JP2001110126A - 磁気ディスク評価装置 - Google Patents

磁気ディスク評価装置

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JP2001110126A
JP2001110126A JP29026499A JP29026499A JP2001110126A JP 2001110126 A JP2001110126 A JP 2001110126A JP 29026499 A JP29026499 A JP 29026499A JP 29026499 A JP29026499 A JP 29026499A JP 2001110126 A JP2001110126 A JP 2001110126A
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magnetic disk
magnetic head
magnetic
rotary positioner
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JP29026499A
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Yukihiro Takano
幸裕 高野
Kiminori Sato
公紀 佐藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/12Measuring magnetic properties of articles or specimens of solids or fluids
    • G01R33/1207Testing individual magnetic storage devices, e.g. records carriers or digital storage elements

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実機のハードディスクドライブと同等の構造
・条件の下に、チャック等に起因して発生する偏心量を
考慮して磁気ヘッドの位置決め制御をする。 【解決手段】 ステージ16上に評価用磁気ヘッド10
2を支える肉薄のサスペンション103と、そのサスペ
ンションを支える肉厚のロータリーポジショナ104
と、ロータリーポジショナ104の端部のうち磁気ヘッ
ド102と逆方向の端部に設けられたボイスコイル10
5と、ベース11に立設されてこれら評価用磁気ヘッ
ド,サスペンションおよびロータリーポジショナを支え
る回転軸106と、ボイスコイル105を挟み込む一対
の磁石107a,bとを設けることにより、実機のハー
ドディスクドライブと同等の機構をスピンスタンドに設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブに用いられる磁気ディスクの性能を評価する装置
(いわゆる、スピンスタンド)に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ(以下、HDD
という)は、情報記憶装置として広く普及している。
【0003】図1は、現在広く普及しているHDDの概
略構成図を示す。HDDの磁気ディスク1は、スピンド
ルモータ2により数千rpmで高速回転され、磁気ディ
スク1上を流れる空気流によりロータリーポジショナ3
の先端に位置するスライダー4が微小浮上する。また、
磁気ヘッド5は、スライダー4の端部に位置する。磁気
ディスク1には、サーボ信号が磁気的に書き込まれてお
り、この信号をプリアンプ6を通して、サーボ復調回路
7で復調することによりトラック情報(ヘッドがどのト
ラック上にいるかを表す)とPES信号(Position Err
or Signal:ヘッドがトラック中心上からどれだけずれ
ているかを表す)が判るようになっている。
【0004】HDDは、磁気ヘッド5により、このサー
ボ信号を読み取ることで、現在のヘッド位置を知ると共
にロータリーポジショナ3をボイスコイルモータ(VC
M)8を駆動して、必要となっている情報の書かれたト
ラック(目標トラック)上に位置決めを行う。つまり、
目標トラック位置とヘッド位置との差がPES信号とし
て検出され、補償器9に入力される。次に、補償器9は
PES信号に基づいてロータリーポジショナ3の駆動指
令を生成し、パワーアンプ10を通してボイスコイルモ
ータ(VCM)8によりロータリーポジショナ3を駆動
する。
【0005】ここで、HDDに用いられている磁気ディ
スク1には、上記のサーボ信号やデータが磁気ヘッド5
を用いて記録・再生される。このとき、磁気ディスク1
に欠陥が存在すると記録・再生が十分に行えないため、
最低限必要とされる性能を磁気ディスク1が単体にて満
足していることをHDD内に組み込む(すなわち、スピ
ンドルモータ2に磁気ディスク1をクランプする)前に
テストする必要がある。一般に、このテストはテスト用
の磁気ヘッドを使用して、磁気ディスク1のグライド特
性,サーティファイ特性,コンタクト・スタート・スト
ップ(CSS)特性を順次検査する。グライド特性検査
では磁気ディスク1上の突起数が、サーティファイ特性
検査では磁気ディスク1の電気的特性や欠陥の有無が、
CSS特性検査では磁気ディスク1の耐久性能が確認さ
れる。このとき用いられる磁気ディスクの性能評価用の
装置は、スピンスタンドと一般に呼ばれている。
【0006】図2は、一般的に用いられているスピンス
タンドの概略構成図を示す。このスピンスタンドは、装
置の支持台としてのベース11と、評価用の磁気ディス
ク1を任意の回転数で回転させるためのベース11上に
設けられたスピンドルモータ12と、磁気ディスク1を
評価するため磁気ディスク1上の信号を再生・記録する
評価用磁気ヘッド13と、評価用磁気ヘッド13を取り
付けるキャリッジ14と、そのキャリッジ14を任意の
角度に調整するためのθステージ15と、スピンドルモ
ータ12と評価用磁気ヘッド13の位置関係を自由に変
更するため少なくとも1方向に可動するステージ16
(このステージ16は、ガイド17に沿って、図2の水
平方向に可動する)とから構成されている。
【0007】現在普及しているボイスコイルモータ(V
CM)を用いたロータリーポジショナによるヘッド位置
決め方式のHDDは、構造がコンパクトになる利点はあ
るが、ヘッドスキュー角がトラック毎に変化するという
問題があった。このヘッドスキュー角は磁気ヘッドの浮
上量に関係し、ヘッドからの再生出力の変化として現れ
る。従って、磁気ディスク1の性能評価のため、上述し
たグライド特性,サーティファイ特性,CSS特性検査
を行う際には、HDDと同一のスキュー角で行うことが
必要であった。そこで、検査を行う際、スピンスタンド
のスピンドルモータ12と評価用磁気ヘッド13との位
置関係を検査用のHDDと同一になるように調整する必
要があり、直動式のステージ16または回転式のθステ
ージ15等による位置決め機構を備えたスピンスタンド
が通常となっている。
【0008】次に、上記スピンスタンドを用いて検査
し、検査に合格した磁気ディスク1は、スピンドルモー
タ2にクランプされてHDDとして組み立てられる。そ
して、磁気ディスク1をHDD内に組み込んだ状態(す
なわち、スピンドルモータ2に磁気ディスク1をクラン
プした状態)で、サーボトラックライタ(STW)と呼
ばれる装置により磁気ディスク1上にサーボ信号が書き
込まれる。
【0009】図3は、サーボトラックライタ(STW)
によりサーボトラックの書き込みを行う時の構成例を示
す。従来、サーボトラックライタ(STW)は外部のア
クチュエータ18で正確に位置決めしたピン19をリン
ク20を介してHDD内のロータリーポジショナ3に押
し当てて位置決めしつつ、アクチュエータ18内部のス
ケールに基づき、微小送り機構によりヘッド位置を決め
る。サーボ信号は磁気ディスク1上の各トラックごとに
書き込まれるため、サーボトラックライタ(STW)は
磁気ディスク1上の全トラック上にリンク20を介して
正確に位置決めしながらサーボ信号を書き込んでいく。
【0010】しかし、近年記録密度向上により、トラッ
ク数は増大し、一方トラック幅は減少するため、サーボ
トラックライタ(STW)としてはより高精度の位置決
めをより多くのトラック上で実施する必要がある。高精
度位置決めを実現するための高剛性・ハイコストな機械
位置決め機構を必要とし、また書き込みのため多大の時
間を要する故、サーボトラックライタ(STW)を複数
台用意して並列に処理を行うことが必要となり、サーボ
トラックライタ(STW)を配置すべきクリーンルーム
のスペースも増大し、コスト高を招いていた。
【0011】そこで近年、上記のサーボトラックライタ
(STW)を省略し、磁気ディスク1に初めからサーボ
信号を書き込むことが考えられている。例えば、磁気転
写技術を用いてサーボ信号を複写する方法やサーボ信号
に対応する凹凸形状を有する磁気ディスク用基板をスタ
ンパにより形成し、この基板上に磁性層を形成する方法
などが提案されている。これらの方法によれば、サーボ
信号の書き込みはサーボトラックライタ(STW)を使
用するよりも格段に速くすることができる。
【0012】しかし、このような方法によりサーボ信号
が事前に磁気ディスク単体にて記録されるようになる
と、上述したグライド特性,サーティファイ特性,CS
S特性のような磁気ディスク単体評価では、磁気ディス
クの性能を十分検査することができなくなる。つまり、
従来の検査に追加して、事前に記録されたサーボ信号に
てヘッド位置決めが可能であることを確認することが必
要になってきている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスピン
スタンドでは、次に挙げるような問題点があった。第1の課題 従来のスピンスタンドでの評価は、HDDと同一のスキ
ュー角で行うために、スピンスタンドのスピンドルモー
タとポジショナとの位置関係をHDDと同一になるよう
に調整する必要があり、直動式または回転式のステージ
等による位置決め機構を備えたスピンスタンドが通常で
あった。このように従来は、ステージによって磁気ヘッ
ドを位置決めするため、実際のHDDのようにボイスコ
イルモータ(VCM)にてロータリーポジショナのヘッ
ド位置決めを行う方式とは構造的に程遠いものとなって
いる。
【0014】また、従来のようなグライド特性,サーテ
ィファイ特性,CSS特性評価ではステージのような位
置決めにて十分に評価可能であったが、近年求められて
いるサーボ性能評価という観点からは、従来の評価装置
(スピンスタンド)では十分な評価が行えない。つま
り、サーボ性能評価を正しく行うためには、実機のHD
Dと同条件にて磁気ヘッドが位置決め可能か否かを検査
することが必要となる。
【0015】さらに詳しく説明すると、磁気ヘッドをト
ラックに追従させる(トラック上に位置決めする)トラ
ッキング制御における位置決め誤差要因は、トラックラ
ンナウト・観測ノイズ・加速度(もしくは力)外乱であ
る。このトラックランナウトは、磁気ディスク上のトラ
ック位置からみた変位で、ディスクの回転数に同期する
RROと、同期しないNRROとに分けられる。ここ
で、RROについては、磁気ディスクのスピンドルモー
タへの取り付けによる偏心やスピンドルモータ自身がも
つ偏心が考えられる。一方、NRROについては、軸受
等によるスピンドルモータ自身の偏心が考えられる。
【0016】また、観測ノイズは、ヘッド媒体特性や再
生回路が関係する主に電気ノイズである。加速度外乱
は、磁気ディスク回転に伴う風損やロータリーポジショ
ナに取り付けられたケーブルテンションなどである。
【0017】つまり、これらの磁気ヘッド位置決め誤差
要因を含んだ状態にてサーボ試験を行う必要があり、現
在のスピンスタンドでは実現困難であった。第2の課題 サーボ信号は磁気ディスク上に単体で記憶されたもので
ある。従って、図4に示すように、磁気ディスク1をス
ピンスタンドのスピンドルモータ12にチャックする
際、記録済のサーボ信号によって形成されるトラック2
1の中心位置とスピンドルモータ12の中心位置が最大
数十〜数百μmずれる可能性があり、これにより、トラ
ックからの再生信号は磁気ディスクの回転中心から偏心
した信号として観測される(図4においては、最大寸法
Aの偏心が発生する)。よって、サーボ信号に追従する
ためには、この偏心を考慮した制御系を形成することが
必要となる。
【0018】なお、上述した磁気ディスクサーボ試験評
価を実機のHDDにてそのまま行うことも可能である
が、この場合には、評価する磁気ディスクの交換や、ポ
ジショナ部分の分解・組立、その他部品交換等において
非常に不便が伴い、また誤って磁気ディスクを傷つける
等の不具合も考えられる。そのため、評価効率を低下さ
せてしまうという問題がある。
【0019】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
実機のハードディスクドライブと同等の構造・条件の下
に、チャック等に起因して発生する偏心量を考慮して磁
気ヘッドの位置決め制御をすることが可能な、磁気ディ
スク評価装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る磁気ディスク評価装置は、評価すべ
き磁気ディスクを任意の回転数で回転させるスピンドル
モータと、前記磁気ディスクに対する記録・再生を行う
評価用磁気ヘッドと、前記スピンドルモータと前記評価
用磁気ヘッドの位置関係を自由に変更するため前記評価
用磁気ヘッドを少なくとも1方向に移動させる手段を備
えたステージと、前記磁気ディスクの評価中には前記評
価用磁気ヘッドをロードし、該評価の終了後にはアンロ
ードするロード/アンロード機構とを有する磁気ディス
ク評価装置であって、前記ステージは、前記評価用磁気
ヘッドを支える肉薄のサスペンションと、前記サスペン
ションを支える肉厚のロータリーポジショナと、前記ロ
ータリーポジショナが有する端部のうち前記評価用磁気
ヘッドから離れた端部側に設けられたボイスコイルと、
前記評価用磁気ヘッド,前記サスペンションおよび前記
ロータリーポジショナを支える回転軸と、前記ボイスコ
イルを挟み込む一対の磁石とを備え、実機のハードディ
スクドライブと同等の構成により前記磁気ディスク上に
前記評価用磁気ヘッドを位置決めするものである。
【0021】ここで、上記の磁気ディスク評価装置にお
いて、前記ロータリーポジショナに当接してその位置を
規制するロックピンを前記ステージ上に設け、前記ロッ
クピンにより、前記磁気ディスクの全トラック上に前記
評価用磁気ヘッドを機械的に位置決めすると共に、前記
評価用磁気ヘッドからの再生信号により前記磁気ヘッド
の位置決め動作を行う時には前記ロックピンが前記ロー
タリーポジショナの可動範囲外位置まで退避するように
構成することが可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】まず、図5および図6を参照し
て、本発明の一実施の形態による磁気ディスク評価装置
の全体構成を説明する。
【0023】図5は、本実施の形態に関わる磁気ディス
ク評価装置の上面図、図6は本磁気ディスク評価装置の
正面図である。両図中、従来の技術(図1〜図4)で示
した構成要素と同一の要素については、同一の符号を付
してその詳細な説明を省略し、本実施の形態における特
徴的な部分についてのみ説明する。
【0024】本実施の形態における磁気ディスク評価装
置には、従来のスピンスタンドと同様に磁気ディスク1
を回転させるスピンドルモータ12と、スピンドルモー
タと評価用磁気ヘッドとの位置関係をHDDと同一にな
るように調整するための直動式ステージ16がベース1
1上に設けられている。また、ステージ16上には、半
月状のプレート100が取り付けられており、そのプレ
ート上にロックピン101が立設されている。
【0025】さらに、プレート100の上には、磁気デ
ィスクを評価するため磁気ディスク上の信号を再生・記
録する評価用磁気ヘッド102と、それを支える肉薄の
サスペンション103と、このサスペンション103を
支える肉厚のロータリーポジショナ104と、ロータリ
ーポジショナ104の評価用磁気ヘッド102と逆の端
部に設けられたボイスコイル105と、プレート100
に直接立設されてこれら評価用磁気ヘッド102,サス
ペンション103,ロータリーポジショナ104および
ボイスコイル105を支える回転軸106とが設けられ
ている。
【0026】さらに、プレート100に直接設置された
磁石107b(図6参照)と、磁石取付治具108に取
り付けられ、磁石取付治具108を介してプレート10
0に設置される磁石107aにてボイスコイル105は
挟み込まれ、ボイスコイルモータ(VCM)として、ロ
ータリーポジショナ104を回転軸106を中心軸とし
て駆動させる(図5のa方向)ことが可能となる。
【0027】また、プレート100はロータリーポジシ
ョナ104と同様に、回転軸106を中心として回転可
能(図5のb方向)となっており、その上に立設されて
いるロックピン101も回転軸106を中心として任意
の位置に回転することができるようになっている。ま
た、ロータリーポジショナ104のボイスコイル105
側の端部にストッパ109が設けられており、ロックピ
ン101の位置によってロックピン101とストッパ1
09は当接し、ロータリーポジショナ104の位置が規
制される。
【0028】また、ベース11の端面(図5では上側端
面)には、評価終了時や磁気ディスク1の交換時に評価
用磁気ヘッド102をアンロードし、評価開始時には磁
気ディスク1上に評価用磁気ヘッド102をロードする
ためのロード/アンロード用治具110がロード/アン
ロード機構111の先端に設置され、サスペンション1
03を持ち上げるように前後方向(図5のc方向)に移
動することが可能となっている。また、ステージ16と
一緒に移動するように、ロード/アンロード機構111
は左右方向(図5のd方向)にも移動可能な構造となっ
ている。
【0029】次に、図7〜図11を参照して、このよう
な構成を有する磁気ディスク評価装置の動作を詳細に説
明する。但し、上側磁石107aは図を簡略化するため
描画せず、ボイスコイル105が見えるようにしてあ
る。
【0030】図7は、評価開始前における磁気ディスク
評価装置の状態を表した図である。この状態にて、評価
するための磁気ディスク1がスピンドルモータ12にク
ランプされる。そのとき、ロータリーポジショナ104
はサスペンション103部分をロード/アンロード用治
具110にて持ち上げられ、サスペンション103のバ
ネ性によって図中の位置にて停止している。この段階か
ら装置に電源が投入されると、ボイスコイル105には
一方向の電流が流され、ロータリーポジショナ104が
図7のe方向に回転し、ロータリーポジショナ104の
ストッパ109がロックピン101に当接して初期位置
を認識する。
【0031】図8は、図7の状態のまま、ステージ1
6,ロード/アンロード機構111を図8のf方向に移
動し、スピンドルモータ12の回転軸とロータリーポジ
ショナ104の回転軸106との軸間距離が所定の寸法
(g)になるまで移動した状態図である。この時、評価
用磁気ヘッド102は磁気ディスク1の外周上にて、ロ
ード位置となる。
【0032】図9は、図8の状態から、スピンドルモー
タ12を起動して磁気ディスク1を回転させると共に、
ロード/アンロード用治具110を図9のh方向に引き
抜き、これによって評価用磁気ヘッド102が磁気ディ
スク1上にロードされた状態図である。
【0033】図10は、図9の状態から回転軸106を
中心としてプレート100を図10のi方向に任意位置
まで回転し、それに合わせてロータリーポジショナ10
4がロックピン101に当接するまで回転した状態図で
ある。ロータリーポジショナ104のボイスコイル10
5は一方向に電流をかけたままなので、ロックピン10
1に連れまわることになる。そして、ロータリーポジシ
ョナ104は図10の位置にて停止し、機械的に固定さ
れた状態となる。この状態にて、評価用磁気ヘッド10
2から事前に書かれているサーボ信号を再生し、磁気ヘ
ッドの位置ずれを測定することが可能である。そして、
そのずれは、サーボ信号の偏心量と考えることができ、
現在の評価条件での磁気ディスク1の偏心状態を知るこ
とが可能となる。
【0034】図11は、図10の状態からさらに回転軸
106を中心としてプレート100を図11のj方向に
回転させた状態図である。このとき、ロックピン101
は、ロータリーポジショナ104の可動範囲外まで退避
した位置となっている。また、プレート100を回転さ
せると同時に、今までロータリーポジショナ104のボ
イスコイル105に流していた一方向の電流を切り、評
価用磁気ヘッド102から再生されるサーボ信号に基づ
いて磁気ヘッドの位置決め制御を開始する。
【0035】このとき、図10の状態にて取得した磁気
ディスク1の偏心データに基づいて位置決め制御に必要
となる望ましい制御信号を従来のフィードバック系に加
えるフィードフォワード補償により、偏心を考慮した磁
気ヘッドの位置決め制御が開始される。これによって、
事前に書かれたサーボ信号にて磁気ヘッドの位置決めが
行えるか否かが評価される。
【0036】次に、評価が終了すると、再びボイスコイ
ル105に一方向の電流が流れ、ロータリーポジショナ
104が一方向に回転すると共に、ロックピン101の
設置されたプレート100が回転し、図9に示したよう
にロータリーポジショナ104をアンロード位置まで運
んでいく。同様に、上述した測定方法と逆の手順で、評
価用磁気ヘッド102はアンロードされる(図8)。そ
して、スピンドルモータは回転を停止し、そこから、ス
テージ16は図7に示した評価終了位置まで移動し、一
連のサーボ試験が終了する。実施の形態の効果 (1)従来のスピンスタンドのステージ上に評価用磁気
ヘッドを支える肉薄のサスペンションと、そのサスペン
ションを支える肉厚のロータリーポジショナと、ロータ
リーポジショナの端部のうち磁気ヘッドと逆方向の端部
に設けられたボイスコイルと、ベースに立設されてこれ
ら評価用磁気ヘッド,サスペンションおよびロータリー
ポジショナを支える回転軸と、ボイスコイルを挟み込む
一対の磁石とを設け、実機のハードディスクドライブと
同等の機構をスピンスタンドに設ける構成としてあるの
で、従来のスピンスタンドにて、実機と同等の磁気ディ
スク駆動装置を用いて磁気ディスクの性能評価を行うこ
とが可能となる。 (2)ロータリーポジショナに当接してその位置を規制
するロックピンをステージ上に設け、そのロックピンに
より、磁気ディスクの全トラック上に評価用磁気ヘッド
を機械的に位置決めすることが可能であるように構成
し、また、磁気ヘッドからの再生信号により磁気ヘッド
の位置決め動作(シーク動作)を行う時には、そのロッ
クピンがロータリーポジショナの可動範囲外位置まで退
避するように構成してあるので、制御用データを取得す
る時には、任意のトラック上にて磁気ヘッドを機械的に
位置決めすることが可能となる。また、磁気ヘッドから
の再生信号により磁気ヘッドの位置決め動作(シーク動
作)を行う時には、ロータリーポジショナがフリー状態
となり通常のHDDと同様に磁気ヘッドの位置決め制御
の実施が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、実
機のハードディスクドライブと同等の構造・条件の下
に、チャック等に起因して発生する偏心量を考慮して磁
気ヘッドの位置決め制御をすることが可能な、磁気ディ
スク評価装置を実現することができる。
【0038】より具体的に述べるならば、本発明による
磁気ディスク評価装置は、以下に列挙する格別な効果を
奏することができる。 (1)実機と同等の磁気ディスク駆動装置を用いて、磁
気ディスクの性能評価を行うことが可能となる。 (2)本評価装置を用いて、磁気ディスクの偏心量を容
易に観測することが可能であり、次いで、その観測デー
タに基づいて位置決め制御に必要となる望ましい制御信
号を従来のフィードバック系に加えるフィードフォワー
ド補償により、偏心を考慮した磁気ヘッドの位置決め制
御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現在広く普及しているHDDの概略構成図であ
る。
【図2】従来から一般的に用いられているスピンスタン
ドの概略構成図である。
【図3】サーボトラックライタ(STW)によりサーボ
トラックの書き込みを行う時の構成例を示す図である。
【図4】磁気ディスク1をスピンスタンドのスピンドル
モータ12にチャックする際、記録済のサーボ信号によ
って形成されるトラック21の中心位置とスピンドルモ
ータ12の中心位置がずれる状態を示す説明図である。
【図5】本実施の形態に関わる磁気ディスク評価装置の
上面図である。
【図6】本実施の形態に関わる磁気ディスク評価装置の
正面図である。
【図7】評価開始前における磁気ディスク評価装置の状
態を表した図である。
【図8】図7の状態に続く磁気ディスク評価装置の状態
を表した図である。
【図9】図8の状態に続く磁気ディスク評価装置の状態
を表した図である。
【図10】図9の状態に続く磁気ディスク評価装置の状
態を表した図である。
【図11】図10の状態に続く磁気ディスク評価装置の
状態を表した図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 スピンドルモータ 3 ロータリーポジショナ 4 スライダー 5 磁気ヘッド 6 プリアンプ 7 サーボ復調回路 8 ボイスコイルモータ(VCM) 9 補償器 10 パワーアンプ 11 ベース 12 スピンドルモータ 13 評価用磁気ヘッド 14 キャリッジ 15 θステージ 16 ステージ 17 ガイド 18 アクチュエータ 19 ピン 20 リンク 21 トラック 100 プレート 101 ロックピン 102 評価用磁気ヘッド 103 サスペンション 104 ロータリーポジショナ 105 ボイスコイル 106 回転軸 107a,107b 磁石 108 磁石取付治具 109 ストッパ 110 ロード/アンロード用治具 111 ロード/アンロード機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価すべき磁気ディスクを任意の回転数
    で回転させるスピンドルモータと、前記磁気ディスクに
    対する記録・再生を行う評価用磁気ヘッドと、前記スピ
    ンドルモータと前記評価用磁気ヘッドの位置関係を自由
    に変更するため前記評価用磁気ヘッドを少なくとも1方
    向に移動させる手段を備えたステージと、前記磁気ディ
    スクの評価中には前記評価用磁気ヘッドをロードし、該
    評価の終了後にはアンロードするロード/アンロード機
    構とを有する磁気ディスク評価装置であって、 前記ステージは、 前記評価用磁気ヘッドを支える肉薄のサスペンション
    と、 前記サスペンションを支える肉厚のロータリーポジショ
    ナと、 前記ロータリーポジショナが有する端部のうち前記評価
    用磁気ヘッドから離れた端部側に設けられたボイスコイ
    ルと、 前記評価用磁気ヘッド,前記サスペンションおよび前記
    ロータリーポジショナを支える回転軸と、 前記ボイスコイルを挟み込む一対の磁石とを備え、実機
    のハードディスクドライブと同等の構成により前記磁気
    ディスク上に前記評価用磁気ヘッドを位置決めすること
    を特徴とする磁気ディスク評価装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ディスク評価装置
    において、 前記ロータリーポジショナに当接してその位置を規制す
    るロックピンを前記ステージ上に設け、前記ロックピン
    により、前記磁気ディスクの全トラック上に前記評価用
    磁気ヘッドを機械的に位置決めすると共に、前記評価用
    磁気ヘッドからの再生信号により前記磁気ヘッドの位置
    決め動作を行う時には前記ロックピンが前記ロータリー
    ポジショナの可動範囲外位置まで退避するように構成し
    たことを特徴とする磁気ディスク評価装置。
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