JP2019060211A - サンドイッチパネル、及び壁ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】大判化ユニット工法によって、耐火性能が低下しにくい外壁を構築することができるサンドイッチパネルを提供する。【解決手段】サンドイッチパネル1は、略矩形状であり、二枚の金属外皮10,20の間に芯材30を設けてなる。芯材30は、第一芯材31と、第一芯材31よりも耐火性の高い第二芯材32とで構成されている。サンドイッチパネル1の4つの端部の少なくとも1つの端部において、第二芯材32は、第一芯材31よりもサンドイッチパネル1の外周縁側に設けられ、かつ、第一芯材31と第二芯材32とは、サンドイッチパネル1の厚み方向と直交する方向において、第一芯材31と第二芯材32とに差し込まれる固定具40により結合されている。【選択図】図2

Description

本発明は、サンドイッチパネル、及び壁ユニットに関する。
従来、物流倉庫などの建物に火災が起きた際に災害の広がりを抑えるため、図10Aに示すように、建物躯体に胴縁材510を取り付けた後、サンドイッチパネル600を1枚ずつ胴縁材510に取り付け、複数並べて外壁500が構築されている(特許文献1)。サンドイッチパネル600は、二枚の金属外皮610,620の間に、接着剤を介して芯材630が挟持されてなる。サンドイッチパネル600は、Y方向の一端部には嵌合凸部640を備え、Y方向の他端部には嵌合凹部650を備え、X方向の両端部には遮蔽部660,660を備える。芯材630は、ロックウール631及び石膏ボード632からなり、石膏ボード632が二枚の金属外皮610,620の間の外周縁の全周にわたって枠状に設けられ、ロックウール631は枠状に設けられた石膏ボード632の枠内に設けられている。
この外壁500の縦目地部500Aでは、図10Bに示すように、左右方向(X方向)に隣り合うサンドイッチパネル600,600は、その遮蔽部660,660が突き合せられた状態で、ドリルねじ520により胴縁材510に留め付けられている。縦目地部500Aの屋外側(胴縁材510に対してサンドイッチパネル600が配置される側)には、シーリング530及びシール材540が配置されている。縦目地部500Aの屋内側(胴縁材510に対してサンドイッチパネル600が配置されていない側)には、断熱材550及びシール材560が配置されている。
しかしながら、このような工法(以下、単板工法という)では、サンドイッチパネル600の取付けのために、足場の設置が必要である。また、サンドイッチパネル600を1枚ずつ吊り上げ、建物躯体の胴縁材510に取付ける必要があり、手間がかかる。
さらに、縦目地部500Aにおいて、図10A及び図10Bに示すように、サンドイッチパネル600の屋内側に胴縁材510が存在する。そのため、縦目地部500Aに水漏れなどが生じた場合、外壁500の施工完了後の確認のために、縦目地部500Aを点検しようとする場合、胴縁材510が障害となって、建物の屋内側から縦目地部500Aを点検及び確認をできない。そのため、縦目地部500Aの点検・確認をするためには、建物の外部に足場の設置が必要となる。
そこで、足場の設置が不要で、省力化や短工期化が可能で、施工完了後でも縦目地部の点検・確認を屋内側から容易に行うことができる工法として、図11Aに示すように、地組等によりサンドイッチパネル600と胴縁材510とをドリルねじ520で取り付けて一体化した壁ユニット700を用いる工法(以下、大判化ユニット工法という)が知られている(特許文献2)。大判化ユニット工法では、壁ユニット700の胴縁材510を建物躯体に取り付け、図11Bに示すように、複数並べて、外壁800が構築される。
この外壁800の縦目地部800Aでは、図12Aに示すように、左右方向(X方向)に隣り合うサンドイッチパネル600,600は、その遮蔽部660,660が突き合せられた状態で配置されている。胴縁材510は、縦目地部800Aにおいてサンドイッチパネル600の屋内側には存在しない。縦目地部800Aに最も近い胴縁材510は、縦目地部800Aから左右方向(X方向)に離れた位置にある。縦目地部800Aの屋外側には、シーリング810及びシール材820,820が配置され、屋内側には、断熱材830、シール材840,840及び塞ぎ板850が配置されている。
この外壁800の横目地部800Bでは、図12Bに示すように、上下方向(Y方向)に隣り合うサンドイッチパネル600,600は、一方のサンドイッチパネル600の嵌合凸部640が、他方のサンドイッチパネル600の嵌合凹部650に嵌合されている。
特開2013−189789号公報 特開2016−113838号公報
しかしながら、サンドイッチパネル600を用いて大判化ユニット工法で施工した外壁800では、単板工法とは異なり、縦目地部800Aにおいて、サンドイッチパネル600の屋内側に胴縁材510が存在しないため、壁ユニット700を取り付けた建物内で火災が起きた際に、縦目地部800Aから横目地部800Bに熱が伝わりやすくなる。そのため、芯材630を金属外皮610,620に固定する接着剤による接着効果が低下し、サンドイッチパネル600の屋内側の金属外皮620が熱変形すると、石膏ボード632とロックウール631との間に隙間ができるおそれがある。そのため、外壁800の耐火性能が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、大判化ユニット工法によって、耐火性能が低下しにくい外壁を構築することができるサンドイッチパネル、及び壁ユニットを提供することである。
本発明のサンドイッチパネルは、二枚の金属外皮の間に芯材を設けた略矩形状のサンドイッチパネルであって、前記芯材は、第一芯材と、前記第一芯材よりも耐火性の高い第二芯材とで構成され、前記サンドイッチパネルの4つの端部の少なくとも1つの端部において、前記第二芯材は、前記第一芯材よりも前記サンドイッチパネルの外周縁側に設けられ、かつ、前記第一芯材と前記第二芯材とは、前記サンドイッチパネルの厚み方向と直交する方向において、前記第一芯材と前記第二芯材とに差し込まれる固定具により結合されている。
前記サンドイッチパネルの第一方向の一端側の第一端部には嵌合凸部が形成され、前記第一方向の他端側の第二端部には嵌合凹部が形成され、前記サンドイッチパネルの嵌合凸部は他のサンドイッチパネルの嵌合凹部と嵌合可能に形成されていることが好ましい。
前記固定具は、少なくとも前記一端部から、差し込まれていることが好ましい。
前記サンドイッチパネルは、前記嵌合凸部を複数備えることが好ましい。
前記複数の嵌合凸部は、各々、前記第二芯材の表面に接触する支持片を有し、前記固定具は複数の前記支持片の間に設けられていることが好ましい。
本発明の壁ユニットは、複数の前記サンドイッチパネルと、複数の胴縁材とを備えた壁ユニットであって、前記複数のサンドイッチパネルは前記複数の胴縁材に取り付けられ、前記複数のサンドイッチパネルのうち隣接するサンドイッチパネルは、一方のサンドイッチパネルの嵌合凸部と他方のサンドイッチパネルの嵌合凹部とが嵌合されている。
本発明のサンドイッチパネル、及び壁ユニットは、略矩形状であるサンドイッチパネルの4つの端部の少なくとも1つの端部において、第二芯材は、第一芯材よりもサンドイッチパネルの外周縁側に設けられ、かつ、第一芯材と第二芯材とは、サンドイッチパネルの厚み方向と直交する方向において第一芯材と第二芯材とに差し込まれる固定具により結合されているので、大判化ユニット工法によって、耐火性能が低下しにくい外壁を構築することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る壁ユニットを示す概略斜視図である。 図2は、図1中の切断線E−Eに従って切断した、本発明の実施形態に係るサンドイッチパネルの接続構造を示す概略側断面図である。 図3は、同上のサンドイッチパネルの側断面図である。 図4は、同上のサンドイッチパネルの一端部側の概略平断面図である。 図5Aは、本発明の実施形態における固定具の概略正面図である。図5Bは、本発明の実施形態における固定具の概略側面図である。 図6は、同上の壁ユニットを用いて大判化ユニット工法より構築された外壁の概略斜視図である。 図7は、同上の壁ユニットの縦目地部の構造を示す概略平断面図である。 図8Aは、他の実施形態に係るサンドイッチパネルの側断面図である。図8Bは、さらに他の実施形態に係るサンドイッチパネルの側断面図である。 図9Aは、さらに他の実施形態に係るサンドイッチパネルの概略平断面図である。図9Bは、さらに他の実施形態に係るサンドイッチパネルの概略平断面図である。図9Cは、さらに他の実施形態に係るサンドイッチパネルの概略平断面図である。 図10Aは、従来のサンドイッチパネルを用いて単板工法により構築された外壁を示す概略斜視図である。図10Bは、図10A中の切断線F−Fに従って切断した、外壁の縦目地部の構造を示す概略側断面図である。 図11Aは、従来のサンドイッチパネルを用いた壁ユニットの概略斜視図である。図11Bは、従来の壁ユニットを用いて大判化ユニット工法により構築された外壁を示す概略斜視図である。 図12Aは、図11B中の切断線G−Gに従って切断した、外壁の縦目地部の構造を示す概略側断面図である。図12Bは、図11B中の切断線H−Hに従って切断した、外壁の縦目地部の構造を示す概略側断面図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
〔本実施形態に係るサンドイッチパネル1〕
本実施形態に係るサンドイッチパネル1は、図1に示すように、第一方向である上下方向(Y方向)に並べられた複数枚のサンドイッチパネル1に、左右方向(X方向)に並ぶ複数本の胴縁材60が取り付けられて大判化された横張り構造の壁ユニット2の部材に好適に用いられる。以下では、図2に示す固定状態を基準とし、胴縁材60に対してサンドイッチパネル1が配置される側を屋外側とし、その逆側を屋内側として、説明する。なお、本実施形態では、第一方向は、重力方向に対して平行な方向である。
サンドイッチパネル1は、図2及び図3に示すように、屋外側に面する第一金属外皮10と、屋内側に面する第二金属外皮20との間に芯材30を設けたものであり、X方向を長手方向とし、Y方向を短手方向とし、Z方向を厚み方向とする。このように、サンドイッチパネル1は、図1に示すように、略長方形状である。
図3に示すように、サンドイッチパネル1のY方向の一端側の第一端部1A(以下、上端部1A)には、第一嵌合凸部11及び第二嵌合凸部21(以下、まとめて嵌合凸部11,21という場合がある)が、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)に所定の間隔を置いて形成されている。サンドイッチパネル1のY方向の他端側の第二端部1B(以下、下端部1B)には、第一嵌合凹部12及び第二嵌合凹部22がサンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)に所定の間隔を置いて形成されている。図2に示すように、サンドイッチパネル1の第一嵌合凸部11は、他のサンドイッチパネル1の第一嵌合凹部12と嵌合可能に形成されている。サンドイッチパネル1の第二嵌合凸部21は、他のサンドイッチパネル1の第一嵌合凹部22と嵌合可能に形成されている。図4に示すように、サンドイッチパネル1のX方向の一端側の第三端部1C及びX方向の他端側の第四端部1Dには、下端部1Bから上端部1Aにかけて連続的に遮蔽部15が形成されている。
芯材30は、第一芯材31と、第一芯材31よりも耐火性の高い第二芯材32とで構成されている。サンドイッチパネル1では、XY平面において、第二芯材32は、第一金属外皮10及び第二金属外皮20(以下、まとめて金属外皮10,20という場合がある)の間の外周縁の全周にわたって枠状に設けられている。第一芯材31は、枠状に設けられた第二芯材32の枠内に設けられている。このように、サンドイッチパネル1の4つの端部1A,1B,1C,1Dのうちの上端部1Aにおいて、図2乃至図4に示すように、第二芯材32は、第一芯材31よりもサンドイッチパネル1の外周縁側である上端部1A側に設けられている。さらに、上端部1Aにおいて、第一芯材31と第二芯材32とは、図2乃至図4に示すように、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)と直交する方向であるY方向において第一芯材31と第二芯材32とに差し込まれる固定具40により結合されている。ここで、耐火性がより高いとは、火災の炎又は熱に曝されても、焼損又は溶損がより発生しにくいことをいう。
本実施形態では、上述したように、上端部1Aにおいて、第二芯材32は、第一芯材31よりもサンドイッチパネル1の外周縁側に設けられている。さらに、第一芯材31と第二芯材32とは、サンドイッチパネル1の厚み方向に直交する方向であるY方向において、第一芯材31と第二芯材32とに差し込まれる固定具40により結合されている。そのため、大判化ユニット工法によって複数枚のサンドイッチパネル1を用いて構築された外壁において、例えば、サンドイッチパネル1を取り付けた建物の火災時に屋内側に面する第二金属外皮20が熱変形しても、第二芯材32は第一芯材31と機械的に固定されたままとなり、第二芯材32と第一芯材31との間に隙間が発生しにくくなるため、外壁の耐火性能は低下しにくい。
[金属外皮10,20]
金属外皮10,20は、金属板をロール加工、プレス加工などにより所望の形状に成形することによって得られる。金属板は、例えば、厚みが0.25mm以上2.0mm以下である。金属板としては、例えば、塗装鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板などを用いることができる。
(第一金属外皮10)
第一金属外皮10は、図3及び図4に示すように、その外周端部が屋内側に折り曲げた形状をなしており、いわゆる端部箱折り形状である。
第一金属外皮10は、図4に示すように、芯材30の屋外側の面に重ねられる表面カバー部13と、芯材30の左右方向(X方向)の側面に重ねられる一対の側面カバー部14,14と、側面カバー部14の屋内側の端部から第一金属外皮10のX方向に向けて突出する遮蔽部15,15とを有する。
側面カバー部14は、図4に示すように、表面カバー部13の左右方向(X方向)の両端部から屋内側に向けて折り返されている。表面カバー部13と左右一対の遮蔽部15,15は略平行である。左右一対の側面カバー部14,14は、表面カバー部13及び左右一対の遮蔽部15,15に対して略垂直である。
左右一対の側面カバー部14,14は、図4に示すように、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)の長さL,Lが厚み方向(Z方向)互いに異なる。そのため、左右一対の遮蔽部15,15は、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)の位置が、若干ずれている。これにより、サンドイッチパネル1を2枚左右方向(X方向)に並べたときに、2枚のサンドイッチパネル1,1の表面カバー部13の厚み方向(Z方向)の位置を合わせたうえで、左右2枚のサンドイッチパネル1の遮蔽部15,15同士を厚み方向(Z方向)に並べて重ねることができ、2枚のサンドイッチパネル1の側面カバー部14,14間の縦目地を通じて屋内側に雨水が浸入することを遮蔽部15,15によって抑制することができる。
左右一対の遮蔽部15,15には、シール材16が取り付けられる。シール材16は、サンドイッチパネル1を2枚左右方向(X方向)に並べたときに、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)に重なる2つの遮蔽部15,15間の隙間を上下方向(Y方向)に亘ってシールする。
シール材16は、平断面略U字状であり、遮蔽部15の先端部を差込可能な溝を有する。シール材16は、遮蔽部15の先端部を屋外側から屋内側にかけて覆う。サンドイッチパネル1を2枚左右方向(X方向)に並べたときに、一方のサンドイッチパネル1の側面カバー部14に他方のサンドイッチパネル1の遮蔽部15の先端をシール材16を介して当てることができ、これによりシール材16によって側面カバー部14と遮蔽部15との間の左右方向(X方向)の隙間をシール可能である。
表面カバー部13は、図3に示すように、平板状の化粧面部110と、化粧面部110の下端部に連設された断面略U字状の折り返しスカート部120と、折り返しスカート部120に連設された端縁部130とを有する。表面カバー部13は、化粧面部110の上端部に連設された溝形状の凹段部140と、凹段部140の上端部に連設された屋外側折り返し部150とを有する。化粧面部110は、上端部から下端部に亘って接着剤を介して芯材30に接着されている。
凹段部140は、化粧面部110の上端部から屋内側に向けて略水平に突出する下溝壁部141と、下溝壁部141の屋内側端部から上方に向けて突出する底溝壁部142と、底溝壁部142の上端部から屋外側に向けて略水平に突出する上溝壁部143とを有する。上溝壁部143の屋外側端部は、下溝壁部141の屋外側端部よりも屋内側に位置している。凹段部140は、下溝壁部141と底溝壁部142が接着剤を介して芯材30に接着されている。
屋外側折り返し部150は、上下方向(Y方向)に長い折り返し形状である。屋外側折り返し部150は、上溝壁部143の屋外側端部から上方に向けて突出する立ち上がり部151と、立ち上がり部151の上端部から屋内側に向けて略水平に突出する先端部152と、先端部152の屋内側端部から下方に向けてジグザグに突出する機能部153と、機能部153の下端から屋内側に向けて略水平に突出する支持片154とを有する。
機能部153は、先端部152の屋内側端部から屋内側ほど下方に位置するように突出する傾斜部155と、この傾斜部155の下端部に連続する被係止用凹部156とを有する。被係止用凹部156は、機能部153の下部に位置する。被係止用凹部156は、屋外側に略V字状に凹んだ溝状であり、上溝壁部157と下溝壁部158とを有する。
上溝壁部157は、傾斜部155の下端部から屋外側ほど下方に位置するように突出している。下溝壁部158は、上溝壁部157の屋外側端部から屋内側ほど下方に位置するように突出している。下溝壁部158の屋内側端部である下端部から、支持片154が屋内側に向けて略水平に突出している。
折り返しスカート部120は、上下方向(Y方向)に細長い断面略U字状のものである。折り返しスカート部120は、化粧面部110の下端部から下方に向けて突出する垂下部121と、垂下部121の下端部から屋内側に向けて突出する円弧状の先端部122と、先端部122の屋内側端部から上方に向けて突出する第一溝側壁部123とを有する。第一溝側壁部123の上端部に、端縁部130が連接されている。サンドイッチパネル1は、折り返しスカート部120の内部には、芯材30が配置されていない。
端縁部130は、第一溝側壁部123の上端部から屋内側に向けて略水平に突出する溝底壁部131と、溝底壁部131の屋内側端部から下方に向けてジグザグに突出する溝側壁部132と、溝側壁部132の下端部である屋内側端部から屋内側に向けて略水平に突出する支持片133とを有する。溝側壁部132は、溝底壁部131の屋内側端部から屋内側ほど下方に位置するように突出する傾斜部134と、傾斜部134の下端部に連続する係止用凸部135とを有する。係止用凸部135は、溝側壁部132の下部に位置する。傾斜部134と支持片133は、接着剤によって芯材30に接着されている。
屋外側折り返し部150の立ち上がり部151は、図3に示すように、化粧面部110よりも屋内側に位置する。凹段部140の底溝壁部142は、立ち上がり部151よりも屋内側に位置する。これにより、屋外側折り返し部150と凹段部140の屋外側に、図2に示すように、折り返しスカート部120が収納される。さらに、凹段部140の屋外側には、図2に示すように、第一固着具70の頭部71が収納される。第一固着具70としては、例えば、ドリルねじ、ビス、釘などを用いることができる。
屋外側折り返し部150がサンドイッチパネル1の屋外側の第一嵌合凸部11を構成する。折り返しスカート部120及び端縁部130がサンドイッチパネル1の屋外側の第一嵌合凹部12を構成する。詳しくは、折り返しスカート部120が嵌合凹部12の屋外側の側壁を構成し、端縁部130の溝底壁部131が第一嵌合凹部12の底壁を構成し、端縁部130の溝側壁部132が第一嵌合凹部12の屋内側の側壁を構成する。
係止用凸部135と被係止用凹部156は、図2に示すように、2枚のサンドイッチパネル1,1を第一嵌合凹部12と第一嵌合凸部11との嵌合により接続した場合に、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)に離れた箇所に位置するように形成される。
(第二金属外皮20)
サンドイッチパネル1の第二金属外皮20は、平板部210と、平板部210の上端部に連設された屋内側第一折り返し部220と、平板部210の下端部に連設された屋内側第二折り返し部230と、屋内側第二折り返し部230に連接された端縁部240とを備える。第二金属外皮20の平板部210は、芯材30の屋内側の面に左右方向(X方向)に亘って接着されている。
屋内側第一折り返し部220は、上下方向(Y方向)に細長い断面略U字状のものである。屋内側第一折り返し部220は、平板部210の上端部から屋外側に向けて略水平に突出する支持片221と、支持片221の屋外側端部から上方に向けて突出する立ち上がり部222と、立ち上がり部222の上端部から屋外側に向けて略水平に突出する先端部223と、先端部223の屋外側端部から下方に向けて突出する垂下部224と、垂下部224の下端部から屋外側に向けて略水平に突出する支持片225とを有する。支持片221と先端部223と支持片225は略平行である。立ち上がり部222と垂下部224は、略平行であり、支持片221と先端部223と支持片225に対して略垂直である。
立ち上がり部222は、平板部210よりも屋内側第二折り返し部230の厚み分だけ屋外側に位置する。これにより、図2に示すように、立ち上がり部222の屋内側に、屋内側第二折り返し部230が収納される。
屋内側第二折り返し部230は、上下方向(Y方向)に細長い断面略U字状のものである。屋内側第二折り返し部230は、平板部210の下端部から下方に向けて突出する垂下部231と、垂下部231の下端部から屋外側に向けて円弧状に突出する先端部232と、先端部232の屋外側端部から上方に向けて突出する溝側壁部233とを有する。
端縁部240は、溝側壁部233の上端部から屋外側に向けて略水平に突出する支持片241と、支持片241の屋外側端部から下方に向けて突出する溝側壁部242と、溝側壁部242の下端部から屋外側に向けて略水平に突出する支持片243とを有する。支持片241と支持片243は略平行であり、溝側壁部242と溝側壁部233と垂下部231は略平行である。支持片241と支持片243は、溝側壁部242と溝側壁部233と垂下部231に対して略垂直である。
屋内側第二折り返し部230は、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)の長さが、支持片221のサンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)の長さよりも若干短い。また、支持片241は、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)の長さが、立ち上がり部222と垂下部224との間の距離よりも若干長い。
屋内側第一折り返し部220は、屋外側折り返し部150と略同じ上下長さで形成されている。端縁部240の溝側壁部242は、溝側壁部132と略同じ上下長さである。屋内側第二折り返し部230は、端縁部240の溝側壁部242よりも若干短い上下長さとなっている。
第二金属外皮20では、屋内側第一折り返し部220がサンドイッチパネル1の屋内側の第二嵌合凸部21を構成し、屋内側第二折り返し部230と端縁部240がサンドイッチパネル1の屋内側の第二嵌合凹部22を構成する。更に詳しくは、屋内側第二折り返し部230が第二嵌合凹部22の屋内側の側壁を構成し、端縁部240の支持片241が第二嵌合凹部22の底壁を構成し、端縁部240の溝側壁部242が第二嵌合凹部22の屋外側の側壁を構成する。
[芯材30]
芯材30は、第一芯材31と、第一芯材31よりも耐火性の高い第二芯材32とで構成されている。
サンドイッチパネル1の上端部1Aにおいて、図3及び図4に示すように、第二芯材32には、X方向に所定の間隔Dを空けて固定具40が複数本打ち込まれており、第二芯材32は複数の固定具40によって、第一芯材31に固定されている。複数の固定具40を打ち込む間隔Dは、例えば、300mm程度である。
サンドイッチパネル1の下端部1Bにおいて、図3に示すように、第一芯材31と第二芯材32とは、接着層50により結合されている。
また、図2及び図3に示すように、第二芯材32の表面は、支持片154及び支持片225と接触している。これにより、火災時に、石膏ボード32とロックウール31との間に隙間が発生しにくくなる。
(第一芯材31)
第一芯材31は、図2及び図3に示すように、複数のブロック体33が上下方向(Y方向)に並んで構成されている。複数のブロック体33のそれぞれは、無機繊維体をバインダー等でブロック状に固めたものである。複数のブロック体33は、上下方向(Y方向)の長さが互いに同じであり、厚み方向(Z方向)の長さが互いに同じである。複数のブロック体33は、隣接する側面同士が直接接しており、これにより、全体として1枚の略矩形板状の第一芯材31が形成されている。無機繊維体としては、例えば、ロックウール、グラスウール、セラミックファイバーなどが挙げられる。第一芯材31の材質としては、断熱性能と共に耐火性能を有するロックウール、グラスウール、フェノールフォームなどを用いることが好ましい。無機繊維体の密度は好ましくは120kg/m以上200kg/m以下である。
(第二芯材32)
第二芯材32の材質は、第一芯材31よりも耐火性が高い材質であればよく、例えば、耐火性を有する石膏ボード、無機質材料などを用いることができる。無機質材料としては、例えば、珪酸カルシウムなどを用いることができる。
(固定具40)
固定具40は、図5A及び図5Bに示すように、2本の足部41,41と、これら足部41,41を連結する連結部42とを有する、二股のU字型の釘(ステープル)である。固定具40の寸法は、第二芯材32の左右方向(X方向)の長さなどに応じて適宜調整すればよい。具体的に、外幅S1は、好ましくは4mm以上22mm以下、より好ましくは16mm以上22mm以下である。足長さS2は、好ましくは22mm以上38mm以下、より好ましくは32mm以上38mm以下である。線厚S3は、好ましくは0.7mm以上1.6mm以下、より好ましくは1.3mm以上1.6mm以下である。線幅S4は、好ましくは0.7mm以上1.6mm以下、より好ましくは1.3mm以上1.6mm以下である。固定具40の材質としては、例えば、鉄、ステンレス鋼などが挙げられる。
固定具40は、図4に示すように、連結部42の長手方向が左右方向(X方向)と平行に打ち込まれている。これにより、左右方向(X方向)における単位長さ当たりの足部41の差し込み本数を、固定具40の1回の打ち込みで2本とすることができ、例えば、サンドイッチパネル1を取り付ける建物の火災時(加熱時)に、屋内側に面する第二金属外皮20が熱変形しても、第二芯材32と第一芯材31との間の隙間の発生をより抑制することができる。さらに、固定具40を打ち込むための機器の先端を支持片243又は支持片133の間に保持しやすく、作業性により優れる。また、金属外皮10,20が火災時に加熱側へ変形した際に、第二芯材32は金属外皮10,20の変形に追従せず、第一芯材31及び第二芯材32が元の位置に留まることが耐火性能を満足する上で重要である。そのためには、金属外皮10,20と固定具40とは、機械的に独立させておく必要がある。例えば、連結部42の長手方向が厚み方向(Z方向)に対して平行となるように、固定具40を取り付ける場合、固定具40の足部41が支持片225又は支持片154を貫通して、固定具40が打ち込まれるおそれがある。そうすると、加熱時の金属外皮10,20の加熱側への変形に対して固定具40が追従してしまい、第二芯材32と第一芯材31との間に隙間が発生しやすくなるおそれがある。
固定具40を打ち込む本数は、第二芯材31の左右方向(X方向)の長さ、固定具40の外幅S1の長さなどに応じて適宜調整すればよい。さらに、サンドイッチパネル1の上端部1Aにおいて、第一芯材31と第二芯材32とは、接着層50により結合されていてもよい。
本実施形態では、固定具40として、ステープルを用いるが、本発明はこれに限定されない。その例として、固定具40として、一本足の釘を用いることができる。一本足の釘としては、例えば、ドリルねじ、ビス、釘などを用いることができる。
[本実施形態に係るサンドイッチパネル1の製造方法]
サンドイッチパネル1の製造方法の一例について説明する。
まず、第一金属外皮10の両端の略水平部(支持片154,133)と第二金属外皮20の両端の略水平部(支持片225,243)とを略同じ高さに位置合わせするようにして第一金属外皮10と第二金属外皮20とを対向配置する。
次いで、第一芯材31の屋外側の面と、表面カバー部13のうち凹段部140の上下方向(Y方向)の中央部から化粧面部110の下端部までの部位とを、接着剤を用いて接着する。そして、第一芯材31の屋内側の面と、平板部210のうち表面カバー部13の前記部位に対向する部位とを、接着剤を用いて接着する。ここで、第一芯材31は、図4に示すように、表面カバー部13のうち左右方向(X方向)の両端部を除く部分の前記部位に接着させ、且つ平板部210のうち左右方向(X方向)の両端部を除く部分の前記部位に接着させる。
そして、横長の第二芯材32の屋外側の面と、表面カバー部13のうち凹段部140の上端部から凹段部140の上下方向(Y方向)の中央部までの部位とを、接着剤を用いて接着する。さらに、図3に示すように、第二芯材32の上端部の面と第一芯材31の下端部の面とを接着層50を介して接着すると同時に、第二芯材32の屋外側の面と、表面カバー部13のうち傾斜部134及び支持片133の屋内側の面とを、接着剤を用いて接着する。
そして、第二芯材32の屋内側の面と、平板部210のうち表面カバー部13の前記部位に対向する部位とを、接着剤を用いて接着する。ここで、横長の第二芯材32は、表面カバー部13の中央部の左右方向(X方向)の全長に亘るように前記部位に接着させ、且つ平板部210のうち表面カバー部13の前記部位に対向する部位に接着させる。
そして、図4に示すように、左右方向(X方向)に離して配置した一対の縦長の第二芯材32の屋外側の面と、表面カバー部13のうち左右方向(X方向)の両端部とを、接着剤を用いて接着する。このとき、左右一対の側面カバー部14,14はそれぞれ、第二芯材32の左右方向(X方向)の外側の面に、直接接している。そして、左右一対の縦長の第二芯材32,32の屋内側の面と、平板部210のうち表面カバー部13の前記部位に対向する左右方向(X方向)の両端部とを、接着剤を用いて接着する。
最後に、図4に示すように、サンドイッチパネル1の上端部1Aから、複数の固定具40を打ち込み、第一芯材31と第二芯材32とに固定具40を差し込む。
以上のようにして、第一金属外皮10と第二金属外皮20の間に第一芯材31及び第二芯材32とを配置することで、サンドイッチパネル1が形成される。
[本実施形態に係る壁ユニット2]
本実施形態に係る壁ユニット2は、図1に示すように、複数のサンドイッチパネル1と、複数の胴縁材60とを備える。複数のサンドイッチパネル1は、上下方向(Y方向)に並び、これら複数枚のサンドイッチパネル1が、左右方向(X方向)に並ぶ複数の胴縁材60に取り付けられている。複数のサンドイッチパネル1のうち隣接するサンドイッチパネル1,1は、一方のサンドイッチパネル1の嵌合凸部11,21と他方のサンドイッチパネルの嵌合凹部12,22とが嵌合されている。この壁ユニット2は、胴縁材60を介して建物躯体に取付けられ、図6に示すように、複数並べて外壁3が構築される。
このように大判化ユニット工法で施工した外壁3の縦目地部では、図7に示すように、左右方向(X方向)に隣り合うサンドイッチパネル1,1は、その遮蔽部15,15が突き合せられた状態で配置されている。胴縁材60は、縦目地部3Aにおいて、サンドイッチパネル1の屋内側には存在しない。縦目地部3Aに最も近い胴縁材60は、縦目地部3Aから左右方向(X方向)に離れた位置にある。左右方向(X方向)に隣り合うサンドイッチパネル1,1の屋内側には、第二固着具81によって、縦目地部3Aに跨がり縦目地部3Aの長手方向に沿って延びる板状の塞ぎ板80が取付けられている。第二固着具81としては、バルブタイト、ドリルビスなどを用いることができる。塞ぎ板80の取付けは、屋内側から行なわれる。この塞ぎ板80とサンドイッチパネル1,1の屋内側の面との間にはシーリングテープ82及びシール材83が介在している。
縦目地部3Aの内部の屋内側には断熱材84が、縦目地部3Aの内部の屋外側にはシーリング85がそれぞれ介在している。断熱材84としては、セラミックファイバーなどを用いることができる。目地シール86が第二芯材32の木口面の屋外側の部分を覆って配置されている。シーリング85は、例えば湿式のシーリング材からなるが、乾式のガスケットを用いても良い。塞ぎ板80は、鋼板等の金属板からなる。
サンドイッチパネル1を取付けた後、縦目地部3Aにおける施工は下記の工程(1)〜(4)をこの順で行う。
(1)縦目地部3A内の屋外側の部分へのシーリング85を配置する。
(2)縦目地部3A内の屋内側の部分への断熱材84を配置する。
(3)左右に隣り合うサンドイッチパネル1,1の縦目地部3A付近のシール材83及びシーリングテープ82を配置する。
(4)縦目地部3Aを跨ぐ左右に隣り合うサンドイッチパネル1,1の裏面への塞ぎ板80を取付ける。
[他の実施形態]
本実施形態では、第一芯材31と第二芯材32とは、上端部1Aから差し込まれる固定具40により結合されているが、本発明はこれに限定されず、サンドイッチパネル1の4つの端部1A,1B,1C,1Dの少なくとも1つの端部において、第一芯材31と第二芯材32とは、サンドイッチパネル1の厚み方向(Z方向)と直交する方向において、第一芯材31と第二芯材32とに差し込まれる固定具40により結合されていればよい。その例として、固定具40が打ち込まれる端部は、図8Aに示すように上端部1A及び下端部1B、図8Bに示すように下端部1B、図9Aに示すように第三端部1C及び第四端部1D、図9Bに示すように第三端部1C、図9Cに示すように第四端部1D、図3及び図9Aに示すように上端部1A、第三端部1C及び第四端部1D、図8A及び図9Aに示すように上端部1A、下端部1B、第三端部1C及び第四端部1Dなどであってもよい。固定具40が下端部1Bに打ち込まれる際、本実施形態と同様に、固定具40はX方向に所定の間隔Dを空けて複数本打ち込まれていてもよい。第三端部1C及び第四端部1Dの少なくとも一方から固定具40が打ち込まれる場合、固定具40は、Y方向に所定の間隔を空けて複数本打ち込まれていてもよい。また、固定具40は、一方の足部41が第一芯材31に差し込まれ、他方の足部41が第二芯材32に差し込まれるように、打ち込まれていてもよい。
本実施形態では、XY平面において、第二芯材32は、金属外皮10,20の間の外周縁の全周にわたって枠状に設けられているが、本発明はこれに限定されず、サンドイッチパネル1の4つの端部1A,1B,1C,1Dの少なくとも1つの端部において、第二芯材32は、第一芯材31よりもサンドイッチパネル1の外周縁側に設けられていればよい。その例として、サンドイッチパネル1の下端部1Bにおいて、第二芯材32は、第一芯材31よりもサンドイッチパネル1の外周縁側である下端部1Aに設けられていてもよい。
本実施形態では、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする略長方形状のサンドイッチパネルであるが、本発明はこれに限定されず、矩形状であればよい。その例として、略正方形状のサンドイッチパネル1であってもよいし、X方向を短手方向、Y方向を長手方向とする略長方形状のサンドイッチパネルであってもよい。
本実施形態では、第一方向(Y方向)が重力方向に対して平行な方向であり、サンドイッチパネル1は横張り用パネルであるが、本発明はこれに限定されない。その例として、第一方向(Y方向)が重力方向に対して鉛直な方向であり、サンドイッチパネル1は縦張り用パネルであってもよい。
本実施形態では、第一方向(Y方向)が重力方向に対して平行な方向であり、壁ユニット2は横張り構造であるが、本発明はこれに限定されない。その例として、第一方向(Y方向)が重力方向に対して鉛直な方向であり、壁ユニット2は縦張り構造であってもよい。
本実施形態では、上端部1Aには嵌合凸部を2つ備え、下端部1Bには嵌合凹部を2つ備えるが、本発明はこれに限定されない。その例として、1つの嵌合凸部を備え、1つの嵌合凹部を備える構成であってもよいし、3つ以上の複数の嵌合凸部を備え、3つ以上の複数の嵌合凹部を備える構成であってもよい。この際、固定具40は、複数の嵌合凸部の間に設けられていればよい。これにより、サンドイッチパネルと、他のサンドイッチパネルとの嵌合がより外れにくくすることができる。
本実施形態では、第一嵌合凸部11は第二芯材32の表面に接触する支持片154を有し、第二嵌合凸部21は第二芯材32の表面に接触する支持片225を有し、固定具40は、支持片154及び支持片225の間に設けられているが、本発明はこれに限定されない。その例として、複数の嵌合凸部は、各々、第二芯材の表面に接触する支持片を有し、固定具40は複数の支持片の間に設けられていればよい。これにより、火災時に、第一芯材31と第二芯材32との間に隙間が発生しにくくなり、耐火性能がより低下しにくい外壁を構築することができる。
本実施形態では、固定具40は、図4に示すように、連結部42の長手方向が左右方向(X方向)と平行に打ち込まれているが、本発明はこれに限定されず、固定具40の足部41が金属外皮10,20(例えば、支持片225、支持片154)を貫通しなければ、連結部42の長手方向が厚み方向(Z方向)と平行に打ち込まれていてもよい。本実施形態では、遮蔽部15にシール材16が取り付けられているが、本発明はこれに限定されず、遮蔽部15にシール材16が取り付けられていなくてもよい。本実施形態では、サンドイッチパネル1を大判化して壁ユニット2を構成するようにしたが、この発明は、壁ユニット2とせずに、建物躯体に胴縁材60を取付けた後にサンドイッチパネル1を胴縁材60に取付ける形式の外壁にも適用することができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。

Claims (6)

  1. 二枚の金属外皮の間に芯材を設けた略矩形状のサンドイッチパネルであって、
    前記芯材は、第一芯材と、前記第一芯材よりも耐火性の高い第二芯材とで構成され、
    前記サンドイッチパネルの4つの端部の少なくとも1つの端部において、前記第二芯材は、前記第一芯材よりも前記サンドイッチパネルの外周縁側に設けられ、かつ、前記第一芯材と前記第二芯材とは、前記サンドイッチパネルの厚み方向と直交する方向において、前記第一芯材と前記第二芯材とに差し込まれる固定具により結合されている
    サンドイッチパネル。
  2. 前記サンドイッチパネルの第一方向の一端側の第一端部には嵌合凸部が形成され、前記第一方向の他端側の第二端部には嵌合凹部が形成され、前記サンドイッチパネルの嵌合凸部は他のサンドイッチパネルの嵌合凹部と嵌合可能に形成されている
    請求項1に記載のサンドイッチパネル。
  3. 前記固定具は、少なくとも前記第一端部から、差し込まれている
    請求項2に記載のサンドイッチパネル。
  4. 前記サンドイッチパネルは、前記嵌合凸部を複数備える
    請求項2又は3に記載のサンドイッチパネル。
  5. 前記複数の嵌合凸部は、各々、前記第二芯材の表面に接触する支持片を有する
    請求項4に記載のサンドイッチパネル。
  6. 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の複数のサンドイッチパネルと、複数の胴縁材とを備えた壁ユニットであって、
    前記複数のサンドイッチパネルは前記複数の胴縁材に取り付けられ、
    前記複数のサンドイッチパネルのうち隣接するサンドイッチパネルは、一方のサンドイッチパネルの嵌合凸部と他方のサンドイッチパネルの嵌合凹部とが嵌合されている
    壁ユニット。
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