JP2019063130A - ミシンとミシンの制御方法 - Google Patents

ミシンとミシンの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019063130A
JP2019063130A JP2017189918A JP2017189918A JP2019063130A JP 2019063130 A JP2019063130 A JP 2019063130A JP 2017189918 A JP2017189918 A JP 2017189918A JP 2017189918 A JP2017189918 A JP 2017189918A JP 2019063130 A JP2019063130 A JP 2019063130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
cloth
presser
middle presser
moves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017189918A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6950413B2 (ja
Inventor
春允 木戸
Harunobu Kido
春允 木戸
宏明 鬼頭
Hiroaki Kito
宏明 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017189918A priority Critical patent/JP6950413B2/ja
Priority to CN201811122943.6A priority patent/CN109576910B/zh
Publication of JP2019063130A publication Critical patent/JP2019063130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6950413B2 publication Critical patent/JP6950413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
    • D05B19/16Control of workpiece movement, e.g. modulation of travel of feed dog
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/02Presser-control devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】布を保持する布保持体の送り期間が変わっても、中押えが布に安定的に接触できるミシンとミシンの制御方法を提供する。【解決手段】ミシンは、針棒、布保持体、中押えを備える。針棒は下端に縫針を装着する。布保持体は布を保持する。布保持体は、縫針が布よりも上方にある非貫通期間内に移動し、縫針が布に刺さる貫通期間の間、停止する。中押えは、布に接触する接触位置と、接触位置よりも上方に退避した退避位置との間で上下動する。ミシンは、布保持体の送り期間を変更する(S15)。ミシンは、中押えが上下動する中押え上下タイミングを、変更後の送り期間に応じて変更する(S17)。【選択図】図11

Description

本発明はミシンとミシンの制御方法に関する。
特許文献1に開示のミシンは、送り板、押え腕、X軸パルスモータ、Y軸パルスモータ、針棒、ミシンモータを備える。送り板は加工布を支持する。押え腕は、送り板にて支持した布を上方から押えて保持する。X軸パルスモータとY軸パルスモータは、夫々、送り板と押え腕(以下、布保持体と称す)をX方向とY方向に移動する。針棒は下端に縫針を装着し、ミシンモータは針棒を上下動する。ミシンは、針棒の上下動に対して布保持体が移動するタイミングである送りタイミングを変更する。
特開2000−153085号公報
上記ミシンが、針棒と同期して上下動する中押えを備えることが考えられる。中押えは、ミシンの縫製動作に伴い間欠的に布に接触し、針棒の上下動に伴う布の浮き上がりを抑制する。中押えはミシンモータの駆動力で上下動する。しかし該ミシンでは、布保持体の送りタイミングが変わっても、中押えの上下動のタイミングは変更できない。故に、布保持体の送りタイミングが変わると、中押えは布に安定して接触できない可能性がある。
本発明の目的は、布を保持する布保持体の送り期間が変わっても、中押えが布に安定的に接触できるミシンとミシンの制御方法を提供することである。
本発明の第一態様であるミシンは、布を保持可能であり、水平方向に移動する布保持体と、前記布保持体が保持する前記布の上方で上下動可能であり且つ縫針を下端に装着する針棒を有し、前記布を前記縫針で縫製する縫製機構と、前記布保持体と前記縫製機構とを駆動する駆動部とを備えるミシンにおいて、前記針棒と平行に上下方向に延び、前記布の上方で上下動可能な中押え棒と、前記中押え棒を上下動する中押え駆動部と、前記中押え棒の下端に装着する中押えと、前記駆動部を駆動制御し、前記縫針が前記布よりも上方にある非貫通期間内に前記布保持体を移動し、前記縫針が前記布に刺さる貫通期間の間、前記布保持体を停止し、前記布に縫製を実行する縫製制御部と、前記縫製制御部が前記布に縫製をする場合に前記中押え駆動部を駆動制御し、前記貫通期間の間、前記中押えを前記布に上方から接触する接触位置に移動し、前記非貫通期間内で前記中押えを前記接触位置から上方に退避した退避位置に移動する中押え制御部と、前記縫製制御部が前記布に縫製をする場合に、前記布保持体が前記非貫通期間内に移動する送り期間を取得する取得部とを備え、前記縫製制御部は、前記取得部によって取得された前記送り期間で、前記布保持体を移動し、前記中押え制御部は、前記取得部が取得した前記送り期間に応じたタイミングとして、前記中押えを上下動する中押え上下タイミングで前記中押えを制御することを特徴とする。
上記構成によれば、中押え上下タイミングは、送り期間の変更に応じて変わる。故に、布を保持する布保持体の送り期間が変わっても、中押えが布に安定的に接触できるミシンが実現する。
前記ミシンでは、前記取得部は、前記送り期間の変更を示す変更情報を取得し、前記中押え制御部は、前記変更情報が示す変更分だけ前記中押え上下タイミングを変更してもよい。中押えの中押え上下タイミングの変更は、送り期間の変更と一致するので、中押えは変更後の中押え上下タイミングで安定的に布に接触できる。
前記ミシンは、前記中押え上下タイミングを設定する指示が入力される入力部を備え、前記中押え制御部は、前記入力部に入力された前記中押え上下タイミングで前記中押えを制御してもよい。作業者が、中押え上下タイミングを変更できるので、ミシンの使い勝手は向上する。
前記ミシンは、前記入力部に入力された前記中押え上下タイミングで前記中押えが上下動する場合、前記中押えが前記接触位置に移動する時、前記布保持体の移動中か否かを判断する判断部と、前記中押えが前記接触位置に移動する時、前記布保持体の移動中と前記判断部が判断した場合、前記中押え制御部による駆動制御を禁止する禁止制御部とを備えてもよい。ミシンは、移動中の布と接触位置にある布との接触を抑制できる。
前記ミシンでは、前記中押え駆動部は、往復回動する出力軸を有するモータであり、前記出力軸に連結し、前記出力軸の回動範囲に応じて揺動範囲を変えるリンクと、前記リンクと回動可能に連結し、且つ前記中押え棒と連結し、前記リンクの揺動運動を前記中押えの上下運動に変換する連結部材と、前記縫製制御部が縫製を実行する場合、前記出力軸の前記回動範囲を設定する設定部とを備え、前記中押え制御部は、前記設定部により設定された前記回動範囲となるように前記モータを駆動制御し、前記中押えを前記接触位置と前記退避位置との間で上下動してもよい。中押え制御部が出力軸の回動範囲を変更することで、ミシンは、中押えの接触位置と退避位置との間で上下動する上下動量を変更できる。故に、ミシンは布に応じて多様な縫製を実行できる。
前記ミシンは、前記縫製制御部が縫製を実行する場合、前記中押えの前記接触位置に対応する前記出力軸の前記回動範囲の一端である特定位置を設定する特定設定部を備え、前前記中押え制御部は、前記出力軸の前記回動範囲の一端が、前記特定設定部により設定された前記特定位置となるように、前記モータを駆動制御してもよい。ミシンは中押えの接触位置を設定できる。故にミシンは布の布厚に応じて多様な縫製を実行できる。
本発明の第二態様であるミシンの制御方法は、布を保持可能であり、水平方向に移動する布保持体と、前記布保持体が保持する前記布の上方で上下動可能であり且つ縫針を下端に装着する針棒を有し、前記布を前記縫針で縫製する縫製機構と、前記布保持体と前記縫製機構とを駆動する駆動部と、前記針棒と平行に上下方向に延び、前記布の上方で上下動可能な中押え棒と、前記中押え棒を上下動する中押え駆動部と、前記中押え棒の下端に装着する中押えとを備えるミシンの制御方法であって、前記駆動部を駆動制御し、前記縫針が前記布よりも上方にある非貫通期間内に前記布保持体を移動し、前記縫針が前記布に刺さる間の貫通期間の間、前記布保持体を停止し、前記布に縫製を実行する縫製制御工程と、前記縫製制御工程で前記布に縫製をする場合に前記中押え駆動部を駆動制御し、前記貫通期間で前記中押えを前記布に上方から接触する接触位置に移動し、前記非貫通期間で前記中押えを前記接触位置から上方に退避した退避位置に移動する中押え制御工程と、前記縫製制御工程で前記布に縫製をする場合に、前記布保持体が前記非貫通期間内に移動する送り期間を取得する取得工程とを備え、前記縫製制御工程は、前記取得工程で取得された前記送り期間で、前記布保持体を移動し、前記中押え制御工程は、前記中押えを上下動する中押え上下タイミングを前記取得工程で取得した前記送り期間に応じたタイミングとして前記中押えを制御することを特徴とする。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏する。
ミシン1の斜視図。 ミシン1の左側面図。 ミシン1の正面図。 図3のA−A線における矢視方向部分断面図(中押えモータ23図示略) 図1の二点鎖線W1で囲んだ領域の拡大図。 図3の二点鎖線W1で囲んだ領域の拡大図。 通常モードにおける中押え上下タイミングを示すグラフ。 特別モードにおける中押え上下タイミングを示すグラフ。 ミシン1の電気的構成を示す図。 中押え情報95の構成図。 第一メイン処理の流れ図。 特別モードの縫製処理の流れ図。 接触位置にある中押え21と、上死点にある縫針20の正面図(標準布51縫製時)。 接触位置にある中押え21と、下死点にある縫針20の正面図(標準布51縫製時)。 通常モードの縫製処理の流れ図。 退避位置にある中押え21と、上死点にある縫針20の正面図。 接触位置にある中押え21と、上死点にある縫針20の正面図(厚布52縫製時)。 接触位置にある中押え21と、上死点にある縫針20の正面図(特別布53縫製時)。 第二メイン処理の流れ図。
本発明の一実施形態のミシン1を説明する。以下説明は図中に矢印で示す上下、左右、前後を使用する。
ミシン1の構造を簡単に説明する。図1〜図3に示す如く、ミシン1はベッド部2、脚柱部3、アーム部4、中押え装置9、布送り装置60、制御部30(図9参照)を備える。ベッド部2はミシンテーブルに設け、作業台支持部5と収容部6を備える。作業台支持部5は収容部6前壁から前方に突出する。作業台支持部5は上面に作業台7を備える。作業台7は平面視略中央に針板13を備える。針板13は略中央に針穴16を備える。収容部6は上側が開口する略直方体の箱状である。作業台支持部5内部と収容部6内部は連通する。収容部6内部と作業台支持部5内部には、下軸が前後方向に延びる。下軸の前端部は、作業台支持部5内部且つ針板13下方にある釜と連結する。釜は、下糸を巻いたボビンを収容する。釜は下軸を中心として回転する。
脚柱部3はベッド部2後方部から上方に立設する。アーム部4は脚柱部3上部から前方に延びる。アーム部4は、前後方向に延びる主軸を内部で回転可能に支持する。主軸は、アーム部4内部の後側に設けた主モータ27と連結する。主軸は、脚柱部3内部で上下方向に延びる連稈を介して、下軸に連結する。故に、主モータ27が駆動すると、釜と主軸は互いに同期して回転する。ミシンテーブルは操作部99(図9参照)を備える。操作部99は表示部98と入力部97を備える。表示部98は各種情報を表示し、入力部97は各種情報の入力を受付ける。
アーム部4の前端部は先端部8である。先端部8下端部は針板13上面と対向する。先端部8はミシン機枠14を備える。ミシン機枠14は内部に案内溝と貫通孔48(図4参照)を備える。案内溝は、ミシン機枠14左側面に形成する。案内溝は、上下方向に延び且つ右方に向けて開口する。貫通孔48は、上下方向に開口する。先端部8は、針棒19を上下動可能に支持する。針棒19は主軸と連結する。針棒19は、上下方向に延び、先端部8から下方に突出する。針棒19は下端に縫針20を装着する。縫針20は、上糸を通して保持する目孔20Aを有する。針棒19が主軸の回転により上下動すると、縫針20は上下動して針穴16を通過する。上下動する縫針20は釜と協働して布50に縫目を形成する。以下、下軸、釜、連桿、主軸、針棒19を総称する時、縫製機構15と称す。
布送り装置60は、Xモータ41(図9参照)、Xレール、X移動板(図示略)、Yレール、Y移動板(図示略)、布保持体70、支持部67、軸部68、Yモータ42(図9参照)を備える。Xモータ41は、収容部6内部の後側に設ける。Xレールは、収容部6内部且つXモータ41前方でX方向(左右方向)に延びる。X移動板は、Xレールに左右動可能に連結し、且つXモータ41と連結する。X移動板は、Xモータ41の駆動力でXレールに沿って左右動する。Yレールは、X移動板の上面に固定し、Y方向(前後方向)に延びる。YレールはX移動板と一体的に左右動する。Y移動板は、Yレールに対して前後動可能に連結する。布保持体70はY移動板の上面に固定する。布保持体70は、X移動板とY移動板と一体的に左右方向に移動し、Y移動板と一体的に前後方向に移動する。換言すると、布保持体70は水平方向に移動可能である。支持部67は、布保持体70の後述の押え腕65後部に連結する。支持部67は、布保持体70を左右動可能に支持する。軸部68は、支持部67から脚柱部3内部まで後方に延び、且つ前後動可能な軸部材である。Yモータ42は脚柱部3内部に設け、軸部68に連結する。軸部68がYモータ42の駆動力で前後動すると、支持部67、布保持体70、Y移動板は、一体的に前後動する。
布保持体70は、送り板77、押え腕65、一対の連結部73、押え枠11、一対のエアシリンダ79を備える。送り板77は、平面視略矩形状であり、Y移動板の上面から前方に延びる。送り板77は前端部に挟み枠12を備える。挟み枠12は、平面視で矩形且つ枠状である。挟み枠12は布50を支持可能である。押え腕65は、送り板77の後端をY移動板の上面との間で挟んで固定し、且つ、送り板77後端部から上側に延び、更に前側へ屈曲して延びる。押え腕65の前端部である先端部65Aは、正面視で略矩形状である。一対の連結部73は左右方向に並び、先端部65Aにて上下動可能に支持する。一対の連結部73は押え枠11を支持する。押え枠11は、平面視略で略矩形且つ枠状であり、挟み枠12と上下方向に対向する。一対のエアシリンダ79は、夫々、押え腕65の左部と右部に設ける。一対のエアシリンダ79は夫々一対の連結部73と連結する。一対のエアシリンダ79が駆動して一対の連結部73を上下動することで、押え枠11は、挟み枠12にて支持した布50を上方から押える挟持位置と、布50から上方に離間する離隔位置との間を上下動する。
本実施形態のミシン1は、種々の厚さを有する布50を縫製可能であり、押え枠11の挟持位置は、布50の厚さに応じて変化する。以下、所定の厚さを有する布50を標準布51(図13参照)と称し、標準布51よりも布50を厚布52(図17参照)と称し、標準布51よりも薄く且つ軽くて柔らかい布50を特別布53(図18参照)と称す。
図3〜図6を参照し、中押え装置9の構成を説明する。中押え装置9は揺動棒31、ピン34、中押え棒22、中押え棒抱き26、中押え21、駆動機構28を備える。揺動棒31は、針棒19よりも左側となる左右方向位置で、先端部8内部にて上下動可能に支持する。揺動棒31は上下方向に延びる。揺動棒31上部はミシン機枠14の貫通孔48に進入し、揺動棒31下部は先端部8から下方に突出する。揺動棒31は受部39とピン孔を備える。受部39は、揺動棒31の軸線から離間する方向へ延出する。受部39は、例えば揺動棒31に螺合したボルトであり、揺動棒31に対する固定位置を上下方向に変更可能である。ピン孔は、揺動棒31下部に対して直交して貫通する円形孔である。
中押え棒22は、揺動棒31と同軸となる位置にて上下方向に延びる略円筒状である。揺動棒31の下部は、中押え棒22の筒孔である孔35に挿通する。中押え棒22は、上端部前部と上端部後部の夫々に、上下方向に長い長孔36を備える。一対の長孔36は、中押え棒22を前後方向に貫通する。一対の長孔36は、前後方向にピン孔と対向する。長孔36の上下方向長さはピン孔の内径よりも長く、長孔36の左右方向長さはピン孔の内径よりも僅かに長い。ピン34は、ピン孔の内径と略同じ外径を有する円柱状であり、一対の長孔36に挿通し且つピン孔に嵌る。
中押え棒抱き26は中押え棒22上部に設ける。中押え棒抱き26は、上下方向に開口する貫通孔47を備える。中押え棒抱き26は、貫通孔47に中押え棒22上端部を通し、螺子45で中押え棒22に固定する。故に中押え棒抱き26は、中押え棒22と一体的に上下動する。中押え棒抱き26の左部は、ミシン機枠14の案内溝に上下動可能に嵌る。案内溝は中押え棒抱き26の上下動を案内する。中押え21は中押え棒22の下端に装着する。中押え21は、縫針20が上方に抜ける時の布50の浮き上がりを抑制する。中押え21は、上下方向に開口した貫通孔21Aを有する。貫通孔21Aは、針棒19と同軸の平面視円形状であり、上下動する縫針20が通過可能である。
駆動機構28は、中押え棒22と中押え21を一体的に上下動する機構である。駆動機構28は、中押えモータ23、腕40、リンク33、連結部材32、付勢部材24を備える。中押えモータ23は、先端部8上端に固定する。中押えモータ23は、前方へ突出する出力軸49を有する。腕40は、出力軸49から一例として左方に突出する。リンク33は、中押え棒22と揺動棒31よりも前側で上下方向に延びる。リンク33上端は腕40左端に対して回動可能に連結する。リンク33下端は、中押え棒抱き26の前下側にある。連結部材32は略直方体状である。連結部材32は、中押え棒22の外周側からピン34と連結し、且つ、段螺子43を介してリンク33下端に回動可能に連結する。換言すると、連結部材32は、中押え棒22と連結し、且つ、リンク33と回転動可能に連結する。連結部材32は、上下方向に開口する貫通孔46を備える。貫通孔46は中押え棒22を内側に通す。
付勢部材24は、揺動棒31を内側に通したコイルバネであり、揺動棒31の受部39と、中押え棒抱き26の上端とに当接する。中押え棒抱き26は付勢部材24の付勢力で連結部材32と接触する。上方向の力が中押え21に作用した時、ピン34を挿通した一対の長孔36の範囲で、中押え棒22は付勢部材24の付勢力に抗して上側へ連結部材32と共に移動する。該時、中押え棒抱き26は連結部材32と離間する。
中押えモータ23は、主モータ27の駆動による縫針20の上下動に合わせ、出力軸49を往復回動する。本実施形態では、腕40のリンク33との連結部分が出力軸49に対して左方にある範囲で、出力軸49は往復回動する。リンク33が、出力軸49の往復回動に伴い揺動することで、連結部材32は上下動する。連結部材32が中押え棒抱き26と当接する時にリンク33が揺動すると、連結部材32は中押え棒抱き26を介して中押え棒22と共に上下動する。中押え21が下降する時、中押え棒抱き26は付勢部材24の付勢力により連結部材32と当接する。ピン34の上下方向の位置は一対の長孔36上端の少し下側にある。該時、中押え21は、布保持体70が保持する布50接触する高さ位置である接触位置(図13、図17参照)まで移動する。
中押え21が上昇する時、中押え棒抱き26は付勢部材24の付勢力により連結部材32と当接する。ピン34の高さ位置は長孔36の上端よりも下側である。該時、中押え21は布保持体70が保持する布から上方に離間する高さ位置である退避位置(図16参照)に移動する。退避位置は、接触位置から上方に退避した位置である。中押え21は、縫針20が布50に刺さる期間である貫通期間の間、接触位置に移動する。中押え21は、縫針20が布50よりも上方にある期間である非貫通期間の開始後に、退避位置に移動する。
尚、中押え21は、接触位置にある間、布50に対して間欠的に接触してもよいし、布50に対して継続的に接触してもよい。例えば、布50が縫針20の上下動に伴い上下方向に変位する場合、接触位置にある中押え21は、上方に変位する時の布50に間欠的に接触する。また、接触位置が挟み枠12に十分に近接していれば、中押え21は接触位置にある間、継続的に布50に接触する。
中押えモータ23は、出力軸49の回動範囲を変更可能である。出力軸49の回動範囲の変更は、出力軸49の回動範囲における中間回動位置の変更と、出力軸49の回動幅(図6のδ1)を含む。出力軸49の回動範囲が変わると、リンク33の揺動範囲が変わる。故に中押え装置9は、中押え21が上下動する範囲を変更できる。中押え21の上下動する範囲の変更は、中押え21の上下動量の変更と、中押え21の接触位置と退避位置の変更とを含む。出力軸49の回動幅が変わると、中押え21の上下動量が変わる。出力軸49の回動範囲の下端である特定位置が変わると、中押え21の接触位置は変わる。以下、出力軸49の角度(回転角位相)を回動角度δと称す。回動角度δは、一例として、出力軸49の中心から右方に延びる仮想直線Tを基準に、正面視で時計回りを正とする角度である。
本実施形態のミシン1は、通常モードと特別モードの何れかのモードで中押えモータ23を駆動制御する。通常モードは、針棒19が上下に一往復する度に、中押え21が上下に一往復するモードである。換言すると、通常モードでは、縫製機構15が一針分の縫製を実行する度に、中押え21は上下に一往復する。特別モードは、針棒19が複数回往復する間、中押え21が接触位置に位置するモードである。換言すると、特別モードでは、縫製機構15が二針以上となる所定針数分の縫製である特定縫製を実行する間、中押え21は接触位置に位置する。本実施形態の特定縫製は、一例として、縫製機構15による布50の縫い始めの縫製である。
図7を参照し、通常モードにおける針棒19と中押え21の上下動タイミング等を説明する。図7の右側の縦軸は、針板13上面を基準とした縫針20下端の高さ位置を示す(図8も同様)。主軸の角度θ(以下、主軸角θと称す)がH1の時と、主軸角θがH2の時は、縫針20下端が布50上面と同じ高さ位置になる瞬間である。即ち、図7では、主軸角θがH1よりも大きく且つH2未満の時が、縫針20の貫通期間である。また、図7では、主軸角θがH1未満の時と、主軸角θがH2よりも大きい時が、縫針20の非貫通期間である。H1とH2は、布50の厚さに応じて変動する値である。H1とH2は、夫々、主軸が一回転する間に一つ存在する値である。
図7の左側の縦軸は、接触位置を基準とした中押え21の高さ位置を示す(図8も同様)。中押え21の高さ位置3mmは退避位置の一例である。即ち、図中での中押え21の上下動量は3mmである。接触位置は、針板13上面よりも高い位置である。
図7では、主軸角θがKとなる時と、主軸角θがMとなる時が、中押え21が上下動する中押え上下タイミングである。詳細には、主軸角θがKの時、中押え21は退避位置から接触位置まで移動し、主軸角θがMの時、中押え21が接触位置から退避位置まで移動する。KはH1未満であり、MはH2よりも大きい。KとMはミシン1が記憶する初期値であり、ミシン1はKとMの変更を受付可能である。即ちミシン1は中押え上下タイミングの変更を受付可能である。KとMの変更値であるβが負の数である時、中押え上下タイミングは早まり、βが正の数である時、中押え上下タイミングは遅れる。図7で示す第二点鎖線P1、P2は、βだけ早まった中押え上下タイミングを示す。
図7の主軸角θがKとMの時に縦方向に延びる太実線は、中押え21の上下動を示す。縦方向に延びる太実線は、正確には縦軸に対して僅かに傾斜する。即ち、実機では、主軸角θが所定の角度範囲内である間に、中押え21は、退避位置と接触位置の間を移動する。図面を見易くする都合、図7では、縦方向に延びる太実線を縦軸と略平行にして図示する(図8も同様)。
図7では、布50を保持する布保持体70(図1参照)が移動する期間である送り期間を併せて図示する。布保持体70の移動方向は、左右方向と前後方向を含む。図7では、主軸角θが0以上、且つJ未満となる範囲では、布保持体70は移動し、主軸角θがJ以上、且つL未満となる範囲では布保持体70は停止し、主軸角θがL以上、且つ360未満となる範囲では布保持体70は移動する。JはKよりも小さく、LはMよりも大きい。故に通常モードでは、非貫通期間内に布保持体70は移動し、貫通期間の間、布保持体70は停止する。
J、Lはミシン1が記憶する初期値であり、ミシン1はJ、Lの変更を受付可能である。即ち、ミシン1は送り期間の変更を受付可能である。送り期間の変更は、布保持体70の移動開始時機と移動終了時機の変更である。送り期間の変更前後で、布保持体70が移動する所要時間は変化しない。J、Lの変更値であるαが負の数である時、送り期間は早まり、αが正の数である時、送り期間は遅れる。図7示す第二点鎖線Q1、Q2はαだけ早まった送り期間を示す。尚、通常モードでは、J+αはK+β以下である。J+αがK+βよりも大きい時、通常モードの縫製処理(図15参照)の実行時、接触位置にある中押え21は、移動中の布50に接触する。該場合、中押え21が布50の移動を阻害し、縫製不良が生じる可能性がある。
図8を参照し、特別モードにおける針棒19と中押え21の上下動タイミング等を説明する。図8での特別モードは、所定針数が二針となる特定縫製を例として図示する。即ち、主軸角θが720°に到達する場合に、特定縫製は完了する。特別モードでは、縫製機構15が特定縫製を実行する間、中押え21は接触位置にある。主軸角θがM+360°の時、中押え21は接触位置から退避位置に移動する。中押え21が退避位置に移動するタイミングは、特定縫製の最終針数目に対応する貫通期間の終了後、且つ送り期間の開始前である。特別モードでは、通常モード同様、中押え上下タイミングと送り期間の変更を受付可能である。特別モードにおける送り期間は、通常モードにおける送り期間と同じである。図8のαとβは、図7で示すαとβと同じである。
図9を参照し、ミシン1の電気的構成を説明する。ミシン1の制御部30はCPU91を備える。CPU91はミシン1の動作を制御する。CPU91はROM92、RAM93、記憶装置94、I/Oインターフェース(以下、I/Oと称す)96と接続する。ROM92は後述の第一メイン処理(図11参照)等、各種処理を実行する為のプログラム等を記憶する。ROM92は、図7で示すK、M、J、L等を初期値として記憶する。RAM93は、各種値を一時的に記憶する。記憶装置94は不揮発性である。記憶装置94は、縫製情報、中押え情報95等を記憶する。縫製情報は、布50に縫目を形成する為の情報である。縫製情報は、針数番号と、針落ち点を示す座標情報とを対応付けて記憶する。針落ち点は、針棒19の上下動時に縫針20が布50に刺さる予定の位置である。中押え情報95は後述する。
I/O96は駆動回路81〜86、入力部97に接続する。駆動回路81は主モータ27に接続する。駆動回路82はXモータ41に接続する。駆動回路83はYモータ42に接続する。駆動回路84は中押えモータ23に接続する。Xモータ41、Yモータ42、中押えモータ23は何れもパルスモータである。駆動回路85は一対のエアシリンダ79と接続する。駆動回路86は表示部98に接続する。CPU91は、駆動回路81〜86を制御することで、主モータ27、Xモータ41、Yモータ42、中押えモータ23、一対のエアシリンダ79を駆動制御する。入力部97は、作業者が入力した情報を検出し、検出結果をCPU91に出力する。
主モータ27、Xモータ41、Yモータ42、中押えモータ23は、夫々、エンコーダ101〜104と接続する。エンコーダ101は、主モータ27の出力軸の回転位置を検出する。エンコーダ101が検出する検出結果は、主軸角θに対応する。エンコーダ102は、Xモータ41の出力軸の回転位置を検出する。エンコーダ103は、Yモータ42の出力軸の回転位置を検出する。エンコーダ104は、中押えモータ23の出力軸49の回転位置を検出する。エンコーダ101〜104は、検出結果をCPU91に出力する。
図10を参照し、中押え情報95を説明する。中押え情報95は、接触位置の高さ位置を示す「高」、「中」、「低」と、中押え21の上下動量を示す「中」、「大」とに夫々対応付けた出力軸49の回動角度δを含む。出力軸49の回動角度δがa1、a2、又はa3の時、中押え21は接触位置にあり、回動角度δがb1、b2、b3、c1、c2、又はc3の時、中押え21は退避位置にある。
図11を参照し、第一メイン処理を説明する。作業者が第一メイン処理を開始する指示を入力部97に入力すると、CPU91はROM92からプログラムを読込んで、第一メイン処理を開始する。第一メイン開始前、作業者は標準布51を挟み枠12に載置し、押え枠11は離隔位置にあり、中押え21は退避位置にある。
CPU91は、一対のエアシリンダ79を駆動制御して押え枠11を挟持位置に移動する(S9)。押え枠11が挟持位置に移動することで、布保持体70は標準布51を保持する。CPU91は、入力部97の検出結果に基づき、特別モードの選択の有無を受付ける(S10)。CPU91は、入力部97の検出結果を取得するまで待機する。例えば、作業者が、特別モードの選択「有」を入力部97に入力すると、CPU91は、特別モードが選択されたことを示す情報をRAM93に記憶する(S10)。
CPU91は、記憶装置94を参照し、縫製情報を取得する(S11)。CPU91は、所定針数を取得する(S13)。例えば、CPU91は、作業者が入力部97に入力した所定針数を取得する。CPU91は、取得した所定針数に基づき、特定縫製の終了時の累積主軸角θ(以下、特定主軸角θと称す)を特定する(S13)。累積主軸角θは、360°×所定針数で求まる。縫製機構15が縫い始めから所定針数目の縫製を終えた時、主軸角θは特定主軸角θになる。該時、縫針20は標準布51上方にある。
CPU91は、送り期間の変更を示す送り変更情報を取得する(S15)。例えば、作業者が、図7、図8で図示のαに相当する値を入力部97に入力することで、CPU91は送り変更情報を取得する。作業者がαとして0を入力部97に入力すれば、送り期間は初期値のままである。故に、CPU91は、S15を実行することで、布保持体70が非貫通期間内に移動する送り期間を取得する。CPU91は、中押え上下タイミングの変更を示す押え変更情報を取得する(S17)。本実施形態では、CPU91は、S15で取得のαと同じ値を、βとして設定する(S17)。βが0である時、中押え上下タイミングは初期値のままである。
CPU91は、中押え21の上下動量を取得する(S19)。作業者は、中押え21の上下動量として例えば「中」を入力する(S19)。CPU91は、中押え21の接触位置の高さ位置を取得する(21)。作業者は、中押え21の接触位置として例えば「中」を入力する(S21)。CPU91は、中押えモータ23の出力軸49の回動範囲を取得する(S23)。CPU91は、中押え情報95(図10参照)を参照し、S19で取得の上下動量と、S21で取得の接触位置の高さ位置とに対応する回動角度δを取得する。例えば、CPU91は、出力軸49の回動範囲としてa2≦δ≦b2を取得する(S23)。
CPU91は、RAM93を参照し、S10で特別モードの選択を受付けたか否かを判断する(S24)。作業者が、特別モードの選択「有」を入力部97に入力した場合(S10)、CPU91は特別モードの選択を受付けたと判断し(S24:YES)、処理をS25に移行する。
CPU91は、中押えモータ23を駆動制御して中押え21を接触位置に移動する(S25)。中押え21は接触位置に移動することで、標準布51に上方から近接する(図13参照)。該時、出力軸49の回動角度δはa2となる(S25)。CPU91は、特別モードの縫製処理を実行する(S27)。
図1、図12〜図14を参照し、特別モードの縫製処理を説明する。CPU91は、主モータ27の駆動を開始することで、縫製機構15を駆動する(S31)。針棒19と縫針20は上下動を開始し、釜は針棒19と同期して回転する。CPU91は、Xモータ41とYモータ42を駆動制御して、布保持体70の移動を開始する(S33)。例えば、布保持体70は標準布51を左方向に移動する(図13の矢印M1)。布保持体70の移動方向は、右方向でもよいし、前後方向でもよい。CPU91は、布保持体70による布送りを終了するか否かを判断する(S35)。例えば、CPU91は、式(1)が成立するか否かを判断することで、布送りを終了するか否かを判断する。
θ=(J+α)+360×N・・・(1)
Nは0以上の整数であり、主軸角θが360°増加する毎に1加算する。主モータ27の駆動に伴い、主軸が回転し、主軸角θは増大する。式(1)が成立するまで(S35:NO)、CPU91は待機する。CPU91の待機中(S35:NO)、縫針20は標準布51に向けて下降する(図13の矢印D1)。縫針20が貫通孔21Aを通過して標準布51に刺さる前、式(1)が成立し(S35:YES)、CPU91は、Xモータ41とYモータ42を駆動制御して、布保持体70の移動を停止する(S37)。布保持体70の移動停止後、縫針20は標準布51に刺さり、針穴16を通過して釜に到達する(図14参照)。回転する釜は、ボビンから引き出した下糸を、縫針20の目孔20Aにて保持する上糸に絡める。
CPU91は、上下動中の縫針20が標準布51上方に移動した場合に特定縫製が完了するか否かを判断する(S39)。例えばCPU91は、エンコーダ101の検出結果に基づき主軸角θを取得する。CPU91は、取得した主軸角θと、S13で取得の特定主軸角θとの角度差である第一角度差が180未満であるか否かを判断する(S39)。第一角度差が180以上のとき、CPU91は、特定縫製が完了しないと判断し(S39:NO)、処理をS41に移行する。
CPU91は、布保持体70による送りを開始するか否かを判断する(S41)。例えば、CPU91は、式(2)が成立するか否かを判断することで、布送りを開始するか否かを判断する。
θ=(L+α)+360×N・・・(2)
式(2)が成立するまで(S41:NO)、CPU91は待機する。CPU91の待機中(S41:NO)、縫針20は上方に移動する(図14の矢印U1)。縫針20と標準布51との間で生じる摩擦力は、標準布51を上方に付勢する。接触位置にある中押え21が標準布51に接触し、ミシン1は標準布51の浮き上がりを抑制する。縫針20が標準布51上方に抜けた後、式(2)が成立し(S39:YES)、CPU91は処理をS33に移行する。
CPU91がS33〜S41を繰り返す間、縫針20は上下動を繰り返す。布保持体70は縫針20の非貫通期間内に標準布51を移動し、縫針20の貫通期間の間、標準布51を停止する。縫製機構15が特定縫製を実行する間、ミシン1は中押え21を接触位置に配置するので、中押え21は標準布51に安定的に接触できる。
CPU91が、特定縫製が完了すると判断したとき(S39:YES)、処理をS43に移行する。CPU91は、中押え21を退避位置に移動するか否かを判断する(S43)。例えば、CPU91は、式(3)が成立するか否かを判断することで、中押え21を退避位置に移動するか否かを判断する。
θ=(M+β)+360×N・・・(3)
式(3)が成立するまで(S43:NO)、CPU91は待機する。CPU91の待機中(S43:NO)、縫針20は上方に移動し(図14の矢印U1)、標準布51から上方に抜ける。式(3)が成立した時(S43:YES)、CPU91は、中押えモータ23を駆動制御して中押え21を退避位置に移動する(S45)。該時、出力軸49の回動角度δはb2となる(S45)。縫針20は標準布51から上方に抜ける(図16参照)。CPU91は、特別縫製モードの縫製処理を終了して、第一メイン処理(図12参照)に戻る。CPU91は、通常モードの縫製処理を実行する(S29)。
図15〜図18を参照し、通常モードの縫製処理を説明する。CPU91は、Xモータ41とYモータ42を駆動制御して、布保持体70の移動を開始する(S51)。S51はS33と同様の処理である。中押え21が退避位置にある状態で、布保持体70は標準布51を左方に移動する(図16の矢印M2)。CPU91は、布保持体70による布送りを終了するか否かを判断する(S53)。S53はS35と同様の処理である。CPU91の待機中(S53:NO)、縫針20は標準布51に向けて下降する(図16の矢印D3)。式(1)が成立した時(S53:YES)、CPU91は布保持体70を停止する(S55)。S55はS33と同様の処理である。
CPU91は、中押え21を接触位置に移動するか否かを判断する(S57)。CPU91は、式(4)が成立するか否かを判断することで、中押え21を接触位置に移動するか否かを判断する。
θ=(K+α)+360×N・・・(4)
式(4)が成立するまで(S57:NO)、CPU91は待機する。下降する縫針20が標準布51に到達する前に、式(4)が成立し(S57:YES)、CPU91は中押えモータ23を駆動制御して中押え21を接触位置に移動する(S59)。該時、出力軸49の回動角度δはa2となる(S59)。中押え21が接触位置に到達した後(S59)、縫針20は標準布51を貫通して釜まで到達する(図14参照)。回転する釜は、ボビンから引き出した下糸を、縫針20の目孔20Aにて保持する上糸に絡める。
CPU91は、中押え21を退避位置に移動するか否かを判断する(S61)。S61はS43と同様の処理である。式(3)が成立するまで(S61:NO)、CPU91は待機する。CPU91の待機中、縫針20は上方に向けた移動を開始し(図14の矢印U1)、標準布51から上方に抜ける。式(3)が成立した時(S61:YES)は、CPU91は、中押えモータ23を駆動制御して中押え21を退避位置に移動する(S63)。S63はS45と同様の処理である。
CPU91は、布保持体70による送りを開始するか否かを判断する(S65)。S65はS41と同様の処理である。式(2)が成立するまで(S65:NO)、CPU91は待機する。式(2)が成立すると(S65:YES)、CPU91は処理をS67に移行する。
CPU91は、縫製が完了するか否かを判断する(S67)。例えば、CPU91は、エンコーダ101の検出結果に基づき主軸角θを取得する。CPU91は、取得した主軸角θと、縫製情報が示す最後の針数の終了時における主軸角θとの差である第二角度差が、180未満であるか否かを判断する。第二角度差が180以上である場合、CPU91は、縫製が完了しないと判断し(S67:NO)、処理をS51に移行する。
CPU91は、S51〜S67を繰り返し実行することで、縫製機構15は標準布51に対して順次縫製を実行する。該時、中押え21は、布保持体70の送り期間以外の間で退避位置から接触位置に移動し(図16の矢印D3)する。中押え21は、貫通期間の終了後且つ布保持体70の送り期間の開始前に接触位置から退避位置に移動する(図16の矢印U3参照)。中押え21の上下動量は、図16の寸法Y1に相当する。
第二角度差が180未満となった時、CPU91は、縫製が完了すると判断し(S67:YES)、主モータ27を駆動停止する(S69)。CPU91は、通常縫製モードの縫製処理を終了して、第一メイン処理(図11参照)に戻る。CPU91は、第一メイン処理を終了する。
図11、図12、図17を参照し、縫製機構15(図1参照)が厚布52を縫製する時の第一メイン処理を説明する。上述した第一メイン処理と重複する説明は、以下省略する。第一メイン処理の開始前、作業者は標準布51に代えて厚布52を挟み枠12に載置する。
CPU91がS9〜S17を実行する。該時、作業者は、特別モードの選択「有」を入力部97に入力する(S10)。作業者は、中押え21の上下動量として「中」を入力部97に入力し、且つ、接触位置の高さ位置として「高」を入力部97に入力する(S21)。CPU91は、中押え情報95を参照し、出力軸49の回動範囲として、a1≦δ≦b1を取得する(S23)。CPU91は特別モードの選択を受付けたと判断し(S24:YES)、中押え21を接触位置に移動する(S25)。該時、出力軸49の回動角度δはa1となる(S25)。中押え21の接触位置は、標準布51の縫製時に比べ、上方にある(図17参照)
特別モードの縫製処理(図12参照)の実行時、布保持体70は一例として厚布52を左方向に移動する(図17の矢印M3)。縫製機構15(図1参照)が特別縫製を実行する間、CPU91は中押え21を接触位置に配置する。特別縫製が終了するタイミングで、CPU91は中押え21を退避位置に移動する(矢印U4)。該時、出力軸49の回動角度δはb1となる。中押え21の退避位置は、標準布51の縫製時に比べ、上方にある。
CPU91は、通常モードの縫製処理を実行する(S29)。CPU91が、S51〜S67を実行する間、中押え21は、接触位置と退避位置との間を上下動する。中押え21の上下動量は、標準布51の縫製時と同じであり、図17の寸法Y1に相当する。CPU91は、通常モードの縫製処理を終了し、第一メイン処理を終了する。
図11、図12、図18を参照し、縫製機構15(図1参照)が特別布53を縫製する時の第一メイン処理を説明する。第一メイン処理開始前、作業者は、標準布51に代えて特別布53を挟み枠12に載置する。
CPU91が押え枠11を挟持位置に移動した後(S9)、作業者は、特別縫製モード「無」を入力部97に入力する(S10)。特別布53は軽く且つ柔らかいので、特別モードの縫製処理を実行すると、中押え21が特別布53に引っ掛かって特別布53の移動を阻害する可能性がある。故に、特別布53を縫製する場合は特別縫製モードを適用しない方が好ましい。CPU91がS11〜S17を実行した後、作業者は、中押え21の上下動量として「大」を入力部97に入力し(S19)、且つ、接触位置の高さ位置として「低」を入力部97に入力する(S21)。CPU91は、中押え情報95を参照し、出力軸49の回動範囲として、a3≦δ≦c3を取得する(S23)。CPU91は、特別モードの選択を受付けなかったと判断し(S24:NO)、通常モードの縫製処理を実行する(S29)。
CPU91が、S51〜S67を実行する。CPU91がS59を実行する時、中押え21は接触位置に移動する。該時、出力軸49の回動角度δはa3であり、中押え21の接触位置は、標準布51の縫製時に比べ、下方にある(図18参照)。CPU91がS63を実行すると、中押え21は退避位置に移動する。出力軸49の回動角度δはc3となる。中押え21の退避位置は、標準布51の縫製時に比べ、上方にある(図18参照)。接触位置と退避位置との間を上下動する中押え21の上下動量は、標準布51の縫製時よりも大きく、図18の寸法Y2に相当する。通常モードの縫製処理の実行時、特別布53の軽さと柔らかさにより、縫針20の上下動に伴い、特別布53の送り方向上流側部分(図18では特別布53右部)が浮き上がる時でも、退避位置にある中押え21は、浮き上がる特別布53よりも上側に移動する。故に、中押え21は特別布53の移動を阻害しないので、ミシン1は特別布53を安定的に縫製できる。
以上説明の如く、作業者は、送り期間と中押え上下タイミングを変更できる(S15、S17)。即ち、中押え21の中押え上下タイミングは、布保持体70の送り期間に応じて変わる。CPU91は、S15で取得の送り期間に応じたタイミングとして、S16で取得の中押え上下タイミングで中押え21の上下動を制御する(S59、S63)。故に、布50を保持する布保持体70の送り期間が変わっても、中押え21が接触位置にて布50に安定的に接触できるミシン1が実現する。本実施形態では、送り期間が変わっても、通常モードの縫製処理の実行時における中押え21は、縫針20の布50からの脱出時に、接触位置にある。布50を上方に付勢する摩擦力が生じる時でも、中押え21は布50の浮き上がりを抑制できるので、ミシン1は安定して縫製を実行できる。
中押え上下タイミングの変更情報であるβは、送り期間の変更情報であるαと同じ値である。中押え21の中押え上下タイミングの変更が、送り期間の変更と自動的に一致するので、CPU91が中押え21の送り期間を変更する時でも、ミシン1は適切なタイミングで中押え21を接触位置に配置できる。故に、中押え21は、変更後の中押え上下タイミングで安定的に布50に接触できる。
作業者が中押え21の上下動量を設定すると(S19)、CPU91は、中押え情報95に基づき、中押え21の出力軸49の回動範囲を設定する(S23)。ミシン1は、接触位置と退避位置との間を上下動する中押え21の上下動量を変更できる。縫製機構15が標準布51を縫製する時、CPU91は中押え21の上下動量を「中」に設定し(S19)、縫製機構15が特別布53を縫製する時、CPU91は中押え21の上下動量を「大」を設定できる(S19)。故にミシン1は布50に応じて多様な縫製を実行できる。
作業者は中押え21の接触位置を設定できる(S21)。中押え21の接触位置に応じて、出力軸49の回動範囲の特定位置は決まる。縫製機構15が標準布51を縫製する時、CPU91は中押え21の接触位置を「中」に設定でき(S21)、縫製機構15が厚布52を縫製する時、CPU91は中押え21の接触位置を「大」に設定できる(S21)。故に、ミシン1は布50の布厚に応じて多様な縫製を実行できる。
以上説明にて、中押えモータ23は本発明の中押え駆動部の一例である。主モータ27、Xモータ41、Yモータ42は本発明の駆動部の一例である。S27、S29を実行するCPU91は本発明の縫製制御部の一例である。S15を実行するCPU91は本発明の取得部の一例である。S23を実行するCPU91は本発明の設定部の一例である。S21を実行するCPU91は本発明の特定設定部の一例である。S27、S29は本発明の縫製制御工程の一例である。S15は本発明の取得工程の一例である。
本発明は上記実施例に限定しない。S17を実行するCPU91は、αと同じ値をβとして設定する代わりに、αとは異なる値を設定してもよい。例えば、作業者が図7、図8で図示のβに相当する数値を入力部97に入力することで、CPU91は押え変更情報を取得してもよい。CPU91は、特別モードの縫製処理を実行しなくてもよい。該時、CPU91は、S13、S25、S27を実行しなくてよい。
作業者は、中押え21の上下動量として「中」又は「大」を入力部97に入力する代わりに(S19)、中押え21の上下動量を数値で入力部97に入力してもよい。作業者は、接触位置の高さ位置として「高」、「中」、又は「低」を入力部97に入力する代わりに(S21)、例えば針板13上面を基準とした接触位置の高さ位置を数値で入力部97に入力してもよい。該時、CPU91は、中押え21の上下動量、接触位置の高さ位置、出力軸49の回動範囲を関係付ける関係式に、中押え21の上下動量と、接触位置の高さ位置を代入することで、出力軸49の回動範囲を取得してもよい(S23)。
中押え21が退避位置に移動するタイミングは、通常モードの縫製処理と特別モードの縫製処理で異なってもよい。通常モードと特別モードの縫製処理とで、中押え21の接触位置は異なってもよい。
図19を参照し、第一メイン処理(図11参照)の変形例である第二メイン処理を説明する。図19では、第一メイン処理と同様のステップについては同じステップ番号を付与し、詳細な説明は省略する。第二メイン処理は、S17(図11参照)に代えS16を備える点と、S18とS20を備える点とを除き、第一メイン処理と同様の処理である。
CPU91は、中押え上下タイミングの変更を示す情報を取得する(S16)。本変形例では、CPU91は、作業者によって入力部97に入力されたβを取得する。CPU91は、布保持体70が移動停止するタイミングが、中押え21が接触位置に移動するタイミング以前か否かを判断する(S18)。例えば、CPU91は、式(5)が成立するか否かを判断する。
(J+α)≦(K+β)・・・(5)
式(5)が成立する時(S18:YES)、通常モード縫製処理(S29)で、布50を保持する布保持体70が停止した後に、中押え21は接触位置に移動する。CPU91は、S19〜S29を実行する。
式(5)が成立しない時(S18:NO)、通常モード縫製処理(S29)で、布50を保持する布保持体70の移動中に、中押え21は接触位置に移動する。CPU91は、通常モードの縫製処理において、移動中の布50が、接触位置にある中押え21と接触する可能性がある旨、表示部98に表示することで報知する(S20)。CPU91は第二メイン処理を終了する。
上記変形例において、作業者が中押え上下タイミングを自在に変更できるので(S16)、ミシン1の使い勝手は向上する。式(5)が成立しない時(S18:NO)、CPU91は、通常モードの縫製処理を実行することなく、第二メイン処理を終了する。即ち、式(5)の不成立時、CPU91は、通常モードの縫製処理の実行を禁止する。故に、ミシン1は、通常モードの縫製処理で、移動中の布50と接触位置にある中押え21が接触するのを抑制できる。
本変形例において、S18を実行するCPU91は本発明の判断部の一例である。
S20を実行するCPU91は本発明の禁止制御部の一例である。
1 ミシン
15 縫製機構
19 針棒
20 縫針
21 中押え
22 中押え棒
23 中押えモータ
27 主モータ
32 連結部材
33 リンク
41 Xモータ
42 Yモータ
49 出力軸
50 布
70 布保持体
97 入力部

Claims (7)

  1. 布を保持可能であり、水平方向に移動する布保持体と、
    前記布保持体が保持する前記布の上方で上下動可能であり且つ縫針を下端に装着する針棒を有し、前記布を前記縫針で縫製する縫製機構と、
    前記布保持体と前記縫製機構とを駆動する駆動部と
    を備えるミシンにおいて、
    前記針棒と平行に上下方向に延び、前記布の上方で上下動可能な中押え棒と、
    前記中押え棒を上下動する中押え駆動部と、
    前記中押え棒の下端に装着する中押えと、
    前記駆動部を駆動制御し、前記縫針が前記布よりも上方にある非貫通期間内に前記布保持体を移動し、前記縫針が前記布に刺さる貫通期間の間、前記布保持体を停止し、前記布に縫製を実行する縫製制御部と、
    前記縫製制御部が前記布に縫製をする場合に前記中押え駆動部を駆動制御し、前記貫通期間の間、前記中押えを前記布に上方から接触する接触位置に移動し、前記非貫通期間内で前記中押えを前記接触位置から上方に退避した退避位置に移動する中押え制御部と、
    前記縫製制御部が前記布に縫製をする場合に、前記布保持体が前記非貫通期間内に移動する送り期間を取得する取得部と
    を備え、
    前記縫製制御部は、前記取得部によって取得された前記送り期間で、前記布保持体を移動し、
    前記中押え制御部は、前記取得部が取得した前記送り期間に応じたタイミングとして、前記中押えを上下動する中押え上下タイミングで前記中押えを制御することを特徴とするミシン。
  2. 前記取得部は、前記送り期間の変更を示す変更情報を取得し、
    前記中押え制御部は、前記変更情報が示す変更分だけ前記中押え上下タイミングを変更することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記中押え上下タイミングを設定する指示が入力される入力部を備え、
    前記中押え制御部は、前記入力部に入力された前記中押え上下タイミングで前記中押えを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記入力部に入力された前記中押え上下タイミングで前記中押えが上下動する場合、前記中押えが前記接触位置に移動する時、前記布保持体の移動中か否かを判断する判断部と、
    前記中押えが前記接触位置に移動する時、前記布保持体の移動中と前記判断部が判断した場合、前記中押え制御部による駆動制御を禁止する禁止制御部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のミシン。
  5. 前記中押え駆動部は、往復回動する出力軸を有するモータであり、
    前記出力軸に連結し、前記出力軸の回動範囲に応じて揺動範囲を変えるリンクと、
    前記リンクと回動可能に連結し、且つ前記中押え棒と連結し、前記リンクの揺動運動を前記中押えの上下運動に変換する連結部材と
    前記縫製制御部が縫製を実行する場合、前記出力軸の前記回動範囲を設定する設定部と
    を備え、
    前記中押え制御部は、前記設定部により設定された前記回動範囲となるように前記モータを駆動制御し、前記中押えを前記接触位置と前記退避位置との間で上下動することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のミシン。
  6. 前記縫製制御部が縫製を実行する場合、前記中押えの前記接触位置に対応する前記出力軸の前記回動範囲の一端である特定位置を設定する特定設定部を備え、
    前前記中押え制御部は、前記出力軸の前記回動範囲の一端が、前記特定設定部により設定された前記特定位置となるように、前記モータを駆動制御することを特徴とする請求項5に記載のミシン。
  7. 布を保持可能であり、水平方向に移動する布保持体と、
    前記布保持体が保持する前記布の上方で上下動可能であり且つ縫針を下端に装着する針棒を有し、前記布を前記縫針で縫製する縫製機構と、
    前記布保持体と前記縫製機構とを駆動する駆動部と、
    前記針棒と平行に上下方向に延び、前記布の上方で上下動可能な中押え棒と、
    前記中押え棒を上下動する中押え駆動部と、
    前記中押え棒の下端に装着する中押えと
    を備えるミシンの制御方法であって、
    前記駆動部を駆動制御し、前記縫針が前記布よりも上方にある非貫通期間内に前記布保持体を移動し、前記縫針が前記布に刺さる間の貫通期間の間、前記布保持体を停止し、前記布に縫製を実行する縫製制御工程と、
    前記縫製制御工程で前記布に縫製をする場合に前記中押え駆動部を駆動制御し、前記貫通期間で前記中押えを前記布に上方から接触する接触位置に移動し、前記非貫通期間で前記中押えを前記接触位置から上方に退避した退避位置に移動する中押え制御工程と、
    前記縫製制御工程で前記布に縫製をする場合に、前記布保持体が前記非貫通期間内に移動する送り期間を取得する取得工程と
    を備え、
    前記縫製制御工程は、前記取得工程で取得された前記送り期間で、前記布保持体を移動し、
    前記中押え制御工程は、前記中押えを上下動する中押え上下タイミングを前記取得工程で取得した前記送り期間に応じたタイミングとして前記中押えを制御することを特徴とするミシンの制御方法。
JP2017189918A 2017-09-29 2017-09-29 ミシンとミシンの制御方法 Active JP6950413B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017189918A JP6950413B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ミシンとミシンの制御方法
CN201811122943.6A CN109576910B (zh) 2017-09-29 2018-09-26 缝纫机和缝纫机的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017189918A JP6950413B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ミシンとミシンの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019063130A true JP2019063130A (ja) 2019-04-25
JP6950413B2 JP6950413B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=65919897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017189918A Active JP6950413B2 (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ミシンとミシンの制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6950413B2 (ja)
CN (1) CN109576910B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110670259A (zh) * 2019-09-30 2020-01-10 浙江众邦机电科技有限公司 一种厚料平缝机的布料穿刺方法、装置、设备及介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057675A (ja) * 1991-06-20 1993-01-19 Mitsubishi Electric Corp 自動縫いミシンの制御装置
JPH07657A (ja) * 1993-06-21 1995-01-06 Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd ミシンの同期制御方式
JP2006102396A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Juki Corp ミシン
JP2008080110A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd ミシン
JP2010131174A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Juki Corp ミシン
JP2016158972A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 蛇の目ミシン工業株式会社 ミシン

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09308783A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Kondo Mach:Kk 縫製方法及びミシン
JP2003126578A (ja) * 2001-10-22 2003-05-07 Juki Corp サイクルミシン
JP4516886B2 (ja) * 2005-05-11 2010-08-04 Juki株式会社 ミシン
JP6502699B2 (ja) * 2015-02-20 2019-04-17 Juki株式会社 ミシン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057675A (ja) * 1991-06-20 1993-01-19 Mitsubishi Electric Corp 自動縫いミシンの制御装置
JPH07657A (ja) * 1993-06-21 1995-01-06 Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd ミシンの同期制御方式
JP2006102396A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Juki Corp ミシン
JP2008080110A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd ミシン
JP2010131174A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Juki Corp ミシン
JP2016158972A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 蛇の目ミシン工業株式会社 ミシン
US20160258093A1 (en) * 2015-03-04 2016-09-08 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Sewing machine

Also Published As

Publication number Publication date
CN109576910A (zh) 2019-04-05
JP6950413B2 (ja) 2021-10-13
CN109576910B (zh) 2021-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6108742B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
JP6031380B2 (ja) 二本針ミシン
JP2019005502A (ja) ミシン
JP6045392B2 (ja) ミシン
JP6867139B2 (ja) ミシンの下糸巻き装置及びミシン
JP2013128551A (ja) ミシン
JP2018015466A (ja) 縫製装置と縫製装置の制御方法
JP2019063130A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JPS63279872A (ja) 釦の縫着方法と装置
JP2018051147A (ja) ミシンとミシンの制御方法
CN112703283B (zh) 能够缝制线材的缝纫机及线切割装置
JP2011172801A (ja) ミシン
WO2020054556A1 (ja) コード材を縫着可能なミシン及びコード材を供給する装置並びにコード案内体
JP5544056B2 (ja) 飾り縫いミシン
JP2019063124A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP6894240B2 (ja) ミシン
CN107663718A (zh) 缝纫机及缝纫机的控制方法
JP6581853B2 (ja) 穴かがりミシン
JP2011212137A (ja) ミシン
JP2018051153A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP6374729B2 (ja) 穴かがりミシン
JP7253904B2 (ja) ミシン
KR20210052476A (ko) 코드재를 봉착할 수 있는 미싱 및 코드재의 박음질 시작을 제어하는 방법
JPH04300581A (ja) ミシンの布挟持装置
JP2014113172A (ja) ボタン付けミシン

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190822

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6950413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150