JP2019056268A - 防音パネルユニット、防音パネルユニットの施工方法、防音壁の補修方法 - Google Patents
防音パネルユニット、防音パネルユニットの施工方法、防音壁の補修方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
固定パネル2は、防音パネルユニット1の左右の端部に配置され、地覆や高欄基礎などの構造躯体に固定支持されるパネルであり、中間パネル3は、固定パネル2に接合されることにより固定支持されるパネルである。なお、固定パネル2の構造躯体への固定は、後述のベースプレート4と押え金具5を用いて、構造躯体に突設又は埋設されて設置されたアンカーにボルト接合することにより行う。
その上、縦リブ22間の空間を、人間が入ることが可能なサイズにした場合、防音パネルの施工時などにおける作業車両等からの退避スペースや、通信付帯設備や標識などを取り付ける空間にも利用することができる。
中間パネル3は、図2に示すように、縦長な長方形(矩形)状のパネル本体30と、このパネル本体30の両側端が橋梁の内側へ折り返された縦リブ31,32など、から構成されている。
ベースプレート4は、図2に示すように、高耐食性めっき鋼板からなる厚さ4.5mm程度の鋼板を折り曲げ加工して、上面と正面の2面が開放された箱状に形成した部材である。このベースプレート4の底面プレートには、アンカーを挿通する2つのアンカー孔4aが穿設されている。また、底面プレートには不陸調整及び躯体と防音パネルユニット1間を電流が流れないようにするためにゴムが接着されている。
押え金具5は、ベースプレート4内に収まる大きさの厚さ12mm程度の長方形(矩形)状の鋼板であり、応力が集中するアンカー付近をパネル材(固定パネル2と中間パネル3)と別部材とするために設けた部材である。このように、押え金具5をパネル材と別部材とすることで、パネル材を薄板化して防音パネルユニット1全体の軽量化を図るためである。また、押え金具5の板厚は、9mm〜16mmを使用することができる。
笠木6は、2.3mm厚の高耐食性めっき鋼板を断面コの字状に折り曲げた笠木であり、この笠木6は、固定パネル2,2’と中間パネル3の上端を揃えて補強する機能を有している。図3に示すように、防音パネルユニット1は、笠木6により、固定パネル2,2’と中間パネル3の上端が揃えられて、橋梁の外側の面が面一となるように設置される。
また、笠木6の板厚は、1.6mm〜2.3mmを使用することができる。
次に、防音パネルユニット1のオプション部材である防音材として、パンチングメタル7及びこのパンチングメタル7に装着する吸音材について説明する。そもそも、前述の防音パネルユニット1は、吸音材が無くても単独で鋼板の重さにより透過損失を大きくして遮音する単層の遮音壁を構成する。しかし、本実施形態に係る防音パネルユニット1は、防音効果を高めるとともに、設置後の音環境の改善を可能とするため、パンチングメタル7を嵌め込んで、その中に吸音材を追加可能とするものである。
次に、図10〜図12を用いて、固定パネル2と中間パネル3の接合方法について説明する。図10は、防音パネルユニット1の中間パネル3の脱着を示す斜視図である。また、図11は、防音パネルユニット1の中間パネル3の脱落防止リブを拡大して示す斜視図であり、図12は、防音パネルユニットのパネル同士のリベット接合の断面を拡大して示す斜視図である。
次に、図13〜図16を用いて、本発明の実施形態に係る防音パネルユニットの施工方法について詳細に説明する。鉄筋コンクリート製の構造躯体である橋梁の地覆C1に前述の防音パネルユニット1を設置する場合を例示して説明する。
次に、図10、図12、図16を用いて、本発明の実施形態に係る防音壁の補修方法について簡単に説明する。
2,2’:固定パネル
20:パネル本体
21,22:縦リブ
21a,22a,22a’:折返し片
23:充填材
3,3’:中間パネル
30:パネル本体
31,32:縦リブ
31a,32a:脱落防止リブ
RB:リベット
4:ベースプレート
4a:アンカー孔
4b:欠き込み
4c:折返し片
40:レベル計本体
5:押え金具
6:笠木
7:パンチングメタル(遮音材)
70:L形アングル
71:リベット干渉部切欠き
C1:地覆(構造躯体)
AB:アンカーボルト
Claims (9)
- 両端が折り返された縦リブが形成された鋼製防音パネルが複数枚接合された防音パネルユニットであって、
前記鋼製防音パネルは、構造躯体に固定支持される固定パネルと、前記固定パネルに少なくとも一側端が連結される中間パネルと、の2種類のパネルからなり、
前記固定パネル同士、及び前記固定パネルと前記中間パネルとは、それぞれ乾式接合されていること
を特徴とする防音パネルユニット。 - 前記固定パネルが少なくとも左右一対設けられ、これらの一対の前記固定パネル間にすくなくとも1枚の前記中間パネルが設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の防音パネルユニット。 - 前記縦リブは、上方へ行くに従って幅が小さくなるように形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の防音パネルユニット。 - 前記縦リブは、前記構造躯体の騒音源側へ折り返されているとともに、
前記中間パネルの前記縦リブの突端には、前記中間パネルの隣接するパネル側へ折り返された脱落防止リブが形成されていること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の防音パネルユニット。 - 前記構造躯体に設けられたアンカーボルトにより締結されるベースプレートを前記固定パネルと別部材として備え、前記ベースプレートは、前記固定パネルの前記縦リブと着脱自在に接合されていること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の防音パネルユニット。 - 前記ベースプレートは、前記ベースプレートとは別部材である押え金具を介して前記アンカーボルトに締結されていること
を特徴とする請求項5に記載の防音パネルユニット。 - 前記固定パネル及び前記中間パネルは、パネル部分に防音材が装着可能に構成されていること
を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の防音パネルユニット。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の防音パネルユニットを前記構造躯体に設置する防音パネルユニットの施工方法であって、
前記防音パネルユニットを施工区間内において次々に設置して行き、既に設置した前記防音パネルユニットと施工区間の残りの端尺部分を現地で実測した上、実測した端尺部分の長さに基づいて前記中間パネルの幅だけを変更して前記端尺部分に前記防音パネルユニットを設置すること
を特徴とする防音パネルユニットの施工方法。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の防音パネルユニットを備える防音壁を補修する防防音壁の補修方法であって、
損傷した前記鋼製防音パネルを除く前記鋼製防音パネルを立設したまま、損傷した当該鋼製防音パネルのみを前記鋼製防音パネル同士の乾式接合を取り外して入れ替えること
を特徴とする防音壁の補修方法。
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