JP2019058410A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技態様の報知に関する制御を容易にすること。【解決手段】第一遊技領域902Lおよび第二遊技領域902Rを含む遊技領域902が構築された遊技盤と90、遊技者に対して前記第一遊技領域902Lに遊技球が進入するような遊技を促す第一遊技状態、および当該第一遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態であって遊技者に対して前記第二遊技領域902Rに遊技球が進入するような遊技を促す第二遊技状態を含む遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、遊技者が遊技状態に応じた遊技を行っていないと判断されたときに、遊技状態に応じた遊技を行うよう報知する遊技態様報知手段と、を備え、前記遊技状態制御手段によって遊技状態が前記第二遊技状態から前記第一遊技状態に変化したとき、当該変化が発生した後、一定時間が経過するまでは、どのような状況にあっても前記遊技態様報知手段による報知が行われないように設定されている遊技機1とする。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1には、遊技状態の変化等に合わせて、遊技態様(遊技球の発射態様)を遊技者に報知する遊技機が開示されている。
特開平9−285631号公報
遊技態様の報知するタイミングが適当なものではないと遊技者が混乱してしまうおそれがある。遊技者が混乱しないようなタイミングで遊技態様が報知されるようにするためには、種々の条件を加味しなければならず、制御が複雑化してしまうおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、遊技態様の報知に関する制御を容易にすることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、第一遊技領域および第二遊技領域を含む遊技領域が構築された遊技盤と、遊技者に対して前記第一遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第一遊技状態、および当該第一遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態であって遊技者に対して前記第二遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第二遊技状態を含む遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、遊技者に対し、遊技状態に応じた遊技を行うよう報知する遊技態様報知手段と、を備え、前記遊技状態制御手段によって遊技状態が前記第二遊技状態から前記第一遊技状態に変化したとき、当該変化が発生した後、一定時間が経過するまでは、どのような状況にあっても前記遊技態様報知手段による報知が行われないように設定されていることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、遊技態様の報知に関する制御を容易にすることが可能である。
遊技機の全体を示した概略図である。 遊技盤および表示装置の正面図である。 遊技機の遊技性(遊技状態の推移)を説明するための図である。 (a)は特別遊技状態に応じた遊技態様(右打ち)で遊技することを示す報知態様の一例であり、(b)は通常遊技状態に応じた遊技態様(左打ち)で遊技することを示す報知態様の一例である。 (a)は特定期間終了時点で第二当否判定情報(第二保留情報)が存在しない場合における遊技態様の報知タイミングを示した図であり、(b)は特定期間終了時点で第二当否判定情報(第二保留情報)が存在している場合に遊技態様の報知タイミング(保留消化を契機として報知されること)を示した図である。 第一具体例(特定期間終了までの残り時間が表示される例)を説明するための図である。 第二具体例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1および図2を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口10(第一始動入賞口11、第二始動入賞口12)、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口10や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口10への遊技球の入賞を契機として実行する。具体的には、始動入賞口10への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。
ここで、本実施形態にかかる遊技機1は、第一始動入賞口11に遊技球が入賞することを契機として取得される当否判定情報(以下、第一当否判定情報と称する)と、第二始動入賞口12に遊技球が入賞することを契機として取得される当否判定情報(以下、第二当否判定情報と称する)を記憶する記憶手段(図示せず)を備える。各当否判定情報が取得されたときに、先に取得された当否判定情報に基づく当否判定結果を報知する報知演出が実行されているときには、第一当否判定情報は第一保留情報(いわゆる特図1保留)として、第二当否判定情報は第二保留情報(いわゆる特図2保留)として記憶手段に記憶される。記憶手段に記憶される保留情報の数の上限は決まっている。本実施形態では、第一保留情報および第二保留情報のそれぞれについて、記憶手段に記憶される保留情報の上限は四つである。また、本実施形態では、第一保留情報と第二保留情報の両方が記憶手段に記憶されている場合、第二保留情報(第二当否判定情報)に基づく当否判定結果が第一保留情報(第一当否判定情報)に基づく当否判定結果よりも優先的に報知される(第二保留「優先消化」である)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される装飾図柄50(図1等参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。装飾図柄50は、当否判定結果を報知する報知演出の開始とともに変動を開始する。大当たりに当選している場合には装飾図柄50は最終的に所定の組み合わせ(例えば、同じ装飾図柄50の三つ揃い)で停止する。はずれである場合には装飾図柄50は最終的にそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせで停止する。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
まず、本実施形態にかかる遊技機1の遊技性について説明する。本実施形態にかかる遊技機1は、いわゆる一種二種混合機である。遊技状態としては、通常遊技状態(本願発明における第一遊技状態に相当する)と特別遊技状態(本願発明における第二遊技状態に相当する)が設定されている(図3参照)。かかる遊技状態を以下のように制御する遊技状態制御手段を備える。
通常遊技状態中は、遊技者は、第一始動入賞口11を狙って遊技球を発射させる。具体的には、遊技者は、遊技領域902の左側(以下、第一遊技領域902Lと称する)(図2参照)に遊技球が進入するように発射装置908を操作する。つまり、いわゆる左打ち遊技を行う。通常遊技状態は、第一始動入賞口11に遊技球が入賞することを契機とした抽選(以下、第一抽選と称することもある)に当選することを目指して遊技する状態であるともいえる。かかる第一抽選に当選したときに発生する大当たり遊技終了後は、特別遊技状態に移行するように設定されている(図3参照)。つまり、本実施形態では、通常遊技状態での大当たり(いわゆる初当たり)時には、100%の確率で遊技者に有利な特別遊技状態に移行するように設定されている。ただし、特別遊技状態に移行する確率が100%未満とするように設定することを否定するものではない。
特別遊技状態中は、遊技者は、遊技領域902の右側(以下、第二遊技領域902Rと称する)(図2参照)に遊技球が進入するように発射装置908を操作する。つまり、いわゆる右打ち遊技を行う。特別遊技状態では、通常遊技状態に比して、普通始動口20(いわゆるスルー)に遊技球が入賞することを契機として実行される開閉部材121の開放抽選に当選しやすい状態である。開閉部材121は、第二始動入賞口12の入口を開放する(遊技球が通過可能な状態のこという)開位置と、閉鎖する閉位置(遊技球が通過不可能な状態のことをいう)との間を往復動作可能な部材である。開閉部材121は、常態において閉位置に位置しており、上記開放抽選に当選することにより開位置に変位する。つまり、開放抽選に当選しない限り、第二始動入賞口12に遊技球が入賞可能な状態となることはない。特別遊技状態中は、開放抽選に当選することで第二始動入賞口12が開放され、当該第二始動入賞口12に遊技球が入賞することを契機とした抽選(以下、第二抽選と称することもある)を経て大当たりを目指す状態である。
なお、本実施形態では、通常遊技状態中において開放抽選に当選する確率は0または極めて0に近いものとされている。また、第二遊技領域902Rに進入した遊技球は、第一始動入賞口11に入賞することが不可能または極めて困難とされている。したがって、通常遊技状態中に右打ち遊技をした場合、始動入賞口10(第一始動入賞口11、第二始動入賞口12)に遊技球が入賞することを契機とした当否抽選を受けることは不可能または極めて困難である。
第二抽選は、第一抽選と同じ確率で大当たりに当選するものである。本実施形態では、大当たり当選確率が約1/300とされている。また、第二抽選は、第一抽選に比して小当たり当選確率が高い。本実施形態では、第二抽選による小当たり当選確率は約1/9とされている(図3参照)。小当たりに当選した場合には、特別領域30が開放されて(特別領域30の入口を開閉する部材31が開位置に位置して)当該特別領域30に遊技球が進入可能な状態となる。なお、本実施形態では、小当たりに当選した場合、装飾図柄50が所定の組み合わせ(大当たりを示す組み合わせとは異なる組み合わせ)で表示される。遊技球が特別領域30に進入すると、大当たり遊技が実行される。本実施形態では、小当たりに当選した場合、指示通りに遊技を行えば(特別領域30に向かって遊技球を発射すれば)、遊技球がほぼ確実に特別領域30に進入するように設定されている。したがって、実質的には、特別遊技状態中に小当たりに当選することは、大当たり当選と同価値である。このように、特別遊技状態は、いわゆる「二種」の遊技性により、大当たり獲得を目指す遊技性であることがいえる。ただし、特別遊技状態であっても、第二抽選により大当たりに当選すること(小当たり当選を経ずに大当たりを獲得すること。いわゆる直当たりが発生すること)もある。なお、本実施形態における第一抽選の小当たり当選確率は1/300であり、小当たりに当選したとしても特別領域30が開放される時間が極めて短いため、特別領域30に遊技球が進入することによる大当たり獲得は現実的ではない構成とされている。
本実施形態では、特別遊技状態は、所定回数(本実施形態では5回)の当否抽選(第二抽選)が連続してはずれとなるまで継続する(特別遊技状態は、所定回数の当否抽選が連続してはずれとなるまで継続するいわゆる時短状態であるともいえる)。当否抽選が所定回数連続してはずれとなるまでの間に小当たりに当選した場合またはいわゆる直当たりとなった場合には、その大当たり遊技終了後に再び特別遊技状態に移行する(図3参照)。上述したように、第二抽選は、大当たり当選確率よりも小当たり当選確率の方が極めて高く設定されているため、特別遊技状態は、実質的には、小当たりに当選することを目指して遊技する遊技状態であるといえる。つまり、第二抽選により小当たりに当選すれば、いわゆる連チャンが発生することになる。
特別遊技状態において所定回数連続して当否抽選がはずれとなった場合には、通常遊技状態に移行する。そして、再び第一抽選を経た大当たりを目指して遊技することになる。
ただし、本実施形態では、第二当否判定情報(第二保留情報)が最大四つまで記憶手段に記憶されるため、特別遊技状態が終了したとしても、記憶手段に記憶されている第二当否判定情報(第二保留情報)に基づく第二抽選(以下、「保留分の第二抽選」と称することもある)の結果が全てはずれとなるまでは、いわゆる連チャンが発生する可能性があることになる(図3参照)。例えば、特別遊技状態が開始されてから5回目の当否判定結果(はずれ)の報知が完了した時点で、四つの第二当否判定情報(第二保留情報)が記憶されているときには、当該四つの第二当否判定情報に基づく第二抽選で小当たりまたは大当たりに当選した場合には、その大当たり遊技終了後再び特別遊技状態に移行することになる。つまり、所定回数連続して当否抽選がはずれとなった場合には通常遊技状態に移行するものの、既に取得されている残りの第二当否判定情報(第二保留情報)に基づく第二抽選(保留分の第二抽選)を経て大当たりを獲得した場合には、その大当たり遊技終了後再び特別遊技状態に移行することになるから、実質的には(遊技者にとっては)、第二抽選が9回連続してはずれとなるまで特別遊技状態が継続しているかのようにみえる遊技性となる。換言すれば、9回の第二抽選が連続してはずれとなるまでの間に、小当たりまたは大当たりに当選すれば、大当たり(特別遊技状態)が連チャンする遊技性であるともいえる。ただし、通常遊技状態に移行する直前に遊技者が遊技を停止した場合、遊技球が極めてイレギュラーな態様で流下した場合等、通常遊技状態に移行した時点において記憶手段に記憶される第二当否判定情報(第二保留情報)の数が四つ未満となる可能性はある。つまり、特別遊技状態に移行してから遊技者が享受することができる第二抽選の回数が9回未満となってしまう可能性はある。
本実施形態にかかる遊技機1は、遊技者に対し、遊技状態に応じた遊技を行うよう報知する遊技態様報知手段を備える。具体的には、通常遊技状態から特別遊技状態に移行したときには、いわゆる右打ちを行うよう遊技者に報知する(図4(a)参照)。また、特別遊技状態から通常遊技状態に移行したときには、いわゆる左打ちを行うよう遊技者に報知する(図4(b)参照)。当該遊技態様報知手段による報知態様それ自体は公知であり、どのような報知態様としてもよいから詳細な説明を省略する。表示領域911に表示される画像およびスピーカ92から出力される音の少なくともいずれか一方により、遊技態様(左打ちまたは右打ち)を報知する構成を例示することができる。遊技態様の報知を実行する期間の長さは一定であってもよいし、その都度変化しうるものであってもよい。なお、遊技態様報知手段は、遊技者が遊技状態に応じた遊技を行っていないときに、遊技状態に応じた遊技を行うように報知するものでもある。
このような遊技態様報知手段による報知として、特別遊技状態から通常遊技状態に移行した際の制御、具体的には、左打ち報知(図4(b)参照)を行うタイミングの制御は以下のようにされる。遊技状態制御手段により、特別遊技状態から通常遊技状態に変化したときには、当該変化が発生したとき(通常遊技状態に移行したとき)から特定期間が経過するまでは、どのような状況にあっても、遊技態様報知手段による遊技態様の報知、すなわちいわゆる左打ちを行うべき状態であることを示す報知は行われない(図5(a)(b)参照)。本実施形態に則していえば、特別遊技状態において所定回数連続して当否抽選がはずれとなった場合に通常遊技状態に移行することになるため、特別遊技状態における最後の「はずれ」の報知(本実施形態では5回目の「はずれ」の報知)が完了した時点から計測が開始される特定期間が終了するまでは、いわゆる左打ちの報知が行われないことになる。
本実施形態では、特定期間の時間(開始から終了までの時間)は一定時間とされる。つまり、通常遊技状態に移行した後、一定時間が経過するまで(通常遊技状態が維持されたまま一定時間が経過するまで)は、どのような状況であっても通常遊技状態に応じた遊技態様(左打ち)で遊技するよう示す報知が行われない。
このように制御している理由は以下の通りである。特別遊技状態から通常遊技状態に移行したとしても、記憶手段に記憶されている第二当否判定情報(第二保留情報)に基づく第二抽選(保留分の第二抽選)が実行される(図3参照)。つまり、一または複数の第二抽選の結果を報知する報知演出が実行される。そして、保留分の第二抽選で小当たりまたは大当たりに当選した場合には、それを経て獲得した大当たり遊技終了後に再び特別遊技状態に移行することになる。そのため、特別遊技状態から通常遊技状態に移行してすぐに(5回目の「はずれ」が報知されてすぐに)通常遊技状態に応じた遊技態様(左打ち)で遊技するよう示すと、その後の保留分の第二抽選を経た大当たりを獲得した場合、当該大当たり遊技終了後に再び特別遊技状態に応じた遊技態様(右打ち)で遊技するよう示す必要が生じる。特に、本実施形態では、第二抽選の小当たり当選確率(約1/9)が比較的高い(第一抽選の小当たり当選確率(約1/300)よりも高い)ものであるから、保留分の第二抽選によって、小当たりに当選する蓋然性は高く、上記のように特別遊技状態に戻ってしまうことが現実的な頻度で起こりうるといえる。
このように、一旦左打ちを指示したにも拘わらず、即座に右打ちの指示が出されるような状況が生じてしまうと、遊技者が混乱してしまうおそれがあるため、通常遊技状態が移行した後の特定期間中は、左打ち報知が行われないようにしている。したがって、本実施形態によれば、保留分の第二抽選を経て特別遊技状態に移行する状況が発生したときであっても、遊技者が混乱してしまうことを抑制することが可能である。
本実施形態では、特定期間が終了した時点で保留分(最大四つ)の第二抽選の結果(はずれ)の報知が完了していた場合には、特定期間が終了することを契機として、通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技することを示す報知がなされる(図5(a)参照)。一方、特定期間が終了した時点で、保留分の第二抽選の結果(はずれ)の報知が完了していない場合には、全ての保留分の第二抽選の結果の報知が完了することを契機として、左打ち報知がなされる(図5(b)参照)。
通常遊技状態に移行したときに記憶されている第二当否判定情報(第二保留情報)の数はその都度変化しうるから、保留分の第二抽選の結果の報知が完了する時点はその都度変化しうる。また、第二抽選の結果を報知する報知演出の長さ(装飾図柄50の変動時間)が種々変化しうる構成である場合には、当該報知演出の長さがどのようなものとなるかによって、保留分の第二抽選の結果の報知が完了する時点はその都度変化しうる。
上述したように、本実施形態では、特定期間が終了した時点において、未だ当否判定結果の報知が完了していない第二当否判定情報が存在するか否かを確認し、存在しない場合には即座に左打ち報知を行う(図5(a)参照)一方、存在している場合には全ての第二当否判定情報に基づく当否判定結果の報知が完了した上で左打ち報知を行う(図5(b)参照)ようにしている。このようにすることで、特定期間を一定時間としても、左打ち報知が行われたにも拘わらず、即座に特別遊技状態に移行して右打ち報知を行わなければならない状況が発生しないようにすることができる。また、本実施形態のように特定期間の長さを一定時間とすれば、左打ちの報知タイミングを決定する制御が容易である。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
特定期間の長さ(一定時間)を、保留分の第二抽選の結果(はずれ)の報知が完了するのに要する時間よりも必ず長くなるようにする。上記実施形態に則していえば、通常遊技状態に移行した後、最大四つの第二当否判定情報に基づく当否判定結果が報知されることになるため、当該四つの結果を報知する報知演出の最大長さよりも特定期間の長さが必ず長くなるようにする。このようにすれば、特定期間が終了した時点で、第二保留情報が存在しない状態となるため、特定期間が終了することを契機として遊技態様の報知を行うことが可能となる。つまり、特定期間が終了した時点で即座に通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技することを示す報知を行えばよいから、当該報知タイミングの制御が容易になる。
この場合、特定期間中に、特定期間が終了するまでの時間(以下、残り時間と称する)を示すことができる。例えば、表示領域911に「左打ち開始まで後○秒(○の値が残り時間である)」といった表示(図6参照)をし、特定期間が終了するまでの時間、すなわち通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技することを開始すべき時点までの時間が示されるようにする。このようにすれば、特定期間中において、遊技者は、所定時間経過後に通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技すべきであること(現時点では、通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技すべきではないこと)を把握することが可能である。このように、特定期間終了後に必ず遊技態様の報知が行われるような設定とするのであれば、特定期間中には特定期間終了時点(遊技態様の報知時点)を遊技者に示すことができる。保留分の第二抽選により小当たりまたは大当たりに当選した場合には、大当たり遊技が実行され、その後再び特別遊技状態に移行することになるが、当該小当たりまたは大当たりの当選は、残り時間が0となる前に発生することになるから、遊技者が混乱してしまうおそれは低い。
○第二具体例(第一具体例をさらに具体化した例)
通常遊技状態に移行してからの第二抽選の結果(はずれ)を報知する報知演出の時間を一定時間とする。例えば、一の第二抽選の結果を報知する時間がX秒で固定されているものとする。特定期間の長さが必要以上に長くなってしまうと、遊技態様の報知がなされず、遊技者がどのように遊技すればよいか分からない期間(空白の期間)が長くなってしまうおそれがあるため、できるだけ特定期間の長さは短くすることが好ましい。特定期間の長さT=X×4秒とするとよい(図7(a)参照)。このようにすれば、保留分の第二抽選の結果(はずれ)が全て報知された直後に、通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技する指示が出されることになるため、上記空白の期間を短くすることが可能となる。なお、通常遊技状態に移行した時点において記憶手段に記憶される第二当否判定情報(第二保留情報)の数が四つ未満となった場合であっても、特定期間が終了した時点で残存する第二当否判定情報は無くなる(第二保留情報は全て消化される)のであるから、特定期間終了後に第二抽選で小当たりや大当たりに当選する事象は発生せず、特定期間終了後に通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技する指示が出されるようにしてもよいことになる(図7(b)参照)。
○第三具体例
上記実施形態では、保留分の第二抽選で小当たりまたは大当たりに当選してしまう可能性を考慮して特定期間を設定していることを説明したが、第二当否判定情報(第二保留情報)を記憶する記憶手段が設けられていない(いわゆる特図2保留が0である)構成についても、特定期間を設定する意義がある。つまり、特別遊技状態中は、第二始動入賞口12に遊技球が実際に入賞することを契機として第二抽選が実行され、保留されている当否判定情報は用いられないものとする。
このような構成とする場合であっても、特別遊技状態から通常遊技状態に移行することに伴い、遊技態様を変更した(左打ち遊技に変更した)としても、特別遊技状態に応じて発射させた遊技球がしばらくの間は第二遊技領域902Rに残存する。遊技者が遊技態様を変更するタイミングが遅れるほど当該遊技球の数は多くなる。そのため、通常遊技状態に移行した後も、かかる残存した遊技球が第二始動入賞口12に入賞してしまう可能性がある。例えば、特別遊技状態から通常遊技状態に移行する直前に開閉部材121が閉位置から開位置に変位し、通常遊技状態に移行した後、上記第二遊技領域902Rに残存した遊技球が第二始動入賞口12に入賞するというような事象が発生しうる。かかる入賞に伴う第二抽選により、小当たりまたは大当たりに当選すると、それを経た大当たり遊技終了後に再び特別遊技状態に戻ってしまうことになる。上記実施形態のように、第二抽選の小当たり当選確率が比較的高い(第一抽選の小当たり当選確率よりも高い)ものであるから、一度の第二始動入賞口12への遊技球の入賞であっても、小当たりに当選する蓋然性は高く、上記特別遊技状態に戻ってしまうことが現実的な頻度で起こりうるといえる。
このように、第二遊技領域902Rに残存した遊技球が第二始動入賞口12に入賞してしまう可能性を考慮して、特別遊技状態から通常遊技状態に移行した後も、特定期間中は通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技すべきであることを報知しないようにする。その後特別遊技状態に移行する状況が発生したときであっても、遊技者が混乱してしまうことを抑制することが可能である。
○第四変形例
上記実施形態では特定期間の長さは一定時間であることを説明したが、特定期間の長さがその都度変化しうる構成としてもよい。特定期間が終了するタイミングは、種々の観点から設定することができる。
例えば、上記第三具体例にて説明したような、記憶手段に記憶される第二当否判定情報(第二保留情報)が0である構成を前提として、第二始動入賞口12の入口を開閉する開閉部材121が閉位置に位置したことをもって特定期間が終了するようにする。具体的には、特別遊技状態中に普通始動口20に遊技球が進入することによって実行された最後の開放抽選(通常遊技状態に移行する前の最後の開放抽選)に当選することによって開位置に変位した開閉部材121が閉位置に戻ったことをもって特定期間が終了したものとみなす。このようにすれば、特定期間が終了した後、遊技球が第二始動入賞口12に入賞することは不可能または極めて困難となるから、(第一抽選を経た大当たりが発生するよりも前に)第二抽選を契機として特別遊技状態に再び移行してしまう事象が発生する可能性はほぼない。したがって、特定期間終了後に通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技すべきであることを報知してもよい。
また、別の例としては、通常遊技状態に移行した後、第二抽選による当否判定結果の全ての報知が完了した時点、換言すれば第二当否判定情報(第二保留情報)が全て消化された時点(いわゆる当該変動保留を含めた全てが消化された時点)を特定期間の終了時点とすることが考えられる。このようにすれば、特定期間が終了した後、新たな第二抽選を経た大当たり遊技が発生することはないから、(第一抽選を経た大当たりが発生するよりも前に)再び特別遊技状態に移行してしまう事象が発生する可能性がなくなる。したがって、特定期間終了後に通常遊技状態に応じた遊技態様で遊技すべきであることを報知してもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
第一遊技領域および第二遊技領域を含む遊技領域が構築された遊技盤と、
遊技者に対して前記第一遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第一遊技状態、および遊技者に対して前記第二遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第二遊技状態を含む遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、
遊技者に対し、遊技状態に応じた遊技を行うよう報知する遊技態様報知手段と、
を備え、
前記遊技状態制御手段によって遊技状態が前記第二遊技状態から前記第一遊技状態に変化したとき、当該変化が発生した後の特定期間が経過するまでは、どのような状況にあっても前記遊技態様報知手段による報知が行われないように設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機では、特定期間中はどのような状況になろうとも、遊技態様の指示を出さなくてもよいから、遊技態様報知手段の制御を容易にすることが可能である。
・手段2
前記特定期間は一定時間であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすることで、遊技態様報知手段の制御をさらに容易にすることが可能である。
・手段3
前記第一遊技領域に進入した遊技球が入賞可能な第一始動入賞口と、
前記第二遊技領域に進入した遊技球が入賞可能な第二始動入賞口と、
当否判定手段による当否判定に用いられる情報であって、前記第一始動入賞口に遊技球が入賞することを契機として取得される第一当否判定情報、および前記第二始動入賞口に遊技球が入賞することを契機として取得される第二当否判定情報を所定数記憶する記憶手段と、
を備え、
前記遊技状態制御手段によって遊技状態が前記第二遊技状態から前記第一遊技状態に変化し、前記特定期間が経過した後、前記第二当否判定情報に基づく全ての当否判定結果の報知が完了していない場合には、当該報知が完了するまで、前記遊技態様報知手段による報知が行われないように設定されていることを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
このようにすることで、遊技態様報知手段により、第一始動入賞口を狙って遊技すべきである(第一当否判定情報の取得を目指して遊技すべきである)ことが報知されたにも拘わらず、第二当否判定情報に基づく当否判定結果が報知されてしまう事象の発生を防止することが可能である。
・手段4
前記第二遊技領域には、遊技球が進入することを契機として大当たり遊技が実行されることとなる特別領域が設けられており、
前記当否判定手段による当否判定の当たり態様として、当選したときに前記大当たり遊技が実行されることとなる大当たりと、発生したときに前記特別領域が開放されることとなる小当たりとが設定されており、
前記第一当否判定情報に基づく前記当否判定手段による当否判定よりも、前記第二当否判定情報に基づく前記当否判定手段による当否判定の方が、前記小当たりに当選しやすく設定されていることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
このように第二当否判定情報に基づく当否判定が小当たりに当選しやすいものとされる場合、第二当否判定情報に基づく当否判定結果の報知の完了を待って遊技態様の変更を報知するようにするとよい。つまり、第一始動入賞口を狙って遊技すべきである(第一当否判定情報の取得を目指して遊技すべきである)ことが報知されたにも拘わらず、第二当否判定情報に基づく当否判定により小当たりに当選してしまうという事象の発生を防止することが可能である。
1 遊技機
10 始動入賞口
11 第一始動入賞口
12 第二始動入賞口
90 遊技盤
902 遊技領域
902L 一遊技領域
902R 二遊技領域
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 第一遊技領域および第二遊技領域を含む遊技領域が構築された遊技盤と、
    遊技者に対して前記第一遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第一遊技状態、および当該第一遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態であって遊技者に対して前記第二遊技領域に遊技球が進入するような遊技を促す第二遊技状態を含む遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、
    遊技者に対し、遊技状態に応じた遊技を行うよう報知する遊技態様報知手段と、
    を備え、
    前記遊技状態制御手段によって遊技状態が前記第二遊技状態から前記第一遊技状態に変化したとき、当該変化が発生した後、一定時間が経過するまでは、どのような状況にあっても前記遊技態様報知手段による報知が行われないように設定されていることを特徴とする遊技機。
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