーブンである。
図1又は図2に示すように、実施形態1に係る加熱調理器は、筐体1と、扉2と、トレイ3と、軸支持体4と、回転軸5と、保持部6と、回転機構7と、加熱部8と、制御部9(図示せず)とを備える。以下、それぞれの構成について詳細に説明する。
<筐体>
図1に示すように、筐体1は略直方体形状であり、前面に開口10を有する。筐体1の開口10は、筐体1と接続する扉2によって開閉される。筐体1の内部には、開口10を通じてトレイ3を着脱自在に取り付ける空間が形成されている。
<扉>
扉2は、筐体1の開口10を開閉する部材である。具体的には、扉2は、開口10よりも大きい開閉面20を有し、開閉面20が開口10を覆うことによって、筐体1の開口10を開閉する。
<トレイ>
図1に示すように、トレイ3は、筐体1の外部から開口10を通じて筐体1の内部へと着脱自在に取り付けられる。図3は、図1の加熱調理器が備えるトレイ3の斜視図である。図3に示すように、実施形態1では、トレイ3は底面が略矩形形状の容器である。前方から見てトレイ3の左右の内側面には、図2に示す軸支持体4が取り付けられる窪み30,31が形成されている。左右の窪み30,31は、互いに異なる形状を有する。
<軸支持体>
図2に示すように、軸支持体4は、回転軸5を支持する部材であり、トレイ3に取り付けられる。実施形態1では、軸支持体4は、前方から見てトレイ3の一方の側部とトレイ3の他方の側部とに取り付けられている。以下、トレイ3の一方の側部に取り付けられた軸支持体4を左側軸支持体41という。トレイ3の他方の側部に取り付けられた軸支持体4を右側軸支持体43という。
図4は、図1の加熱調理器が備える軸支持体4の斜視図である。図4に示すように、左側軸支持体41には、左右方向(Y方向)に貫通した貫通孔40が設けられている。右側軸支持体43には、上方に開口を有する切欠き42が設けられている。左側軸支持体41と右側軸支持体43において図2に示す回転軸5を挿入する部分は互いに異なっている。具体的には、左側軸支持体41は、貫通孔40の右側(+Y方向)から回転軸5を挿入するのに対して、右側軸支持体43は、切欠き42の上方(+Z方向)から回転軸5を挿入するように構成されている。
また、軸支持体4は、脚部44によって支持されている。すなわち、左側軸支持体41と右側軸支持体43とは、それぞれ脚部44によって支持されている。脚部44は、左側軸支持体41と右側軸支持体43とを連結して図3に示すトレイ3に載置される。また、脚部44は、平面視において外周が台形形状に形成されており、脚部44の左右の端部がトレイ3の左右の窪み30,31の形状に嵌まるように形成されている。
脚部44がトレイ3に載置されることで、軸支持体4がトレイ3に着脱自在に取り付けられる。具体的には、左側軸支持体41と右側軸支持体43とを連結する脚部44が、トレイ3の左右の窪み30,31に着脱自在に取り付けられる。なお、脚部44を鉛直方向(Z方向)を中心に角度を変えてトレイ3に載置すると、軸支持体4のトレイ3に対する高さ位置が変わる。すなわち、脚部44がトレイ3の左右の窪み30,31に嵌まらないことで、回転させずにトレイ3に載置した場合と比較して、軸支持体4のトレイ3に対する高さ位置が変わる。
<回転軸>
図5は、図1の加熱調理器が備える回転軸5及び保持部6の分解斜視図である。図5に示すように、実施形態1では、回転軸5は、図4に示す軸支持体4に支持される支持部50と、図2に示す回転機構7と接続する従動歯車51と、支持部50と従動歯車51とを接続する軸継手52と、を有する。図2に示すように、回転軸5は、トレイ3の上方で軸支持体4に支持される。実施形態1では、回転軸5の支持部50は、左側で左側軸支持体41の貫通孔40に支持され、右側で右側軸支持体43の切欠き42に支持される。回転軸5は、食品を保持して軸周りに回転する。すなわち、回転軸5は、回転軸5の中心軸(Y軸に沿った軸)を中心に回転する。
<保持部>
図5に示すように、保持部6は、回転軸5に設けられ、食品を保持する。実施形態1では、保持部6は、回転軸5の中央部に設けられ、食品を挿入する開口60を有し食品を収容する収容部61と、収容部61の開口60を覆うように収容部61に取り付けられる蓋体62と、を備える。収容部61及び蓋体62は複数の線材で構成されている。また、収容部61及び蓋体62には、線材同士の間に複数の開口64が設けられている。
収容部61は、左右方向(Y方向)に延在する前方の線材から、複数の線材が下方へと延在し、左右方向(Y方向)に延在する後方の線材へと架け渡して形成されている。収容部61を調理台等に載置した時に転がらないように、収容部61の底部は、下方へと延在した複数の線材が前後方向(X方向)に沿って延在することにより形成されている。収容部61の側面には、フック63が設けられている。
蓋体62は、外周の線材から前後方向(X方向)及び左右方向(Y方向)に複数の線材を架け渡して形成されている。また、蓋体62は、外周に比べて内側が盛り上がるように構成されている。保持部6は、食品を収容部61に収容してフック63により蓋体62を収容部61に固定することによって、食品を保持する。
図6Aは、図1の加熱調理器が備える回転軸5及び保持部6を回転軸5の方向から見た図である。図6Bは、図6Aとは異なる向きに蓋体62を取り付けた保持部6を回転軸5の方向から見た図である。蓋体62は、蓋体62の内側の盛り上がった部分が収容部61の外側に位置するように収容部61に取り付け可能であるとともに、蓋体62の内側の盛り上がった部分が収容部61の内側に位置するように収容部61に取り付け可能に構成されている。すなわち、図6Aに示すように、蓋体62の盛り上がった部分が収容部61の外側に向かうように、又は、図6Bに示すように、蓋体62の盛り上がった部分が収容部61の内側に向かうように、蓋体62が収容部61に取り付けられる。保持部6の寸法は、例えば、奥行き(X方向の長さ)L1が78.5mmで、図6Aの時の高さ(Z方向の長さ)H1が65mm、図6Bの時の高さ(Z方向の長さ)H2が50mmで、外接円の径D1が95mm以下である。
<回転機構>
図2に示すように、実施形態1では、回転機構7は、従動歯車51と噛み合う駆動歯車70と、駆動歯車70を回転させるモータ71と、を備える。回転機構7の駆動歯車70は、回転軸5の従動歯車51よりも下方に設けられている。
図7Aは、回転軸5が取り付けられる前における筐体1の内側面の回転機構7の近傍の構成を示す側面図である。図7Bは、図7Aの回転機構7に回転軸5が噛み合った状態を示す側面図である。図7A及び図7Bに示すように、回転機構7は、筐体1の内側面に設けられ、駆動歯車70と従動歯車51とが噛み合う位置へ回転軸5を誘導するレール72と、回転軸5の前後方向(X方向)の移動を規制する抜け止め73と、を備える。さらに、回転機構7は、筐体1の内側面に設けられ、回転軸5の上下方向(Z方向)の移動を規制する板ばね74を備える。
レール72は、X方向に延在する板状の部材で、回転軸5の端部を支持するように、筐体1の内側面に設けられている。抜け止め73は、回転軸5の前方(+X方向)への動きを規制する隆起部73aと、回転軸5の後方(−X方向)への動きを規制する屈曲部73bと、を備える。隆起部73aは、駆動歯車70と従動歯車51とが噛み合う位置よりも前方(+X方向)において、回転軸5の端部が支持される面で+Z方向に隆起して形成されている。屈曲部73bは、駆動歯車70と従動歯車51とが噛み合う位置よりも後方(−X方向)においてレール72が+Z方向に曲げられて形成されている。
回転機構7は、筐体1の内部に設けられ、トレイ3を筐体1の内部に取り付けた時に、回転軸5と接続して回転軸5を回転させる。実施形態1では、回転軸5と回転機構7との接続は、従動歯車51と駆動歯車70とが噛み合うことによって行われる。すなわち、回転機構7の駆動歯車70が回転することによって、駆動歯車70と噛み合う従動歯車51が回転し、回転機構7の動力が回転軸5に伝達される。駆動歯車70が従動歯車51に及ぼす力の方向Fは、筐体1の内部において開口10と対向する後面に向かう方向(−X方向)である。
<加熱部>
図1に示すように、加熱部8は、保持部6の上方において、左右方向(Y方向)に沿って設けられ、保持部6に保持される食品を加熱する。加熱部8は、例えば、シーズヒータである。
<制御部>
制御部9は、回転軸5及び加熱部8の駆動を制御する。実施形態1では、制御部9は、回転機構7を制御することで、回転軸5の駆動を制御する。制御部9は、加熱部8を駆動すると共に、回転軸5を間欠的に駆動して食品において加熱部8で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御する。すなわち、食品において、回転軸5の駆動が停止した状態で加熱部8により加熱される部分は、時間と共に変化する。また、実施形態1では、制御部9は、回転軸5が周方向に1回転する間に、回転軸5の駆動を複数回停止するように制御する。より好ましくは、制御部9は、回転軸5が周方向に1回転する間に、回転軸5の駆動を4回以上停止するように制御する。また、制御部9は、1分間あたりの回転軸5の回転数が2以上3以下となるように制御する。
図8は、回転軸5の駆動の停止位置の一例を示す図である。図8に示すように、制御部9は、回転軸5の駆動を停止した停止位置P1から回転軸5が複数回転する間、停止位置P1を通過して停止位置P1とは異なる位置P2で回転軸5の駆動を停止するように制御する。すなわち、制御部9が回転軸5の駆動を停止した時に回転軸5において停止位置P1にあった部分が、駆動の開始後に初めて停止位置P1に来た時に、制御部9は回転軸5の駆動を停止していない。
図9は、回転軸5の動作パターンを示す図である。図9に示すように、制御部9は、回転軸5の駆動と駆動の停止とをそれぞれ一定間隔で周期的に行うように制御する。この時、制御部9は、各周期において、回転軸5を駆動する時間t1が駆動を停止する時間t2よりも長くなるように制御する。より好ましくは、制御部9は、各周期において、回転軸5の駆動を停止する時間t2が0.2秒以上1.0秒未満になるように制御する。
また、制御部9は、調理する食品に応じて使用者が選択したモードにより、加熱部8の駆動時間を設定する。制御部9は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも加熱部8の駆動時間が例えば1%〜10%長くなるように制御する。
[動作]
次に、回転軸5と回転機構7とが接続する際の動作について説明する。図1又は図2に示すように、回転軸5を支持する軸支持体4が取り付けられたトレイ3が、筐体1の内部に(−X方向に)挿入されて、筐体1の内部に取り付けられる。この時、図7Bに示すように、回転軸5の端部は、レール72に支持されながら挿入される。回転軸5の端部が隆起部73aを超えて隆起部73aと屈曲部73bとの間に移動する時、回転軸5を筐体1の後方へと押す力により、板ばね74は+Z方向に一時的に変形する。回転軸5の端部が隆起部73aを超えた後、板ばね74は元の形状に戻り、回転軸5の端部は隆起部73aと屈曲部73bとの間に移動する。これにより、回転軸5の上下方向(Z方向)及び前後方向(X方向)の移動が規制され、駆動歯車70と従動歯車51とが適切に噛み合う。
制御部9が加熱部8及び回転軸5を制御することで、回転軸5に設けられた保持部6に保持された食品は、加熱部8により加熱される場所を変えながら加熱される。制御部9が回転軸5の駆動と駆動の停止とを交互に繰り返し行っており、回転軸5の駆動が停止した状態で加熱部8により加熱される場所は、時間の経過と共に変化する。
[効果]
実施形態1にかかる加熱調理器によれば、以下の効果を奏することができる。
制御部9の動作では、加熱部8を駆動すると共に、回転軸5を間欠的に駆動して食品において加熱部8で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御する。これにより、回転軸5は間欠的に駆動されるため、制御部9が回転軸5の駆動を停止している間に、加熱部8が食品を加熱し続けることができ、短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができる。また、短時間の加熱で調理を終えることができるため、食品が水分等を失うのを防ぐことができる。
制御部9は、回転軸5が周方向に1回転する間に、回転軸5の駆動を複数回停止するように制御する。これにより、回転軸5は複数回、駆動を停止されるため、食品に対してより均一に適度な焼き色を付けることができる。また、回転軸5の駆動を停止された状態での加熱を食品の複数箇所に対して行えるため、より短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、回転軸5が周方向に1回転する間に、回転軸5の駆動を4回以上停止するように制御する。これにより、回転軸5は4回以上、駆動を停止されるため、食品に対してより均一に適度な焼き色を付けることができる。また、回転軸5の駆動を停止された状態での加熱を食品の4箇所以上の部分に対して行えるため、より短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、1分間あたりの回転軸5の回転数が2以上3以下となるように制御する。これにより、回転軸5の回転速度が適度な速度であるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、回転軸5の駆動を停止した停止位置P1から回転軸5が複数回転する間、停止位置P1を通過して停止位置P1とは異なる位置P2で回転軸5の駆動を停止するように制御する。これにより、制御部9が回転軸5の駆動を停止してから1回転した時に、制御部9は回転軸5の駆動を停止していない。このため、加熱部8が同じ場所を加熱し過ぎるのを防ぐことができ、食品に対してより均一に適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、回転軸5の駆動と駆動の停止とをそれぞれ一定間隔で周期的に行うように制御する。これにより、回転軸5の駆動と駆動の停止とを無作為に行うよりも、食品において加熱が過剰な部分や加熱が不足している部分が生じるのを防ぐことができる。このため、食品に対してより均一に焼き色を付けることができる。
制御部9は、各周期において、回転軸5を駆動する時間が駆動を停止する時間よりも長くなるように制御する。これにより、加熱部8が同じ場所を加熱し過ぎるのを防ぐことができるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、各周期において、回転軸5の駆動を停止する時間が0.2秒以上1.0秒未満になるように制御する。これにより、加熱部8が同じ場所を加熱し続ける時間が適度であるため、食品に対してより適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、調理する食品に応じて使用者が選択したモードにより、加熱部8の駆動時間を設定する。これにより、使用者は、加熱部8の駆動時間を考慮することなく、食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
制御部9は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも加熱部8の駆動時間が長くなるように制御する。これにより、電源周波数が60Hzで50Hzよりも回転軸5の回転速度が速い場合でも、加熱部8の駆動時間を長くすることで、食品が受け取る実質的な熱量を同程度にすることができる。このため、異なる電源周波数であっても、食品に対して同様に適度な焼き色を付けることができる。また、使用者は、電源周波数を考慮することなく、食品に対して適度な焼き色を付けることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、実施形態1とは異なる点について説明する。制御部9は、回転軸5を連続的に駆動するように制御する。これにより、食品に対してより均一に焼き色を付けることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。前記実施形態では、加熱調理器は、筐体1と、扉2と、トレイ3と、軸支持体4と、回転軸5と、保持部6と、回転機構7と、加熱部8と、制御部9とを備えるとしたが、これに限定されない。制御部9が、加熱部8を駆動すると共に、回転軸5を間欠的に駆動して食品において加熱部8で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御するものであれば他の構成であってもよい。
前記実施形態では、加熱部8は、保持部6の上方において、左右方向(Y方向)に沿って設けられ、保持部6に保持される食品を加熱するとしたが、これに限定されない。加熱部8が食品を加熱するものであれば、他の構成であってもよい。例えば、加熱部8は、保持部6の上方及び下方に複数設けられていてもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係る加熱調理器によれば、食品を回転させて加熱し、短時間で食品に対して適度な焼き色を付けることができるので、食品を回転させて加熱する加熱調理器に有用である。
1 筐体
10 開口
2 扉
20 開閉面
3 トレイ
30,31 窪み
4 軸支持体
40 貫通孔
41 左側軸支持体
42 切欠き
43 右側軸支持体
44 脚部
5 回転軸
50 支持部
51 従動歯車
52 軸継手
6 保持部
60 開口
61 収容部
62 蓋体
63 フック
64 開口
7 回転機構
70 駆動歯車
71 モータ
72 レール
73 抜け止め
73a 隆起部
73b 屈曲部
74 板ばね
8 加熱部
9 制御部

Claims (10)

  1. 食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
    前記食品を加熱する加熱部と、
    前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記加熱部を駆動すると共に、前記回転軸を間欠的に駆動して前記食品において前記加熱部で加熱される部分が予め決められた時間間隔で変化するように制御する、
    加熱調理器。
  2. 前記制御部は、前記回転軸が周方向に1回転する間に、前記回転軸の駆動を複数回停止するように制御する、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、前記回転軸が周方向に1回転する間に、前記回転軸の駆動を4回以上停止するように制御する、
    請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御部は、1分間あたりの前記回転軸の回転数が2以上3以下となるように制御する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記制御部は、前記回転軸の駆動を停止した停止位置から前記回転軸が複数回転する間、前記停止位置を通過して前記停止位置とは異なる位置で前記回転軸の駆動を停止するように制御する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記制御部は、前記回転軸の駆動と駆動の停止とをそれぞれ一定間隔で周期的に行うように制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記制御部は、各周期において、前記回転軸を駆動する時間が駆動を停止する時間よりも長くなるように制御する、
    請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記制御部は、各周期において、前記回転軸の駆動を停止する時間が0.2秒以上1.0秒未満になるように制御する、
    請求項6又は7に記載の加熱調理器。
  9. 前記制御部は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも前記加熱部の駆動時間が長くなるように制御する、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  10. 食品を保持して軸周りに回転する回転軸と、
    前記食品を加熱する加熱部と、
    前記回転軸及び前記加熱部の駆動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、電源周波数が60Hzのとき、電源周波数が50Hzのときよりも前記加熱部の駆動時間が長くなるように制御する、
    加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111419095A (zh) * 2020-03-20 2020-07-17 珠海格力电器股份有限公司 烤箱控制方法、装置、系统及烤箱

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