JP6946028B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に係り、特に、梁の側方位置に外壁パネルが設置された構成で梁周りの耐火性能を確保することが可能な建物に関する。
梁の側方位置に外壁パネルが設置された建物において梁周りの耐火性能を確保するための技術は、これまでに幾つか開発されている。例えば、特許文献1に記載の技術によれば、梁であるH形鋼の周囲を耐火板で覆うことで耐火性能を確保している。
特開2004−003288号公報
ただし、特許文献1に記載の技術を用いる場合には、梁であるH形鋼の周囲を耐火板で覆うのに手間を要し、施工し難くなってしまう。また、外壁パネルが梁に側方位置にある構成では、梁周りに耐火板を配置することが特に困難となり、作業効率が著しく低くなる可能性がある。
これに対して、梁周りの耐火性能をより簡単な施工方法にて確保するための方策としては、図7に示す構成が考えられる。図7は、参考例に係る梁周りの耐火構造を示す側方断面図である。
図7に図示の耐火構造について説明すると、H形鋼からなる梁100に略ブロック形状のロックウール板110が取り付けられている。このロックウール板110は、梁100の両フランジ部101、102とウェブ部103とで形成される空間Sに挿入された梁挿入部111と、ロックウール板110の上端部及び下端部に突出形成された被覆部112と、を備える。そして、梁挿入部111が上記の空間Sに挿入されると、被覆部112がフランジ部101、102の小口面を被覆するようになる。
以上のように図7に図示のロックウール板110によれば、梁挿入部111を空間Sに挿入するのみで梁100に取り付けられる。しかしながら、梁100と外壁パネルとの間隔が比較的狭い場合には、上記のロックウール板110であっても梁100への取り付け作業が困難となる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、梁の側方位置に外壁パネルが設置された構成において梁周りの耐火性能をより容易に確保することが可能な建物を提供することである。
前記課題は、本発明の建物によれば、鋼材からなる梁と、該梁の側方位置に配置された外壁パネルと、を有する建物であって、前記梁のうち、下面及び前記建物の屋内側に位置する側面が断熱材によって覆われており、前記梁のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの裏面に対向しており、前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が耐火材によって構成され、前記外壁パネルは、該外壁パネルの厚み方向に複数の層を並べて構成された積層パネルであり、前記複数の層のうち、前記厚み方向において前記建物の屋内側に位置する層は、前記耐火材が取り付けられた断熱層であって、前記断熱層は、断熱材からなる断熱層本体部と、該断熱層本体部を取り囲んだ金属製の枠部と、を有し、前記枠部において鉛直方向に沿って延出する延出部分には、該延出部分と交差する方向に突出した突出部分が設けられており、前記突出部分に前記耐火材が締結具によって固定され、前記延出部分には、該延出部分の延出方向に沿って延びた凹部が形成されており、前記突出部分を有する金物が前記凹部に嵌まり込むことで前記延出部分に前記突出部分が設けられており、前記突出部分は、前記延出方向及び前記厚み方向と交差する方向に突出していることにより解決される。
以上のように構成された本発明の建物では、梁のうち、下面及び屋内側に位置する側面を断熱材によって覆う。また、梁のうち、屋外側に位置する側面を外壁パネルの裏面と対向させる。ここで、外壁パネルにおいて裏面の少なくとも一部をなす部分は、耐火材によって構成されている。これにより、梁の屋外側に位置する側面を覆う部材を取り付ける必要がなくなり、結果として、梁周りの耐火性能をより容易に確保することが可能となる。
また上記の構成では、外壁パネルのうち、梁の側面(厳密には、屋外側の側面)と対向する部分が、耐火材が取り付けられた断熱層となっている。これにより、梁周り(特に、梁と外壁パネルとの間)における耐火性能を効率よく確保することが可能となる。
また上記の構成では、外壁パネルの断熱層に設けられた枠部の延出部分に突出部分を設け、当該突出部分に耐火材を固定する。これにより、耐火材を適切に外壁パネルに固定することが可能となる。
また上記の構成では、枠部の延出部分に形成された凹部に、突出部分を有する金物を嵌め込むことで上記の延出部分に突出部分が設けられるようになる。このような構成であれば、耐火材を固定するためのスペースを容易に確保することが可能となる。
また前記課題は、本発明の建物によれば、鋼材からなる梁と、該梁の側方位置に配置された外壁パネルと、を有する建物であって、前記梁のうち、下面及び前記建物の屋内側に位置する側面が断熱材によって覆われており、前記梁のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの裏面に対向しており、前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が耐火材によって構成され、前記外壁パネルは、該外壁パネルの厚み方向に複数の層を並べて構成された積層パネルであり、前記複数の層のうち、前記厚み方向において前記建物の屋内側に位置する層は、前記耐火材が取り付けられた断熱層であって、前記断熱層は、断熱材からなる断熱層本体部と、該断熱層本体部を取り囲んだ金属製の枠部と、を有し、前記枠部は、短辺をなす一対の短辺部と、該短辺部の両端同士を連結している一対の長辺部とを有し、前記枠部において鉛直方向に沿って延出する前記短辺部及び前記長辺部の一方には、前記一方と交差する方向に突出した突出部分が設けられており、前記突出部分に前記耐火材が締結具によって固定されていることによっても解決される。
また、上記の構成において、前記枠部は、断面C字状からなり、前記一対の長辺部は、前記枠部において鉛直方向に沿って延出し、前記突出部分は、前記長辺部に設けられ、該長辺部から前記枠部の内側に向かって突出し、前記厚み方向において前記耐火材と対向する位置に配置されていると良い。
また、上記の構成において、前記突出部分に固定された状態の前記耐火材は、前記断熱層本体部のうち、前記耐火材の周囲に位置する部分とともに前記外壁パネルの前記裏面を構成し、前記裏面のうち、前記耐火材によって構成される領域と、前記耐火材の周囲に位置する前記断熱層本体部によって構成される領域とが前記厚み方向において同じ位置に配置されるように前記耐火材が前記突出部分に固定されているとよい。
上記の構成では、外壁パネルの裏面のうち、耐火材によって構成される領域と、耐火材の周囲に位置する断熱層本体部によって構成される領域とが略面一となる。これにより、外壁パネルの取り扱い易さ(例えば、運搬し易さ)が向上する。
また、上記の構成において、前記梁は、H形鋼からなり、前記梁のフランジ部に前記外壁パネルが固定されており、前記梁のウェブ部のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの前記裏面に対向しており、前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が石膏ボードからなるとよい。
上記の構成では、H形鋼からなる梁のウェブ部のうち、屋外側に位置する側面が外壁パネルの裏側に配置された石膏ボードと対向する。このような構成であれば、梁周りの耐火性能を適切に確保することが可能となる。
また、上記の構成において、前記外壁パネルは、固定用金物を介して前記梁の前記フランジ部に固定されており、前記外壁パネルの下方位置には他の外壁パネルが配置されており、前記外壁パネルと前記他の外壁パネルとの間には隙間が形成されており、前記隙間の屋内側開口がゴム製のシール剤によって塞がれているとよい。
上記の構成では、上下に並ぶ外壁パネルの間の隙間の屋内側開口をゴム製のシール剤によって塞ぐ。このようにパネル間の隙間の屋内側開口がゴム製のシール剤によって塞がれることで、建物の耐火性能を更に向上させることが可能となる。
本発明の建物によれば、梁の側方位置に外壁パネルが設置された構成において梁周りの耐火性能をより容易に確保することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る建物が採用する耐火構造を示す側方断面図である。 本発明の一実施形態に係る外壁パネルを屋外側から見た図である。 本発明の一実施形態に係る外壁パネルの屋内側断熱層を裏側から見た図である。 図3のA−A断面を示す図である。 図3のB−B断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る建物における耐火構造の施工手順を示す図である。 参考例に係る建物が採用する耐火構造を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
本実施形態に係る建物は、鋼材からなる梁の側方位置に外壁パネルが配置された建物である。建物には、住宅(戸建住宅や集合住宅)、商業ビル、工業内の建屋、店舗及び施設等が含まれる。なお、以下では、複数階建ての建物を例に挙げて説明することとする。ただし、本発明は、一階建ての建物にも適用可能である。
また、以下の説明中、「屋内側」及び「屋外側」とあるのは、建物の屋内側及び屋外側を意味している。
<建物の概略構造>
先ず、図1を参照しながら本実施形態に係る建物(以下、建物1)について概略構造を説明する。建物1は、図1に示すように階層間に梁2を有する。この梁2は、鋼材からなり、厳密にはH形鋼からなる。梁2は、その直上にある階(上階)の床パネル6を上面に載せて支持する。また、梁2は、その直下に位置する階の天井パネル(不図示)や内壁パネル7を、金物(具体的には、後述の下側固定用金物4)を介して支持する。
梁2の側方位置(厳密には、梁2よりも屋外側に位置して梁2と横並び状態となる位置)には、図1に示すように、外壁パネル3が配置されている。この外壁パネル3(以下、上方の外壁パネル3)は、上側固定用金物9を介して梁2の上側のフランジ部2aに固定されている。上側固定用金物9は、固定用金物の一例であり、鋼板を3次元状に折り曲げたり複数の板片を溶接したりすることで構成されている。また、上側固定用金物9は、梁2に固定される部分(梁固定部9a)と、上方の外壁パネル3に固定される外壁パネル固定部9bと、を有する。
梁固定部9aは、梁2の上側のフランジ部2aの上に載置され、当該フランジ部2aにボルト止めされている。梁固定部9aは、屋外側に向かって略水平に延出している。外壁パネル固定部9bは、梁固定部9aの屋外側端部に隣接し、梁固定部9aと略直交する方向に延出している。そして、外壁パネル固定部9bの屋外側端面に上方の外壁パネル3が固定されている。
さらに、梁2には、その直下に位置する階(下階)の外壁を構成する外壁パネル3(以下、下方の外壁パネル3)が取り付けられている。下方の外壁パネル3は、他の外壁パネルに該当し、図1に示すように上方の外壁パネル3の下方位置(厳密には、直下位置)に配置されている。下方の外壁パネル3は、下側固定用金物4を介して梁2の下側のフランジ部2aに固定されている。
下側固定用金物4は、鋼板を3次元状に折り曲げたり複数の板片を溶接したりすることで構成されている。また、下側固定用金物4は、図1に示すように、梁2に固定される部分(梁固定部4a)と、下方の外壁パネル3に固定される部分(外壁パネル固定部4b)と、内壁パネル7に固定される部分(内壁パネル固定部4c)と、を有する。
梁固定部4aは、梁2の下側のフランジ部2aの直下に位置し、当該フランジ部2aにボルト止めされている。外壁パネル固定部4bは、梁固定部4aと連続しており、側方視で逆さJ字状に屈曲している。そして、外壁パネル固定部4bの屋外側の端部に下方の外壁パネル3が固定されている。内壁パネル固定部4cは、梁固定部4aから垂下している。そして、内壁パネル固定部4cに内壁パネル7の上端部が固定されている。
ところで、上方の外壁パネル3と下方の外壁パネル3との間には、図1に示すように隙間としての目地Mが形成されている。目地Mは、梁2の長手方向(換言すると、建物1の梁方向)に沿って長く延びた横目地であり、屋外側及び屋内側にそれぞれ開口を有している。目地Mの屋外側開口は、上方の外壁パネル3の仕上げ材11と、下方の外壁パネル3の仕上げ材11との間に設けられた開口である。目地Mの屋内側開口は、上方の外壁パネル3の屋内側断熱層14と、下方の外壁パネル3の屋内側断熱層14との間に設けられた開口である。なお、図1に示すように、目地Mの屋外側開口は、屋内側開口よりも下がった位置にある。
そして、目地Mの屋外側開口及び屋内側開口は、それぞれ、封止材にて塞がれている。より詳しく説明すると、目地Mの屋外側開口は、コーキング材T1によって塞がれている。目地Mの屋内側開口は、シリコーンゴムからなるシール剤T2によって塞がれている。なお、目地Mの屋内側開口をゴム製のシール剤T2にて塞ぐことにより、建物1の耐火性能を効果的に向上させることが可能となる。
<外壁パネルの詳細構造>
次に、図1〜図5を参照しながら前述した外壁パネル3の構成、特に、上方の外壁パネル3の構成について説明する。建物1の外壁を構成する外壁パネル3は、いずれも、その厚み方向に複数の層を並べて構成された積層パネルである。具体的に説明すると、外壁パネル3は、図1及び図2に示すように、屋外側から順に、仕上げ材11、通気層12、屋外側断熱層13及び屋内側断熱層14を有する。
仕上げ材11は、正面視で略矩形状のボード材(面材)からなる層である。なお、外壁パネル3において、仕上げ材11の上端は、残りの層(屋外側断熱層13や屋内側断熱層14)の上端よりも若干下がった位置にある。仕上げ材11の下端も、また、残りの層の下端よりも若干下がった位置にある。
通気層12は、仕上げ材11と屋外側断熱層13との間に設けられた空間である。なお、図2に示すように、仕上げ材11と屋外側断熱層13との間には、通気層12を形成するためのスペーサ12aが介在している。屋外側断熱層13は、断熱材(例えば、高密度グラスウール)のボードによって構成されており、幾分の厚みを有する。
屋内側断熱層14は、外壁パネル3を構成する複数の層のうち、外壁パネル3の厚み方向において屋内側に位置する断熱層である。すなわち、屋内側断熱層14において屋内側に面する面(以下、屋内側断熱層14の裏面)は、外壁パネル3の裏面に相当する。そして、外壁パネル3が梁2の側方位置に設置された状態では、図1に示すように、屋内側断熱層14の裏面が梁2のウェブ部2bのうち、屋外側に位置する側面と対向する。
屋内側断熱層14は、図2及び図3に示すように、断熱材(例えば、高性能グラスウール)からなる断熱層本体部14aと、断熱層本体部14aを取り囲んだ金属製のパネルフレーム14bと、を有する。パネルフレーム14bは、枠部に相当し、正面して略矩形型をなしている。また、外壁パネル3が設置された状態では、パネルフレーム14bの長辺方向が梁方向に沿っている。
パネルフレーム14bについてより詳しく説明すると、パネルフレーム14bは、図3に示すように、短辺をなす一対の短辺部21と、短辺部21の両端同士を連結している一対の長辺部22とを有する。各長辺部22は、パネルフレーム14bにおいて所定方向に延出する延出部分であり、具体的には短辺部21と直交する方向に延出している。なお、本実施形態では、パネルフレーム14bのうち、外壁パネル3が所定位置(正規の配置位置)に配置された状態にあるときに鉛直方向に沿う部分が長辺部22となる。ただし、これに限定されるものではなく、外壁パネル3が正規の配置位置に配置された状態にあるときに鉛直方向に沿う部分が短辺部21であってもよい。
また、パネルフレーム14bは、短辺部21の中央部同士を連結している中間部23を有する。この中間部23は、長辺部22と同じくパネルフレーム14bにおいて所定方向に延出する延出部分である。より具体的に説明すると、中間部23は、パネルフレーム14bによって囲まれる空間(フレーム内空間)を二分するように、短辺部21と直交する方向に延出している。
そして、図4及び図5に示すように、短辺部21、長辺部22及び中間部23によって囲まれるスペースにボード状の断熱層本体部14aが嵌まり込まれることで、屋内側断熱層14が構成されている。
また、本実施形態において、図3に示すように、屋内側断熱層14の裏側(屋内側)には耐火材としての石膏ボード10が取り付けられている。この石膏ボード10は、正面視で略矩形状の板体であり、外壁パネル3において当該外壁パネル3の裏面(厳密には、屋内側断熱層14の裏面)の一部をなす部分である。
より詳しく説明すると、図3に示すように、パネルフレーム14bにおいて短辺部21、長辺部22及び中間部23によって囲まれるスペースに断熱層本体部14aが嵌め込まれた後、屋内側断熱層14の裏側から石膏ボード10を上記のスペースに配置する。この際、先に上記スペース内に配置された断熱層本体部14aに石膏ボード10を押し当て、断熱層本体部14aを厚み方向に圧縮させながら石膏ボード10を上記スペース内に収める。そして、石膏ボード10を所定の固定箇所にビスにて固定することにより、石膏ボード10が屋内側断熱層14の裏側に取り付けられるようになる。
なお、本実施形態では、図3に示すように、外壁パネル3の裏面の一部が石膏ボード10の表面によって構成されており、残りの部分(厳密には、パネルフレーム14bが配置されている部分を除く)については断熱層本体部14aの表面によって構成されている。より具体的に説明すると、パネルフレーム14bの短辺部21、長辺部22及び中間部23によって囲まれるスペースが屋外側に有する開口において、当該開口の下側部分が石膏ボード10によって覆われ、それ以外の部分が断熱層本体部14aによって覆われている(図1参照)。
以上のように、本実施形態において、屋内側断熱層14の裏側に固定された状態の石膏ボード10は、断熱層本体部14aのうち、石膏ボード10の周囲に位置する部分とともに外壁パネル3(厳密には、屋内側断熱層14)の裏面を構成している。ただし、これに限定されるものではなく、外壁パネル3の裏面全体が石膏ボード10によって構成されていてもよい。
以下では、石膏ボード10の固定構造について図3乃至図5を参照しながら説明する。本実施形態では、図3に示すように、パネルフレーム14bに舌状の突出部分16が設けられており、この突出部分16に石膏ボード10が固定されている。
より詳しく説明すると、パネルフレーム14bの長辺部22は、軽溝形鋼(C形鋼)からなり、図4に示すように、中間部23に面した開口を備えている。また、中間部23は、H形鋼からなり、図4に示すように、両側端にそれぞれ長辺部22に面した開口を備えている。つまり、長辺部22及び中間部23には、各々の延出方向に沿って延びた凹部24が形成されていることになる。
そして、図4に示すように、長辺部22及び中間部23の各々に形成された凹部24には受け金物15が嵌まり込んでいる。この受け金物15は、石膏ボード10を固定するために用いられる金物である。また、受け金物15は、図4に示すように、リップ溝側鋼からなるベース部分17と、ベース部分17の上端面から突出した突出部分16と、を有する。ベース部分17は、長辺部22及び中間部23の各々に形成された凹部24に嵌め込まれる部分である。なお、ベース部分17は、凹部24に嵌め込まれた状態では、長辺部22及び中間部23の各々において凹部24(具体的には開口)の両脇に位置する側壁に挟まれている。
そして、ベース部分17が長辺部22及び中間部23の各々の凹部24に嵌め込まれることで、長辺部22及び中間部23の各々に突出部分16が設けられる。より詳しく説明すると、ベース部分17が長辺部22及び中間部23の各々の凹部24に嵌め込まれた状態において、突出部分16は、長辺部22及び中間部23の各々の延出部分及び外壁パネル3の厚み方向の双方と交差する方向に突出している。
分かり易く説明すると、長辺部22の凹部24にベース部分17が嵌まり込んだ受け金物15では、図3に示すように突出部分16が中間部23に向かって突出している。また、中間部23の凹部24にベース部分17が嵌まり込んだ受け金物15では、図3に示すように突出部分16が長辺部22(厳密には、より近い方の長辺部22)に向かって突出している。
そして、図4に示すように、長辺部22及び中間部23に設けられた突出部分16のそれぞれに石膏ボード10が当接しており、その上で、石膏ボード10がビスB(締結具に相当)によって各突出部分16に固定されている。なお、締結具については、ビスBの代わりにネジや釘を用いてもよい。
また、本実施形態において、突出部分16が長辺部22及び中間部23に設けられた状態では、外壁パネル3の裏面(厳密には、屋内側断熱層14の裏面)よりも幾分表側(仕上げ材11が位置する側)に突出部分16が配置されている。より詳しく説明すると、外壁パネル3の裏面よりも石膏ボード10の厚み分だけ表側にずれた位置に突出部分16が配置されている。
したがって、石膏ボード10が突出部分16に固定されると、図5に示すように、外壁パネル3の裏面のうち、石膏ボード10によって構成される領域と、石膏ボード10の周囲に位置する断熱層本体部14aによって構成される領域とが略面一となる。換言すると、本実施形態では、外壁パネル3の裏面のうち、石膏ボード10が占める領域と、断熱層本体部14aが占める領域とが外壁パネル3の厚み方向において同じ位置に配置されるように石膏ボード10が突出部分16に固定されている。
以上のように石膏ボード10が取り付けられた外壁パネル3の裏面は、略平坦面となる。このような構成であれば、外壁パネル3の裏面において石膏ボード10が位置する領域がその他の領域よりも突き出ている構成(すなわち、外壁パネル3の裏面が凹凸面となっている構成)に比べて、外壁パネル3の取り扱いがより容易となる。
なお、本実施形態では、石膏ボード10の固定作業が外壁パネル3の製作工場にて行われる。つまり、本実施形態に係る外壁パネル3は、その裏面に石膏ボード10が取り付けられた状態で建物1の建設現場に向けて運搬される。この際、外壁パネル3の裏面が略平坦面となっていれば、外壁パネル3の運搬性が向上し、効率よく外壁パネル3を運搬することが可能となる。
ちなみに、本実施形態では、長辺部22や中間部23に設けられた突出部分16に石膏ボード10を固定することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、長辺部22や中間部23に石膏ボード10を直接固定してもよい。
<梁周りの耐火構造>
次に、図1及び図6を参照しながら、梁2周りの耐火構造について、その施工手順と共に説明する。梁2周りの耐火構造は、建物1が法令等によって定められた耐火基準を満たす上で必須なものであり、従来は、例えば梁2の下面及び両側面(ウェブ部2bの両側面)を被覆断熱材にて覆う(隠す)構成を採用してきた。
これに対して、本実施形態に係る耐火構造は、上述した従来の構成よりも簡単なものであり、それ故に、耐火構造の施工作業についてもより容易に行うことが可能である。具体的に説明すると、耐火構造を構築するにあたっては、梁2を含め、建物1の躯体各部が既に所定位置に配置されている。その上で、先ず、梁2における上下のフランジ部2aの各々に固定用金物(下側固定用金物4及び上側固定用金物9)をボルト留めする。この際、外壁パネル固定部4b、9bの先端部(自由端部)が屋外側に面するように各固定用金物を配置する。
その後、外壁パネル3を所定位置に配置し、図6に示すように、外壁パネル3を各固定用金物に固定する。具体的に説明すると、上方の外壁パネル3を梁2の側方位置に配置し、上側固定用金物9の外壁パネル固定部9bに固定する。また、下方の外壁パネル3を梁2よりも若干下方(厳密には、下方の外壁パネル3の上端が梁2の下端と略同じ高さに来る位置)に配置し、下側固定用金物4の外壁パネル固定部4bに固定する。この結果、上下に並ぶ一対の外壁パネル3は、固定用金物を介して梁2のフランジ部2aに固定されるようになる。
上方の外壁パネル3が梁2の上側のフランジ部2aに固定された状態では、図1に示すように、梁2のウェブ部2bにおいて屋外側に位置する側面が上方の外壁パネル3の裏面に対向するようになる。より厳密に説明すると、本実施形態に係る耐火構造では、梁2のウェブ部2bにおける屋外側の側面が、外壁パネル3の裏面のうち、石膏ボード10によって構成された部分(石膏ボード10の表面がウェブ部2bに面している部分)に対向している。
なお、本実施形態では、図1に示すように、石膏ボード10の高さが梁2の高さ(梁背)に比べて幾分短くなっているが、梁2の屋外側の遮熱性を確保するのに十分な高さとなっている。
外壁パネル3を設置して固定した後、梁2のうち、屋内側に面する部分を被覆断熱材5によって被覆する。被覆断熱材5は、断熱材(耐火材)であり、適度な可撓性を有する。そして、図1に示すように、梁2の屋内側の端面(具体的には、上下双方のフランジ部の小口面)から梁2の下面に亘って被覆断熱材5で被覆する。これにより、梁2の下面及びウェブ部2bにおいて屋内側に位置する側面が被覆断熱材5によって覆われるようになる。
本実施形態では、梁2を被覆断熱材5にて被覆するに際して、被覆断熱材5の屋内側の端部を梁2の上側のフランジ部2aに溶接ピンPにて固定する。このとき、溶接ピンPにて固定される箇所よりも屋内側に被覆断熱材5が残るように(すなわち、固定しろが残るように)固定する。その後に被覆断熱材5を梁2の屋内側の側面から梁2の下面に亘って配置し、最終的に、被覆断熱材5の屋外側の端部を梁2の下側のフランジ部2aに溶接ピンPにて固定する。
梁2の屋内側部分を被覆断熱材5にて覆った後、内壁パネル7を外壁パネル3よりも屋内側に配置し、当該内壁パネル7を下側固定用金物4の内壁パネル固定部4cに固定する。これにより、内壁パネル7が梁2の下側のフランジ部2aに固定される。
以上までの一連の工程が完了すると、梁2周りの耐火構造が完成する。完成した耐火構造においては、前述したように、梁2において屋内側に面する面(具体的には、上下双方のフランジ部の小口面及びウェブ部2bの側面)及び梁2の下面が被覆断熱材5によって覆われている。また、梁2のウェブ部2bにおいて屋外側に位置する側面が、一部が石膏ボード10によって構成された外壁パネル3の裏面と対向している。このような耐火構造が梁2周りに構築されることにより、耐火基準を満たす建物1がより簡単な施工によって実現されるようになる。
1 建物
2 梁
2a フランジ部
2b ウェブ部
3 外壁パネル
4 下側固定用金物
4a 梁固定部
4b 外壁パネル固定部
4c 内壁パネル固定部
5 被覆断熱材(断熱材)
6 床パネル
7 内壁パネル
8 支持金物
9 上側固定用金物(固定用金物)
9a 梁固定部
9b 外壁パネル固定部
10 石膏ボード(耐火材)
11 仕上げ材
12 通気層
12a スペーサ
13 屋外側断熱層
14 屋内側断熱層
14a 断熱層本体部
14b パネルフレーム(枠部)
15 受け金物
16 突出部分
17 ベース部分
21 短辺部
22 長辺部(延出部分)
23 中間部(延出部分)
24 凹部
100 梁
101,102 フランジ部
103 ウェブ部
110 ロックウール板
111 梁挿入部
112 被覆部
B ビス(締結具)
M 目地(隙間)
P 溶接ピン
S 空間
T1 コーキング材
T2 シール剤

Claims (6)

  1. 鋼材からなる梁と、該梁の側方位置に配置された外壁パネルと、を有する建物であって、
    前記梁のうち、下面及び前記建物の屋内側に位置する側面が断熱材によって覆われており、
    前記梁のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの裏面に対向しており、
    前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が耐火材によって構成され
    前記外壁パネルは、該外壁パネルの厚み方向に複数の層を並べて構成された積層パネルであり、
    前記複数の層のうち、前記厚み方向において前記建物の屋内側に位置する層は、前記耐火材が取り付けられた断熱層であって、
    前記断熱層は、断熱材からなる断熱層本体部と、該断熱層本体部を取り囲んだ金属製の枠部と、を有し、
    前記枠部において鉛直方向に沿って延出する延出部分には、該延出部分と交差する方向に突出した突出部分が設けられており、
    前記突出部分に前記耐火材が締結具によって固定され、
    前記延出部分には、該延出部分の延出方向に沿って延びた凹部が形成されており、
    前記突出部分を有する金物が前記凹部に嵌まり込むことで前記延出部分に前記突出部分が設けられており、
    前記突出部分は、前記延出方向及び前記厚み方向と交差する方向に突出していることを特徴とする建物。
  2. 鋼材からなる梁と、該梁の側方位置に配置された外壁パネルと、を有する建物であって、
    前記梁のうち、下面及び前記建物の屋内側に位置する側面が断熱材によって覆われており、
    前記梁のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの裏面に対向しており、
    前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が耐火材によって構成され
    前記外壁パネルは、該外壁パネルの厚み方向に複数の層を並べて構成された積層パネルであり、
    前記複数の層のうち、前記厚み方向において前記建物の屋内側に位置する層は、前記耐火材が取り付けられた断熱層であって、
    前記断熱層は、断熱材からなる断熱層本体部と、該断熱層本体部を取り囲んだ金属製の枠部と、を有し、
    前記枠部は、短辺をなす一対の短辺部と、該短辺部の両端同士を連結している一対の長辺部とを有し、
    前記枠部において鉛直方向に沿って延出する前記短辺部及び前記長辺部の一方には、前記一方と交差する方向に突出した突出部分が設けられており、
    前記突出部分に前記耐火材が締結具によって固定されていることを特徴とする建物。
  3. 前記枠部は、断面C字状からなり、
    前記一対の長辺部は、前記枠部において鉛直方向に沿って延出し、
    前記突出部分は、
    前記長辺部に設けられ、該長辺部から前記枠部の内側に向かって突出し、
    前記厚み方向において前記耐火材と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建物。
  4. 前記突出部分に固定された状態の前記耐火材は、前記断熱層本体部のうち、前記耐火材の周囲に位置する部分とともに前記外壁パネルの前記裏面を構成し、
    前記裏面のうち、前記耐火材によって構成される領域と、前記耐火材の周囲に位置する前記断熱層本体部によって構成される領域とが前記厚み方向において同じ位置に配置されるように前記耐火材が前記突出部分に固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物。
  5. 前記梁は、H形鋼からなり、
    前記梁のフランジ部に前記外壁パネルが固定されており、
    前記梁のウェブ部のうち、前記建物の屋外側に位置する側面が前記外壁パネルの前記裏面に対向しており、
    前記外壁パネルにおいて前記裏面の少なくとも一部をなす部分が石膏ボードからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の建物。
  6. 前記外壁パネルは、固定用金物を介して前記梁の前記フランジ部に固定されており、
    前記外壁パネルの下方位置には他の外壁パネルが配置されており、
    前記外壁パネルと前記他の外壁パネルとの間には隙間が形成されており、
    前記隙間の屋内側開口がゴム製のシール剤によって塞がれていることを特徴とする請求項に記載の建物。
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