JP2019064981A - 化合物、及び発光化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的合成が簡単でありながらも発光性を有する化合物などの提供。【解決手段】式(1)で表される化合物。(R1、R2、及びR3は、独立して水素原子及び置換基のいずれか、R4は、直接結合、ビニレン基など、Ar1は、芳香族基を表す。R5は、水素原子及び一般式−R6−Ar2のいずれかを表す。R6は、直接結合、ビニレン基など、Ar2は、芳香族基を表す。【選択図】なし

Description

本発明は、新規な化合物、及び発光化合物に関する。
フォトルミネッセンス(PL)現象、又はエレクトロルミネッセンス(EL)現象を有する発光化合物が知られている。ルミネッセンスとは、物質が、電磁波の照射、電場の印加、電子の衝突などによってエネルギーを受け取って励起し、そのエネルギーの一部又は全部を電磁放射として放出する発光現象及びその光を指す。フォトルミネッセンスとは、紫外線、可視光、赤外線の刺激によって生じるルミネッセンスを指す。エレクトロルミネッセンスとは、電界を印加することによって生じるルミネッセンスを指す。
発光化合物は、炭化水素構造を有する有機発光化合物と、炭化水素構造を有さず無機元素のみからなる無機発光化合物とに大きく分けることができる。
有機発光化合物は、その発光機能を利用して、蛍光色素、有機電界発光素子、蛍光プローブなどの種々の用途に用いられている。
これらに使用される有機発光化合物の一例を以下に示す。
上記のように、発光化合物には種々の構造が知られているが、一般的には、多くの芳香族基を有したり、金属錯体であるなど、比較的複雑な構造が多い。
例えば、ピリミジンモノボロン錯体、又はピリミジンジボロン錯体の合成及び蛍光特性についての研究が報告されている(例えば、非特許文献1及び2)。
また、ピリミジンをコアとしπ−システムを拡張した化合物についての蛍光特性についての研究が報告されている(例えば、非特許文献3参照)。
前述のように、発光化合物は、一般的には、比較的複雑な構造が多いため、その合成も複雑になりがちである。
Dalton Trans 2015, 44, 3326−3341 J. Org. Chem. 2013, 78, 7058−7067 J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 15396−15397
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、比較的合成が簡単でありながらも発光性を有する化合物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
本発明の化合物は、下記一般式(1)で表されることを特徴とする。
ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
本発明の発光化合物は、下記一般式(1)で表されることを特徴とする。
ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、比較的合成が簡単でありながらも発光性を有する化合物を提供することができる。
(化合物、及び発光化合物)
本発明の化合物は、下記一般式(1)で表される。
本発明の発光化合物は、下記一般式(1)で表される。
ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
本発明者らは、比較的合成が簡単でありながらも発光性を有する化合物を提供するために鋭意検討を行った。そのところ、前記一般式(1)で表される化合物、即ち、ピリミジン環を有し、前記ピリミジン環の4位に芳香族基が前記ピリミジン環に共役するように結合し、前記ピリミジン環の5位に窒素原子が結合し、前記ピリミジン環の6位に、水素原子が結合するか、又は芳香族基が前記ピリミジン環に共役するように結合している化合物は、蛍光を発することを見出した。
なお、本発明者らは、ピリミジン環の5位の位置に窒素原子を導入することより前記ピリミジン環の電子密度が向上したことが蛍光特性の発現に効果的に影響していると考えている。また、前記ピリミジン環の4位、6位には、電子吸引性基、及び電子供与性基のいずれも導入可能であるが、電子吸引性基(例えば、電子吸引性を有する芳香環基)を導入することにより、蛍光特性は更に優れたものとなると考えられる。
<R
は、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
における前記置換基の分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10〜500が好ましく、10〜300がより好ましく、10〜200が特に好ましい。
<<置換基>>
における前記置換基としては、例えば、ヒドロキシ基、メルカプト基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、スルフィノ基、ヒドラジノ基、イミノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アミノ基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルキルスルホニル基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、カルバモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルシリル基、アルキルシリルオキシ基などが挙げられる。これらの置換基における炭化水素基は、更に、水素原子が、水酸基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい。
前記ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。
前記アルキル基としては、炭素数1〜30のアルキル基が好ましく、炭素数1〜20のアルキル基がより好ましく、炭素数1〜10のアルキル基が特に好ましい。前記アルキル基としては、より具体的には、例えば、メチル基、エチル基、iso−プロピル基、tert−ブチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
前記アルケニル基としては、炭素数2〜30のアルケニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルケニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルケニル基が特に好ましい。前記アルケニル基としては、より具体的には、例えば、ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基などが挙げられる。
前記アルキニル基としては、炭素数2〜30のアルキニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルキニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルキニル基が特に好ましい。前記アルキニル基としては、より具体的には、例えば、プロパルギル基、3−ペンチニル基などが挙げられる。
前記アミノ基〔−NRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。)としては、炭素数0〜30のアミノ基が好ましく、炭素数0〜20のアミノ基がより好ましく、炭素数0〜10のアミノ基が特に好ましい。前記アミノ基としては、より具体的には、例えば、アミノ基(−NH)、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などが挙げられる。
前記アルコキシ基としては、炭素数1〜30のアルコキシ基が好ましく、炭素数1〜20のアルコキシ基がより好ましく、炭素数1〜10のアルコキシ基が特に好ましい。前記アルコキシ基としては、より具体的には、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、2−エチルヘキシロキシ基などが挙げられる。
前記アリールオキシ基としては、炭素数6〜30のアリールオキシ基が好ましく、炭素数6〜20のアリールオキシ基がより好ましく、炭素数6〜12のアリールオキシ基が特に好ましい。前記アリールオキシ基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基などが挙げられる。
前記アシル基としては、炭素数1〜30のアシル基が好ましく、炭素数1〜20のアシル基がより好ましく、炭素数1〜12のアシル基が特に好ましい。前記アシル基としては、より具体的には、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロイル基などが挙げられる。
前記アルコキシカルボニル基としては、炭素数2〜30のアルコキシカルボニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基がより好ましく、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル基が特に好ましい。前記アルコキシカルボニル基としては、より具体的には、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基などが挙げられる。
前記アリールオキシカルボニル基としては、炭素数7〜30のアリールオキシカルボニル基が好ましく、炭素数7〜20のアリールオキシカルボニル基がより好ましく、炭素数7〜12のアリールオキシカルボニル基が特に好ましい。前記アリールオキシカルボニル基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシカルボニル基などが挙げられる。
前記アシルオキシ基としては、炭素数2〜30のアシルオキシ基が好ましく、炭素数2〜20のアシルオキシ基がより好ましく、炭素数2〜10のアシルオキシ基が特に好ましい。前記アシルオキシ基としては、より具体的には、例えば、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基などが挙げられる。
前記アシルアミノ基としては、炭素数2〜30のアシルアミノ基が好ましく、炭素数2〜20のアシルアミノ基がより好ましく、炭素数2〜10のアシルアミノ基が特に好ましい。前記アシルアミノ基としては、より具体的には、例えば、アセチルアミノ基などが挙げられる。
前記アルコキシカルボニルアミノ基としては、炭素数2〜30のアルコキシカルボニルアミノ基が好ましく、炭素数2〜20のアルコキシカルボニルアミノ基がより好ましく、炭素数2〜12のアルコキシカルボニルアミノ基が特に好ましい。前記アルコキシカルボニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、メトキシカルボニルアミノ基などが挙げられる。
前記アリールオキシカルボニルアミノ基としては、炭素数7〜30のアリールオキシカルボニルアミノ基が好ましく、炭素数7〜20のアリールオキシカルボニルアミノ基がより好ましく、炭素数7〜12のアリールオキシカルボニルアミノ基が特に好ましい。前記アリールオキシカルボニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシカルボニルアミノ基などが挙げられる。
前記アルキルスルホニル基としては、炭素数1〜30のアルキルスルホニル基が好ましく、炭素数1〜20のアルキルスルホニル基がより好ましく、炭素数1〜12のアルキルスルホニル基が特に好ましい。前記アルキルスルホニル基としては、より具体的には、例えば、メタンスルホニル基(メチルスルホニル基)、エタンスルホニル基(エチルスルホニル基)、n−プロパンスルホニル基(n−プロピルスルホニル基)、イソプロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、イソブチルスルホニル基、n−ペンチルスルホニル基、n−へキシルスルホニル基などが挙げられる。
前記スルホニルアミノ基としては、炭素数1〜30のスルホニルアミノ基が好ましく、炭素数1〜20のスルホニルアミノ基がより好ましく、炭素数1〜12のスルホニルアミノ基が特に好ましい。前記スルホニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、メタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基などが挙げられる。
前記スルファモイル基〔−SONRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。〕としては、炭素数0〜30のスルファモイル基が好ましく、炭素数0〜20のスルファモイル基がより好ましく、炭素数0〜12のスルファモイル基が特に好ましい。前記スルファモイル基としては、より具体的には、例えば、スルファモイル基(−SONH)、メチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基などが挙げられる。
前記カルバモイル基〔−CONRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。〕としては、炭素数1〜30のカルバモイル基が好ましく、炭素数1〜20のカルバモイル基がより好ましく、炭素数1〜12のカルバモイル基が特に好ましい。前記カルバモイル基としては、より具体的には、例えば、カルバモイル基(−CONH)、メチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基などが挙げられる。
前記アルキルチオ基としては、炭素数1〜30のアルキルチオ基が好ましく、炭素数1〜20のアルキルチオ基がより好ましく、炭素数1〜12のアルキルチオ基が特に好ましい。前記アルキルチオ基としては、より具体的には、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基などが挙げられる。
前記アリールチオ基としては、炭素数6〜30のアリールチオ基が好ましく、炭素数6〜20のアリールチオ基がより好ましく、炭素数6〜12のアリールチオ基が特に好ましい。前記アリールチオ基としては、より具体的には、例えば、フェニルチオ基などが挙げられる。
前記アルキルシリル基としては、炭素数3〜40のアルキルシリル基が好ましく、炭素数3〜30のアルキルシリル基がより好ましく、炭素数3〜24のアルキルシリル基が特に好ましい。前記アルキルシリル基としては、より具体的には、例えば、トリメチルシリル基、トリフェニルシリル基などが挙げられる。
前記アルキルシリルオキシ基としては、炭素数3〜40のアルキルシリルオキシ基が好ましく、炭素数3〜30のアルキルシリルオキシ基がより好ましく、炭素数3〜24のアルキルシリルオキシ基が特に好ましい。前記アルキルシリルオキシ基としては、より具体的には、例えば、トリメチルシリルオキシ基、トリフェニルシリルオキシ基などが挙げられる。
は、水素原子、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかである好ましい。
ただし、前記一般式(3)中、R11、及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
前記置換基を有していてもよいアリール基、前記置換基を有していてもよいアルコキシ基、前記置換基を有していてもよいアルキルチオ基、前記置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び前記一般式(3)で表される基における前記置換基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水酸基、ハロゲン原子などが挙げられる。
−R11、R12
11、及びR12における前記置換基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アシル基などが挙げられる。これらの置換基は、更に、水素原子が、水酸基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい。
前記アルキル基としては、炭素数1〜30のアルキル基が好ましく、炭素数1〜20のアルキル基がより好ましく、炭素数1〜10のアルキル基が特に好ましい。前記アルキル基としては、より具体的には、例えば、メチル基、エチル基、iso−プロピル基、tert−ブチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
前記アルケニル基としては、炭素数2〜30のアルケニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルケニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルケニル基が特に好ましい。前記アルケニル基としては、より具体的には、例えば、ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基などが挙げられる。
前記アルキニル基としては、炭素数2〜30のアルキニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルキニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルキニル基が特に好ましい。前記アルキニル基としては、より具体的には、例えば、プロパルギル基、3−ペンチニル基などが挙げられる。
前記アリール基としては、炭素数4〜30のアリール基が好ましく、炭素数4〜20のアリール基がより好ましく、炭素数6〜12のアリール基が特に好ましい。前記アリール基は、ヘテロ原子を有していてもよい。前記ヘテロ原子としては、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子などが挙げられる。前記アリール基としては、より具体的には、例えば、フェニル基、p−メチルフェニル基、ナフチル基、アントラニル基、イミダゾリル基、ピリジル基、キノリル基、フリル基、チエニル基、ピペリジル基、モルホリノ基、ベンズオキサゾリル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズチアゾリル基、カルバゾリル基、アゼピニル基などが挙げられる。
前記アシル基としては、炭素数1〜30のアシル基が好ましく、炭素数1〜20のアシル基がより好ましく、炭素数1〜12のアシル基が特に好ましい。前記アシル基としては、より具体的には、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロイル基などが挙げられる。
11、及びR12における前記置換基の分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10〜500が好ましく、10〜300がより好ましく、10〜200が特に好ましい。
<R、R
、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
、及びRにおける前記置換基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アシル基などが挙げられる。これらの置換基は、更に、水素原子が、水酸基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい。
前記アルキル基の好ましい例、及び具体例としては、R11、及びR12の前記置換基の説明における前記アルキル基の好ましい例、及び具体例と同様である。
前記アルケニル基の好ましい例、及び具体例としては、R11、及びR12の前記置換基の説明における前記アルケニル基の好ましい例、及び具体例と同様である。
前記アルキニル基の好ましい例、及び具体例としては、R11、及びR12の前記置換基の説明における前記アルキニル基の好ましい例、及び具体例と同様である。
前記アリール基の好ましい例、及び具体例としては、R11、及びR12の前記置換基の説明における前記アリール基の好ましい例、及び具体例と同様である。
前記アシル基の好ましい例、及び具体例としては、R11、及びR12の前記置換基の説明における前記アシル基の好ましい例、及び具体例と同様である。
及びRとしては、水素原子、アルキル基が好ましい。
、及びRにおける前記置換基の分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10〜500が好ましく、10〜300がより好ましく、10〜200が特に好ましい。
<R
は、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Rが、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかであることで、前記一般式(1)においてピリミジン環とArの芳香族環とが1つの共役系を形成することができる。
なお、前記ビニレン基は、以下の構造式で表される。
また、前記1,3−ブタジエニレン基は、以下の構造式で表される。
また、前記エチニレン基は、以下の構造式で表される。
また、前記1,3−ブタジイニレン基は、以下の構造式で表される。
<Ar
Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
Arの分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、60〜1,000が好ましく、60〜500がより好ましく、60〜300が特に好ましい。
前記置換基の数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1〜5などが挙げられる。
前記芳香族基としては、例えば、炭素数4〜30の芳香族基が好ましく、炭素数4〜20の芳香族基がより好ましい。前記芳香族基は、ヘテロ原子を有していてもよい。前記ヘテロ原子としては、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子などが挙げられる。
前記芳香族基としては、具体的には、例えば、フェニル基、ナフチル基、アントラニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ピリジル基、フェニル−ピリジル基、ピリジル−フェニル基、ピリミジル基、ピラジル基、1,3,5−トリアジル基、ベンゾイミダゾリル基、インダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、2,1,3−ベンゾオキサジアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、キノキサリル基、キナゾリル基、ピロリル基などが挙げられる。
前記芳香族基における芳香族環としては、例えば、以下の構造式が挙げられる。
Arが有していてもよい前記置換基としては、例えば、ヒドロキシ基、メルカプト基、ハロゲン原子、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、スルフィノ基、ヒドラジノ基、イミノ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、スルファモイル基、カルバモイル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルシリル基、アルキルシリルオキシ基などが挙げられる。これらの置換基における炭化水素基は、更に、水素原子が、水酸基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい。
前記ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。
前記アルキル基としては、炭素数1〜30のアルキル基が好ましく、炭素数1〜20のアルキル基がより好ましく、炭素数1〜10のアルキル基が特に好ましい。前記アルキル基としては、より具体的には、例えば、メチル基、エチル基、iso−プロピル基、tert−ブチル基、n−オクチル基、n−デシル基、n−ヘキサデシル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
前記アルケニル基としては、炭素数2〜30のアルケニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルケニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルケニル基が特に好ましい。前記アルケニル基としては、より具体的には、例えば、ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、3−ペンテニル基などが挙げられる。
前記アルキニル基としては、炭素数2〜30のアルキニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルキニル基がより好ましく、炭素数2〜10のアルキニル基が特に好ましい。前記アルキニル基としては、より具体的には、例えば、プロパルギル基、3−ペンチニル基などが挙げられる。
前記アミノ基〔−NRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。)としては、炭素数0〜30のアミノ基が好ましく、炭素数0〜20のアミノ基がより好ましく、炭素数0〜10のアミノ基が特に好ましい。前記アミノ基としては、より具体的には、例えば、アミノ基(−NH)、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基などが挙げられる。
前記アルコキシ基としては、炭素数1〜30のアルコキシ基が好ましく、炭素数1〜20のアルコキシ基がより好ましく、炭素数1〜10のアルコキシ基が特に好ましい。前記アルコキシ基としては、より具体的には、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、2−エチルヘキシロキシ基などが挙げられる。
前記アリールオキシ基としては、炭素数6〜30のアリールオキシ基が好ましく、炭素数6〜20のアリールオキシ基がより好ましく、炭素数6〜12のアリールオキシ基が特に好ましい。前記アリールオキシ基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基などが挙げられる。
前記アシル基としては、炭素数1〜30のアシル基が好ましく、炭素数1〜20のアシル基がより好ましく、炭素数1〜12のアシル基が特に好ましい。前記アシル基としては、より具体的には、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロイル基などが挙げられる。
前記アルコキシカルボニル基としては、炭素数2〜30のアルコキシカルボニル基が好ましく、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基がより好ましく、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル基が特に好ましい。前記アルコキシカルボニル基としては、より具体的には、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基などが挙げられる。
前記アリールオキシカルボニル基としては、炭素数7〜30のアリールオキシカルボニル基が好ましく、炭素数7〜20のアリールオキシカルボニル基がより好ましく、炭素数7〜12のアリールオキシカルボニル基が特に好ましい。前記アリールオキシカルボニル基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシカルボニル基などが挙げられる。
前記アシルオキシ基としては、炭素数2〜30のアシルオキシ基が好ましく、炭素数2〜20のアシルオキシ基がより好ましく、炭素数2〜10のアシルオキシ基が特に好ましい。前記アシルオキシ基としては、より具体的には、例えば、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基などが挙げられる。
前記アシルアミノ基としては、炭素数2〜30のアシルアミノ基が好ましく、炭素数2〜20のアシルアミノ基がより好ましく、炭素数2〜10のアシルアミノ基が特に好ましい。前記アシルアミノ基としては、より具体的には、例えば、アセチルアミノ基などが挙げられる。
前記アルコキシカルボニルアミノ基としては、炭素数2〜30のアルコキシカルボニルアミノ基が好ましく、炭素数2〜20のアルコキシカルボニルアミノ基がより好ましく、炭素数2〜12のアルコキシカルボニルアミノ基が特に好ましい。前記アルコキシカルボニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、メトキシカルボニルアミノ基などが挙げられる。
前記アリールオキシカルボニルアミノ基としては、炭素数7〜30のアリールオキシカルボニルアミノ基が好ましく、炭素数7〜20のアリールオキシカルボニルアミノ基がより好ましく、炭素数7〜12のアリールオキシカルボニルアミノ基が特に好ましい。前記アリールオキシカルボニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、フェニルオキシカルボニルアミノ基などが挙げられる。
前記スルホニルアミノ基としては、炭素数1〜30のスルホニルアミノ基が好ましく、炭素数1〜20のスルホニルアミノ基がより好ましく、炭素数1〜12のスルホニルアミノ基が特に好ましい。前記スルホニルアミノ基としては、より具体的には、例えば、メタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基などが挙げられる。
前記スルファモイル基〔−SONRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。〕としては、炭素数0〜30のスルファモイル基が好ましく、炭素数0〜20のスルファモイル基がより好ましく、炭素数0〜12のスルファモイル基が特に好ましい。前記スルファモイル基としては、より具体的には、例えば、スルファモイル基(−SONH)、メチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基、フェニルスルファモイル基などが挙げられる。
前記カルバモイル基〔−CONRaRb: Ra及びRbは、それぞれ独立して、水素原子、及び炭化水素基のいずれかを表す。〕としては、炭素数1〜30のカルバモイル基が好ましく、炭素数1〜20のカルバモイル基がより好ましく、炭素数1〜12のカルバモイル基が特に好ましい。前記カルバモイル基としては、より具体的には、例えば、カルバモイル基(−CONH)、メチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基などが挙げられる。
前記アルキルチオ基としては、炭素数1〜30のアルキルチオ基が好ましく、炭素数1〜20のアルキルチオ基がより好ましく、炭素数1〜12のアルキルチオ基が特に好ましい。前記アルキルチオ基としては、より具体的には、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基などが挙げられる。
前記アリールチオ基としては、炭素数6〜30のアリールチオ基が好ましく、炭素数6〜20のアリールチオ基がより好ましく、炭素数6〜12のアリールチオ基が特に好ましい。前記アリールチオ基としては、より具体的には、例えば、フェニルチオ基などが挙げられる。
前記アルキルシリル基としては、炭素数3〜40のアルキルシリル基が好ましく、炭素数3〜30のアルキルシリル基がより好ましく、炭素数3〜24のアルキルシリル基が特に好ましい。前記アルキルシリル基としては、より具体的には、例えば、トリメチルシリル基、トリフェニルシリル基などが挙げられる。
前記アルキルシリルオキシ基としては、炭素数3〜40のアルキルシリルオキシ基が好ましく、炭素数3〜30のアルキルシリルオキシ基がより好ましく、炭素数3〜24のアルキルシリルオキシ基が特に好ましい。前記アルキルシリルオキシ基としては、より具体的には、例えば、トリメチルシリルオキシ基、トリフェニルシリルオキシ基などが挙げられる。
<R
は、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rが、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかであることで、前記一般式(1)においてピリミジン環とArの芳香族環とが1つの共役系を形成することができる。
<<Ar>>
前記Arとしては、置換基を有していてもよい芳香族基であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記Arの説明で例示した前記置換基を有していてもよい芳香族基などが挙げられる。
<一般式(1)で表される化合物の製造方法>
前記一般式(1)で表される化合物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、下記一般式(1−1)で表される化合物と、下記一般式(1−2)で表される化合物とを反応させる方法が好ましい。
なお、上記反応は、前記一般式(1)で表される化合物を製造する方法の一例であり、本発明の前記化合物は、前記製造方法により得られる化合物に限定されない。
ただし、前記一般式(1−1)中、R、R、及びRは、前記一般式(1)中のR、R、及びRとそれぞれ同じである。Xは、ハロゲン原子である。Xは、水素原子、及びハロゲン原子のいずれかである。
前記ハロゲン原子としては、例えば、塩素原子、臭素原子が挙げられる。
ただし、前記一般式(1−2)中、Arは、前記一般式(1)中のArと同じである。Xは、−B(OH)、ビニル基、及びアセチニル基のいずれかを表す。
前記一般式(1)で表される化合物において、Rが、前記一般式(2)で表される基である場合には、前記反応においては、Xがハロゲン原子である前記一般式(1−1)で表される化合物1モルに対して、2モル以上の前記一般式(1−2)で表される化合物を使用することが好ましい。
前記反応における反応時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1時間〜36時間などが挙げられる。
前記反応における反応温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、30℃〜120℃などが挙げられる。
前記反応は、無触媒で行ってもよいし、触媒存在下で行ってもよいが、触媒存在下で行うことが好ましい。前記触媒としては、例えば、金属含有触媒が好ましく、パラジウム触媒がより好ましく、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが特に好ましい。
前記化合物、及び前記発光化合物は、例えば、蛍光を発する。蛍光の波長としては、例えば、極大波長において400nm〜600nmなどが挙げられる。
前記化合物、及び前記発光化合物の量子収率としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5%以上が好ましく、15%以上がより好ましく、20%以上が更により好ましく、50%以上が特に好ましい。前記量子収率の上限値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、75%、80%などが挙げられる。
<用途>
前記化合物、及び前記発光化合物の用途としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、蛍光色素、蛍光塗料、蛍光プラスチック、蛍光プローブ、有機電界発光素子などが挙げられる。
以下に本発明の実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
<4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(2.00g、11.2mmol)、フェニルボロン酸(3.40g、27.9mmol)、炭酸ナトリウム(5.92g、55.9mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.29g、1.12mmol)のトルエン(112mL)溶液に、エタノール(28mL)、及び蒸留水(28mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(50mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(50mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミンを得た(2.74g、収率94%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.81−7.74(m, 4H), 7.55−7.42(m, 6H), 4.87(s, 2H), 3.50(s, 2H)
(実施例2)
<4,6−ジ(ナフタレン−1−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、1−ナフチルボロン酸(1.14g、6.63mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(328mg、0.283mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(ナフタレン−1−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(1.0g、収率99%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, THF−d) δ 7.98−7.87(m, 6H), 7.64(dd, J= 1.3, 7.1Hz, 2H), 7.56(dd, J= 7.1, 8.2Hz, 2H), 7.53−7.42 (m, 4H), 5.37(s, 2H), 3.20(s, 2H)
(実施例3)
<4,6−ジ(ナフタレン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、2−ナフチルボロン酸(1.18g、6.88mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(323mg、0.280mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(ナフタレン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.98g、収率97%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.32(d, J= 1.6Hz, 2H), 7.99(d, J= 8.5Hz, 2H), 7.97−7.84(m, 6H), 7.61−7.51(m, 4H), 4.91(s, 2H), 3.65(s, 2H)
(実施例4)
<4,6−ジ([1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、4−ビフェニルボロン酸(1.27g、6.43mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(162mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ([1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(1.13g、収率98%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.93−7.86(m, 4H), 7.79−7.70(m, 4H), 7.69−7.62(m, 4H), 7.52−7.44(m, 4H), 7.43−7.36(m, 2H), 4.87(s, 2H), 3.63(s, 2H)
(実施例5)
<4,6−ジ([1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−5’−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(358mg、2.00mmol)、5’−m−ターフェニルボロン酸(1.22g、4.45mmol)、炭酸ナトリウム(1.06g、10.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116mg、0.100mmol)のトルエン(20mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ([1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−5’−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(1.01g、収率90%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.01(d, J= 1.8Hz, 4H), 7.91(t, J= 1.8Hz, 2H), 7.75−7.67(m, 8H), 7.53−7.45(m, 8H), 7.44−7.37(m, 4H), 4.99(s, 2H), 3.71(s, 2H)
(実施例6)
<4,6−ジ((E)−スチリル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、トランス−2−フェニルビニルボロン酸(0.945g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(322mg、0.279mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ((E)−スチリル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.72g、収率82%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.83(d, J= 15.6Hz, 2H), 7.64−7.57(m, 4H), 7.43−7.36(m, 4H), 7.36−7.30(m, 2H), 7.21(d, J= 15.6Hz, 2H), 4.65(s, 2H), 3.45(s, 2H)
(実施例7)
<4,6−ビス(フェニルエチニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、フェニルアセチレン(0.740mL、6.70mmol)、ヨウ化銅(26.6mg、0.279mmol)、及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(196mg、0.279mmol)のジイソプロピルアミン(2.8mL)溶液を反応容器に入れ、アルゴン雰囲気下にて80度にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層をクロロホルム(5mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(フェニルエチニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.574g、収率63%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.65−7.57(m, 4H), 7.47−7.34(m, 6H), 4.77(s, 2H), 4.25(s, 2H)
(実施例8)
<4,6−ビス(ナフタレン−2−イルエチニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(245mg、1.36mmol)、(2−ナフチル)アセチレン(0.479mL、3.14mmol)、ヨウ化銅(13.0mg、0.0683mmol)、及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(95.9mg、0.137mmol)のジイソプロピルアミン(1.4mL)溶液を反応容器に入れ、アルゴン雰囲気下にて80度にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(3mL)を加えて撹拌し、分離した水層をクロロホルム(5mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(ナフタレン−2−イルエチニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.392g、収率70%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.17(d, J= 1.5Hz, 2H), 7.90−7.81(m, 6H), 7.64(dd, J= 1.5, 8.5Hz, 2H), 7.59−7.50(m, 4H), 4.79(s, 2H), 4.34(s, 2H)
(実施例9)
<4,6−ジ(フラン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、2−フラニルボロン酸(0.718g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.49g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(フラン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.433g、収率64%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.63(dd, J= 0.8, 1.8Hz, 2H), 7.24(dd, J= 0.8, 3.5Hz, 2H), 6.59(dd, J= 1.8, 3.5Hz, 2H), 4.98(s, 2H), 4.65(s, 2H)
(実施例10)
<4,6−ジ(フラン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(501mg、2.79mmol)、3−フラニルボロン酸(0.718g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(フラン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.618g、収率91%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.06 (dd, J= 0.9, 1.5Hz, 2H), 7.55(dd, J= 1.5, 1.8Hz, 2H), 6.97(dd, J= 0.9, 1.8Hz, 2H), 4.67(s, 2H), 3.60(s, 2H)
(実施例11)
<4,6−ジ(チオフェン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(501mg、2.79mmol)、2−チエニルボロン酸(0.822g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.42g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(162mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(チオフェン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.556g、収率72%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.79(dd, J= 1.1, 3.7Hz, 2H), 7.53(dd, J= 1.1, 5.1Hz, 2H), 7.20(dd, J= 3.7, 5.1Hz, 2H), 4.78(s, 2H), 3.99(s, 2H)
(実施例12)
<4,6−ジ(チオフェン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、3−チエニルボロン酸(0.821g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(162mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(チオフェン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.737g、収率96%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(500MHz, CDCl) δ 7.92(dd, J= 1.2, 3.0Hz, 2H), 7.62(dd, J= 1.2, 5.0Hz, 2H), 7.46(dd, J= 3.0, 5.0Hz, 2H), 4.71(s, 2H), 3.71(s, 2H)
(実施例13)
<4,6−ジ(ベンゾフラン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(501mg、2.79mmol)、ベンゾフラン−2−ボロン酸(1.05g、6.46mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(ベンゾフラン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.748g、収率78%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.70(dd, J= 1.4, 8.2Hz, 2H), 7.63(d, J= 1.0Hz, 2H), 7.60(ddd, J= 0.9, 1.0, 8.3Hz, 2H), 7.40(ddd, J= 1.4, 7.3, 8.3Hz, 2H), 7.32(ddd, J= 0.9, 7.3, 8.2Hz, 2H)
(実施例14)
<4,6−ジ(ベンゾフラン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、ベンゾフラン−3−ボロン酸(1.04g、6.46mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジ(ベンゾフラン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.930g、収率97%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, DMSO−d) δ 8.66(s, 2H), 8.41(dd, J= 1.5, 7.9Hz, 2H), 7.68(dd, J= 0.9, 8.2Hz, 2H), 7.42(ddd, J= 1.5, 7.2, 8.2Hz, 2H), 7.36(ddd, J= 0.9, 7.2, 7.9Hz, 2H), 6.11(s, 2H), 4.34(s, 2H)
(実施例15)
<4,6−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、ベンゾ[b]チオフェン−2−ボロン酸(1.26g、7.08mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(162mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(1.03g、収率98%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, DMSO−d) δ 8.25(d, J= 0.8Hz, 2H), 8.06−7.92(m, 4H), 7.49−7.39(m, 4H), 6.13(s, 2H), 4.90(s, 2H)
(実施例16)
<4,6−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、ベンゾ[b]チオフェン−3−ボロン酸(1.14g、6.44mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−3−イル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.593g、収率57%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.11−8.03(m, 2H), 7.98−7.90(m, 4H), 7.50−7.38(m, 4H), 4.81(s, 2H), 3.53(s, 2H)
(実施例17)
<4,6−ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(499mg、2.79mmol)、3,5−ジメトキシフェニルボロン酸(1.21g、6.66mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(323mg、0.279mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.769g、収率72%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 6.87(d, J= 2.3Hz, 4H), 6.54(t, J= 2.3Hz, 2H), 4.80(s, 2H), 3.84(s, 12H), 3.58(s, 2H)
(実施例18)
<4,6−ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(349mg、1.95mmol)、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(1.15g、4.460mmol)、炭酸ナトリウム(1.03g、9.69mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(224mg、0.194mmol)のトルエン(20mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(1.03g、収率99%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.38−8.29(m, 4H), 8.00−7.98(m, 2H), 4.87(s, 2H), 3.44(s, 2H)
(実施例19)
<4,4’−(2,5−ジアミノピリミジン−4,6−ジイル)ジベンゾニトリルの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.80mmol)、4−シアノフェニルボロン酸(0.944g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(162mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,4’−(2,5−ジアミノピリミジン−4,6−ジイル)ジベンゾニトリルを得た(0.354g、収率41%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, DMSO−d) δ 8.03−7.87(m, 8H), 6.11(s, 2H), 4.15(s, 2H)
(実施例20)
<4,6−ビス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(344mg、1.92mmol)、3,4,5−トリフルオロフェニルボロン酸(0.778g、4.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.02g、9.61mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(112mg、0.961mmol)のトルエン(19mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.640g、収率90%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.57−7.43(m, 4H), 4.74(s, 2H), 3.48(s, 2H)
(実施例21)
<4,6−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(358mg、2.00mmol)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(0.873g、3.38mmol)、炭酸ナトリウム(1.06g、10.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116mg、0.100mmol)のトルエン(20mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.744g、収率93%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.91(d, J= 8.1Hz, 4H), 7.78(d, J= 8.1Hz, 4H), 4.79(s, 2H), 3.45(s, 2H)
(比較例1)
<4−クロロ−6−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(1.00g、5.59mmol)、4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルボロン酸(0.922g、5.59mmol)、炭酸ナトリウム(2.96g、27.9mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.323g、0.560mmol)のトルエン(56mL)溶液に、エタノール(14mL)、及び蒸留水(14mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(16mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(20mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4−クロロ−6−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.727g、収率49%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.74−7.63(m, 2H), 6.82−6.72(m, 2H), 4.67(s, 2H), 3.71(s, 2H), 3.03(s, 6H)
(実施例22)
<4−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、比較例1で合成した4−クロロ−6−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミン(0.200g、0.758mmol)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(0.158g、0.832mmol)、炭酸ナトリウム(0.402g、3.79mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(43.2mg、0.379mmol)のトルエン(7.6mL)溶液に、エタノール(1.9mL)、及び蒸留水(1.9mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(2.0mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(3.0mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(3.0mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−6−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(267mg、収率94%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.97−7.89(m, 2H), 7.79−7.69(m, 4H), 6.85−6.76(m, 2H), 4.69(s, 2H), 3.50(s, 2H), 3.03(s, 6H)
(実施例23)
<4,6−ビス(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(383mg、2.00mmol)、4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニルボロン酸(0.759g、4.60mmol)、炭酸ナトリウム(1.06g、10.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116mg、0.100mmol)のトルエン(20mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(6mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.718g、収率99%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.78−7.70(m, 4H), 6.84−6.75(m, 4H), 4.62(s, 2H), 3.55(s, 2H), 3.02(s, 12H)
(実施例24)
<4,6−ビス(4−(メチルチオ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(500mg、2.79mmol)、4−(メチルチオ)フェニルボロン酸(1.08g、6.43mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、28.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.280mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(8mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ビス(4−(メチルチオ)フェニル)ピリミジン−2,5−ジアミンを得た(0.998g、収率99%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.77−7.67(m, 4H), 7.41−7.32(m, 4H), 4.67(s, 2H), 3.48(s, 2H), 2.53(s, 6H)
(実施例25及び26)
<N−メチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミンの合成(実施例25)>
<N,N−ジメチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミンの合成(実施例26)>
実施例1で合成した4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン(100mg、0.382mmol)のTHF(2.5mL)溶液に水素化ナトリウム(60%、36.6mg、0.917mmol)、及びヨウ化メチル(57.0μL、0.917mmol)を0度にて加え、徐々に室温へと昇温した。アルゴン雰囲気下にて室温にて24時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2.5mL)を加えて撹拌し、分離した水層をクロロホルム(5mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、N−メチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン(47.7mg、収率45%)、及びN,N−ジメチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン(44.9mg、収率41%)をそれぞれ得た。
得られたそれぞれの化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
<<N−メチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン>>
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.85−7.76(m, 4H), 7.55−7.47(m, 4H), 7.47−7.39(m, 2H), 4.75(d, J= 4.9Hz, 1H), 3.42(s, 2H), 3.03(d, J= 4.9Hz, 3H)
<<N,N−ジメチル−4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン>>
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.90−7.83(m, 4H), 7.54−7.40(m, 6H), 3.41(s, 2H), 3.20(s, 6H)
(実施例27)
<N−(5−アミノ−4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)ブチルアミドの合成>
実施例1で合成した4,6−ジフェニルピリミジン−2,5−ジアミン(100mg、0.382mmol)のピリジン(1.1mL)溶液に塩化ブチロイル(79.6μL、0.764mmol)を加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。2M塩化水素水溶液(2.5mL)を加えて撹拌し、分離した水層をクロロホルム(5mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、N−(5−アミノ−4,6−ジフェニルピリミジン−2−イル)ブチルアミド(46.8mg、収率37%)を得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(500MHz, CDCl) δ 7.92−7.76(m, 4H), 7.59−7.51(m, 3H), 7.51−7.44(m, 2H), 3.92(s, 2H), 2.73(brs, 2H), 1.77(dt, J= 7.4, 7.4Hz, 2H), 0.99(t, J= 7.4Hz, 3H)
(実施例28)
<2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−アミン(0.400g、1.90mmol)、フェニルボロン酸(534mg、4.37mmol)、炭酸ナトリウム(1.01g、9.50mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(110mg、0.095mmol)のトルエン(19mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(5mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンを得た(0.432g、収率77%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.87−7.79(m, 4H), 7.57−7.43(m, 6H), 3.86(s, 2H), 2.60(s, 3H)
(実施例29)
<2−(メチルスルホニル)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
実施例28で合成した2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミン(120mg、0.409mmol)のジクロロメタン(3.1mL)溶液にメタクロロ過安息香酸(77%、193mg、0.859mmol)を0度にて加え、徐々に室温へと昇温した。アルゴン雰囲気下にて室温にて24時間撹拌した。10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(15mL)を加えて撹拌し、分離した水層をクロロホルム(6mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2−(メチルスルホニル)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミン(127.4mg、収率96%)を得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl3) δ 7.88−7.78(m, 4H), 7.61−7.49(m, 6H), 4.58(s, 2H), 3.35(s, 3H)
(実施例30)
<2−メトキシ−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
実施例29で合成した2−(メチルスルホニル)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミン(50.0mg、0.154mmol)のメタノール(1.6mL)溶液にカリウム tert−ブトキシド(85.7mg、0.768mmol)を室温にて加えた。アルゴン雰囲気下にて室温にて24時間撹拌した。テトラヒドロフラン(1.6mL)を加えて、さらに室温にて24時間撹拌した。減圧下にて溶媒を留去し、酢酸エチル(10mL)と飽和塩化アンモニウム水溶液(2mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(2mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2−メトキシ−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミン(42.5mg、収率99%)を得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.91−7.80(m, 4H), 7.57−7.43(m, 6H), 4.02(s, 3H), 3.73(s, 2H)
(実施例31)
<2,4,6−トリフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
実施例28で合成した2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミン(50.1mg、0.170mmol)、及びニッケル(2)ジクロロジフェニルフォスフィノエタン錯体(1.0mg、1.7μmol)のトルエン(0.9mL)溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(1.0Mテトラヒドロフラン溶液、0.27mL、0.27mmol)を室温にて加えた後、60度へと昇温した。アルゴン雰囲気下にて60度にて24時間撹拌した。1M塩酸水溶液(5mL)を加えて撹拌し、分離した有機層に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌した。再分離した水層を酢酸エチル(3mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、2,4,6−トリフェニルピリミジン−5−アミン(7.0mg、収率13%)を得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.53−8.42(m, 2H), 7.98−7.88(m, 4H), 7.61−7.53(m, 4H), 7.53−7.47(m, 2H), 7.41−7.36(3H), 4.11(s, 2H)
(比較例2)
<4,6−ジクロロ−N,N−ジメチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−アミンの合成>
2−(メチルチオ)−4,6−ジクロロピリミジン−5−アミン(298mg、1.42mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(9.0mL)溶液に、水素化ナトリウム(60%、136mg、3.40mmol)、及びヨウ化メチル(440μL、7.10mmol)を0度にて加え、徐々に室温へと昇温した。アルゴン雰囲気下にて室温にて24時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(9mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(20mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジクロロ−N,N−ジメチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−アミン(72.0mg、収率21%)をそれぞれ得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 2.82(s, 6H), 2.55(s, 3H)
(実施例32)
<N,N−ジメチル−2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
反応容器に、比較例2で得られた4,6−ジクロロ−N,N−ジメチル−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−アミン(71.9mg、0.301mmol)、フェニルボロン酸(84.7mg、0.692mmol)、炭酸ナトリウム(160mg、1.51mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17.5mg、0.0151mmol)のトルエン(3mL)溶液に、エタノール(0.8mL)、及び蒸留水(0.8mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(1mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(2mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、N,N−ジメチル−2−(メチルチオ)−4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンを得た(65.5mg、収率68%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.71−7.65(m, 4H), 7.50−7.40(m, 6H), 2.60(s, 3H), 2.33(s, 6H)
(比較例3)
比較例3として下記化合物を用いた。下記化合物は公知の方法により合成した。
(比較例4)
比較例4として下記化合物を用いた。下記化合物は公知の方法により合成した。
(比較例5)
<[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−2’,5’−ジアミンの合成>
反応容器に、1,4−ジアミノ−3,5−ジブロモベンゼン(0.532g、2.00mmol)、フェニルボロン酸(561mg、4.60mmol)、炭酸ナトリウム(1.06g、10.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(116mg、0.100mmol)のトルエン(20mL)溶液に、エタノール(5mL)、及び蒸留水(5mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(6mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(10mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−2’,5’−ジアミンを得た(0.453g、収率87%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.56−7.48(m, 4H), 7.48−7.40(m, 4H), 7.39−7.30(m, 2H), 6.59(s, 2H), 3.43(s, 4H)
(比較例6)
<4−クロロ−6−フェニルピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
反応容器に、4,6−ジクロロピリミジン−2,5−ジアミン(1.00g、5.59mmol)、フェニルボロン酸(0.681g、5.59mmol)、炭酸ナトリウム(2.96g、27.9mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(323mg、0.279mmol)のトルエン(56mL)溶液に、エタノール(14mL)、及び蒸留水(14mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(6mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(20mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4−クロロ−6−フェニルピリミジン−2,5−ジアミンを得た(590mg、収率48%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.74−7.63(m, 2H), 7.54−7.40(m, 3H), 4.80(s, 2H), 3.68(s, 2H)
(実施例33)
<4−フェニルピリミジン−2,5−ジアミンの合成>
比較例6で合成した4−クロロ−6−フェニルピリミジン−2,5−ジアミン(100mg、0.453mmol)のエタノール(1.8mL)溶液に、5%Pd/C(55wt%、41.2mg)と酢酸ナトリウム(74.3mg、0.906mmol)を加え、水素雰囲気下にて室温にて16時間撹拌した。アルゴン雰囲気下に置換した後、溶液をセライトを用いて濾過した。得られた溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(3mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4−フェニルピリミジン−2,5−ジアミン(59.1mg、収率70%)を得た。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 7.99(s, 1H), 7.75−7.68(m, 2H), 7.54−7.39(m, 3H), 4.66(s, 2H), 3.37(s, 2H)
(実施例34)
<4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンの合成>
反応容器に、5−アミノ−4,6−ジクロロピリミジン(0.458g、2.80mmol)、フェニルボロン酸(0.783g、6.42mmol)、炭酸ナトリウム(1.48g、14.0mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(161mg、0.140mmol)のトルエン(28mL)溶液に、エタノール(7mL)、及び蒸留水(7mL)を室温にて加え、アルゴン雰囲気下にて加熱還流条件にて20時間撹拌した後に反応液を室温まで冷却した。蒸留水(6mL)を加えて撹拌し、分離した水層を酢酸エチル(12mL)にて3回抽出した。その後、有機層を全量合わせ、そこに飽和塩化ナトリウム水溶液(12mL)を加えて撹拌して洗浄し、再分離した有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて脱水し、濾過後の濾液を減圧濃縮した。こうして得られた濃縮液をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、4,6−ジフェニルピリミジン−5−アミンを得た(0.682g、収率98%)。
得られた化合物のH NMR測定結果は以下の通りである。
H NMR(400MHz, CDCl) δ 8.79(s, 1H), 7.87−7.76(m, 4H), 7.59−7.42(m, 7H), 4.08(s, 2H)
実施例1〜34で合成した化合物は以下のとおりである。
比較例1〜6の化合物は以下のとおりである。
実施例1〜34、及び比較例1〜6の各化合物のクロロホルム溶液を調製し、吸収スペクトル(0.2μmol/mL)及び蛍光スペクトル(0.02μmol/mL)を測定した。各スペクトルは、JASCO FP−8600を用いて測定した。測定条件は以下の通りである。結果を表1−1及び表1−2に示す。
〔測定条件〕
測定モード 波長スキャン
励起波長 375nm
蛍光開始波長 390nm
蛍光終了波長 800nm
スキャンスピード 1000nm/分
励起側スリット 5.0nm
蛍光側スリット 5.0nm
蛍光量子効率は、分光蛍光光度計付属の積分球ユニットILF−835を用いて絶対法にて求めた。
本発明の化合物は、発光化合物として好適に使用できる。
本発明の態様は、例えば、以下の通りである。
<1> 下記一般式(1)で表されることを特徴とする化合物である。
ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
<2> Rが、水素原子、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかである前記<1>に記載の化合物である。
ただし、前記一般式(3)中、R11、及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
<3> R、及びRが、水素原子、及びアルキル基のいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載の化合物である。
<4> Arの前記芳香族基における芳香族環、及びArの前記芳香族基における芳香族環が、それぞれ独立して、下記構造式のいずれかである前記<1>から<3>のいずれかに記載の化合物である。
<5> Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかであり、
Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかである、前記<1>から<4>のいずれかに記載の化合物である。
<6> 下記一般式(1)で表されることを特徴とする発光化合物である。
ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
<7> Rが、水素原子、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかである前記<6>に記載の発光化合物である。
ただし、前記一般式(3)中、R11、及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
<8> R、及びRが、水素原子、及びアルキル基のいずれかである前記<6>から<7>のいずれかに記載の発光化合物である。
<9> Arの前記芳香族基における芳香族環、及びArの前記芳香族基における芳香族環が、それぞれ独立して、下記構造式のいずれかである前記<6>から<8>のいずれかに記載の発光化合物である。
<10> Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかであり、
Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかである、前記<6>から<9>のいずれかに記載の発光化合物である。
<11> 400nm〜600nmに蛍光極大波長を有する前記<6>から<10>のいずれかに記載の発光化合物である。

Claims (11)

  1. 下記一般式(1)で表されることを特徴とする化合物。
    ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
    ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
  2. が、水素原子、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかである請求項1に記載の化合物。
    ただし、前記一般式(3)中、R11、及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
  3. 、及びRが、水素原子、及びアルキル基のいずれかである請求項1から2のいずれかに記載の化合物。
  4. Arの前記芳香族基における芳香族環、及びArの前記芳香族基における芳香族環が、それぞれ独立して、下記構造式のいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
  5. Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかであり、
    Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかである、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
  6. 下記一般式(1)で表されることを特徴とする発光化合物。
    ただし、前記一般式(1)中、Rは、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。R、及びRは、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。Rは、水素原子、及び下記一般式(2)で表される基のいずれかを表す。
    ただし、前記一般式(2)中、Rは、直接結合、ビニレン基、1,3−ブタジエニレン基、エチニレン基、及び1,3−ブタジイニレン基のいずれかを表す。Arは、置換基を有していてもよい芳香族基を表す。
  7. が、水素原子、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキルチオ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかである請求項6に記載の発光化合物。
    ただし、前記一般式(3)中、R11、及びR12は、それぞれ独立して、水素原子、及び置換基のいずれかを表す。
  8. 、及びRが、水素原子、及びアルキル基のいずれかである請求項6から7のいずれかに記載の発光化合物。
  9. Arの前記芳香族基における芳香族環、及びArの前記芳香族基における芳香族環が、それぞれ独立して、下記構造式のいずれかである請求項6から8のいずれかに記載の発光化合物。
  10. Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかであり、
    Arが有していてもよい前記置換基が、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アミノ基、及びアルコキシ基のいずれかである、請求項6から9のいずれかに記載の発光化合物。
  11. 400nm〜600nmに蛍光極大波長を有する請求項6から10のいずれかに記載の発光化合物。
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