JP2019047471A - Pllロック検出回路、それを備えたpll回路及び測定装置並びにpllロック検出方法 - Google Patents

Pllロック検出回路、それを備えたpll回路及び測定装置並びにpllロック検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法を提供する。【解決手段】PLLロック検出回路は、予め定められた周波数の信号を生成する基準信号生成部11と、入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力するVCO13と、基準信号生成部11及びVCO13の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力するPFD12と、を有するPLL回路10のロック状態を検出するものであって、PFD12とVCO13との間に直列に接続された抵抗31と、抵抗31の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件にPLL回路10のロック状態を検出するPLLロック検出部40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、PLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法に関する。
従来、この種の回路としては、特許文献1に記載されたPLLロック検出回路が知られている。
特許文献1に記載されたものは、PLLロック状態が所定時間連続して継続しているかどうかを検出するPLLロック連続性検出部と、PLLアンロック状態が所定時間連続して継続しているかどうかを検出するPLLアンロック連続性検出部と、を備えている。
この構成により、特許文献1に記載されたものは、PLLロック状態及びPLLアンロック状態の検出の両方を同時に行うことにより、確実なロック判定を行うことができるようになっている。
特開2008−131353号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたものでは、PLLロック状態及びPLLアンロック状態の検出の両方を同時に行うために煩雑な処理が必要であった。そのため、簡易な構成でPLLロック状態を検出できるものが望まれていた。
本発明は、前述のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るPLLロック検出回路は、予め定められた周波数の信号を生成する信号生成手段(11)と、入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(13)と、前記信号生成手段及び前記電圧制御発振器の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較器(12)と、を有するPLL回路(10)のロック状態を検出するPLLロック検出回路であって、前記位相周波数比較器と前記電圧制御発振器との間に直列に接続された抵抗(31)と、前記抵抗の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件に前記PLL回路のロック状態を検出するPLLロック検出手段(40)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るPLLロック検出回路は、抵抗の両端の電位差に基づいてPLL回路のロック状態を検出するので、従来のように、煩雑な処理を行う必要がなく、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができる。
本発明の請求項2に係るPLLロック検出回路は、前記位相誤差信号を積分する積分手段(30)をさらに備え、前記積分手段は、前記抵抗を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係るPLLロック検出回路は、積分手段が有する抵抗の両端の電位差に基づいてPLL回路のロック状態を検出するので、従来のように、煩雑な処理を行う必要がなく、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができる。
本発明の請求項3に係るPLL回路は、請求項1又は請求項2に記載のPLLロック検出回路を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係るPLL回路は、抵抗の両端の電位差に基づいてPLL回路のロック状態を検出するので、従来のように、煩雑な処理を行う必要がなく、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができる。
本発明の請求項4に係る測定装置は、請求項3に記載のPLL回路を備えた構成が好ましい。
本発明の請求項5に係る測定装置は、前記PLL回路は、予め定められた局部発振周波数の局部発振信号を生成するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る測定装置は、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができるPLL回路により局部発振信号を生成することができる。
本発明の請求項6に係るPLLロック検出方法は、請求項1又は請求項2に記載のPLLロック検出回路を用いたPLLロック検出方法であって、前記抵抗の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件に前記PLL回路のロック状態を検出するPLLロック検出ステップ(S15)を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項6に係るPLLロック検出方法は、抵抗の両端の電位差に基づいてPLL回路のロック状態を検出するので、従来のように、煩雑な処理を行う必要がなく、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができる。
本発明は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるという効果を有するPLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法を提供することができるものである。
本発明の第1実施形態としてのPLL回路の構成図である。 本発明の第1実施形態におけるPLLロックの検出機能の説明図である。 本発明の第1実施形態におけるPLLロック検出方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例における積分回路の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態としての信号分析装置のブロック構成図である。 本発明の第3実施形態としての信号発生装置のブロック構成図である。
以下、本発明に係るPLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係るPLL回路の第1実施形態における構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるPLL回路10は、基準信号生成部11、位相周波数比較器(Phase Frequency Detector:PFD)12、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator:VCO)13、帰還回路14、第1の積分回路20、第2の積分回路30、PLLロック検出部40を備えている。
基準信号生成部11は、予め定められた周波数の基準信号を生成し、PFD12に出力するようになっている。この基準信号生成部11は、信号生成手段の一例である。
PFD12は、基準信号生成部11の出力信号と帰還回路14の出力信号とを比較して位相誤差信号を第1の積分回路20に出力するようになっている。このPFD12は、位相周波数比較器の一例である。
第1の積分回路20は、PFD12が出力した位相誤差信号を積分し、第1の積分信号として第2の積分回路30に出力するようになっている。この第1の積分回路20は、例えば、ループフィルタで構成され、オペアンプ(演算増幅器)21、コンデンサ22、抵抗23を有している。
第2の積分回路30は、第1の積分回路20が出力した第1の積分信号を積分し、第2の積分信号としてVCO13に出力するようになっている。この第2の積分回路30は、抵抗31、コンデンサ32及び抵抗33を有している。抵抗31は、PFD12とVCO13との間に直列に接続されている。抵抗31のVCO13側の端子は、コンデンサ32及び抵抗33を介して接地されている。なお、第2の積分回路30は、積分手段の一例である。
VCO13は、第2の積分回路30からの入力電圧に応じた発振周波数の信号を帰還回路14に出力するとともに、PLL回路10の出力信号Lとして出力するようになっている。このVCO13は、電圧制御発振器の一例である。
帰還回路14は、PFD12に入力される比較周波数を生成する手段として、例えば、入力周波数をN分周する分周器、又は、周波数変換を行うミキサ等を含むものである。なお、帰還回路14は、VCO13の出力信号をPFD12に直接フィードバックするものであってもよい。
PLLロック検出部40は、電位差検出回路41、抵抗42、コンデンサ43を備えている。このPLLロック検出部40は、PLLロック検出手段の一例である。また、PLLロック検出部40及び第2の積分回路30の抵抗31は、PLLロック検出回路の一例である。
電位差検出回路41は、第2の積分回路30が有する抵抗31の両端の電位差を検出するようになっている。この電位差検出回路41は、抵抗31の両端の電位差が0Vのときにハイレベルの信号を出力するものであり、例えばコンパレータ回路を用いた簡易な構成で実現可能である。
電位差検出回路41の出力側には抵抗42の一端が接続され、抵抗42の他端は、コンデンサ43を介して接地されている。この構成により、PLLロック検出部40は、抵抗31の両端の電位差が0Vとなった場合には、PLLロックを検出したことを示すPLLロック検出信号Dを出力することができる。
本実施形態において、抵抗31の両端の電位差が0Vとなった場合とは、電位差が0Vと完全に一致した場合のみを意味するのではなく、VCO13のチューニング電圧が収束したとみなしても実用上問題のない電位差であればよい。すなわち、PLLロック検出部40は、抵抗31の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件にPLL回路のロック状態を検出するものである。
なお、電位差検出回路41が、抵抗31の両端の電位差が0Vのときに出力するハイレベルの信号は、コンデンサ43の充電時間を経て出力される。そのため、抵抗31の両端の電位差が瞬間的に0Vとなった場合ではコンデンサ43が満充電されず、PLLロック検出部40はPLLロック検出信号Dを出力しない。
抵抗31の両端の電位差は、第1の積分回路20の出力電圧V1と、第2の積分回路30の出力電圧V2との差である。この電位差は、VCO13に対するチャージ電流又はディスチャージ電流によって発生する。出力信号Lの周波数を設定変更してからVCO13のチューニング電圧(入力電圧)が収束するまでは、V1<V2の期間とV1>V2の期間とが交互に現れる。VCO13のチューニング電圧が収束するとV1=V2となり、抵抗31の両端の電位差は0Vになる。
次に、図2を用いてPLLロックの検出機能について説明する。図2は、PLLロックの検出動作時における第1の積分回路20及び第2の積分回路30の出力電圧について、本実施形態のPLL回路10の実験データを模式的に表したものである。図2では、時刻t=0で周波数設定変更を開始し、第1の積分回路20及び第2の積分回路30の出力電圧をそれぞれV1及びV2、目標電圧をVt、V1及びV2の初期値をV0で示しVt<V0としている。
図2に示すように、第1の積分回路20の出力電圧V1は、時間の経過とともに、目標電圧Vtに対して上下に変動しながら収束していく。一方、第2の積分回路30の出力電圧V2は、時間の経過とともに、目標電圧Vtに向かって第1の積分回路20の出力電圧V1よりも緩やかに低下し、目標電圧Vt以下になった後に目標電圧Vtに収束していく。
図2において、第1の積分回路20の出力電圧V1及び第2の積分回路30の出力電圧V2が目標電圧Vtと一致した時点を時刻t1で示している。この時刻t1では抵抗31の両端の電位差が0Vとなり、電位差検出回路41はPLLロック検出信号Dを出力するので、PLL回路10のPLLロック状態が検出される。
次に、本実施形態におけるPLL回路10の動作について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態におけるPLLロック検出方法を説明するためのフローチャートである。
基準信号生成部11は、予め定められた周波数の基準信号を生成し(ステップS11)、PFD12に出力する。
PFD12は、基準信号生成部11及び帰還回路14の各出力信号の位相を比較して位相差を求め、位相差に応じた信号レベルの信号を第1の積分回路20に出力する(ステップS12)。
第1の積分回路20は、PFD12が出力した位相誤差信号を積分し、第1の積分信号(V1)として第2の積分回路30に出力する(ステップS13)。
第2の積分回路30は、第1の積分回路20が出力した第1の積分信号を積分し、第2の積分信号(V2)としてVCO13に出力する(ステップS14)。
電位差検出回路41は、第2の積分回路30が有する抵抗31の両端の電位差を検出し(ステップS15)、その電位差が0Vではない場合には、ステップS12の処理に戻る。
一方、ステップS15において、抵抗31の両端の電位差が0Vの場合には、電位差検出回路41は、PLLロック検出信号Dを出力する(ステップS16)。
以上のように、本実施形態におけるPLLロック検出回路(PLLロック検出部40及び抵抗31)は、抵抗31の両端の電位差に基づいてPLL回路10のロック状態を検出するので、従来のように、煩雑な処理を行う必要がなく、簡易な構成でPLL回路のロック状態を検出することができる。
(変形例)
図4は、第2の積分回路30(図1参照)に代わる積分回路30aを示している。積分回路30aは、第2の積分回路30の抵抗31を複数個、例えば任意の2つの抵抗値に分割した2個の抵抗31a及び31bを有する。この構成においても、抵抗31a又は31bの両端の電位差を電位差検出回路41によって検出すれば、前述と同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態としての信号分析装置50について、図5を用いて説明する。なお、信号分析装置50は、測定装置の一例である。
図5に示すように、本実施形態の信号分析装置50は、周波数掃引が可能な局部発振信号Lを、局部発振信号発生器を構成する第1実施形態のPLL回路10により生成して入力信号SINとともにミキサ52に与え、ミキサ52の出力から所定の中間周波数帯の信号Mをフィルタ53で抽出する周波数変換部51を備えている。
また、信号分析装置50は、入力信号SINのうち、指定された観測帯域の信号成分が周波数変換部51のフィルタ53から時系列に出力されるように、PLL回路10の局部発振信号Lの周波数掃引制御を行う掃引制御部54と、周波数変換部51の出力信号をサンプリングしてデジタルの信号列に変換するADC55と、局部発振信号Lの周波数掃引中にADC55から出力される信号列Dmを記憶し、周波数対信号強度のスペクトラム特性を求める信号解析部56と、信号解析部56で得られたスペクトラム特性を波形表示する表示部57と、を備えている。
すなわち、入力信号SINは、周波数変換部51のミキサ52に入力され、PLL回路10からの局部発振信号Lとミキシングされ、その差又は和(以下の説明では差とする)の周波数成分のうち、所定の中間周波帯の信号成分Mがフィルタ53によって抽出される。
ここで、フィルタ53の通過中心周波数をFIF、局部発振信号Lの周波数をFとし、中間周波帯に変換しようとする解析対象信号の周波数FINよりローカル周波数Fが高い上側ヘテロダインでミキシングすると仮定すると、F−FIF=FINの関係が成り立つ。
例えば、FIF=5GHzとし、ローカル周波数Fを5.1GHzから9GHzまで掃引すれば、解析対象信号の周波数FINは、100MHzから1GHzまで変化することになる。つまり、フィルタ53からは、入力信号SINのうち100MHzから1GHzまでの信号成分がその元の周波数順に時系列に抽出されることになる。
なお、ここでは周波数変換を1回行う回路例を示しているが、実際には周波数変換部51内で複数回の周波数変換処理(一般的には固定周波数の局部発振信号による)を行って、より低い周波数帯に変換している。
PLL回路10は、所定の周波数の局部発振信号Lを出力できるように構成されており、その局部発振信号Lの周波数掃引は掃引制御部54から入力される周波数データを順次更新することで行われる。また、PLL回路10は、周波数の切り替え後にPLLロックを検出した場合には、PLLロック検出信号Dを掃引制御部54に出力するようになっている。
掃引制御部54は、操作部58によって指定された基準周波数(スタート周波数あるいはセンタ周波数)、掃引幅(スパン)、取得サンプル数等に応じて、局部発振信号Lの周波数を所定ステップで掃引させるとともに、その各周波数の情報f及び掃引状態を示す情報を信号解析部56に与える。また、掃引制御部54は、PLL回路10が基準周波数にロックしたことをPLLロック検出信号Dにより検知すると掃引を開始し、測定データの取得が開始される。なお、ゼロスパンのように掃引を必要としない場合もある。
一方、周波数変換部51から出力された信号Mは、ADC55により所定のサンプリング周期(フィルタ53の通過帯域の上限の2倍以上の周波数)でサンプリングされ、そのサンプリングで得られたデジタルの信号列Dmが信号解析部56に入力される。
信号解析部56は、周波数掃引によって得られたデジタルの信号列Dmと周波数情報fとを対応付けて受信して図示しないメモリに格納し、指定された帯域制限処理等を行って観測帯域内における周波数対信号強度S(f)の特性、すなわちスペクトラム特性を求める。表示部57は、信号解析部56が求めたスペクトラム特性の波形を画面に表示する。
以上のように構成された本実施形態の信号分析装置50は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLL回路10を備えているので、従来よりも簡易な構成で局部発振信号発生器を実現することができる。
また、本実施形態の信号分析装置50は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLL回路10を備えているので、周波数の切り替えがあった場合には、PLLロック状態が得られた後に信号分析を行うことができ、信頼性の高い解析データを得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態としての信号発生装置60について、図6を用いて説明する。なお、信号発生装置60は、測定装置の一例である。
図6に示すように、本実施形態の信号発生装置60は、波形データ記憶部61、DAC62及び63、直交変調器64、局部発振装置を構成する第1実施形態のPLL回路10、自動レベル制御回路(ALC)65、操作部66、設定部67、ステップアッテネータ(ステップATT)68、トリガ出力部69、表示部70を備えている。
波形データ記憶部61は、被試験装置を試験するための複数の試験信号データとして、デジタル値のベースバンドの波形データを記憶している。試験者は、操作部66を操作し、設定部67を介して、波形データ記憶部61に記憶された試験信号データを選択して出力できるようになっている。試験信号データは、I相成分(同相成分)及びQ相成分(直交成分)のベースバンドの波形データを含む。波形データは、例えば、図示しないDSP(Digital Signal Processor)によって生成される。
DAC62及び63は、それぞれ、波形データ記憶部61が出力するI相成分及びQ相成分のデジタル値のベースバンド信号波形データをアナログ値に変換して直交変調器64に出力するようになっている。
PLL回路10は、設定部67からの設定信号に基づいた局部発振周波数の局部発振信号Lを生成し、直交変調器64に出力するように構成されている。また、PLL回路10は、周波数の切り替え後にPLLロックを検出した場合には、PLLロック検出信号Dを設定部67に出力するようになっている。
直交変調器64は、DAC62からのI相成分及びDAC63からのQ相成分と、PLL回路10から入力した局部発振信号Lとを乗算することにより直交変調及び周波数変換を行って無線周波数の信号(RF信号)を生成してALC65に出力するようになっている。
ALC65は、直交変調器64の出力信号の電力レベルを所定の電力レベルに調整してステップATT68に出力するようになっている。ALC65が設定する電力レベルは、設定部67からの設定信号によって設定されるようになっている。ALC65は、出力信号レベルを例えば0.1dB単位で調整できるものである。
操作部66は、試験者が試験条件及び試験手順に関する設定等を行うために操作するものであり、例えば、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、これらを制御する制御回路等で構成される。試験者が設定する試験条件としては、例えば、波形データ記憶部61に記憶された波形データ、ステップATT68が出力するRF試験信号の出力レベル及び無線周波数等がある。
設定部67は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、装置全体の制御を行うようになっている。また、設定部67は、試験者が操作部66を操作して設定した各試験条件に基づき、各試験条件を設定する設定信号を波形データ記憶部61、PLL回路10、ALC65、ステップATT68にそれぞれ出力し、各試験条件を設定するようになっている。また、設定部67は、周波数設定やレベル設定の完了を示す信号をトリガ出力部69及び表示部70に出力するようになっている。また、設定部67は、PLL回路10が基準周波数にロックしたことをPLLロック検出信号Dにより検知すると、設定した各試験条件に基づいた信号を発生するよう装置全体を制御するようになっている。
ここで、ALC65に対する設定としては、例えば、ユーザが信号発生装置60の出力レベルを−40.2dBmに設定した場合、設定部67は、ステップATT68の減衰量を30dBに設定し、ALC65に対し、出力信号レベルを−10.2dBmに設定するための制御信号を出力する。
ステップATT68は、各々の減衰量が予め定められた複数のアッテネータセクションを備え、各アッテネータセクションの減衰量の組み合わせにより、入力したRF信号のレベルを所定の減衰量のステップで減衰することができるATTである。このステップATT68は、設定部67からの設定信号によって設定された減衰量で入力信号を減衰し、試験者が所望する電力レベルのRF試験信号を出力するようになっている。
トリガ出力部69は、設定部67から周波数設定やレベル設定の完了を示す信号を入力すると、信号発生装置60の設定が完了したことを示すトリガを外部の装置に出力可能に構成されている。
表示部70は、設定部67から周波数設定やレベル設定の完了を示す信号を入力すると、その旨を示す情報を表示するようになっている。
以上のように構成された本実施形態の信号発生装置60は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLL回路10を備えているので、従来よりも簡易な構成で局部発振信号発生器を実現することができる。
また、本実施形態の信号発生装置60は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるPLL回路10を備えているので、周波数の切り替えがあった場合には、PLLロック状態が得られた後に信号発生を行うことができ、高精度の周波数信号を発生することができる。
以上のように、本発明に係るPLLロック検出回路、それを備えたPLL回路及び測定装置並びにPLLロック検出方法は、簡易な構成でPLLロック状態を検出することができるという効果を有し、スペクトラムアナライザや信号発生器等の測定装置のPLLロック検出回路及びそれを備えたPLL回路として有用である。
10 PLL回路
11 基準信号生成部(信号生成手段)
12 PFD(位相周波数比較器)
13 VCO(電圧制御発振器)
14 帰還回路
20 第1の積分回路
30 第2の積分回路(積分手段)
31 抵抗(PLLロック検出回路)
40 PLLロック検出部(PLLロック検出手段、PLLロック検出回路)
41 電位差検出回路
42 抵抗
43 コンデンサ
50 信号分析装置(測定装置)
60 信号発生装置(測定装置)

Claims (6)

  1. 予め定められた周波数の信号を生成する信号生成手段(11)と、
    入力電圧に応じた発振周波数の信号を出力する電圧制御発振器(13)と、
    前記信号生成手段及び前記電圧制御発振器の各出力信号を比較して位相誤差信号を出力する位相周波数比較器(12)と、
    を有するPLL回路(10)のロック状態を検出するPLLロック検出回路であって、
    前記位相周波数比較器と前記電圧制御発振器との間に直列に接続された抵抗(31)と、
    前記抵抗の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件に前記PLL回路のロック状態を検出するPLLロック検出手段(40)と、
    を備えたことを特徴とするPLLロック検出回路。
  2. 前記位相誤差信号を積分する積分手段(30)をさらに備え、
    前記積分手段は、前記抵抗を含むことを特徴とする請求項1に記載のPLLロック検出回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のPLLロック検出回路を備えたことを特徴とするPLL回路。
  4. 請求項3に記載のPLL回路を備えたことを特徴とする測定装置(50、60)。
  5. 前記PLL回路は、予め定められた局部発振周波数の局部発振信号を生成するものであることを特徴とする請求項4に記載の測定装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のPLLロック検出回路を用いたPLLロック検出方法であって、
    前記抵抗の両端の電位差が0Vを含む予め定められた電圧範囲内にあることを条件に前記PLL回路のロック状態を検出するPLLロック検出ステップ(S15)を含むことを特徴とするPLLロック検出方法。
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