JPS6294214A - 切断工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はケーブル、ワイヤなど、殊に比較的大径のもの
を切断する際に用すられる切断工具に関するものである
。

（従来技術と問題点） 従来、大径のケーブル、ワイヤなどを切断することが可
能な切断工具として特公昭５８−２８０４９号に記載さ
れたものが知られている。

この切断工具は第６図および第７図に示すように支持板
１の先部に全体がほぼ錐状に湾曲するとともに内側に刃
２が形成された固定刃３を具え、また、この固定刃３の
先部に設けた軸４に同じく内側湾曲部に刃５が形成され
た円弧状の゛回転刃６が軸着され、さらに、その回転刃
６の外側面７にはラチェット歯８力ｆ形成されるととも
に前記支持板１の基部には固定ハンドル９および前記ラ
チェット歯８に噛み合うラチェット爪ｌＯを駆動させる
駆動ハンドルｕ　ｔｒ具えられており、この駆動ハンド
ル１１を開閉操作してラチェット爪１０と逆転防止爪１
２の共働により回転刃６を軸４を中心として回動させ固
定刃３と回転刃６との間隔を次第に狭め９両刃間に介在
させた被切断物１３を切断するものである。したが゛つ
て、かかる切断工具は大径のケーブル等の切断用として
小形、軽量などの点で優れ数多く用＾られている。

しかしながら、かかる切断工具は回転刃６を回動させる
ためのラチェット爪１０は第７図に示すように基端１０
　ｍが駆動／Ｓンドル１１の枢着軸１４の内側方向下部
に軸ｔにより軸着されるとともに先端１０ｂにラチェッ
ト歯８と噛合う爪１６カ？形成された全体がレバ状に構
成され、ばね１７によりラチェット歯８へと付勢されて
ｂる。したが゛つて駆動ハンドル１１を固定ハンドル９
側へと握った際に、前記ラチェット爪１０は駆動ノ＼ン
ドル１１からの駆動力を回転力として回転刃６に伝達す
るがラチェット爪１０の基１２ｉ１１０　ａか′軸着さ
れる駆動ハンドル１１は回転刃６の枢着軸４ではなく軸
１４を中心として回動するためラチェット爪１０の動力
伝達方向が変化し、そのため爪１６に回転刃６の回転方
向以外の方向の力か加わり爪１６のラチェット歯８との
噛み合い２＞／外れ、或いは爪１６の変形、破損かパ生
じ、さらに先ｉ　１０　ｂとラチェット歯８との接触部
分が機構的番こ少なく、多複個の爪１６を設けても有効
ｌこ働かす一または二個に限られ、これら少ない爪１６
に多大な駆動力が集中する友め爪１６の耐久性が劣ると
いう問題点をも有している。

（発明の目的） 本発明は斯る点に鑑みてなされたものであって駆動ハン
ドルの開閉にかかわらずラチェット爪が常番こ安定した
状態で、しかも二項上の爪を以ってラチェット歯と噛み
合い、したがって爪の外へ変形、破損などがなく９機能
的および耐久性に優れた切断工具を提供することを目的
とする。

（発明の構成） 本発明は、湾曲し九固定刃および外側面にラチェット歯
カダ形成された円弧状の回転刃が先部に具えられるとと
もに前記ラチェット歯に噛み合うラチェット爪を駆動さ
せる駆動ハンドルおよび固定ハンドルが具えられる構成
の切断工具において、前記ラチェット爪はその両端に、
一端を駆動ハンドルに連結された第一アームと一端を固
定ハンドル側に連結された第二アームとがそれぞれ連結
されてリンク機構を形成し、且つ外側面が前記回転刃と
ほぼ同一の曲率半径を有するととも５こ回転刃のラチェ
ット歯を噛み合う二項上の爪が形成されて込ることを特
徴とする。

（実　施　例） 以下に本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。なお、前記従来例と同一構成部には同一符号を付し
て説明する。

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すものであり
、固定刃３９回転、刃６．支持板１゜固定ハンドル９お
よび駆動ハンドル１１についての構成およびその働きは
前記従来例とほぼ同様であるので詳しい説明は省略する
。　そして。

殊に本実施例ではラチェット爪１０は一端に駆動ハンド
ル１１に軸１５により連結された第一アーム１Ｂを、地
温に軸１９により支持板１の固定／′−ンドル９側に連
結された第二アーム加とがそれぞれ軸２１およびｎによ
り連結されて口形のリンク機構乙を形成し、また外側面
冴は前記回転刃６の外側面６ａ半とほぼ同一の曲率半径
を有し、且つ外側面２４４こは回転刃６のラチェット＠
ｓｓこ噛み合う三つの爪１６が形成されている。　なお
。

本実施例ではラチェット歯８は谷部と山部がほぼ同一の
形状であるとともに爪１６の形状も＃１ぼ同一に形成さ
れている。　また、２５は固定ハンドル９と駆動ハンド
ル１１との（■に架設された）・ンドル開脚用のばねで
あり、また、２６は支持板１の外側面１ａに先端および
基熾方向へと摺動可能に付設されたスライド板であり、
このスライド板あけ第４図に示すように支持板１０表面
１ａに形成された長孔ｎおよび公にそれぞれ挿通され友
軸四および刃により摺動可能に支持板１に付設され、先
端に設けた操作部２６ａを前記長孔！および四方向（第
４図の矢印で示す方向）へと摺動させた際、支持板１に
形成された長孔３１および３２を介して前記リンク機構
るを構成する軸ｎおよび逆転防止承認の端部１２ａに突
設された軸おを移動させて、第５図に示すようにラチェ
ット爪１０を基趨方向へと移動させるとともｌこ逆転防
止承認を軸あを中心として回動させ。

それぞれ回転刃６のラチェット歯８との噛み合わせを解
除させる働きをする。

このような構成を有する切断工具を使用するには、まず
０回転刃６を軸４を中心として回転させ１例えば第１図
の鎖線で示した位蓋に移動させる。なお０回転刃６のラ
チェット歯８がラチェット爪１０および逆転防止爪１２
と噛み合っている場合１こは前述の如くスライド板かを
操作してそれらの噛み合わせを解除した後０回転刃６を
回転させることとなるが１本考案においては回転刃６に
歯み合っているラチェット爪ｌＯはその開端において第
一アーム１８および第二アーム２０番こ連結された構成
である友め前記ラチェット爪１０および逆転防止爪１２
が回転刃６のラチェット１ｉＩ８に噛み合ったままの状
態でも回転刃を第１図時計方向へと回動させることが可
能であり。

したがって必ずしも前記スライド板にを解除させなくと
も良い。　そして１回転刃６と固定刃３とで被切断物１
３を包囲し、第２図に示すように回転刃６の先端部６ａ
のラチェット歯８をラチェット爪ｌＯおよび逆転防止爪
１２４と噛み合わせる。　なお、被切断物１３を端部近
傍にお論て切断する場合には回転刃６の先箋部６ａのラ
チェット歯を予じめラチェット爪および逆転防止爪に噛
み合わせた状態で被切断物１３の端部を固定刃３と回転
刃６とで形成された開口部あに挿通すれば良い。　そし
て、固定ハンドル９および駆動ハンドル１１を握り、１
に動ハンドル１１を枢着軸１４を中心として内側へと回
動させると第２図に示すように駆動ハンドル１１に連結
された第一アーム１８に駆動力が加わり、リンク機構ｎ
は固定ハンドル９方向への駆動力を受け、第二アーム加
は軸１９を中心として固定ハンドル９側へと回動し、ｔ
Ｉ′！Ｊ−アーム１８および第二アーム加に軸２１およ
び乙により連結されたラチェット爪ｌＯも固定ハンドル
９側へと移行するが１本発明ではラチェット爪ｌＯは外
側面２４が回転刃６の曲率半径ｒ（第１図参照）とほぼ
同一の曲面を有するとともにばね１７によりラチェット
歯８に向けて付勢されてｂるためラチェット爪１０は恰
かも回転刃６と＃１ぼ同一径の歯車の一部の如く１回転
刃６の外側面７に沿って転がるように固定ハンドル９側
へと移行し、同時ｌこラチェット歯８を介して回転刃６
を回転させる（第３図に示す状態）。このようにラチェ
ット爪１０は従来の本のと異なり回転刃６の外側面７に
沿って移行する几め二つ以上の爪１６が形成されていて
も、それらの爪１６のそれぞれが有効に駆動力を伝達し
。

爪１６の変形、破損がなく、さらに１本実施例ではそれ
ぞれの爪１６はラチェット歯８の谷部にそれぞれ合致す
る形状であるためより安定して駆動力を伝達することが
できる。　そして、駆動ハンドル１１への握り力を開放
するとげね５の作用により駆動ハンドル１１は元の位置
へと復帰するが５回転刃６は逆転防止爪１立ｌこよりそ
の回転が阻止され、ラチェット爪１０はラチェット歯８
に浴って滑り元の位置へと復帰する（第３図の鎖線に示
す状態）。かかる駆動ハンドル１１の開閉操作を繰り返
して回転刃６を順次閉方向へと回転させ回転刃６と固定
刃３との口中Ｄ（第１図参照）を狭めて被切断物１３を
切断し、前記口中りを零にした時点で切断操作を終了す
る。

（発明の効果） 本発明である切断工具のラチェット爪はその両温に、一
端を駆動ハンドルに連結された第一アームと一端を固定
ハンドル側に連結された第二アームとがそれぞれ連結さ
れてリンク機構を形成し、且つ外側面が回転刃とほぼ同
一の曲率半径を有するとともに回転刃のラチェット歯と
噛み合う二以上の爪が形成された構成であるから、大径
のケーブル、ワイヤなどを容易に切断できることは勿論
のこと、駆動ハンドルからの駆動力を受けるラチェット
爪が回転刃の外側面を回転刃とほぼ同一の曲率半径の軌
跡を以って移行して、常に安定し、且つ一定方向への駆
動力をラチェット歯へと伝達するため、ラチェット爪と
ラチェット歯との噛み合いが外れることなく、ｉた。ラ
チェット爪が変形成いは破損することもなく、さらに二
以上の爪がラチェット歯に有効に作用し、駆動力が分散
することと相俟って、きわめて耐久性に優れているなど
の諸効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明の一実施例を示す平凹図、第２図、第３
図、第４図および第５図はそれぞれその使用状態を示す
説明図であり、第６図は従来例を示す平面部分図および
第７図はその要部を断面で示した部分拡大図である。 ３・・・固定力、　６・・・回転刃、　７・・・外側面
。 ８・・・ラチェット歯、　　９・・・固定ハンドル、　
　１０ラチェット爪、　　１１・・・駆動ハンドル、１
６・・・爪。 １８・・第一゛ｒ−ム、２０・第二アーム。２３・・リ
ンク機構、２４・・外側面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 湾曲した固定刃および外側面にラチェット歯が形成され
   た円弧状の回転刃が先部に具えられるとともに前記ラチ
   ェット歯に噛み合うラチェット爪を駆動させる駆動ハン
   ドルおよび固定ハンドルが具えられる構成の切断工具に
   おいて、前記ラチェット爪はその両端に、一端を駆動ハ
   ンドルに連結された第一アームと一端を固定ハンドル側
   に連結された第二アームとがそれぞれ連結されてリンク
   機構を形成し、且つ外側面が前記回転刃とほぼ同一の曲
   率半径を有するとともに回転刃のラチェット歯と噛み合
   う二以上の爪が形成されていることを特徴とする切断工
   具。