JP2019061069A - シール体およびシール連続体 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品貼付用の販促シール体として使用することができ、かつ、商品購入者が皮膚表面に貼付して使用することができるシール体、また、このシール体を複数有するシール連続体を提供する。【解決手段】シール体1は、被着物に貼付される下層シール部2と、下層シール部2の表面に積層された中間層3と、中間層3の表面に積層された上層シール部4と、を有している。上層シール部4は、表面基材41と、表面基材41の裏面に形成された粘着剤層42と、を有している。上層シール部4の粘着剤層42は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。シール体1において、上層シール部4は、中間層3の表面から剥離可能とされている。【選択図】図2

Description

本発明は、シール体およびシール連続体に関する。
従来、被着物に貼付されるシール体(本明細書中、「シール」は、「ラベル」、「ステッカー」を含むものとする)として、裏面に粘着剤層が形成された基材の表面に各種印刷による印刷部を有するシール体が公知である。また、この種のシール体がセパレータの表面に複数貼り付けられたシール連続体も公知である。
なお、先行する特許文献1には、表面側から順に、第1基材と、剥離層と、粘着剤層と、第2基材と、を有し、第2基材には、第2基材を第1領域および第2領域の少なくとも2つの領域に分離する切込み線が形成されており、切込み線で分離された領域のうち、シールとなる第1領域の裏面に剥離処理が施されている、シール付きラベルが記載されている。
特開2014−194448号公報
上述したシール体は、例えば、被着物としての商品の販売促進を図るなどのために、各種の文字や図柄が印刷され、商品表面や包装などに貼付されることがある。また、例えば、商品購入者に対するノベルティグッズとして、袋に入れられたシール体が商品に添付されることもある。
ところで、近年、フェイスシールやボディシール等、人が皮膚表面にシール体を直接貼付する機運が高まってきている。しかしながら、この種の皮膚に貼付可能なシール体を、商品購入者に対するノベルティグッズとしつつ、商品販促用のシール体を商品に貼付するためには、次の課題がある。
すなわち、従来の手法によると、ノベルティグッズとしての袋入りシール体と、商品貼付用の販促シール体との2つを準備することが必要となる。そのため、2つのシール体によるコストの増加や、2つのシール体を別々に商品や包装につける手間の増加などにより、現実には、いずれか一方のシール体しか採用することが難しい。特に、商品が食品や日用品等の場合には、商品が耐久消費財の場合に比べて売価が比較的安いため、商品貼付用の販促シール体のみが採用されるのが通常である。そして、商品に貼付された販促シール体は、一般には、商品購入者によって廃棄されている。このように、従来のシール体は、商品の付加価値を向上させることが難しい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、商品貼付用の販促シール体として使用することができ、かつ、商品購入者が皮膚表面に貼付して使用することができるシール体、また、このシール体を複数有するシール連続体を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、被着物に貼付される下層シール部と、
上記下層シール部の表面に積層された中間層と、
上記中間層の表面に積層された上層シール部と、を有しており、
上記上層シール部は、表面基材と、上記表面基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有しており、かつ、上記粘着剤層は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されており、
上記上層シール部が上記中間層の表面から剥離可能とされている、シール体にある。
本発明の他の態様は、セパレータと、
上記セパレータの一方面に貼り付けられた、複数の上記シール体と、
を有する、シール連続体にある。
上記シール体は、上記構成を有している。そのため、上記シール体は、例えば、次のようにして使用することができる。被着物としての商品に上記シール体の下層シール部を貼付する。これにより、上記シール体全体が商品に貼付されるため、上記シール体を、商品貼付用の販促シール体として使用することができる。次いで、この上記シール体が貼付された商品が商品購入者により購入された後、上記シール体の上層シール部は、商品購入者によって中間層の表面から剥離される。この際、上記シール体の下層シール部および中間層は、被着物としての商品に貼付されたまま残る。剥離された上層シール部は、表面基材と、表面基材の裏面に形成された粘着剤層とを有している。ここで、上層シール部の粘着剤層は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。そのため、商品購入者は、剥離した上層シール部を、顔や体などにおける皮膚表面に貼付して使用することができる。
このように、上記シール体は、商品貼付用の販促シール体として使用可能、かつ、商品購入者が皮膚表面に貼付して使用可能であり、2つの用途を同時に実現することができる。よって、上記シール体によれば、商品の付加価値を向上させることができる。
また、上記シール連続体は、上記構成を有している。そのため、上記シール連続体によれば、複数の上記シール体を順次セパレータから剥離し、連続的に複数の被着物へ貼付することが可能となる。
実施形態1のシール体を模式的に示した平面図(上面図)である。 図1におけるII−II線矢視断面を模式的に示した断面図である。 実施形態2のシール連続体を模式的に示した説明図である。 実施形態3のシール連続体を模式的に示した説明図である。
(実施形態1)
実施形態1のシール体について、図1および図2を用いて説明する。図1および図2に例示されるように、本実施形態のシール体1は、下層シール部2と、中間層3と、上層シール部4と、を有しており、上層シール部4は、中間層3の表面から剥離可能とされている。なお、以下では、シール体1における各部位の表裏は、被着物(不図示)側の面を裏面、その反対側の面をおもて面として説明する。
下層シール部2は、シール体1の使用時に、被着物に貼付される部位である。なお、被着物には、商品や商品の包装などが含まれる。下層シール部2は、具体的には、下層基材21と、下層基材21の裏面に形成された粘着剤層22と、を有する構成とすることができる。この構成によれば、下層シール部2の粘着剤層22によって被着物へ貼付されるシール体1が得られる。また、この構成によれば、下層シール部2の下層基材21の基材表面に、文字や図柄、絵柄等の印刷部23を形成することができる。下層基材21の基材表面に印刷部23を有する場合には、被着物としての商品の販促用文章や図柄、上層シール部4の使用方法、注意書き等、各種の情報を印刷することができる。
下層シール部2の下層基材21は、例えば、塗工紙等の紙類などより構成することができる。また、下層シール部2の粘着剤層21は、例えば、エマルジョン型のアクリル系粘着剤などより構成することができる。下層シール部2の下層基材21の厚みは、例えば、50μm〜150μm程度とすることができる。また、下層シール部2の粘着剤層21の厚みは、例えば、10μm〜50μm程度とすることができる。本実施形態では、下層シール部2として、例えば、リンテック社製 「LVOC 2617」、「グロスMHR 8K」などを用いることができる。
中間層3は、下層シール部2の表面に積層されている。中間層3は、下層シール部2から容易に剥離されないように一体化されているとよい。中間層3は、具体的には、中間基材31と、中間基材31の表面に形成されたシリコーン層33と、中間基材31の裏面に形成された粘着剤層32と、を有する構成とすることができる。この構成によれば、シリコーン層33の表面が中間層3の最表面となり、中間層3の最表面に剥離性(離型性)が付与される。そのため、この構成によれば、中間層3の表面からの上層シール部4の剥離を確実なものとすることができる。本実施形態は、この構成により、上層シール部4が中間層3の表面から剥離可能とされている例である。また、上記構成によれば、中間層3の粘着剤層32によって下層シール部2への積層が確実なものとなる。
中間層3の中間基材31は、例えば、ポリエステル等の樹脂などより構成することができる。これらは1種または2種以上併用することができる。ポリエステルとしては、具体的には、ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。また、中間層3の粘着剤層32は、例えば、溶剤型のアクリル系粘着剤などより構成することができる。中間層3の中間基材31の厚みは、例えば、15μm〜50μm程度とすることができる。また、中間層3の粘着剤層32の厚みは、例えば、5μm〜30μm程度とすることができる。
中間層3は、透明性を有しているとよい。この構成によれば、中間層3の表面から上層シール部4を剥離した際に、中間層3よりも下方に位置する下層シール部2の表面が透けて見える。そのため、例えば、下層シール部2の表面に印刷を行った際に、この印刷部23を、中間層3を介して視認することが可能となる。そのため、この構成によれば、シール体1の機能性を向上させることができる。
本実施形態では、中間層3として、例えば、マルウ接着社製 「シリコンラミ ラミ用 白GS」などを用いることができる。なお、マルウ接着社製 「シリコンラミ ラミ用 白GS」は、透明性を有している。中間層3は、例えば、ラミネート加工することにより、下層シール部2の表面に積層することができる。
上層シール部4は、シール体1が被着物に貼付された後、被着物に貼付されたシール体1から剥離され、人の皮膚に貼付されて使用可能な部位である。上層シール部4は、中間層3の表面に積層されている。上層シール部4は、表面基材41と、表面基材41の裏面に形成された粘着剤層42と、を有している。ここで、上層シール部4の粘着剤層42は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。
なお、本実施形態では、上層シール部4の全体が、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。つまり、上層シール部4の粘着剤層42だけでなく、上層シール部4の表面基材41も、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。この構成によれば、上層シール部4を人の皮膚表面に貼付する使用形態を確実なものとすることができる。上層シール部4は、例えば、フェイスシール、ボディシール等として使用することができる。なお、上記にいうヒト皮膚一次刺激性試験(パッチテスト)は、社団法人 日本毛髪科学協会に委託して実施することができる。
上層シール部4の表面基材41は、例えば、ポリオレフィン等の樹脂などより構成することができる。これらは1種または2種以上併用することができる。ポリオレフィンとしては、具体的には、例えば、エチレン・1−ヘキセン共重合体、エチレンホモポリマーなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用することができる。なお、上層シール部4の表面基材41は、他にも、二酸化チタン、ステアリン酸亜鉛、酸化アルミニウムなどの添加剤を1種または2種以上含むことができる。また、上層シール部4の粘着剤層42は、例えば、アクリル系粘着剤などより構成することができる。アクリル系粘着剤としては、皮膚に適用した際に、汗等による耐性を確保しやすいなどの観点から、溶剤型のものを好適に用いることができる。上層シール部4の表面基材41がポリオレフィンより構成されており、上層シール部4の粘着剤層42がアクリル系粘着剤より構成されている場合には、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格するように構成しやすい利点がある。なお、上層シール部4の表面基材41および粘着剤層42の材料としては、具体的には、絆創膏の基材材料および絆創膏の粘着剤層材料などを使用することができる。絆創膏は、人の皮膚に貼って使用されるものであるため、絆創膏の基材材料および絆創膏の粘着剤層材料は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格することができる。本実施形態では、上層シール部4として、例えば、王子タック社製 「POW80/P3X/L6W」などを用いることができる。なお、上記POW80/P3X/L6Wは、社団法人 日本毛髪科学協会によるヒト皮膚一次刺激性試験としての医薬部外品のヒト皮膚に対するパッチテストの結果、健常人に皮膚に対する刺激性が認められない材料であり、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格した材料である。
上層シール部4は、例えば、ラミネート加工することにより、中間層3の表面に積層することができる。上層シール部4の表面基材41の厚みは、例えば、50μm〜150μm程度とすることができる。また、上層シール部4の粘着剤層42の厚みは、例えば10μm〜50μm程度とすることができる。
上層シール部4の表面基材41は、基材表面に印刷部43を有することができる。この構成によれば、上層シール部4のデザイン性を向上させることができ、上層シール部4を、例えば、フェイスシール、ボディシール等として使用しやすくなる。なお、図1では、上層シール部4の表面基材41に形成された印刷部43は、省略されている。
上層シール部4は、当該上層シール部4を、第1の領域401および第2の領域402の少なくとも2つの領域に分離する切り込み部403を有する構成とすることができる。この構成によれば、切り込み部403を境にして、第1の領域401または第2の領域402を中間層3から剥離することができる。そのため、例えば、図1に例示されるように、第1の領域401の外周に第2の領域402を配置し、第1の領域401に文字や図柄、絵柄等の印刷部43(図1では不図示)を形成しておくことにより、この第1の領域401を、フェイスシール、ボディシール等として使用することが可能となる。なお、切り込み部403は、例えば、打ち抜き加工(トムソン加工)などにより形成することができる。
なお、シール体1の全体の厚みは、例えば、140μm〜480μm程度とすることができる。
本実施形態のシール体1は、上記構成を有している。そのため、シール体1は、例えば、次のようにして使用することができる。被着物としての商品にシール体1の下層シール部2を貼付する。これにより、シール体1全体が商品に貼付されるため、シール体1を、商品貼付用の販促シール体として使用することができる。次いで、このシール体1が貼付された商品が商品購入者により購入された後、シール体1の上層シール部4は、商品購入者によって中間層3の表面から剥離される。この際、シール体1の下層シール部2および中間層3は、被着物としての商品に貼付されたまま残る。剥離された上層シール部4は、表面基材41と、表面基材41の裏面に形成された粘着剤層42とを有している。ここで、上層シール部4の粘着剤層42は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されている。そのため、商品購入者は、剥離した上層シール部4を、顔や体などにおける皮膚表面に貼付して使用することができる。
このように、シール体1は、商品貼付用の販促シール体として使用可能、かつ、商品購入者が皮膚表面に貼付して使用可能であり、2つの用途を同時に実現することができる。よって、シール体1によれば、商品の付加価値を向上させることができる。
(実施形態2)
実施形態2のシール連続体について、図3を用いて説明する。
図3に例示されるように、本実施形態のシール連続体5は、セパレータ51と、セパレータ51の一方面に貼り付けられた、複数のシール体1と、を有している。本実施形態では、シール体1として、実施形態1のシール体1が用いられる。
本実施形態では、セパレータ51は、ロール状に形成されている。そして、複数のシール体1は、ロール状のセパレータ51の表面上に、互いに離間した状態で等間隔に並んで貼り付けられている。貼り付け部位は、具体的には、下層シール部2の粘着剤層22である。セパレータ51の材料としては、例えば、グラシン紙などを例示することができる。
本実施形態のシール連続体5は、上記構成を有している。そのため、シール連続体5によれば、複数のシール体1を順次セパレータ51から剥離し、連続的に複数の被着物へ貼付することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3のシール連続体について、図4を用いて説明する。
図4に例示されるように、本実施形態のシール連続体5は、セパレータ51が、シート状に形成されている。そして、複数のシール体1は、シート状のセパレータ51の表面上に、互いに離間した状態で等間隔に並んで貼り付けられている。その他の構成は、実施形態2と同様である。
本実施形態のシール連続体5によっても、複数のシール体1を順次セパレータ51から剥離し、連続的に複数の被着物へ貼付することが可能となる。
(実験例)
凸版間欠式輪転印刷機を用い、複数のシール体を有するシール連続体を作製した。
材料として、ロール状の下記材料を準備した。
−下層シール部材料−
リンテック社製 「LVOC 2617」
「LVOC 2617」は、セパレータ/粘着剤/基材の積層構造を有している。セパレータは、グラシン紙、粘着剤は、エマルジョン型のアクリル系粘着剤、基材は、塗工紙(厚み89μm)よりなる。
−中間層材料−
マルウ接着社製 「シリコンラミ ラミ用 白GS」(透明)
「シリコンラミ ラミ用 白GS」は、セパレータ/粘着剤/基材/シリコーン層の積層構造を有している。セパレータは、ポリラミグラシン、粘着剤は、溶剤型のアクリル系粘着剤、基材は、ポリエチレンテレフタレート(厚み25μm)よりなる。なお、シリコーン層は、基材表面にシリコーン処理が施されて形成されたものである。
−上層シール部材料−
王子タック社製 「POW80/P3X/L6W」
「POW80/P3X/L6W」は、セパレータ/粘着剤/基材の積層構造を有している。セパレータは、ポリラミ上質紙、粘着剤は、溶剤型のアクリル系粘着剤、基材は、ポリオレフィン(厚み80μm、白色)よりなる。なお、「POW80/P3X/L6W」は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格した材料である。
−印刷用インク−
DICグラフィックス社製、「ダイキュアMARシリーズ」
なお、「ダイキュアMARシリーズ」では、皮膚刺激性(PII)が2.0より大きいモノマーは使用されていない。
下層シール部材料の基材表面に、印刷用インク(墨1c)にて所定の印刷部を印刷した。そして、この印刷部が形成された下層シール部材料の基材表面に、セパレータを剥離した中間層材料をラミネート加工した。次いで、上記ラミネートされた中間層の基材表面に、セパレータを剥離した上層シール部材料をラミネート加工した。これにより、ロール状のシール原反を作製した。
次いで、作製したシール原反における上層シール部材料の基材表面に、印刷用インク(プロセス4c)にて所定の印刷部を印刷した。そして、打ち抜き加工後、カス上げを行い、巻き取った。これにより、印刷部付きのシール原反を作製した。
次いで、作製した印刷部付きのシール原反をスリット加工し、ロール状に形成することで、ロール状のシール連続体を得た。また、同様にして、作製した印刷部付きのシール原反を断裁機にてカット加工し、シート状に形成することで、シート状のシール連続体を得た。
本発明は、上記各実施形態、各実験例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 シール体
2 下層シール部
3 中間層
4 上層シール部
41 表面基材
42 粘着剤層
5 シール連続体
51 セパレータ
本発明の一態様は、被着物に貼付される下層シール部と、
上記下層シール部の表面に積層された中間層と、
上記中間層の表面に積層された上層シール部と、を有しており、
上記上層シール部は、表面基材と、上記表面基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有しており、かつ、上記粘着剤層は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されており、
上記上層シール部は、当該上層シール部を、第1の領域および第2の領域の少なくとも2つの領域に分離する切り込み部を有しており、
上記上層シール部が上記中間層の表面から剥離可能とされている、シール体にある。
上層シール部4は、当該上層シール部4を、第1の領域401および第2の領域402の少なくとも2つの領域に分離する切り込み部403を有している。この構成によれば、切り込み部403を境にして、第1の領域401または第2の領域402を中間層3から剥離することができる。そのため、例えば、図1に例示されるように、第1の領域401の外周に第2の領域402を配置し、第1の領域401に文字や図柄、絵柄等の印刷部43(図1では不図示)を形成しておくことにより、この第1の領域401を、フェイスシール、ボディシール等として使用することが可能となる。なお、切り込み部403は、例えば、打ち抜き加工(トムソン加工)などにより形成することができる。
本発明の一態様は、被着物に貼付される下層シール部と、
上記下層シール部の表面に積層された中間層と、
上記中間層の表面に積層された上層シール部と、を有しており、
上記中間層は、中間基材と、上記中間基材の表面に形成されたシリコーン層と、上記中間基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有しており、
上記上層シール部は、表面基材と、上記表面基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有しており、かつ、上記粘着剤層は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されており、
上記上層シール部は、当該上層シール部を、第1の領域および第2の領域の少なくとも2つの領域に分離する切り込み部を有しており、
上記上層シール部が上記中間層の表面から剥離可能とされている、シール体にある。
中間層3は、下層シール部2の表面に積層されている。中間層3は、下層シール部2から容易に剥離されないように一体化されているとよい。中間層3は、具体的には、中間基材31と、中間基材31の表面に形成されたシリコーン層33と、中間基材31の裏面に形成された粘着剤層32と、を有している。この構成によれば、シリコーン層33の表面が中間層3の最表面となり、中間層3の最表面に剥離性(離型性)が付与される。そのため、この構成によれば、中間層3の表面からの上層シール部4の剥離を確実なものとすることができる。本実施形態は、この構成により、上層シール部4が中間層3の表面から剥離可能とされている例である。また、上記構成によれば、中間層3の粘着剤層32によって下層シール部2への積層が確実なものとなる。

Claims (9)

  1. 被着物に貼付される下層シール部と、
    上記下層シール部の表面に積層された中間層と、
    上記中間層の表面に積層された上層シール部と、を有しており、
    上記上層シール部は、表面基材と、上記表面基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有しており、かつ、上記粘着剤層は、ヒト皮膚一次刺激性試験に合格する材料より形成されており、
    上記上層シール部が上記中間層の表面から剥離可能とされている、シール体。
  2. 上記上層シール部の表面基材は、ポリオレフィンより構成されており、
    上記上層シール部の粘着剤層は、アクリル系粘着剤より構成されている、請求項1に記載のシール体。
  3. 上記中間層は、中間基材と、上記中間基材の表面に形成されたシリコーン層と、上記中間基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有している、請求項1または2に記載にシール体。
  4. 上記中間層が、透明性を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシール体。
  5. 上記上層シール部の表面基材は、基材表面に印刷部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシール体。
  6. 上記下層シール部は、下層基材と、上記下層基材の裏面に形成された粘着剤層と、を有している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシール体。
  7. 上記下層シール部の下層基材は、基材表面に印刷部を有する、請求項6に記載のシール体。
  8. 上記上層シール部は、当該上層シール部を、第1の領域および第2の領域の少なくとも2つの領域に分離する切り込み部を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のシール体。
  9. セパレータと、
    上記セパレータの一方面に貼り付けられた、複数の請求項1〜8のいずれか1項に記載のシール体と、
    を有する、シール連続体。
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