JP2019059173A - 複合ゴムシートの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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吉田 哲也
Tetsuya Yoshida
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Abstract

【課題】インナーライナーとチェーファーのようにシュリンク量の異なるゴムシートを貼り合わせた複合ゴムシートの製造に際して、波打ち現象の発生を十分に低減させて、スクラップの発生や生産性の低下を招かない複合ゴムシートの製造技術を提供する。【解決手段】インナーライナーとチェーファーとが複合された複合ゴムシートの製造方法であって、ブチルゴムを含む第一ゴムシートとブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して重ね合わせることによりインナーライナーを形成してリールに巻き取るインナーライナー形成工程と、リールから巻き出されたインナーライナーとリールから巻き出されたチェーファーとを貼り合わせて複合ゴムシートとするアッセンブル工程とを備えており、アッセンブル工程において、チェーファーに所定の張力を付与する複合ゴムシートの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ製造用の複合ゴムシートの製造方法および製造装置に関する。
タイヤの製造に際して、シート状のインナーライナーとシート状のチェーファーとが複合された複合ゴムシートが使用されている。
図3は、この複合ゴムシートの従来の製造方法を説明する図であり、(A)はその製造工程を説明する模式斜視図であり、(B)は製造された複合ゴムシートの模式断面図である。図3において、1aはブチルゴムを含む第一ゴムシート、1bは天然ゴムを含む第二ゴムシートであり、第一ゴムシート1aと第二ゴムシート1bとが重ね合わされてインナーライナー2が形成されている。また、3はタイヤのビード部を補強するために第二ゴムシート1bの両側縁部に配置されるチェーファーである。
図3(A)に示すように、予め形成されて送り出されてきたインナーライナー2に対して、チェーファー3をあてがい、圧着ローラー6を用いて押圧、圧着して一体化することにより複合ゴムシート1が製造される。
このとき、インナーライナー2はゴム部材であるため、複合ゴムシート1に形成された後にもシュリンク(縮み)が生じる。一方、チェーファー3は、リムずれ防止のための繊維材(例えばキャンパス布など)が埋設されているため、シュリンクは実質的に生じない。このため、複合ゴムシート1に形成された後、インナーライナーのシュリンク量にチェーファーが追従することが出来ずに歪みが生まれ、シートの両端が大きく波打つ現象(波打ち)が発生する。このような波打ち現象が生じた複合ゴムシートを使用してタイヤの成形を行うと、トラブルの発生を招く恐れがあるため、不適合品として廃棄処分される。この結果、タイヤの製造工程において、スクラップの発生や生産性の低下を招いてしまう。
そこで、未加硫ゴムシートの製造ラインの各部の速度比に工夫を加えて巻き取り時に強制的にシュリンクさせることにより製造後のシュリンクを緩和する方法(特許文献1)や、シュリンクのパラメーターとしてインナーライナーの第二ゴムシートの応力緩和試験におけるMSR(Mooney stress−relaxation rate:ムーニー緩和率)の結果を用いて、複合ゴムシートの製造を決定するという方法(特許文献2)などが提案されている。
特開2010−173223号公報 特開2015−541号公報
しかしながら、上記したいずれの方法も、未だ、波打ち現象の発生を十分に解消できているとは言えず、さらなる改良が求められている。
そこで、本発明は、インナーライナーとチェーファーのようにシュリンク量の異なるゴムシートを貼り合わせた複合ゴムシートの製造に際して、波打ち現象の発生を十分に低減させて、スクラップの発生や生産性の低下を招かない複合ゴムシートの製造技術を提供することを課題とする。
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、以下に記載する発明により上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
インナーライナーとチェーファーとが複合された複合ゴムシートの製造方法であって、
ブチルゴムを含む第一ゴムシートと、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して、重ね合わせることにより、インナーライナーを形成してリールに巻き取るインナーライナー形成工程と、
リールから巻き出された前記インナーライナーとリールから巻き出されたチェーファーとを貼り合わせて複合ゴムシートとするアッセンブル工程とを備えており、
前記アッセンブル工程において、リールから巻き出された前記チェーファーに所定の張力を付与することを特徴とする複合ゴムシートの製造方法である。
請求項2に記載の発明は、
前記チェーファーに付与する張力を、リール巻き状態でのインナーライナーの保管時間に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項3に記載の発明は、
前記チェーファーに付与する張力を、前記第二ゴムシートのMSRを加味して設定することを特徴とする請求項2に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項4に記載の発明は、
前記チェーファーに付与する張力を、タイヤ成形工程において、(インナーライナーの長さ/チェーファーの長さ)が99.0〜100%となるように設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項5に記載の発明は、
前記チェーファーに付与する張力を、自動設定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項6に記載の発明は、
前記チェーファーに付与する張力を、チェーファー1枚あたり、0.1〜20Nに設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項7に記載の発明は、
前記インナーライナーおよび前記チェーファーの巻き出しをフリー回転するリールによって行い、前記複合ゴムシートの巻き取りを駆動リールによって行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法に用いられる複合ゴムシートの製造装置であって、
ブチルゴムを含む第一ゴムシートと、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して、重ね合わせることにより、インナーライナーを形成してリールに巻き取るインナーライナー形成部と、
リールから巻き出された前記インナーライナーとリールから巻き出されたチェーファーとを貼り合わせて複合ゴムシートとするアッセンブル部とを備えており、
前記アッセンブル部に、リールから巻き出された前記チェーファーに所定の張力を付与する張力付与手段を有していることを特徴とする複合ゴムシートの製造装置である。
請求項9に記載の発明は、
前記張力付与手段が、前記張力を自動設定する張力自動設定手段を有していることを特徴とする請求項8に記載の複合ゴムシートの製造装置である。
本発明によれば、インナーライナーとチェーファーのようにシュリンク量の異なるゴムシートを貼り合わせた複合ゴムシートの製造に際して、波打ち現象の発生を十分に低減させて、スクラップの発生や生産性の低下を招かない複合ゴムシートの製造技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る複合ゴムシートの製造装置の概要を示す図である。 マチュアリング時間とインナーライナーのシュリンク量との関係を示す図である。 複合ゴムシートの従来の製造方法を説明する図である。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を用いて説明する。
1.本発明に至る経緯
本発明者は、上記した波打ち現象の解決について検討する中で、タイヤ成形時までに発生するインナーライナーのシュリンク量に応じた伸びを予めチェーファーに付与して、複合ゴムシートを製造することに思い至った。
即ち、インナーライナーのシュリンク量に応じた伸びが付与されたチェーファーと、インナーライナーとを貼り合わせることにより、その後に発生するインナーライナーのシュリンクに対してチェーファーが追従できるようになり、波打ち現象の発生を十分に低減させることができる。
そして、具体的に、チェーファーに伸びを付与する方法として、所定の張力を付与することに思い至り、本発明を完成するに至った。
2.本発明の実施の形態
(1)複合ゴムシートの製造装置
最初に、本実施の形態に係る複合ゴムシートの製造装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る複合ゴムシートの製造装置の概要を示す図である。図1において、1は複合ゴムシート、2はインナーライナー、3はチェーファーであり、4a、4b、4cはそれぞれリールである。また、6はインナーライナー2とチェーファー3とを押圧、圧着する圧着ローラーである。なお、本実施の形態においても、従来と同様に、インナーライナーは、ブチルゴムを含む第一ゴムシートと天然ゴムを含む第二ゴムシートとが重ね合わされて形成されている。
図1に示すように、上記の構成を用いて、リール4bから巻き出されたインナーライナー2とリール4aから巻き出されたチェーファー3を、圧着ローラー6によって押圧、圧着して一体化してリール4cに巻き取っている点では、従来と同様である。
しかしながら、本実施の形態においては、リール4aと圧着ローラーとの間に、リール4aから巻き出されたチェーファー3に対して予め所定の張力を付与するための張力付与手段5が設けられている点で、従来とは異なっている。
このような張力付与手段5を設けて、チェーファー3に対して予め所定の張力を付与することにより、チェーファー3が引き伸ばされた状態でインナーライナー2と圧着して、複合ゴムシート1を製造して、リール4cに巻き取ることができる。
リール4cに巻き取られた複合ゴムシート1はタイヤ成形時まで保管されるが、その間にもインナーライナー2がシュリンクしてリール4cに巻き締りが発生する。しかし、本実施の形態においては、上記したように、チェーファー3が引き伸ばされた状態でインナーライナー2と圧着しているため、シュリンクするインナーライナー2に追従して引き伸ばされたチェーファー3も縮むため、波打ち現象が生じることがない。
この結果、タイヤの成形工程において、トラブルの発生を招く恐れがなくなり、スクラップの発生や生産性の低下を招くようなことがない。
(2)複合ゴムシートの製造方法
次に上記した複合ゴムシートの製造装置を用いて行う本実施の形態に係る複合ゴムシートの製造方法について、図1を参照しながら説明する。
(a)インナーライナー形成工程
まず、従来と同様にして、インナーライナーの形成を行う。
具体的には、ブチルゴムを含む第一ゴムシートと、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して、重ね合わせることによりインナーライナーを形成し、リールに巻き取る(図示せず)。
(b)アッセンブル工程
次に、図1に示すように、リール4aに巻き取られているチェーファー3を巻き出すと共に、リール4bに巻き取られているインナーライナー2を巻き出して、それぞれを圧着ローラー6に向けて供給する。
本実施の形態においては、この巻き出されたチェーファー3に対して、圧着ローラー6の手前で、張力付与手段5によってチェーファー3に所定の張力を付与している点に大きな特徴がある。
このように、本実施の形態においては、チェーファー3に対して予め所定の張力を付与することにより、チェーファー3が引き伸ばされた状態でインナーライナー2と圧着して複合ゴムシート1を製造して、リール4cに巻き取るため、上記したように、複合ゴムシート1をタイヤ成形時まで保管しても波打ち現象を生じることがなく、タイヤの成形工程において、トラブルの発生を招く恐れがなくなり、スクラップの発生や生産性の低下を招くようなことがない。
このとき、リール4a、4bとしてフリー回転するリールを用い、リール4cとして駆動リールを用いた場合、張力付与手段5によって付与された張力を維持してチェーファー3とインナーライナー2とを圧着することができ、好ましい。
(3)張力の設定
次に、本実施の形態においてチェーファー3に掛ける張力の設定について説明する。
(a)インナーライナーの保管時間に基づく設定
インナーライナーのシュリンク量は、リールに巻かれてからの保管時間(マチュアリング時間)との間で一定の相関関係があることが分かっている。
図2は、上記したマチュアリング時間とインナーライナーのシュリンク量との関係を示す図であり、所定のマチュアリング時間経過後にリールから巻き出したインナーライナーのシュリンク量の時間的変化を示している。なお、図2において、横軸はインナーライナーをリールから巻き出してからの経過時間(min)、縦軸はインナーライナー(長さ1000mm)のシュリンク量(mm)である。そして、吹き出しに示した「時間待ち」の記載は、マチュアリング時間を示している。
図2より、各マチュアリング時間毎の複数のデータのそれぞれが、同じような傾向でシュリンクを発生しており、いずれのマチュアリング時間の場合も、リールから巻き出してからの経過時間とシュリンク量の時間的変化との間に相関関係があることが分かる。
このように、マチュアリング時間とタイヤ成形までの時間(図2の経過時間に相当)が分かっていれば、タイヤ成形時におけるインナーライナーのシュリンク量を知ることができる。このため、シュリンク量に対応する伸びがチェーファーに付与されるような張力をチェーファーに付与すればよいことが分かる。
なお、この張力の設定に際しては、第二ゴムシートのMSRを加味して設定することが好ましい。このMSRは、ISO 289−4:2003に準拠した方法で測定される値であり、シュリンク割合との間に一定の相関関係を有していることが分かっているため、上記したマチュアリング時間によるシュリンク量の変化と組み合わせることにより、より適切な張力の設定を行うことができる。
(b)(インナーライナーの長さ/チェーファーの長さ)に基づく設定
上記したように、インナーライナーのシュリンク量に応じた伸びが付与されたチェーファーとインナーライナーとを貼り合わせることにより、タイヤ成形時における波打ち現象の発生を十分に低減させることができる。
そこで、タイヤ成形時、複合ゴムシートにおいて、インナーライナーの長さとチェーファーの長さとの間に、具体的に、どのような関係があればよいのか、実験を行った。その結果、タイヤ成形時、インナーライナーの長さのチェーファーの長さに対する比率(インナーライナーの長さ/チェーファーの長さ)が、99.0〜100%であれば、波打ち現象の発生が十分に低減されることが分かった。
即ち、(インナーライナーの長さ/チェーファーの長さ)が、このような比率となるように、張力を設定することにより、波打ち現象の発生を十分に低減させることができる。
なお、上記した張力の設定に際しては、自動で行うことが効率的であり好ましいが、通常は、チェーファー1枚あたり0.1〜20Nの張力を付与する方法を採用しても、問題とならない程度に、波打ち現象の発生を十分に低減させることができる。
(4)複合ゴムシートの材料
次に、複合ゴムシートの材料について説明する。
インナーライナーを構成する第一ゴムシートは、ブチルゴムを含むゴム組成物である。具体的には、ブチルゴム、塩素化ブチルゴムなどのハロゲン化ブチルゴムを、ゴム成分中に主成分として60質量%以上含むゴム組成物を挙げることができる。
第二ゴムシートは、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含むゴム組成物である。具体的には、天然ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを、ゴム成分中に主成分として60質量%以上含むゴム組成物を挙げることができる。
チェーファーは、タイヤのビード部を補強してリムズレを防止するために、繊維材によって補強されたゴムシート材であり、有機繊維からなるキャンバス布をゴム被覆した、いわゆるキャンバスチェーファーが一般に使用されるが、コード配列体をゴム被覆したものなど繊維材で補強された種々のものも用いられる。なお、前記繊維材には、アラミド繊維、ナイロン等のポリアミド繊維、レーヨン等の有機繊維が好適に用いられる。
以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。
上記した本実施の形態に係る複合ゴムシートの形成装置を用いて、表1に示すように、(インナーライナー(IL)長さ/チェーファー(CF)長さ)を変化させて、実験例1〜6の複合ゴムシートを作製した。併せて、従来の複合ゴムシートの形成装置を用いて、(IL長さ/CF長さ)の制御を行うことなく、標準の複合ゴムシートを作製した。
評価は、各例で作製した複合ゴムシートのタイヤ成形時における波打ち発生率(%)を求め、評価した。結果を、表1に示す。
Figure 2019059173
表1より、実験例1〜6では、いずれも標準よりも波打ち発生率が低減されていることが分かる。その内でも、(IL長さ/CF長さ)が99.0〜100%である実験例1〜3は波打ち発生率は0%となっていた。一方、実験例4、5では、張力によって引き伸ばされ過ぎたキャンバスチェーファーが、元の長さに戻るとき波打ちを誘発したと考えられる。また、実験例6では、キャンバスチェーファーに掛かる張力が弱いため、インナーライナーのシュリンクにキャンバスチェーファーが追従できなくなり、波打ちが発生したものと考えられる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1 複合ゴムシート
1a 第一ゴムシート
1b 第二ゴムシート
2 インナーライナー
3 チェーファー
4a、4b、4c リール
5 張力付与手段
6 圧着ローラー

Claims (9)

  1. インナーライナーとチェーファーとが複合された複合ゴムシートの製造方法であって、
    ブチルゴムを含む第一ゴムシートと、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して、重ね合わせることにより、インナーライナーを形成してリールに巻き取るインナーライナー形成工程と、
    リールから巻き出された前記インナーライナーとリールから巻き出されたチェーファーとを貼り合わせて複合ゴムシートとするアッセンブル工程とを備えており、
    前記アッセンブル工程において、リールから巻き出された前記チェーファーに所定の張力を付与することを特徴とする複合ゴムシートの製造方法。
  2. 前記チェーファーに付与する張力を、リール巻き状態でのインナーライナーの保管時間に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  3. 前記チェーファーに付与する張力を、前記第二ゴムシートのMSRを加味して設定することを特徴とする請求項2に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  4. 前記チェーファーに付与する張力を、タイヤ成形工程において、(インナーライナーの長さ/チェーファーの長さ)が99.0〜100%となるように設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  5. 前記チェーファーに付与する張力を、自動設定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  6. 前記チェーファーに付与する張力を、チェーファー1枚あたり、0.1〜20Nに設定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  7. 前記インナーライナーおよび前記チェーファーの巻き出しをフリー回転するリールによって行い、前記複合ゴムシートの巻き取りを駆動リールによって行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の複合ゴムシートの製造方法に用いられる複合ゴムシートの製造装置であって、
    ブチルゴムを含む第一ゴムシートと、ブチルゴムを含まず天然ゴムを含む第二ゴムシートのそれぞれを、リールから巻き出して、重ね合わせることにより、インナーライナーを形成してリールに巻き取るインナーライナー形成部と、
    リールから巻き出された前記インナーライナーとリールから巻き出されたチェーファーとを貼り合わせて複合ゴムシートとするアッセンブル部とを備えており、
    前記アッセンブル部に、リールから巻き出された前記チェーファーに所定の張力を付与する張力付与手段を有していることを特徴とする複合ゴムシートの製造装置。
  9. 前記張力付与手段が、前記張力を自動設定する張力自動設定手段を有していることを特徴とする請求項8に記載の複合ゴムシートの製造装置。
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