JP6657685B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コード補強層を有する空気入りタイヤの製造方法に関する。
従来、補強コードをトッピングゴムで被覆した帯状のストリップを、剛性中子に螺旋状に巻き付けて、コード補強層を形成する空気入りタイヤの製造方法が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。このようなコード補強層としては、例えば、補強コードがタイヤ周方向に対して5度以下の角度で巻回されたバンドプライが挙げられる。
特開2013−146954号公報
ストリップは、剛性中子に螺旋状に巻き付けられるのに先立ち、予めボビンに巻回されている。従って、ボビンに巻回されたストリップの長さは、有限である。コード補強層を形成する工程では、途中で、ボビンに巻回されたストリップを使い切る場合がある。
図12は、従来のストリップの連結方法を説明する部分側面図である。従来の方法では、使い切ったストリップaの端部aeと、別のボビンに巻回された新たなストリップbの端部bsとが、剛性中子c上で連結されていた。
また、使い切ったストリップaの端部aeと、新たなストリップbの端部bsとは、部分的に重複するように連結されていた。このようなストリップの重複部dでは、補強コードの密度が相対的に大きくなり、タイヤのユニフォミティを悪化させるという問題があった。
また、ストリップの重複部dは、厚さも大きい。このため、例えば、低燃費化を図るために、トレッドゴムを薄肉化すると、重複部dの補強コードが、トレッドゴムから露出するおそれがある。
さらに、使い切ったストリップaの端部aeと、別のボビンに巻回された新たなストリップbの端部bsとが、剛性中子c上で連結されていたため、連結部fの周囲を十分に補強することが困難であった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、第1ストリップの巻付終端が剛性中子に巻き付けられる前に、巻付終端と、剛性中子に新たに巻き付けられる第2ストリップの巻付始端とを突き合わせて連結することを基本として、ユニフォミティの悪化等を防ぐことができる空気入りタイヤの製造方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、1本の補強コード又は複数本の補強コードを並列したコード配列体をトッピングゴムで被覆した帯状のストリップを、剛性中子に螺旋状に巻き付けて、コード補強層を形成するコード補強層形成工程を含んだ空気入りタイヤの製造方法であって、前記コード補強層形成工程は、ボビンに予め巻回された第1ストリップを引き出して、前記剛性中子に巻き付ける工程、及び前記第1ストリップの巻付終端が前記剛性中子に巻き付けられる前に、前記巻付終端と、新たに巻き付けられる第2ストリップの巻付始端とを突き合わせて連結する連結工程を含み、前記連結工程は、前記第1ストリップの巻付終端と前記第2ストリップの巻付始端との連結部の周囲に、ゴムシートを含む連結部材を環状に貼り付ける貼付工程を含み、前記貼付工程は、前記連結部材の幅方向の一端側と他端側とが重複する重複部を形成し、前記重複部の幅方向の長さは、前記第1ストリップ及び前記第2ストリップの幅よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、前記重複部の前記長さは、前記第1ストリップ及び前記第2ストリップの前記幅の30%〜60%であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、前記貼付工程は、前記連結部の周囲に、前記連結部材の前記一端側及び前記他端側を、互いに逆方向に巻き付けるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、前記連結部材は、前記ゴムシートを補強する繊維材を含むのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、前記繊維材の融点は、150℃以下であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、30Nの荷重をかけたときの前記連結部材の伸び率は、6.0%以下であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤの製造方法において、前記コード補強層は、前記補強コードをタイヤ周方向に対して5度以下の角度で巻回されたバンドプライであり、前記補強コードと加硫金型との最短距離を0.4mm〜5.0mmとして加硫成形する加硫工程をさらに含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、1本の補強コード又は複数本の補強コードを並列したコード配列体をトッピングゴムで被覆した帯状のストリップを、剛性中子に供給して螺旋状に巻き付けて、コード補強層を形成するコード補強層形成工程を含んでいる。
コード補強層形成工程は、ボビンに予め巻回された第1ストリップを引き出して、前記剛性中子に巻き付ける工程、及び、第1ストリップの巻付終端が剛性中子に巻き付けられる前に、前記巻付終端と、新たに巻き付けられる第2ストリップの巻付始端とを突き合わせて連結する連結工程を含んでいる。
これにより、第1ストリップ及び第2ストリップが互いに重複することなく連結される。このため、補強コードの密度を周方向で均一にすることができ、タイヤのユニフォミティの悪化を防ぐことができる。また、第1ストリップ及び第2ストリップの重複部がないため、コード補強層の厚さも、周方向で均一にすることができる。従って、例えば、トレッドゴムの薄肉化を図った場合でも、補強コードの露出を防ぐことができる。
さらに、本発明では、第1ストリップの巻付終端が剛性中子に巻き付けられる前に、第1ストリップの巻付終端と第2ストリップの巻付始端とが連結されている。これにより、例えば、剛性中子に邪魔されることなく、巻付終端と巻付始端との連結部の周囲を、容易に補強することができる。従って、第1ストリップと第2ストリップとの連結をより強固にすることができる。
本実施形態の製造方法によって製造されるタイヤの一例を示す断面図である。 生タイヤ形成工程の一例を示す断面図である。 加硫工程の一例を示す断面図である。 図3の拡大図である。 コード補強層形成工程に用いられる貼付装置の一例を示す側面図である。 コード補強層形成工程を説明する断面図である。 コード補強層用のストリップを示す斜視図である。 第1ストリップの巻付終端を示す側面図である。 第2ストリップの巻付始端を示す側面図である。 (a)、(b)は、ストリップの連結部に、連結部材が貼り付けられる状態を説明する斜視図である。 繊維材を含む連結部材を部分的に示す平面図である。 従来のストリップの連結方法を説明する部分側面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態の空気入りタイヤの製造方法(以下、単に「製造方法」ということがある。)は、コード補強層を有する空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)を製造するための方法である。図1は、本実施形態の製造方法によって製造されるタイヤ1の一例を示す断面図である。タイヤ1は、例えば、乗用車用のラジアルタイヤとして構成されている。
本実施形態のタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経て、ビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7と、ベルト層7のタイヤ半径方向外側に配置されるバンド層9とが設けられている。
カーカス6は、少なくとも1枚以上、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aで構成されている。カーカスプライ6Aは、ビード部4、4間を跨るトロイド状に形成されている。カーカスプライ6Aは、タイヤ赤道Cに対して、例えば75度〜90度の角度で配列されたカーカスコードを有している。
本実施形態のカーカスプライ6Aの両端は、ビード部4に配されるビードコア5の廻りで折り返されることなく、該ビードコア5内に挟まれて係止されている。ビードコア5は、タイヤ軸方向内外のコア片5i、5oを含んで構成されている。カーカスプライ6Aの両端部は、内外のコア片5i、5o間で狭持されている。また、ビード部4には、各コア片5i、5oから先細状に立ち上がるビードエーペックス8、8が配されている。ビードエーペックス8は、硬質のゴムから形成されている。このようなビードエーペックス8により、ビード剛性が高められうる。なお、カーカスプライ6Aは、従来のカーカスプライと同様に、ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるものでもよい。
ベルト層7は、2枚のベルトプライ7A、7Bによって構成されている。各ベルトプライ7A、7Bは、タイヤ周方向に対して、例えば10度〜35度の角度で傾けて配列したベルトコードを有している。ベルトコードは、互いに交差する向きに重ね合わされている。
バンド層9は、1枚のバンドプライ9Aによって構成されている。本実施形態のバンドプライ9Aは、例えば、ベルト層7の全巾を覆うフルバンドプライとして形成されている。バンドプライ9Aは、例えば、有機繊維コードからなるバンドコード9cを含んでいる。バンドコード9cは、タイヤ周方向に対して5度以下の角度で配列されている。本実施形態のバンドプライ9Aは、バンドコード9cが、ベルト層7の外側に螺旋状に巻き付けられることによって形成されている。なお、本実施形態では、バンドプライ9Aが、コード補強層21である場合が例示される。
また、カーカス6の内側には、インナーライナ10が配されている。インナーライナ10により、タイヤの内腔面1Sが形成される。インナーライナ10は、例えばブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム等の非空気透過性のゴムによって構成されている。これにより、タイヤ内腔内に充填される充填空気が、気密に保持されうる。
カーカス6の外側には、サイドウォールゴム11が配されている。このサイドウォールゴム11により、サイドウォール部3の外面が形成される。また、バンド層9の半径方向外側には、トレッドゴム12が配されている。このトレッドゴム12により、トレッド部2の外面が形成される。
次に、本実施形態の製造方法について説明する。図2は、生タイヤ形成工程の一例を示す断面図である。図3は、加硫工程の一例を示す断面図である。図4は、図3の拡大図である。本実施形態の製造方法は、未加硫の生タイヤ1Nを形成する生タイヤ形成工程S1と、加硫金型16を用いて生タイヤを加硫成形する加硫工程S2とを含んでいる。本実施形態の製造方法には、剛性中子17が用いられる。本実施形態の剛性中子17は、タイヤ1の内腔面1S(図1に示す)の形状に実質的に一致する形成面部17Sを有している。
生タイヤ形成工程S1では、先ず、剛性中子17の形成面部17Sで、インナーライナ10形成用の部材を貼り付けるインナーライナ形成工程S11、カーカスプライ6A形成用の部材を貼り付けるカーカスプライ形成工程S12、及び、ビードコア5形成用の部材を貼り付けるビードコア形成工程S13が順次行われる。次に、生タイヤ形成工程S1では、ビードエーペックス8形成用の部材を貼り付けるビードエーペックス形成工程S14、及び、ベルトプライ7A、7B形成用の部材を貼り付けるベルトプライ形成工程S15が順次行われる。これらの工程S11〜工程S15は、周知の方法が適宜採用されうる。従って、本明細書では、それらの説明を省略する。
さらに、生タイヤ形成工程S1では、コード補強層21(バンドプライ9A)を形成するコード補強層形成工程S16、サイドウォールゴム11形成用の部材を貼り付けるサイドウォール成形工程S17、及び、トレッドゴム12形成用の部材を貼り付けるトレッド形成工程S18が順次行われる。これにより、生タイヤ1Nが形成される。なお、コード補強層形成工程S16以外の工程S17及び工程S18も、周知の方法が適宜採用されうる。従って、本明細書では、それらの説明を省略する。
図5は、コード補強層形成工程S16に用いられる貼付装置25の一例を示す側面図である。図6は、コード補強層形成工程S16を説明する断面図である。図7は、コード補強層用のストリップ24を示す斜視図である。コード補強層形成工程S16は、帯状のストリップ24が用いられる。図7に拡大して示されるように、ストリップ24は、1本の補強コード22又は複数本の補強コード22を並列したコード配列体が、未加硫のトッピングゴム23で被覆されることによって形成されている。本実施形態のストリップ24の幅W3は、例えば、9mm〜11mm程度に設定されている。図5及び図6に示されるように、ストリップ24が、剛性中子17に螺旋状に巻き付けられることにより、図2に示したコード補強層21(バンドプライ9A)が形成される。なお、本実施形態において、補強コード22は、バンドコード9cである場合が例示される。
図5に示されるように、本実施形態のコード補強層形成工程S16は、周知の貼付装置25が用いられる。貼付装置25は、ストリップ24が予め巻回されたボビン26と、ストリップ24を引き出しながら搬送する供給装置27と、ストリップ24を剛性中子17に貼り付けるアプリケータ28とを含んで構成されている。アプリケータ28は、供給装置27からのストリップ24を受け取って剛性中子17に搬送するベルトコンベヤ28aと、ストリップ24を剛性中子17に押し付けるローラ28bとを含んで構成されている。このような貼付装置25により、ボビン26に予め巻回されたストリップ24が引き出されて、剛性中子17に巻き付けられうる。
本実施形態のコード補強層形成工程S16は、先ず、ボビン26に予め巻回された第1ストリップ24Aが引き出されて、剛性中子17に巻き付けられる(工程S161)。ここで、第1ストリップ24Aとは、後述する第2ストリップ24B(図9に示す)よりも先に、剛性中子17に巻き付けられるストリップ24を意味している。
工程S161では、貼付装置25を用いた周知の方法により、第1ストリップ24Aが剛性中子17に巻き付けられる。工程S161では、先ず、貼付装置25のアプリケータ28のローラ28bが、第1ストリップ24Aの貼り付け開始位置に配される。そして、剛性中子17に供給された第1ストリップ24Aが、ローラ28bによって剛性中子17に押し付けられる。同時に、剛性中子17が周方向に回転される。これにより、図6に示されるように、第1ストリップ24Aが、ベルトプライ7B上で螺旋状に巻き付けられる。第1ストリップ24Aは、補強コード22(図7に示す)がタイヤ周方向に対して5度以下の角度となるように巻回される。これにより、コード補強層21(バンドプライ9A)が形成される。
図8は、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeを示す側面図である。ボビン26(図5に示す)に巻回された第1ストリップ24Aの長さは、有限である。このため、コード補強層21(バンドプライ9A)が形成されている途中で、第1ストリップ24Aを使い切る場合がある。
このような場合、本実施形態のコード補強層形成工程S16では、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが剛性中子17(ベルトプライ7B)に巻き付けられる前に、前記巻付終端24Aeと、新たに巻き付けられる第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが突き合わされて連結される(連結工程S162)。
本実施形態の連結工程S162では、先ず、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが、剛性中子17(ベルトプライ7B)に巻き付けられる前に、第1ストリップ24Aの供給が停止される(工程S51)。本実施形態において、「巻き付けられる前」とは、アプリケータ28のローラ28b等で、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが、剛性中子17に圧着される前である。これにより、図8に示されるように、巻付終端24Aeと、剛性中子17(ベルトプライ7B)とが離間された状態(又は、巻付終端24Aeと剛性中子17とが当接したとしても、容易に離間させうる状態)で、第1ストリップ24Aの供給が停止されうる。このような第1ストリップ24Aの供給の停止は、巻付終端24Aeを検知するセンサー(図示省略)が用いられることによって、容易に制御されうる。
次に、図5に示されるように、連結工程S162では、第1ストリップ24Aを使い切ったボビン26が貼付装置25から取り外され、新たな第2ストリップ24B(図示省略)が巻回された別のボビン26が貼付装置25に取り付けられる(工程S52)。
図9は、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsを示す側面図である。次に、ボビン26から引き出された第2ストリップ24Bは、供給装置27(図5に示す)を経て、アプリケータ28に案内される(工程S53)。工程S53では、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsが剛性中子17(ベルトプライ7B)に巻き付けられる前に、第2ストリップ24Bの供給が一旦停止される。本実施形態では、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsが、ベルトコンベヤ28aの端部と、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeとの間に配置されている。なお、第2ストリップ24Bの供給の停止も、巻付始端24Bsを検知するセンサー(図示省略)が用いられることにより、容易に制御されうる。
次に、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが突き合わされる(工程S54)。本実施形態では、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが密着されている。なお、巻付終端24Aeと、巻付始端24Bsとの間には、僅かな隙間(例えば、2.0mm以下)が形成されていても良い。工程S54の作業は、オペレータの手動によって行われても良いし、自動化されてもよい。
図10(a)、(b)は、ストリップ24の連結部Cnに、連結部材31が貼り付けられる状態を説明する斜視図である。次に、本実施形態の連結工程S162では、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとの連結部Cnの少なくとも一部に、ゴムシート31sを含む連結部材31が貼り付けられる(貼付工程S55)。連結部材31は、連結部Cnを覆うように、第1ストリップ24A及び第2ストリップ24Bに貼り付けられている。これにより、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとが連結されうる。そして、第2ストリップ24Bの供給が再開され、剛性中子17が周方向に回転される(工程S56)。これにより、第2ストリップ24Bが、ベルトプライ7B上で螺旋状に巻き付けられ、コード補強層21の形成が再開される。なお、工程S55の作業は、オペレータの手動によって行われても良いし、自動化されてもよい。
このように、連結工程S162では、第1ストリップ24A及び第2ストリップ24Bが互いに重複することなく連結される。このため、補強コード22(バンドコード9c)の密度が周方向で均一となり、タイヤ1(図1に示す)のユニフォミティの悪化が防がれうる。
また、第1ストリップ24A及び第2ストリップ24Bの重複部がないため、コード補強層21(バンドプライ9A)の厚さも、周方向で略均一となる。従って、トレッドゴム12の薄肉化が図られた場合でも、補強コード22がトレッド部2(図1に示す)から露出するのを防がれうる。
さらに、本発明では、図9に示したように、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが剛性中子17に巻き付けられる前に、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが連結されている。これにより、例えば、剛性中子17に邪魔されることなく、巻付終端24Aeと巻付始端24Bsとの連結部Cnの周囲が、容易に補強されうる。従って、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結が、より強固になされうる。
図10(a)に示されるように、本実施形態の連結部材31は、平面視において略矩形状に形成されているが、これに限定されるわけではない。また、連結部材31を構成するゴムシート31sについては、適宜採用されうる。本実施形態のゴムシート31sは、ストリップ24のトッピングゴム23と同一の未加硫ゴムから形成されている。これにより、後述する加硫工程S2において、ストリップ24のトッピングゴム23とゴムシート31sとが一体となり、連結部材31の剥離や、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結不良が防がれうる。
また、連結部材31の一方の面31tには、例えば、粘着剤又は粘着シートが予め配されてもよい。これにより、連結部材31は、第1ストリップ24A、及び、第2ストリップ24Bに、容易に貼り付けられうる。
連結部材31は、ストリップ24の連結部Cnの周囲に、環状に貼り付けられるのが望ましい。これにより、連結部材31は、連結部Cnの周囲の広い範囲に貼り付けられるため、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結がより強固となる。なお、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが剛性中子17に巻き付けられる前に、第1ストリップ24A及び第2ストリップ24Bに連結部材31が貼り付けられるため、連結部材31を環状に貼り付ける作業が、剛性中子17に邪魔されることもない。
また、図10(b)に示されるように、連結部材31の幅方向の一端31a側と、連結部材31の幅方向の他端31b側とが重複する重複部32が形成されるのが望ましい。このような重複部32により、連結部Cnの全周に亘って、連結部材31が貼り付けられる。しかも、重複部32により、連結部材31が環状に連結されるため、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結が、さらに強固にされうる。
重複部32の幅方向の長さL2については、適宜設定されうる。重複部32の長さL2aが小さいと、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結を、十分に強固にできないおそれがある。逆に、重複部32の長さL2aが大きくても、連結部材31のコストが増大するおそれがある。このような観点より、重複部32の長さL2aは、より好ましくは、ストリップ24の幅W3の30%以上であり、また、より好ましくは60%以下である。
重複部32の長さL2aと同様の観点より、連結部材31のストリップ24の長手方向の長さL2b(図10(a)に示す)は、好ましくは30mm以上であり、また、好ましくは40mm以下である。
連結部材31の厚さW2については、適宜設定されうる。なお、厚さW2が大きいと、トレッドゴム12を十分に薄肉化できないおそれがある。逆に、厚さW2が小さいと、連結部材31の剛性が小さくなり、第1ストリップ24Aと第2ストリップ24Bとの連結を十分に強固にできないおそれがある。このような観点より、厚さW2は、好ましくは1.1mm以下であり、また、好ましくは0.7mm以上である。
図11は、繊維材31fを含む連結部材31を部分的に示す平面図である。連結部材31には、ゴムシート31sを補強する繊維材31fが含まれるのが望ましい。このような繊維材31fにより、連結部材31の剛性が高められうる。本実施形態の繊維材31fは、例えば、経糸及び緯糸で簾織りされた簾織布として構成されている。連結部材31は、繊維材31fが、ゴムシート31sを構成するゴムでトッピングされることによって、容易に形成されうる。
なお、繊維材31fの融点が高いと、加硫時も簾織布として残り、タイヤ1の外表面に露出するおそれがある。このため、繊維材31fの融点は、加硫時の加熱温度(例えば、160℃〜190℃程度)より低いのが望ましい。これにより、繊維材31fは、加硫時に融解し、ゴム流動によって拡散する。このため、繊維材(簾織布)31fがタイヤ1の外表面に露出することもない。なお、繊維材31fの融点は、150℃以下であるのが望ましい。融点が150℃以下の繊維材31fとしては、例えば、ナイロン繊維、又は、ビニロン繊維等が用いられる。
加硫時において、連結部材31に作用する荷重は、20N〜60Nである。このため、30Nの荷重をかけたときの連結部材31の伸び率R2が大きいと、加硫時に補強コード22(バンドコード9c)に生じる張力により、図10(b)に示した第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが離間し、大きな隙間(図示省略)が生じるおそれがある。このような隙間は、補強コード22の密度を周方向で不均一にさせ、タイヤ1(図1に示す)のユニフォミティを悪化させる。このような観点より、30Nの荷重をかけたときの連結部材31の伸び率R2は、好ましくは6.0%以下であり、さらに好ましくは5.0%以下である。
また、30Nの荷重をかけたときの連結部材31の伸び率R2が小さいと、補強コード22の熱収縮による第1ストリップ24A及び第2ストリップ24Bの動きが許容されなくなり、コード補強層21を含むタイヤ部材が損傷するおそれがある。このような観点より、30Nの荷重をかけたときの連結部材31の伸び率R2は、好ましくは1.5%以上であり、さらに好ましくは2.0%以上である。なお、30N荷重時の伸び率R2は、温度20℃において、連結部材31のサンプル(長さ30mm、幅20mm)に、30Nの引張り荷重を加えたときの長さを計測し、その伸び率を計算している。
図3に示されるように、加硫工程S2では、生タイヤ1Nが、剛性中子17ごと加硫金型16内に投入される。そして、加硫金型16及び剛性中子17が加熱される。これにより、生タイヤ1Nが加硫される。
図4に示されるように、補強コード22と加硫金型16との最短距離L1が小さいと、加硫中のゴム流れにより、トレッド部2から補強コード22が露出するおそれがある。逆に、最短距離L1が大きいと、トレッドゴム12を十分に薄肉化させることができず、低燃費化を図れないおそれがある。このような観点より、最短距離L1は、好ましくは0.4mm以上、さらに好ましくは1.1mm以上であり、また、好ましくは5.0mm以下、さらに好ましくは3.5mm以下である。
図3に示されるように、加硫終了後には、加硫金型16から、加硫後のタイヤ1が、剛性中子17とともに取り出される。そして、加硫後のタイヤ1から剛性中子17が取り出される。これにより、図1に示したタイヤ1が製造される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。例えば、図9に示されるように、本実施形態の連結工程S162は、アプリケータ28のベルトコンベヤ28aと、剛性中子17との間で、第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeと、第2ストリップ24Bの巻付始端24Bsとが連結される態様が例示されたが、これに限定されるわけではない。第1ストリップ24Aの巻付終端24Aeが剛性中子17に巻き付けられる前であれば、特に限定されるわけではなく、例えば、図5に示したボビン26と供給装置27との間や、供給装置27とアプリケータ28との間などにおいて、巻付終端24Aeと巻付始端24Bsとが連結されても良い。また、本実施形態では、ストリップ24が剛性中子に巻き付けられる態様が例示されたが、このような態様に限定されない。例えば、ベルト層7を形成するベルトドラム(図示省略)に、ストリップ24が巻き付けられるものでもよい。
図1に示した内部構造を有し、表1に示した仕様に基づいて、各仕様の試供生タイヤが、それぞれ複数本製造された(実施例・比較例)。製造された全ての試供生タイヤにおいて、コード補強層(バンドプライ)にストリップの連結部が設けられている。そして、各仕様のタイヤ(各実施例及び各比較例)について、試供生タイヤの成形性、加硫不良、及び、試供タイヤのユニフォミティ等が評価された。共通仕様は、次のとおりである。
タイヤサイズ195/65R15
繊維材:ナイロン繊維
各仕様の試供生タイヤの本数:5本
加硫時の加熱温度:183℃
ストリップの幅W3:10.0mm
連結部材の厚さW2:1.0mm
テスト方法は次のとおりである。
<ストリップ間の隙間の大きさ>
全ての試供生タイヤが、CTスキャンで撮影された。そして、第1ストリップと、第2ストリップとの隙間の大きさが測定された。各実施例の試供生タイヤ及び各比較例の試供生タイヤについて、隙間の平均値が計算され、平均値の逆数が、3点法で評価された。数値が大きいほど、隙間が小さく良好である。
<連結部材の接着力>
各試供生タイヤから、連結部を含むゴムストリップの一部が抽出され、連結部材の剥離の有無が目視にて確認された。各実施例の試供生タイヤ及び各比較例の試供生タイヤについて、剥離した試供生タイヤの合計本数の逆数が、3点法で評価された。数値が大きいほど、連結部材の剥離が少なく良好である。
<タイヤ部材の総コスト>
各実施例の試供タイヤ及び各比較例の試供タイヤについて、各試供タイヤのタイヤ部材の総コストの平均値が計算された。そして、この平均値の逆数が、3点法で評価された。数値が大きいほど、総コストが小さく良好である。
<タイヤの加硫成形不良の発生率>
各試供生タイヤが剛性中子ごと加硫金型内に投入され、加硫成形が実施された。そして、加硫後の試供タイヤのトレッド部に、コード補強層又は繊維材の露出の有無が目視にて確認された。各実施例の試供タイヤ及び各比較例の試供タイヤについて、コード補強層又は繊維材が露出した試供タイヤの合計本数の逆数が、3点法で評価された。数値が大きいほど、加硫成形不良の発生率が少なく良好である。
<ユニフォミティ>
各試供タイヤについて、タイヤユニフォミティ試験機を用い、JASO C607:2000の「自動車用タイヤのユニフォミティ試験方法」に準拠して、回転時のタイヤ半径方向の力の変動成分であるラジアルフォースバリエーションRFVが測定された。結果は、各実施例の試供タイヤ及び各比較例の試供タイヤについて、ラジアルフォースバリエーションRFVの逆数が、3点法で評価された。数値が大きいほど、ユニフォミティが良好である。
<トータル評価>
各試供タイヤについて、上記評価項目の評点を乗じた値が計算された。数値が大きいほど、タイヤとしての総合的な評価が良好である。
テストの結果等は、表1に示される。
Figure 0006657685
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、タイヤの成形不良の発生を防ぎつつ、ユニフォミティの悪化等を防ぐことができた。
1 空気入りタイヤ
21 コード補強層
22 補強コード
23 トッピングゴム
24A 第1ストリップ
24B 第2ストリップ

Claims (7)

  1. 1本の補強コード又は複数本の補強コードを並列したコード配列体をトッピングゴムで被覆した帯状のストリップを、剛性中子に螺旋状に巻き付けて、コード補強層を形成するコード補強層形成工程を含んだ空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記コード補強層形成工程は、ボビンに予め巻回された第1ストリップを引き出して、前記剛性中子に巻き付ける工程、及び
    前記第1ストリップの巻付終端が前記剛性中子に巻き付けられる前に、前記巻付終端と、新たに巻き付けられる第2ストリップの巻付始端とを突き合わせて連結する連結工程を含み、
    前記連結工程は、前記第1ストリップの巻付終端と前記第2ストリップの巻付始端との連結部の周囲に、ゴムシートを含む連結部材を環状に貼り付ける貼付工程を含み、
    前記貼付工程は、前記連結部材の幅方向の一端側と他端側とが重複する重複部を形成し、
    前記重複部の幅方向の長さは、前記第1ストリップ及び前記第2ストリップの幅よりも小さいことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記重複部の前記長さは、前記第1ストリップ及び前記第2ストリップの前記幅の30%〜60%である請求項1記載の空気入りタイヤの製造方法
  3. 前記貼付工程は、前記連結部の周囲に、前記連結部材の前記一端側及び前記他端側を、互いに逆方向に巻き付ける請求項1又は2記載の空気入りタイヤの製造方法
  4. 前記連結部材は、前記ゴムシートを補強する繊維材を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記繊維材の融点は、150℃以下である請求項4記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 30Nの荷重をかけたときの前記連結部材の伸び率は、6.0%以下である請求項乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  7. 前記コード補強層は、前記補強コードをタイヤ周方向に対して5度以下の角度で巻回されたバンドプライであり、
    前記補強コードと加硫金型との最短距離を0.4mm〜5.0mmとして加硫成形する加硫工程をさらに含む請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
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