JP2007195469A - 高枝切鋏 - Google Patents

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Kazuyoshi Suzuki
計伊 鈴木
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Abstract

【課題】剪断目的枝に固定刃を懸架させ、把手部を下方に引くだけで、剪断力が増幅され、高所に位置する太い枝でも容易に切り落とすことができる高枝切鋏の提供を図る。
【解決手段】下端に把手部、上端にラックギヤ2が設けられた長尺物1と、該ラックギヤの長手方向に摺動する固定刃3aをそなえた摺動板3と、該摺動板の所定箇所に設けた一の枢支穴に枢支されて前記ラックギヤにより駆動される減速ギヤ5bが連結されたピニオンギヤ5と、該摺動板の所定箇所に設けた他の枢支穴に枢支されて前記減速ギヤにより駆動される回転刃4とから構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、剪断目的枝に固定刃を懸架させ、把手部を下方に引くだけで、剪断力が増幅され、高所に位置する太い枝でも容易に切り落とすことができる高枝切鋏に関するものである。
果樹園等においては、樹木間の通気性を良くし、太陽光を広く当てることによって光合成を盛んにさせたり、高いところに果実が付かないようにするなど、種々の事情により剪定作業が必要不可欠である。また、街頭の樹木が生長して、標識を覆ってしまったり、隣接する建物に枝が伸びてしまうことがないように整枝作業が必要となる。これらの作業は樹液の活動が鈍い冬の時期にされることが多く、また、高枝切鋏はその操作に大きな力を必要とするため、高所の枝切作業を行う作業者の肉体的負担は極めて大きいものといえる。
そこで、従来より、高所枝切作業の負担を軽減すべく、種々の高枝切鋏に関する技術が提案されている。例えば、枢支部を基点にして2本の棒状部を延出させ棒状部の揺動操作によって、鋏部の開閉作動させるように構成した枝切鋏がある(特開平7−303424)。しかし、女性や老人のように力の弱い者にとっては負担が大きいという欠点がある。また、ロープの引き下げ操作によりアーム部材が回動する構造で剪断力を強化した高枝切鋏もあるが(特開平6−181634)、片腕で本体を把手し、他方の腕でロープ操作を行うため、力が入りにくく作業が安定しない。更に、原動機による回転駆動力を利用した高枝切りチェンソーもある(特開2002−254402)。しかし、原動機を用いると、装置自体が大掛かりとなり、重量的にもコスト的にも手軽に作業できるものとはいえない。従って、いずれの技術によっても、前記問題点を解決するには至っていない。
特開平7−303424号公報 特開平6−181634号公報 特開2002−254402号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、剪断目的枝に固定刃を懸架させ、把手部を下方に引くだけで、剪断力が増幅され、高所に位置する太い枝でも容易に切り落とすことができる高枝切鋏を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、下端に把手部、上端にラックギヤが設けられた長尺物と、該ラックギヤの長手方向に摺動する摺動板と、該摺動板の所定箇所に設けた一の枢支穴に枢支されて前記ラックギヤにより駆動される減速ギヤが連結されたピニオンギヤと、該摺動板の所定箇所に設けた他の枢支穴に枢支されて前記減速ギヤにより駆動される回転刃と、から構成されている。
また、本発明は、前記ピニオンギヤの所定箇所に凸部を設けるとともに、ピニオンギヤを被装するカバーを設け、かつ、該凸部を介してピニオンギヤとカバーとの間にぜんまいバネを張着させることで、ピニオンギヤに復元力を与えて前記回転刃が複動する構成とすることもできる。
さらに、本発明は、前記長尺物の所定箇所に伸縮構造を設けた構成とすることもできる。
本発明にかかる高枝切鋏によれば、固定刃を剪断目的枝に懸架させるだけで作業が可能となり、従来の枝切鋏のように本体を支える必要がまったくなくなり、作業負担が軽減できると言う有利な効果を奏する。
また、本発明にかかる高枝切鋏によれば、ピニオンギヤの回転力が減速ギヤによって駆動される回転刃の回転力が増幅されるため、わずかな力で太い枝まで切り落とすことができ、お年寄りや女性のように力の弱い者でも高所枝切作業が容易になるという、極めて優れた効果を発揮する。
さらに、本発明にかかる高枝切鋏によれば、従来品と比して、構造がシンプルで部品点数が少ないことから故障が少なく、小型軽量であり、低コストで生産が可能となる有利な効果も有する。
本発明にかかる高枝切鋏は、固定刃3aに剪断目的枝Tを懸架させ、把手部13を下方に引くだけで、剪断力が増幅され、高所に位置する太い枝でも容易に切り落とすことができることを目的として、下端に把手部13、上端にラックギヤ2が設けられた長尺物1と、該ラックギヤ2の長手方向に摺動する摺動板3と、該摺動板の所定箇所に設けた一の枢支穴3dに枢支されて前記ラックギヤ2により駆動される減速ギヤ5dが連結されたピニオンギヤ5と、該摺動板3の所定箇所に設けた他の枢支穴3cに枢支されて前記減速ギヤ5dにより駆動される回転刃4とから成る構造を採用したことを最大の特徴とするものである。以下、本発明にかかる高枝切鋏の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明にかかる高枝切鋏の構成部材を示す分解斜視図である。該高枝切鋏は、長尺物1、摺動板3、回転刃4、ピニオンギヤ5、ぜんまい6、カバー7、枢支軸受8、枢支軸9、固定具10、固定ネジ11で、着脱・分離可能に構成されている。
長尺物1は、下端に把手部13、上端にラックギヤ2が設けられる構成である。長さについては特に限定されるものではなく、一般的な高枝切鋏と同程度の長さを有していればよい。また、長尺物1の所定箇所に伸縮構造12を設けた構成とすることもできる。該伸縮構造12を有する構成とした場合は、自由に長尺物1の長さを調整できる効果が得られる。さらに、伸縮構造12の構造については、ネジ構造やピン等による繋止方法が考えられるが、作業によって緩まないものであればこれに限定されるものではない。さらにまた、素材についても特に限定されるものではなく、一般的な鉄、ステンレス、アルミ合金等の比強度の強い金属又は非鉄金属等が考えられる。該ラックギヤのピッチ及び歯数は、目的とする剪断力の増幅量とスライド量との関係から、ピニオンギヤ5と減速ギヤ5bとの歯数比を求め、応力を考慮してピッチを決定する。
摺動板3は、固定刃3a、固定部3b、枢支穴3c・枢支穴3dを設けた構成である。固定具10がラックギヤ2を把持し、これを固定ネジ11により固定部3bに固定し、ピニオンギヤ5、枢支軸受8、枢支軸9を介して、ラックギヤ2の長手方向に摺動する。また、該摺動板3は固定刃3aを有するため、固定刃3aを一体構造とする場合は、素材は、クラッド材(母材)としての一般的な機械構造用炭素鋼を熱処理したものや合金鋼、あるいは、ステンレス等のクラッド材に、固定刃3a部分に合せ材として炭素鋼等を用いるなどの一般的な刃物材の構成が考えられる。
ピニオンギヤ5は、外周部に歯部5a、片面内側に減速ギヤ5b、中心に枢支穴5dを有する構成である。また、ピニオンギヤに復元力を与えて回転刃4が複動する構成を採用する場合には、該減速ギヤ5bの所定箇所にぜんまいバネ6を張着させるための凸部5cが設けられる。該ピニオンギヤは、摺動板3の枢支穴3dに、枢支軸受8及び枢支軸9によって枢支され、把手部13を引くことによって、ラックギヤ2に連動して回転し、回転刃4を回動させる。さらに、素材は一般的な歯車材としての機械構造用炭素鋼を焼入れしたもの等が考えられるが、特に限定するものではない。さらにまた、ピッチ円直径や歯数については、目的とする剪断力の増幅量とスライド量との関係から、減速ギヤ5bとの歯数比及びピッチを求めて決定されることとなる。
回転刃4は、移動刃4a、被駆動歯4b、枢支穴4cが設けられる構成である。該回転刃4は、ラックギヤ2、ピニオンギヤ5、減速ギヤ4bをそれぞれ介して駆動され、枢支軸9によって枢支穴4cに係止され回動する。また、移動刃4aは移動刃4aを有するため、一体構造とする場合は、素材はクラッド材(母材)として一般的な機械構造用炭素鋼を熱処理したものや合金鋼、あるいは、ステンレス等のクラッド材に、移動刃4a部分に合せ材として炭素鋼等を用いるなどの一般的な刃物材の構成が考えられる。さらに、被駆動歯4bの歯数は、移動刃4aと固定刃3aとの開口距離を確保できる歯数があればよい。該歯数の計算は、目的とする剪断力の増幅量とスライド量との関係から、減速ギヤ5bとの歯数比及びピッチを求めて決定されることとなる。
ピニオンギヤ5に復元力を与えて回転刃4が複動する構成を採用した場合は、前記ピニオンギヤ5の所定箇所に凸部5c、及びピニオンギヤ5を被装するカバー7を設け、かつ、該凸部5cを介してピニオンギヤ5とカバー7との間にぜんまいバネ6を張着させる。
図2は、本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す説明図であり、剪断前の作業開始状態を示している。剪断前は、摺動板3が長尺物1に設けられたラックギヤ2の下方に位置し、移動刃4aが、固定刃3aと離れて開口している。かかる開口部に剪断目的枝Tを懸架させ、剪断準備が完了する。また、図示はしていないが、固定刃3aの刃先長さを、移動刃4aの刃先長さより長くする態様も有効である。かかる態様とした場合は、剪断目的枝Tに懸架させやすくなる。
図3は、本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す説明図であり、剪断中の作業状態を示している。前記剪断準備が完了後、長尺物1の下端に設けられた把手部13を下方へ引くことにより、ラックギヤ2、ピニオンギヤ5、減速ギヤ5b、被駆動歯4bを介して回転刃4が回転し、移動刃4aと、固定刃3aとが閉口し、剪断目的枝Tを剪断する。
図4は、本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す実施状態図であり、作業者Hは、長尺物1または把手部13を、片手または両手で下方に引くだけで、高所の枝も容易に剪断することができることを示している。作業者Hは自己の体重を加えることができ、更にこれが増幅されるため、特に、太い枝を剪断する場合に有効である。また、ピニオンギヤ5に復元力を与えて回転刃4が複動する構成を採用した場合は、剪断作業後に回転刃4が開口し複動し、作業者Hの負担を軽減させ、作業性も向上する。さらに、長尺物1の所定箇所に伸縮構造12を設けた構成とした場合は、自由に長尺物1の長さを調整でき、低所から高所までの広範囲の剪定作業等が可能となる。
以上の通り、本発明にかかる高枝切鋏によれば、果樹園での剪定作業や、街頭の樹木の整枝作業等、高所の枝切を必要とするあらゆる作業現場において、老若男女を問わず、幅広く利用することが可能である。
本発明にかかる高枝切鋏の構成部材を示す分解斜視図である。 本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す説明図である。 本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す説明図である。 本発明にかかる高枝切鋏の使用状態を示す実施状態図である。
符号の説明
1 長尺物
2 ラックギヤ
3 摺動板
3a 固定刃
3b 固定部
3c 枢支穴
3d 枢支穴
4 回転刃
4a 移動刃
4b 被駆動歯
4c 枢支穴
5 ピニオンギヤ
5a 歯部
5b 減速ギヤ
5d 枢支穴
5c 凸部
6 ぜんまいバネ
7 カバー
8 枢支軸受
9 枢支軸
10 固定具
11 固定ネジ
12 伸縮構造
13 把手部
T 剪断目的枝
H 作業者

Claims (3)

  1. 下端に把手部、上端にラックギヤが設けられた長尺物と、
    該ラックギヤの長手方向に摺動する摺動板と、
    該摺動板の所定箇所に設けた一の枢支穴に枢支されて前記ラックギヤにより駆動される減速ギヤが連結されたピニオンギヤと、
    該摺動板の所定箇所に設けた他の枢支穴に枢支されて前記減速ギヤにより駆動される回転刃と、
    から成ることを特徴とする高枝切鋏 。
  2. 前記ピニオンギヤの所定箇所に凸部を設けるとともに、ピニオンギヤを被装するカバーを設け、かつ、該凸部を介してピニオンギヤとカバーとの間にぜんまいバネを張着させることで、ピニオンギヤに復元力を与えて前記回転刃が複動することを特徴とする請求項1に記載の高枝切鋏。
  3. 前記長尺物の所定箇所に伸縮構造を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高枝切鋏。
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