JP3920819B2 - 使い捨て尿処理物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、尿を吸収、保持する使い捨て尿処理物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
前身頃および後身頃を有する縦方向へ長い可撓性の厚紙と、厚紙の外面に配置された尿収容袋とから構成され、厚紙の縦方向中央部に厚紙を厚み方向へ貫通する円形の排尿口が形成され、尿収容袋の上部開口周縁部が排尿口の周縁部に固着された受尿具がある(特許文献1参照)。
【0003】
この受尿具を使用するには、受尿具の後身頃を使用者の臀部の下に配置し、使用者の臀部を受尿具の後身頃の上に乗せた後、使用者のペニスを排尿口から尿収容袋の内部に挿入する。使用者は、受尿具の前域を手で把持しつつ、前身頃を腹部の側に引き寄せた状態で、尿収容袋に排尿する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−137272号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示の受尿具は、その使用時に使用者のペニスを排尿口から袋の内部に挿入しなければならず、その分手間を要するのみならず、受尿具の排尿位置が厚紙の縦方向中央部に形成された排尿口に限定され、受尿具の使用中にそれがずれ動くと、排尿口からペニスが抜け出てしまい、尿が尿収容袋の外側に排泄されてしまう場合がある。また、受尿具の使用中に尿収容袋が使用者の股間部に位置するので、尿収容袋が股間部に当接して違和感がある。特に、尿収容袋に尿が排泄されると袋が膨らんで嵩張り、違和感が一層増加する。
【0006】
本発明の目的は、排泄された尿の漏れを防ぐことができ、使用中の違和感がない使い捨て尿処理物品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、縦長の使い捨て尿処理物品であって、肌当接側に位置する透液性表面シートおよび肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、表裏面シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、縦方向へ延びる両側部と、横方向へ延びる前後端部とを有する使い捨て尿処理物品である。
【0008】
かかる前提における本発明の特徴は、物品は、縦方向に前身頃および後身頃を備え、裏面シートの外面には台紙が取り付けられ、台紙は、縦方向に長い略矩形に形成されており、物品の前後端部と並行して略直状に延びる前後端部と、前身頃で両側部の内側に位置して縦方向へ延び、物品の内方へ向け凸となる一対の第1側部と、後身頃に位置して両側部と並行して略直状に延びる一対の第2側部とを有し、台紙の剛性は表裏面シートの剛性よりも大きく、テーバー法(JIS P 8125)による縦方向の剛軟度が、5.0〜40mN・mで、横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mであり、台紙には、第1側部の内側に位置して縦方向へ延びるとともに、物品の内方へ向かって凸となる一対の第1折曲線が形成され、台紙の第1側部が第1折曲線を介して台紙の内面側に折り曲げられ、物品の前身頃における両側部もまた、台紙の第1側部とともに折り曲げられ、台紙の前端部の一部分が、物品の前端部から縦方向外方へ延出して把持可能な取っ手を画成しており、さらに、物品の前後端部間に延びる一対の液抵抗性防漏シートが、互いに離間して表面シート側の両側部に配置され、防漏シートが、物品の両側部に位置して縦方向へ延びる固定側部と、物品の前後端部の側に位置する固定両端部と、表面シートの縦方向へ延び、防漏シートの残余の部分である可動部と、を有し、物品の前端部の側に位置する固定端部は、取っ手の内面に固着され、物品の後端部の側に位置する固定端部は、表面シートの外面に固着され、防漏シートの可動部には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材が、可動部の一部に覆われて収縮可能に取り付けられ、伸縮性弾性部材が収縮すると防漏シートの可動部が表面シートの上方へ向けて起立可能であることにある。
【0009】
本発明の実施態様の一例として、台紙には、その縦方向中央部に位置して横方向へ延びる第2折曲線が形成され、物品では、台紙が第2折曲線を介して折り曲げられ、物品が表面シートを内側にして屈曲している。
【0011】
本発明の実施態様の他の一例として、前記台紙には、その前端部と前記第2折曲線との間に位置して前記第1折曲線間を横方向へ延びる複数条の第3折曲線が形成され、前記物品では、前記台紙が前記第3折曲線を介して折り曲げられ、前記物品の両側部を除いた前身頃の部位が前記表面シートを内側にして縦方向へ湾曲している。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨て尿処理物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1,2は、一例として示す尿処理物品1Aの部分破断斜視図と、図1の物品1Aの側面図とであり、図3は、台紙5の側から示す図1の物品1Aの平面図である。図1,2では、横方向を矢印L(図1のみ)、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。なお、表裏面シート2,3や台紙5、防漏シート11の内面とは、コア4に対向する面をいい、それらの外面とは、コア4に非対向の面をいう。
【0016】
物品1Aは、肌当接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とから構成されている。物品1Aは、縦方向へ長い略矩形を呈し、縦方向に前身頃6と後身頃7とを備えている。物品1Aは、前後身頃6,7を横方向へ略直状に延びる前後端部8,9と、前後身頃6,7間を縦方向へ略直状に延びる両側部10とを有する。コア4は、前後端部8,9間に延び、表裏面シート2,3の内面に接合されている。裏面シート3の外面には、物品1Aの前後端部8,9間に延びる台紙5が取り付けられている。物品1Aの内側であってその両側部10には、物品1Aの前後端部8,9間に延びる一対の液抵抗性防漏シート11が取り付けられている。
【0017】
台紙5は、その平面形状が物品1Aのそれと略同一であり、縦方向へ長い略矩形を呈し、その剛性が表裏面シート2,3やコア4のそれよりも大きい。台紙5は、その内面が裏面シート3の外面に固着されている。台紙5は、物品1Aの前後端部8,9に位置して横方向へ延びる前後端部12,13と、物品1Aの前身頃6に位置して縦方向へ延びる一対の第1側部14と、物品1Aの後身頃7に位置して縦方向へ延びる一対の第2側部15とを有する。前後端部12,13は、物品1Aの前後端部8,9と並行して略直状に延びている。第1側部14は、物品1Aの両側部10の内側に位置し、物品1Aの横方向内方へ向かって凸となるように弧を画いている。第2側部15は、物品1Aの両側部10と並行して略直状に延びている。
【0018】
台紙5では、その前端部12の一部分が物品1Aの前端部8から縦方向外方へ延出し、前端部12の一部分が把持可能な取っ手16を画成している。取っ手16には、台紙5を厚み方向へ貫通する開口17が形成されている。開口17は、物品1Aの使用者がその指を入れることが可能な大きさを有する。後端部13の横方向中央には、縦方向へ延びる廃棄処理用の細長い止着テープ18が取り付けれられている。
【0019】
台紙5には、図3に示すように、第1側部14の内側に位置して縦方向へ延びる第1折曲線19と、台紙5の縦方向中央部20に位置して横方向へ延びる第2折曲線21とが形成されている。第1折曲線19は、物品1Aの横方向内方へ向かって凸となるように弧を画いている。第1折曲線19は、第1側部14の前端部分14aと後端部分14bとの間に延びる曲線であり、その曲率半径が第1側部14のそれよりも小さい。第2折曲線21は、第1側部14の後端部分14b間を横断する直線である。台紙5には、その前端部12と第2折曲線21との間に位置して横方向へ延びる複数条の第3折曲線22と、取っ手16の基端部16aに位置して横方向へ延びる第4折曲線23とが形成されている。第3折曲線22は、第1折曲線19間を横断する直線であって縦方向へ所与寸法離間して並んでいる。第4折曲線23は、取っ手16の基端部16aを横断する直線である。
【0020】
防漏シート11は、物品1Aの両側部10に位置して縦方向へ延びる固定側部11aと、表面シート2の上方へ起立性向を有して縦方向へ延びる可動部11bと、物品1Aの前後端部8,9の側に位置して横方向内方へ倒伏した固定両端部11c,11dとを有する。可動部11bの上方には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材24が収縮可能に取り付けられている。弾性部材24は、可動部11bの一部に覆われた状態で、可動部11bに固着されている。物品1Aの前端部8の側に位置する固定端部11cは、取っ手16(台紙5)の内面に固着されている。物品1Aの後端部9の側に位置する固定端部11dは、物品1Aの後端部9に延びる表面シート2の外面に固着されている。
【0021】
物品1Aでは、図2に示すように、台紙5の第1側部14が第1折曲線19を介して折り曲げられ、物品1Aの前身頃6に延びる両側部10aが台紙5の第1側部14とともに物品1Aの厚み方向上方へ起立し、台紙5が第2折曲線21を介して折り曲げられ、物品1Aが表面シート2を内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している。起立した物品1Aの両側部10aと台紙5の第1側部14とは、第1折曲線19の湾曲形状に合わせて物品1Aの横方向内方へ湾曲している。物品1Aは、前身頃6と後身頃7とが第2折曲線21を中心として所定の角度をなし、その側面形状が第2折曲線21を中心に略V字状を呈する。物品1Aでは、台紙5が第3折曲線22を介して折り曲げられ、物品1Aの両側部10aを除いた前身頃6の部位6aが表面シート2を内側にして縦方向へ湾曲し、取っ手16が第4折曲線23を介して折り曲げられ、取っ手16が表面シート2の上方へ起立している。物品1Aでは、防漏シート11の可動部11bに取り付けられた弾性部材24の収縮力によって、取っ手16が物品1Aの縦方向内方へ引っ張られている。
【0022】
物品1Aは、弾性部材24が収縮して防漏シート11の可動部11b全体が表面シート2の上方へ起立し、可動部11bが尿に対する障壁を形成しているとともに、表面シート2の上方へ起立した取っ手16の基端部16aが尿に対する障壁を形成している。物品1Aでは、取っ手16の起立によって、取っ手16に固着された防漏シート11の固定端部11cが表面シート2の上方に位置し、防漏シートの端部11c寄りに延びる可動部が表面シートの上方へ起立している。物品1Aでは、端部11c近傍に位置する防漏シート11の可動部11bが取っ手16の上方から延出し、可動部11bと取っ手16の基端部16aとが物品1Aの前端部8と側部10とが交差する角部に所定高さの障壁を形成している。物品1Aには、防漏シート11の可動部11bと取っ手16とに囲繞された尿収容空間25が画成されている。
【0023】
物品1Aは、高い剛性を有する台紙5の形態保持機能によって前身頃6に延びる両側部10aの起立状態が維持されている。物品1Aは、台紙5の形態保持機能によって取っ手16の縦方向内方への倒伏が阻止され、弾性部材24の収縮力によって取っ手16の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙5の形態保持機能と弾性部材24の収縮力とによって取っ手16の起立状態が維持されている。物品1Aは、台紙5の形態保持機能によって物品1Aの縦方向内方への縮みと前後身頃6,7の縦方向内方への倒伏とが阻止され、弾性部材24の収縮力によって前後身頃6,7の縦方向外方への倒伏が阻止されており、台紙5の形態保持機能と弾性部材24の収縮力とによって縦方向への屈曲状態と部位6aの縦方向への湾曲状態とが維持されている。
【0024】
図4,5は、図1のIV−IV線矢視断面図と、図1のV−V線矢視断面図とである。
【0025】
物品1Aの前後端部8,9は、コア4の端部4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。前後端部8,9では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3の内面どうしが固着されている。止着テープ18は、台紙5の後端部13の外面に固着された固定部18aと、後端部13から縦方向外方へ延びる自由部18bとを有する。自由部18bには、粘着剤26が塗布されている。粘着材26は、離型紙27に被覆保護されている。
【0026】
物品1Aの両側部10aは、コア4の側部4bと表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の固定側部11aとから形成されている。ただし、前身頃6に延びる物品1Aの両側部10aは、表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の固定側部11aとから形成されており、コア4が存在しない。両側部10aでは、コア4の側部4bと表裏面シート2,3の側部2b,3bとが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3とコア4とが固着され、表裏面シート2,3の側部2b,3bと防漏シート11の側部11aとが互いに重なり合った状態で、それらシート2,3,11の内外面が固着されている。
【0027】
図6,7は、使用状態で示す物品1Aの斜視図と、廃棄するために二つに折り畳まれた物品1Aの斜視図とである。図6では、使用者を二点差線で示す。
【0028】
この物品1Aの使用手順および使用方法は、以下のとおりである。物品1Aの後身頃7を使用者の臀部の下に配置した後、使用者の臀部を後身頃7の上に乗せる。使用者は、取っ手16に形成された開口17に指を入れ、物品1Aの前身頃6を腹部の側に引き寄せる。前身頃6を腹部に引き寄せると、前身頃6が使用者の腹部と股間部とに当接し、物品1Aの厚み方向上方へ起立する台紙5の第1側部14が使用者の鼠径部に沿って鼠径部に当接する。さらに、第1側部14の縁が使用者の腹部に沿って腹部に当接する。使用者は、物品1Aの前身頃6を腹部に引き寄せた状態で尿収容空間25に排尿する。排泄された尿は、表面シート2を透過してコア4に吸収、保持される。なお、物品1Aは、男女兼用である。
【0029】
物品1Aは、従来技術の受尿具のように、ペニスを排尿口から尿収容袋の内部に挿入する必要はなく、その分の手間を省くことができる。物品1Aは、尿を前身頃6と後身頃7とに排泄することができ、尿を前後身頃6,7において吸収、保持することができるので、物品1Aの使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品1Aの外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品1Aの外側に漏れてしまうこともない。物品1Aは、従来技術の受尿具と異なり、それに尿収容袋が取り付けられていないので、物品1Aが使用者の股間部で嵩張ることはなく、使用中の違和感がない。
【0030】
物品1Aは、台紙5の第1側部14が物品1Aの厚み方向上方へ起立し、第1側部14間の横方向の寸法を小さくすることができるので、台紙5が使用者の鼠径部において嵩張ることはない。物品1Aは、横方向内方へ湾曲する台紙5の第1側部14が使用者の鼠径部に沿うので、台紙5の第1側部14の縁が使用者の鼠径部に当接することはなく、第1側部14の縁が鼠径部に当接することによる不快な刺激がない。
【0031】
物品1Aは、第2折曲線21を介して折り曲げられ、表面シート2を内側にして縦方向へ屈曲しているので、物品1Aを使用するときに、前身頃6を使用者の腹部の側に容易に引き寄せることができる。物品1Aは、第3折曲線22を介して折り曲げられ、部位6aが縦方向へ湾曲しているので、排泄された尿の物品1Aの前後端部8,9への拡散を防ぐことができる。物品1Aは、防漏シート11の可動部11bと取っ手16とが尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品1Aの前端部8と両側部10aとに向かって拡散したとしても、尿が前端部8や両側部10aから物品1Aの外側に漏れてしまうことはない。
【0032】
物品1Aでは、台紙5のJIS P 8125に準拠したテーバー法による縦方向の剛軟度が5.0〜40mN・mの範囲にあり、台紙5のJIS P 8125に準拠したテーバー法による横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mの範囲にある。ただし、台紙5の縦方向の剛軟度は、10〜30mN・mの範囲にあることが好ましく、台紙5の横方向の剛軟度は、5〜15mN・mの範囲にあることが好ましい。
【0033】
台紙5の縦方向の剛軟度が5.0mN・m未満であって横方向の剛軟度が2.0mN・m未満では、台紙5の形態保持機能が低下し、物品1Aの前身頃6に延びる両側部10aの起立状態を維持することができず、さらに、物品1Aの縦方向への屈曲状態と部位6aの縦方向への湾曲状態とを維持することができない。台紙5の縦方向の剛軟度が40mN・mを超過するとともに横方向の剛軟度が20mN・mを超過すると、台紙5の剛性が必要以上に増加し、台紙5が使用者の肌に当接したときに肌に不快な刺激を与える。
【0034】
使用後の物品1Aを廃棄するには、表面シート2を内側にして前後身頃6,7が互いに重なり合うように、第2折曲線21を介して物品1Aを二つに折り畳み、止着テープ18から剥離紙27を剥がして粘着剤26を露出させ、粘着剤26を介してテープ18の自由部18bを取っ手16の外面に止着する。物品1Aは、止着テープ18によって二つに折り畳まれた状態が維持されるので、物品1Aを折り畳まれた状態のまま廃棄することができる。
【0035】
図8,9は、他の一例として示す尿処理物品1Bの部分破断斜視図と、図8の物品1Bの側面図とであり、図10は、台紙5の側から示す図8の物品1Bの平面図である。図8,9では、横方向を矢印L(図8のみ)、縦方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。
【0036】
物品1Bは、透液性表面シート2および不透液性裏面シート3と、表裏面シート2,3の間に介在する吸液性コア4とから構成されている。物品1Bは、縦方向に前身頃6および後身頃7を備え、横方向へ延びる前後端部8,9と、縦方向へ延びる両側部10とを有する。コア4は、前後端部8,9間に延び、表裏面シート2,3の内面に接合されている。裏面シート3の外面には、物品1Bの前後端部8,9間に延びる台紙5が取り付けられている。
【0037】
台紙5は、図1のそれと同様に、縦方向へ長い略矩形を呈し、その剛性が表裏面シート2,3やコア4のそれよりも大きく、その内面が裏面シート3の外面に固着されている。台紙5は、横方向へ延びる前後端部12,13と、物品1Bの前身頃6に位置して縦方向へ延びる一対の第1側部14と、物品1Bの後身頃7に位置して縦方向へ延びる一対の第2側部15とを有する。前後端部12,13と第2側部15とは、物品1Bの前後端部8,9や両側部10と並行して略直状に延びている。第1側部14は、物品1Bの両側部10の内側に位置し、物品1Bの横方向内方へ向かって凸となるように弧を画いている。
【0038】
台紙5では、その前端部12の一部分が物品1Bの前端部8から縦方向外方へ延出し、前端部12の一部分が把持可能な取っ手16を画成している。取っ手16には、台紙5を厚み方向へ貫通する開口17が形成されている。台紙5の後端部13には、止着テープ18が取り付けられている。
【0039】
台紙5には、図10に示すように、第1側部14の内側に位置して縦方向へ延びる第1折曲線19と、台紙5の縦方向中央部20に位置して横方向へ延びる第2折曲線21とが形成されている。第1折曲線19は、物品1Bの横方向内方へ向かって凸となるように弧を画いている。第1折曲線19は、第1側部14の前端部分14aと後端部分14bとの間に延びる曲線であり、その曲率半径が第1側部14のそれよりも小さい。第2折曲線21は、第1側部14の後端部分14b間を横断する直線である。
【0040】
物品1Bでは、図9に示すように、台紙5の第1側部14が第1折曲線19を介して折り曲げられ、前身頃6に延びる物品1Bの両側部10aが台紙5の第1側部14とともに物品1Bの厚み方向上方へ起立している。物品1Bでは、台紙5が第2折曲線21を介して折り曲げられ、物品1Bが表面シート2を内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している。
【0041】
起立した物品1Bの両側部10aと台紙5の第1側部14とは、第1折曲線19の湾曲形状に合わせて物品1Bの横方向内方へ湾曲している。物品1Bは、前身頃6と後身頃7とが第2折曲線21を中心として所定の角度をなし、その側面形状が第2折曲線21を中心に略V字状を呈する。物品1Bでは、その厚み方向上方へ起立する両側部10aと台紙5の第1側部14とが尿に対する障壁を形成している。物品1Bは、高い剛性を有する台紙5の形態保持機能によって、物品1Bの両側部10aの起立状態が維持されるとともに、物品1Bの縦方向への屈曲状態が維持される。
【0042】
図11,12は、図8のXI−XI線矢視断面図と、図8のXII−XII線矢視断面図とである。前後端部8,9は、コア4の端部4aから縦方向外方へ延びる表面シート2の端部2aと裏面シート3の端部3aとから形成されている。前後端部8,9では、表裏面シート2,3の端部2a,3aが互いに重なり合った状態で固着されている。止着テープ18は、台紙5の後端部13の外面に固着された固定部18aと、後端部13から縦方向外方へ延びる自由部18bとを有する。自由部18bには、離型紙27に被覆保護された粘着剤26が塗布されている。両側部10は、コア4の側部4bと表裏面シート2,3の側部2b,3bとから形成されている。両側部10では、コア4の側部4bと表裏面シート2,3の側部2b,3bとが互いに重なり合った状態でそれらシート2,3とコア4とが固着されている。
【0043】
この物品1Bの使用手順および使用方法は、図1のそれと同一であり、その説明は省略する。物品1Bでは、前身頃6を腹部に引き寄せると、前身頃6が使用者の腹部と股間部とに当接し、物品1Bの厚み方向上方へ起立する台紙5の第1側部14が使用者の鼠径部に沿って鼠径部に当接する。さらに、第1側部14の縁が使用者の腹部に沿って腹部に当接する。使用者は、物品1Bの前身頃6を腹部に引き寄せた状態で表面シート2の外面に排尿する。
【0044】
物品1Bは、尿を前身頃6と後身頃7とに排泄することができ、尿を前後身頃6,7において吸収、保持することができるので、物品1Bの使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品1Bの外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品1Bの外側に漏れてしまうこともない。物品1Bは、尿収容袋が取り付けられた従来技術の受尿具と異なり、それが使用者の股間部で嵩張ることはなく、使用中の違和感がない。
【0045】
物品1Bは、前身頃6に延びる両側部10aと台紙5の第1側部14とが尿に対する障壁を形成するので、尿が物品1Bの両側部10aに向かって拡散したとしても、両側部10aからの尿の漏れを防ぐことができる。物品1Bでは、その厚み方向上方へ起立する両側部10aにコア4が存在するので、両側部10aに達した尿が表面シート2を透過してコア4に吸収、保持される。
【0046】
物品1Bは、台紙5の第1側部14間の横方向の寸法を小さくすることができるので、台紙5が使用者の鼠径部において嵩張ることはない。物品1Bは、横方向内方へ湾曲する物品1Bの両側部10aと台紙5の第1側部14とが使用者の鼠径部に沿うので、台紙5の第1側部14の縁が使用者の鼠径部に当接することはなく、第1側部14の縁が鼠径部に当接することによる不快な刺激がない。物品1Bは、第2折曲線21を介して折り曲げられ、表面シート2を内側にして縦方向へ屈曲しているので、物品1Bを使用するときに、前身頃6を使用者の腹部の側に容易に引き寄せることができる。
【0047】
物品1Bでは、台紙5のJIS P 8125に準拠したテーバー法による縦方向の剛軟度が5.0〜40mN・mの範囲にあり、台紙5のJIS P 8125に準拠したテーバー法による横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mの範囲にある。台紙5の縦方向の剛軟度が5.0mN・m未満であって台紙5の横方向の剛軟度が2.0mN・m未満では、台紙5の形態保持機能が低下し、前身頃6に延びる物品1Bの両側部10aの起立状態を維持することができず、さらに、物品1Bの縦方向への屈曲状態を維持することができない。台紙5の縦方向の剛軟度が40mN・mを超過するとともに台紙5の横方向の剛軟度が20mN・mを超過すると、台紙5が使用者の肌に当接したときに、台紙5が使用者に不快な刺激を与える。なお、台紙5のテーバー法による縦横方向の剛軟度の測定方法は、図1のそれと同一である。
【0048】
使用後の物品1Bを廃棄するには、図1のそれと同様に、表面シート2が互いに重なり合うように、第2折曲線21を物品1Bを介して二つに折り畳み、粘着剤26を介して止着テープ18の自由部18bを台紙5の外面に止着する。物品1Bは、テープ18によって二つに折り畳まれた状態が維持される。
【0049】
表面シート2には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。裏面シート3や防漏シート11には、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することができる。裏面シート3や防漏シート11には、高い耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布の少なくとも片面に、高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド法による繊維不織布を重ね合わせた複合不織布(SM不織布またはSMS不織布)を使用することもできる。
【0050】
不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。
【0051】
親水性繊維不織布は、親水化処理が施された合成繊維、半合成繊維、再生繊維のうちのいずれか、または、それら繊維を混合した複合繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布は、合成繊維から作ることができる。疎水性繊維不織布には、撥水処理が施された半合成繊維や再生繊維が含まれていてもよい。合成繊維には、特に限定はないが、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。合成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【0052】
コア4は、粒子状または繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状または繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型崩れを防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに包被されていることが好ましい。高吸収性ポリマーには、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。
【0053】
台紙5には、バージン紙または古紙を使用することができる。バージン紙や古紙には、特に限定はなく、アート紙、色板紙、コート紙、クラフト紙、グラシン紙、ケント紙、建材原紙、コットンペーパー、上質紙、中質紙、白板紙、図画用紙、防湿紙、ボンド紙、マーブル紙、チップボール、化粧板原紙等を使用することができる。
【0054】
表裏面シート2,3どうしの固着、表裏面シート2,3に対するコア4の接合、表裏面シート2,3に対する防漏シート11の固着、防漏シート11に対する弾性部材24の固着には、接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。裏面シート3に対する台紙5の固着には、接着剤を使用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤を使用することができる。接着剤は、表裏面シート2,3や防漏シート11、台紙5にスパイラル状や波状、ジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそのような態様でシート2,3,11や台紙5に塗布すると、シート2,3,11どうしが断続的に固着されるとともに、シート2,3にコア4が断続的に固着され、裏面シート3と台紙5とが断続的に固着される。なお、台紙5は、裏面シート3の外面に連続的に固着されていてもよい。
【0055】
図1に示す物品1Aでは、台紙5に第2〜第4折曲線21,22,23が形成されていなくてもよい。物品1Aは、裏面シート3が防漏シートを兼ねていてもよい。この場合は、裏面シート3の両側部分を物品1Aの両側部10から横方向外方へ延出させるとともに、両側部分を表面シート2の外面に向かって折り曲げ、両側部分の縦方向両側を台紙5の内面と表面シート2の外面とに固着して防漏シートの固定両端部とし、両側部分の側縁近傍に縦方向へ延びる伸縮性弾性部材を収縮可能に取り付ければよい。図8に示す物品1Bでは、台紙5に第2折曲線21が形成されていなくてもよく、台紙5に第3および第4折曲線22,23が形成されていてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明にかかる使い捨て尿処理物品によれば、尿を前身頃と後身頃とに排泄することができ、尿を前後身頃において吸収、保持することができるので、物品の使用中にそれがずれ動いたとしても、尿が物品の外側に排泄されてしまうことはなく、尿が物品の外側に漏れてしまうこともない。この物品は、台紙の第1側部が物品の厚み方向上方へ起立し、第1側部間の横方向の寸法を小さくすることができ、台紙が使用者の鼠径部において嵩張ることはなく、使用中の違和感がない。この物品は、横方向内方へ湾曲する台紙の第1側部が使用者の鼠径部に沿うので、第1側部の縁が使用者の鼠径部に当接することはなく、第1側部の縁が鼠径部に当接することによる不快な刺激がない。この物品は、前身頃に延びる両側部と台紙の第1側部とが尿に対する障壁を形成するので、尿が物品の両側部に向かって拡散したとしても、両側部からの尿の漏れを防ぐことができる。
【0057】
台紙が第2折曲線を介して折り曲げられて物品が表面シートを内側にして縦方向へ所定の角度で屈曲している物品では、物品を使用する使用者が物品の前身頃を腹部の側に容易に引き寄せることができる。
【0058】
両側部に一対の液抵抗性防漏シートが取り付けられた物品は、表面シートの上方へ起立する防漏シートの可動部が尿に対する障壁を形成するので、排泄された尿が物品の両側部へ向かって拡散したとしても、両側部からの尿の漏れを防ぐことができる。
【0059】
前端部と第2折曲線との間に位置して第1折曲線間を横方向へ延びる複数条の第3折曲線が形成された物品では、両側部を除いた前身頃の部位を第3折曲線を介して縦方向へ容易に湾曲させることができる。この物品は、部位が縦方向へ湾曲しているので、排泄された尿の物品の前後端部への拡散を防ぐことができる。
【0060】
台紙の前端部の一部分が把持可能な取っ手を画成している物品では、使用者が取っ手を持つことによって、物品の前身頃を腹部の側に容易に引き寄せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例として示す尿処理物品の部分破断斜視図。
【図2】図1の物品の側面図。
【図3】台紙の側から示す図1の物品の展開平面図。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図。
【図5】図1のV−V線矢視断面図。
【図6】使用状態で示す物品の斜視図。
【図7】廃棄するために二つに折り畳まれた物品の斜視図。
【図8】他の一例として示す尿処理物品の部分破断斜視図。
【図9】図8の物品の側面図。
【図10】台紙の側から示す図8の物品の展開平面図。
【図11】図8のXI−XI線矢視断面図。
【図12】図8のXII−XII線矢視断面図。
【符号の説明】
1A 使い捨て尿処理物品
1B 使い捨て尿処理物品
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
5 台紙
6 前身頃
7 後身頃
8 前端部
9 後端部
10 両側部
10a 両側部
11 液抵抗性防漏シート
11a 固定側部
11b 可動部
11c 固定端部
11d 固定端部
12 前端部
13 後端部
14 第1側部
15 第2側部
16 取っ手
17 開口
19 第1折曲線
20 縦方向中央部
21 第2折曲線
22 第3折曲線
24 伸縮性弾性部材
Claims (3)
- 縦長の使い捨て尿処理物品(1)であって、肌当接側に位置する透液性表面シート(2)および肌非当接側に位置する不透液性裏面シート(3)と、前記表裏面シート(2,3)の間に介在する吸液性コア(4)とから構成され、
縦方向へ延びる両側部(10)と、横方向へ延びる前後端部(8,9)とを有する使い捨て尿処理物品(1)において、
前記物品(1)は、前記縦方向に前身頃(6)および後身頃(7)を備え、前記裏面シート(3)の外面には台紙(5)が取り付けられ、
前記台紙(5)は、前記縦方向に長い略矩形に形成されており、
前記物品(1)の前記前後端部(8,9)と並行して略直状に延びる前後端部(12,13)と、
前記前身頃(6)で前記両側部(10)の内側に位置して前記縦方向へ延び、前記物品(1)の内方へ向け凸となる一対の第1側部(14)と、
前記後身頃(7)に位置して前記両側部(10)と並行して略直状に延びる一対の第2側部(15)とを有し、
前記台紙(5)の剛性は前記表裏面シート(2,3)の剛性よりも大きく、テーバー法(JIS P 8125)による前記縦方向の剛軟度が、5.0〜40mN・mで、前記横方向の剛軟度が2.0〜20mN・mであり、
前記台紙(5)には、前記第1側部(14)の内側に位置して前記縦方向へ延びるとともに、前記物品(1)の内方へ向かって凸となる一対の第1折曲線(19)が形成され、
前記台紙(5)の第1側部(14)が前記第1折曲線(19)を介して前記台紙(5)の内面側に折り曲げられ、前記物品(1)の前記前身頃(6)における前記両側部(10)もまた、前記台紙(5)の前記第1側部(14)とともに折り曲げられ、
前記台紙(5)の前端部(12)の一部分が、前記物品(1)の前端部(8)から縦方向外方へ延出して把持可能な取っ手(16)を画成しており、
さらに、
前記物品の前記前後端部(8,9)間に延びる一対の液抵抗性防漏シート(11)が、互いに離間して前記表面シート(2)側の前記両側部(10)に配置され、
前記防漏シート(11)が、前記物品(1)の前記両側部(10)に位置して縦方向へ延びる固定側部(11a)と、
前記物品(1)の前記前後端部(8,9)の側に位置する固定両端部(11c、11d)と、
前記表面シート(2)の縦方向へ延び、防漏シート(11)の残余の部分である可動部(11b)と、を有し、
前記物品(1)の前記前端部(8)の側に位置する前記固定端部(11c)は、前記取っ手(16)の内面に固着され、前記物品(1)の後端部(9)の側に位置する前記固定端部(11d)は、前記表面シート(2)の外面に固着され、
前記防漏シート(11)の前記可動部(11b)には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材(24)が、可動部(11b)の一部に覆われて収縮可能に取り付けられ、
前記伸縮性弾性部材(24)が収縮すると防漏シート(11)の可動部(11b)が表面シート(2)の上方へ向けて起立可能であることを特徴とする前記物品。 - 前記台紙(5)には、その縦方向中央部に位置して横方向へ延びる第2折曲線(21)が形成され、前記物品では、前記台紙が前記第2折曲線(21)を介して折り曲げられ、前記物品(1)が前記表面シート(2)を内側にして屈曲している請求項1記載の物品。
- 前記台紙(5)には、その前端部(8)と前記第2折曲線(21)との間に位置して前記第1折曲線間(19)を横方向へ延びる複数条の第3折曲線(22)が形成され、前記物品では、前記台紙(5)が前記第3折曲線(22)を介して折り曲げられ、前記物品(1)の両側部(10)を除いた前記前身頃(6)の部位が前記表面シート(2)を内側にして縦方向へ湾曲している請求項1または請求項2に記載の物品。
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