JP2019057772A - Pll回路及びそれを備えた測定装置並びにpll回路の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるPLL回路を提供する。
【解決手段】PLL回路10は、所定周波数の信号を生成する基準信号生成部11と、所定電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力するVCO14と、基準信号生成部11及びVCO14の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力するPFD12と、位相誤差信号を平滑化してVCO14に出力するループフィルタ13と、VCO14の発振周波数を予め調整するプリチューン電圧を生成するプリチューン電圧生成部31と、VCO14の発振周波数を切り替える指示を受けて所定電圧範囲外の入力電圧をVCO14に印加する電圧印加部40と、電圧印加部40による印加に続いてプリチューン電圧をVCO14に印加するスイッチ33と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、PLL回路及びそれを備えた測定装置並びにPLL回路の制御方法に関する。
従来、この種の回路としては、特許文献1に記載された位相同期ループ回路が知られている。
特許文献1に記載されたものは、VCO(電圧制御発振器)を有するPLL部と、VCOから出力される信号の周波数をVCOの同調周波数帯域に高速に引き込むためのプリチューン信号を生成するプリチューン信号生成部と、を備えている。
プリチューン信号生成部は、VCOから出力される信号の周波数をカウントするカウンタと、このカウンタでカウントされた信号の周波数とプリチューン周波数との誤差を示す誤差値が所定の閾値よりも小であるか否かを判定する誤差判定部と、この誤差判定部の判定によって誤差値が所定の閾値よりも小となるときのVCOに与えられるプリチューン信号を記憶するメモリと、を備える。
この構成により、位相同期ループ回路は、早期に所望の周波数を有する信号を出力することができると特許文献1には記載されている。
特開2008−60688号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたものでは、プリチューン信号をメモリに予め記憶していたとしても、VCOの入力電圧(チューニング電圧)の切替幅が比較的大きい場合には、チューニング電圧が収束すべき許容範囲が相対的に狭くなるので、短時間でチューニング電圧を収束させることができないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるPLL回路及びそれを備えた測定装置並びにPLL回路の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るPLL回路は、予め定められた周波数の信号を生成する信号生成手段(11)と、第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(14)と、前記信号生成手段及び前記電圧制御発振器の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較器(12)と、前記位相誤差信号を平滑化して前記電圧制御発振器に出力する平滑化手段(13)と、前記電圧制御発振器の前記発振周波数を予め調整するプリチューン電圧を生成するプリチューン電圧生成手段(31)と、前記電圧制御発振器の発振周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える指示を受けて前記電圧範囲外の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する入力電圧印加手段(40)と、前記入力電圧印加手段による印加に続いて前記プリチューン電圧を前記電圧制御発振器に印加するプリチューン電圧印加手段(33)と、を備え、前記入力電圧印加手段は、前記第2の発振周波数に対応する第2の電圧が前記第1の発振周波数に対応する第1の電圧よりも小さいことを条件に、前記第1の入力電圧よりも小さい第3の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第1の印加手段(60)と、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも大きいことを条件に、前記第2の入力電圧よりも大きい第4の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第2の印加手段(50)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るPLL回路は、第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(VCO)の出力周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える際に、第1の入力電圧よりも小さい電圧、又は第2の入力電圧よりも大きい電圧を電圧制御発振器に印加した後に続いてプリチューン電圧を電圧制御発振器に印加するので、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができる。
本発明の請求項2に係るPLL回路は、前記入力電圧印加手段による前記電圧範囲外の入力電圧の印加の開始後、前記電圧制御発振器の入力電圧が所定電圧と等しくなったことを条件に、前記電圧範囲外の入力電圧の印加から前記プリチューン電圧の印加に切り替える電圧印加切替手段(32)をさらに備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係るPLL回路は、入力電圧印加手段による入力電圧の印加からプリチューン電圧の印加に自動的に切り替えることができる。
本発明の請求項3に係るPLL回路は、前記所定電圧は、前記プリチューン電圧であることが好ましい。
本発明の請求項4に係る測定装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPLL回路を備えた構成が好ましい。
本発明の請求項5に係る測定装置は、前記PLL回路は、予め定められた局部発振周波数の局部発振信号を生成するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る測定装置は、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるPLL回路により局部発振信号を生成できるので、従来よりも短時間で周波数の切り替えが可能となる。
本発明の請求項6に係るPLL回路の制御方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPLL回路の制御方法であって、予め定められた周波数の信号を生成する信号生成ステップ(S15)と、第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する周波数信号出力ステップ(S18)と、前記信号生成ステップ及び前記周波数信号出力ステップの各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較ステップ(S16)と、前記位相誤差信号を平滑化して前記電圧制御発振器に出力する平滑化ステップ(S17)と、前記電圧制御発振器の前記発振周波数を予め調整するプリチューン電圧を生成するプリチューン電圧生成ステップ(S14)と、前記電圧制御発振器の発振周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える指示を受けて前記電圧範囲外の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する入力電圧印加ステップ(S30)と、前記入力電圧印加ステップにおける印加に続いて前記プリチューン電圧を前記電圧制御発振器に印加するプリチューン電圧印加ステップ(S21)と、を含み、前記入力電圧印加ステップは、前記第2の発振周波数に対応する第2の電圧が前記第1の発振周波数に対応する第1の電圧よりも小さいことを条件に、前記第1の入力電圧よりも小さい第3の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第1の印加ステップ(S34)と、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも大きいことを条件に、前記第2の入力電圧よりも大きい第4の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第2の印加ステップ(S37)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項6に係るPLL回路の制御方法は、第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(VCO)の出力周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える際に、第1の入力電圧よりも小さい電圧、又は第2の入力電圧よりも大きい電圧を電圧制御発振器に印加した後に続いてプリチューン電圧を電圧制御発振器に印加するので、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができる。
本発明は、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるという効果を有するPLL回路及びそれを備えた測定装置並びにPLL回路の制御方法を提供することができるものである。
本発明の第1実施形態としてのPLL回路の構成図である。 従来のPLL回路の構成図である。 従来のPLL回路におけるVCOの入力電圧の変化例を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるVCOの入力電圧の変化例を示す図である。 本発明の第1実施形態におけるPLL回路の制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態におけるPLL回路の電圧印加処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態としての信号分析装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施形態としての信号発生装置のブロック構成図である。
以下、本発明に係るPLL回路及びそれを備えた測定装置並びにPLL回路の制御方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態としてのPLL回路の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるPLL回路10は、基準信号生成部11、位相周波数比較器(Phase Frequency Detector:PFD)12、ループフィルタ(LF)13、積分回路20、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator:VCO)14、帰還回路15、周波数切替指示部16、プリチューン回路30、電圧印加部40を備えている。
基準信号生成部11は、予め定められた周波数の基準信号を生成し、PFD12に出力するようになっている。この基準信号生成部11は、信号生成手段の一例である。
PFD12は、基準信号生成部11の出力信号と帰還回路15の出力信号とを比較して位相誤差信号をLF13に出力するようになっている。このPFD12は、位相周波数比較器の一例である。
LF13は、PFD12が出力した位相誤差信号を平滑化して積分回路20に出力するようになっている。このLF13は、平滑化手段の一例である。
積分回路20は、LF13によって平滑化された信号を積分し、VCO14に出力するようになっている。この積分回路20は、抵抗21、コンデンサ22及び抵抗23を有している。抵抗21は、LF13とVCO14との間に直列に接続されている。抵抗21のVCO14側の端子は、コンデンサ22及び抵抗23を介して接地されている。
VCO14は、積分回路20からの入力電圧に応じた発振周波数の信号を帰還回路15に出力するとともに、PLL回路10の出力信号Lとして出力するようになっている。このVCO14は、電圧制御発振器の一例である。本実施形態では、VCO14は、0V(第1の入力電圧)から20V(第2の入力電圧)までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力するものとする。
帰還回路15は、PFD12に入力される比較周波数を生成する手段として、例えば、入力周波数をN分周する分周器、又は、周波数変換を行うミキサ等を含むものである。なお、帰還回路15は、VCO14の出力信号をPFD12に直接フィードバックするものであってもよい。
周波数切替指示部16は、ユーザが指定した周波数の情報を基準信号生成部11、プリチューン回路30、電圧印加部40に通知し、周波数の切り替えを指示するものである。
プリチューン回路30は、プリチューン電圧生成部31、電位差検出回路32、スイッチ(SW)33、抵抗34を備えている。
プリチューン電圧生成部31は、例えばDACで構成され、VCO14の発振周波数を予め調整するためのプリチューン電圧を生成するようになっている。このプリチューン電圧生成部31は、プリチューン電圧生成手段の一例である。
電位差検出回路32は、2つの入力端子32a及び32bと、1つの出力端子32cと、を備え、2入力の電位差が0Vの場合に出力端子32cからハイレベルの信号(以下「ハイ信号」)を出力し、2入力の電位差が0Vではない場合に出力端子32cからローレベルの信号(以下「ロー信号」)を出力するようになっている。この電位差検出回路32は、例えばコンパレータ回路を用いた簡易な構成で実現可能である。なお、電位差検出回路32は、電圧印加切替手段の一例である。
本実施形態では、電位差検出回路32の入力端子32aはVCO14の入力端子に接続され、入力端子32bはプリチューン電圧生成部31の出力端子に接続されている。また、電位差検出回路32の出力端子32cはSW33の制御端子に接続されている。
この構成により、電位差検出回路32は、VCO14の入力電圧であるチューニング電圧とプリチューン電圧とを比較し、両電圧が等しい場合にはSW33の制御端子にハイ信号を出力し、両電圧が等しくない場合にはロー信号を出力するようになっている。
SW33は、2つの端子及び制御端子を有し、制御端子が、ハイ信号を入力すると2つの端子間が閉じた状態(オン)になり、ロー信号を入力すると2つの端子間が開いた状態(オフ)になる動作を行うものである。SW33の一端はプリチューン電圧生成部31に接続され、SW33の他端は抵抗34の一端に接続されている。抵抗34の他端はVCO14の入力端子に接続されている。なお、SW33は、プリチューン電圧印加手段の一例である。
この構成により、SW33がオンになると、プリチューン電圧生成部31からのプリチューン電圧が抵抗34を介してVCO14の入力端子に印加されることとなる。
電圧印加部40は、VCO情報記憶部41、CPU42、抵抗43、上昇電圧印加部50、下降電圧印加部60を備え、VCO14のチューニング電圧を所定期間急速に上昇させ、又は急速に下降させることができるようになっている。この電圧印加部40は、入力電圧印加手段の一例である。
VCO情報記憶部41は、VCO14の入力電圧と発振周波数との関係を示すVCO情報を記憶している。
CPU42は、VCO情報記憶部41からVCO情報を読み出し、周波数切替指示部16から取得した周波数の情報に基づいて、上昇電圧印加部50及び下降電圧印加部60のいずれか一方を動作させるようになっている。
具体的には、例えば、VCO14が、入力電圧V1で発振周波数F1、入力電圧V2(<V1)で発振周波数F2(<F1)を出力するものであって、周波数切替指示部16から発振周波数をF1からF2に切り替える指示があった場合には、VCO14の入力電圧を下げる方向なので、CPU42は、下降電圧印加部60にハイ信号を出力することにより下降電圧印加部60を選択して動作させるようになっている。なお、発振周波数F1及びF2は、それぞれ、第1及び第2の発振周波数の一例である。
一方、上記とは逆に、発振周波数を低い周波数から高い周波数に切り替える指示が周波数切替指示部16からあった場合には、VCO14の入力電圧を上げる方向なので、CPU42は、上昇電圧印加部50にハイ信号を出力することにより上昇電圧印加部50を選択して動作させるようになっている。
上昇電圧印加部50は、AND回路51、SW52、コンデンサ53を備えている。この上昇電圧印加部50は、第2の印加手段の一例である。
AND回路51は、2つの入力端子と、1つの出力端子と、を有している。一方の入力端子は、CPU41からの信号を入力し、他方の入力端子は、電位差検出回路32の出力端子32cからの信号を反転して入力する。出力端子は、CPU41からハイ信号、電位差検出回路32の出力端子32cからロー信号を入力するとSW52の制御端子にハイ信号を出力する。
SW52は、2つの端子及び制御端子を有し、制御端子が、ハイ信号を入力するとオンになり、ロー信号を入力するとオフになる動作を行うものである。SW52の一端は+30V(第4の入力電圧)の電源及びコンデンサ53の一端に接続され、SW52の他端は抵抗43の一端に接続されている。コンデンサ53の他端は接地されている。抵抗43の他端はVCO14の入力端子に接続されている。
下降電圧印加部60は、AND回路61、SW62、コンデンサ63を備えている。この下降電圧印加部60は、第1の印加手段の一例である。
AND回路61は、2つの入力端子と、1つの出力端子と、を有している。一方の入力端子は、CPU41からの信号を入力し、他方の入力端子は、電位差検出回路32の出力端子32cからの信号を反転して入力する。出力端子は、CPU41からハイ信号、電位差検出回路32の出力端子32cからロー信号を入力するとSW62の制御端子にハイ信号を出力する。
SW62は、2つの端子及び制御端子を有し、制御端子が、ハイ信号を入力するとオンになり、ロー信号を入力するとオフになる動作を行うものである。SW62の一端は−10V(第3の入力電圧)の電源及びコンデンサ63の一端に接続され、SW62の他端は抵抗43の一端に接続されている。コンデンサ63の他端は接地されている。
次に、周波数切替時の動作について、従来のPLL回路と、本実施形態のPLL回路10とを比較して説明する。
まず、従来のPLL回路の構成を図2に示す。図2に示すように、従来のPLL回路1は、本実施形態におけるプリチューン回路30及び電圧印加部40(図1参照)に代わる構成として、CPU2、プリチューン電圧生成部31、SW33、抵抗34を備えている。
CPU2は、プリチューンの開始時にSW33をオンにし、プリチューンの終了時にSW33をオフにするようになっている。なお、従来のPLL回路1のその他の構成は、本実施形態と同じとしている。
次に、周波数切替時におけるVCO14の入力電圧の変化について、図3(従来のPLL回路1)及び図4(本実施形態のPLL回路10)を用いて比較説明する。図3及び図4は、周波数切替時における各実験データを模式的に表したものである。図3及び図4では、時刻t1で周波数の切り替えを開始し、周波数切替前の入力電圧を+15V、切替目標の入力電圧である目標電圧を+5Vとしている。
図3に示すように、従来のPLL回路1では、時刻t1において周波数切替とともに、CPU2によってSW33がオンにされて、VCO14に対するプリチューン電圧の印加が開始され、VCO14の入力電圧は、時間の経過とともに目標電圧+5Vに向かって低下する。VCO14の入力電圧は、時刻t2において目標電圧範囲に入り、時刻t2から予め定められた時間経過した時刻t3において、CPU2によってSW33がオフにされて、VCO14に対するプリチューン電圧の印加が停止される。なお、目標電圧範囲は、PLL回路1が位相ロック状態に維持可能な電圧範囲であり、入力電圧がこの範囲に入ると、PLL回路1があと何秒で位相ロックするかが既知の電圧範囲である。
以上のように、従来のPLL回路1では、周波数の切り替えに要する切替時間は時刻t1からt3までの時間である。
これに対し、図4に示すように、本実施形態のPLL回路10では、VCO14の入力電圧は、次のように変化する。なお、プリチューン電圧生成部31が出力するプリチューン電圧は+6V、目標電圧範囲は+5V±1Vとする。
まず、CPU42は、周波数切替前の入力電圧が目標電圧よりも高いことから、下降電圧印加部60を選択し、時刻t1からt4までの期間ではSW62がオンになってVCO14に−10Vが印加される。
時刻t4において、プリチューン電圧生成部31の出力電圧と、VCO14の入力電圧とが等しくなるため、電位差検出回路32はハイレベルの信号を出力する。その結果、AND回路61の出力はローレベルとなってSW62がオフとなるとともに、SW33はオンになって時刻t4にプリチューン電圧がVCO14に印加開始される。目標電圧範囲外になった電圧が再び目標電圧範囲に入った時刻t5においてSW33をオフにすることにより、電圧印加を停止することができる。
以上のように、本実施形態におけるPLL回路10では、周波数の切り替えに要する切替時間は時刻t1からt5までの時間である。図3及び図4から明らかなように、本実施形態におけるPLL回路10は、周波数の切り替えに要する切替時間を従来よりも大幅に短縮することができる。
次に、本実施形態におけるPLL回路10の動作について図5及び図6を用いて説明する。なお、PLL回路10が周波数F1からF2(<F1)に切り替える際の動作例を説明する(図4において+15Vから+5Vへの切替相当とする)。また、帰還回路15は、VCO14の出力信号をPFD12に直接フィードバックするものとする。
前述のように、周波数切替前では、VCO14は、周波数F1の信号を出力しているものとする(ステップS11)。
周波数切替指示部16は、ユーザによって周波数F1からF2への切替指示がされたか否かを判断し(ステップS12)、周波数F1からF2への切替指示がされたと判断しなかった場合には、ステップS11の処理に戻る。
ステップS12において、周波数F1からF2への切替指示がされたと判断した場合には、周波数切替指示部16は、ユーザが指定した周波数の情報を基準信号生成部11、プリチューン回路30、電圧印加部40に通知し、周波数をF1からF2に切り替える指示をする(ステップS13)。
プリチューン回路30のプリチューン電圧生成部31は、周波数F2に応じたプリチューン電圧Vpを生成する(ステップS14)。
基準信号生成部11は、周波数切替指示部16からの周波数切替指示に基づき、VCO14が周波数F2の信号を出力するための予め定められた周波数の基準信号を生成し、PFD12に出力する(ステップS15)。
PFD12は、基準信号生成部11の出力信号と帰還回路15の出力信号とを比較して位相誤差信号をLF13に出力する(ステップS16)。
LF13は、PFD12が出力した位相誤差信号を平滑化して(ステップS17)、積分回路20に出力する。積分回路20は、LF13によって平滑化された信号を積分し、VCO14に出力する。
VCO14は、積分回路20からの入力電圧に応じた発振周波数の信号を帰還回路15に出力するとともに、PLL回路10の出力信号Lとして出力する(ステップS18)。
電圧印加部40は、電圧印加処理を行う(ステップS30)。この電圧印加処理について図3を用いて説明する。
電圧印加部40のCPU42は、VCO14において周波数F1に対応する入力電圧V1よりも、周波数F2に対応する入力電圧V2が小さいか否かを判断する(ステップS31)。
ステップS31において、V2<V1の場合(本実施形態の場合)には、CPU42は、上昇電圧印加部50のAND回路51の一端にはロー信号を出力し、下降電圧印加部60のAND回路61の一端にはハイ信号を出力することにより、下降電圧印加部60を選択する(ステップS32)。
ここで、プリチューン回路30の電位差検出回路32は、VCO14のチューニング電圧Vinとプリチューン電圧Vpとを比較し、周波数切替後の所定期間ではVin≠VpであるのでAND回路61の他端にロー信号を出力する。
その結果、AND回路61はハイ信号をSW62に出力し、SW62はオンとなり(ステップS33)下降電圧印加部60は、下降電圧をVCO14に印加する(ステップS34)。
一方、ステップS31において、V2>V1の場合には、CPU42は、上昇電圧印加部50のAND回路51の一端にはハイ信号を出力し、下降電圧印加部60のAND回路61の一端にはロー信号を出力することにより、上昇電圧印加部50を選択する(ステップS35)。
ここで、プリチューン回路30の電位差検出回路32は、VCO14のチューニング電圧Vinとプリチューン電圧Vpとを比較し、周波数切替後の所定期間ではVin≠VpであるのでAND回路51の他端にロー信号を出力する。
その結果、AND回路51はハイ信号をSW52に出力し、SW52はオンとなり(ステップS36)上昇電圧印加部50は、上昇電圧をVCO14に印加する(ステップS37)。
図5に戻り、電位差検出回路32は、VCO14のチューニング電圧Vinとプリチューン電圧Vpとを比較し、両電圧が等しいか否かが検出される(ステップS19)。
ステップS19において、両電圧が等しいと検出されなかった場合には、ステップS30の処理に戻る。
一方、ステップS19において、両電圧が等しいと検出された場合には、電位差検出回路32は、AND回路61の他端及びSW33にハイ信号を出力する。その結果、SW62がオフ、SW33がオンとなる(ステップS20)。
SW33がオンとなったことにより、プリチューン電圧生成部31が生成したプリチューン電圧VpがVCO14に印加される(ステップS21)。
電位差検出回路32は、チューニング電圧Vinが目標電圧範囲内になったか否かを検出する(ステップS22)。
チューニング電圧Vinが目標電圧範囲内にない場合にはステップS21の処理に戻り、目標電圧範囲内になった場合には、電位差検出回路32は、ロー信号をSW33に出力してSW33がオフとなる(ステップS23)。
以上のように、本実施形態におけるPLL回路10は、0Vから+20Vまでの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力するVCO14の出力周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える際に、0Vよりも小さい電圧−10V、又は+20Vよりも大きい+30VをVCO14に印加した後に続いてプリチューン電圧をVCO14に印加するので、VCO14のチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態としての信号分析装置80について、図7を用いて説明する。なお、信号分析装置80は、測定装置の一例である。
図7に示すように、本実施形態の信号分析装置80は、周波数掃引が可能な局部発振信号Lを、局部発振信号発生器を構成する第1実施形態のPLL回路10により生成して入力信号SINとともにミキサ82に与え、ミキサ82の出力から所定の中間周波数帯の信号Mをフィルタ83で抽出する周波数変換部81を備えている。
また、信号分析装置80は、入力信号SINのうち、指定された観測帯域の信号成分が周波数変換部81のフィルタ83から時系列に出力されるように、PLL回路10の局部発振信号Lの周波数掃引制御を行う掃引制御部84と、周波数変換部81の出力信号をサンプリングしてデジタルの信号列に変換するADC85と、局部発振信号Lの周波数掃引中にADC85から出力される信号列Dmを記憶し、周波数対信号強度のスペクトラム特性を求める信号解析部86と、信号解析部86で得られたスペクトラム特性を波形表示する表示部87と、を備えている。
すなわち、入力信号SINは、周波数変換部81のミキサ82に入力され、PLL回路10からの局部発振信号Lとミキシングされ、その差又は和(以下の説明では差とする)の周波数成分のうち、所定の中間周波帯の信号成分Mがフィルタ83によって抽出される。
ここで、フィルタ83の通過中心周波数をFIF、局部発振信号Lの周波数をFとし、中間周波帯に変換しようとする解析対象信号の周波数FINよりローカル周波数Fが高い上側ヘテロダインでミキシングすると仮定すると、F−FIF=FINの関係が成り立つ。
例えば、FIF=8GHzとし、ローカル周波数Fを8.1GHzから9GHzまで掃引すれば、解析対象信号の周波数FINは、100MHzから1GHzまで変化することになる。つまり、フィルタ83からは、入力信号SINのうち100MHzから1GHzまでの信号成分がその元の周波数順に時系列に抽出されることになる。
なお、ここでは周波数変換を1回行う回路例を示しているが、実際には周波数変換部81内で複数回の周波数変換処理(一般的には固定周波数の局部発振信号による)を行って、より低い周波数帯に変換している。
PLL回路10は、所定の周波数の局部発振信号Lを出力できるようになっており、その局部発振信号Lの周波数掃引は掃引制御部84から入力される周波数データを順次更新することで行われる。
掃引制御部84は、操作部88によって指定された基準周波数(スタート周波数あるいはセンタ周波数)、掃引幅(スパン)、取得サンプル数等に応じて、局部発振信号Lの周波数を所定ステップで掃引させるとともに、その各周波数の情報fを信号解析部86に与える。
一方、周波数変換部81から出力された信号Mは、ADC85により所定のサンプリング周期(フィルタ83の通過帯域の上限の2倍以上の周波数)でサンプリングされ、そのサンプリングで得られたデジタルの信号列Dmが信号解析部86に入力される。
信号解析部86は、周波数掃引によって得られたデジタルの信号列Dmと周波数情報fとを対応付けて受信して図示しないメモリに格納し、指定された帯域制限処理等を行って観測帯域内における周波数対信号強度S(f)の特性、すなわちスペクトラム特性を求める。表示部87は、信号解析部86が求めたスペクトラム特性の波形を画面に表示する。
以上のように、本実施形態の信号分析装置80は、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるPLL回路10により局部発振信号発生器を構成しているので、従来よりも短時間で周波数の切り替えが可能となる。その結果、本実施形態の信号分析装置80は、信号分析時間の短縮化を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態としての信号発生装置90について、図8を用いて説明する。なお、信号発生装置90は、測定装置の一例である。
図8に示すように、本実施形態の信号発生装置90は、波形データ記憶部91、DAC92及び93、直交変調器94、局部発振信号発生器を構成する第1実施形態のPLL回路10、自動レベル制御回路(ALC)95、操作部96、設定部97、ステップアッテネータ(ステップATT)98を備えている。
波形データ記憶部91は、被試験装置を試験するための複数の試験信号データとして、デジタル値のベースバンドの波形データを記憶している。試験者は、操作部96を操作し、設定部97を介して、波形データ記憶部91に記憶された試験信号データを選択して出力できるようになっている。試験信号データは、I相成分(同相成分)及びQ相成分(直交成分)のベースバンドの波形データを含む。波形データは、例えば、図示しないDSP(Digital Signal Processor)によって生成される。
DAC92及び93は、それぞれ、波形データ記憶部91が出力するI相成分及びQ相成分のデジタル値のベースバンド信号波形データをアナログ値に変換して直交変調器94に出力するようになっている。
PLL回路10は、設定部97からの設定信号に基づいた局部発振周波数の局部発振信号Lを生成し、直交変調器94に出力するようになっている。
直交変調器94は、DAC92からのI相成分及びDAC93からのQ相成分と、PLL回路10から入力した局部発振信号Lとを乗算することにより直交変調及び周波数変換を行って無線周波数の信号(RF信号)を生成してALC95に出力するようになっている。
ALC95は、直交変調器94の出力信号の電力レベルを所定の電力レベルに調整してステップATT98に出力するようになっている。ALC95が設定する電力レベルは、設定部97からの設定信号によって設定されるようになっている。ALC95は、出力信号レベルを例えば0.1dB単位で調整できるものである。
操作部96は、試験者が試験条件及び試験手順に関する設定等を行うために操作するものであり、例えば、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、これらを制御する制御回路等で構成される。試験者が設定する試験条件としては、例えば、波形データ記憶部91に記憶された波形データ、ステップATT98が出力するRF試験信号の出力レベル及び無線周波数等がある。
設定部97は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、装置全体の制御を行うようになっている。また、設定部97は、試験者が操作部96を操作して設定した各試験条件に基づき、各試験条件を設定する設定信号を波形データ記憶部91、PLL回路10、ALC95、ステップATT98にそれぞれ出力し、各試験条件を設定するようになっている。
ここで、ALC95に対する設定としては、例えば、ユーザが信号発生装置90の出力レベルを−40.2dBmに設定した場合、設定部97は、ステップATT98の減衰量を30dBに設定し、ALC95に対し、出力信号レベルを−10.2dBmに設定するための制御信号を出力する。
ステップATT98は、各々の減衰量が予め定められた複数のアッテネータセクションを備え、各アッテネータセクションの減衰量の組み合わせにより、入力したRF信号のレベルを所定の減衰量のステップで減衰することができるATTである。このステップATT98は、設定部97からの設定信号によって設定された減衰量で入力信号を減衰し、試験者が所望する電力レベルのRF試験信号を出力するようになっている。
以上のように構成された本実施形態の信号発生装置90は、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるPLL回路10により局部発振信号発生器を構成しているので、従来よりも短時間で周波数の切り替えが可能となる。その結果、本実施形態の信号発生装置90は、周波数切替時間の短縮化を図ることができる。
以上のように、本発明に係るPLL回路及びそれを備えた測定装置並びにPLL回路の制御方法は、VCOのチューニング電圧の切替幅が比較的大きい場合でも、従来よりも短時間でチューニング電圧を収束させることができるという効果を有し、信号分析装置や信号発生装置に用いられるPLL回路及びその制御方法等として有用である。
10 PLL回路
11 基準信号生成部(信号生成手段)
12 PFD(位相周波数比較器)
13 LF(平滑化手段)
14 VCO(電圧制御発振器)
30 プリチューン回路
31 プリチューン電圧生成部(プリチューン電圧生成手段)
32 電位差検出回路(電圧印加切替手段)
33 SW(プリチューン電圧印加手段)
40 電圧印加部(入力電圧印加手段)
50 上昇電圧印加部(第2の印加手段)
60 下降電圧印加部(第1の印加手段)
80 信号分析装置(測定装置)
90 信号発生装置(測定装置)

Claims (6)

  1. 予め定められた周波数の信号を生成する信号生成手段(11)と、
    第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(14)と、
    前記信号生成手段及び前記電圧制御発振器の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較器(12)と、
    前記位相誤差信号を平滑化して前記電圧制御発振器に出力する平滑化手段(13)と、
    前記電圧制御発振器の前記発振周波数を予め調整するプリチューン電圧を生成するプリチューン電圧生成手段(31)と、
    前記電圧制御発振器の発振周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える指示を受けて前記電圧範囲外の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する入力電圧印加手段(40)と、
    前記入力電圧印加手段による印加に続いて前記プリチューン電圧を前記電圧制御発振器に印加するプリチューン電圧印加手段(33)と、
    を備え、
    前記入力電圧印加手段は、
    前記第2の発振周波数に対応する第2の電圧が前記第1の発振周波数に対応する第1の電圧よりも小さいことを条件に、前記第1の入力電圧よりも小さい第3の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第1の印加手段(60)と、
    前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも大きいことを条件に、前記第2の入力電圧よりも大きい第4の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第2の印加手段(50)と、
    を備えたことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記入力電圧印加手段による前記電圧範囲外の入力電圧の印加の開始後、前記電圧制御発振器の入力電圧が所定電圧と等しくなったことを条件に、前記電圧範囲外の入力電圧の印加から前記プリチューン電圧の印加に切り替える電圧印加切替手段(32)をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 前記所定電圧は、前記プリチューン電圧であることを特徴とする請求項2に記載のPLL回路。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPLL回路を備えたことを特徴とする測定装置(80、90)。
  5. 前記PLL回路は、予め定められた局部発振周波数の局部発振信号を生成するものであることを特徴とする請求項4に記載の測定装置。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPLL回路の制御方法であって、
    予め定められた周波数の信号を生成する信号生成ステップ(S15)と、
    第1の入力電圧から該第1の入力電圧よりも大きい第2の入力電圧までの電圧範囲内の入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する周波数信号出力ステップ(S18)と、
    前記信号生成ステップ及び前記周波数信号出力ステップの各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較ステップ(S16)と、
    前記位相誤差信号を平滑化して前記電圧制御発振器に出力する平滑化ステップ(S17)と、
    前記電圧制御発振器の前記発振周波数を予め調整するプリチューン電圧を生成するプリチューン電圧生成ステップ(S14)と、
    前記電圧制御発振器の発振周波数を第1の発振周波数から第2の発振周波数に切り替える指示を受けて前記電圧範囲外の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する入力電圧印加ステップ(S30)と、
    前記入力電圧印加ステップにおける印加に続いて前記プリチューン電圧を前記電圧制御発振器に印加するプリチューン電圧印加ステップ(S21)と、
    を含み、
    前記入力電圧印加ステップは、
    前記第2の発振周波数に対応する第2の電圧が前記第1の発振周波数に対応する第1の電圧よりも小さいことを条件に、前記第1の入力電圧よりも小さい第3の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第1の印加ステップ(S34)と、
    前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも大きいことを条件に、前記第2の入力電圧よりも大きい第4の入力電圧を前記電圧制御発振器に印加する第2の印加ステップ(S37)と、
    を含むことを特徴とするPLL回路の制御方法。
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