JP2001144607A - 信号発生器 - Google Patents

信号発生器

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JP2001144607A
JP2001144607A JP32295199A JP32295199A JP2001144607A JP 2001144607 A JP2001144607 A JP 2001144607A JP 32295199 A JP32295199 A JP 32295199A JP 32295199 A JP32295199 A JP 32295199A JP 2001144607 A JP2001144607 A JP 2001144607A
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signal
phase
frequency
comparator
pll
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JP32295199A
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Yuichi Waida
祐一 和井田
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Anritsu Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数の同期範囲を広くしつつ、所望の位相
雑音を得る。 【解決手段】 信号発生器1は、基準入力信号S1と電
圧制御発振器5からの信号の位相および周波数を比較し
てその差信号を出力するデジタル位相比較器2と、基準
入力信号S1とVCO5からの信号の位相を比較してそ
の差信号を出力するアナログ位相比較器3と、PLLを
形成するようにデジタル位相比較器2とアナログ位相比
較器3のいずれか一方をVCO5側に選択的に切り換え
るスイッチング手段7と、PLLがロックしたか否かを
検出する同期検出器6とを備え、同期検出器6がアンロ
ックを検出しているときにはスイッチング手段7がデジ
タル位相比較器2を選択するように切り換えられ、同期
検出器6がロックを検出したときにはスイッチング手段
7がアナログ位相比較器3を選択するように切り換えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phase Loc
ked Loop) を用いて所望周波数にロックされた信号を発
生する信号発生器に関し、例えば自動車電話、携帯電話
等の移動通信システムに採用される信号の分析を行うス
ペクトラムアナライザ等の信号分析装置に用いて最適な
信号発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車電話、携帯電話等の移動通
信システムで採用される信号は種々の方式で変調されて
いる。また、通信回線を有効に使用するために、通信方
式としてTDMA(時分割多元接続)方式が採用されて
いる。このような移動通信システムで用いられる信号を
搬送する搬送波の周波数は数百MHz〜数GHzと非常
に高い。
【0003】一般に、このような信号に含まれる種々の
周波数成分を正確に測定するためにはスペクトラムアナ
ライザ等の信号分析装置が用いられる。図3は上述した
ような高周波の被測定信号の周波数特性を測定する信号
分析装置の概略構成を示すブロック図である。
【0004】図3に示す信号分析装置51では、入力端
子52を介して入力された高周波の被測定信号aが減衰
器(ATT)53で予め定められた規定レベルに調整さ
れた後に周波数変換部54へ入力される。周波数変換部
54へ入力された高周波の被測定信号は、信号混合器5
5で局部発振器56からの局部発振信号bと混合され、
中間周波数を有する中間周波数信号に変換される。
【0005】中間周波数信号は、BPF(バンドパスフ
ィルタ)57で帯域制限された後、再度、後段の信号混
合器58で局部発振器59からの局部発振信号と混合さ
れて最終の中間周波数信号cとしてこの周波数変換部5
4から出力される。
【0006】周波数変換部54の局部発振器56の発振
周波数は、掃引部60により、所定の周波数範囲に亘っ
て掃引される。その結果、周波数変換部54から出力さ
れる中間周波数信号cの周波数も掃引動作に同期して変
化する。
【0007】周波数変換部54から出力された周波数が
低減された中間周波数信号cは次のRBWフィルタ61
へ入力される。このRBWフィルタ61は、例えば図4
に示した周波数特性を有するアナログのバンドパスフィ
ルタで構成されており、不要な周波数成分を除き、必要
な中間周波数信号のみを選択する。このバンドパスフィ
ルタの周波数特性の通過中心周波数fcにおけるピーク
レベルから3dB低下した時点におけるバンド幅(RB
W)は、この信号分析装置51における周波数分解能を
表す。
【0008】周波数変換部54から出力される中間周波
数信号cの周波数f1は掃引動作に同期して変化するの
で、RBWフィルタ61から1掃引期間(掃引周期)内
において時間経過と共に出力される出力信号は、掃引受
信して中間周波数信号cに変換された被測定信号aの各
周波数成分における時系列波形となる。
【0009】RBWフィルタ61からの出力信号は不図
示の増幅器でゲイン調整された後に、LOG変換器62
で対数変換される。信号レベルがdB単位に変換された
出力信号は次の検波器(DET)63で検波される。そ
の結果、掃引期間内に検波された信号は、掃引された周
波数における時系列波形の大きさを示す。したがって、
横軸を周波数、縦軸を振幅とすれば、周波数スペクトラ
ム波形となる。
【0010】この検波器63から出力された周波数スペ
クトラム波形を示す信号は不図示のアナログのVBWフ
ィルタへ入力される。なお、VBWフィルタは、装置本
体の前面パネルに設けられる表示部64に最終的に表示
される周波数スペクトラム波形の高周波成分(雑音成
分)を除去するLPF(ローパスフィルタ)で構成され
る。
【0011】そして、VBWフィルタから出力されたア
ナログの周波数スペクトラム波形は、不図示のピーク検
出器にて各時間軸位置におけるピーク値が検出され、包
絡線検波された状態の最終的な周波数スペクトラム波形
が得られる。この最終的な周波数スペクトラム波形を示
す信号は、次のA/D変換器65でデジタルデータに変
換される。デジタルデータに変換された周波数スペクト
ラム波形は前述したように前面パネルの表示部64の管
面上に表示される。
【0012】なお、掃引周波数範囲及び表示部64上に
おける周波数の表示範囲を変更すれば、広い周波数範囲
に亘り、かつ任意の周波数範囲内の周波数スペクトラム
が測定可能である。
【0013】さらに、RBWフィルタ61のバンド幅
(RBW)を変更すれば、信号分析装置51の周波数分
解能を任意の値に変更できる。一般的には、掃引周波数
範囲を広くすると、バンド幅(RBW)を広くして周波
数分解能を低下させる。すなわち、RBWフィルタ61
のバンド幅(RBW)を掃引周波数範囲の変化に対応さ
せて変化させている。
【0014】ところで、近年では、上述したスペクトラ
ムアナライザ等の信号分析装置において、より精度の高
い測定を行うため、ローカルの一部の電圧制御発振器に
−140dBc/Hz以下の位相雑音が要求されてお
り、被測定信号とミキシングされる信号の位相雑音を低
減してC/Nを向上させることが望まれていた。C/N
(carrier to noise ratio)とは、キャリア(搬送波)の
レベルと、キャリアから10kHz離れた位置の雑音の
レベルとの比である。
【0015】図5は図3の信号分析装置51における局
部発振器56の一例を示している。この局部発振器56
では、YTO(YIG-Tuned Oscillator)発振器71より増
幅器72を介して増幅された信号と信号発生器81から
の信号f1と入力としてサンプラ73で周波数てい倍
し、この周波数てい倍された信号と信号発生器81から
の信号f2〜f3とを位相/周波数比較器74で位相/
周波数比較し、その差信号によってYTO発振器71の
出力の発振周波数が信号f2〜f3と一致するように発
振周波数を可変制御している。なお、信号発生器81
は、PLLを利用し、例えばプログラマブルデバイダや
水晶発振器の基準信号を分周器で分周して異なる複数の
周波数の信号を発生するものである。また、YIG発振
器71は、磁気素子であるYIGに流す制御電流に比例
して発振周波数が可変されるものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、局部
発振器56の発振周波数を可変制御するにあたって、信
号発生器81内の電圧制御発振器にロックをかける場
合、位相比較器としては、例えば図6(a),(b)に
示す構成のデジタル位相比較器82やアナログ位相比較
器83が用いられるが、位相比較器そのものが雑音に影
響していた。
【0017】さらに説明すると、デジタル位相比較器8
2は、PLLの同期範囲が広いという利点を有してはい
るものの、位相雑音が悪く、所望の位相雑音を得ること
ができないという問題があった。具体的数値を示すと、
−138dBc/Hzの位相雑音であり、それ以上の位
相雑音を得ることができなかった。
【0018】これに対し、アナログ位相比較器83は、
−145dBc/Hzと位相雑音の問題を解消できる
が、PLLの同期が取りにくいという問題があった。
【0019】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、周波数の同期範囲を広くしつつ、所
望の位相雑音を得ることができる信号発生器を提供する
ことを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電圧制御発振器を含むPLLを
用いて所望周波数にロックされた信号を発生する信号発
生器において、前記PLLのロック動作中は入力信号と
前記電圧制御発振器側からの信号の位相および周波数を
比較してその差信号を出力する位相/周波数比較器を用
い、前記PLLがロックした後は入力信号と前記電圧制
御発振器側からの信号の位相を比較してその差信号を出
力する位相比較器に切り換えて用いることを特徴とす
る。
【0021】請求項2の発明は、電圧制御発振器を含む
PLLを用いて所望周波数にロックされた信号を発生す
る信号発生器において、入力信号と前記電圧制御発振器
側からの信号の位相および周波数を比較してその差信号
を出力する位相/周波数比較器と、入力信号と前記電圧
制御発振器側からの信号の位相を比較してその差信号を
出力する位相比較器と、前記PLLを形成するように前
記デジタル位相比較器と前記アナログ位相比較器のいず
れか一方を前記電圧制御発振器側に選択的に切り換える
スイッチング手段と、前記PLLがロックしたか否かを
検出する同期検出器とを備え、前記同期検出器がアンロ
ックを検出しているときは前記スイッチング手段が前記
デジタル位相比較器を選択するように切り換えられ、前
記同期検出器がロックを検出したときには前記スイッチ
ング手段が前記アナログ位相比較器を選択するように切
り換えられることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明による信号発生器の
概念図である。
【0023】図1に示すように、信号発生器1は、位相
/周波数比較器2、位相比較器3、ループフィルタ4、
電圧制御発振器5、同期検出器6、スイッチング手段7
を備えて概略構成される。そして、同期検出器6を除く
系(図1のα又はβの系)によってPLLを形成してい
る。
【0024】位相/周波数比較器2は、ロジック回路で
構成されたデジタル位相比較器からなり、中間値を持た
ないデジタル信号を入力および出力としている。位相/
周波数比較器2は、PLLがロックするまでの間に用い
られ、入力される2つの信号、すなわち、基準入力信号
S1と電圧制御発振器5からの信号S2(図示はしない
が、分周された信号、分周され更に所定周波数の信号と
ミキシングされた信号を含む)の位相および周波数を比
較し、位相差に加え、周波数の差を検出して差信号S3
を出力している。なお、基準入力信号S1は、例えばプ
ログラマブルデバイダや水晶発振器の基準信号を分周器
で分周して所望の周波数に変換された信号である。
【0025】位相比較器3は、2つの入力信号に対し、
その和と差のみ出力信号として出す例えばダブル・バラ
ンスド・ミクサ等のアナログ回路のミクサで構成され
る。位相比較器3は、PLLがロックした後に用いら
れ、入力される2つの信号、すなわち、基準入力信号S
1と電圧制御発振器5からの信号S2(図示はしない
が、分周された信号、分周され更に所定周波数の信号と
ミキシングされた信号を含む)の位相を比較し、位相差
に応じた差信号S4を出力している。
【0026】ループフィルタ4は、例えば完全積分2次
フィルタやラグリードフィルタ等の低域フィルタで構成
される。ループフィルタ4では、基準入力信号S1と同
じ周波数の成分との整数倍の周波数成分を含むパルスが
入力しており、このパルスを積分して直流にすることに
より、位相/周波数比較器2又は位相比較器3からの差
信号S3又はS4に比例した平滑信号S5に変換して出
力している。
【0027】電圧制御発振器5は、例えば水晶発振器を
発振源とするVCXO(voltage controlled crystal os
cillator) で構成される。電圧制御発振器5では、ルー
プフィルタ4からの平滑信号S5により、基準入力信号
S1と位相/周波数比較器2又は位相比較器3に入力さ
れる信号S2の位相(および周波数)が一致するよう
に、その出力信号の周波数が可変制御される。
【0028】同期検出器6は、位相/周波数比較器2の
信号に基づいてPLLがロックしているか否かを検出
し、その検出信号をスイッチング手段7に出力してい
る。
【0029】スイッチング手段7は、例えば2つのアナ
ログスイッチ7A,7Bで構成され、一方のアナログス
イッチ7Aは位相/周波数比較器2とループフィルタ4
との間に配設され、他方のアナログスイッチ7Bは位相
比較器3とループフィルタ4との間に配設される。2つ
のアナログスイッチ7A,7Bは、同期検出器6からの
検出信号により位相/周波数比較器2又は位相比較器3
の一方が選択されてPLLを形成するように接点の切換
がなされる。
【0030】すなわち、スイッチング手段7は、同期検
出器6からアンロックの検出信号が入力されたとき、一
方のアナログスイッチ7Aの接点が閉じて位相/周波数
比較器2が選択され、他方のアナログスイッチ7Bの接
点が開いて位相比較器3は選択されない。
【0031】これに対し、同期検出器6からロックの検
出信号が入力されたときには、一方のアナログスイッチ
7Aの接点が開いて位相/周波数比較器2が選択され
ず、他方のアナログスイッチ7Bの接点が閉じて位相比
較器3が選択される。
【0032】上記のように構成される信号発生器1で
は、PLLがアンロック状態であることを同期検出器6
が検出すると、スイッチング手段7の一方のアナログス
イッチ7Aの接点が閉じて位相/周波数比較器2が選択
され、他方のアナログスイッチ7Bの接点が開いて位相
比較器3が選択されない状態となる。これにより、PL
Lの同期範囲を広く取って安定したロック動作が行われ
る。そして、PLLがロックしたことを同期検出器6が
検出すると、スイッチング手段7の一方のアナログスイ
ッチ7Aの接点が開いて位相/周波数比較器2がPLL
から切り離され、他方のアナログスイッチ7Bの接点が
閉じて位相比較器3が選択される。これにより、位相同
期が保持される。
【0033】次に、図2に基づいて本発明による信号発
生器の具体的構成例を説明する。なお、図2に示す信号
発生器1A(1)は、位相/周波数比較器2、位相比較
器3、ループフィルタ4、電圧制御発振器5、同期検出
器6、スイッチング手段7の他、第1の分周器8、第2
の分周器9、信号混合器10を備えている。
【0034】第1の分周器8は、電圧制御発振器5の出
力に接続された1/2分周器で構成される。第1の分周
器8は出力が2つに分岐されており、一方の出力に1/
2分周器で構成される第2の分周器9が接続され、他方
の出力と位相/周波数比較器2および位相比較器3の入
力との間には信号混合器(MIX)10が接続されてい
る。
【0035】図2における位相/周波数比較器2は、2
つのD型フリップフロップ回路(以下、D−FFと略称
する)D−FF2A,2B、ナンド回路2C、減算器2
Dを備えて概略構成される。ナンド回路2Cは、2つの
入力端子の一方の入力端子がD−FF2Aに接続され、
他方の入力端子がD−FF2Bに接続されており、出力
端子がD−FF2A,D−FF2Bのそれぞれのリセッ
ト端子(RES)に接続されている。
【0036】図2における同期検出器6は、アンドゲー
トを構成する2つのダイオードD1,D2、第1の抵抗
R1、第2の抵抗R2、コンデンサC、直流電源E、コ
ンパレータCP、インバータIを備えて構成される。
【0037】さらに接続構成について説明すると、ダイ
オードD1とダイオードD2のカソード同士が接続さ
れ、ダイオードD1のアノードがD−FF2AのQの反
転端子に接続され、ダイオードD2のアノードがD−F
F2BのQの反転端子に接続される。抵抗R1は、ダイ
オードD1とダイオードD2の接続点Pとコンパレータ
CPの+端子との間に接続され、その抵抗値が47Ωに
設定されている。抵抗R2は、一端が抵抗R1の出力側
に抵抗R1と並列接続され、その抵抗値が1kΩに設定
され、他端から+5Vが印加される。コンデンサCは、
抵抗R2の出力側とアースとの間に抵抗R1と並列接続
される。コンパレータCPの−端子には、2.5Vの直
流電源Eが接続される。
【0038】図2の回路構成では、ロック時にダイオー
ドD1,D2から+5Vのハイレベルの信号が出力さ
れ、コンデンサCによってその+5Vのまま維持され
る。すなわち、ロック時にはコンデンサCによってコン
パレータCPの+端子に入力される信号が0Vから+5
Vに向かって緩やかに立ち上がることになる。
【0039】これに対し、アンロック時には、ダイオー
ドD1とダイオードD2の共通端子Pは0Vになるの
で、抵抗R1とコンデンサCによって+5Vの信号が0
Vに向かって急速に立ち下がることになる。そして、コ
ンパレータCPの+端子に入力される信号は、+5Vの
直流電源Eとの比較により0Vと+5Vでリミッタがか
かり、コンパレータCPからはロック時に+5Vの信号
が出力され、アンロック時には0Vの信号Aが出力され
る。このときの信号Aはアナログスイッチ7aに入力さ
れる。また、コンパレータCPの出力は、次のインバー
タIによって反転され、そのときの信号Bがアナログス
イッチ7bに入力される。
【0040】アナログスイッチ7a,7bは、前記信号
A,Bが+5Vのときに接点が開き、0Vのときに接点
が閉じるように切換制御される。すなわち、アンロック
時は、信号Aが0V、信号Bが+5Vなので、アナログ
スイッチ7aの接点が閉じ、アナログスイッチ7bの接
点が開く。これにより、位相/周波数比較器2が選択さ
れて位相比較器3がPLLから切り離され、位相/周波
数比較器2とループフィルタ4との間が接続される。
【0041】これに対し、ロック時には、信号Aが+5
V、信号Bが0Vなので、アナログスイッチ7aの接点
が開き、アナログスイッチ7bの接点が閉じる。これに
より、位相比較器3が選択されて位相/周波数比較器2
がPLLから切り離され、位相比較器3とループフィル
タ4との間が接続される。
【0042】なお、同期検出器6は、図2に示す構成に
限定されるものではなく、位相/周波数比較器2の同期
検出が行え、この検出信号に基づいてスイッチング手段
7の各アナログスイッチ7A,7Bの接点をオン・オフ
できる信号を出力する構成であればよい。
【0043】このように、本例の信号発生器1(1A)
によれば、PLLのアンロック時には、PLLの同期範
囲の広いデジタル位相比較器からなる位相/周波数比較
器2が選択されて位相/周波数比較が行われ、PLLの
ロック時には、位相雑音の低いアナログ位相比較器から
なる位相比較器3が選択されて位相が保持されるので、
PLLの同期範囲を広く取りつつ、所望の位相雑音を得
ることができる。これにより、図3に示す信号分析装置
51に採用し、被測定信号aとミキシングして使用した
場合、C/N(キャリア/雑音比)を向上させて十分な
C/Nを得ることができる。
【0044】具体的に、図5の局部発振器56の信号発
生器として図2の構成による信号発生器1Aを採用した
場合、信号発生器1Aからは位相雑音−140dBc/
Hzの200MHzの信号がサンプル信号としてサンプ
ラ73に入力され、29MHzの信号が位相比較器74
に入力された場合、YTO発振器71は位相雑音−11
0dBc/Hz以下、3.6〜7.5GHzの発振周波
数で制御することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
信号発生器によれば、PLLのアンロック時には、PL
Lの同期範囲の広いデジタル位相比較器が選択されて位
相/周波数比較が行われ、PLLのロック時には、位相
雑音の低いアナログ位相比較器が選択されて位相が保持
されるので、PLLの同期範囲を広く取りつつ、所望の
位相雑音を得ることができる。
【0046】そして、このような信号発生器を信号分析
装置51に採用し、被測定信号とミキシングして使用し
た場合には、C/Nを向上させて十分なC/Nを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号発生器の概念図
【図2】本発明による信号発生器の具体的構成例を示す
【図3】信号分析装置の概略構成を示す図
【図4】一般的なRBWフィルタの周波数特性図
【図5】図3の信号分析装置における局部発振器の一例
を示す図
【図6】(a)デジタル位相比較器の一例を示す図 (b)アナログ位相比較器の一例を示す図
【符号の説明】
1(1A)…信号発生器、2…位相/周波数比較器(デ
ジタル位相比較器)、3…位相比較器(アナログ位相比
較器)、5…電圧制御発振器、6…同期検出器7…スイ
ッチング手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器を含むPLLを用いて所
    望周波数にロックされた信号を発生する信号発生器にお
    いて、 前記PLLのロック動作中は入力信号と前記電圧制御発
    振器側からの信号の位相および周波数を比較してその差
    信号を出力する位相/周波数比較器を用い、前記PLL
    がロックした後は入力信号と前記電圧制御発振器側から
    の信号の位相を比較してその差信号を出力する位相比較
    器に切り換えて用いることを特徴とする信号発生器。
  2. 【請求項2】 電圧制御発振器を含むPLLを用いて所
    望周波数にロックされた信号を発生する信号発生器にお
    いて、 入力信号と前記電圧制御発振器側からの信号の位相およ
    び周波数を比較してその差信号を出力する位相/周波数
    比較器と、 入力信号と前記電圧制御発振器側からの信号の位相を比
    較してその差信号を出力する位相比較器と、 前記PLLを形成するように前記デジタル位相比較器と
    前記アナログ位相比較器のいずれか一方を前記電圧制御
    発振器側に選択的に切り換えるスイッチング手段と、 前記PLLがロックしたか否かを検出する同期検出器と
    を備え、 前記同期検出器がアンロックを検出しているときは前記
    スイッチング手段が前記デジタル位相比較器を選択する
    ように切り換えられ、前記同期検出器がロックを検出し
    たときには前記スイッチング手段が前記アナログ位相比
    較器を選択するように切り換えられることを特徴とする
    信号発生器。
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