JP2019061226A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ワイヤグリッド構造を有する偏光板であって、
   透明基板と、
   前記偏光板の一方の面側における前記透明基板上に使用帯域の光の波長よりも短いピッ
   チで配列され、所定方向に延在する格子状凸部と、を備え、
   前記格子状凸部は、透明基板側から順に、反射層と、誘電体層と、吸収層を備え、
   前記偏光板の一方の面には、前記格子状凸部の表面を覆う撥水層が形成され、
   前記偏光板の側面には、撥水層が形成されていない偏光板。
2. 前記偏光板の側面において、前記透明基板が露出している請求項１に記載の偏光板。
3. 前記偏光板の側面には、識別用のマーキングが施されている請求項１又は２に記載の偏光板。
4. 前記偏光板の他方の面には、撥水層が形成されている請求項１から３いずれかに記載の偏光板。
5. 前記撥水層は、前記透明基板側から順に、シリカからなるシリカ層と、シランカップリング剤からなるシランカップリング層と、を有する請求項１から４いずれかに記載の偏光板。
6. 前記シランカップリング層は、フッ素を含む請求項５に記載の偏光板。
7. 前記透明基板は、前記使用帯域の光の波長に対して透明であり、且つ、ガラス、水晶又はサファイアで構成される請求項１から６いずれかに記載の偏光板。
8. 前記透明基板の他方の面上に配置され、サファイアからなる熱伝導板をさらに備える請求項１から７いずれかに記載の偏光板。
9. ワイヤグリッド構造を有する偏光板の製造方法であって、
   前記偏光板の使用サイズよりも大きい透明基板の一方の面側において、透明基板側から順に、反射層と、誘電体層と、吸収層を備えるとともに、使用帯域の光の波長よりも短いピッチで所定方向に延在する格子状凸部を形成する格子状凸部形成工程と、
   前記透明基板の一方の面側において前記透明基板の表面及び前記格子状凸部の表面を覆う撥水層を形成する撥水層形成工程と、
   前記撥水層が形成された透明基板を前記使用サイズに切断する切断工程と、を有する偏光板の製造方法。
10. 請求項１から８いずれかに記載の偏光板を備える光学機器。