JP2019062849A - 高太枝伐採装置 - Google Patents

高太枝伐採装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019062849A
JP2019062849A JP2017193950A JP2017193950A JP2019062849A JP 2019062849 A JP2019062849 A JP 2019062849A JP 2017193950 A JP2017193950 A JP 2017193950A JP 2017193950 A JP2017193950 A JP 2017193950A JP 2019062849 A JP2019062849 A JP 2019062849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
gear
rotary blade
branch
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017193950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6949328B2 (ja
Inventor
勇平 吉田
Yuhei Yoshida
勇平 吉田
章生 石井
Akio Ishii
章生 石井
圭佑 尾方
Keisuke Ogata
圭佑 尾方
貴之 上野
Takayuki Ueno
貴之 上野
木村 慎吾
Shingo Kimura
慎吾 木村
哲生 鬼澤
Tetsuo Kizawa
哲生 鬼澤
伸也 岩田
Shinya Iwata
伸也 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagaki Seiki Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Nagaki Seiki Co Ltd
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagaki Seiki Co Ltd, East Japan Railway Co filed Critical Nagaki Seiki Co Ltd
Priority to JP2017193950A priority Critical patent/JP6949328B2/ja
Publication of JP2019062849A publication Critical patent/JP2019062849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6949328B2 publication Critical patent/JP6949328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】比較的太い枝を切断することができるとともに軽量で操作性に優れた高太枝伐採装置を実現する。【解決手段】伸縮可能な操作棹11と、円板状をなす回転刃24および固定刃と回転刃24の回転機構部とを有し操作棹11の先端に切断部12とを備え、回転機構部を人力で動作させることにより回転刃24を回転させて枝を切断する高太枝伐採装置10において、回転刃24は、外周に形成されたギヤ部と、枝に係合可能な切欠き部と、切欠きに設けられた刃部とを備え、切断部は端部にロープ13が接続され支持体に回動可能に支承されたハンドルレバー20を備え、回転機構部は回転刃24の外周のギヤ部に噛み合うギヤと、ハンドルレバー20の回動をギヤに伝達する歯車伝達機構とギヤの一方向への回転を許容し逆方向への回転を不能にするラチェット機構とを備え、ハンドルレバー20の往復回動に応じて回転刃24が回転されて枝を切断するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源を使用しない手動式の伐採装置に関し、特に高所に位置する太い枝を切り落とすのに適した高太枝伐採装置に関する。
郊外や山間地の鉄道軌道の沿線には年々成長する樹木が茂っている区間があり、樹木を適切に管理しないと、成長した枝が列車の走行に支障を及ぼすことがある。
従来、高所に位置する枝を切り落とすための伐採器に関する発明としては、特許文献1や2に記載されている高枝切鋏がある。
このうち特許文献1に記載されている高枝切鋏は、長尺のロッドの先端に、固定刃と回転刃からなる鋏と、ラック・ピニオン機構とを設け、固定刃を高枝に引っ掛けた状態でロッドを引いてラックを移動させるとピニオンが回転して回転刃が回動されることで枝を切断するように構成したものである。
一方、特許文献2に記載されている高枝切鋏は、伸縮可能なパイプの先端に固定刃と回転刃からなる鋏を設けるとともに、パイプの反対側にハンドル部材を設けパイプ内にロッドを挿通して、ハンドル部材の操作力をリンク機構を介して回転刃に伝達して回動させることで枝を切断するように構成したものである。
特開2007−195469号公報 特開2017−63697号公報
しかしながら、特許文献1と2に記載されている高枝切鋏は、いずれも切断力が弱く、例えば直径が5cm程度の太い枝を切断することができないという課題がある。
また、特許文献1に記載されている高枝切鋏は、ラックとピニオンのギヤ比を大きくすることである程度切断力を高めることはできるが、ギヤ比を大きくするとロッドの移動量が大きくなってしまい、操作性が低下するという課題がある。
特許文献2に記載されている高枝切鋏は、枝に食い込んだ回転刃を外すにはハンドルを逆方向へ操作する必要があるが、その際に、ハンドルの力を伝えるロッドの径が小さいとロッドが曲がってしまって鋏を解放することができなくなる一方、ロッドの径を大きくすると重量が増加してしまい操作性が悪くなるという課題がある。
本発明は、上記のような課題に着目してなされたもので、比較的太い枝を切断することができるとともに、軽量で操作性に優れた高太枝伐採装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、切断可能な太さの枝であるか否かを容易に判断することができる高太枝伐採装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、回転刃が枝に食い込んだ際に回転刃を容易に外すことができる高太枝伐採装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
伸縮可能な操作棹と、円板状をなす回転刃および固定刃と前記回転刃を回転させる回転機構部とを有し前記操作棹の先端に取り付けられた切断部と、を備え、前記回転機構部に外力を与えて動作させることにより前記回転刃を回転させて前記固定刃との間に挟まれた枝を切断する高太枝伐採装置において、
前記回転刃は、外周に形成されたギヤ部と、枝に係合可能な切欠き部と、該切欠きに設けられた刃部と、を備え、
前記切断部は、前記回転刃および固定刃と前記回転機構部を保持する支持体と、端部にロープが接続され前記支持体に回動可能に支承されたハンドルレバーと、を備え、
前記回転機構部は、前記回転刃の外周の前記ギヤ部に噛み合うギヤと、前記ハンドルレバーの回動を前記ギヤに伝達する歯車伝達機構と、該歯車伝達機構に設けられ前記ギヤの一方向への回転を許容し逆方向への回転を不能にするラチェット機構と、を備え、
前記ハンドルレバーが往復回動されることに応じて前記回転刃が回転されて前記固定刃との間に挟まれた枝を切断するように構成したものである。
上記した手段によれば、ハンドルレバーが回動されることに応じて生じた回転力が回転刃に伝達されて回転刃が回転されるため、回転刃と固定刃との間に挟まれた枝を切断することができる。しかも、歯車伝達機構を介して回転力が回転刃に伝達されるため、ギヤ比を調整することで、小さな力で比較的太い枝を切断することができる。また、ラチェット機構を備えるため、ハンドルレバーを繰り返し往復回動させることで、徐々に枝を切断することができるため、軽量で操作性に優れた高太枝伐採装置を実現することができる。さらに、回転刃は、切欠き部を有し該切欠き部の奥部に刃部が形成された構成であるため、切欠き部の入り口の大きさを適宜設定することで、切断可能な太さの枝であるか否かを容易に判断することができる。
ここで、望ましくは、所定の方向へ回動された前記ハンドルレバーを元の位置に回動復帰させる回動復帰手段を設ける。
これにより、端部に接続されたロープを引っ張ってハンドルレバーを一方向へ回動させてからロープの引っ張りを止めると、回動復帰手段によってハンドルレバーが元の位置に回動復帰され、これを繰り返すことで枝を切断するので、切断作業を簡単に行うことができる。
また、望ましくは、前記回転刃には、複数の切欠き部と複数の刃部を設ける。
これにより、連続して複数の枝を切断する際の準備時間を短くすることができ、トータルの作業時間を短縮することができる。
さらに、望ましくは、前記ハンドルレバーには所定の方向とは逆の方向へ回動させるためのロープの端部が接続され、前記回転機構部には当該ロープの引っ張り方向を変更する方向変更手段が設けられているようにする。
これにより、回転刃が枝に食い込んだ際に、逆回転用のロープを引っ張ることで回転刃を逆方向に回転させることができ、それによって枝に食い込んだ回転刃を容易に外すことができる。
さらに、望ましくは、前記回転機構部には、前記歯車伝達機構に設けられ前記ギヤの所定方向への回転を許容し逆方向への回転を不能にする第1ラチェット機構と、前記第1ラチェット機構の前記所定方向と逆の方向への回転を許容し前記所定方向への回転を不能にする第2ラチェット機構と、前記第1ラチェット機構および前記第2ラチェット機構の回転許容方向を切替える切替手段と、を備え、前記第1ラチェット機構または前記第2ラチェット機構のいずれか一方の動作が有効可能に構成する。
かかる構成によれば、ハンドルレバーを繰り返し所定方向へ往復回動させることで徐々に回転刃を回転させて枝を切断することができるとともに、ハンドルレバーを繰り返し逆方向へ往復回動させることで徐々に回転刃を逆転させることができるため、比較的小さな力で枝の切断およびトラブルの解消を実施することができる。
本発明の高太枝伐採装置によれば、比較的太い枝を切断することができるとともに、軽量で操作性に優れる。また、切断可能な太さの枝であるか否かを容易に判断することができるとともに、回転刃が枝に食い込んだ際に回転刃を容易に外すことができるという効果がある。
本発明に係る高太枝伐採装置の一実施形態を示す装置全体の側面図である。 (A),(B),(C)は図1の実施形態の高太枝伐採装置の切断部の斜視図と側面図および正面図である。 (A),(B)は図1の高太枝伐採装置の回転機構部の詳細を示す斜視図および側面図である。 (A),(B)は図3の回転機構部における回転刃とギヤの噛み合いの様子を示す要部側面図である。 実施形態の高太枝伐採装置の回転機構部のラチェット機構の構成を示す要部拡大図である。 (A)〜(C)はハンドルレバーを回動させた際の図5のラチェット機構の正転時の動作を示す要部拡大図である。 (A)〜(C)はハンドルレバーを回動させた際の図5のラチェット機構の逆転時の動作を示す要部拡大図である。 (A)〜(D)は実施形態の高太枝伐採装置による伐採の様子を工程順に示す側面図である。 (A),(B)は実施形態の高太枝伐採装置における回転機構部の回転許容方向切替えの仕方を示す斜視図および側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る高太枝伐採装置(以下、単に伐採装置と称する)の構造を示すもので、図1は伐採装置全体の側面図、図2(A)は切断部の拡大斜視図、図2(B)は切断部の側面図、図2(C)は切断部の正面図である。また、図3は、回転機構部の詳細を示すもので、(A)は要部の斜視図、(B)はその側面図である。
本実施形態の伐採装置10は、図1に示すように、径が異なる2本のパイプ11A,11Bをスライド可能に嵌合させてなる伸縮可能な操作棹11と、該操作棹11の先端に装着された切断部12と、該切断部12に設けられたハンドルレバー20に一端が結合された切断用ロープ13と、切断部12の所定の部位に一端が結合された逆回転用ロープ14と、切断部12のフレームに一端が結合された支え用ロープ15と、を備える。パイプ11Aと11Bは、締付け用のリング11Cを回すことによって、結合状態を緩めたり固定したりすることができるように構成されている。
上記切断部12は、図2(C)に示すように、上記パイプ11Aの先端に嵌合可能な結合用パイプ21と、上部に刃部22aを有し結合用パイプ21の端部に固定された固定刃22と、該固定刃22の左右にそれぞれ所定の間隔をおいて平行に配設された支持プレート23A,23Bを備えている。
支持プレート23A,23Bには、後に説明するラチェット爪30A,30Bに設けられている作動杆30a,30bが側方から臨めるように、円弧状をなす切欠き23a,23bが形成されている。そして、支持プレート23A,23Bの側面には、この切欠き23a,23bの開口側に位置するように、一対の短冊状のガイドプレート23Cが固着されている。
上記固定刃22は、左右の支持プレート23A,23Bよりも上方へ突出するように形成され、該突出した部位の首部に、図2(B)に示すように、前方(図では左方)を向くように円弧状の刃部22aが設けられている。また、固定刃22の頭部には、外周にギヤ24aが形成された回転刃24が回転自在に取り付けられている。
さらに、この回転刃24には、180度離れた位置に一対の切欠き24bが形成され、切欠き24bの奥部に半円状をなす刃部24cが設けられている。そして、本実施形態においては、切欠き24bの入り口の大きさが、当該伐採装置により切断することができる枝の太さに相当する寸法に設定されている。
これにより、伐採対象の枝に向かって回転刃24を近づけた際に、切欠き24bに枝が入ればそのまま切断を実施することができ、切欠き24bに枝が入らなければ、枝が太すぎて切断できないと判断することができる。
また、回転刃24には、軽量化するための開口24dが形成されている。固定刃22と支持プレート23A,23Bとの間に、上記ハンドルレバー20によって動作される回転機構部が設けられている。
次に、図3を用いて、回転機構部の構成について説明する。なお、図3においては、固定刃22および左右の支持プレート23A,23B、支え用ロープ15の図示を省略している。
本実施形態の伐採装置10の回転機構部は、図3に示すように、ハンドルレバー20の基部を回動可能に支持するピン軸25Aと、ピン軸25Aの他端に取り付けられた第1ギヤ26Aと、ピン軸25Bによって回動可能に支持され第1ギヤ26Aに噛み合わされた第2ギヤ26Bと、第2ギヤ26Bと一体に形成された第3ギヤ26Cと、ピン軸25Cによって回動可能に支持され上記第3ギヤ26Cに噛み合わされた第4ギヤ26Dと、ピン軸25Dによって回動可能に支持され上記第4ギヤ26Dに噛み合わされた第5ギヤ26Eと、ピン軸25Eによって回動可能に支持され上記第5ギヤ26Eに噛み合わされた第6ギヤ26Fと、上記第4ギヤ26Dと一体に形成された第7ギヤ26Gと、上記第6ギヤ26Fと一体に形成された第8ギヤ26Hを備える。
そして、上記ギヤのうち第7ギヤ26Gと第8ギヤ26Hが回転刃24の外周のギヤ24aに噛み合わされており、ハンドルレバー20の先端に結合された切断用ロープ13を下方に引っ張ることによって回動されたピン軸25Aの回転は、第1ギヤ26A〜第6ギヤ26Fの順に伝達され、最終的に、回転刃24が回転されるように構成されている。なお、第1ギヤ26A〜第8ギヤ26Hを支持するピン軸25A〜25Eは、固定刃22および左右の支持プレート23A,23B(図2参照)によって支承されている。
第7ギヤ26Gと第8ギヤ26Hが回転刃24の外周のギヤ24aに噛み合わされているのは、図4に示すように、ギヤ26Gと26Hのうち一方が回転刃24の切欠き24bに対向した際に、必ず他方のギヤが回転刃24のギヤ24aに噛み合うことで、ハンドルレバー20の回転を確実に回転刃24へ伝達できるようにするためである。
また、ピン軸25Aには、ハンドルレバー20を図3(B)における反時計回り方向へ付勢するトーションバネ29(図5参照)が装着されており、切断用ロープ13を下方に引っ張ることによって回動されたハンドルレバー20は、トーションバネ29の弾性復元力によって元の位置まで回動復帰される。
さらに、図3(B)に示すように、ハンドルレバー20の中間位置にはフック27が固着されており、該フック27に逆回転用ロープ14の一端が結合されている。また、ピン軸25Eにローラ28Aが回転自在に装着されているとともに、ピン軸25Cの近傍に配設されたピン軸25Fにローラ28Bが回転自在に装着されている。そして、上記逆回転用ロープ14はローラ28Aと28Bに巻回されており、逆回転用ロープ14を下方に引っ張るとハンドルレバー20を反時計回り方向へ回動させることができるように構成されている。これにより、枝の切断中に、回転刃24が枝に食い込んでしまったような場合に、逆回転用ロープ14を下方に引っ張ることで回転刃24を逆転させて開放することができるようになっている。
さらに、回転機構部には、図5に示すように、上記第1ギヤ26Aに対応して該ギヤを一方向(正転方向)へのみ回転可能にする第1ラチェット爪30Aおよびブレーキ手段31Aが設けられている。また、ピン軸25Aにはラチェットギヤ32が設けられており、ラチェットギヤ32に対応して該ギヤを一方向(逆転方向)へのみ回転可能にする第2ラチェット爪30Bおよびブレーキ手段31Bが設けられている。ラチェット爪30Aおよび30Bには、ピン軸25Aの中心から遠ざかる方向へ突出する作動杆30a,30bが一体に設けられており、作動杆30a,30bを押し上げたり引き下げたりすることで、ラチェットの回転許容方向を切り替えることができるようになっている。ラチェット爪30A,30Bの上記作動杆30a,30bの反対側には、それぞれ一対の爪が形成されている。
ブレーキ手段31Aと31Bは、ボール31aおよび該ボールを突出させる方向へ付勢する圧縮バネ31bをそれぞれ備えている。また、ラチェット爪30Aと30Bの背面はそれぞれ山形をなすように形成されており、この山形背面に上記圧縮バネ31bにより押圧されたボール31aが接触するように配設されている。ボール31aは、ラチェット爪30Aと30Bの背面の山形の一方の斜面に向かって押圧されており、通常のラチェット動作では、このボール31aが背面の山頂を越えることがないが、作動杆30a,30bを操作してラチェット爪30Aと30Bを回動させると、ボール31aが背面の山形の他方の斜面に当接するようになる。これにより、ラチェットの回転許容方向が切り替わることとなる。ラチェットの一方方向への回転の仕組みは一般的なラチェットと同じであり、回転許容方向へ回転する際には先端の爪が対応するギヤに噛み合い、逆方向への回転の際には爪がギヤの表面を滑ってラチェットが空回りすることとなる。
次に、図6および図7を用いてハンドルレバー20を回動させた際における図5のラチェット機構の動作について詳しく説明する。このうち図6は正転時(時計回り方向への回転時)の動作を示し、図7は逆転時(反時計回り方向への回転時)の動作を示す。
正転方向への回転が許容された状態は、図6(A)に示すように、ブレーキ手段31Aと31Bはボール31aが、ラチェット爪30Aと30Bの背面の右側の斜面に向かって押圧されている状態である。この状態で、切断用ロープ13(図2)を下方へ引っ張ると、ラチェット爪30Aの右側の爪a1がギヤ26Aから離間し、左側の爪a2がギヤ26Aの歯と噛み合うことで、図6(B)に示すように、ギヤ26Aが時計回り方向へ連れ回りされ、ハンドルレバー20が下方へ移動する。
このときラチェット爪30Bも右側の爪b1がギヤ26Aから離間し、左側の爪b2がギヤ26Aの歯と噛み合っているが、背面が圧縮バネ31bのバネ力に抗してボール31aを押し下げることで爪b2がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動することで空回りする。そのため、ギヤ26Aの回転を阻害することはない。
次に、逆回転用ロープ14(図2)を下方へ引っ張ると、ハンドルレバー20が反時計回り方向へ回転され、図6(C)に示すように、ラチェット爪30Aの右側の爪a1がギヤ26Aから離間したまま、ラチェット爪30Aの背面がボール31aを押圧することで左側の爪a2がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動することで空回りする。一方、ラチェット爪30Bは、背面が圧縮バネ31bのバネ力に抗してボール31aを押し下げることで爪b2がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動することで空回りする。そのため、ギヤ26Aが反時計回り方向へ連れ回りすることはない。
逆転方向への回転が許容された状態は、図7(A)に示すように、ブレーキ手段31Aと31Bはボール31aが、ラチェット爪30Aと30Bの背面の左側の斜面に向かって押圧されており、ラチェット爪30Aと30Bは右側の爪a1とb1がギヤ26Aの歯に噛み合い、左側の爪a2とb2がギヤ26Aの歯から離間している状態である。
この状態で、逆回転用ロープ14を下方へ引っ張ると、ラチェット爪30Aの背面のボール31aが右側の爪a1がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動することで空回りし、ギヤ26Aの回転を阻害することはない。そして、ラチェット爪30Bが、右側の爪b1がギヤ26Aの歯と噛み合うことで、ギヤ26Aが反時計回り方向へ連れ回りされ、図7(B)に示すように、ハンドルレバー20が上方へ回動する。
次に、切断用ロープ13を下方へ引っ張ると、図7(C)に示すように、ラチェット爪30Aの背面がボール31aを押圧することで右側の爪a1がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動する。また、ラチェット爪30Bも背面がボール31aを押圧することで右側の爪b1がギヤ26Aの歯の上を滑って隣の歯に移動することで空回りする。そのため、ギヤ26Aが反時計回り方向へ連れ回りすることはなく、ハンドルレバー20が反時計回り方向へ回転して下方へ回動する。
次に、図8を用いて上記実施形態の伐採装置を用いた枝の伐採方法について説明する。
樹木の枝を伐採する際には、図8(A)に示すように、回転刃24の切欠き24bがほぼ下方を向くように回転刃24の角度位置を設定してから、操作棹11を両手で操作して先端の切断部12を持ち上げて、回転刃24の切欠き24bを枝Tに対向させて、図8(B)に示すように、切欠き24bの奥まで枝Tを挿入させる。
続いて、図8(C)に示すように、切断用ロープ13を手で下方へ引っ張る。すると、ハンドルレバー20が回動して回転刃24が少し回転して、刃部24cと反対側に位置する固定刃22の刃部22aが枝に食い込む。ここで一旦切断用ロープ13から手を離すと、トーションバネ29の復元力でハンドルレバー20が元の位置に戻る。このとき、ラチェットは空回りする。
その後、再び切断用ロープ13を手で下方へ引っ張ると、ハンドルレバー20が回動して回転刃24がさらに少し回転する。上記動作を繰り返すことで、回転刃24によって枝を切断することができる。
切断が終了した時点での回転刃24の回転位置は、図8(D)に示すように、切欠き24bが横を向いているので、連続して他の枝を伐採した場合には、切断用ロープ13を手で下方へ引っ張る動作を繰り返して回転刃24を図6(A)に示すような位置まで回転させれば良い。
上述したように、本実施形態の伐採装置10は、切欠き24bおよび刃部24cが1つの回転刃24に2つ設けられているため、比較的少ない操作で伐採開始状態に設定することができる。
なお、回転刃24の大きさや切断したい枝の太さにもよるが、切欠き24bおよび刃部24cを、1つの回転刃24に3つ以上設けることも可能である。もちろん、切欠き24bおよび刃部24cは、1つの回転刃24に1つであっても良い。
次に、図9を用いて上記実施形態の伐採装置10における回転刃24の回転方向の切替えの仕方について説明する。
回転刃24の回転方向の切替えは、ラチェット爪30A,30Bに設けられている作動杆30a,30bを上または下へ操作することで実施する。このとき、伐採作業開始前であれば、指で簡単に作動杆30a,30bを操作して行うことができる。一方、伐採作業の途中すなわち回転刃24の切欠き24bに枝が係合している状態で回転方向の切替える際には、手が届かないので、図9に示す切替え補助具40を用いて作動杆30a,30bを操作する。
切替え補助具40は、伐採装置10の操作棹11と同様に、径が異なる2本のパイプ41A,41Bをスライド可能に嵌合させてなる伸縮可能な操作棹41と、操作棹41の先端に装着されたハンマー形状をなす操作ヘッド部42とからなる。操作ヘッド部42は、パイプ11Aの端部に嵌合する接続用パイプ42Aと、操作棹41の軸と直交する向きのヘッド42Bと、接続用パイプ42Aとヘッド42Bとを結合する結合杆42Cとからなる。ヘッド42Bの横幅は、伐採装置10の支持プレート23A,23Bの間隔よりも少し短くなるように設定されている。また、ヘッド42Bは円筒状に形成されている。
回転刃24の回転方向の切替え(正転→逆転)は、上記切替え補助具40の操作棹41を操作して先端のヘッド42Bを、図9(A)に示すように、伐採装置の支持プレート23A,23B側面のガイドプレート23C間に差し入れる。そして、操作棹41を押し上げることで、図9(B)に示すように、支持プレート23A,23Bに設けられている円弧状の切欠き23a,23bに沿って滑らすようにして上方へ移動させる。
すると、切欠き23a,23bに臨むように設けられているラチェット爪30A,30Bに設けられている作動杆30a,30bがヘッド42Bによって押し上げられ、ブレーキ手段31A,31Bのボール31aが圧縮バネ31bのバネ力に抗して後退し、ラチェット爪30A,30Bの背面の山形の頂点を乗り越えて反対側の傾斜面に移動する。これにより、ラチェットは、回転刃24の逆転を許容し正転を阻止する状態となる。図7のラチェット爪30A,30Bはこの状態を表わしている。
一方、図7の逆転許容状態から正転許容状態へ切替えるには、切替え補助具40の先端の円筒状のヘッド42Bの側部の穴を、作動杆30a,30bに引っ掛けて引き下げる。あるいは、装置を地上に下ろして指で作動杆30a,30bの位置を切り替える。
すると、作動杆30a,30bの移動でブレーキ手段31A,31Bのボール31aが圧縮バネ31bのバネ力に抗して後退し、ラチェット爪30A,30Bの背面の山形の頂点を乗り越えて反対側の傾斜面に移動する。これにより、ラチェットは、回転刃24の正転を許容し逆転を阻止する状態となる。図6のラチェット爪30A,30Bはこの状態を表わしている。
上記のように、本実施形態の伐採装置は切替え補助具40で簡単に回転刃24の回転方向を切替えることができる構成であるため、回転刃24が枝に食い込んで進まなくなっても容易にその状態を解除することができ、伐採作業を短時間に完了することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、ラチェット爪30A,30Bの状態を切替える作動杆30a,30bを支持プレート23A,23B間に位置させるようにしたものを説明したが、作動杆30a,30bの先端が支持プレート23A,23Bの外側にそれぞれ位置(突出)するように構成しても良い。
また、前記実施形態では、作動杆30a,30bを回動させることでラチェット爪30A,30Bの状態を切替えるように構成したものを説明したが、ラチェット爪30A,30Bに一端が接続された一対の紐とこの紐を巻回するローラを設けて、紐を引っ張ることでラチェット爪30A,30Bの状態を変更できるように構成しても良い。
また、前記実施形態の伐採装置においては、切断用ロープ13と逆回転用ロープ14の一端をハンドルレバー20の回転軸に対して同一の側に接続したものについて説明したが、ハンドルレバー20の他端を回転軸の反対側まで突出させてその端部に逆回転用ロープ14の一端を接続するように構成することもできる。そして、この場合、ハンドルレバー20を回動復帰させるトーションバネ29を省略することが可能である。
10 高太枝伐採装置
11 操作棹
12 切断部
13 切断用ロープ
14 逆回転用ロープ
20 ハンドルレバー
22 固定刃
23A,23B 支持プレート
24 回転刃
30A,30B ラチェット爪
31A,31B ブレーキ手段
40 切替え補助具

Claims (5)

  1. 伸縮可能な操作棹と、円板状をなす回転刃および固定刃と前記回転刃を回転させる回転機構部とを有し前記操作棹の先端に取り付けられた切断部と、を備え、前記回転機構部に外力を与えて動作させることにより前記回転刃を回転させて前記固定刃との間に挟まれた枝を切断する高太枝伐採装置であって、
    前記回転刃は、外周に形成されたギヤ部と、枝に係合可能な切欠き部と、該切欠きに設けられた刃部と、を備え、
    前記切断部は、前記回転刃および固定刃と前記回転機構部を保持する支持体と、端部にロープが接続され前記支持体に回動可能に支承されたハンドルレバーと、を備え、
    前記回転機構部は、前記回転刃の外周の前記ギヤ部に噛み合うギヤと、前記ハンドルレバーの回動を前記ギヤに伝達する歯車伝達機構と、該歯車伝達機構に設けられ前記ギヤの一方向への回転を許容し逆方向への回転を不能にするラチェット機構と、を備え、
    前記ハンドルレバーが往復回動されることに応じて前記回転刃が回転されて前記固定刃との間に挟まれた枝を切断するように構成されていることを特徴とする高太枝伐採装置。
  2. 所定の方向へ回動された前記ハンドルレバーを元の位置に回動復帰させる回動復帰手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の高太枝伐採装置。
  3. 前記回転刃には、複数の切欠き部と複数の刃部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の高太枝伐採装置。
  4. 前記ハンドルレバーには所定の方向とは逆の方向へ回動させるためのロープの端部が接続され、前記回転機構部には当該ロープの引っ張り方向を変更する方向変更手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の高太枝伐採装置。
  5. 前記回転機構部には、前記歯車伝達機構に設けられ前記ギヤの所定方向への回転を許容し逆方向への回転を不能にする第1ラチェット機構と、前記第1ラチェット機構の前記所定方向と逆の方向への回転を許容し前記所定方向への回転を不能にする第2ラチェット機構と、前記第1ラチェット機構および前記第2ラチェット機構の回転許容方向を切替える切替手段と、を備え、前記第1ラチェット機構または前記第2ラチェット機構のいずれか一方の動作が有効可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の高太枝伐採装置。
JP2017193950A 2017-10-04 2017-10-04 高太枝伐採装置 Active JP6949328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017193950A JP6949328B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 高太枝伐採装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017193950A JP6949328B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 高太枝伐採装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019062849A true JP2019062849A (ja) 2019-04-25
JP6949328B2 JP6949328B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=66336968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017193950A Active JP6949328B2 (ja) 2017-10-04 2017-10-04 高太枝伐採装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6949328B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110771377A (zh) * 2019-11-23 2020-02-11 泉州泉港博洋机械设计有限公司 一种用于林业作用的手持式电动修枝器
CN114192249A (zh) * 2021-11-12 2022-03-18 王林明 一种中草药搅碎设备
CN117243010A (zh) * 2023-10-08 2023-12-19 平邑县园林环卫保障服务中心 一种园林高枝锯

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177445U (ja) * 1981-05-06 1982-11-10
JPS6294214A (ja) * 1985-10-18 1987-04-30 Sanki Kogyo Kk 切断工具
JPH06181634A (ja) * 1992-08-24 1994-07-05 Keiichi Mori 高枝切鋏
JPH0664432U (ja) * 1993-02-23 1994-09-13 株式会社共立 枝打機
JPH1146583A (ja) * 1997-08-08 1999-02-23 Kioritz Corp 枝打機
US20030177644A1 (en) * 2002-03-25 2003-09-25 Kun-Chia Cheng Tree pruner
JP2006067899A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Igarashi Hamono Kogyo Kk 高枝切り鋏
JP2007195469A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Minami Nasu Seiko Kk 高枝切鋏
JP2007295864A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Ryobi Ltd 芝刈り機
US20090119929A1 (en) * 2007-11-08 2009-05-14 Monnig Gary J Tree timming apparatus
JP2012075393A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 忠 ▲あい▼川 高枝切鋸
JP2015096038A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 近藤 正男 高所小枝葉切り機

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177445U (ja) * 1981-05-06 1982-11-10
JPS6294214A (ja) * 1985-10-18 1987-04-30 Sanki Kogyo Kk 切断工具
JPH06181634A (ja) * 1992-08-24 1994-07-05 Keiichi Mori 高枝切鋏
JPH0664432U (ja) * 1993-02-23 1994-09-13 株式会社共立 枝打機
JPH1146583A (ja) * 1997-08-08 1999-02-23 Kioritz Corp 枝打機
US20030177644A1 (en) * 2002-03-25 2003-09-25 Kun-Chia Cheng Tree pruner
JP2006067899A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Igarashi Hamono Kogyo Kk 高枝切り鋏
JP2007195469A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Minami Nasu Seiko Kk 高枝切鋏
JP2007295864A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Ryobi Ltd 芝刈り機
US20090119929A1 (en) * 2007-11-08 2009-05-14 Monnig Gary J Tree timming apparatus
JP2012075393A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 忠 ▲あい▼川 高枝切鋸
JP2015096038A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 近藤 正男 高所小枝葉切り機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110771377A (zh) * 2019-11-23 2020-02-11 泉州泉港博洋机械设计有限公司 一种用于林业作用的手持式电动修枝器
CN110771377B (zh) * 2019-11-23 2021-10-15 徐小娟 一种用于林业作用的手持式电动修枝器
CN114192249A (zh) * 2021-11-12 2022-03-18 王林明 一种中草药搅碎设备
CN114192249B (zh) * 2021-11-12 2023-10-27 长治市益康大药房连锁有限公司 一种中草药搅碎设备
CN117243010A (zh) * 2023-10-08 2023-12-19 平邑县园林环卫保障服务中心 一种园林高枝锯
CN117243010B (zh) * 2023-10-08 2024-03-22 平邑县园林环卫保障服务中心 一种园林高枝锯

Also Published As

Publication number Publication date
JP6949328B2 (ja) 2021-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019062849A (ja) 高太枝伐採装置
US20120205479A1 (en) Handheld control device for a pet leash
TWI696417B (zh) 修枝剪
CN108471711A (zh) 树篱修剪机
TW201022082A (en) Shift controller for a bicycle gear
JP2010269441A (ja) ロープの束縛装置
TW201642738A (zh) 雙軸承捲線器
WO2012049184A1 (fr) Boîte de vitesses pour équipement de motoculture et équipement de motoculture comprenant une telle boîte de vitesses
KR101592532B1 (ko) 낚시용 전동 릴
JP2013001251A (ja) 歩行型作業機
JP2015128395A (ja) 歩行型草刈機
DE10055922A1 (de) Kombinierte Schalt- und Bremsvorrichtung
JP2003220568A (ja) トルク伝達機構およびこれを用いた電動工具
GB2455290A (en) Load binding using a strap and a winch
FR2974795A1 (fr) Cabestan comprenant des moyens de liberation de la rotation totale ou partielle, immediate ou progressive de la poupee dans le sens du deroulement, et moyens d'entrainement correspondants
US806494A (en) Reel for fishing-rods.
JP6259606B2 (ja) 手動式回転器具
JP2011131864A (ja) 農業用運搬車
KR101540593B1 (ko) 주차 차량 이동장치
FR2947886A1 (fr) Systeme de commande pour une boite de vitesses
TWM327939U (en) Auto-transmission gear box for agricultural machine
JP3133694U (ja) ハンドレバー装置
US1202464A (en) Wire-stretcher.
JPS6133877Y2 (ja)
JP2020007775A (ja) チェーントレンチャー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6949328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150