JP2019059489A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供する。【解決手段】 このため、本発明に係る包装袋11は、包装フィルムの両端を重ね合わせて合掌貼り縦シール12を施すと共に、底側を横シールすることで底側横シール13と、上側を横シールすることで上側横シール15と、を形成することで、その内側の内容物収容部14に内容物を封入した包装袋11であって、上側横シール15の部分を横方向に破断することで開封するようにした包装袋11において、開封線上の前記上側横シール15と前記合掌貼り縦シール12とが交差する部分に、合掌貼り縦シール12の幅以上の貫通孔(切り込み)18を設けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、包装フィルムを筒状にフォーミング(成形)しその周方向両端(左右端)を重ね合わせてシール(縦シール)して合掌貼り(背貼り)を形成すると共に、その先端(下端、底側)と後端(上端、上側)をサイドシール(横シール)することで、内部に内容物を封入した所謂ピロータイプ或いはスティックタイプの包装袋の構造に関する。
この種のピロータイプの包装袋の従来例としては、例えば、特許文献1等に記載されている。
ここで、図12(A)、図12(B)に示すような構成のピロータイプの包装袋の場合、使用者が、当該ピロータイプの包装袋1を開封する場合は、ノッチ7を開封開始位置として、充填物注出口(内容物注出口:ビン口)6を通るように(横切るように)横方向に破断(切断)している。
特開平11−263374号公報
しかし、上述のようにして開封するときに、合掌貼り縦シール2の位置で開封が止まってしまったり、開封方向が斜めの方向にずれてしまうことがあり、円滑かつ良好に開封することができないという実情があった(図12(C)参照)。
これは、合掌貼り部分(背張りの部分、縦シール部分)は、円筒状にフォーミングした包装フィルムの周方向端部同士を重ね合わせて熱シールするため少なくとも2枚の包装フィルムが重なり合っているため厚みが厚く、開封抵抗(引き裂き抵抗)が大きい場所となってしまうからである。
すなわち、充填物注出口(ビン口)6が形成される上端を横シールする際には、上端横シール5の部分と、合掌貼り縦シール2を基端部で折り曲げて、これらをまとめて熱シール装置により挟み込んで横シールするため、図12(D)に示すように、上側横シール5や底側横シール3の部分では包装フィルムが4枚重なり合うため、上端横シール5の厚みをT1とし、合掌貼り縦シール2の部分を含めた厚みをT2とすると、T2はT1の約2倍の厚みとなっている。
また、合掌貼り縦シール2を基端部で折り曲げているため、図12(D)の折り部分(折り返し部分)8、9に示す通り、合掌貼り縦シール2が上側横シール5に対して構造上補強リブの役割を果たしてしまい、開封の妨げとなっているといった実情がある。
また、合掌貼り縦シール2は、美観及びシール強度を向上させるために、開封方向と直交する模様(合掌貼り縦シール2の延在方向に沿った複数の縦溝或いは縦すじ、凹凸など)が施されていることがあり、かかる模様が合掌貼り縦シール2の剛性を上げてしまうため、開封の際の妨げ(抵抗)となってしまうといった実情がある。
本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る包装袋は、
包装フィルムの両端を重ね合わせて縦シールを施すと共に、
底側を横シールすることで底側横シールと、上側を横シールすることで上側横シールと、を形成することで、その内側の内容物収容部に内容物を封入した包装袋であって、
上側横シールの部分を横方向に破断することで開封或いは個別に切り離すようにした包装袋において、
開封線或いは切り離し線上の前記上側横シールと前記縦シールとが交差する部分に、縦シールの幅以上を有し厚さ方向に貫通している貫通部を設けた
ことを特徴とする。
本発明において、開封線と交差するように、前記上側横シールには、部分的にシールが施されず内容物収容部に連通された内容物注出口が形成されていることを特徴とすることができる。
本発明において、前記貫通部の開封開始側端部に、厚さ方向に貫通していると共に開封線と交差する方向に延在される傾斜部が接続されていることを特徴とすることができる。
本発明において、前記貫通部は、円形状に貫通されていることを特徴とすることができる。
本発明において、前記貫通部が上側横シールの上端及び開封開始側端部まで延在されていることで、上側横シールの一部が切除されていることを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
(A)は本発明に係る実施例1の包装袋の全体構成を示す正面図であり、(B)はその背面図であり、(C)は(A)のB−B断面図である。 本発明に係る実施例2の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る実施例3の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る実施例4の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)の他の態様の一例を示す背面図である。 本発明に係る包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)の他の態様の一例を示す背面図である。 (A)は本発明に係る実施例5の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図であり、(B)は(A)のC−C断面図である。 本発明に係る実施例6の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る実施例7の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る実施例8の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 本発明に係る実施例9の包装袋の上部構成(拡大した上側横シール部分等)を示す背面図である。 (A)は従来のピロータイプの包装袋(ピロー放送袋)の全体構成を示す正面図であり、(B)はその背面図であり、(C)は(A)のA−A断面図であり、(D)は(C)の合掌部分(合掌貼り縦シールと上側横シールの重畳部分)を拡大して示した図である。
以下に、本発明に係る実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
本発明の実施の形態の一例である実施例1の包装袋(包装体)11は、包装フィルムを筒状にフォーミング(成形)しその周方向両端(左右両側)の内面同士を対面させた状態(掌を合わせたような状態)で重ね合わせてシール(縦シール)して合掌貼り縦シール(背貼り)12を形成すると共に、その先端(下端、底側)を横シールして底側横シールと、後端(上端、上側)を横シールして上側横シール15と、を形成することで、その内側の充填物収容部(内容物収容部)14に内容物を封入した所謂スティックタイプ或いはピロータイプの包装袋である。
より具体的な一例としては、実施例1の包装袋(包装体)11は、例えば連続的に供給される包装フィルムを搬送方向に沿って折り返して開放側(周方向両端)を重畳させ、該重畳部分に対して縦シール(搬送方向に沿った方向のシール(合掌貼り縦シール))12を施して筒状包装袋を形成すると共に、搬送方向と略直交する横方向シール(底側横シール)13を施し、該筒状包装袋内の充填物内容部14に相当する部位に原料充填ノズル等を介して充填物(内容物)を充填し、その後に筒状包装袋の上側部分に横シール(上側横シール)15を施して封止することで3方がシールされた包装袋(ピロータイプ包装袋或いはスティックタイプ包装袋等)である。
なお、実施例1の包装袋(包装体)11の上側横シール15には、部分的にシールが施されず充填物収容部14に連通された内容物注出口(ビン口)16が形成されている。内容物注出口(ビン口)16は開封されたときに注ぎ口となる。
また、図当該内容物注出口(ビン口)16と重ならない位置に合掌貼り縦シール))12は形成されている。
そして、実施例1では、上側横シール15の横方向端部に形成した切り込みであるノッチ17(開封開始位置)から開封したときにその開封線が内容物注出口(ビン口)16を横断して反対側の上側横シール15の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、開封予定線Xと合掌貼り縦シール12とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール12の幅(開封方向長さ)以上のサイズ(長さ)で開封予定線Xに沿って(開封予定線X上に)貫通孔(スリット、切り込み)18を設けるようにした。
なお、当該貫通孔18が、本発明に係る貫通部の一例に相当する。
このように、貫通孔(スリット)18を設けると、使用者がノッチ17(開封開始位置)から終点Yまで開封したときに、開封線上に合掌貼り縦シール12が存在していても、当該合掌貼り縦シール12が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)18自身が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑容易に、使用者は包装袋(包装体)11を開封することができる。
なお、上側横シール15の部分に、充填物注出口(注ぎ口、ビン口)等が設けられていない場合において、連設されている包装袋を個別に切り離す際の切り離し線上に縦シールが存在するような場合(例えば、後述する実施例9等参照)にも、本発明は適用可能である(以下で説明する他の例においても同様である)。
すなわち、実施例1によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
なお、実施例1の包装袋100に用いられる包装フィルムは、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成されることができる。また、包装フィルムは、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造などとすることもできる。以下で述べる他の実施例についても同様である。
実施例2の包装袋(包装体)21は、実施例1と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図2に示すように、ノッチ27(開封開始位置)の位置が合掌貼り縦シール22を挟んで内容物注出口(ビン口)26の反対側に位置するように構成されている。
そして、実施例2においても、上側横シール25の横方向端部に形成した切り込みであるノッチ27(開封開始位置)から開封したときにその開封線が内容物注出口(ビン口)26を横断して反対側の上側横シール25の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、開封予定線Xと合掌貼り縦シール22とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール22の幅以上のサイズ(長さ)で開封予定線Xに沿って(開封予定線X上に)、本発明に係る貫通部としての貫通孔(スリット、切り込み)28が設けられている。
このように、貫通孔(スリット)28を設けると、使用者がノッチ27(開封開始位置)から終点Yまで開封しようとしたときに、開封線上に合掌貼り縦シール22が存在していても、当該合掌貼り縦シール22が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)28自身が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑容易に、使用者は包装袋(包装体)21を開封することができる。
すなわち、実施例2によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
実施例3の包装袋(包装体)31は、実施例1と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図3に示すように、ノッチ37、39(開封開始位置)が合掌貼り縦シール32を挟んで両端に位置するように構成されている。
そして、実施例3においても、上側横シール35の横方向端部に形成した切り込みであるノッチ37或いは39(開封開始位置)から開封したときにその開封線が内容物注出口(ビン口)36を横断して反対側の上側横シール35の横方向端部(終点)39或いは37に到ることができるように、開封予定線Xと合掌貼り縦シール32とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール32の幅以上のサイズ(長さ)で開封予定線Xに沿って(開封予定線X上に)、本発明に係る貫通部としての貫通孔(スリット、切り込み)38が設けられている。
このように、貫通孔(スリット)38を設けると、使用者がノッチ37或いは39(開封開始位置)から終点39或いは37まで開封しようとしたときに、開封線上に合掌貼り縦シール32が存在していても、当該合掌貼り縦シール32が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)38自身が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑容易に、使用者は包装袋(包装体)31を開封することができる。
すなわち、実施例3によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
実施例4の包装袋(包装体)41は、実施例1と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図4に示すように、ノッチ(開封開始位置)がミシン目開封線(易破断線、易引き裂き線)47に連続して形成されている。
そして、実施例4においても、上側横シール45に形成したミシン目開封線47に沿って開封したときにその開封線が上側横シール45の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、ミシン目開封線47(開封予定線)と合掌貼り縦シール42とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール42の幅以上のサイズ(長さ)で開封予定線に沿って、本発明に係る貫通部としての貫通孔(スリット、切り込み)48が設けられている。
このように、貫通孔(スリット)48を設けると、使用者がミシン目開封線47に沿って終点Yまで開封しようとしたときに、開封線上に合掌貼り縦シール42が存在していても、当該合掌貼り縦シール42が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)48自身が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑容易に、使用者は包装袋(包装体)41を開封することができる。
すなわち、実施例4によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
なお、図5、図6に例示した包装袋51、61においても、上述したと同様の作用効果を奏することができる。
また、実施例5の包装袋(包装体)71は、他の実施例の所謂スティックタイプ或いはピロータイプの包装袋と同様であるが、図7(A)、図7(B)に示すように、合掌貼り縦シール72が図7(A)、図7(B)において左端と略一致するように形成された所謂スティックタイプ或いはピロータイプの包装袋である。
そして、実施例5においても、上側横シール75の横方向端部に形成した切り込みであるノッチ77(開封開始位置)から開封したときにその開封線が内容物注出口(ビン口)76を横断して反対側の上側横シール75の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、開封予定線と合掌貼り縦シール72とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール72の幅以上のサイズ(長さ)で開封予定線に沿って、本発明に係る貫通部としての貫通孔(スリット、切り込み)78が設けられている。
なお、実施例5では、実質的には、貫通孔(スリット、切り込み)78がノッチ77として機能している。
このように、貫通孔(スリット)78を設けると、使用者がノッチ77(実質的には符号78)(開封開始位置)から終点Yまで開封しようとしたときに、開封線上に合掌貼り縦シール72が存在していても、当該合掌貼り縦シール72が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)78自身が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑容易に、使用者は包装袋(包装体)71を開封することができる。
すなわち、実施例5によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
実施例6の包装袋(包装体)81は、他の実施例と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図8に示すように、ノッチ87(開封開始位置)の位置が合掌貼り縦シール82を挟んで内容物注出口(ビン口)86の反対側に位置するように構成されている。
そして、実施例6においては、上側横シール85の横方向端部に形成した切り込みであるノッチ87(開封開始位置)から開封したときにその開封線が内容物注出口(ビン口)86を横断して反対側の上側横シール85の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、開封予定線と合掌貼り縦シール82とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール82の幅以上のサイズ(長さ)で開封予定線に沿って、本発明に係る貫通部としての貫通孔(スリット、切り込み)88が設けられている。
なお、貫通孔(スリット、切り込み)88のノッチ87(開封開始位置)側の端部には、上側横シール85の延在方向に対して交差する方向に延在される傾斜部88Aが接続(連設)されている。貫通孔(スリット、切り込み)88は、傾斜部88Aと接続されてL字状貫通孔となっている。
このように、傾斜部88Aを設けると、使用者がノッチ87(開封開始位置)から終点Yまで開封しようとしたときに、開封線が多少斜めに進行等したとしても、開封線を傾斜部88Aと交わらせることができるため、効果的に開封線を貫通孔(スリット)88まで導くことができる。
このため、他の実施例と同様に、開封線上に合掌貼り縦シール82が存在していても、当該合掌貼り縦シール82が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
また、貫通孔(スリット)88が開封方向を案内する機能も奏するため、より円滑かつ容易に、使用者は包装袋(包装体)81を開封することができる。
すなわち、実施例6によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
実施例7の包装袋(包装体)91は、他の実施例と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図9に示すように、合掌貼り縦シール92を挟んで内容物注出口(ビン口)96の反対側にミシン目開封線97(開封開始位置)が設けられている。
そして、上側横シール95に形成したミシン目開封線97に沿って開封したときにその開封線が上側横シール95の横方向端部(終点)Yに到ることができるように、ミシン目開封線97(開封予定線)と合掌貼り縦シール92とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール92の幅以上の所定サイズ(径)を有する貫通孔(ノッチ付き円型貫通孔)98が設けられている。
当該貫通孔98が、本発明に係る貫通部の一例に相当する。
また、貫通孔98には、残りの上側横シール95を良好に破断して内容物注出口(ビン口)96を良好に開封することができるように、円型貫通孔の内容物注出口(ビン口)96側に開封線を連続させるために役立つノッチ98Aが設けられている。
このような構成の貫通孔98を設けると、使用者がミシン目開封線97に沿って終点Yまで開封しようとしたときに、開封線上に合掌貼り縦シール92が存在していても、当該合掌貼り縦シール92が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に開封することができる。
さらに、実施例7においては、貫通孔98は、円形状に貫通され(打ち抜かれ)ており、当該貫通部分をディスプレイ用(店舗販売展示用など)の引っ掛け孔(フック等に引っ掛けるための孔)としても利用することができる。
また、実施例7の貫通孔98は、当該貫通孔98から内容物注出口(ビン口)96までの残りの上側横シール95を良好に破断して内容物注出口(ビン口)96を良好に開封することができるように、円型貫通孔の内容物注出口(ビン口)96側にノッチ98Aを設けているので、開封線を良好な方向に仕向けて内容物注出口(ビン口)96を良好に開封することができる。
また、貫通孔98の形状は、図示したものに限らず、星型、多角形型、ハート型など様々な形状とすることがきるため、見栄えや美観を良くすることなどに貢献可能である。ノッチ98Aの形状も特に限定されるものではなく、線状の切り込みノッチなどとすることもできる。
すなわち、実施例7によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能であると共に、ディスプレイ等のために使い勝手が良く、かつ見栄えや美観等も良くすることができる包装袋を提供することができる。
実施例8の包装袋(包装体)101は、他の実施例と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図10に示すように、内容物注出口(ビン口)106の反対側の上側横シール105の開封時切り離し部分(合掌貼り縦シール102との交差部分を含む)が予め切除され、内容物注出口(ビン口)106の付近にノッチ107(開封開始位置)が設けられている。
すなわち、実施例8において、本発明に係る貫通部は、上側横シール105の上端及び開封開始側端部まで延在(拡張)され、これにより、上側横シール105の一部が切除されている。
このように、上側横シール105の合掌貼り縦シール102部分全幅を含む部分を予め切除して貫通部としておくことで、合掌貼り縦シール102と内容物注出口(ビン口)106の間の位置にノッチ107を形成することができるので、開封線上に合掌貼り縦シール102を存在させないようにすることができ、開封を良好なものとすることができる。
すなわち、実施例8によっても、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することができる。
実施例9の包装袋(包装体)111は、他の実施例と同様のピロータイプの包装袋(包装体)であるが、図11に示すように、複数の包装袋111が連設され、その間(下方の包装袋111の上側横シール115と、上方の包装袋111の底側横シール113の間)に個別に切り離すための切り離し線(ミシン目)117が設けられている。なお、図11では内容物注出口(ビン口)のない例を示しているが、例えば上記実施例で例示したと同様の内容物注出口(ビン口)を設けた包装袋を複数連設した場合の切り離し部にも適用可能である。また、2つの包装袋111を連設しているが、2以上の複数の包装袋を連設する場合にも同様に適用可能である。
そして、実施例9では、切り離し線(ミシン目)117と、合掌貼り縦シール112とが交差する部分(重畳する部分)に、合掌貼り縦シール112の幅以上で切り離し線(ミシン目)117に沿って、細長い貫通孔118を設けるようにした。
なお、当該貫通孔118が、本発明に係る貫通部の一例に相当する。
このように、貫通孔118を設けると、使用者が切り離し線(ミシン目)117に沿って包装袋111を個別に切り離そうとしたときに、切り離し線上に合掌貼り縦シール112が存在していても、当該合掌貼り縦シール112が従来のように開封の妨げとなることが抑制されるため、使用者は良好に切り離すことができる。
なお、貫通孔118の形状は特に限定されるものではなく、切り離し線(ミシン目)117と同じ線幅の貫通孔(スリット、切り込みなど)とすることができるし、実施例7のように円形状或いは星形状やハート形状などなどとして、見栄えや美観を良くしたり、ディスプレイ用の引っ掛け孔として利用するように構成することも可能である。
すなわち、実施例9によっては、簡単かつ低コストな構成でありながら、連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向に交差して存在する包装袋であっても、良好に切り離し可能とすることに貢献可能であると共に、ディスプレイ等のために使い勝手が良く、かつ見栄えや美観等も良くすることができる包装袋を提供することができる。
なお、上記では、貫通孔(スリット、切り込み)18等として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貫通孔(スリット、切り込み)18等に代えて、開封を容易にできるようにするためのミシン目などとすることも可能である。
なお、上述した実施の形態では、包装フィルムの内面同士を対面させて縦シール(合掌貼り縦シール)を施した場合の例を例示したが、本発明はこれに限らず、内側となる包装フィルムの端部の外面と、外側となる包装フィルムの端部の内面と、を重ね合わせて縦シールを形成するタイプの包装袋にも適用可能であり、かかる場合でも、簡単かつ低コストな構成でありながら、縦シールが開封方向(或いは連設された包装袋を個別に切り離すための切り離し方向)に交差して存在する包装袋であっても、良好に開封可能(或いは切り離し可能)として内容物の円滑な取り出しに貢献可能な包装袋を提供することに貢献可能である。
また、本発明に係る上側横シールには、美観及びシール強度を向上させると共に開封の際の案内として機能させるなどのために、開封方向と並行な模様(上側横シール15の延在方向(開封方向)に沿った複数の縦溝或いは縦すじ、凹凸など)が施すことができる。
また、上述した実施の形態では、充填物注出口(内容物注出口)が記載されていたが、本発明はこれに限らず、充填物注出口(内容物注出口)が無い構成で、ノッチ及びミシン目開封線及び貫通部を充填物収容部(内容物収容部)の開封予定部分へ向けた折れ線または斜線または曲線とすることも可能である。
また、充填物注出口(内容物注出口)は、左右がシールされた形状が例示されているが、本発明はこれに限らず、充填物注出口(内容物注出口)の形状を左右いずれか一方がシールされていて、左右いずれか他方を包装フィルムの折り返し辺とすることも可能である。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
11 包装袋(包装体:ピロー或いはスティックタイプ)(実施例1)
12 合掌貼り縦シール
13 底側横シール
14 充填物収容部(内容物収容部)
15 上側横シール
16 充填物注出口(内容物注出口、注ぎ口、ビン口)
17 ノッチ(切り込み)(開封開始位置)
18 貫通孔(スリット、切り込み)
21、31、41、51、61、71、81、91、101、111 包装袋(包装体)
22、32、42、52、62、72、82、92、102、112 合掌貼り縦シール
23、33、43、53、63、73、83、93、103、113 底側横シール
24、34、44、54、64、74、84、94、104、114 充填物収容部(内容物収容部)
25、35、45、55、65、75、85、95、105、115 上側横シール
26、36、46、56、66、76、86、96、106 充填物注出口(内容物注出口、注ぎ口、ビン口)
27、37、39、57、77、87、107 ノッチ(切り込み)(開封開始位置)
28、38、48、58、68、78、118 貫通孔(スリット、切り込み)(本発明に係る貫通部の一例に相当)
39、47、59、67、69、97 ミシン目開封線(本発明に係る開封線の一例)
117 ミシン目切り離し線(本発明に係る切り離し線の一例)
88、88A 貫通孔(L字型貫通孔)
98 貫通孔(ノッチ付き丸型貫通孔))(本発明に係る貫通部の一例)

Claims (5)

  1. 包装フィルムの両端を重ね合わせて縦シールを施すと共に、
    底側を横シールすることで底側横シールと、上側を横シールすることで上側横シールと、を形成することで、その内側の内容物収容部に内容物を封入した包装袋であって、
    上側横シールの部分を横方向に破断することで開封或いは個別に切り離すようにした包装袋において、
    開封線或いは切り離し線上の前記上側横シールと前記縦シールとが交差する部分に、縦シールの幅以上を有し厚さ方向に貫通している貫通部を設けた
    ことを特徴とする包装袋。
  2. 開封線と交差するように、前記上側横シールには、部分的にシールが施されず内容物収容部に連通された内容物注出口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記貫通部の開封開始側端部に、
    厚さ方向に貫通していると共に、開封線と交差する方向に延在される傾斜部が接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記貫通部は、円形状に貫通されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
  5. 前記貫通部が上側横シールの上端及び開封開始側端部まで延在されていることで、上側横シールの一部が切除されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装袋。

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