JP2019073213A - シリーズハイブリッド車両用トランスアクスル - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量でかつエネルギ効率の良好なシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルを提供する。
【解決手段】エンジン1に連結されて回転させられる入力軸7と、入力軸7から発電機3にトルクを伝達する巻き掛け伝動機構12,24,25と、回転することにより油圧を発生するオイルポンプ18とを有し、入力軸7の回転中心軸線CLの方向において、オイルポンプ18と走行用モータ4とが入力軸7側から順に配置され、オイルポンプ18は、入力軸7と同一軸線上でかつ入力軸7の先端部に隣接して配置され、入力軸7からオイルポンプ18にトルクを伝達するポンプ駆動軸19が入力軸7とオイルポンプ18とに連結されて設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンによって発電機を駆動し、その発電機で得られた電力によって走行用モータを駆動して走行用の駆動力を発生するシリーズハイブリッド車両に搭載されるトランスアクスルに関するものである。
シリーズハイブリッド式の駆動システムは、エンジンによって発電機を駆動して得た電力もしくは蓄電装置に充電した電力を利用してモータを駆動し、そのモータが出力する駆動力で走行するように構成されている。この種の駆動装置においても他の一般的な駆動装置と同様に、トルクの伝達のために摩擦接触する箇所が多数あるから潤滑が必要である。特許文献1に記載された駆動装置は、シリーズハイブリッド走行が可能な駆動装置であって、複数の変速段を設定できるように構成されており、変速段を設定するための歯車を含めた各摩擦摺動部分に対して潤滑油を供給するオイルポンプを更に備えている。そして、特許文献1に記載された駆動装置では、そのオイルポンプは電力で駆動する電動オイルポンプとされている。
特開2017−13752号公報
特許文献1に記載された駆動装置では、電動オイルポンプを駆動する電力を発電機もしくは蓄電装置から供給することになる。その電力は、エンジンによって発電機を駆動して得られる電力であるから、所定の油圧を得るためには、エンジンによる機械的な動力を電力に一旦変換し、その電力を再度、機械的な動力に逆変換することになる。このように特許文献1に記載された構成では、潤滑のためにエネルギ変換を繰り返し行うことになるので、エネルギ変換の都度、損失が生じて、結局は、エネルギ効率が低下する可能性があった。
また、電動オイルポンプからの潤滑油の吐出量は、オイルポンプの回転数を高回転数にすることにより増大させることができるが、吐出圧を高くするためにはそのオイルポンプを駆動するモータのトルクを大きくする必要がある。したがって、特許文献1に記載された装置における潤滑油の吐出圧を高くするとすれば、オイルポンプ用のモータが大型化し、それに伴って駆動装置が全体として大型化して車載性が悪化する可能性がある。
このように従来では、少なくとも潤滑のためにエネルギ効率の向上と、駆動装置の全体としての構成の小型化の点で改善の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、エネルギ効率の向上と小型軽量化とを両立させることのできるシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、エンジンによって駆動される発電機と、電力が供給されて走行用の駆動力を出力する走行用モータと、前記走行用モータが出力した駆動力を左右の駆動輪に伝達するデファレンシャルギヤと、前記走行用モータと前記デファレンシャルギヤとの間に設けられた減速機構とを有し、前記発電機および前記走行用モータならびに前記デファレンシャルギヤのそれぞれの回転中心軸線が車両の幅方向と平行になっているシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、前記エンジンに連結されて前記エンジンによって回転させられる入力軸と、前記入力軸から前記発電機にトルクを伝達する巻き掛け伝動機構と、回転することにより油圧を発生するオイルポンプとを更に有し、前記入力軸の回転中心軸線の方向において、前記オイルポンプと前記走行用モータとが前記入力軸側から順に配置され、前記オイルポンプは、前記入力軸と同一軸線上でかつ前記入力軸の先端部に隣接して配置され、前記入力軸から前記オイルポンプにトルクを伝達するポンプ駆動軸が前記入力軸と前記オイルポンプとに連結されて設けられていることを特徴としている。
この発明においては、前記入力軸と、前記巻き掛け伝動機構と、前記発電機と、前記走行用モータと、前記減速機構と、前記デファレンシャルギヤとを収容しているケーシングを更に有し、前記入力軸の先端側に、前記ケーシングの内部に取り付けられたセンターサポートが設けられ、前記オイルポンプは、前記センターサポートの内部に設けられていてよい。
この発明においては、前記巻き掛け伝動機構は、駆動側回転体と、従動側回転体と、前記駆動側回転体と前記従動側回転体とに巻き掛けられた環状の伝動体とを有し、前記発電機は、前記入力軸と平行に配置された第1ロータ軸を有し、前記駆動側回転体は、前記入力軸と同心円上に配置されかつ前記入力軸と一体となって回転するように前記入力軸に連結され、前記駆動側回転体を前記入力軸と共に回転可能に支持する第1軸受が、前記ケーシングに設けられ、前記入力軸の先端部を回転可能に支持する第2軸受が、前記センターサポートに設けられ、前記従動側回転体は、前記第1ロータ軸に取り付けられていてよい。
この発明においては、前記発電機は、前記発電機の回転中心軸線が前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線より上側に位置するように配置され、前記走行用モータは、前記走行用モータの回転中心軸線が前記入力軸の回転中心軸線よりも前記車両の前方側に位置しかつ前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線の方向で前記エンジンとは反対側にずれた位置に配置されていてよい。
この発明においては、前記減速機構は、前記走行用モータの回転中心軸線と前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線とに対して平行でかつ前記走行用モータの回転中心軸線と前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線との間に配置されたカウンタ軸と、前記カウンタ軸に設けられたカウンタドリブンギヤと、前記カウンタドリブンギヤより小径で前記カウンタ軸に設けられたカウンタドライブギヤとを有し、前記カウンタドリブンギヤは、前記走行用モータに設けられている走行用ドライブギヤに噛み合い、かつ前記カウンタドライブギヤは、前記デファレンシャルギヤに設けられているリングギヤに噛み合っていてよい。
この発明においては、前記カウンタ軸は、前記センターサポートに取り付けられた第3軸受と、前記ケーシングに取り付けられた第4軸受とによって回転可能に支持されていてよい。
この発明においては、前記走行用モータは、第2ロータ軸を有し、前記ケーシングの内部に、隔壁部と、前記隔壁部に対向して設けられたエンドカバーとによって、前記走行用モータを収容している収容部が設けられ、前記第2ロータ軸は、前記隔壁部を貫通して前記センターサポート側に延びており、かつ前記隔壁部に取り付けられた第5軸受と、前記エンドカバーに取り付けられた第6軸受とによって回転可能に支持され、前記第2ロータ軸の前記センターサポート側に突出した端部に、前記減速機構にトルクを伝達する走行用ドライブギヤが取り付けられていてよい。
この発明においては、前記発電機は、前記デファレンシャルギヤの半径方向で前記デファレンシャルギヤに重ならないように前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線方向にずれるとともに、前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線方向では一部重なるように配置されていてよい。
この発明においては、オイルポンプをエンジンによって駆動して油圧を発生させるから、油圧を得るために機械的な動力を電力に変換したり、また電力を機械的な動力に逆変換することがなく、そのため、エネルギ損失を少なくしてエネルギ効率を向上させることができる。また、オイルポンプを駆動するための動力源はエンジンであって、オイルポンプのための駆動力源をエンジンとは別に設ける必要が無く、したがって高い油圧を発生させる場合も含めてトランスアクスルの構成部品を少なくして小型軽量化を図ることができる。さらに、発電機やデファレンシャルギヤは入力軸の回転中心軸線から半径方向に離れた位置に配置されており、また走行用モータは入力軸の先端方向に離れて配置されていて、これら発電機やデファレンシャルギヤならびに走行用モータの間に所定のスペースが空くことになり、そのスペースにオイルポンプが配置されている。そのため、スペースの有効利用が図られてトランスアクスルの全体としての構成を小型化でき、特に入力軸の回転中心軸線方向での寸法を短くすることが可能になる。
発電機にトルクを伝達する巻き掛け伝動機構における駆動側回転体とを第1軸受を介してケーシングで回転可能に支持し、その駆動側回転体と入力軸とを一体となって回転するように連結してあるので、巻き掛け伝動機構で伝達するトルクの増大によって駆動側回転体に作用するラジアル荷重が増大しても、その荷重をケーシングで支え、入力軸には特には大きいラジアル荷重が作用しないので、入力軸の耐久性の維持や剛性の向上の点で有利になる。特に、入力軸の先端部をセンターサポートに設けた第2軸受で支持するので、これらの軸受同士の間隔が短く、これらの軸受の間での曲げ応力が小さくなり、この点においても入力軸の耐久性の維持や剛性の向上を図ることができる。
この発明においては、走行用モータはエンジンもしくは入力軸とは、トルク伝達するようには連結されていないので、走行用モータをその回転中心軸線が入力軸の回転中心軸線より車両の前方側に位置するように配置することが可能であり、そのためにエンジンとデファレンシャルギヤとの半径方向での位置を近くすること、言い換えればデファレンシャルギヤに連結されるドライブシャフトとエンジンとの間隔を狭くすることができる。
さらに、この発明においては、センターサポートに取り付けた第3軸受によってカウンタ軸の一端部を回転可能に支持しており、したがってセンターサポートはオイルポンプを収容し、また入力軸を支持するだけでなく、カウンタ軸を支持する機能をも備え、その結果、センターサポートを多機能化して入力軸の先端側のスペースの有効利用を図り、それに伴ってトランスアクスルの全体としての構成を小型化することができる。
この発明では、走行用モータのロータ軸をケーシング内の隔壁部とケーシングとに取り付けた軸受によって回転可能に支持し、そのロータ軸の端部を隔壁部からセンターサポート側に突出させ、その突出端部に走行用ドライブギヤを取り付けてあるから、ロータ軸を支持している第5軸受がセンターサポートに対して走行用モータ側に後退して位置することになる。そのため、入力軸の回転中心軸線方向でセンターサポートを挟んだ両側のスペースが広くなり、ここに減速機構を収容するなど、スペースの有効利用を図り、また配置の自由度を向上でき、ひいてはトランスアクスルの全体としての構成を小型化することができる。
そして、発電機とデファレンシャルギヤとが半径方向で干渉しないように入力軸の回転中心軸線方向に互いにずらし、かつ発電機をデファレンシャルギヤ側に下げることにより、トランスアクスルの全体としての高さを低くでき、それに伴って車載性を向上させることができる。
この発明の実施形態を示す断面図である。 そのオイルポンプや発電機、走行用モータなどの相対位置を示す図であって、入力軸の回転中心軸線の方向から見た場合の模式図である。 この発明の他の実施形態を示す断面図である。 そのオイルポンプや発電機、走行用モータなどの相対位置を示す図であって、入力軸の回転中心軸線の方向から見た場合の模式図である。
図1はこの発明の実施形態を示す断面図である。なお、図1は全体的な構成が判り易いように切断位置をとった図であり、したがって図1は三次元空間での相対位置を示すものではない。図1に示す例は、動力源であるエンジン1を車両(図示せず)の車幅方向に向けて配置するいわゆるエンジン横置きタイプの車両に搭載されるトランスアクスル2である。したがって、以下に挙げる各回転中心軸線は車両の幅方向と平行になっている。このトランスアクスル2は、エンジン1によって駆動されて電力を発生する発電機(もしくは発電機能のあるモータ)3と、発電機3から電力が供給されて走行のためのトルクを出力する走行用モータ(もしくは発電機能のあるモータ)4と、走行用モータ4が出力するトルクを左右の駆動輪5に分配して伝達する終減速機(デファレンシャルギヤ)6とを備えている。
エンジン1の出力軸(クランクシャフト)1Aに連結されている入力軸7が、ケーシング8を貫通して設けられている。ケーシング8は、エンジン1側の側板を有する第1ケース(ハウジングと称されることもある)8Aと、第1ケース8Aが取り付けられて一方の開口部が閉じられる筒状の第2ケース(単にケースと称されることもある)8Bと、第2ケース8Bのエンジン1側とは反対側の第1の開口部を閉じる第3ケース(第1エンドカバーと称されることもある)8Cと、第2ケース8Bのエンジン1側とは反対側の第2の開口部を閉じる第4ケース(第2エンドカバーと称されることもある)8Dとによって構成されている。入力軸7は、第1ケース8Aを貫通しており、この入力軸7の第1ケース8Aから外側に突出している端部にはフライホイール9が一体となって回転するように取り付けられている。具体的には、フライホイール9はボス部の端部にフランジ状のプレート部を一体化した構成であって、ボス部の内部に入力軸7を嵌合させるとともに、これらボス部と入力軸7とを、リード角のあるスプラインで連結し、かつ入力軸7に螺合させたナット10を締め込んで、ボス部と入力軸7とがガタを生じることなく締結されている。そして、エンジン1の出力軸1Aと入力軸7とは、出力軸1Aに取り付けられているドライブプレート11とフライホイール9のプレート部とを対向させるとともに、これらドライブプレート11とフライホイール9のプレート部とをボルト・ナットなどの締結具で一体化させることにより連結されている。
入力軸7におけるケーシング8内に突出した先端部には、この発明の実施形態における駆動側回転体に相当するドライブスプロケット12が取り付けられている。ドライブスプロケット12は、外周部に多数の歯が形成されたリムに相当するリング状の部分と、そのリング状の部分から内周側に延びているディスクに相当するプレート状の部分とを有しており、リング状の部分が入力軸7と同心円上に配置され、プレート状の部分が入力軸7の先端部に嵌合して入力軸7に一体となって回転するように連結されている。リング状の部分の内径は、入力軸7に嵌合している前記フライホイール9のボス部の外径より大きく、このリング状の部分の内周側には、第1ケース8Aと一体の円筒部(ボス部)13が配置されている。そのボス部13の外周側に、この発明の実施形態における第1軸受に相当する軸受14が嵌合させられ、ドライブスプロケット12およびこれと一体の入力軸7がこの軸受14によって回転可能に支持されている。なお、ボス部13の内部は、入力軸7およびこれを嵌合させてある前記フライホイール9のボス部が貫通している。また、図1で符号15はオイルシールである。
ケーシング8の内部で、前記入力軸7の先端部に隣接した位置にセンターサポート16が配置されている。センターサポート16は、ケーシング8の内部を、入力軸7の回転中心軸線CLの方向で、エンジン1側(入力軸7側)とこれとは反対側に分けるように配置されたプレート状の部材であり、第2ケース8Bの所定の箇所にボルトなどの締結具によって取り付けられている。なお、センターサポート16は第1ケース8Aの内面に取り付けてもよい。このセンターサポート16の形状および取付位置の一例を図2に示してある。なお、図2は、入力軸7の回転中心軸線CLの方向から見た図であり、入力軸7や発電機3、走行用モータ4などの相対位置を併せて模式的に示してある。
図1および図2に示す例では、センターサポート16は入力軸7の僅か上側の部分からケーシング8の底面17の近くまで延びた形状であり、前記入力軸7の先端部に対応する箇所の板厚が厚くなっている。その板厚の厚い部分の内部に、オイルポンプ18が収容されている。このオイルポンプ18は、トロコイド式あるいは歯車式などの車両で通常使用されているポンプであって、その回転軸線が入力軸7の回転中心軸線CLと一致するようにセンターサポート16の内部に収容され、その収容部はポンプカバー18Aによって閉じられている。そして、ポンプ駆動軸19がセンターサポート16を貫通して入力軸7側に延びかつ入力軸7に連結されている。すなわち、オイルポンプ18は、エンジン1によって駆動される機械式ポンプである。なお、吸入側油路および吐出側油路はセンターサポート16の内部に形成されている。
また、入力軸7の先端部はセンターサポート16の内部にまで延びており、その先端部が、センターサポート16に取り付けた軸受20によって回転可能に保持されている。この軸受20がこの発明の実施形態における第2軸受に相当している。したがって、入力軸7は、回転中心軸線CLの方向で互いに接近している二つの軸受14,20によって回転可能に保持されている。ドライブスプロケット12における前記プレート状の部分は、これらの軸受14,20の間で入力軸7に嵌合して連結されている。したがって、ドライブスプロケット12から入力軸7にラジアル方向の荷重が掛かったとしても入力軸7の曲げ応力は小さく、入力軸7の曲げ剛性を維持することが容易である。言い換えれば、入力軸7の曲げ剛性の向上や耐久性の維持の点で有利な構成になっている。
ケーシング8の内部で入力軸7の斜め上方(車載状態での斜め上方)には、入力軸7の回転中心軸線CLと平行に発電機3が設けられている。発電機3は、コイルを有するステータ3Sと、永久磁石を有するロータ3Rとを有し、ロータ3Rはその回転中心軸線CLに沿って貫通しているロータ軸3Rに取り付けられている。ステータ3Sは、第2ケース8Bの内部に配置されている。この第2ケース8Bの内部には、隔壁部21が一体に形成されている。この隔壁部21は、発電機3を配置する箇所では、第1ケース8A側に寄った箇所に、前述した第1エンドカバー8Cと対向するように形成されている。この隔壁部21と第2ケース8Bの内面とによってステータ3Sが保持されている。
ロータ軸3Rの一方の端部(図1での右側の端部)は、隔壁部21を貫通して第1ケース8A側に延びており、第1ケース8Aに取り付けた軸受22によって回転可能に保持されている。なお、この軸受22がこの発明の実施形態における第3軸受に相当している。また、ロータ軸3Rの他方の端部は、第1エンドカバー8Cに取り付けた軸受23によって回転可能に保持されている。この軸受23がこの発明の実施形態における第4軸受に相当している。
ロータ軸3Rの第1ケース8A側の端部のうち前述したドライブスプロケット12の半径方向で外周側に相当する位置に、この発明の実施形態における従動側回転体に相当するドリブンスプロケット24が一体となって回転するように取り付けられている。そして、このドリブンスプロケット24は前記ドライブスプロケット12より小径のチェーンスプロケットであり、これらのスプロケット12,24に、この発明の実施形態における環状の伝動体に相当するチェーン25が巻き掛けられている。なお、チェーンはサイレントチェーンであることが好ましい。これら各スプロケット12,24およびチェーン25はこの発明の実施形態における巻き掛け伝動機構の一例であり、入力軸7の回転数に対してロータ3Rの回転数が高回転数になる増速機構を構成している。したがってエンジン1が出力したトルクは、入力軸7から巻き掛け伝動機構を介して発電機3に伝達され、エンジン1が出力した動力は発電機3によって電力に変換される。
その場合、エンジン1が出力するトルクが大きいほど、チェーン25に掛かる張力が大きくなる。このチェーン25が巻き掛けられているドライブスプロケット12は、軸受14を介して第1ケース8Aによって支持されているから、ドライブスプロケット12に掛かるラジアル荷重は第1ケース8Aによって支えられ、入力軸7にはトルクの伝達に伴うラジアル荷重が特には作用しない。この点においても、入力軸7の曲げ剛性の向上や耐久性の維持の点で有利な構成になっている。
走行用モータ4は、入力軸7の回転中心軸線CLの方向において前記センターサポート16を挟んで入力軸7とは反対側で、かつ入力軸7の回転中心軸線CLに対して車両の前方側にずれた位置に配置されている。第2ケース8Bに形成されている隔壁部21は、走行用モータ4を配置する箇所では入力軸7あるいはセンターサポート16から離隔する方向(図1の左方向)に後退しており、隔壁部21のうちこのように後退している部分と第2エンドカバー8Dとによって形成されている収容部26の内部に走行用モータ4が配置されている。
走行用モータ4は、前述した発電機3と同様に、コイルを有するステータ4Sと、永久磁石を有しているロータ4Rとを有し、ロータ4Rはその回転中心軸線CLに沿って貫通しているロータ軸4Rに取り付けられている。ステータ4Sは、第2ケース8Bに固定されている。また、ロータ軸4Rの一方の端部は、隔壁部21を貫通してセンターサポート16側に突出している。隔壁部21においてロータ軸4Rが貫通している部分には、この発明の第5軸受に相当する軸受27が取り付けられていて、ロータ軸4Rの一方の端部はこの軸受27によって回転可能に保持されている。また、ロータ軸4Rの他方の端部は、第2エンドカバー8Dに取り付けられたこの発明の実施形態における第6軸受に相当する軸受28によって回転可能に保持されている。このように、ロータ軸4Rを支持する軸受27が、ロータ軸4Rの先端側の位置を避けて軸線方向での中間寄りの位置に配置されているので、ロータ軸4Rの先端側に軸受のためのスペースを確保する必要がない。そのため、走行用モータ4を軸受のためのスペース分、図1の左方向にずらす必要がないことにより、トランスアクスル2の軸線方向での寸法(軸長)を短縮できる。
上述した第1ケース8Aの内面と前記隔壁部21との間で、前記センターサポート16を外れた位置、あるいは前述した発電機3よりも下側の位置に、デファレンシャルギヤ6が配置されている。デファレンシャルギヤ6は、車両の終減速機として一般的に使用されているものと同様の構成であって、一対のサイドギヤやピニオンギヤなどを収容しているデフケース6Cを有し、そのデフケース6Cにデフリングギヤ6Rが取り付けられている。これらデフケース6Cおよびデフリングギヤ6Rの回転中心軸線CLは、前述した入力軸7の回転中心軸線CLと平行になっている。そして、このデファレンシャルギヤ6は、第1ケース8Aと第2ケース8Bとによって形成されているデフキャリヤーに相当する部分に収容され、第1ケース8Aに取り付けられた軸受29と第2ケース8Bに取り付けられた軸受30とによって回転可能に支持されている。
このデフリングギヤ6Rと前述した走行用モータ4のロータ軸4Rとの間に走行用モータ4のトルクを増幅するための減速機構31が設けられている。図1に示す減速機構31は、いわゆる平行ギヤ式の減速機構であって、デファレンシャルギヤ6の回転中心軸線CLや走行用モータ4のロータ軸4Rと平行に配置されたカウンタ軸32を備えている。そのカウンタ軸32は前述したセンターサポート16と隔壁部21との間に配置されており、センターサポート16に取り付けられた軸受33と隔壁部21に取り付けられた軸受34とによって回転可能に支持されている。
前記走行用モータ4のロータ軸4Rにおける先端部(隔壁部21からセンターサポート16側に突出した端部)には走行用ドライブギヤ35が取り付けられている。この走行用ドライブギヤ35に噛み合っているカウンタドリブンギヤ36がカウンタ軸32に取り付けられている。このカウンタドリブンギヤ36は走行用ドライブギヤ35よりも大径のギヤであり、したがって走行用ドライブギヤ35とカウンタドリブンギヤ36との間で減速作用が生じる。また、カウンタドリブンギヤ36と一体となって回転するカウンタドライブギヤ37がカウンタ軸32に設けられている。このカウンタドライブギヤ37はカウンタドリブンギヤ36およびデフリングギヤ6Rよりも小径のギヤであって、デフリングギヤ6Rに噛み合っている。したがってカウンタドライブギヤ37とデフリングギヤ6Rとの間で減速作用が生じる。図1に示す減速機構31は上記の二つの減速作用によって、走行用モータ4のトルクを増幅してデファレンシャルギヤ6に伝達するように構成されている。
なお、カウンタドリブンギヤ36には、走行用ドライブギヤ35に噛み合っていないパーキングギヤ38が一体に設けられている。このパーキングギヤ38は、車両に一般的に設けられているパーキングロック機構の一部を構成するギヤであって、図示しないパーキングポールが選択的に係合するようになっている。
上述した発電機3と走行用モータ4とは、図示しない蓄電装置やインバータに電気的に接続されている。その接続のための端子台39がケーシング8の外面のうち、発電機3と走行用モータ4との間に相当する箇所に設けられている。
つぎに図1および図2に示すトランスアクスル2の作用について説明する。エンジン1が出力したトルクは、ドライブプレート11およびフライホイール9を介して入力軸7に伝達される。入力軸7には、ケーシング8の内部において、ポンプ駆動軸19が連結されているので、オイルポンプ18がエンジン1のトルクによって駆動されて油圧を発生する。オイルポンプ18によって発生した圧油は、センターサポート16の内部に形成されている油路を介して各軸受やギヤの噛み合い部、あるいは発電機3や走行用モータ4などに、潤滑もしくは冷却のために送られる。したがって、エンジン1は走行のための駆動力源だけでなくオイルポンプ18のための駆動力源となっているから、この発明の実施形態におけるトランスアクスル2では、オイルポンプ18を駆動するためのモータをエンジン1とは別に設ける必要がなく、その分、構成部品の数を少なくしてトランスアクスル2の小型軽量化が図られている。また、電動式のオイルポンプを設けた構成と比較すると、エンジン1が出力した動力を電力に変換したり、電力を機械的な動力に再変換したりする必要がないので、エネルギ効率を向上させることができる。
さらに、オイルポンプ18が配置されている位置について説明すると、図1に示すこの発明の実施形態では、入力軸7と発電機3のロータ軸3Rとの間のトルクの伝達をチェーン25によって行うように構成され、入力軸7とロータ軸3Rもしくは発電機3とが半径方向に離隔し、その間には空間部が生じる。その空間部にオイルポンプ18が配置されている。そのため、エンジン1によって駆動されるオイルポンプ18を設けることに伴って、半径方向や軸線方向に重ねて配置する構成部品の数が増大することがなく、もしくは増大することが抑制されている。すなわち、図1に示す構成では、トランスアクスル2の小型化が図られている。
また、入力軸7にはドライブスプロケット12が取り付けられているので、入力軸7からチェーン25を介して発電機3にトルクが伝達されてそのロータ軸3Rが回転する。すなわち、発電機3が駆動される。その場合、発電機3を駆動するトルクが大きいほどチェーン25に作用する張力が大きくなり、それに伴って各スプロケット12,24に掛かるラジアル荷重が大きくなる。しかしながら、ドライブスプロケット12は軸受14を介して第1ケース8Aによって支持されているので、入力軸7に掛かるラジアル荷重が特に大きくなることはない。したがって、図1に示すこの発明の実施形態では、入力軸7の曲げ剛性を、発電機3を駆動するトルクを考慮して特に増大させる必要性が少なく、入力軸7の剛性や耐久性の向上に有利である。
また、エンジン1の出力トルクは不可避的に振動するが、その振動はドライブプレート11やフライホイール9によって減衰され、これに加えて発電機3の慣性モーメントが振動を減衰するように作用する。さらに、チェーン25を用いた巻き掛け伝動機構は、歯車機構に比較して騒音が小さい。そのため、この発明の実施形態におけるトランスアクスル2では、NV特性を向上させることができる。
上記のようにして発電機3によって発電した電力は走行用モータ4に供給され、走行用モータ4が駆動力を出力する。すなわち、そのロータ4Rが回転し、そのトルクは走行用ドライブギヤ35から減速機構31に伝達される。前述したように減速機構31は二段の減速作用を生じるから、走行用モータ4のトルクはその二段の減速作用に応じて増大させられてデファレンシャルギヤ6に伝達される。そして、走行のための駆動力がデファレンシャルギヤ6から左右の駆動輪5に伝達されて車両が走行する。
このように動作する走行用モータ4は、その回転中心軸線CLが入力軸7の回転中心軸線CLよりも車両前方側に位置するように配置されているので、車両の前後方向(図2の左右方向)でエンジン1とデファレンシャルギヤ6とを接近させることができる。そのため、車両の旋回性などの走行性能の向上に有利になる。なお、走行用モータ4を上記のように車両前方側に配置するとしても、走行用モータ4がエンジン1の前端位置から前方にはみ出すことがないので、トランスアクスル2の車載性が損なわれることはない。
さらに走行用モータ4のロータ軸4Rを支持している軸受27,28のうち走行用ドライブギヤ35側の端部を支持している軸受27は、ロータ軸4Rの先端部から後退した箇所、すなわち隔壁部21を貫通している箇所に設けられている。そのため、ロータ軸4Rの先端側に軸受のためのスペースを確保する必要がないので、トランスアクスル2の全体としての軸長(全長)を短くすることができる。
そして、図1および図2に示すこの発明の実施形態では、オイルポンプ18を収容しているセンターサポート16によって入力軸7の一方の端部およびカウンタ軸32の一方の端部を支持していてセンターサポート16が複数の機能を果たしているので、トランスアクスル2が小型軽量化されている。
つぎにこの発明の他の実施形態について説明する。図3および図4はこの発明の他の実施形態を示しており、ここに示す例は、前述した図1および図2に示す例における第1エンドカバー8Cに相当する部分を第2ケース8Bに一体的に設け、それに伴って発電機3をエンジン1側(図3の右側)からケーシング8内に挿入できるように、発電機3の収容位置の隔壁部21を取り除いた例である。これに加えて、発電機3(特にそのステータ3S)とデファレンシャルギヤ6(特にそのデフリングギヤ6R)とが、それぞれの半径方向(図3および図4の上下方向)で重ならないように、入力軸7の回転中心軸線CLの方向に互いにずらせて配置されている。
具体的に説明すると、第2ケース8Bは、発電機3を収容する箇所で第1ケース8A側に開口し、また隔壁部21が設けられておらず、またこれとは反対側には閉じている。ここに収容されている発電機3のロータ軸3Rは、第2ケース8Bに取り付けられた軸受23と第1ケース8Aに取り付けられた軸受22とによって回転可能に支持されている。この状態で第2ケース8Bに固定されているステータ3S(より詳しくはコイルエンド)の第1ケース8A側(エンジン1側)の端部P3が、デフリングギヤ6Rの発電機3側(エンジン1側とは反対側)の端部P6に対して第1ケース8とは反対側(エンジン1側とは反対側)にずれている。すなわち、発電機3の最大外径部とデファレンシャルギヤ6の最大外径部とが、半径方向で重ならないように、発電機3とデファレンシャルギヤ6との位置が決められている。それに伴って発電機3は、デファレンシャルギヤ6側に下げて配置されている。その状態を図4に模式的に示してあり、発電機3はその下端部の位置がデファレンシャルギヤ6(デフリングギヤ6R)の上端部より低くなるように配置され、したがって発電機3とデファレンシャルギヤ6とは入力軸7の回転中心軸線CLの方向で一部が重なっている。他の構成は、図1および図2に示す構成と同様であるから、図3および図4に図1および図2に付した符号と同様の符号を付してその説明を省略する。なお、図3では端子台を省略し、図4ではセンターサポート16を省略してある。
図3および図4に示すこの発明の実施形態では、最上部に位置する発電機3を下げて配置することが可能になり、それに伴ってトランスアクスル2の全高を低くして車載性を向上させることができ、また車両のボンネットを低くでき、あるいは車両のデザインの自由度やエンジンルームでの部品の配置の自由度を向上させることができる。また、図3および図4に示すこの発明の実施形態では、前述した図1および図2に示す実施形態による作用・効果と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、この発明は上述した各実施形態に限定されないのであって、前述した図1に示す構成において、第1エンドカバー8Cに相当する部分を、図3に示す例におけるのと同様に第2ケース8Bに一体に形成し、かつ発電機3を収容する箇所では図3に示す例におけるのと同様に隔壁部21を設けない構成としてもよい。また、この発明における巻き掛け伝動機構は、タイミングベルトなどを伝動体とした機構であってもよく、チェーン式のものに限定されない。
1…エンジン、 1A…出力軸、 2…トランスアクスル、 3…発電機、 3R…ロータ、 3R…ロータ軸、 3S…ステータ、 4…走行用モータ、 4R…ロータ、 4R…ロータ軸、 4S…ステータ、 5…駆動輪、 6…デファレンシャルギヤ、 6R…デフリングギヤ、 7…入力軸、 8…ケーシング、 9…フライホイール、 12…ドライブスプロケット、 14…軸受、 16…センターサポート、 18…オイルポンプ、 18A…ポンプカバー、 19…ポンプ駆動軸、 20…軸受、 21…隔壁部、 22…軸受、 23…軸受、 24…ドリブンスプロケット、 25…チェーン、 26…収容部、 27…軸受、 28…軸受、 29…軸受、 30…軸受、 31…減速機構、 32…カウンタ軸、 33…軸受、 34…軸受、 35…走行用ドライブギヤ、 36…カウンタドリブンギヤ、 37…カウンタドライブギヤ、 39…端子台、 CL…回転中心軸線、 CL…回転中心軸線、 CL…回転中心軸線、 CL…回転中心軸線、 P3,P6…端部。

Claims (8)

  1. エンジンによって駆動される発電機と、電力が供給されて走行用の駆動力を出力する走行用モータと、前記走行用モータが出力した駆動力を左右の駆動輪に伝達するデファレンシャルギヤと、前記走行用モータと前記デファレンシャルギヤとの間に設けられた減速機構とを有し、前記発電機および前記走行用モータならびに前記デファレンシャルギヤのそれぞれの回転中心軸線が車両の幅方向と平行になっているシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記エンジンに連結されて前記エンジンによって回転させられる入力軸と、
    前記入力軸から前記発電機にトルクを伝達する巻き掛け伝動機構と、
    回転することにより油圧を発生するオイルポンプと
    を更に有し、
    前記入力軸の回転中心軸線の方向において、前記オイルポンプと前記走行用モータとが前記入力軸側から順に配置され、
    前記オイルポンプは、前記入力軸と同一軸線上でかつ前記入力軸の先端部に隣接して配置され、
    前記入力軸から前記オイルポンプにトルクを伝達するポンプ駆動軸が前記入力軸と前記オイルポンプとに連結されて設けられている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  2. 請求項1に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記入力軸と、前記巻き掛け伝動機構と、前記発電機と、前記走行用モータと、前記減速機構と、前記デファレンシャルギヤとを収容しているケーシングを更に有し、
    前記入力軸の先端側に、前記ケーシングの内部に取り付けられたセンターサポートが設けられ、
    前記オイルポンプは、前記センターサポートの内部に設けられている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  3. 請求項2に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記巻き掛け伝動機構は、駆動側回転体と、従動側回転体と、前記駆動側回転体と前記従動側回転体とに巻き掛けられた環状の伝動体とを有し、
    前記発電機は、前記入力軸と平行に配置された第1ロータ軸を有し、
    前記駆動側回転体は、前記入力軸と同心円上に配置されかつ前記入力軸と一体となって回転するように前記入力軸に連結され、
    前記駆動側回転体を前記入力軸と共に回転可能に支持する第1軸受が、前記ケーシングに設けられ、
    前記入力軸の先端部を回転可能に支持する第2軸受が、前記センターサポートに設けられ、
    前記従動側回転体は、前記第1ロータ軸に取り付けられている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記発電機は、前記発電機の回転中心軸線が前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線より上側に位置するように配置され、
    前記走行用モータは、前記走行用モータの回転中心軸線が前記入力軸の回転中心軸線よりも前記車両の前方側に位置しかつ前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線の方向で前記エンジンとは反対側にずれた位置に配置されている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  5. 請求項4に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記減速機構は、前記走行用モータの回転中心軸線と前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線とに対して平行でかつ前記走行用モータの回転中心軸線と前記デファレンシャルギヤの回転中心軸線との間に配置されたカウンタ軸と、前記カウンタ軸に設けられたカウンタドリブンギヤと、前記カウンタドリブンギヤより小径で前記カウンタ軸に設けられたカウンタドライブギヤとを有し、
    前記カウンタドリブンギヤは、前記走行用モータに設けられている走行用ドライブギヤに噛み合い、かつ前記カウンタドライブギヤは、前記デファレンシャルギヤに設けられているリングギヤに噛み合っている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  6. 請求項5に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記カウンタ軸は、前記センターサポートに取り付けられた第3軸受と、前記ケーシングに取り付けられた第4軸受とによって回転可能に支持されていることを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  7. 請求項2に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記走行用モータは、第2ロータ軸を有し、
    前記ケーシングの内部に、隔壁部と、前記隔壁部に対向して設けられたエンドカバーとによって、前記走行用モータを収容している収容部が設けられ、
    前記第2ロータ軸は、前記隔壁部を貫通して前記センターサポート側に延びており、かつ前記隔壁部に取り付けられた第5軸受と、前記エンドカバーに取り付けられた第6軸受とによって回転可能に支持され、
    前記第2ロータ軸の前記センターサポート側に突出した端部に、前記減速機構にトルクを伝達する走行用ドライブギヤが取り付けられている
    ことを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
  8. 請求項4ないし6のいずれか一項に記載のシリーズハイブリッド車両用トランスアクスルにおいて、
    前記発電機は、前記デファレンシャルギヤの半径方向で前記デファレンシャルギヤに重ならないように前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線の方向にずれるとともに、前記デファレンシャルギヤに対して前記入力軸の回転中心軸線の方向では一部重なるように配置されていることを特徴とするシリーズハイブリッド車両用トランスアクスル。
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