JP4926738B2 - 磁気記録媒体の検査装置及び磁気記録媒体の検査方法 - Google Patents

磁気記録媒体の検査装置及び磁気記録媒体の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハードディスクドライブなどに用いられる磁気記録媒体のディフェクト検査やビットエラーレート検査、パラメトリック(電磁変換特性)検査などのサーティファイ検査に好適に使用される磁気記録媒体の検査装置及び磁気記録媒体の検査方法に関する。
ハードディスクドライブに代表される磁気記録装置は、コンピュータなどの情報処理装置の外部記憶装置として広く用いられており、近年は動画像の録画装置等としても使用されている。
ハードディスクドライブは、通常、中央に開口部のある円盤状(ドーナッツ形状)の磁気記録媒体を1枚或いは複数枚積層して同心円で回転させる(複数枚の場合は、同期回転させる)シャフトと、該シャフトにベアリングを介して接合され、磁気記録媒体を回転させるモータと、磁気記録媒体の両面において記録及び/又は再生に用いる磁気ヘッドと、該ヘッドが取り付けられた複数本の支持アームと、前記複数本の支持アームを同期して可動させ磁気ヘッドを磁気記録媒体上の任意の位置に移動させるヘッドスタックアセンブリとを備える。そして、磁気記録再生用の磁気ヘッドは、通常浮上型のヘッドであり、磁気記録媒体上を一定の浮上量で移動される。
磁気記録媒体には、半径方向にはトラック、円周方向にはセクタと呼ばれる記録領域が形成されている。そして、磁気記録媒体における情報の読み書きは、トラックおよびセクタ単位で行われる。各トラックには、磁気ヘッドを制御するための制御用磁化パターンが形成されている。この制御用磁化パターンから得られる信号はサーボ信号と呼ばれている。磁気記録媒体の情報記録トラックの間隔を狭めてトラック数を増加させた場合、サーボ信号もそれに合わせてディスクの半径方向に対して密に、すなわちより多く設けて、磁気ヘッドの精密な制御を行えるようにしなければならない。
ハードディスクドライブに搭載される磁気記録媒体は、次の工程により製造される。磁気記録媒体は、一般にアルミニウム合金やガラス基板等からなる基板の表面に、テキスチャリング処理などを施した後、その上に、下地層、磁性層、保護層、潤滑層などを順次形成して作製される。その後、得られた磁気記録媒体に対して、グライド検査とサーティファイ検査とが順次行われる。
グライド検査とは、磁気記録媒体の表面に突起物が無いかどうかの検査である。すなわち、磁気記録媒体を磁気ヘッドを用いて記録再生する際に、磁気記録媒体の表面に浮上量(媒体と磁気ヘッドの間隔)以上の高さの突起があると、磁気ヘッドが突起にぶつかって磁気ヘッドが損傷したり、磁気記録媒体に欠陥が発生したりする原因となる。グライド検査では、そのような高い突起の有無を検査する(例えば、特許文献1参照)。
グライド検査をパスした磁気記録媒体には、サーティファイ検査が実施される。サーティファイ検査とは、通常のハードディスクドライブの記録再生と同様に、磁気記録媒体に対して磁気ヘッドで所定の信号を記録したのちその信号を再生し、得られた再生信号によって磁気記録媒体の記録不能を検出することにより、磁気記録媒体の電気特性や欠陥の有無など媒体の品質を確かめるものである(例えば、特許文献2参照)。したがって、サーティファイ検査では、ハードディスクドライブの記録再生と同様に、磁気ヘッドにより所定の信号を記録再生できることを確認している。このため、実際のハードディスクドライブでの使用方法と同様に、サーティファイ検査の前に、サーボライターと呼ばれる装置を用いて磁気記録媒体にサーボ情報信号を書き込んで磁気記録媒体の記録不能を検出する検査を行うことが好ましい。
特開平10−105908号公報 特開2003−257016号公報
しかしながら、磁気記録媒体にサーボ信号を書き込むためには、磁気記録媒体のサイズにもよるが、一般的に30分〜2時間/枚の時間を要する。したがって、サーティファイ検査の前に磁気記録媒体にサーボ信号を書き込むことは、磁気記録媒体の生産性を低下さ せる原因となる。さらに、最近の磁気記録媒体の需要の高まりから、多数の磁気記録媒体をより短時間で検査できるサーティファイ検査装置が要求されている。
一方、近年、磁気記録媒体の記録密度はますます高くなってきており、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法により近い検査方法を用いて高精度なサーティファイ検査を行なうことが求められている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度なサーティファイ検査を短時間で行なうことのできる磁気記録媒体の検査装置及び磁気記録媒体の検査方法を提供することを目的とする。
本願発明者は、上記課題を解決すべく鋭意努力検討した結果、サーボ情報を記録した円盤状のマスター媒体と、円盤状の被検査媒体とを同軸中心で同期回転させながら、マスター媒体から前記サーボ情報を読み込む第1磁気ヘッドと被検査媒体の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッドとを、前記マスター媒体および前記被検査媒体の表面に対して同期して移動させ、マスター媒体からのサーボ情報信号と被検査媒体からの磁気記録再生信号とを用いて、被検査媒体における磁気記録再生信号を検査する検査方法とすることにより、被検査媒体にサーボ情報を書き込むことなく、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度なサーティファイ検査が実現できることを見出し、本願発明を完成させた。すなわち本発明は、以下に関する。
(1)サーボ情報を記録した円盤状のマスター媒体と円盤状の被検査媒体とを同軸中心で同期回転させる回転機構と、前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込む第1磁気ヘッドが先端に取り付けられた第1支持アームと、前記被検査媒体の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッドが先端に取り付けられた第2支持アームと、前記第1支持アームと前記第2支持アームとを同軸中心で同期回転させることにより、前記第1磁気ヘッドと前記第2磁気ヘッドとを同期して移動させ、前記第1磁気ヘッドに前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込ませて得られたサーボ情報信号に基づいて、前記被検査媒体に対する前記第2磁気ヘッドの位置が決定されるヘッドスタックアセンブリと、前記サーボ情報信号と、前記第2磁気ヘッドに前記被検査媒体の前記サーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて生成された磁気記録再生信号とを同期させて、前記被検査媒体における磁気記録再生信号を検査する信号処理機構とを備え、前記信号処理機構が、前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを交互に処理するものであることを特徴とする磁気記録媒体の検査装置。
(2)前記ヘッドスタックアセンブリが、前記第1磁気ヘッドと前記第2磁気ヘッドとからの信号を切り替えて1つのプリアンプで処理するものであることを特徴とする(1)に記載の磁気記録媒体の検査装置。
(3)前記回転機構が、複数枚の前記被検査媒体を前記マスター媒体と同軸中心で同期回転させるものであり、前記第2支持アームが複数設けられ、前記ヘッドスタックアセンブリが、前記第1支持アームと前記複数の前記第2支持アームとを同軸中心で同期回転させることにより、前記第1磁気ヘッドと前記複数の第2支持アームに各々取り付けられている複数の第2磁気ヘッドとを同期して移動させるものであり、前記信号処理機構が、各被検査媒体における磁気記録再生信号を検査するものであることを特徴とする(1)または(2)に記載の磁気記録媒体の検査装置。
(4)サーボ情報を記録した円盤状のマスター媒体と円盤状の被検査媒体とを同軸中心で同期回転させながら、前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込む第1磁気ヘッドと前記被検査媒体の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッドとを、前記マスター媒体および前記被検査媒体の表面に対して同期して移動させ、前記第1磁気ヘッドに前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込ませて得られたサーボ情報信号に基づいて、前記被検査媒体に対する前記第2磁気ヘッドの位置を決定する位置決め工程と、前記第2磁気ヘッドに前記被検査媒体の前記サーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて磁気記録再生信号を生成する信号生成工程と、前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを交互に処理する信号処理機構により、前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを同期させて、前記被検査媒体における磁気記録再生信号を検査する信号処理工程とを備えることを特徴とする磁気記録媒体の検査方法。
本発明の磁気記録媒体の検査装置および検査方法によれば、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度なサーティファイ検査が実現できる。また、本発明の磁気記録媒体の検査装置および検査方法によれば、被検査媒体にサーボ情報を書き込むことなくサーティファイ検査できるので、被検査媒体にサーボ情報を書き込む場合と比較して、短時間で検査を行なうことができ、磁気記録媒体の生産性を著しく向上させることができる。さらに、本発明の磁気記録媒体の検査装置には、ハードディスクドライブに使用されているヘッドスタックアセンブリがそのまま使用できるため、検査装置を小型かつ低価格で製造できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明の磁気記録媒体の検査装置の一例としてのサーティファイ検査装置を用いてサーティファイ検査される磁気記録媒体の一例を示す断面図である。図1に示す磁気記録媒体は、非磁性基板1の上下両面に、非磁性下地層2、磁性層3、保護層4、液体潤滑層5を順次積層してなる円盤状のものである。本発明において検査される磁気記録媒体としては、図1に示す両面タイプのものの他、非磁性基板の一方の面にのみ非磁性下地層、磁性層、保護層、液体潤滑層が順次積層されてなる片面タイプのものであってもよい。
図1に示す磁気記録媒体にサーティファイ検査を行なう前には、以下に示すように、グライド検査を行なうことが好ましい。グライド検査では、回転させた磁気記録媒体上に検査ヘッドを浮上させ、検査ヘッドにより磁気記録媒体表面を走査させることにより、磁気記録媒体の表面の突起物の有無を検査ヘッドからの信号で検査する。グライド検査工程を、サーティファイ検査の前に行なうことにより、サーティファイ検査での検査ヘッドの破損を防ぐことができる。
グライド検査に使用できる検査ヘッドとしては、感熱素子を有するヘッドが例示できる。感熱素子を有するヘッドを用いた場合、高速で回転している磁気記録媒体上に存在する突起物に検査ヘッドが接触すると、瞬間的に検査ヘッドで熱が発生し、その熱を感熱素子が検知して信号を出力することにより、グライド検査が実施可能となる。なお、グライド検査における検査ヘッドの浮上量は、ハードディスクドライブにおいて通常用いられる磁気記録再生ヘッドの浮上量よりも、低い浮上量で行うのが好ましい。
次に、図2を用いて磁気記録媒体のサーティファイ検査装置およびサーティファイ検査方法を説明する。図2は、本発明に係る磁気記録媒体のサーティファイ検査装置の一例を示した斜視図である。本実施形態では、図1に示す磁気記録媒体である2枚の被検査媒体に対してサーティファイ検査を行う場合を例に挙げて説明する。
図2において符号21はマスター媒体を示し、符号22は被検査媒体を示している。本実施形態では、被検査媒体22として2枚の被検査媒体22a、22bが設置されている。マスター媒体21および被検査媒体22a、22bは、円盤状の形状を有するものであり、図1に示す磁気記録媒体からなるものである。マスター媒体21には、トラック位置情報およびセクタ位置情報からなるサーボ情報がそれぞれの位置に対応する記録領域に記録されている。また、マスター媒体21と被検査媒体22a、22bとは、平面視で重なる位置に設置されており、図2に示すように、スピンドルモータを備える回転機構23によって同軸中心で同期回転されるようになっている。
また、図2に示すように、マスター媒体21は、マスター媒体21および被検査媒体22a、22bを回転させるスピンドルの一番下側に設置され、マスター媒体21の上方に2枚の被検査媒体22a、22bが同軸中心で設置されている。このようにマスター媒体21および被検査媒体22a、22bを設置することで、検査媒体22a、22bのサーティファイ検査が終了した後、マスター媒体21をサーティファイ検査装置から取り外すことなく、検査済みの検査媒体22a、22bと次にサーティファイ検査される被検査媒体とを交換することができる。
また、図2において符号31はヘッドスタックアセンブリを示し、符号32は第1支持アームを示し、符号33は第2支持アームを示している。図3は、図2に示すヘッドスタックアセンブリ31を第1支持アーム32側から見た斜視図である。
第1支持アーム32は、マスター媒体21からサーボ情報を読み込む第1磁気ヘッド35が先端に取り付けられたものである。また、第2支持アーム33は、第1支持アーム32の上側(図2では下側)で第1支持アーム32と平面視で重なる位置に設置され、被検査媒体22の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッド25が先端に取り付けられたものである。本実施形態では、第2支持アーム33が4つ(33a、33b、33c、33d)設置されている。図1に示すように、第2支持アーム33aは被検査媒体22bの表面上を移動可能とされ、第2支持アーム33bは被検査媒体22bの裏面上を移動可能とされている。また、第2支持アーム33cは被検査媒体22aの表面上を移動可能とされ、第2支持アーム33dは被検査媒体22aの裏面上を移動可能とされている。そして、4つの第2支持アーム33それぞれの先端に取り付けられた第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dにより、2枚までの被検査媒体22(本実施形態では2枚)の磁気記録再生を個別に行なうことができるようになっている。
第1磁気ヘッド35と4つの第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dには、再生素子として巨大磁気抵抗変換効果を利用したMR(magnetoresistance)素子だけでなく、トンネル磁気抵抗変換効果を利用したTuMR素子などを有する、高記録密度に適したヘッドを用いることができる。上記の中でも、TuMR素子を用いることによって、高精度なサーティファイ検査が可能となる。
また、図3に示すヘッドスタックアセンブリ31では、第1支持アーム32および4つの第2支持アーム33a、33b、33c、33dが一つのピボット(Pivot)36によって束ねられており、第1支持アーム32および4つの第2支持アーム33a、33b、33c、33dがピボット36を中心として同軸回転するようにされている。ピボット36を中心とするヘッドスタックアセンブリ31の回転は、コイル37により行われる。コイル37は、図2に示す信号処理回路27(信号処理機構)によって制御される電流により駆動される。
また、図3に示すヘッドスタックアセンブリ31では、第1支持アーム32と4つの第2支持アーム33a、33b、33c、33dとが同軸中心で同期回転されることにより、第1磁気ヘッド35と4つの第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dとが同期して移動されるようになっている。したがって、本実施形態においては、図2に示す第1磁気ヘッド35のマスター媒体21の表面上の移動と、図2に示す第2磁気ヘッド25aの被検査媒体22bの表面上の移動と、第2磁気ヘッド25bの被検査媒体22bの裏面上の移動と、第2磁気ヘッド25cの被検査媒体22aの表面上の移動と、第2磁気ヘッド25dの被検査媒体22aの裏面上の移動とが、同期して行なわれることとなる。
また、図2に示す信号処理回路27(信号処理機構)は、サーボ情報信号と磁気記録再生信号とを同期させて、被検査媒体22における磁気記録再生信号を検査するものである。
サーボ情報信号は、信号処理回路27からの第1ヘッド駆動信号により、第1磁気ヘッド35にマスター媒体21からサーボ情報を読み込ませて得られるものである。また、本実施形態において、磁気記録再生信号は、信号処理回路27からの第2ヘッド駆動信号により、第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dに被検査媒体22a、22bのサーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて生成されるものである。信号処理回路27は、サーボ情報信号と磁気記録再生信号とを交互に処理するものであることが好ましい。
また、信号処理回路27は、フレキシブルプリント基板26によって、第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25と電気的に接続され、第1磁気ヘッド35からのサーボ情報信号や、第2磁気ヘッド25からの磁気記録再生信号、信号処理回路27からの第1ヘッド書込み信号、信号処理回路27からの第2ヘッド書込み信号などが送受信可能とされている。このことにより、第1磁気ヘッド35と4つの第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dは、信号処理回路27からの信号によって、個々に駆動制御されるようになっている。
また、信号処理回路27は、第1支持アーム32および第2支持アーム33を回転させるヘッド駆動装置28と電気的に接続されており、信号処理回路27にコイル37を制御させることにより、第1支持アーム32および第2支持アーム33のピボット36を中心とする回転が制御される。
したがって、本実施形態のヘッドスタックアセンブリ31では、信号処理回路27にコイル37、第1磁気ヘッド35、4つの第2磁気ヘッド25を制御させて、第1支持アーム32および4つの第2支持アーム33を回転させることにより、第1磁気ヘッド35と4つの第2磁気ヘッド25とを同期して移動させ、被検査媒体22a、22bに対する第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dの位置がサーボ情報信号に基づいて決定されるようになっている。
また、図2に示すサーティファイ検査装置には、被検査媒体22a、22bの交換時にヘッドスタックアセンブリ31を構成する第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25を退避させておくための退避エリア29が設けられている。したがって、被検査媒体22a、22bの交換時に、第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25を退避エリア29に移動させておくことで、ヘッドスタックアセンブリ31を構成する第1支持アーム32や第2支持アーム33が被検査媒体の交換の邪魔になることを防止できる。
なお、退避エリア29は、わずかに被検査媒体と緩衝しているので、被検査媒体を交換する際には、退避エリア29をヘッドと共に移動し、被検査媒体と退避エリアとを離間させる必要がある。
図2に示す磁気記録媒体のサーティファイ検査装置を用いて、2枚の被検査媒体のサーティファイ検査を行う場合には、まず、スピンドルの一番下側にマスター媒体21を設置し、マスター媒体21の上方に2枚の被検査媒体22a、22bを設置する。次いで、マスター媒体21と被検査媒体22a、22bとを回転機構23により同一の速度で同軸中心で同期回転させながら、信号処理回路27からの第1ヘッド駆動信号により、第1磁気ヘッド35にマスター媒体21からサーボ情報を読み込ませ、得られたサーボ情報信号に基づいて、第1磁気ヘッド35と第2磁気ヘッド25a、25b、25c、25dとを、マスター媒体21および被検査媒体22a、22bの表面に対して同期して移動させ、第1磁気ヘッド35をマスター媒体21の表面上に、第2磁気ヘッド25aを被検査媒体22bの表面上に、第2磁気ヘッド25bを被検査媒体22bの裏面上に、第2磁気ヘッド25cを被検査媒体22aの表面上に、第2磁気ヘッド25dを被検査媒体22aの裏面上にそれぞれ浮上させる(位置決め工程)。
続いて、信号処理回路27からの第2ヘッド駆動信号により、第2磁気ヘッド25aに被検査媒体22bのサーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて磁気記録再生信号を生成させる(信号生成工程)。
このようにして得られたサーボ情報信号および磁気記録再生信号は、信号処理回路27に送られる。信号処理回路27に受信されたサーボ情報信号および磁気記録再生信号は、信号処理回路27により交互に処理され、信号処理回路27により同期されて、被検査媒体22aにおける磁気記録再生信号が検査される(信号処理工程)。
このような信号処理回路27による磁気記録再生信号の検査により、被検査媒体22bのビットエラーレート検査や、パラメトリック(電磁変換特性)検査、ディフェクト検査(磁気記録媒体の欠陥や傷つきによる使用の可否検査)などのサーティファイ検査を行なうことができる。
ここで、被検査媒体22bは、両面に磁性層が形成された両面タイプのものであるので、被検査媒体22bの表裏両面に対して検査を行なう。図2に示す検査装置は、被検査媒体22bの表面側には第2磁気ヘッド25aが配置され、被検査媒体22bの裏面側には第2磁気ヘッド25bが配置されている。よって、被検査媒体22bを反転させることなく表裏両面を連続して検査することができる。なお、図2に示す検査装置では、被検査媒体22aの表面側には第2磁気ヘッド25cが配置され、被検査媒体22aの裏面側には第2磁気ヘッド25dが配置されている。よって、被検査媒体22aも反転させることなく表裏両面を連続して検査することができる。
本実施形態においては、磁気記録再生信号の読み込みの前に、サーボ情報信号を読み込むが、2枚の被検査媒体22a、22bの検査の順序については特に限定されない。2枚の被検査媒体22a、22bの検査は、例えば、以下に示す順序で行うことができる。
すなわち、サーボ情報信号、被検査媒体22bの表面の磁気記録再生信号、サーボ情報信号、被検査媒体22bの裏面の磁気記録再生信号、サーボ情報信号、被検査媒体22aの表面の磁気記録再生信号、サーボ情報信号、被検査媒体22aの裏面の磁気記録再生信号、(次のセクタの)サーボ情報信号、被検査媒体22bの表面の磁気記録再生信号、(次のセクタの)サーボ情報信号、被検査媒体22bの裏面の磁気記録再生信号、・・・・・。
このような順序で2枚の被検査媒体22a、22bの検査を行なうことにより、被検査媒体22bの表面の全ての記録領域を検査した後、被検査媒体22bの裏面の全ての記録領域を検査し、その後、被検査媒体22aについて被検査媒体22bと同様にして検査を行なう場合と比較して、第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25の移動距離が短くなり、第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25の移動時間を短縮させることができる。
また、本実施形態においては、1台の検査装置で2枚の被検査媒体の検査を行なうことができるので、被検査媒体を交換する手間を削減するこができるとともに、検査装置の台数を減らすことができる。
その後、第1磁気ヘッド35および第2磁気ヘッド25を退避エリア29に退避させて、被検査媒体22a、22bを取り外し、新たな被検査媒体に交換し、上記と同様にして検査を行なう。
本実施形態の磁気記録媒体の検査装置は、マスター媒体21と被検査媒体22とを同軸中心で同期回転させる回転機構23と、第1磁気ヘッド35と第2磁気ヘッド25とを同期して移動させ、第1磁気ヘッド35にマスター媒体21からサーボ情報を読み込ませて得られたサーボ情報信号に基づいて、被検査媒体22に対する第2磁気ヘッド25の位置が決定されるヘッドスタックアセンブリ31と、サーボ情報信号と第2磁気ヘッド25に被検査媒体のサーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて得られた磁気記録再生信号とを同期させて、被検査媒体22における磁気記録再生信号を検査する信号処理回路27とを備えるので、被検査媒体22上の磁気記録再生信号を得る記録領域に対する第2磁気ヘッド25の位置決めを、マスター媒体21のサーボ信号に基づいて制御して行なうことが可能なものとなる。このため、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置では、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度なサーティファイ検査が実現できる。
また、本実施形態において、サーボ情報信号は、被検査媒体22上の磁気記録再生信号を得る記録領域に対する第2磁気ヘッド25の位置決めを制御するための信号である。このため、本実施形態において、第2磁気ヘッド25に被検査媒体22のサーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて得られた磁気記録再生信号を信号処理回路27が検査する場合において、あらかじめ被検査媒体に書き込んでおいたサーボ情報信号を用いる必要はない。すなわち、本実施形態では、サーボ情報信号を用いて、第2磁気ヘッド25を被検査媒体22上の磁気記録再生信号を得る記録領域に位置決めした後、被検査媒体22からの磁気記録再生信号を検査する際には、あらかじめ被検査媒体に書き込んでおいたサーボ情報信号を用いる必要性はない。
したがって、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置によれば、被検査媒体22にサーボ情報を書き込むことなくサーティファイ検査を行なうことでき、被検査媒体にサーボ情報を書き込む場合と比較して、短時間で検査を行なうことができるので、磁気記録媒体の生産性を著しく向上させることができる。
また、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置では、マスター媒体21がスピンドルの一番下側に設置され、マスター媒体21の上方に被検査媒体22が設置されているので、被検査媒体のみ交換し、マスター媒体21を繰り返し使用して、連続的に多数の被検査媒体の検査を行うことができるので、サーティファイ検査のスループットを著しく高めることが可能となる。
なお、被検査媒体にサーボ情報を書き込むことなくサーティファイ検査を行なう方法として、ヘッドをステッピングモータにより移動させてディスク上での位置決めを機械的に行なう方法などの安価な開制御方式を採用する方法が考えられる。
閉制御方式とは、媒体から読み出した位置情報をヘッド駆動機構にフィードバックして、ヘッドの位置決めを行う方式であり、開制御方式とは、このような位置情報のフィードバックを用いずにヘッドの位置決めを行う方法である。ステッピングモーターによる位置決めは、ステッピングモーターに用いられるボールネジやギア等の機械機構の加工精度、噛み合いガタ等の影響を受けるため、位置決め精度が悪い。
しかし、開制御方式を採用する方法では、被検査媒体の書き込み回転時と読み出し回転時にヘッドの書き込み素子と読み出し素子とを同一半径上に正確に位置決めさせる事は困難であった。このため、開制御方式を採用する方法では、読み出し時にヘッドの半径位置が大幅にずれても読めるような極端な幅広の書き込み素子を搭載した特殊な専用ヘッドを使用する必要があった。このようなヘッドの書き込み素子と読み出し素子との位置決めのずれ量、すなわちヘッドの位置決め精度は、装置の種類や運用方法により異なるが、例えば同心円上にトラックを配置した検査方法では0.5μmから1μm程度、スパイラル状にトラックを配置した検査方法では数十μm程度のずれが生じる。したがって、開制御方式を採用する方法では、位置決めのずれ量を補う書き込み幅を有するヘッドを使用しなければならない。しかし、現在、ハードディスクドライブに使用されているヘッドは、読み出し幅に対して書き込み幅がわずかに広い程度であり、有効素子幅も0.2μm以下となっている。このため、開制御方式を採用する方法では、ハードディスクドライブに使用されているヘッドを容易に使用する事は出来なかった。
これに対し、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置では、被検査媒体22上の磁気記録再生信号を得る記録領域に対する第2磁気ヘッド25の位置決めを、マスター媒体21のサーボ信号に基づいて制御して行なうことができるので、ハードディスクドライブに使用されているヘッドを使用することができ、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度なサーティファイ検査が実現できる。
また、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置では、信号処理回路27が、サーボ情報信号と磁気記録再生信号とを交互に処理するものである。
また、通常、ハードディスクドライブで用いられているヘッドスタックアセンブリは、複数のヘッドからの信号を処理するプリアンプを1つだけ有するため、複数のヘッドからの信号を切り替えて1つのプリアンプで処理している。
本実施形態の磁気記録媒体の検査装置は、第1磁気ヘッド35に読み込ませて得られたサーボ情報信号と、第2磁気ヘッド25に磁気記録再生を行なわせて得られた磁気記録再生信号とを同期させて、被検査媒体22における磁気記録再生信号を検査する信号処理回路27を備えるので、本実施形態の磁気記録媒体の検査装置を構成するヘッドスタックアセンブリ31として、ハードディスクドライブで用いられているヘッドスタックアセンブリをそのまま用いることが可能となる。
本実施形態の磁気記録媒体の検査装置を構成するヘッドスタックアセンブリ31として、ハードディスクドライブで用いられているヘッドスタックアセンブリをそのまま用いた場合、小型の検査装置となる、低価格で製造できる、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法により一層近い高精度なサーティファイ検査が実現できるなどの効果が得られる。
また、本実施形態の磁気記録媒体の検査方法によれば、被検査媒体にサーボ情報を書き込むことなくサーティファイ検査できるので、被検査媒体にサーボ情報を書き込む場合と比較して、短時間で検査を行なうことができ、磁気記録媒体の生産性を著しく向上させることができる。
なお、本実施形態においては、被検査媒体が2枚の場合の例を挙げて説明したが、本発明の磁気記録媒体の検査装置および検査方法は、上記の例に限定されるものではない。
例えば、被検査媒体は、ヘッドスタックアセンブリ31に設けられた第2磁気ヘッドの数の半分以下の任意の数とすることができ、1枚でもよい。
また、本実施形態においては、第2磁気ヘッドの数を4つとしたが、ヘッドスタックアセンブリ31に設置された全ての第2磁気ヘッドおよび第1磁気ヘッドを安定して同軸中心で同期回転できる数であれば、任意の数とすることができる。
「実施例」
以下、実施例を示して、本発明を具体的に説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例)
図1に示す磁気記録媒体を製造し、磁気記録媒体に対してグライド検査およびサーティファイ検査を行った。
「グライド検査」
グライド検査では、検査ヘッドと磁気記録媒体表面の間の機械的なスペーシングを、0.25マイクロインチに設定し、検査ヘッドから、磁気記録媒体表面の突起物との衝突に起因するシグナルが出力された場合は、その磁気記録媒体は不良品と判断し、それ以外は良品と判断した。
「サーティファイ検査」
グライド検査において良品と判断された1枚の磁気記録媒体を披検査媒体として以下に示すサーティファイ検査を実施した。サーティファイ検査は、図2および図3に示す検査装置を用いて行った。第1磁気ヘッドおよび第2磁気ヘッドとして、2.5“ 60Gバイト(1枚)対応のハードディスクドライブに用いられるTuMRヘッドを用いた。また、マスター媒体として、磁気記録媒体のハードディスクドライブ内での実際の使用に即して、片面あたり100,000本のトラック位置情報と、トラック一周あたり256のセクタ位置情報が片面の対応位置に記録されているものを用いた。また、ヘッドスタックアセンブリとして、ハードディスクドライブに使用されている汎用のヘッドスタックアセンブリを使用した。
サーティファイ検査では、まず、スピンドルの一番下側にマスター媒体を設置し、マスター媒体の上方に1枚の被検査媒体を設置した。次いで、マスター媒体および被検査媒体を同軸中心で同期させて5400rpmで回転させながら、第1磁気ヘッドにマスター媒体からサーボ情報を読み込ませ、得られたサーボ情報信号に基づいて、第1磁気ヘッドと第2磁気ヘッドとを、マスター媒体および被検査媒体の表面に対して同期して移動させ、第1磁気ヘッドをマスター媒体の表面上に浮上させるとともに、第2磁気ヘッドを被検査媒体の表面上および裏面上に位置決めして浮上させた(位置決め工程)。
続いて、第2磁気ヘッドに被検査媒体のサーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて磁気記録再生信号を生成させた(信号生成工程)。
次いで、このようにして得られたサーボ情報信号および磁気記録再生信号を、信号処理回路に受信させ、サーボ情報信号および磁気記録再生信号を信号処理回路27により交互に処理させ、信号処理回路27により同期させて、被検査媒体における磁気記録再生信号を検査した(信号処理工程)。
このことにより、被検査媒体の表面の該当する記録領域(トラック及びセクタ位置)の電磁変換特性検査・ビットエラーレート検査をこの順で行なった。
その後、被検査媒体の表面に対する上記の検査と同様にして、被検査媒体の裏面の該当する記録領域(トラック及びセクタ位置)の電磁変換特性検査・ビットエラーレート検査をこの順で行なった。
その後、被検査媒体の表面に対する上記の検査と同様にして、被検査媒体の両面全面の記録領域(トラック及びセクタ位置)のディフェクト検査を行なった。
このような磁気記録媒体の検査を行なうことにより、簡便に、ハードディスクドライブでの磁気記録媒体の実際の使用方法に近い高精度のサーティファイ検査が実現できた。
また、このような磁気記録媒体のサーティファイ検査では、被検査媒体の全面に予めサーボ情報を書き込んでからディフェクト検査を行う方式と比較して、サーティファイ検査工程におけるスループットを著しく高められることがわかった。
さらに、ヘッドスタックアセンブリとして、ハードディスクドライブに使用されている汎用のヘッドスタックアセンブリを使用できることが確認できた。
図1は、本発明の磁気記録媒体の検査装置の一例としてのサーティファイ検査装置を用いてサーティファイ検査される磁気記録媒体の一例を示す断面図である。 図2は、本発明に係る磁気記録媒体のサーティファイ検査装置の一例を示した斜視図である。 図3は、図2に示すヘッドスタックアセンブリを第1支持アーム側から見た斜視図である。
符号の説明
1…非磁性基板、2…非磁性下地層、3…磁性層、4…保護層、5…液体潤滑層、21…マスター媒体、22、22a、22b…被検査媒体、23…回転機構、25、25a、25b、25c、25d…第2磁気ヘッド、26…フレキシブルプリント基板、27…信号処理回路(信号処理機構)、28…ヘッド駆動装置、29…退避エリア、31…ヘッドスタックアセンブリ、32…第1支持アーム、33、33a、33b、33c、33d…第2支持アーム、35…第1磁気ヘッド、36…ピボット、37…コイル。

Claims (4)

  1. サーボ情報を記録した円盤状のマスター媒体と円盤状の被検査媒体とを同軸中心で同期回転させる回転機構と、
    前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込む第1磁気ヘッドが先端に取り付けられた第1支持アームと、
    前記被検査媒体の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッドが先端に取り付けられた第2支持アームと、
    前記第1支持アームと前記第2支持アームとを同軸中心で同期回転させることにより、前記第1磁気ヘッドと前記第2磁気ヘッドとを同期して移動させ、前記第1磁気ヘッドに前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込ませて得られたサーボ情報信号に基づいて、前記被検査媒体に対する前記第2磁気ヘッドの位置が決定されるヘッドスタックアセンブリと、
    前記サーボ情報信号と、前記第2磁気ヘッドに前記被検査媒体の前記サーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて生成された磁気記録再生信号とを同期させて、前記被検査媒体における磁気記録再生信号を検査する信号処理機構とを備え、前記信号処理機構が、前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを交互に処理するものであることを特徴とする磁気記録媒体の検査装置。
  2. 前記ヘッドスタックアセンブリが、前記第1磁気ヘッドと前記第2磁気ヘッドとからの信号を切り替えて1つのプリアンプで処理するものであることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体の検査装置。
  3. 前記回転機構が、複数枚の前記被検査媒体を前記マスター媒体と同軸中心で同期回転させるものであり、
    前記第2支持アームが複数設けられ、
    前記ヘッドスタックアセンブリが、前記第1支持アームと前記複数の前記第2支持アームとを同軸中心で同期回転させることにより、前記第1磁気ヘッドと前記複数の第2支持アームに各々取り付けられている複数の第2磁気ヘッドとを同期して移動させるものであり、
    前記信号処理機構が、各被検査媒体における磁気記録再生信号を検査するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気記録媒体の検査装置。
  4. サーボ情報を記録した円盤状のマスター媒体と円盤状の被検査媒体とを同軸中心で同期回転させながら、前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込む第1磁気ヘッドと前記被検査媒体の磁気記録再生を行なう第2磁気ヘッドとを、前記マスター媒体および前記被検査媒体の表面に対して同期して移動させ、前記第1磁気ヘッドに前記マスター媒体から前記サーボ情報を読み込ませて得られたサーボ情報信号に基づいて、前記被検査媒体に対する前記第2磁気ヘッドの位置を決定する位置決め工程と、
    前記第2磁気ヘッドに前記被検査媒体の前記サーボ情報信号に対応した記録領域の磁気記録再生を行なわせて磁気記録再生信号を生成する信号生成工程と、
    前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを交互に処理する信号処理機構により、前記サーボ情報信号と前記磁気記録再生信号とを同期させて、前記被検査媒体における磁気記録再生信号を検査する信号処理工程とを備えることを特徴とする磁気記録媒体の検査方法。
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