JP2019063430A - 医療廃液吸収シートおよび機器台カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用容器内の医療廃液を安全かつ容易に廃棄する。【解決手段】医療廃液吸収シート1は、不透液性の上シート2と、上シート2の下面上に位置する吸収体とを備える。医療廃液吸収シート1は、医療用容器91内に貯溜された医療廃液92上に載置されて、医療廃液92を吸収する。医療廃液吸収シート1を使用することにより、医療用容器91内の医療廃液92を安全かつ容易に廃棄することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、医療用容器内に貯溜された医療廃液上に載置されて医療廃液を吸収する医療廃液吸収シート、および、医療処置の際に医療機器が載置される機器台を覆う機器台カバーに関する。
従来、医療施設において、カテーテルを使用した処置を行う場合、使用前または使用したカテーテルは、医療用容器内に貯溜された生理食塩水等に浸漬され、カテーテル内に空気が残置しないように生理用食塩水等が充填される。カテーテルを使用した処置が終了すると、当該医療用容器が流し台等に運ばれ、医療用容器内の生理用食塩水等の医療廃液が廃棄される。あるいは、当該医療用容器内に粒子状の廃液処理剤(例えば、特許文献1)を散布することにより、医療廃液をゲル状に固化させた後に廃棄することも行われている。
特表2007−538110号公報
ところで、医療用容器内の生理食塩水等を流し台に廃棄する場合、流し台まで医療用容器を運搬する途中で医療用容器内の液体が飛散し、医療用容器を運搬している医療者(例えば、看護士)に付着するおそれがある。また、上述の粒子状の廃液処理剤を医療用容器内に散布する場合、廃液処理剤が収容されているボトル等から適切な量の廃液処理剤を計り取る必要がある。このため、医療者の作業が繁雑になるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、医療用容器内の医療廃液を安全かつ容易に廃棄することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、医療用容器内に貯溜された医療廃液上に載置されて前記医療廃液を吸収する医療廃液吸収シートであって、不透液性の上シートと、前記上シートの下面上に位置する吸収体とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療廃液吸収シートであって、前記吸収体を下側から覆い、前記吸収体の周囲の全周に亘って前記上シートに接合される透液性の下シートをさらに備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の医療廃液吸収シートであって、前記上シートに接続される把持部をさらに備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の医療廃液吸収シートであって、前記把持部と前記上シートとが一繋がりのシート部材であり、前記把持部は、前記シート部材のうち前記吸収体の周囲にて前記上シートの上側に折り返された部位である。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の医療廃液吸収シートであって、使用前の状態において、前記上シートの上側に積層され、外縁部が全周に亘って前記上シートに連続する把持用シート部材をさらに備え、前記把持用シート部材に設けられた弱化線が破断されることにより、前記把持用シート部材のうち前記弱化線の両側の部位が前記把持部となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の医療廃液吸収シートであって、前記上シートが不透湿性を有する。
請求項7に記載の発明は、医療処置の際に医療機器が載置される機器台を覆う機器台カバーであって、機器台の上面および側方を覆うカバー本体と、前記カバー本体のうち前記機器台の側方を覆う部位の裏面に取り付けられた請求項1ないし6のいずれか1つに記載の医療廃液吸収シートとを備える。
請求項8に記載の発明は、医療処置の際に医療機器が載置される機器台を覆う機器台カバーであって、機器台の上面および側方を覆うカバー本体と、前記カバー本体のうち前記機器台の側方を覆う部位の裏面に設けられた吸収体とを備える。
本発明では、医療用容器内の医療廃液を安全かつ容易に廃棄することができる。
一の実施の形態に係る医療廃液吸収シートの平面図である。 医療廃液吸収シートの底面図である。 医療廃液吸収シートの断面図である。 医療廃液吸収シートの断面図である。 医療廃液吸収シートの斜視図である。 医療廃液吸収シートおよび医療用容器の斜視図である。 機器台カバーおよび機器台の断面図である。 機器台カバーおよび機器台の断面図である。 他の機器台カバーおよび機器台の断面図である。 他の医療廃液吸収シートの平面図である。 他の医療廃液吸収シートの平面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る医療廃液吸収シート1を示す平面図である。図2は、医療廃液吸収シート1の底面図である。図3は、図1中のIII−IIIの位置にて医療廃液吸収シート1を切断した断面図である。図3では、図の理解を容易にするために、医療廃液吸収シート1の各構成を離間させて図示している。後述する断面図においても同様である。医療廃液吸収シート1は、医療用容器内に貯溜された医療廃液上に載置されて、当該医療廃液を吸収するシート部材である。当該医療廃液は、例えば、カテーテル等が浸漬された生理用食塩水である。
図1に示す例では、医療廃液吸収シート1の平面視における形状は略長方形であり、略直方体の医療用容器に貯溜された医療廃液上に載置される。以下の説明では、図1中の左右方向を「横方向」と呼び、図1中の上下方向を「縦方向」と呼ぶ。図1に例示する医療廃液吸収シート1では、横方向に平行な辺が、縦方向に平行な辺よりも長い。当該縦方向および横方向は、医療廃液吸収シート1を実際に使用する際の縦方向および横方向とは、必ずしも一致する必要はない。医療廃液吸収シート1の縦方向の長さは、例えば15cm〜40cmであり、横方向の長さは、例えば20cm〜50cmである。
医療廃液吸収シート1は、上シート2と、吸収体3と、下シート4とを備える。上シート2は、不透液性かつ不透湿性のシート部材である。吸収体3は、上シート2の下面上に位置し、医療廃液を吸収して保持(すなわち、固定)する。下シート4は、吸収体3を全面に亘って下側から覆う透液性のシート部材である。下シート4は、吸収体3の周囲の全周に亘って上シート2に接合される。これにより、吸収体3が、上シート2と下シート4との間に固定される。上シート2と下シート4とは、例えば、ホットメルト接着剤等による接着、熱融着接合または超音波接合により接合される。
図1に示す例では、上シート2、吸収体3および下シート4の平面視における形状は、それぞれ略長方形である。上シート2は、吸収体3および下シート4よりも大きく、下シート4は、吸収体3よりも大きい。下シート4は、吸収体3の全周に亘って吸収体3の外縁よりも外側まで延びる。上シート2は、下シート4の全周に亘って下シート4の外縁よりも外側まで延びる。なお、下シート4の外縁は、上シート2の外縁と平面視において重なっていてもよい。
上シート2としては、例えば、不透液性かつ不透湿性のプラスチックフィルムが利用される。上シート2の透湿度は、例えば、500g/m/24h(JIS:Z0208のカップ法)以下である。また、上シート2として、不透液性かつ不透湿性の不織布、または、上述のプラスチックフィルムと当該不織布との積層シートが利用されてもよい。
吸収体3は、例えば、粒状または繊維状の高吸収性材料、および、粉砕したパルプ繊維またはセルロース繊維等の親水性繊維の集合体のうち、少なくとも一方を吸収材として含む。当該高吸収性材料としては、例えば、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))、または、繊維状の高吸収性ファイバー(SAF(Super Absorbent Fiber))が利用される。
図1に示す例では、吸収体3は、粒状または繊維状の高吸収性材料を担持した不織布シートである。吸収体3は、例えば、SAP等の高吸収性材料が混抄された不織布シートである。吸収体3は、表面にSAP等の高吸収性材料が塗布された不織布シートであってもよい。また、吸収体3は、積層された2枚の透液性不織布の間に粒状のSAPが固定されたシート部材であってもよい。あるいは、吸収体3は、粉砕したパルプ繊維またはセルロース繊維等の親水性繊維の集合体を、ティッシュペーパーや不織布により包んだものであってもよい。当該集合体には、高吸収性材料が混合されていてもよい。
下シート4としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布(ポイントボンド不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。また、下シート4として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
医療廃液吸収シート1は、把持用シート部材5をさらに備える。把持用シート部材5は、医療廃液吸収シート1の使用前の状態において、上シート2の上側に積層されるシート部材である。把持用シート部材5は、平面視において上シート2と略同形状であり、上シート2の上面を略全面に亘って覆う。把持用シート部材5の外縁部は、全周に亘って上シート2に連続する。把持用シート部材5の外縁部以外の部位(すなわち、外縁部よりも内側の部位)は、上シート2上に重なってはいるが、上シート2には接合されておらず、上シート2から離間可能である。
図1に示す例では、把持用シート部材5に、略直線状の弱化線52が設けられている。弱化線52は、把持用シート部材5の縦方向の略中央において、把持用シート部材5の横方向の略全長に亘って横方向に略平行に延びる。医療廃液吸収シート1が使用される際には、弱化線52が破断されることにより、図4の断面図および図5の斜視図に示すように、把持用シート部材5が、縦方向に並ぶ2つの部位51に分割される。以下の説明では、把持用シート部材5のうち弱化線52の両側の2つの略矩形状の部位51をそれぞれ、「把持部51」と呼ぶ。2つの把持部51は、上シート2に接続されている。医療者は、例えば、2つの把持部51を両手によって把持して医療廃液吸収シート1を持ち上げる。
図3および図4に示す例では、各把持部51と上シート2とは一繋がりのシート部材である。換言すれば、各把持部51および上シート2はそれぞれ、1つのシート部材の一部である。各把持部51は、当該シート部材のうち、吸収体3の周囲にて上シート2の上側に折り返された部位である。各把持部51は、上シート2と同じ材料により形成されている。
2つの把持部51を医療者により把持された医療廃液吸収シート1は、図6に示すように、下シート4を下側に向けた状態で、無蓋略直方体状の医療用容器91の上部開口から医療用容器91の内部へと入れられ、医療廃液92上に載置される。平面視において、医療廃液吸収シート1は、医療廃液92の上面(すなわち、液面)と略同形状である。下シート4は、医療廃液92を速やかに透過して吸収体3(図4参照)へと移動させる。吸収体3は、下シート4を透過した医療廃液92を吸収して保持(すなわち、固定)する。上シート2は、上シート2に到達した医療廃液92が医療廃液吸収シート1の外部(すなわち、上シート2の上面側)にしみ出すことを防止する。
医療用容器91内の医療廃液92の略全量が医療廃液吸収シート1に吸収されると、医療廃液吸収シート1は医療用容器91と共に廃棄される。医療廃液吸収シート1が吸収可能な医療廃液の量(すなわち、吸収量)は、例えば、500ml(ミリリットル)以上かつ2000ml以下である。医療廃液吸収シート1の吸収量は、500ml未満であってもよく、2000mlよりも大きくてもよい。
使用済みの医療廃液吸収シート1は、必要に応じて、医療用容器91から取り出され、医療用容器91と分別されて廃棄されてもよい。この場合であっても、医療廃液は医療廃液吸収シート1の吸収体3により固定されているため、医療廃液吸収シート1の廃棄時に、医療廃液が医療廃液吸収シート1から漏出する(すなわち、液戻りする)ことを防止または抑制することができる。
以上に説明したように、医療廃液吸収シート1は、不透液性の上シート2と、上シート2の下面上に位置する吸収体3とを備える。医療廃液吸収シート1は、医療用容器91内に貯溜された医療廃液92上に載置されて、医療廃液92を吸収する。このように、医療廃液吸収シート1を医療廃液92上に載置するだけで医療用容器91内の医療廃液92の吸収を実現し、さらに、吸収体3により医療廃液を固定することによって、医療廃液吸収シート1からの医療廃液の漏出を防止または抑制することができる。したがって、医療廃液吸収シート1を使用することにより、医療用容器91内の医療廃液92を安全かつ容易に廃棄することができる。
上述のように、医療廃液吸収シート1は、吸収体3を下側から覆う透液性の下シート4をさらに備える。下シート4は、吸収体3の周囲の全周に亘って上シート2に接合される。これにより、吸収体3の一部(例えば、SAP)が脱落して周囲に散らばることを防止または抑制することができる。
医療廃液吸収シート1は、上シート2に接続される把持部51をさらに備える。これにより、医療者による医療廃液吸収シート1の取り扱いを容易とすることができる。例えば、医療者は、把持部51を把持することにより、医療廃液吸収シート1を容易に持ち上げて医療用容器91内に入れることができる。また、使用済みの医療廃液吸収シート1を医療用容器91から取り出す必要がある場合、医療者は、把持部51を把持することにより、医療廃液吸収シート1を容易に取り出すことができる。
医療廃液吸収シート1では、把持部51と上シート2とが、一繋がりのシート部材である。また、把持部51は、当該シート部材のうち、吸収体3の周囲にて上シート2の上側に折り返された部位である。これにより、把持部51の形成を容易とすることができる。その結果、医療廃液吸収シート1の製造を簡素化することができる。
上述のように、医療廃液吸収シート1は、使用前の状態において、上シート2の上側に積層される把持用シート部材5をさらに備える。把持用シート部材5の外縁部は、全周に亘って上シート2に連続する。そして、把持用シート部材5に設けられた弱化線52が破断されることにより、把持用シート部材5のうち弱化線52の両側の部位が把持部51となる。これにより、使用前の状態の医療廃液吸収シート1において、把持部51が他の器具等に引っかかることを防止することができる。したがって、使用前の状態の医療廃液吸収シート1の取り扱いを容易とすることができる。
医療廃液吸収シート1では、上シート2は不透湿性を有する。これにより、液状の医療廃液のみならず、医療廃液の蒸気が医療廃液吸収シート1を透過することも防止される。その結果、医療廃液をさらに安全に廃棄することができる。また、医療廃液の臭気が医療用容器91から周囲に拡散することを抑制することもできる。
医療廃液吸収シート1は、上述のように、単体で使用されてもよく、他の様々な医療用品の一部として使用されてもよい。例えば、図7に示すように、医療廃液吸収シート1は、機器台カバー6に設けられてもよい。機器台カバー6は、医療処置の際に医療機器が載置される機器台93を覆うシート部材である。図7では、機器台カバー6および機器台93の縦断面を示す。図7に示す例では、機器台93の上面上に、上述の医療用容器91が載置される。
機器台カバー6は、カバー本体61と、上述の医療廃液吸収シート1とを備える。カバー本体61は、略矩形状のシート部材であり、機器台93の上面を覆う。カバー本体61は、また、機器台93の上面上から周囲に垂れ下がって機器台93の側方を全周に亘って覆う。カバー本体61は、例えば、不織布、または、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の樹脂シートにより形成される。カバー本体61は、不織布と樹脂シートとの積層体であってもよい。
医療廃液吸収シート1は、カバー本体61のうち、機器台93の側方を覆う部位の裏面(すなわち、不潔面)に取り付けられる。図7に示す例では、医療廃液吸収シート1の把持用シート部材5が、カバー本体61の裏面に両面テープ等により固定される。なお、機器台カバー6では、把持用シート部材5が省略された医療廃液吸収シート1の上シート2が、カバー本体61の裏面に取り付けられてもよい。
医療用容器91内の医療廃液92を廃棄する際には、図8に示すように、機器台カバー6のカバー本体61が、医療用容器91の上方へと捲り上げられ、医療廃液吸収シート1の下シート4と医療用容器91の上部開口とが上下方向に対向するように折り返される。そして、医療廃液吸収シート1が、カバー本体61の一部と共に、医療用容器91内の医療廃液92上に載置されることにより、医療廃液92が医療廃液吸収シート1により吸収されて固定される。医療用容器91内の医療廃液92の略全量が医療廃液吸収シート1に吸収されると、医療用容器91は、カバー本体61により包まれ、機器台カバー6と共に廃棄される。
以上に説明したように、医療処置の際に医療機器が載置される機器台93を覆う機器台カバー6は、カバー本体61と、医療廃液吸収シート1とを備える。カバー本体61は、機器台93の上面および側方を覆う。医療廃液吸収シート1は、カバー本体61のうち、機器台93の側方を覆う部位の裏面に取り付けられる。機器台カバー6では、上述のように、カバー本体61を折り返すことにより、医療用容器91内の医療廃液92上に医療廃液吸収シート1を容易に載置することができる。これにより、機器台93上に載置された医療用容器91内の医療廃液92の吸収を容易に行うことができる。また、医療廃液吸収シート1を医療用容器91から離れた保管場所まで取りに行く必要がないため、医療廃液吸収シート1による医療廃液の吸収を迅速に行うことができる。
機器台カバー6では、カバー本体61に対する医療廃液吸収シート1の取付位置を示す目印(例えば、医療廃液吸収シート1と略同形状の矩形マーク)が、カバー本体61の表面(すなわち、清潔面)に設けられてもよい。これにより、医療廃液吸収シート1を医療用容器91の上方へと容易に移動することができる。
医療用容器91内の医療廃液92を機器台カバーにより吸収して固定するという観点からは、図9に示す機器台カバー6aのように、カバー本体61には、少なくとも吸収体3が取り付けられていればよい。すなわち、機器台カバー6aは、機器台93の上面および側方を覆うカバー本体61と、カバー本体61のうち機器台93の側方を覆う部位の裏面に設けられた吸収体3とを備える。機器台カバー6aでは、上記と同様にカバー本体61を折り返すことにより、医療用容器91内の医療廃液92上に吸収体3を容易に載置することができる。これにより、機器台93上に載置された医療用容器91内の医療廃液92の吸収を容易に行うことができる。
上述の医療廃液吸収シート1および機器台カバー6,6aでは、様々な変更が可能である。
例えば、把持用シート部材5は、外縁部が上シート2に連続していればよく、必ずしも上シート2と一繋がりの部材である必要はない。例えば、上シート2とは別部材である把持用シート部材5が上シート2上に積層され、把持用シート部材5の外縁部が上シート2に接合されることにより、把持用シート部材5が上シート2に連続してもよい。この場合、把持用シート部材5は、上シート2とは異なる材料により形成されてもよい。
医療廃液吸収シート1では、弱化線52は、把持用シート部材5の横方向の略中央において、縦方向に略平行に延びていてもよい。また、弱化線52は、直線状には限定されず、湾曲していてもよい。
医療廃液吸収シート1では、弱化線52が省略され、把持用シート部材5は、最初から2つの把持部51に分割されていてもよい。また、上シート2の一部は、2つの把持部51から露出していてもよい。図10に例示する医療廃液吸収シート1aでは、上シート2の縦方向の中央部が、2つの略矩形状の把持部51aの間から露出する。当該2つの把持部51aと上シート2とは、例えば、一繋がりのシート部材である。各把持部51aは、当該シート部材のうち、吸収体3の周囲にて上シート2の上側に折り返された部位である。
把持部51は、上シート2と別部材であってもよい。また、把持部51の形状、材料および数は様々に変更されてよい。例えば、図11例示する医療廃液吸収シート1bでは、それぞれが縦方向に延びる2つの帯状の把持部51bが、上シート2上に設けられる。この場合、各把持部51bの縦方向の両端部が、上シート2の上面に接合され、各把持部51bの縦方向の中央部は、上シート2に被接合とされる。
例えば、医療廃液吸収シート1では、上シート2は、不透液性を有するのであれば、必ずしも不透湿性を有する必要はない。また、下シート4および把持部51はそれぞれ、医療廃液吸収シート1から省略されてもよい。
医療廃液吸収シート1の大きさおよび形状は、医療用容器91の形状に応じて様々に変更されてよい。例えば、医療廃液吸収シート1の平面視における形状は、略円形であってもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1,1a,1b 医療廃液吸収シート
2 上シート
3 吸収体
4 下シート
5 把持用シート部材
6,6a 機器台カバー
51,51a,51b 把持部
52 弱化線
61 カバー本体
91 医療用容器
92 医療廃液
93 機器台

Claims (8)

  1. 医療用容器内に貯溜された医療廃液上に載置されて前記医療廃液を吸収する医療廃液吸収シートであって、
    不透液性の上シートと、
    前記上シートの下面上に位置する吸収体と、
    を備えることを特徴とする医療廃液吸収シート。
  2. 請求項1に記載の医療廃液吸収シートであって、
    前記吸収体を下側から覆い、前記吸収体の周囲の全周に亘って前記上シートに接合される透液性の下シートをさらに備えることを特徴とする医療廃液吸収シート。
  3. 請求項1または2に記載の医療廃液吸収シートであって、
    前記上シートに接続される把持部をさらに備えることを特徴とする医療廃液吸収シート。
  4. 請求項3に記載の医療廃液吸収シートであって、
    前記把持部と前記上シートとが一繋がりのシート部材であり、
    前記把持部は、前記シート部材のうち前記吸収体の周囲にて前記上シートの上側に折り返された部位であることを特徴とする医療廃液吸収シート。
  5. 請求項3または4に記載の医療廃液吸収シートであって、
    使用前の状態において、前記上シートの上側に積層され、外縁部が全周に亘って前記上シートに連続する把持用シート部材をさらに備え、
    前記把持用シート部材に設けられた弱化線が破断されることにより、前記把持用シート部材のうち前記弱化線の両側の部位が前記把持部となることを特徴とする医療廃液吸収シート。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の医療廃液吸収シートであって、
    前記上シートが不透湿性を有することを特徴とする医療廃液吸収シート。
  7. 医療処置の際に医療機器が載置される機器台を覆う機器台カバーであって、
    機器台の上面および側方を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体のうち前記機器台の側方を覆う部位の裏面に取り付けられた請求項1ないし6のいずれか1つに記載の医療廃液吸収シートと、
    を備えることを特徴とする機器台カバー。
  8. 医療処置の際に医療機器が載置される機器台を覆う機器台カバーであって、
    機器台の上面および側方を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体のうち前記機器台の側方を覆う部位の裏面に設けられた吸収体と、
    を備えることを特徴とする機器台カバー。
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