JP2009139382A - 電子部品テスタ、スペクトラム分析装置、電子部品テスト方法および磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタ - Google Patents

電子部品テスタ、スペクトラム分析装置、電子部品テスト方法および磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタ Download PDF

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Abstract

【課題】 磁気ヘッド部品や磁気媒体部品等の電子部品の特性を調べるための簡易で低コストの装置および手法を提供する。
【解決手段】 磁気ヘッド/媒体テスタは、電子部品テスタ用の較正制御信号を生成するテスタプロセス制御部235と、スペクトラム分析器220とを備える。スペクトラム分析器220は、磁気ヘッド205から応答特性信号(f(t))217を受け取って、その周波数スペクトラムを判定し、この周波数スペクトラムをテスタプロセス制御部235に送信する。スペクトラム分析器220はまた、テスタプロセス制御部235から較正制御信号を受け取って、周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定する。特に、電子部品が磁気ヘッド/媒体部品である場合、信号対雑音比や上書き能力等の測定に適した磁気ヘッド/媒体テスタが得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品から受け取った応答特性信号の周波数スペクトラムを判定するスペクトラム分析装置、そのようなスペクトラム分析装置により電子部品の特性を調べる電子部品テスタおよび電子部品テスト方法、ならびに磁気ヘッド部品/磁気媒体部品の特性を調べるための磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタに関する。
磁気ヘッド部品/磁気媒体部品を評価する電子部品テスタは、磁気ヘッド部品/磁気媒体部品の信号対雑音比(SNR)や上書き能力等、その磁気ヘッド部品/磁気媒体部品の性能に関連するパラメータを測定するために、スペクトラム分析装置を必要とする。
図7は、周知のスーパーヘテロダインスペクトラム分析装置の簡易ブロック構成を表すものである。この図7に示す従来のスーパーヘテロダインスペクトラム分析装置としては、例えば下記の非特許文献1に開示されたものが挙げられる。入力信号(f(t))5は、減衰器10を通過したのち、ローパスフィルタを通過する。そのフィルタ処理された入力信号5は、ミキサ20を介して送信される。ミキサ20は、フィルタ処理された入力信号5と局部発振器(LO)25からの信号とを組み合わせることにより、中間周波数(IF)信号を生成する。ミキサ20は非線形デバイスであるため、中間周波数信号は、二つの原信号を含むだけではなく、それらの高調波成分と、イメージ信号成分(原周波数の和成分および差成分)と、イメージ信号の高調波成分とを含む。
ミキサ20の出力は、IF(中間周波数)ゲイン段30に入力される。このIFゲイン段30は、ミキサ20による混合信号を増幅し、その出力をIFバンドパスフィルタ40に渡す。IFバンドパスフィルタ40は、入力された混合信号から、自己の通過帯域を超える信号成分(高調波成分、和周波数成分および差周波数成分)を除去する。その混合信号のいずれかがIFバンドパスフィルタ40の通過帯域の範囲内にある場合、その範囲内の混合信号は、さらに後段での処理を受ける(すなわち、対数尺度で増幅(場合によっては圧縮)される)。IFバンドパスフィルタ40の出力は、対数アンプ45に送られる。対数アンプ45は、IFバンドパスフィルタ40の出力を対数的に増幅する。その対数的に増幅された信号は、次に、エンベロープ検出器50に送られる。エンベロープ検出器50は、IFバンドパスフィルタ40からの対数的増幅信号を実質的に整流することにより、エンベロープ信号を検出する。検出されたエンベロープ信号は、ビデオフィルタ55によってフィルタリングされ、さらに、表示部60への表示に必要な処理が施される。
掃引発振器(ramp generator)65は、表示部60を左側から右側へと水平に移動する掃引信号を生成する。掃引発振器65の掃引信号はまた、局部発振器25の周波数変動が掃引電圧に比例するように、局部発振器25の周波数調整を行う。基準発振器70は、安定したシステム基準タイミング信号を局部発振器25に供給する。
スペクトラム分析装置の出力は、表示部60にx−y掃引線として表示される。この掃引線は、入力信号5(f(t))における周波数量対振幅を示している。その表示部60を制御することにより周波数範囲と振幅表示とを調整することができ、これにより、入力信号5(f(t))の各周波数における周波数量および振幅に関するさらなる情報を取り出すことができる。
図8は、図7のスーパーヘテロダインスペクトラム分析装置の代わりとして、多チャンネルスペクトラム分析装置を表すものである。この図8に示す多チャンネルスペクトラム分析装置としては、例えば下記の非特許文献2に開示されたものが挙げられる。入力信号105(f(t))は、一組の多チャンネルバンドパスフィルタ110a〜110nに供給される。その一組の多段バンドパスフィルタ110a〜110nの各フィルタは、スペクトラム分析装置の周波数スペクトラムの互いに信号が重複しない領域をカバーするように構成され、これにより入力信号105は、その周波数スペクトラムの独立した複数の周波数帯域に分解される。多チャンネルバンドパスフィルタ110a〜110nの各々の出力は、エネルギー判定回路115a〜115nのいずれか一つに入力される。入力信号105における何らかの電圧値(たとえば、ピーク値または平均値)が既知であり、かつその電圧値に対応する抵抗値が測定されれば、分解された入力信号105のエネルギーを判定できることは公知である。
しきい検出部130は、入力信号105の有無を判定し、クロック回路135を作動させる。クロック回路135は、各エネルギー判定回路115a〜115nのエネルギー信号出力を表示部125に出力させるための選択スイッチ120を作動させる。クロック回路135はまた、同期タイミング信号を表示部125に供給する。これにより、表示部125に入力信号105の周波数スペクトラムが表示される。
Kumagai らによる非特許文献3は、RF−LSIテスタ用のスペクトラムアナライザについて記載している。このスペクトラムアナライザでは、ダウンコンバートユニット内の高速ホッピングシンセサイザを用いている。
Hauserによる非特許文献4は、フラクショナルN位相ロックループ可変周波数合成技術のアナログ実装について提案している。この周波数合成器を実装することにより、幅広い周波数域にわたる同調が可能となり、掃引ヘテロダイン方式による低周波数バッテリ動作が可能な、小型で低電力の局部発振器が得られる。
Miyauchiによる特許文献1は、掃引周波数局部発振器としてのYTO(YIG tuned oscillator)と、外来信号の周波数プリセレクタとしてのYTF(YIG tuned filter)とを具備し、C/N(搬送波対雑音)比の改善されたスペクトラムアナライザを開示している。
Musha による特許文献2は、入力信号の周波数スペクトラムを分析するための、搬送波対雑音比の改善された周波数スペクトラムアナライザを開示している。このスペクトラムアナライザは、周波数ミキサにより構成された周波数変換部と、IF(中間周波数)フィルタと、局部信号発振器とを備える。その周波数ミキサには、位相ロックループが採用可能である。
Takaoku らによる特許文献3は、局部発振器のデジタル的なステップ掃引に起因する動的スプリアスを低減可能なスペクトラムアナライザに用いられる局部発振器を開示している。この局部発振器は、位相ロックループを採用している。
Miyamae らによる特許文献4は、局部信号発生器からの局部信号を用いて、入力信号の周波数を変換するスペクトラムアナライザを教示している。このスペクトラムアナライザは、その周波数変換された出力を検出し、局部信号発生器により発せられた局部信号の周波数を掃引するようになっている。その局部信号発生器は、デジタル直接シンセサイザと、可変周波数発振器と、デジタル直接シンセサイザの出力を基準信号として用いて可変周波数発振器の発振周波数を制御する位相ロックループとを含んでいる。
Obieらによる特許文献5は、パルス入力信号の周波数スペクトラムを測定するスペクトラム分析装置について説明している。このスペクトラム分析装置は、位相ロックループを含む合成局部発振器を有する。その発振器の信号をパルス入力信号と混合すると共にフィルタリングすることにより、混合入力信号の所定周波数成分のピーク電圧が得られる。
Bolandによる特許文献6は、位相ロックループを備え、入力信号の周波数と振幅とを分析する周波数スペクトラム検出装置を開示している。このスペクトラム検出装置は、掃引発振器によって駆動される電圧制御発振器(VCO)と、位相誤差検出回路とを含む。この位相誤差検出回路は、VCOと入力信号との間の位相差を測定し、VCOの出力が入力信号と一時的に位相ロックするようにVCOを駆動する。入力信号とVCOの出力とは、相関器に供給される。この相関器は、入力信号の各周波数成分の絶対振幅を正確に測定する一方、入力信号を周波数ドメインへと送信する。
「アジレント・スペクトラム分析の基礎」、アプリケーションノート150、2005年1月、アジレント・テクノロジーズ・インク、パロアルト、カリフォルニア州、2006年7月24日にwww.Agilent.com にて発見("Agilent Spectrum Analysis Basics", Application Note 150, Jan. 2005 Agilent Technologies, Inc., Palo Alto, CA, found www.Agilent.com, 7/24/2006) 「通信システム概論」、ストレムラー著、アディソンウェズリー出版社、ボストン、マサチューセッツ州、1977年、146頁("Introduction to Communication Systems", Stremler, Addison-Wesley Publishing Co., Boston, MA, 1977, P.: 146) 「高速ホッピングPLLシンセサイザを用いたスペクトラムアナライザ」、クマガイら、Conference Proceedings Instrumentation and Measurement Technology Conference、1994年5月、523頁〜525頁、第2巻("A Spectrum Analyzer Using a High Speed Hopping PLL Synthesizer", Kumagai et al., Conference Proceedings Instrumentation and Measurement Technology Conference, May 1994, pp.: 523-525, Vol.2) 「周波数合成器のアナログ同調のための簡易技術」、ハウザー、IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement、1989年12月、第38巻、第2号、1141頁〜1144頁("A Simple Technique for Analog Tuning of Frequency Synthesizers", Hauser, IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement, Dec 1989, Vol.: 38, Issue: 6, pp.: 1141-1144) 米国特許第6,316,928号 米国特許第6,166,533号 米国特許第5,847,559号 米国特許第5,818,215号 米国特許第5,038,096号 米国特許第4,430,611号
しかしながら、上述の全ての方法は、磁気ヘッド部品や磁気媒体部品のスペクトラム特性を調べるのに適した磁気ヘッド/媒体テスタとしては必要以上に複雑なものであり、コストも高くなる。特に、通常のディスクドライブが1MHz から数百MHz の範囲の周波数スペクトラムを有し、その分解能周波数帯域幅が数百KHz 程度であることを考慮すると、より簡易で低コストの部品テスタが望まれる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、電子部品の特性を調べるための簡易で低コストのスペクトラム分析装置、そのようなスペクトラム分析装置を備えた電子部品テスタ、および電子部品テスト方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、信号対雑音比や上書き能力等の性能パラメータの測定に適した磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の電子部品テスタは、テスタプロセス制御部とスペクトラム分析器とを備える。テスタプロセス制御部は、電子部品テスタ用の較正制御信号を生成する。スペクトラム分析器は、電子部品との間で通信を行い、この電子部品から応答特性信号を受け取って、この応答特性信号の周波数スペクトラムを得る。ここで、応答特性信号は、例えば、電子部品に較正用刺激信号を与えることによって得られる。スペクトラム分析器はまた、テスタプロセス制御部との間で通信を行い、周波数スペクトラムをテスタプロセス制御部に送信する。スペクトラム分析器はさらに、テスタプロセス制御部から較正制御信号を受け取って、周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定する。
上記のスペクトラム分析器は、応答特性信号を受信し得るように接続されたローパスフィルタを含むように構成することが可能である。この場合、さらに次のように構成することが可能である。すなわち、ローパスフィルタは、応答特性信号のうち、帯域幅上限周波数(upper bandwidth frequency)よりも高い高調波成分を除去する。このローパスフィルタの出力端はアップコンバータ回路に接続されており、ローパスフィルタリングされた応答特性信号がアップコンバータ回路によって受信される。アップコンバータ回路は、ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を中間周波数信号に変換する。アップコンバータ回路はさらに、テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、較正制御信号のうちの第1の掃引信号を受信し、帯域幅下限周波数(lower bandwidth frequency)から帯域幅上限周波数までの範囲にわたって中間周波数信号の掃引が行われるように自らを調整する。
アップコンバータ回路の出力端は第1のバンドパスフィルタに接続されており、この第1のバンドパスフィルタによって中間周波数信号を受信してフィルタリングすることにより高調波成分をさらに除去する。第1のバンドパスフィルタの出力端はダウンコンバータ回路に接続されており、このダウンコンバータ回路によってバンドパスフィルタリングされた中間周波数信号を受信してこれを最終出力周波数信号に変換する。ダウンコンバータ回路はテスタプロセス制御部と通信することにより、較正制御信号のうちの第2の掃引信号を受信し、帯域幅下限周波数から帯域幅上限周波数までの範囲にわたって最終出力周波数信号が掃引されるように自らを調整する。
第2のバンドパスフィルタは、最終出力周波数信号を受信し得るようにダウンコンバータ回路に接続され、最終出力周波数信号をフィルタリングすることにより高調波成分およびイメージ周波数をさらに除去する。第2のバンドパスフィルタの出力端はエネルギー判定回路に接続されており、このエネルギー判定回路によって最終出力周波数信号を受信し、そのエネルギー量を示すエネルギー量信号を生成する。
上記のスペクトラム分析器は、さらにアナログ・ディジタル変換器を含んでいてもよい。この場合、エネルギー判定回路は、アナログ・ディジタル変換器との間で通信を行う。このアナログ・ディジタル変換器は、エネルギー判定回路からエネルギー量信号を受信し、このエネルギー量信号をディジタルのエネルギー量信号に変換する。アナログ・ディジタル変換器は、テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、ディジタルのエネルギー量信号をテスタプロセス制御部に送信する。テスタプロセス制御部は、ディジタルのエネルギー量信号を評価することにより、電子部品の特性を表す周波数スペクトラムを生成する。
上記のスペクトラム分析器におけるアップコンバータは、第1の位相ロックループと第1の周波数ミキサとを含むように構成可能である。この場合、第1の位相ロックループは、第1の局部発振信号を生成する。第1の周波数ミキサは、ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を受信すると共に、第1の位相ロックループと通信を行うことにより第1の局部発振信号を受信し、ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号と第1の局部発振信号とを組み合わせて中間周波数信号を生成する。
第1の局部発振信号は、その最低周波数が応答特性信号および中間周波数信号の最大周波数よりも大きく、次の(1)式により決定される
f LO= fIF+ fIN …(1)
f LO:第1の局部発振信号の周波数
f IF:中間周波数信号の周波数
f IN:入力信号の周波数
第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(2)式により決定される
f BPF1= fIF+ fBPF2 …(2)
f BPF1:第1のバンドパスフィルタの中心周波数
f IF :中間周波数信号の周波数
f BPF2:第2のバンドパスフィルタの中心周波数
第1のバンドパスフィルタの中心周波数はまた、次の(3)式により決定される。
f BPF1=K× fIN_MAX …(3)
K :1.3から1. 5までの定数
f IN_MAX :前記応答特性信号の最大周波数
上記のスペクトラム分析器におけるダウンコンバータ回路は、第2の位相ロックループと第2の周波数ミキサとを含むように構成可能である。第2の位相ロックループは、第2の局部発振信号を生成する。第2の周波数ミキサは、ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を受信すると共に、第2の位相ロックループとの間で通信を行うことにより第2の局部発振信号を受信し、ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号と第2の局部発振信号とを組み合わせて最終出力周波数信号を生成する。
上記のスペクトラム分析器では、アップコンバータおよびダウンコンバータに接続された基準発振器を設け、これから、安定した基準周波数信号をアップコンバータおよびダウンコンバータに供給するようにしてもよい。
ここで、例えば、スペクトラム分析器の対数線形性因子(logarithmic linearity factor)の較正を行う場合、テスタプロセス制御部は、スペクトラム分析器に第1の較正用刺激信号(calibration stimulus signal)を供給すると共に、スペクトラム分析器からディジタルのエネルギー量信号を受信する。スペクトラム分析器において、第1の較正用刺激信号を所定の周波数範囲にわたって掃引することにより、スペクトラム分析器の対数線形性因子が得られる。
また、例えば、スペクトラム分析器の周波数平坦性因子(a frequency flatness factor)の較正を行う場合、テスタプロセス制御部は、スペクトラム分析器に第2の較正用刺激信号を供給すると共に、ディジタルのエネルギー量信号を受信する。そして、スペクトラム分析器において、第2の較正用刺激信号を所定の周波数範囲にわたって掃引することにより、スペクトラム分析器の周波数平坦性因子が得られる。この周波数平坦性因子をエネルギー量信号に適用することにより、エネルギー量信号の周波数応答特性が平坦化される。
また、例えば、スペクトラム分析器のノイズ帯域幅因子(noise bandwidth factor)の較正を行う場合、テスタプロセス制御部は、スペクトラム分析器に第3の較正用刺激信号と既知の振幅のホワイトノイズ信号とを供給すると共に、ディジタルのエネルギー量信号を受信する。そして、スペクトラム分析器において、第3の較正用刺激信号を所定の周波数範囲にわたって掃引することにより、スペクトラム分析器のノイズ帯域幅因子の較正が行われる。
本発明の電子部品テスタでは、第1の期間にわたって電子部品を較正用刺激信号に曝すと共に第2の期間にわたって電子部品を前記較正用刺激信号に曝し、第2の期間の結果から、応答特性信号の周波数スペクトラムを得るように構成可能である。この場合、周波数スペクトラムから得られたノイズ帯域幅因子を分析することにより、第1の期間において較正用刺激信号により生じ第2の期間において較正用刺激信号に影響を与えることとなる残留効果(residual effect)が得られる。
本発明のスペクトラム分析装置、電子部品テスタ、および電子部品テスト方法によれば、電子部品テスタ用の較正制御信号を生成するテスタプロセス制御部と、スペクトラム分析器とを備え、スペクトラム分析器において、電子部品から応答特性信号を受け取ってその周波数スペクトラムを判定し、周波数スペクトラムをテスタプロセス制御部に送信すると共にテスタプロセス制御部から較正制御信号を受け取って周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定するようにしたので、電子部品の特性を調べるための簡易で低コストの装置および手法を提供することができる。特に、電子部品が磁気ヘッド部品や磁気媒体部品信号である場合には、信号対雑音比や上書き能力等の性能パラメータの測定に適した磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
磁気ヘッド部品や磁気媒体部品用のテスタ(以下、磁気ヘッド/媒体テスタという。)では、信号対雑音比(SNR)やオーバーライト分析などの性能関連パラメータを測定するために、スペクトラム分析装置が必要となる。本実施の形態の磁気ヘッド/媒体テスタは、磁気ヘッド/媒体の性能に関する十分正確なデータを得ることを可能とする低価格で簡素化したスペクトラム分析装置を備えるものである。
図7に示した従来のスペクトラム分析装置の一般的な構成では、アップコンバータと共に一連のダウンコンバータを用いることにより、ミキサの作用によって発生するイメージ周波数を除去するようにしている。スペクトラム分析装置は、ディジタル信号処理による周波数スペクトラム抽出を行うために、高速アナログ・ディジタル変換器を備えることが多い。上述の方法はいずれも、磁気ヘッド/媒体テスタとしては必要以上に複雑であり、コストも高くなる。一般に、ディスクドライブは、1MHz から数百MHz の範囲の周波数スペクトラムを有し、その分解能周波数帯域幅は数百KHz 程度である。本実施の形態の磁気ヘッド/媒体テスタは、特に磁気ヘッド部品や磁気媒体部品のスペクトラム特性を調べるのに適している。
本発明の磁気ヘッド/媒体テスタのスペクトラム分析装置は、1つのアップコンバータ回路と、1つのダウンコンバータ回路と、高調波やミキサで生ずるイメージ周波数を除去するフィルタと、最終段階において入力信号のダイナミックレンジをデシベルに変換する対数アンプとを含む簡易な構成のスーパーヘテロダイン受信器を備える。対数アンプからの出力信号は、その後アナログ・ディジタル変換器に入力され、これにより、応答特性入力信号の周波数スペクトラムを示すディジタルのエネルギー量信号が生成される。アップコンバータ回路およびダウンコンバータ回路は、それぞれ、ミキサおよび位相ロックループにより構成される。通常、入力周波数の範囲は1MHzから750MHzである。
図1を参照して、本実施の形態の磁気ヘッド/媒体テスタについて詳細に説明する。テスト対象の電子部品である磁気ヘッド205および磁気媒体210は、テスタ固定部200に固定されている。テスタ固定部200によって磁気ヘッド205のテストを行う場合には、標準磁気媒体210を取り付けて磁気ヘッド205と磁気結合させ、磁気ヘッド205が標準テスト信号を受信し得るようにする。テスタ固定部200によって磁気媒体210を調べる場合には、磁気媒体をテスタ固定部200上に配置し、磁気ヘッドを介して読出し・書込み処理を行うことにより磁気媒体の特性を調べる。サーボ制御部225は、テスタプロセス制御部235からの制御信号を受信し、テスタ固定部200の機械的動作を開始させると共にその制御を行う。サーボ制御部225は、磁気ヘッド205または磁気媒体210から応答特性信号が生成されるように磁気媒体210の動作スピードを調整する。
磁気ヘッド205または磁気媒体210からの応答特性信号は、磁気ヘッド205または磁気媒体210の評価を行うために、読出書込回路215に送られる。この読出書込回路215は、磁気媒体210への書き込みを行うための書込信号を出力するものである。磁気ヘッド205の読出部(図示せず)は、磁気ヘッド205によって読み出された応答特性信号の初期増幅と調整とを行うプリアンプ207に接続されている。プリアンプ207は、読出書込回路215に接続されている。この読出書込回路215は、磁気ヘッド205によって読み出されプリアンプ207によって前置増幅された応答特性信号を受信するようになっている。このテストが応答特性信号の有効性を評価するものである場合、応答特性信号(f(t))217は、読出書込回路215から入出力バス230に送信され、さらにテスタプロセス制御部235に送信されて評価が行われる。応答特性信号が所定の特性周波数スペクトラムを有するものである場合、応答特性信号(f(t))217は、較正/動作切替スイッチ260を介してスペクトラム分析装置220に送信される。テスタプロセス制御部235は、応答特性信号217が較正/動作切替スイッチ260を介してスペクトラム分析装置220に送信されるように、較正/動作切替信号265を設定する。
次に図2を参照し、スペクトラム分析装置220について説明する。応答特性信号217は、ローパスフィルタ300に供給される。このローパスフィルタ300は、アップコンバートに先立って750MHz以上の高調波を除去するために用いられる。通常、応答特性信号217の入力周波数の範囲は1MHzから750MHzである。ローパスフィルタ300の上限周波数は750MHzである。磁気ヘッド205は1MHz以下の周波数では有益な情報をもたらさないことから、通常、1MHz以下の低周波数は磁気ヘッド205のプリアンプ207によって制限される。ローパスフィルタ300から出力された応答特性信号はアップコンバータ305に入力される。このアップコンバータ305は、第1のミキサ307と第1のPLL309とを備えており、この第1のミキサ307が、ローパスフィルタ300によりフィルタリングの行われた応答特性信号を受信する。
第1のPLL309は、基準発振器320から基準クロックを受信する。この基準発振器320は、標準水晶を用いて基準クロックを生成するようになっている。第1のPLL309には、テスタプロセス制御部235から入出力バス235を介して送られてきたPLLスイープ制御信号255(較正制御信号のうちの第1の掃引信号)が供給(apply)され、これにより、第1のPLL309において第1の局部発振信号(周波数fLO)が生成され、出力される。
第1の局部発振信号は、第1のミキサ307への第2の入力信号であり、これをフィルタリングの行われた応答特性信号と組み合わせることにより、中間周波数信号が生成される。第1のミキサ307からの中間周波数信号は、アップコンバータ305の出力信号として、第1のバンドパスフィルタ310に入力される。アップコンバータ305からの中間周波数信号fIFは、応答特性信号217の最大周波数よりも大きくなるように調整される。ここで、第1の局部発振信号は、その最低周波数が応答特性信号および中間周波数信号の最大周波数よりも大きく、次の(1)式により決定される
f LO= fIF+ fIN …(1)
ここで、f LOは第1の局部発振信号の周波数であり、f IFは中間周波数信号の周波数であり、f INは入力信号の周波数である。
第1のバンドパスフィルタ310は、フィルタリングの行われた応答特性信号の高調波と局部発振器信号の高調波のうち、応答特性信号217の最大周波数よりも小さい周波数成分を制限する。第1のバンドパスフィルタ310の中心周波数は、以下の(3)式により表される。
BPF1=K×fIN-MAX …(3)
ここで、Kは、1.3から1.5までの定数であり、fIN-MAXは、応答特性信号の最大周波数である。
第1のバンドパスフィルタ310からの出力信号は、ダウンコンバータ315に入力される。このダウンコンバータ315は、第2のミキサ317と第2のPLL319とを備えており、この第2のPLL319が基準発振器320から基準クロックを受信する。第2のPLL319には、テスタプロセス制御部235から入出力バス235を介して送られてきたPLLスイープ制御信号255(較正制御信号のうちの第2の掃引信号)が供給(apply)され、これにより、第2のPLL319において第2の局部発振信号が生成され、出力される。
第2の局部発振信号は、第2のミキサ317への第2の入力信号であり、これをフィルタリングの行われた中間周波数信号と組み合わせることにより、最終出力周波数信号が生成される。第2のミキサ317からの最終出力周波数信号は、ダウンコンバータ315からの出力信号として、第2のバンドパスフィルタ325の入力側に入力される。第1のバンドパスフィルタ310および第2のバンドパスフィルタ325は、第2のバンドパスフィルタ325の帯域幅内に存在するイメージ周波数を除き、第1のミキサ307および第2のミキサ317によって発生するすべてのイメージ周波数を除去する。上述のように、ディスクドライブは、1MHz から数百MHz の範囲の周波数スペクトラムを有し、その分解能周波数帯域幅は数百KHz 程度である。従って、第2のバンドパスフィルタ325の帯域幅を、磁気/媒体の最大分解能帯域幅に設定する必要がある。さらに、第1のバンドパスフィルタは、以下の(2)式によって表される中心周波数を有するように設定される。
BPF1=fIF+fBPF2 …(2)
ここで、fBPF1は第1のバンドパスフィルタ307の中心周波数であり、fIFは中間周波数であり、fBPF2は第2のバンドパスフィルタ317の中心周波数である。
一例として、本実施の形態のスペクトラム分析装置の一般的な周波数の範囲は、以下の通りである。
IN=1〜750[MHz]
IF=950[MHz]
LO=952〜1701[MHz]
一例として、ローパスフィルタ300の帯域幅は、750MHz程度である。第1のバンドパスフィルタ307の中心周波数は、951MHzであり、その帯域幅は+/−50MHzである。第2のバンドパスフィルタ317の中心周波数は1MHzであり、その帯域幅は+/−100KHzである。
簡易構成のスペクトラム分析装置においては、イメージ周波数を十分に除去できない場合が多い。このイメージ周波数は、応答特性信号217と局部発振器信号とを混合する際の曖昧さ(ambiguity)に起因して生ずることが知られている。中間周波数信号への変換は、fIF=|fIN−fLO|の関係に従って行われるので、正確には、固定された1つの局部発振器周波数に対して、2つの周波数が中間周波数として生成される。
本実施の形態の磁気ヘッド/媒体テスタによる一般的な測定においては、イメージ周波数が測定結果にさほど大きな影響を与えるものではない。上述のミキサ周波数のセットアップに伴うイメージ周波数の問題について説明する。10MHzの信号のスペクトラムを測定する場合を想定すると、局部発振器の周波数は961MHzに設定される。10MHzのエネルギーは、アップコンバータ305によって951MHzおよび971MHzへとアップコンバートされる。このとき、後述する理由により、12MHzのエネルギーについても考慮しなければならない。この12MHzの信号も同様にアップコンバートされ、949MHzおよび973MHzとなる。これらの4つの周波数成分は、スペクトラム的に接近しすぎているため、第1のバンドパスフィルタ310によってフィルタリングすることができない。これらの周波数成分を、第2のPLL319から出力される950MHzに設定された第2の局部発振信号と混合する。その結果、−1MHz、1MHz、21MHz、23MHz、1899MHz、1901MHz、1921MHz、1923MHzの8つの周波数が発生する。第1のバンドパスフィルタ310と第2のバンドパスフィルタ325は、これらのうち−1MHzと1MHzの成分を除くすべての周波数を除去する。この−1MHzの周波数は、元の応答特性信号217の3MHzのエネルギーに起因するイメージ周波数信号である。このイメージ周波数信号は、ダウンコンバータ315の出力端から出力される最終出力周波数信号の中に1MHzの実信号として現れる。このイメージ周波数は、従来のスペクトラム分析装置においては許容されるものではないが、後述するように、これによる影響を最終出力周波数信号から除去することができる。
ダウンコンバータ315からの最終出力周波数信号は、対数アンプ(増幅器)330に入力される。対数アンプ330は、応答特性信号217のダイナミックレンジをデシベルに変換することにより、応答特性信号217のエネルギー量を判定する。対数アンプ330からの出力信号は、A/Dコンバータ340の入力端に入力される。A/Dコンバータ340は、最終出力周波数信号をディジタルのエネルギー量信号250に変換する。
図1に示したように、ディジタルのエネルギー量信号250は、入出力バス230に出力された後、テストプロセス制御部235に送信され、ここで更なる評価が行われる。テストプロセス制御部235には、テスタプロセッサメモリ240およびデータ/プログラム記憶装置245が接続されており、ここに本実施の形態の磁気ヘッド/媒体テスタの動作に必要なプログラムおよびデータが保持されるようになっている。
以下の理由により、イメージ周波数は、磁気ヘッド/媒体のテストに関してはさほど大きな問題にはならない。一般的な磁気ヘッド/媒体テストで行われる測定は、離散的な周波数での応答特性信号の測定に限られる。ノイズ測定では、数MHzの間隔でサンプリングが行われる。図3に示すように、応答特性信号のスペクトラム量は、いくつかの高調波によって規定される。最終基本周波数信号(最終出力周波数信号)400およびそのイメージ周波数信号405は、最終基本周波数信号の高調波415a、415bとイメージ周波数信号の高調波420a、420bとの間の比較的滑らかなノイズフロア410によって鮮明に規定される。さらに、図4に示すように、最終基本周波数信号400とそのイメージ周波数信号405との間のノイズフロア425は、比較的滑らかであり、2MHzの帯域幅内で一定である。図3に示すように、ノイズフロア410に対する最終基本周波数信号400の比率は、通常45dbsである。
本発明の磁気ヘッド/媒体テスタを用いた一般的なテストとしては、例えば、信号対雑音比(SNR)テストが挙げられる。このテストでは2種類の測定を行う必要がある。まず初めに、最終基本周波数信号400を、その基本周波数において測定する。次に、1MHzから第2次高調波までの間に存在する信号について、ノイズを測定する。最終基本周波数信号400は、ほぼ一定の周波数であり、数百MHzの基本波を有する正弦波で近似される。スペクトル量は、基本波にピークを1つだけを含んでおり、その他の部分はノイズである。イメージ周波数405が信号測定に与える影響として、ノイズがわずかに(1.414倍程度に)増加することがわかる。この場合、信号の方が著しく大きいため、結果に大きく影響するものではない。このイメージ周波数の影響は、テスタプロセス制御部235によってエネルギー量信号250を処理する際に補償することができる。ノイズフロア425は、イメージ周波数信号405と最終基本周波数信号400とによって分離された2MHzの範囲内でほぼ一定なので、ノイズ測定は同様に、1.414倍程度に大きくなるという影響を受ける。
上述のように、本発明の磁気ヘッド/媒体のスペクトラム分析装置220は、比較的簡易な構成を有する。対数アンプ330の非線形性は補償される必要がある。第1のバンドパスフィルタ310と第2のバンドパスフィルタ325のノイズ帯域幅は、それらのフィルタのスペクトラム周波数の平坦性が確保されるように決定される。ディジタルのエネルギー信号250を調整するための演算を行う場合、テスタプロセス制御部235は、較正/動作切替信号265を較正モードに設定する。これにより、較正/動作切替スイッチ260が較正モードに切り替えられ、較正用刺激信号としての較正周波数信号(fCAL)270がテスタプロセス制御部235からスペクトラム分析装置220に送信される。
対数アンプ330の線形性を判定する場合、テスタプロセス制御部235は、較正周波数信号270を、既知の振幅を有する単一正弦波周波数の信号となるように設定する。その後、較正周波数信号270は、所定の周波数範囲にわたって掃引される。テスタプロセス制御部235は、ディジタルのエネルギー量信号250を受信し、較正周波数信号270の既知の振幅から、対数アンプ330の対数線形性因子を求め、この求めた対数線形性因子をディジタルのエネルギー量信号250に適用することにより対数アンプ330の非線形性を補正する。
第1のバンドパスフィルタ310と第2のバンドパスフィルタ325の周波数応答の平坦性を規定する場合、テスタプロセス制御部235は、較正周波数信号270を、既知の振幅を有する単一の正弦波周波数の信号となるように設定する。その後、較正周波数信号270は、所定の周波数範囲にわたって掃引される。テスタプロセス制御部235は、ディジタルのエネルギー量信号250を受信し、較正周波数信号270の既知の振幅から、第1のバンドパスフィルタ310と第2のバンドパスフィルタ325の周波数平坦性因子を求め、この求めた周波数平坦性因子をディジタルのエネルギー量信号250に適用することにより、第1のバンドパスフィルタ310および第2のバンドパスフィルタ325の歪みを補正する。
第2のバンドパスフィルタ325のノイズ帯域幅を較正する場合、テスタプロセス制御部235は、較正周波数信号270を、既知の振幅を有する単一の正弦波周波数の信号となるように設定し、既知のRMS(root mean square)振幅を有するホワイトノイズ源を注入する。その後、較正周波数信号270は、所定の周波数範囲にわたって掃引される。テスタプロセス制御部235は、ディジタルのエネルギー量信号250を受信し、較正周波数信号270の既知の振幅から、第2のバンドパスフィルタ325のノイズ帯域幅因子を求め、この求めたノイズ帯域幅因子をディジタルのエネルギー信号250に適用することにより第2のバンドパスフィルタ325のノイズ帯域幅の非線形性を補正する。
なお、第1の期間にわたって測定対象の電子部品が較正用刺激信号としての較正周波数信号(fCAL)270に曝されると共に第2の期間にわたって測定対象の電子部品が較正周波数信号270に曝されるようにし、第2の期間の結果から、応答特性信号の周波数スペクトラムを得るように構成することも可能である。この場合、周波数スペクトラムから得られたノイズ帯域幅因子を分析することにより、第1の期間において較正周波数信号270により生じ第2の期間において較正周波数信号270に影響を与えることとなる残留効果(residual effect)が得られる。
上書きノイズテストでは、磁気ヘッド205または磁気媒体210に書込みや上書きを行ったときに、磁気ヘッド205または磁気媒体210に生ずるノイズ量を測定を行う。磁気ヘッド205または磁気媒体210上に残っている磁気信号は、新たに書込まれる信号にとって潜伏ノイズである。通常、磁気ヘッド205または磁気媒体210への基本的な書込みレートは、おおよそ300Mbps(Megabits/sec)である。つまり、基本的な書込み時間(T)は、3.3nsecである。上書きテストでは、元のデータは、読出書込回路215を介して6T(すなわち19.8nsec)の間に書き込まれ、続いて次のデータが読出書込回路215を介して2T(すなわち6.6nsec)の間に書き込まれる。そして、上書きノイズは、上述した基本的な信号対雑音比(SNR)の場合と同様にして、信号対雑音比として求められる。但し、この場合、ノイズが磁気ヘッド/磁気媒体部品に残った残留信号の量を表している点が異なる。
次に、図5および図6を参照し、磁気ヘッド/媒体部品などの電子部品のテスト方法について説明する。
まず、以下で説明するようにして応答特性信号(f(t))217を分析することにより(図5ステップ500)、応答特性信号の周波数量を得る。
図6は、応答特性信号f(t)の分析ステップ500を詳細に表すものである。応答特性信号f(t)を受信し(図6ステップ600)、ローパスフィルタリングを行う(ステップ605)ことにより、高い周波数の高調波を除去する。ヘッド/媒体部品の場合、高調波は750MHz以上である。第1の局部発振器周波数を掃引して(ステップ610)、応答特性信号f(t)と組み合わせることにより、中間周波数信号へのアップコンバートを行う(ステップ615)。次に、中間周波数信号に対してフィルタリングを行い、上側高調波を除去する(ステップ620)。そして、第2の局部共振器を掃引して(ステップ625)、中間周波数信号と組み合わせることにより、中間周波数を最終基本周波数fout の信号(最終出力周波数信号)へとダウンコンバートする(ステップ630)。
次に、最終基本周波数に対してフィルタリングを行うことにより、アップコンバートまたはダウンコンバートよって発生した周波数を除去する(ステップ635)。そして、フィルタリングの行われた最終基本周波数fout の信号を対数的に増幅することにより(ステップ640)、応答特性信号f(t)のダイナミックレンジをデシベルへと変換して応答特性信号f(t)のエネルギー量を求め、さらに、これをディジタル変換する(ステップS645)。
上述のように、イメージ周波数が信号測定に与える影響として、ノイズがわずかに(1.414倍程度に)増加することがわかる。この場合、信号の方が著しく大きいため、結果に大きく影響するものではない。このイメージ周波数の影響は、エネルギー量信号を処理する際に補償される(図5ステップ505)。ノイズフロアは、イメージ周波数と最終基本周波数とによって分離された2MHzの範囲内でほぼ一定なので、ノイズ測定は同様に、1.414倍程度に大きくなるという影響を受ける。
上記したように、対数的な増幅を行うことにより(ステップ640)、応答特性信号f(t)のダイナミックレンジをデシベルへと変換し、応答特性信号f(t)のエネルギー量を求めるわけであるが、その際に、この処理を行う物理的回路部品によって、応答特性信号f(t)のエネルギー量に非線形性が生じることがある。そのような対数増幅およびフィルタリングの行われた最終基本周波数の非線形性を調べなければならない(図5ステップ510)。そこで、較正周波数信号fCAL を、既知の振幅を有する単一の正弦波周波数として設定し、この較正周波数信号fCAL を所定の周波数範囲にわたって掃引する。較正周波数信号270の既知の振幅のエネルギー量に基づいて、対数線形性因子が得られる。そして、得られた対数線形性因子をエネルギー量信号に適用することにより、非線形性を補正する。
上記したように、上側高調波を除去したり(ステップ620)、アップコンバートおよびダウンコンバートによって発生した周波数を除去(ステップ635)する処理を行う際には、この処理を行う物理的回路部品によって、周波数応答に非線形性が生じることがある。そのような周波数応答の平坦性を求める場合には、較正周波数信号fCAL を、既知の振幅を有する単一の正弦波周波数の信号として設定し、この較正周波数信号fCAL を所定の周波数範囲にわたって掃引する。そして、ディジタルのエネルギー量信号と較正周波数信号fCAL の既知の振幅とを比較し、上側高調波の除去処理(ステップ620)およびアップコンバート/ダウンコンバートによって発生した周波数の除去処理(ステップ625)における周波数平坦性因子を求める(図5ステップ515)。こうして得られた周波数平坦性因子を、上側高調波の除去処理(ステップ620)およびアップコンバート/ダウンコンバートによって発生した周波数の除去処理(ステップ635)に適用することにより、非線形性を補償する。
上記したように、上側高調波を除去したり(ステップ620)、アップコンバートおよびダウンコンバートによって発生した周波数を除去(ステップ635)する処理を行う際には、この処理を行う物理的回路部品によって、周波数応答にノイズが生じることがある。そのようなノイズの帯域幅は、磁気ヘッド/媒体部品の信号対雑音比を得るために調べる必要がある。ノイズ帯域幅を較正する際には、較正周波数信号fCAL を、既知の振幅を有する単一の正弦波周波数の信号として設定し、既知のRMS振幅を有するホワイトノイズ源を注入し、較正周波数信号fCAL を所定の周波数範囲にわたって掃引する。エネルギー量信号と、較正周波数信号fCAL の既知の振幅とに基づき、ノイズ帯域幅因子を求める。こうして得られたノイズ帯域幅因子をエネルギー量信号に適用することにより、ノイズ帯域幅の非線形性を補正する。
信号対雑音比テストでは、応答特性信号f(t)に対するノイズの比率を求めて分析する(図5ステップ525)。信号対雑音比テストでは2種類の測定を行う必要がある。まず初めに、最終基本周波数信号を、その基本周波数fout において測定する。次に、1MHzから第2次高調波までの間に存在する信号について、ノイズを測定する(ステップ520)。これらの測定結果から、信号対雑音比(SNR)を求める(ステップ525)。最終基本周波数は、ほぼ一定の周波数であり、数百MHzの基本波を有する正弦波で近似される。スペクトル量は、基本波にピークを1つだけを含んでおり、その他の部分はノイズである。イメージ周波数が信号測定に与える影響として、ノイズがわずかに(1.414倍程度に)増加することがわかる。この場合、信号の方が著しく大きいため、結果に大きく影響するものではない。このイメージ周波数の影響は、エネルギー量信号を処理する際に補償することができる。ノイズフロアは、イメージ周波数信号405と最終基本周波数信号400とによって分離された2MHzの範囲内でほぼ一定なので、ノイズ測定は同様に、1.414倍程度に大きくなるという影響を受ける。
オーバーライト(上書き)ノイズテストでは、磁気ヘッドまたは磁気媒体に書込みや上書きを行ったときに、磁気ヘッドまたは磁気媒体に生ずるノイズ量を測定を行う。磁気ヘッドまたは磁気媒体上に残っている磁気信号は、新たに書込まれる信号にとっては潜伏ノイズとなる。通常、磁気ヘッドまたは磁気媒体への基本的な書込みレートは、およそ300Mbpsである。つまり、基本的な書込み時間(T)は、3.3nsecである。上書きテストでは、元のデータは、読出書込回路215を介して6T(すなわち19.8nsec)の間に書き込まれ、続いて次のデータが読出書込回路215を介して2T(すなわち6.6nsec)の間に書き込まれる。そして、上書きノイズは、上述した基本的な信号対雑音比(SNR)の場合(ステップ525)と同様にして、信号対雑音比として求められる(ステップ530)。但し、この場合、ノイズが磁気ヘッド/磁気媒体部品に残った残留信号の量を表している点が異なる。
以上、特定の実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例において説明した態様に限定されず、本発明の趣旨から外れることがない限りにおいて、種々の変形が可能である。例えば、磁気ヘッド/媒体テスタのスペクトラム分析装置としてスーパーヘテロダインスペクトラム分析器を採用した場合について説明したが、当業者には明らかなように、図8に示した多チャンネルスペクトラム分析器を適用することも可能である。
本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド部品/磁気媒体部品テスタのブロック図 である。 図1に示した磁気ヘッド部品/磁気媒体部品テスタにおけるスペクトラム分析 装置の模式図である。 本実施の形態に係る磁気ヘッド部品/磁気媒体部品テスタによって求められた磁気ヘッド部品/磁気媒体部品の周波数スペクトラムのノイズフロアを示すプロット図である。 本実施の形態に係る磁気ヘッド部品/磁気媒体部品テスタによって求められた磁気ヘッド部品/磁気媒体部品の周波数スペクトラムのイメージ周波数を示すプロット図である。 本実施の形態に係る、磁気ヘッド部品/磁気媒体部品等の電子部品の特性を調 べる方法を示す流れ図である。 本実施の形態に係る、磁気ヘッド部品/磁気媒体部品等の電子部品の特性を表す応答特性信号のスペクトラムを分析するためのフローチャートである。 従来のスーパーヘテロダインスペクトラム分析装置の模式図である。 従来の多チャンネルスペクトラム分析装置の模式図である。
符号の説明
205…磁気ヘッド、207…プリアンプ、210…磁気媒体、215…読出書込回路、217…応答特性信号(f(t))、230…入出力バス、235…テスタプロセス制御部、240…テスタプロセッサメモリ、245…データ/プログラム記憶装置、250…(ディジタルの)エネルギー量信号、255…PLLスイープ制御信号、260…較正/動作切替スイッチ、265…較正/動作切替信号、270…較正周波数信号(fCAL)、300…ローパスフィルタ、305…アップコンバータ、307…第1のミキサ、309…第1のPLL、310…第1のバンドパスフィルタ、315…ダウンコンバータ、317…第2のミキサ、319…第2のPLL、320…基準発振器、325…第2のバンドパスフィルタ、330…対数アンプ、340…A/Dコンバータ、400…最終基本周波数、405…イメージ周波数、415a,415b,420a,420b…高調波、410,425…ノイブフロア、fLO…局部発振信号周波数、fIF…中間周波数、fIN…入力周波数、fBPF1…第1のバンドパスフィルタの中心周波数、fBPF2…第2のバンドパスフィルタの中心周波数、fin_MAX …応答特性信号の最大周波数。

Claims (51)

  1. 電子部品の特性を調べるための電子部品テスタであって、
    前記電子部品テスタ用の較正制御信号を生成するテスタプロセス制御部と、
    前記電子部品との間で通信を行うことによりこの電子部品から応答特性信号を受け取って、この応答特性信号の周波数スペクトラムを判定し、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより前記周波数スペクトラムを前記テスタプロセス制御部に送信すると共に前記テスタプロセス制御部から前記較正制御信号を受け取って前記周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定するスペクトラム分析器と
    を備えたことを特徴とする電子部品テスタ。
  2. 前記電子部品が磁気ヘッド部品または磁気媒体部品である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品テスタ。
  3. 前記スペクトラム分析器は、スーパーヘテロダインスペクトラム分析器または多チャンネルスペクトラム分析器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品テスタ。
  4. 前記スペクトラム分析器は、
    前記応答特性信号のうち、帯域幅上限周波数(upper bandwidth frequency)よりも高い高調波成分を制限するローパスフィルタリングを行うローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタとの間で通信を行うことにより、前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を受信し、これを中間周波数信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、前記較正制御信号のうちの第1の掃引信号を受信し、帯域幅下限周波数(lower bandwidth frequency)から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって前記中間周波数信号が掃引されるように自らを調整するアップコンバータ回路と、
    前記中間周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するためのバンドパスフィルタリングを行う第1のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタとの間で通信を行うことにより、前記バンドパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を受信して、これを最終出力周波数信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、前記較正制御信号のうちの第2の掃引信号を受信し、前記帯域幅下限周波数から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって前記最終出力周波数信号が掃引されるように自らを調整するダウンコンバータ回路と、
    前記最終出力周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するためのフィルタリングを行う第2のバンドパスフィルタと、
    前記ダウンコンバータ回路との間で通信を行うことにより前記最終出力周波数信号を受信し、この最終出力周波数信号のエネルギー量を示すエネルギー量信号を生成するエネルギー判定回路と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子部品テスタ。
  5. 前記スペクトラム分析器は、さらに、
    前記エネルギー判定回路との間で通信を行うことにより前記エネルギー量信号を受信し、このエネルギー量信号をディジタルのエネルギー量信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより前記ディジタルのエネルギー量信号を前記テスタプロセス制御部に送信するアナログ・ディジタル変換器を含み、
    前記テスタプロセス制御部が、前記ディジタルのエネルギー量信号を評価することにより、前記電子部品の特性を表す周波数スペクトラムを生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
  6. 前記アップコンバータは、
    第1の局部発振信号を生成する第1の位相ロックループと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を受信すると共に、前記第1の位相ロックループとの間で通信を行うことにより第1の局部発振信号を受信し、前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号と前記第1の局部発振信号とを組み合わせて前記中間周波数信号を生成する第1の周波数ミキサと
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
  7. 前記第1の局部発振信号の最低周波数は、前記応答特性信号および前記中間周波数信号の最大周波数よりも大きい
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子部品テスタ。
  8. 前記第1の局部発振信号は、次の(1)式により決定される
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子部品テスタ。
    f LO= fIF+ fIN …(1)
    f LO:前記第1の局部発振信号の周波数
    f IF:前記中間周波数信号の周波数
    f IN:入力信号の周波数
  9. 前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(2)式により決定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
    f BPF1= fIF+ fBPF2 …(2)
    f BPF1:前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数
    f IF :前記中間周波数信号の周波数
    f BPF2:前記第2のバンドパスフィルタの中心周波数
  10. 前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(3)式により決定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
    f BPF1=K× fIN_MAX …(3)
    K :1.3から1. 5までの定数
    f IN_MAX :前記応答特性信号の最大周波数
  11. 前記ダウンコンバータ回路は、
    第2の局部発振信号を生成する第2の位相ロックループと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を受信すると共に、前記第2の位相ロックループとの間で通信を行うことにより第2の局部発振信号を受信し、前記ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号と前記第2の局部発振信号とを組み合わせて前記最終出力周波数信号を生成する第2の周波数ミキサと
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
  12. 前記スペクトラム分析器は、前記アップコンバータおよび前記ダウンコンバータと接続されて安定した基準周波数信号を前記アップコンバータおよび前記ダウンコンバータに供給する基準発振器を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子部品テスタ。
  13. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第1の較正用刺激信号(calibration stimulus signal)を供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第1の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器の対数線形性因子(logarithmic linearity factor)の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子部品テスタ。
  14. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第2の較正用刺激信号を供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第2の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器の周波数平坦性因子(a frequency flatness factor)の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子部品テスタ。
  15. 前記周波数平坦性因子が前記ディジタルのエネルギー量信号に適用されることにより、このディジタルのエネルギー量信号の周波数応答性が平坦化される
    ことを特徴とする請求項14に記載の電子部品テスタ。
  16. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第3の較正用刺激信号と既知の振幅のホワイトノイズ信号とを供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第3の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器のノイズ帯域幅因子(noise bandwidth factor)の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子部品テスタ。
  17. 第1の期間にわたって前記電子部品が較正用刺激信号に曝されると共に、第2の期間にわたって前記電子部品が前記較正用刺激信号に曝され、
    前記第2の期間の結果から、前記応答特性信号の周波数スペクトラムが得られ、
    前記周波数スペクトラムから得られるノイズ帯域幅因子が分析されることにより、前記第1の期間において前記較正用刺激信号により生じ前記第2の期間において前記較正用刺激信号に影響を与えることとなる残留効果(residual effect)が得られる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品テスタ。
  18. 電子部品の周波数応答を調べるためのスペクトラム分析器であって、
    前記電子部品との間で通信を行うことによりこの電子部品から応答特性信号を受け取って、この応答特性信号の周波数スペクトラムを判定し、
    較正制御信号を生成するテスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより前記周波数スペクトラムを前記テスタプロセス制御部に送信すると共に前記テスタプロセス制御部から前記較正制御信号を受け取って前記周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定する
    ことを特徴とするスペクトラム分析装置。
  19. 前記電子部品が磁気ヘッド部品または磁気媒体部品である
    ことを特徴とする請求項18に記載のスペクトラム分析装置。
  20. 前記スペクトラム分析器は、スーパーヘテロダインスペクトラム分析器または多チャンネルスペクトラム分析器である
    ことを特徴とする請求項18に記載のスペクトラム分析装置。
  21. 前記応答特性信号のうち、帯域幅上限周波数(upper bandwidth frequency)よりも高い高調波成分を制限するローパスフィルタリングを行うローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタとの間で通信を行うことにより、前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を受信し、これを中間周波数信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、前記較正制御信号のうちの第1の掃引信号を受信し、帯域幅下限周波数(lower bandwidth frequency)から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって前記中間周波数信号が掃引されるように自らを調整するアップコンバータ回路と、
    前記中間周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するためのバンドパスフィルタリングを行う第1のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタとの間で通信を行うことにより、前記バンドパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を受信して、これを最終出力周波数信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより、前記較正制御信号のうちの第2の掃引信号を受信し、前記帯域幅下限周波数から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって前記最終出力周波数信号が掃引されるように自らを調整するダウンコンバータ回路と、
    前記最終出力周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するためのフィルタリングを行う第2のバンドパスフィルタと、
    前記ダウンコンバータ回路との間で通信を行うことにより前記最終出力周波数信号を受信し、この最終出力周波数信号のエネルギー量を示すエネルギー量信号を生成するエネルギー判定回路と
    を含むことを特徴とする請求項18に記載のスペクトラム分析装置。
  22. 前記スペクトラム分析器は、さらに、
    前記エネルギー判定回路との間で通信を行うことにより前記エネルギー量信号を受信し、このエネルギー量信号をディジタルのエネルギー量信号に変換すると共に、前記テスタプロセス制御部との間で通信を行うことにより前記ディジタルのエネルギー量信号を前記テスタプロセス制御部に送信するアナログ・ディジタル変換器を含み、
    前記テスタプロセス制御部が、前記ディジタルのエネルギー量信号を評価することにより、前記電子部品の特性を表す周波数スペクトラムを生成する
    ことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
  23. 前記アップコンバータは、
    第1の局部発振信号を生成する第1の位相ロックループと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を受信すると共に、前記第1の位相ロックループとの間で通信を行うことにより第1の局部発振信号を受信し、前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号と前記第1の局部発振信号とを組み合わせて前記中間周波数信号を生成する第1の周波数ミキサと
    を含むことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
  24. 前記第1の局部発振信号の最低周波数は、前記応答特性信号および前記中間周波数信号の最大周波数よりも大きい
    ことを特徴とする請求項23に記載のスペクトラム分析装置。
  25. 前記第1の局部発振信号は、次の(1)式により決定される
    ことを特徴とする請求項23に記載のスペクトラム分析装置。
    f LO= fIF+ fIN …(1)
    f LO:前記第1の局部発振信号の周波数
    f IF:前記中間周波数信号の周波数
    f IN:入力信号の周波数
  26. 前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(2)式により決定される
    ことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
    f BPF1= fIF+ fBPF2 …(2)
    f BPF1:前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数
    f IF :前記中間周波数信号の周波数
    f BPF2:前記第2のバンドパスフィルタの中心周波数
  27. 前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(3)式により決定される
    ことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
    f BPF1=K× fIN_MAX …(3)
    K :1.3から1. 5までの定数
    f IN_MAX :前記応答特性信号の最大周波数
  28. 前記ダウンコンバータ回路は、
    第2の局部発振信号を生成する第2の位相ロックループと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を受信すると共に、前記第2の位相ロックループとの間で通信を行うことにより第2の局部発振信号を受信し、前記ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号と前記第2の局部発振信号とを組み合わせて前記最終出力周波数信号を生成する第2の周波数ミキサと
    を含むことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
  29. 前記スペクトラム分析器は、前記アップコンバータおよび前記ダウンコンバータとの間で通信を行うことにより、前記アップコンバータおよび前記ダウンコンバータに、安定した基準周波数信号を供給する基準発振器を含む
    ことを特徴とする請求項21に記載のスペクトラム分析装置。
  30. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第1の較正用刺激信号を供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第1の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器の対数線形性因子の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項22に記載のスペクトラム分析装置。
  31. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第2の較正用刺激信号を供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第2の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器の周波数平坦性因子の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項22に記載スペクトラム分析装置。
  32. 前記周波数平坦性因子が前記ディジタルのエネルギー量信号に適用されることにより、このディジタルのエネルギー量信号の周波数応答性が平坦化される
    ことを特徴とする請求項31に記載のスペクトラム分析装置。
  33. 前記テスタプロセス制御部は、前記スペクトラム分析器に第3の較正用刺激信号と既知の振幅のホワイトノイズ信号とを供給すると共に、前記ディジタルのエネルギー量信号を受信し、
    前記第3の較正用刺激信号が、ある周波数範囲にわたって掃引されることにより、前記スペクトラム分析器のノイズ帯域幅因子の較正が行われる
    ことを特徴とする請求項22に記載のスペクトラム分析装置。
  34. 第1の期間にわたって前記電子部品が較正用刺激信号に曝されると共に、第2の期間にわたって前記電子部品が前記較正用刺激信号に曝され、
    前記第2の期間の結果から、前記応答特性信号の周波数スペクトラムが得られ、
    前記周波数スペクトラムから得られるノイズ帯域幅因子が分析されることにより、前記第1の期間において前記較正用刺激信号により生じ前記第2の期間において前記較正用刺激信号に影響を与えることとなる残留効果(residual effect)が得られる
    ことを特徴とする請求項18に記載のスペクトラム分析装置。
  35. 電子部品の特性を調べるための較正制御信号を生成するステップと、
    前記電子部品を刺激することにより得られる応答特性信号の周波数スペクトラムを分析する分析ステップと
    を含み、
    前記分析ステップが、
    前記応答特性信号を受け取るステップと、
    前記応答特性信号の周波数スペクトラムを判定するステップと、
    前記周波数スペクトラムからイメージ周波数の影響を除去し、前記周波数スペクトラムのノイズ帯域幅を判定するステップと
    を含むことを特徴とする電子部品テスト方法。
  36. 前記応答特性信号の周波数スペクトラムの判定を、スーパーヘテロダインスペクトラム分析器または多チャンネルスペクトラム分析器を用いて行う
    ことを特徴とする請求項35に記載の電子部品テスト方法。
  37. 前記分析ステップは、
    前記応答特性信号のうち、帯域幅上限周波数よりも高い高調波成分を制限するためのローパスフィルタリングを行うステップと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号を中間周波数信号にアップコンバートすると共に、前記中間周波数信号を帯域幅下限周波数から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって掃引するアップコンバートステップと、
    前記中間周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するための第1のバンドパスフィルタリングを行うステップと、
    前記第1のバンドパスフィルタリングの行われた中間周波数信号を最終出力周波数信号にダウンコンバートすると共に、前記最終出力周波数信号を前記帯域幅下限周波数から前記帯域幅上限周波数までの範囲にわたって掃引するダウンコンバートステップと、
    前記最終出力周波数信号における前記高調波成分をさらに抑制するための第2のバンドパスフィルタリングを行うステップと、
    前記最終出力周波数信号のエネルギー量を示すエネルギー量信号を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項35に記載の電子部品テスト方法。
  38. 前記分析ステップは、さらに、
    前記エネルギー量信号をディジタルのエネルギー量信号に変換するアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記ディジタルのエネルギー量信号が評価されることにより前記電子部品の特性を表す周波数スペクトラムが生成されるようにするために、前記ディジタルのエネルギー量信号を送信するステップと
    を含むことを特徴とする請求項37に記載の電子部品テスト方法。
  39. 前記アップコンバートステップは、
    第1の局部発振信号を生成するステップと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた応答特性信号と前記第1の局部発振信号とを混合して前記中間周波数信号を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項37に記載の電子部品テスト方法。
  40. 前記第1の局部発振信号の最低周波数は、前記応答特性信号および前記中間周波数信号の最大周波数よりも大きい
    ことを特徴とする請求項39に記載の電子部品テスト方法。
  41. 前記第1の局部発振信号は、次の(1)式により決定される
    ことを特徴とする請求項39に記載の電子部品テスト方法。
    f LO= fIF+ fIN …(1)
    f LO:前記第1の局部発振信号の周波数
    f IF:前記中間周波数信号の周波数
    f IN:入力信号の周波数
  42. 前記第1および第2のバンドパスフィルタリングは、それぞれ、第1および第2のバンドパスフィルタによって行われ、
    前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(2)式により決定される
    ことを特徴とする請求項37に記載の電子部品テスト方法。
    f BPF1= fIF+ fBPF2 …(2)
    f BPF1:前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数
    f IF :前記中間周波数信号の周波数
    f BPF2:前記第2のバンドパスフィルタの中心周波数
  43. 前記第1のバンドパスフィルタの中心周波数は、次の(3)式により決定される
    ことを特徴とする請求項42に記載の電子部品テスト方法。
    f BPF1=K× fin_MAX …(3)
    K :1.3から1. 5までの定数
    f in_MAX :前記応答特性信号の最大周波数
  44. 前記ダウンコンバートステップは、
    第2の局部発振信号を生成するステップと、
    前記ローパスフィルタリングの行われた中間周波数信号と前記第2の局部発振信号とを混合して前記最終出力周波数信号を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項37に記載の電子部品テスト方法。
  45. 前記分析ステップは、さらに、
    前記アップコンバートステップおよび前記ダウンコンバートステップに、安定した基準周波数信号を供給するステップ
    を含むことを特徴とする請求項37に記載の電子部品テスト方法。
  46. 前記分析ステップは、さらに、
    第1の較正用刺激信号を、ある周波数範囲にわたって掃引することにより対数線形性因子の較正を行うステップ
    を含むことを特徴とする請求項35に記載の電子部品テスト方法。
  47. 前記分析ステップは、さらに、
    第2の較正用刺激信号を、ある周波数範囲にわたって掃引することにより周波数平坦性因子の較正を行うステップ
    を含むことを特徴とする請求項38に記載の電子部品テスト方法。
  48. 前記分析ステップは、さらに、
    前記周波数平坦性因子を前記ディジタルのエネルギー量信号に適用することにより、このディジタルのエネルギー量信号の周波数応答性を平坦化するステップ
    を含むことを特徴とする請求項47に記載の電子部品テスト方法。
  49. 前記分析ステップは、さらに、
    第3の較正用刺激信号と既知の振幅のホワイトノイズ信号とを組み合わせることにより、ノイズ帯域幅因子を決定するステップ
    を含むことを特徴とする請求項35に記載の電子部品テスト方法。
  50. 第1の時間にわたって前記電子部品を較正用刺激信号に曝すステップと、
    第2の時間にわたって前記電子部品を前記較正用刺激信号に曝すステップと、
    前記第2の時間から、前記応答特性信号の周波数スペクトラムを求めるステップと、
    前記周波数スペクトラムを分析することにより、ノイズ帯域幅因子を求めるステップと、
    前記ノイズ帯域幅因子を分析することにより、前記第1の時間において前記較正用刺激信号により生じ前記第2の時間において前記較正用刺激信号に影響を与えることとなる残留効果を求めるステップと
    を含むことを特徴とする請求項35に記載の電子部品テスト方法。
  51. 請求項1、または、請求項3ないし請求項16のいずれか1項に記載の電子部品テスタとしての構成を有すると共に、
    前記電子部品としての磁気ヘッド部品または磁気媒体部品を測定対象として構成されている
    ことを特徴とする磁気ヘッド部品/磁気媒体部品用テスタ。
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