JPS6133877Y2 - - Google Patents

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JPS6133877Y2
JPS6133877Y2 JP431880U JP431880U JPS6133877Y2 JP S6133877 Y2 JPS6133877 Y2 JP S6133877Y2 JP 431880 U JP431880 U JP 431880U JP 431880 U JP431880 U JP 431880U JP S6133877 Y2 JPS6133877 Y2 JP S6133877Y2
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JP
Japan
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operating
clutch
collection
shutter
grain culm
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、結束穀稈放出側の機体適所に、結束
穀稈を集収しうる集収作用位置に附勢保持されて
いて集収された結束穀稈を放出させうる放出作用
位置へと操作可能に構成された集収シヤツターを
備えてなる結束穀稈集収装置を配設してあるバイ
ンダに関するものである。
この種バインダによれば、結束装置にて結束さ
れた結束穀稈をそのまま圃場に放出させることな
く集収し、集収された結束穀稈を圃場の所定位置
において放出させることによつて、結束穀稈を圃
場に整然と放置させることができるのであるが、
本考案は、集収された結束穀稈の放出を、運転者
が望む位置で正確に且つ容易に行いうるよう図つ
たものである。
この課題を解決した本考案のバインダは、車軸
に、該車軸の正転動力でもつてその作動軸が作動
されて前記集収シヤツターを前記放出作用位置へ
と変位操作せしめる操作装置を着脱自在に装着す
ると共に、運転者の操作可能部位の適所に、前記
車軸から前記作動軸への動力伝達を断続させるた
めのクラツチ機構の操作部を配置したことを特徴
としてなるものである。
次にその一実施例を第1〜8図について説明す
ると、図において、1は、引起装置2に引起され
た植立穀稈を刈刃装置(図示せず)にて刈取り、
その刈取穀稈を結束装置3にて一定量の束に結束
した上、その結束穀稈を結束装置3の放出アーム
3aでもつて機体側方へ放出させるよう構成され
たバインダであるが、このバインダ1にあつて
は、結束穀稈放出側の機体適所に、結束穀稈集収
装置4を配設してあり、さらに車軸5に、本考案
に従つて、該結束穀稈集収装置4の集収シヤツタ
ー6を操作するための操作装置7を着脱自在に装
着してある。
前記結束穀稈集収装置4は、放出アーム3aに
放出された結束穀稈Pの株元部分を受止め支持し
うる支持ケース8と、その穂先部分を受止め支持
して結束穀稈Pを集収しうる集収作用位置(第1
図実線位置)と結束穀稈Pを圃場へと放出させう
る放出作用位置(同図鎖線位置)とに亘つて回動
自在に支持された集収シヤツター6と、該集収シ
ヤツター6を常時は前記集収作用位置に附勢保持
せしめており且つ前記放出作用位置へと回動変位
させるための開閉機構とでもつて構成されてい
て、この実施例では開閉機構を次のように構成し
てある。なお、8′は支持ケース8に取付けられ
て結束穀稈の穂先部分を支持する支持杆である。
すなわち、集収シヤツター6を、バインダ1の
機体に固設せる支軸9に回転自在に嵌挿支持され
た支筒10に固着し、該支筒10の上端部に、支
軸9を中心とする円弧状のカム面11aを有する
カム体11を固着し、バインダ1の機体に取付け
られた支持枠12に、前記カム面11aに転接し
うる転接ローラ13aを備えた係止体13を回動
自在に支持14し、該係止体13と支持枠12と
の間に、前記転接ローラ13aをカム面11aに
圧接させる方向へと附勢する係止バネ15を介装
し、前記カム体11と支持枠12との間、集収シ
ヤツター6を集収作用位置方向(イ方向)へ附勢
する戻しバネ16を介装し、前記カム体11に、
カム面11aに沿つて相対転動する転接ローラ1
3aが係合しうる係合部11bを形成すると共に
該係合部11bから転接ローラ13aを離脱させ
るための係止解除体17を回動自在に枢着18し
てあつて、集収シヤツター6を、常時は転接ロー
ラ13aをカム体11の係合部11bに係合させ
ておくことにより、前記集収作用位置に附勢保持
せしめ(第2図)、この状態から係止解除体17
に連結せる操作ワイヤ18をロ方向に引張ると、
係止解除体17が回動されて転接ローラ13aを
前記係合部11bから離脱せしめ、さらに係止解
除体17がカム体11に突設された係止片19に
係止されてカム体11と一体化されて、カム体1
1にしたがつて集収シヤツター6を戻しバネ16
に抗してイ反対方向へ回動せしめ、集収シヤツタ
ー6を前記放出作用位置へ変位操作せしめるよう
になされているのである。そして、操作ワイヤ1
8の引張操作を停止すると、戻しバネ16により
集収シヤツター6が自動的にイ方向へ変位され、
転接ローラ13aがカム面11aを相対転動しな
がら係合部11bに再び係合されて、集収シヤツ
ター6が集収作用位置に復帰せしめられるように
なされいる。20は操作ワイヤ18に介挿された
緊張バネである。
次に、前記操作装置7の構成について説明す
る。すなわち、適宜形状の操作ケース21を、バ
インダ1の機体に着脱自在に取付けられた支持体
22でもつて、車輪23の側面部に存在する空間
部23a内に略収納させた状態に支持させ、該操
作ケース21に、車軸5端を嵌合連結しうる嵌合
部24aを有する作動軸24を回転自在に支持さ
せ、該作動軸24を前記車軸5に嵌合部24a及
び貫通ピン25を介して着脱自在に連結させてあ
つて、バインダ1の走行に伴つて作動軸24が車
軸5と一体的に回転駆動せしめられるようになつ
ている。
そして、前記作動軸24には、操作体26の基
端部が回動自在に且つ軸線方向移動不能に遊嵌支
持されており、また該操作体26の先端部には、
前記操作ワイヤ18が止着されていて、操作体2
6は前記集収シヤツター6に連動自在とされてい
る。すなわち、操作体26は、集収シヤツター6
を前記集収作用位置にもたらす非操作位置(第4
図位置)と該位置からバインダ1の前進時におけ
る車軸5つまり作動軸24の正転方向(ハ方向)
へと所定量回動変位させる位置であつて集収シヤ
ツター6を前記放出作用位置にもたらす操作位置
(第5図位置)とに亘つて揺動自在に構成されて
いるのであつて、前記集収シヤツター6が前述し
た如く集収作用位置に附勢保持されていることか
ら、前記操作体26は、常時は前記非操作位置に
附勢保持されており、該位置から前記操作位置へ
と回動変位せしめることにより、操作ワイヤ18
を戻しバネ16に抗してロ方向へ引張り、集収シ
ヤツター6を放出作用位置へと変位させうるもの
である。
また、前記操作体26と作動軸24との間に
は、操作体26を作動軸24に連動させて操作位
置方向(ハ方向)へ回動変位せしめるためのクラ
ツチ機構27が介装されているのであつて、この
クラツチ機構27は次のように構成されている。
すなわち、前記作動軸24にクラツチギヤ28
を嵌着固定し、前記操作体26の先端部に、該ク
ラツチギヤ28に突入係合しうるクラツチ爪29
aを有するクラツチ体29を、クラツチ爪29a
がクラツチギヤ28に突入係合するクラツチ入り
位置(第6図位置)と突入係合し得ないクラツチ
切り位置(第4図位置)とに亘つて揺動自在に軸
支30し、常時は杆状バネ31でもつて前記クラ
ツチ切り位置に附勢保持せしめてある。したがつ
て、クラツチ体29を杆状バネ31に抗して前記
クラツチ入り位置にもたらすと、操作体26が作
動軸24に連動して操作位置方向へと変位せしめ
られるようになされている。
また、バインダ1の操向ハンドル32に前記ク
ラツチ機構27の操作部つまり操作レバー33を
取付け、該操作レバー33に操作ワイヤ34のイ
ンナワイヤ部34aの一端を止着すると共に操向
ハンドル32部分にアウタワイヤ部34bの一端
を固定し、前記操作ケース21に、クラツチギヤ
28の周面に略沿わせた円弧状の弾性板からなる
操作作用体35を弾性揺動自在にその基端部で固
定し、該操作作用体35の先端部に固設せる操作
片36に前記アウタワイヤ部34bの他端を固定
すると共に該操作片36に対向させて操作ケース
21に突設せる固定片37に前記インナワイヤ部
34aの他端を固定38し、前記操作片36と固
定片37との間に圧縮バネ39を介装して、操作
作用体35をクラツチギヤ28の周面から離隔す
る方向(ニ反対方向)へ附勢せしめ、前記クラツ
チ体29にローラ40を回転自在に軸支41し、
前記操作作用体35の先端側の部分であつて前記
操作体26の揺動範囲内に略位置される部分に、
前記ローラ40に相対転接しうる円弧状の操作作
用面35aを形成してある。
したがつて、操作レバー33を操作しない常態
(第1図実線状態)においては、操作作用体35
が操作ワイヤ34及び圧縮バネ39によりクラツ
チ切り操作位置(第4図位置)に附勢保持せしめ
られており、この状態では、操作作用体35の操
作作用面35aがローラ40に略接触しており、
クラツチ体29が前記クラツチ切り位置に保持せ
しめられているようになつている。また操作レバ
ー33を操向ハンドル32と共に握持して該操向
ハンドル32に近接する方向へと回動操作させる
(第1図鎖線)と、操作ワイヤ34のインナワイ
ヤ部34aが操作レバー33の回動量に相当する
量だけ緊張せしめられて、アウタワイヤ部34b
がこの緊張量だけ相対的にニ方向へ押され、した
がつて操作作用体35が圧縮バネ39に抗して前
記クラツチ切り操作位置からクラツチギヤ28の
周面に近接する方向へ所定量変位せるクラツチ入
り操作位置(第6図位置)に変位操作され、操作
作用面35aをしてローラ40を杆状バネ31に
抗してクラツチギヤ28方向へ変位せしめて、ク
ラツチ体29を前記クラツチ入り位置に位置せし
めるようになされている。そして、前記操作作用
面35aは、操作作用体35が前記クラツチ入り
操作位置に位置されたときにおいて、クラツチギ
ヤ28のの周面に沿う形状つまり作動軸24の軸
心を中心とする円弧形状となるように設定されて
いて、クラツチ体29をクラツチ入り位置に保持
させた状態で前記操作体26が前記非操作位置か
ら操作位置へと作動軸24に連動して円滑に且つ
確実に変位せしめられるよう図つてある。
さらに、操作作用体35がクラツチ入り位置に
保持された状態で操作体26が操作作用位置にも
たらされたときにおいて、第7図に示す如くロー
ラ40に作用してクラツチ体29をクラツチ入り
位置からクラツチ切り位置へと変位せしめうるク
ラツチ解除カム面21aを、操作ケース21に形
成すると共に、該クラツチ解除カム面21a上に
転動変位せしめられたローラ40を係止して操作
体26を戻しバネ16の附勢力に抗して操作位置
に保持させうる係止作用面35bを、操作作用体
35の操作作用面35aに連接状に形成して構成
されていて、第5図に示す如く、操作作用体35
をクラツチ入り操作位置に位置させている限り、
操作位置にもたらされた操作体26はそれが該位
置に保持せしめられているようになされており、
操作作用体35をクラツチ切り操作位置にもたら
すと、ローラ40が前記係止作用面35bから外
れて、操作体26が戻しバネ16により自動的に
非操作位置へと変位せしめられるようになされて
いる。
また、操作作用体35をクラツチ入り操作位置
にもたらしたときにおいてローラ40を操作作用
面35aとの間に挾持させた状態で転動せしめう
る転動作用面21bを、操作ケース21に前記ク
ラツチ解除カム面21aに連接させて形成してあ
つて、クラツチ体29が常に一定のクラツチ入り
位置に保持されうるよう工夫してある。さらに、
操作ケース21には、前記転動作用面21bに連
接させて補助クラツチ解除カム面21cを形成し
てあつて、バインダ1の後退時車軸5が逆転して
作動軸24がハ反対方向に回転せしめられている
ときにおいて、操作作用体35をクラツチ入り操
作位置にもたらすと、操作体26が非操作位置か
らハ反対方向へ若干回動せしめられた上で、第8
図に示す如くローラ40が前記補助クラツチ解除
カム面21c上に乗り上げて、クラツチ体29が
クラツチ入り位置に変位せしめられるようになさ
れている。したがつて、作動軸24がハ反対方向
に回転しているにも拘わらず、誤つて操作作用体
35をクラツチ入り操作位置に操作したときに
も、操作体26が非操作位置から大きくハ反対方
向に変位せしめられるといつた危険はこれが確実
に防止される。そして、操作体26と操作ケース
21との間には、該操作体26を戻しバネ16よ
りも小さい附勢力でもつてハ方向に附勢する位置
決めバネ42を介装してあつて、操作作用体35
をクラツチ切り操作位置にもたらしたときにおけ
る、操作体26の戻しバネ16による非操作位置
への復帰動作の円滑化を図ると共に、ローラ40
が補助クラツチ解除カム面21cに乗り上げたと
き等において、操作体26が正規の非操作位置に
確実に復帰せしめられうるよう図つてある。
次に作用を上記実施例について説明すると、バ
インダ1を前進させながら刈取結束作業を行つ
て、結束穀稈集収装置4により所望量の結束穀稈
Pが集収されたときにおいて、操作レバー33を
操作すると、操作装置7により集収シヤツター6
が開動せしめられて(第1図鎖線)、集収された
結束穀稈Pが圃場に放出されるのであり、結束穀
稈Pが圃場に放出された後は、操作レバー33の
操作を停退することにより、集収シヤツター6が
集収作用位置に復帰せしめられて、次の集収作業
に備えるのである(同図実線)。
すなわち、操作レバー33を第1図に鎖線で示
す位置に回動操作すると、操作作用体35がクラ
ツチ入り操作位置にもたらされて、クラツチ体2
9がクラツチ入り位置に変位せしめられ(第6
図)、操作体26が作動軸24に連動して非操作
位置(第4図位置)から操作位置(第5図位置)
へと変位せしめられる。
この間においては、ローラ40が操作作用面3
5aと転動作用面21bとに挾持されながら転動
せしめられて振動することがないから、クラツチ
体29は所定のクラツチ入り位置に良好に保持さ
れている。
操作体26が操作位置方向へ変位せしめられる
と、これに伴つて操作ワイヤ18がロ方向に引張
られて、集収シヤツター6が戻しバネ16に抗し
て集収作用位置から放出作用位置方向(イ反対方
向)へ回動変位せしめられていき、操作体26が
操作位置にもたらされると、ローラ40が転動作
用面21bからクラツチ解除カム面21a上に乗
り上げて、クラツチ体29がクラツチ切り位置に
変位せしめられ、したがつて操作体26と作動軸
24との連動状態が解除され(第7図)、同時に
ローラ40が操作作用体35の係止作用面35b
に係止されて、操作体26が操作位置に保持され
(第5図)、したがつて集収シヤツター6が集収さ
れた結束穀稈Pを圃場に放出させうる出作用位置
に保持されるのである。
したがつて、操作作用体35をクラツチ入り操
作位置に操作させるべく、小さな回動操作量及び
回動操作力でもつて行われる操作レバー33の操
作によつて、大きな回動操作量及び回動操作力を
必要とする集収シヤツター6の操作を、作動軸1
7つまり車軸5の正転動力を利用して極めて容易
に且つ楽に行いうるのである。なお操作レバー3
3の回動操作量を変更せずとも、操作作用体35
の操作作用面35aの長さ(及び転動作用面21
bの長さ)を変更するだけで、操作体26の揺動
変位量したがつて集収シヤツター6の開閉操作量
を任意に変更せしめうること勿論である。
さらに、操作レバー33を操作すると、直ちに
操作体26をして集収シヤツター6が開閉操作さ
れるから、操作レバー33の操作と集収シヤツタ
ー6の操作との間に時間的なずれが生じず、集収
された結束穀稈Pの放出が作業者の意図した場所
で正確に行われうるのである。
そして、操作レバー33の操作を停止すると、
操作作用体35が圧縮バネ39によりクラツチ切
り操作位置にもたらされて、ローラ40と係止作
用面35bとの係合状態が解除されるから、操作
体26は戻しバネ16により非操作位置に復帰さ
れ、つまり集収シヤツター6は集収作用位置に復
帰せしめられて次の集収作業に備える。このと
き、位置決めバネ42の作用により、操作体26
の復帰動作が衝撃的に行われず円滑に行われて、
操作ワイヤ18が切れたりする虞れがなく、しか
も操作体26が所定の非操作位置に確実に復帰せ
しめられて該位置に保持される。
また、集収シヤツター6が集収作用位置に未だ
復帰されていないときにおいて、つまり操作体2
6が非操作位置へと復帰せしめられつつあるとき
において、操作レバー33を操作して操作作用体
35をクラツチ入り操作位置にもたらすと、操作
体26が再び操作位置方向(ハ方向)へ変位せし
められ、集収シヤツター6が開動操作される。
したがつて、集収シヤツター6が完全に閉じら
れていない状態から、再び全開状態へ操作するこ
とができ、さらにこの操作を繰り返すことによ
り、集収シヤツター6を揺動させることができる
から、集収シヤツター6を開動させたにも拘わら
ず結束穀稈Pが集収シヤツター6に引掛つて放出
されないといつたような事態が発生したときに
も、集収シヤツター6の揺動操作により結束穀稈
Pを確実に圃場に放出させることができるのであ
る。
さらに、バインダ1の後退時において車軸5が
逆転して作動軸24がハ反対方向に回転せしめら
れているにも拘わらず、誤つて操作レバー33を
操作したときには、クラツチ体29がクラツチ入
り位置にもたらされて操作体26が非操作位置か
らハ反対方向へ変位せしめられる危険があるが、
このようなときには、ローラ40が転動作用面2
1bから補助クラツチ解除カム面21c上に乗り
上げて、クラツチ体29をクラツチ切り位置にも
たらす(第8図)ので、操作体26が必要以上に
ハ反対方向に変位せしめられて操作ワイヤ18が
切れたりする虞れがなく、操作レバー33の操作
を停止して操作作用体35がクラツチ切り操作位
置にもたらされると、操作体26はそれが位置決
めバネ42により所定の非操作位置に復帰保持さ
れ、つまりクラツチ体29が操作作用体35によ
り直ちにクラツチ入り位置に操作されうる位置
(第4図位置)に位置されるのである。
また、結束穀稈集収装置4をバインダ1に設け
ておく必要がない場合等にあつて、操作装置7の
脱着は、つまり操作ケース21の車軸5への脱着
は貫通ピン25の脱着等によつて極めて容易に行
いうること勿論であり、上記実施例の如く、操作
ケース21を車輪23の側面部に存在する空間部
23aに収納させておくと、操作ケース21が機
体から大きく食み出してバインダ1の作業及び集
収シヤツター6の開閉を妨げる虞れがなく、しか
も単輪形式のバインダ等にあつては、操作装置7
を内蔵せる操作ケース21の重量によつて機体の
左右バランスが安定する。
なお、操作装置7の構成は、上記実施例に限定
されるものではないのであつて、例えば他の実施
例として、第9〜11図に示す如く構成すること
も可能であり、上記実施例と同様の効果を奏しう
るのである。
すなわち、操作ケース21′に作動軸24′と平
行する支軸45を回転自在に支持させ、該支軸4
5の操作ケース21′から突出させた端部に操作
体26′の基端部を固着し、該操作体26′の先端
部に集収シヤツター6に連結された操作ワイヤ1
8を連結し、作動軸24′に伝動ギヤ48を遊嵌
し、支軸45に該伝動ギヤ48に噛合させた扇状
の操作ギヤ49を固着して、伝動ギヤ48がハ方
向に回転せしめられると、操作ギヤ49をして操
作体26′を、集収シヤツター6を前記集収作用
位置にもたらす非操作位置(第10図位置)から
集収シヤツター6を前記放出作用位置にもたらす
操作位置(第11図位置)へと回動変位せしめう
るようになされている。
また、作動軸24′に、伝動ギヤ48の側面部
に形成せる被係合部48aに係脱自在な係合体5
0を、前記被係合部48aに係合しうるクラツチ
入り位置(第9図鎖線位置)と係合し得ないクラ
ツチ切り位置(同図実線位置)とに亘つて軸線方
向移動自在にスプライン嵌合させ、伝動ギヤ48
と係合体50との間に圧縮バネ51を嵌挿して、
係合体50を常時は前記クラツチ切り位置に附勢
保持せしめ、係合体50を、適宜の操作手段(図
示せず)を介して操作レバー33に連動連結し
て、該操作レバー33を操作することにより前記
クラツチ入り位置に操作させうるように構成され
ている。したがつて、バインダ1の前進時におい
て操作レバー33を操作して係合体50をクラツ
チ入り位置にもたらすと、伝動ギヤ48が作動軸
24′と共にハ方向へ回転せしめられ、操作ギヤ
49を介して操作体26′が非操作位置から操作
位置へと変位せしめられ、集収シヤツター6は開
動操作される。操作体26′が操作位置にもたら
されたときには、操作ギヤ49のギヤ終端49a
のみが伝動ギヤ48に噛合された状態(第11図
状態)にあつて、操作体26′をそれ以上ハ方向
へ変位せしめることなく操作位置に保持せしめ、
集収シヤツター6が放出作用位置に保持される。
操作レバー33の操作を停止すると、係合体50
が圧縮バネ51によりクラツチ切り位置にもたら
されて、伝動ギヤ48は作動軸24′回りで回転
自在な状態とされるから、操作体26′は集収シ
ヤツタ6をイ方向へ附勢する戻しバネ16でもつ
て非操作位置へと変位せしめられ、集収シヤツタ
ー6は集収作用位置に復帰せしめられる。
また、バインダ1の後退時において、操作レバ
ー33を誤つて操作して係合体50がクラツチ入
り位置にもたらされたときにも、操作ギヤ49が
ハ反対方向へ回転する伝動ギヤ48に噛合される
ことなく逃げ勝手状態となつているから、操作体
26′が非操作位置からそれ以上ハ反対方向へ不
測に変位せしめられる虞れもない。なお、操作ケ
ース21′と操作ギヤ49との間には、前記実施
例において位置決めバネ42を設けたと同様の理
由による位置決めバネ52が介装されていて、操
作ギヤ49をそのギヤ始端49bのみが伝動ギヤ
48に噛合しうる所定位置(第10図位置)に保
持させるよう図つてある。
上記実施例においては、前記実施例における作
用効果に加えて、結束穀稈の放出作用上次のよう
な利点を有するのである。
すなわち、操作体26′が操作位置に保持され
ているときにおいては、操作ギヤ49のギヤ終端
49aが伝動ギヤ48の回転に伴つて振動しなが
ら噛合されている状態にあり、したがつて操作体
26′つまり集収シヤツター6が放出作用位置に
おいて若干巾で揺動せしめられることになるか
ら、結束穀稈Pが集収シヤツター6に引掛つたり
することなく、集収シヤツター6が開動されると
直ちに圃場に放出されるといつた利点がある。
またクラツチ機構の操作部は、大きな操作量及
び操作力を必要としないクラツチ機構27を操作
するためのものであるから、電気的なものに構成
することが可能であり、このような場合には、前
記実施例の如き操作レバー33とすることなく、
操作力極めて小なる押ボタンのようなものとして
おくことができて、有利である。
何れにしても、以上の説明からも明らかなよう
に、本考案のバインダによれば、結束穀稈集収装
置の集収シヤツターの操作を、直接的には車軸の
正転動力を利用して行い、人為的な操作としては
大きな操作量及び操作力を必要としないクラツチ
機構の入り切り操作だけで迅速に行いうるよう構
成された操作装置が設けられているので、集収さ
れた結束穀稈の放出を、極めて容易に且つ楽に行
いうるのであり、所望する場所で正確に行いうる
のである。
さらに、本考案のバインダにあつては、前記操
作装置が車軸に着脱自在に装着されているので、
既存のバインダをも操作装置を取付けて極めて容
易に改良しうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る動力式操作装置を装置せ
るバインダを示す側面図、第2図は同要部の斜視
図、第3図は同要部の縦断面図(断面は第4図の
−線に沿う)、第4・5図は夫々第3図の
−線断面図、第6〜8図は夫々第3図の−
線断面図、第9図は他の実施例を示す要部の縦断
面図(断面は第10図の−線に沿う)、第1
0・11図は夫々第9図の−線断面図であ
る。 1……バインダ、4……結束穀稈集収装置、5
……車軸、6……集収シヤツター、7……操作装
置、24,24′……作動軸、27……クラツチ
機構、33……操作レバー(操作部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 結束穀稈放出側の機体適所に、結束穀稈を集収
    しうる集収作用位置に附勢保持されていて集収さ
    れた結束穀稈を放出させうる放出作用位置へと操
    作可能に構成された集収シヤツターを備えてなる
    結束穀稈集収装置を配設してあるバインダであつ
    て、車軸に、該車軸の正転動力でもつてその作動
    軸が作動されて前記集収シヤツターを前記放出作
    用位置へと変位操作せしめる操作装置を着脱自在
    に装着すると共に、運転者の操作可能部位の適所
    に、前記車軸から前記作動軸への動力伝達を断続
    させるためのクラツチ機構の操作部を配置したこ
    とを特徴としてなるバインダ。
JP431880U 1980-01-17 1980-01-17 Expired JPS6133877Y2 (ja)

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JP431880U JPS6133877Y2 (ja) 1980-01-17 1980-01-17

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JP431880U JPS6133877Y2 (ja) 1980-01-17 1980-01-17

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JPS56107228U JPS56107228U (ja) 1981-08-20
JPS6133877Y2 true JPS6133877Y2 (ja) 1986-10-03

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